JPH089720A - 苗自動供給装置 - Google Patents

苗自動供給装置

Info

Publication number
JPH089720A
JPH089720A JP14598894A JP14598894A JPH089720A JP H089720 A JPH089720 A JP H089720A JP 14598894 A JP14598894 A JP 14598894A JP 14598894 A JP14598894 A JP 14598894A JP H089720 A JPH089720 A JP H089720A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
carrier
seedling
seedlings
section
empty
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14598894A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2930867B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Nishida
和彦 西田
Fumio Togashi
文雄 富樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP14598894A priority Critical patent/JP2930867B2/ja
Publication of JPH089720A publication Critical patent/JPH089720A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2930867B2 publication Critical patent/JP2930867B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transplanting Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 キャリアを4段で格納する格納区画を6列並
べて成る格納部と、格納区画のキャリアを取出してキャ
リアの予備苗を苗載せ台に供給し、空キャリアを元の載
置区画に戻す苗供給手段とを備え、苗供給手段を、キャ
リアを支持及び解放可能な支持機構Aと、これを前後左
右及び上下に移動自在な複合移動機構Bと、支持機構で
支持されたキャリアの予備苗を取出し可能な取出し機構
Cによるロボットに構成し、載置区画でのキャリアの存
否を検出するリミットスイッチS1と、載置区画の予備
苗の存否を検出する近接スイッちS2 とを設け、これら
両スイッチS1 ,S2 の検出情報に基づいて苗供給手段
のキャリア取出し動作及び空キャリア戻し動作が行われ
るように、両スイッチS1 ,S2 と苗供給手段とを連係
する制御装置9を設ける。 【効果】 円滑・確実に苗の供給作動が行われる状態と
しながら、装置としてのコンパクト化と構造簡素化が図
れるとともに重量軽減も可能となり、贅肉がとれてより
洗練された苗自動供給装置を提供できた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、植付作業能率の向上が
期待できるよう、水稲等の苗を圃場に移植する田植機等
の移植作業機に予備の苗を自動的に供給する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種の装置としては、特開平4‐27
8006号公報に示されたものが知られており、6条の
苗格納部の下端のキャリアを各条毎に苗載せ台に供給す
る構造であり、1つの格納区画には複数段のキャリアが
積層貯留されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記構造による苗自動
供給装置では、空になったキャリアをストックする空キ
ャリア保管部が格納区画の両横に夫々配置されており、
格納部としての横幅が肥大化する傾向にあった。すなわ
ち、前記公報の6条用田植機では8条植え用の横幅と同
じになるため、左右バランスの点や重量増加の点で改善
の余地が残されているように思える。本発明の目的は、
構造の見直しにより、余分な横幅や重量の増加が極力な
いようにして、より簡素化・軽量化の進んだ苗自動供給
装置を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的の達成のために
本発明は、各条毎に予備苗を収容するキャリアを上下複
数段に配置して格納する格納区画の複数を左右に並列配
備して成る苗格納部と、格納区画のキャリアを取出して
キャリア内の予備苗を苗載せ台に供給するとともに、予
備苗が供給されて空になった空キャリアを格納区画に戻
し作動する苗供給手段とを備え、苗供給手段を、キャリ
アを支持及び解放可能な支持機構と、この支持機構を前
後左右及び上下に移動自在な複合移動機構と、支持機構
で支持された状態のキャリア内の予備苗をキャリアから
取出し可能な取出し機構とを備えた3次元ロボット構造
に構成し、格納区画にキャリアが存在するか否かを検出
する第1検出手段と、格納区画に予備苗が存在するか否
かを検出する第2検出手段とを格納区画に備え、これら
両検出手段の検出情報に基づいて苗供給手段のキャリア
取出し動作及び空キャリア戻し動作が行われるように、
両検出手段と苗供給手段とを連係する制御装置を設けて
あることを特徴とするものである。
【0005】
【作用】上記特徴構成によれば、格納区画にあるキャリ
アの1つをピックアップしての中の予備苗を苗載せ台に
供給する一連の動作の全てを、1組のロボット装置であ
る苗供給手段で行うものである。この手段によれば、苗
供給手段は比較的複雑な構造になり易いが、前記従来技
術のように、キャリアを取出して予備苗を苗載せ台へ供
給する苗移送手段を各条毎に設ける必要がないととも
に、左右の空キャリアストック部やキャリアの横送りコ
ンベヤ、さらにはキャリア搬入用のクレーン装置が不要
になる。
【0006】又、横送りによって横方向の位置が変化す
るものである苗載台への苗供給時には、苗供給手段の横
移動によって対応できるのであり、従来のように格納区
画全体を苗載せ台に同調させて横送りさせる必要がな
く、そのための大掛かりな格納部の横移動機構を省略す
ることができる。つまり、格納部は単にキャリアを並べ
て貯留しておくだけの機能で良くなり、装置全体として
は機構装置類を削減できてコンパクト化、構造の簡素化
が図れるようになるのである。
【0007】ところで、予備苗の一連の供給作動を考え
ると、格納区画における上下の載置区画には予備苗の入
ったキャリアのある苗有り区画と空キャリアのある苗無
し区画とキャリアもない空区画との3通りの載置区画の
存在している可能性があり、先ず苗供給手段はその中か
ら苗有り区画を選択する機能が要求される。そして、予
備苗供給後の空キャリアを載置区画に戻す場合には、前
述した3通りの区画から空区画を選択する機能も要求さ
れる。又、空キャリアを搬出して機外から予備苗を補給
する際には苗無し区画を選択する機能が要求されるよう
になる。
【0008】そこで本願のものでは、載置区画にキャリ
アが存在するか否かを検出する第1検出手段と、載置区
画に予備苗が存在するか否かを検出する第2検出手段と
に基づいて苗供給手段が作動するようにしてあるから、
第1検出手段及び第2検出手段が共に存在検出すればそ
の区画が苗有り区画であり、第1検出手段が存在検出
し、かつ、第2検出手段が非存在検出すればその区画が
苗無し区画であり、又、第1検出手段及び第2検出手段
が共に非存在検出すればがその区画が空区画である、と
いうように載置区画の状態を判別でき、苗供給手段によ
る上記した一連の供給作動を支障なく円滑に実行させる
ことができる。
【0009】
【発明の効果】従って、3次元ロボット構造の苗供給手
段でもって複数条に予備苗供給を行わせる工夫と、載置
区画の苗存否状態を検出させる工夫とにより、円滑・確
実に苗の供給作動が行われる状態としながら、装置とし
てのコンパクト化と構造簡素化が図れるとともに重量軽
減も可能となり、贅肉がとれてより洗練された苗自動供
給装置を提供できるに至った。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面に基づいて説
明する。図2に図示しない苗補給車から予備の苗が補給
される田植機(移植機の一例)が示されている。この田
植機は、自動操縦あるいは無線操縦される4輪駆動型の
走行機体1の後部に複数条植え(この実施例では6条)
の苗植付部2をリンク機構8を介して昇降自在に連結す
るとともに、前輪3と後輪4間の上部に苗自動供給装置
Dを搭載している。機体1の前部にはエンジンEが配置
されている。
【0011】苗植付部2は、一定ストロークで往復横移
動する苗載せ台5にマット状に成育された6条分の苗W
を搭載し、苗載せ台5の下端からロータリ式の植付機構
6で1株ずつ苗を切出して整地フロート7で均された圃
場面に植付けていくように構成された一般的な構造のも
のが用いられている。苗自動供給装置Dは、条毎に予備
苗を4段に積上げ格納し、苗載せ台5の苗消費に伴って
各条に予備苗Wを自動供給する機能を備えており、以下
に説明する。
【0012】キャリア13は、図7に示すように、苗W
を収容し得る寸法の中抜き矩形の外枠13aと、これの
内部に支点ピン14を介して天秤揺動自在に枢支連結し
た側壁付き平板状の内枠13bとから成り、この内枠1
3b上に苗Wが搭載支持される。ステンレス製の内枠1
3bには、これを傾斜させての苗排出時に滑りやすくす
るための凸状の縦溝13cが複数並列形成されるととも
に、アルミ合金製の外枠13aには軽量化のための軽減
孔13dが多数形成してある。
【0013】図2〜図5に示すように、苗自動供給装置
Dは、条毎に予備苗を収容するキャリア13を上下4段
に配置して格納する格納区画10の複数を左右に並列配
備して成る苗格納部kと、格納区画kのキャリア13内
の予備苗Wを苗載せ台5に供給する苗供給手段Fとを備
えて構成されている。
【0014】苗格納部kは、キャリア13を載置可能な
載置区画10sを上下4段に設けて成る格納区画10を
6列備えて構成され、格納区画10は、キャリア13を
載付けて支持する左右一対で前後に長い載置片11,1
1を格納枠10Fに備えて構成されている。格納区画1
0におけるキャリア13の載置部は、アングル材で成る
左右の載置片11,11と、平面視後向き略V字状の棒
材で成る載置バー33で構成され、この載置バー33左
右の後端部は各載置片11,11の前部下面に接続連結
されている。
【0015】詳述すると、載置バー33の前端は上方に
折曲げられてキャリア13のそれ以上の前方移動を規制
する前ストップ部33sが形成されるとともに、載置片
11に対して前後スライド調節可能に構成してある。つ
まり図9に示すように、載置バー33左右の後端部を左
右が狭く上下に広い偏平断面に潰し加工し、かつ、その
潰し面の前後2箇所に形成された長孔33aを介して載
置片11の縦面11a前部にボルト止めしてあり、長孔
33aの長さ範囲内で前後移動可能である。又、載置片
11の横面11b後端を上方に折曲げて左右一対の後ス
トップ部11c,11cが形成してあり、この後ストッ
プ部11c,11cと前ストップ部33sとでキャリア
13を前後にズレ動くことなく安定して載置できるよう
にしてある。
【0016】図1、図3〜図5、及び図8に示すよう
に、格納区画10にキャリア13が存在するか否かを検
出するリミットスイッチ(第1検出手段に相当)S
1 と、載置区画10sに予備苗Wが存在するか否かを検
出する近接スイッチ(第2検出手段に相当)S2 とを格
納区画10に備えてあり、これら両スイッチS1 ,S2
の検出情報に基づいて苗供給手段Fのキャリア取出し動
作及び空キャリア戻し動作が行われるように、両スイッ
チS1 ,S2 と苗供給手段Fとを連係する制御装置9を
設けてある。
【0017】リミットスイッチS1 は、載置片11の横
面11bの下方に装着され、その操作片12が横面11
bの内側に寄った位置から上方に突出付勢された状態で
配備されている。従って、操作片12が上方突出してい
るとキャリア13の非存在を、かつ、操作片12が下方
に押込まれるとキャリア13の存在を検出するのであ
る。又、近接スイッチS2 は、静電容量型に構成されて
後述する前主支柱34又は楕円パイプ39に取付けら
れ、スイッチ面前における予備苗Wの存否によって出力
電圧が異なることを利用している。
【0018】従って、予備苗Wの収容されたキャリア1
3が載置片11上に存在する苗有り区画であれば、両ス
イッチS1 ,S2 が共に存在検出して苗供給手段Fによ
る取出し対象の載置区画10sになり、予備苗Wが供給
された後の空キャリア13kが載置片11上に存在する
苗無し区画であれば、リミットスイッチS1 が存在検出
し、かつ、近接スイッチS2 が非存在検出して、機外に
搬出する場合の対象載置区画10sになりうる。
【0019】そして、キャリア13も空キャリア13k
も無い空区画の場合には両スイッチS1 ,S2 が共に非
存在検出し、予備苗Wを供給した後の空キャリア13k
の載置区画10sへの戻し操作、又は、機外からのキャ
リア13補給操作が可能であることを判断できるのであ
り、両スイッチS1 ,S2 によって載置区画10sの状
況検出手段が構成されている。
【0020】図2に示すように、格納枠10Fを構成す
る前後の主支柱34,35は載置片11の前後を支持し
ており、載置バー33はエンジンボンネット36の上方
空間に突出した状態となっている。従って、格納状態で
は予備苗Wの前部はエンジンボンネット36後部の上方
に位置しており、この前後ラップ配置によって機体前後
寸法のコンパクト化に寄与している。
【0021】さらに、苗格納部kの構造を述べると、図
3〜図5、図8に示すように、左右一対の前後主支柱3
4,35を、上横メンバ37,37と下横メンバ38,
38の左右両端にボルト止めするとともに、前後の楕円
パイプ39,39の左右に載置片11,11を固着して
成る中間フレーム40を上横メンバ37,37と下横メ
ンバ38,38にボルト止めするユニット式に構成され
ている。このユニット構造により、例えば8条用の苗格
納部kを使用する場合には、上横メンバ37,37と下
横メンバ38,38を8条用の長いものに代えるととも
に、2個の中間フレーム40を加えることで構成できる
のであり、予備苗Wの条数変更に対応し易い利点がある
【0022】苗供給手段Fは、キャリア13を支持及び
解放可能な支持機構Aと、この支持機構Aを前後左右及
び上下に移動自在な複合移動機構Bと、支持機構Aで支
持された状態のキャリア13内の予備苗Wをキャリア1
3から取出し可能な取出し機構Cとを備えた3次元ロボ
ット構造に構成されている。
【0023】詳述すると、図3〜図6に示すように、上
下のレール部である後側の上下の横メンバ37,38に
対して左右移動可能な上下の移動基部17と、これらの
移動基部17に対して上下移動可能な支持基部18とが
設けられている。移動基部17は、横メンバ37,38
に嵌合されたローラ19を図示しない駆動装置で回転駆
動することで左右に移動自在であるとともに、支持基部
18には、上下の移動基部17,17に亘って架設され
た左右一対のガイド支柱20,20と1本のネジ軸21
が貫通され、モータ22でネジ軸21を回転駆動するこ
とで上下移動自在に構成されている。
【0024】支持基部18のアーム部18Aには、ロッ
ドレスシリンダ23と伸縮シリンダ32とによって前後
スライド移動可能な受け板24が備えてあり、この受け
板24は、傾動シリンダ25の伸縮作動により、キャリ
ア13を苗格納部kに対して出入れする水平な運搬姿勢
と、苗載せ台5に対して予備苗Wを滑落供給する後倒れ
傾斜した供給姿勢とに姿勢変更自在である。
【0025】すなわち、伸縮シリンダ32のピストンロ
ッド32a先端を、ロッドレスシリンダ23の移動片2
3aに枢着してあり、両シリンダ23,32の伸縮によ
って受け板24を前後に移動させる構造である。受け板
24が苗格納部kにあるときには、載置片11上を摺接
してスライドし、後方に(支持基部18側に)移動した
ときには、受け板24を支承する移動基体27の前後左
右の複数箇所のローラ29が、支持基部18のレール部
26内を転動移動する。
【0026】受け板24は横支点Q回りで揺動昇降可能
に移動基体27に支承され、その側面視略V字状の作動
アーム30と傾動シリンダ25との連結により、傾動シ
リンダ25の伸長作動で上昇し、短縮作動で下降するよ
う構成されるとともに、苗Wの載った内枠13bを外枠
13aに対して持上げ傾動させる突上げシリンダ28が
移動基体27に取付けてある。
【0027】次に、苗供給手段Fの作用を説明する。先
ず、図3に示すように、ロッドレスシリンダ23を伸長
駆動して受け板24を格納区画10のキャリア13の少
し下方の位置に進入させ、それからモータ22を駆動し
て支持基部18を、すなわち受け板24を若干持ち上
げ、キャリア13を受け板24に載せ替える(受け板2
4の幅は、左右の載置片11,11間の幅よりも少し狭
くしてある)。
【0028】次いで、ロッドレスシリンダ23、及び伸
縮シリンダ32を短縮駆動してキャリア13の載った受
け板24を後方移動し、それから傾動シリンダ25を伸
長駆動させる。すると、図4に示すように、受け板24
が支点Q回りで上昇傾動してキャリア13が急傾斜で後
倒れし、それから突き上げシリンダ28が伸長作動して
そのピストンロッドである突起31が内枠13bを押し
上げ、予備苗Wが滑落移動して苗載せ台5に供給される
のである。
【0029】予備苗Wが供給された後の空キャリア13
kは傾動シリンダ25の短縮駆動で水平姿勢に戻された
あと、モータ22や移動基部17の駆動移動によって左
右中央位置で下端の位置に移動され、取出した元の載置
区画10sに戻される。すなわち、格納区画10におけ
る元の載置区画10sの載置片11,11の上方位置に
空キャリア13kを進入させ、それからモータ22を駆
動して空キャリア13kを下降移動させて載置回収でき
るのである。以上、キャリア13の取出し・予備苗供
給、及び空キャリア13kの回収の一連の作用を繰替え
し行い、全ての予備苗(24枚)が供給されると、機外
に用意された予備苗W収容キャリア13と空キャリア1
3kとを苗供給手段Fを駆使して入換えるのである。こ
のキャリア入換えや予備苗供給作動時に、前述したリミ
ットスイッチS1 と近接スイッチS2 が役に立っている
のである。
【0030】上記の実施例では、受け板24と、受け板
24を支持する支持基部18を上下移動させるモータ2
2等から支持機構Aが、移動基部17を左右移動させる
駆動装置(図示せず)とモータ22とロッドレスシリン
ダ23等から複合移動機構Bが、そして、傾動シリンダ
25と突上げシリンダ28等から取出し機構Cが夫々構
成されるものである。
【0031】〔別実施例〕複合移動機構Bは、チェーン
駆動や油圧シリンダ駆動されるもの等、各種の機構が可
能であり、要するに前後左右、及び上下の3次元に駆動
移動できる構造であれば良いとともに、キャリア13の
後壁を開閉自在に設け、キャリア13の後傾斜移動に伴
って後壁を開放させることで、予備苗を苗載せ台5に滑
落供給させる取出し機構Cを構成するものでも良い。
【0032】又、キャリア13を掴んだり放したりが自
在な把持手段を設けて支持機構Aを構成するとか、キャ
リア13に鉄部分を、かつ、支持基部18に電磁石を夫
々装備し、磁力でキャリアの支持及び解除を行う支持機
構Aを構成するというものでも良い。
【0033】図10に示すように、単一の接触スイッチ
42によって苗有り区画、苗無し区画、及び空区画の判
別ができるように構成しても良い。すなわち、接触スイ
ッチ42の上昇付勢された揺動片43が上方突出可能な
通過孔44をキャリア13外枠13aの底面13eと内
枠13bとに形成してあり、図10(イ)に示すように
予備苗Wの入ったキャリア13が載置片11上にある
と、揺動片43が予備苗Wで下方に押圧され、揺動片4
3が下方の第1検出位置Lにあって苗有り区画であるこ
とが検出できる。接触スイッチ42としては、ポテンシ
ョメータ構造や3段階切換の接点構造等、種々のものが
考えられる。
【0034】又、図10(ロ)に示すように、空キャリ
ア13kが載置片11上にあると、揺動片43の中間部
分が通過孔44端のキャリア底面13e又は内枠13b
に接当し、揺動片43が上下中間の第2検出位置Nにあ
って苗無し区画であることが検出でき、そして図10
(ハ)に示すように、キャリア13も空キャリア13k
も載置片11上に存在しないと、揺動片43が上方の非
検出位置Uにあって空区画であることが検出できるので
ある。つまり、接触スイッチ42が第1及び第2検出手
段S1 ,S2 の双方の機能を兼備しているのである。
【0035】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】苗供給手段の概略の作動制御回路を示すブロッ
ク図
【図2】田植機の全体側面図
【図3】苗供給手段を示す側面図
【図4】苗供給手段による苗供給状態を示す側面図
【図5】取出し機構による苗格納部からのキャリア取出
し状態を示す背面図
【図6】複合移動機構の概略構造を示す平面図
【図7】キャリアの構造を示す斜視図
【図8】リミットスイッチと近接スイッチの配置状態を
示す載置区画の平面図
【図9】載置バーと載置片との連結構造を示す要部の側
面図
【図10】状況検出手段の別構造を示す側面図
【符号の説明】
5 苗載せ台 9 制御装置 10 格納区画 13 キャリア 13k 空キャリア A 支持機構 B 複合移動機構 C 取出し機構 F 苗供給手段 S1 第1検出手段 S2 第2検出手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各条毎に予備苗を収容するキャリア(1
    3)を上下複数段に配置して格納する格納区画(10)
    の複数を左右に並列配備して成る苗格納部(k)と、前
    記格納区画(10)の前記キャリア(13)を取出して
    該キャリア(13)内の予備苗を苗載せ台(5)に供給
    するとともに、予備苗が供給されて空になった空キャリ
    ア(13k)を前記格納区画(10)に戻し作動する苗
    供給手段(F)とを備え、 前記苗供給手段(F)を、前記キャリア(13)を支持
    及び解放可能な支持機構(A)と、この支持機構(A)
    を前後左右及び上下に移動自在な複合移動機構(B)
    と、前記支持機構(A)で支持された状態の前記キャリ
    ア(13)内の予備苗を該キャリア(13)から取出し
    可能な取出し機構(C)とを備えた3次元ロボット構造
    に構成し、 前記格納区画(10)に前記キャリア(13)が存在す
    るか否かを検出する第1検出手段(S1 )と、前記格納
    区画(10)に予備苗が存在するか否かを検出する第2
    検出手段(S2 )とを前記格納区画(10)に備え、こ
    れら両検出手段(S1 ),(S2 )の検出情報に基づい
    て前記苗供給手段(F)のキャリア取出し動作及び空キ
    ャリア戻し動作が行われるように、前記両検出手段(S
    1 ),(S2 )と前記苗供給手段(F)とを連係する制
    御装置(9)を設けてある苗自動供給装置。
JP14598894A 1994-06-28 1994-06-28 苗自動供給装置 Expired - Lifetime JP2930867B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14598894A JP2930867B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 苗自動供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14598894A JP2930867B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 苗自動供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH089720A true JPH089720A (ja) 1996-01-16
JP2930867B2 JP2930867B2 (ja) 1999-08-09

Family

ID=15397590

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14598894A Expired - Lifetime JP2930867B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 苗自動供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2930867B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2233181A1 (es) * 2003-05-21 2005-06-01 Trinitario Casanova Abadia Maquina perfeccionada de transplante automotriz y autonoma.
CN109122194A (zh) * 2018-10-17 2019-01-04 四川理工学院 一种山地苗木移栽机器人
CN109845461A (zh) * 2019-01-04 2019-06-07 丰疆智慧农业股份有限公司 高速插秧机的补苗控制系统及其补苗控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2233181A1 (es) * 2003-05-21 2005-06-01 Trinitario Casanova Abadia Maquina perfeccionada de transplante automotriz y autonoma.
CN109122194A (zh) * 2018-10-17 2019-01-04 四川理工学院 一种山地苗木移栽机器人
CN109845461A (zh) * 2019-01-04 2019-06-07 丰疆智慧农业股份有限公司 高速插秧机的补苗控制系统及其补苗控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2930867B2 (ja) 1999-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5244330A (en) Bottler loader and method
JPH089720A (ja) 苗自動供給装置
JPH089719A (ja) 移植機の苗供給装置
JPH0837845A (ja) 移植機の苗供給装置
JPH07241115A (ja) 苗自動供給装置
JPH07184433A (ja) 苗自動供給装置
JP2885292B2 (ja) 移植作業車の苗補給システム
JP3203095B2 (ja) 苗自動供給装置
JP3310353B2 (ja) 苗自動供給装置
JP3290785B2 (ja) 苗自動供給装置の格納部構造
JP2020005546A (ja) 田植機
JPH07135813A (ja) 苗自動供給装置の横送り構造
JP2001269022A (ja) 苗植機の苗補給装置
JP3146145B2 (ja) 乗用田植機
JPH06125615A (ja) 苗自動供給装置の作動制御手段
JPH06327316A (ja) 苗自動供給装置
JP3391429B2 (ja) 荷受け台装置
JPH06125614A (ja) 苗自動供給装置
JP2000188913A (ja) 苗移植装置
JPH07241114A (ja) 苗自動供給装置
JPH02249415A (ja) 乗用型田植機
JP2516358Y2 (ja) 自動保管検索装置の入庫用移載構造
JPH0937619A (ja) 乗用型田植え機の予備苗貯留装置
JP2529770B2 (ja) 田植機のロ―リング制御装置
JPH09187120A (ja) 乗用田植機