JP3146145B2 - 乗用田植機 - Google Patents

乗用田植機

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JP3146145B2
JP3146145B2 JP00264896A JP264896A JP3146145B2 JP 3146145 B2 JP3146145 B2 JP 3146145B2 JP 00264896 A JP00264896 A JP 00264896A JP 264896 A JP264896 A JP 264896A JP 3146145 B2 JP3146145 B2 JP 3146145B2
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宗之 河瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的植付け条数
の多い乗用田植機に係り、特には走行車体の後部に苗植
付け装置を昇降自在に連結するとともに、予備苗を左右
に並列収納する予備苗のせ台を前記苗植付け装置の苗の
せ台と運転座席との間に位置させて走行車体に装備した
乗用田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように予備苗のせ台を備えた乗用
田植機としては、例えば特公昭57‐22287号公報
で示されるように、苗植付け装置の苗のせ台と運転座席
との間に位置させて配備した予備苗のせ台を水平姿勢と
後ろ下が傾斜姿勢とに切り換え可能に構成したものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
予備苗のせ台から苗植付け装置の苗のせ台への苗供給が
容易の行えるのであるが、通常は予備苗のせ台を水平姿
勢で収容保持しているために、苗植付け装置の苗のせ台
と運転座席との間に水平姿勢の予備苗のせ台を配備する
ための大きい前後スペースが必要であり、機体全長が大
きくなるきらいがあった。
【0004】本発明は、機体の前後長さを大きくするこ
となく多量の予備苗をコンパクトに収納できるようにす
るすることを主たる目的とし、また、更に予備苗のせ台
自体への苗補給を容易に行えるようにすること、あるい
は更に機体の運搬や格納を容易に行えるようにすること
を他の目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
〔構成〕請求項1に係る発明は、走行車体の後部に苗植
付け装置を昇降自在に連結するとともに、予備苗を左右
に並列収納する予備苗のせ台を前記苗植付け装置の苗の
せ台と運転座席との間に位置させて走行車体に装備した
乗用田植機において、前記予備苗のせ台を、後ろ下がり
傾斜姿勢で配備された前予備苗のせ台と後予備苗のせ台
とから構成し、後予備苗のせ台を作業高さにある前記苗
植付け装置における苗のせ台の上端に近接して配置する
とともに、前予備苗のせ台を後予備苗のせ台の前方にお
いて前後に並列配置される状態と、後予備苗のせ台の上
端に上下直列状に連なる状態とに位置変更可能に構成し
てあることを特徴とする。
【0006】〔作用〕上記構成によると、予備苗収容時
には、前予備苗のせ台を後予備苗のせ台の前方において
前後に並列配置される状態にして多量の予備苗を搭載す
ることができる。また、苗のせ台への苗供給時には、先
ず後予備苗のせ台の収容苗を供給し、次いで前予備苗の
せ台を後予備苗のせ台の上端に上下直列状に連なる状態
に位置変更し、前予備苗のせ台の収容苗を一旦後予備苗
のせ台に受渡した後、苗のせ台に供給する。
【0007】〔効果〕従って、請求項1に係る本発明の
乗用田植機によれば、苗植付け装置の苗のせ台と運転座
席との間を大きく空けなくても後ろ下がり傾斜姿勢の前
後並列状態で多量の予備苗をコンパクトに収容搭載で
き、畦からの苗補給の頻度少なく能率の良い植付け作業
を行うことができる。
【0008】〔構成〕請求項2に係る発明は、請求項1
に記載の発明の乗用田植機において、前記前予備苗のせ
台と後予備苗のせ台とをそれぞれ左右二分割構造に構成
し、左右の分割予備苗のせ台部分を、左右向きに沿った
姿勢となって横方向に並ぶ作業状態と、各分割予備苗の
せ台部分が前後向きに沿った姿勢となって走行車体の左
右側部に折り畳まれる格納状態とに切り換え自在に構成
してあることを特徴とする。
【0009】〔作用〕上記構成によると、左右2分割構
造の前予備苗のせ台と後予備苗のせ台とをそれぞれ走行
車体の左右側部に折り畳むことで、それぞれへの苗補給
を左右から行うことができる。
【0010】〔効果〕従って、請求項2に係る本発明の
乗用田植機によれば、請求項2に係る本発明の上記効果
をもたらすとともに、予備苗のせ台自体への苗補給も容
易となり作業性がさらに向上する。
【0011】〔構成〕請求項3に係る発明は、請求項2
に記載の発明の乗用田植機において、前記苗植付け装置
を左右二分割構造に構成し、左右の分割苗植付け装置部
分を、左右向きに沿った姿勢となって横方向に連結され
る作業状態と、各分割苗植付け装置部分が前後向きに沿
った姿勢となって左右に折り畳まれる格納状態とに切り
換え自在に構成してあることを特徴とする。
【0012】〔作用〕この構成によると、左右の分割予
備苗のせ台部分を走行車体の左右横側に折り畳むととも
に、各分割苗植付け装置部分が前後向きに沿った姿勢に
折り畳むことで田植機全体としての横幅を小さくするこ
とができる。
【0013】〔効果〕従って、請求項3に係る発明の乗
用田植機によれば、請求項2に係る発明の上記効果をも
たらすとともに、苗植付け装置および予備苗のせ台を共
に折り畳み格納して、トラック等へ積み込んでの移動、
狭い道での走行、あるいはガレージへの機体の格納、等
を容易に行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1および図2に8条植えの田植
機が例示されている。この田植機は、前輪1の前方にエ
ンジン2を搭載するとともに、前輪1及び後輪3の間の
上方に位置させて運転座席4を配備した四輪駆動型の走
行車体5の後部に、油圧シリンダ6によって駆動される
四連リンク機構7を介して8条植えの苗植付け装置8が
昇降自在に連結された構造となっている。
【0015】前記苗植付け装置8は、8条分の苗を並列
載置して一定ストロークで往復横移動される後ろ下がり
傾斜姿勢の苗のせ台9、この苗のせ台9の下端部から一
株づつ苗を切り出して植え付ける8条分の回転式植付け
機構10、圃場の植付け箇所を整地する3個の整地フロ
ート11a,11b,11c、等を備えており、その後
部には、各植付け苗条の横側に粒状肥料を埋設してゆく
施肥装置12が連結されている。
【0016】また、前記苗植付け装置8はその中央で左
右に分断された二分割構造に構成されるとともに、各分
割苗植付け装置部分8A,8Bが揺動可能な可動フレー
ム13a,13bに支持され、図2および図5に示すよ
うに、左右向きに沿った姿勢となって横方向に連結され
る作業状態と、図7に示すように、各分割苗植付け装置
部分8A,8Bが前後向きに沿った背中合わせ姿勢とな
って左右に折り込み並列される格納状態とに切り換え自
在に構成されている。また、左端の整地フロート11a
は左側の分割苗植付け装置部分8Aに属し、右端の整地
フロート11bと中央の整地フロート11cは右側の分
割苗植付け装置部分8Bに属し、かつ、施肥装置12も
その中央で左右に分割され、それぞれが左右の分割苗植
付け装置部分8A,8Bに属している。
【0017】前記走行車体5における運転座席4の後部
には、前記苗のせ台9と同条数で予備苗を並列して載置
収容する予備苗のせ台14が配備されている。この予備
苗のせ台14は後ろ下がり傾斜姿勢に構成され、植付け
作業高さにある苗植付け装置8における苗のせ台9の上
端に近接するように配備されている。
【0018】図1に示すように、この予備苗のせ台14
は、後ろ下がり傾斜姿勢で配備された前予備苗のせ台1
4Fと後予備苗のせ台14Rとからなり、後予備苗のせ
台14Rは作業高さにある前記苗植付け装置8における
苗のせ台9の上端に近接して配置されるとともに、前予
備苗のせ台14Fは後予備苗のせ台14Rの前方におい
て前後に並列配置される状態と、図4に示すように、後
予備苗のせ台14Rの上端に上下直列状に連なる状態と
に位置変更可能に四連リンク機構20を介して後予備苗
のせ台14Rに支持されている。
【0019】また、図3および図4に示すように、前予
備苗のせ台14Fと後予備苗のせ台14Rとはそれぞれ
が4条分づつ左右の分割されるとともに、各分割予備苗
のせ台部分14Fa・14Fb,14Ra・14Rbが
連結機構15によって連結および分離可能に構成されて
いる。そして、各分割予備苗のせ台部分14Ra・14
Rbがそれぞれ左右の支持フレーム16を介して左右に
スライド移動可能に支持されるとともに、バネ17aに
よって中立位置にスライド付勢されている。さらに、支
持フレーム16自体も上方付勢用のバネ17bを介して
上下動可能に支持されており、植付け作業高さにある苗
植付け装置8が多少上下変位あるいは左右傾斜変位して
苗のせ台9の上端が後予備苗のせ台14Rの下端に干渉
しても支持フレーム16の弾性上下動によって吸収され
るようになっている。
【0020】苗のせ台9の左右端にはガイド18に沿っ
て出退移動される横移動連係用の操作部材19が備えら
れ、突出させた操作部材19の間に左右分割構造の前記
予備苗のせ台14を係合支持することで、苗のせ台9の
往復横移動に伴って予備苗のせ台14が連れ持たれて往
復横移動されるようになっている。また、この操作部材
18が退入された状態では苗のせ台9と予備苗のせ台1
4との横移動連係が解除されるようになっている。な
お、図示しないが前記操作部材19は人為操作あるいは
シリンダ等の駆動機構によって任意に出退操作可能であ
る。
【0021】分割予備苗のせ台部分14Ra・14Rb
をスライド自在に支持した左右の各支持フレーム16
は、それぞれ運転座席4の側部に設定した縦軸支点Pを
中心にして約90°旋回可能に配備されており、この支
持フレーム16の旋回によって、図2および図5に示す
ように、運転座席4の後部において左右の分割予備苗の
せ台部分14Fa・14Fb,14Ra・14Rbが左
右向きに沿った姿勢となって横方向に並ぶ作業状態と、
図7に示すように、左右の分割予備苗のせ台部分14F
a・14Fb,14Ra・14Rbが前後向きに沿った
姿勢となって走行車体5の左右横側に折り込まれる格納
状態とに切り換え可能に構成されている。
【0022】図4に示すように、前予備苗のせ台14F
と後予備苗のせ台14Rの下端には、それぞれ各条ごと
に収納した予備苗を受け止めるシャッタ22設けられ、
苗のせ台9の各条ごとに設けた苗残量検知センサS1 が
苗の消費を検知すると、先ず、後予備苗のせ台14Rに
おいて該当条に対応するシャッタ22がソレノイド等の
電動アクチュエータ23によって揺動開放されて、後予
備苗のせ台14Rに収容した予備苗が苗のせ台9の所定
の条に滑落供給される。また、後予備苗のせ台14Rの
苗が無くなると、前予備苗のせ台14Fを後予備苗のせ
台14Rの上端に上下直列状に連なる状態に位置変更さ
せた後シャッタ22を開き、前予備苗のせ台14Fの収
納苗を後予備苗のせ台14Rに送り込むように構成され
ている。
【0023】また、前記運転座席4の後部には、運転座
席4を後方および横側方から覆う保護壁24が立設さ
れ、運転者が移動する予備苗のせ台14に接触するのを
回避している。また、この保護壁24の後部には後方見
通し用の開口24aが形成されている。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図
【図2】乗用田植機の全体平面図
【図3】予備苗のせ台の縦断正面図
【図4】予備苗のせ台の側面図
【図5】苗植付け装置と予備苗のせ台を作業状態にした
平面図
【図6】苗植付け装置の折り畳み途中状態を示す平面図
【図7】苗植付け装置と予備苗のせ台を折り畳み格納し
た状態を示す平面図
【符号の説明】
4 運転座席 5 走行車体 8 苗植付け装置 9 苗のせ台 14 予備苗のせ台 14F 前予備苗のせ台 14R 後予備苗のせ台 14Fa 分割予備苗のせ台部分 14Fb 分割予備苗のせ台部分 14Ra 分割予備苗のせ台部分 14Rb 分割予備苗のせ台部分
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02 A01B 73/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行車体(5)の後部に苗植付け装置
    (8)を昇降自在に連結するとともに、予備苗を左右に
    並列収納する予備苗のせ台(14)を前記苗植付け装置
    (8)の苗のせ台(9)と運転座席(4)との間に位置
    させて走行車体(5)に装備した乗用田植機において、 前記予備苗のせ台(14)を、後ろ下がり傾斜姿勢で配
    備された前予備苗のせ台(14F)と後予備苗のせ台
    (14R)とから構成し、後予備苗のせ台(14R)を
    作業高さにある前記苗植付け装置(8)における苗のせ
    台(9)の上端に近接して配置するとともに、前予備苗
    のせ台(14F)を後予備苗のせ台(14R)の前方に
    おいて前後に並列配置される状態と、後予備苗のせ台
    (14R)の上端に上下直列状に連なる状態とに位置変
    更可能に構成してある乗用田植機。
  2. 【請求項2】 前記前予備苗のせ台(14F)と後予備
    苗のせ台(14R)とをそれぞれ左右二分割構造に構成
    し、左右の分割予備苗のせ台部分(14Fa,14R
    a),(14Fb,14Rb)を、左右向きに沿った姿
    勢となって横方向に並ぶ作業状態と、各分割予備苗のせ
    台部分(14Fa,14Ra),(14Fb,14R
    b)が前後向きに沿った姿勢となって走行車体(5)の
    左右側部に折り畳まれる格納状態とに切り換え自在に構
    成してある請求項1記載の乗用田植機。
  3. 【請求項3】 前記苗植付け装置(8)を左右二分割構
    造に構成し、左右の分割苗植付け装置部分(8A),
    (8B)を、左右向きに沿った姿勢となって横方向に連
    結される作業状態と、各分割苗植付け装置部分(8
    A),(8B)が前後向きに沿った姿勢となって左右に
    折り畳まれる格納状態とに切り換え自在に構成してある
    請求項2記載の乗用田植機。
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