JPH0896961A - 電界発光灯およびその製造方法 - Google Patents
電界発光灯およびその製造方法Info
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- JPH0896961A JPH0896961A JP6231080A JP23108094A JPH0896961A JP H0896961 A JPH0896961 A JP H0896961A JP 6231080 A JP6231080 A JP 6231080A JP 23108094 A JP23108094 A JP 23108094A JP H0896961 A JPH0896961 A JP H0896961A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 任意の文字や図形を表示する高品質な電界発
光灯と、その容易かつ低コストな製造方法を提供する。 【構成】 背面電極の上に、剥離促進剤を含有する反射
絶縁層、発光層を順次印刷形成し、該発光層と別体の透
明電極とを密着させた後、背面電極側から少なくとも反
射絶縁層に達するトムソン刃等による切り込みを入れ、
不要な背面電極を剥ぎ取ることにより、前記背面電極に
任意の発光パターンを形成する。 【効果】 不要な背面電極を容易に除去できるため、任
意の文字や図形を表示する電界発光灯を容易にかつ、歩
留りが高く、低コストで製造することができる。
光灯と、その容易かつ低コストな製造方法を提供する。 【構成】 背面電極の上に、剥離促進剤を含有する反射
絶縁層、発光層を順次印刷形成し、該発光層と別体の透
明電極とを密着させた後、背面電極側から少なくとも反
射絶縁層に達するトムソン刃等による切り込みを入れ、
不要な背面電極を剥ぎ取ることにより、前記背面電極に
任意の発光パターンを形成する。 【効果】 不要な背面電極を容易に除去できるため、任
意の文字や図形を表示する電界発光灯を容易にかつ、歩
留りが高く、低コストで製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界発光灯およびその
製造方法に関し、特に任意の文字や図形を表示する電界
発光灯およびその製造方法に関するものである。
製造方法に関し、特に任意の文字や図形を表示する電界
発光灯およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電界発光灯40は、図5に要部拡
大断面図で示すように後述の積層体からなる略矩形をの
平面形状を有する電界発光灯37を、フッ素系樹脂等の
防湿性を有する外皮フィルム38,39により密閉封止
した構造を有する。上記電界発光素子37は、Al箔な
ど金属箔の背面電極31、反射絶縁層32、発光層3
3、透明電極34を積層形成したものである。なお、図
中35,36は、上記電界発光素子の上下に配置された
ポリアミド等の吸湿フィルムからなる吸湿層である。こ
こで、電界発光灯を任意の形状で発光させる場合、一般
的に透明導電フィルムの導電層を任意の発光パターンに
エッチングしたものを採用し、製造していた。また、発
光層を任意の形状で部分印刷したり、特開平5−290
971号公報のように、背面電極側からYAGレーザに
よる切り込み溝を入れる方法等で製造していた。
大断面図で示すように後述の積層体からなる略矩形をの
平面形状を有する電界発光灯37を、フッ素系樹脂等の
防湿性を有する外皮フィルム38,39により密閉封止
した構造を有する。上記電界発光素子37は、Al箔な
ど金属箔の背面電極31、反射絶縁層32、発光層3
3、透明電極34を積層形成したものである。なお、図
中35,36は、上記電界発光素子の上下に配置された
ポリアミド等の吸湿フィルムからなる吸湿層である。こ
こで、電界発光灯を任意の形状で発光させる場合、一般
的に透明導電フィルムの導電層を任意の発光パターンに
エッチングしたものを採用し、製造していた。また、発
光層を任意の形状で部分印刷したり、特開平5−290
971号公報のように、背面電極側からYAGレーザに
よる切り込み溝を入れる方法等で製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の透明導
電フィルムにエッチングする電界発光灯では、エッチン
グ加工のコストが高い、ITOをエッチングにより取り
除いた部分と発光層との密着性が悪い等の問題があっ
た。
電フィルムにエッチングする電界発光灯では、エッチン
グ加工のコストが高い、ITOをエッチングにより取り
除いた部分と発光層との密着性が悪い等の問題があっ
た。
【0004】また、部分印刷で任意の発光パターンを形
成する電界発光灯では、スクリーン印刷が必要となり、
膜の平滑性、均一性や工数増大の問題がある。また、Y
AGレーザで背面電極に切り込み溝を入れる場合では、
多大な設備投資が必要であり、さらに、切り込み溝だけ
では、電界発光灯製造時の熱収縮等により切り込み溝が
接続し不発光パターンが発光してしまう恐れがある。そ
こで、本発明は上記問題点を顧みて提案されたもので、
その目的は、容易に製造でき、歩留りが良好で量産性が
良く、低コストで高品質な、文字、図形を表示できる電
界発光灯およびその製造方法を提供することにある。
成する電界発光灯では、スクリーン印刷が必要となり、
膜の平滑性、均一性や工数増大の問題がある。また、Y
AGレーザで背面電極に切り込み溝を入れる場合では、
多大な設備投資が必要であり、さらに、切り込み溝だけ
では、電界発光灯製造時の熱収縮等により切り込み溝が
接続し不発光パターンが発光してしまう恐れがある。そ
こで、本発明は上記問題点を顧みて提案されたもので、
その目的は、容易に製造でき、歩留りが良好で量産性が
良く、低コストで高品質な、文字、図形を表示できる電
界発光灯およびその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電界発光灯は、
透明電極と、発光層と、剥離促進剤を含有した反射絶縁
層と、パターンニングされた背面電極とを有することを
特徴とする。また、製造方法は、背面電極の上に、剥離
促進剤を含有する反射絶縁層、発光層を順次印刷形成
し、該発光層と別体の透明電極とを密着させた後、背面
電極側から少なくとも反射絶縁層に達する切り込みを入
れる工程と、不要な背面電極を剥ぎ取る工程とを含むこ
とを特徴とする。また、所定形状の切り込みを形成した
背面電極の上に、剥離促進剤を含有する反射絶縁層、発
光層、透明電極を形成し、次いで背面電極の一部を剥離
除去することを特徴とする。
透明電極と、発光層と、剥離促進剤を含有した反射絶縁
層と、パターンニングされた背面電極とを有することを
特徴とする。また、製造方法は、背面電極の上に、剥離
促進剤を含有する反射絶縁層、発光層を順次印刷形成
し、該発光層と別体の透明電極とを密着させた後、背面
電極側から少なくとも反射絶縁層に達する切り込みを入
れる工程と、不要な背面電極を剥ぎ取る工程とを含むこ
とを特徴とする。また、所定形状の切り込みを形成した
背面電極の上に、剥離促進剤を含有する反射絶縁層、発
光層、透明電極を形成し、次いで背面電極の一部を剥離
除去することを特徴とする。
【0006】
【作用】背面電極の不要部を剥離除去することにより、
容易に、良好な歩留りで、量産性が良く、低コストで高
品質な電界発光灯を提供できる。
容易に、良好な歩留りで、量産性が良く、低コストで高
品質な電界発光灯を提供できる。
【0007】
【実施例】本発明の第一実施例を説明する。本発明の電
界発光灯10は、図1の要部拡大断面図、および図2の
斜視図(但し、吸湿フィルム、外皮フィルムは記載して
いない。)に示すように、Al箔などの金属箔の背面電
極1上に、反射絶縁層2、発光層3、透明電極4を形成
した電界発光素子7の上下にポリアミド等の吸湿フィル
ム5,6を貼り付け、フッ素系樹脂等からなる外皮フィ
ルム8,9で封止した構造をしている。
界発光灯10は、図1の要部拡大断面図、および図2の
斜視図(但し、吸湿フィルム、外皮フィルムは記載して
いない。)に示すように、Al箔などの金属箔の背面電
極1上に、反射絶縁層2、発光層3、透明電極4を形成
した電界発光素子7の上下にポリアミド等の吸湿フィル
ム5,6を貼り付け、フッ素系樹脂等からなる外皮フィ
ルム8,9で封止した構造をしている。
【0008】その製造方法は、図3の工程概図に示すよ
うに、まず図3(a)のように長尺の導電性基材である
アルミ箔11の上にシアノエチルプルラン(信越化学工
業(株)製シアノレジン)とチタン酸バリウムをDMF
等の有機溶剤で溶解分散したものに剥離促進剤としてチ
タネート系カップリング剤(例えば、味の素(株)製プ
レンアクト)を0.05wt%混合した反射絶縁層用イ
ンクをドクター印刷等で連続印刷し、反射絶縁層2を形
成し、その上に図3(b)のようにシアノエチルプルラ
ン等の有機バインダ中に、硫化亜鉛を銅で付活した蛍光
体を分散した発光層3を連続印刷形成し、定尺に切断
後、図3(c)のように透明導電フィルム4に熱圧着で
貼り付けた後、図3(d)のように背面電極側から少な
くとも反射絶縁層に達するトムソン刃13等により、任
意の形状に切り込み14を入れ、その後、図3(e)の
ように不要な背面電極11aを剥ぎ取り、パターンニン
グした電界発光素子(図3(f))を得る。その後、図
1のように電界発光素子7の上下にポリアミド系フィル
ム(例えば、ナイロン6)からなる吸湿フィルム5,6
を貼り付け、さらに防湿性の外皮フィルム8,9で封止
し、電界発光灯10を得る。なお、薄型化を優先する場
合など、場合によっては吸湿フィルムや外皮フィルムを
省略してもよい。
うに、まず図3(a)のように長尺の導電性基材である
アルミ箔11の上にシアノエチルプルラン(信越化学工
業(株)製シアノレジン)とチタン酸バリウムをDMF
等の有機溶剤で溶解分散したものに剥離促進剤としてチ
タネート系カップリング剤(例えば、味の素(株)製プ
レンアクト)を0.05wt%混合した反射絶縁層用イ
ンクをドクター印刷等で連続印刷し、反射絶縁層2を形
成し、その上に図3(b)のようにシアノエチルプルラ
ン等の有機バインダ中に、硫化亜鉛を銅で付活した蛍光
体を分散した発光層3を連続印刷形成し、定尺に切断
後、図3(c)のように透明導電フィルム4に熱圧着で
貼り付けた後、図3(d)のように背面電極側から少な
くとも反射絶縁層に達するトムソン刃13等により、任
意の形状に切り込み14を入れ、その後、図3(e)の
ように不要な背面電極11aを剥ぎ取り、パターンニン
グした電界発光素子(図3(f))を得る。その後、図
1のように電界発光素子7の上下にポリアミド系フィル
ム(例えば、ナイロン6)からなる吸湿フィルム5,6
を貼り付け、さらに防湿性の外皮フィルム8,9で封止
し、電界発光灯10を得る。なお、薄型化を優先する場
合など、場合によっては吸湿フィルムや外皮フィルムを
省略してもよい。
【0009】前記プレンアクト等のチタネート系カップ
リング剤は、シアノエチルプルランと反応して樹脂の軟
化点を引き上げる性質を持っている。そのため、反射絶
縁層用のインクに添加した場合、アルミ箔11と反射絶
縁層2との密着力が低下し、容易に反射絶縁層2からア
ルミ箔11を剥ぎ取ることができる。また、添加によっ
て反射絶縁層のチタン酸バリウムの分散性が向上し白色
度が向上するので発光効率を改善することができる。さ
らに、添加によって反射絶縁層が柔軟性を有するように
なって、トムソン刃などにより切り込みを入れる際、お
よび所定寸法に切断する際などの割れ、欠けが減少し、
歩留りが向上する。本実施例では、チタン酸バリウムの
分散性改善、EL特性に悪影響を及ぼさない点でチタネ
ート系カップリング剤を適用したが、アルミ箔など導電
性基材との剥離をしやすくするためであれば、シアノエ
チルプルランやシアノエチルセルロースなど有機バイン
ダと反応して軟化点を上げる添加剤であれば、イソシア
ネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング
剤等どのようなものでもよい。
リング剤は、シアノエチルプルランと反応して樹脂の軟
化点を引き上げる性質を持っている。そのため、反射絶
縁層用のインクに添加した場合、アルミ箔11と反射絶
縁層2との密着力が低下し、容易に反射絶縁層2からア
ルミ箔11を剥ぎ取ることができる。また、添加によっ
て反射絶縁層のチタン酸バリウムの分散性が向上し白色
度が向上するので発光効率を改善することができる。さ
らに、添加によって反射絶縁層が柔軟性を有するように
なって、トムソン刃などにより切り込みを入れる際、お
よび所定寸法に切断する際などの割れ、欠けが減少し、
歩留りが向上する。本実施例では、チタン酸バリウムの
分散性改善、EL特性に悪影響を及ぼさない点でチタネ
ート系カップリング剤を適用したが、アルミ箔など導電
性基材との剥離をしやすくするためであれば、シアノエ
チルプルランやシアノエチルセルロースなど有機バイン
ダと反応して軟化点を上げる添加剤であれば、イソシア
ネート系カップリング剤、アルミニウム系カップリング
剤等どのようなものでもよい。
【0010】また、本実施例で、トムソン刃等により背
面電極に切り込みを入れ、不要な部分を剥ぎ取ることに
より、背面電極に任意の発光パターンを形成して任意の
文字や図形を表示する電界発光灯を容易に形成すること
ができる。また、不要な背面電極を剥ぎ取ることによ
り、電界発光灯の消費電力が低減できる。さらに、背面
電極側で任意の発光パターンを形成するため、製造工程
が容易で、かつ、歩留りが高く、低コストで高品質な電
界発光灯を製造することができる。
面電極に切り込みを入れ、不要な部分を剥ぎ取ることに
より、背面電極に任意の発光パターンを形成して任意の
文字や図形を表示する電界発光灯を容易に形成すること
ができる。また、不要な背面電極を剥ぎ取ることによ
り、電界発光灯の消費電力が低減できる。さらに、背面
電極側で任意の発光パターンを形成するため、製造工程
が容易で、かつ、歩留りが高く、低コストで高品質な電
界発光灯を製造することができる。
【0011】次に、本発明の第二実施例を説明する。第
一実施例では背面電極側に単数の任意発光パターンを形
成した例について説明したが、第二実施例では複数の発
光パターンを有する分割発光型の電界発光灯を形成する
例について説明する。本発明の電界発光灯を図4に斜視
図に示す。電界発光灯の製造方法は、前記第一実施例で
説明した図3の工程概図の通りで、図3(c)のように
透明導電フィルム4に熱圧着で貼り付けた後、図3
(d)のように背面電極側から少なくとも反射絶縁層に
達するトムソン刃等により任意の形状に切り込みを入れ
て発光パターンを形成する際、その発光パターンを2つ
以上の複数に形成する。その後、図3(e)のように不
要な背面電極を剥ぎ取り、図4に示すように形成された
複数の背面電極パターン1a,1bにそれぞれ給電用の
電極12a,12bを取り付ける。また、透明電極4か
らは共通電極15を導出する。その後、図1と同様に電
界発光素子7の上下にポリアミド系フィルム(例えば、
ナイロン6)からなる吸湿フィルム5,6を貼り付け、
さらに吸湿性の外皮フィルム8,9で封止し、電界発光
灯10を得る。反射絶縁層の添加剤についての説明は、
前記第一実施例の通りである。
一実施例では背面電極側に単数の任意発光パターンを形
成した例について説明したが、第二実施例では複数の発
光パターンを有する分割発光型の電界発光灯を形成する
例について説明する。本発明の電界発光灯を図4に斜視
図に示す。電界発光灯の製造方法は、前記第一実施例で
説明した図3の工程概図の通りで、図3(c)のように
透明導電フィルム4に熱圧着で貼り付けた後、図3
(d)のように背面電極側から少なくとも反射絶縁層に
達するトムソン刃等により任意の形状に切り込みを入れ
て発光パターンを形成する際、その発光パターンを2つ
以上の複数に形成する。その後、図3(e)のように不
要な背面電極を剥ぎ取り、図4に示すように形成された
複数の背面電極パターン1a,1bにそれぞれ給電用の
電極12a,12bを取り付ける。また、透明電極4か
らは共通電極15を導出する。その後、図1と同様に電
界発光素子7の上下にポリアミド系フィルム(例えば、
ナイロン6)からなる吸湿フィルム5,6を貼り付け、
さらに吸湿性の外皮フィルム8,9で封止し、電界発光
灯10を得る。反射絶縁層の添加剤についての説明は、
前記第一実施例の通りである。
【0012】これにより、背面電極にトムソン刃等によ
り形成する任意の発光パターンを2つ以上の複数にする
ことにより、分割発光型の電界発光灯も製造かの鵜であ
る。本実施例でも、前記第一実施例同様にトムソン刃等
により背面電極に切り込みを入れ、不要な部分を剥ぎ取
り背面電極に任意の発光パターンを形成して任意の文字
や図形を表示する電界発光灯を形成することで、不要な
背面電極を剥ぎ取ることにより、電界発光灯の消費電力
が低減できる。また、背面電極側で発光パターンを形成
するため、製造工程が容易で、かつ、歩留りが高い。
り形成する任意の発光パターンを2つ以上の複数にする
ことにより、分割発光型の電界発光灯も製造かの鵜であ
る。本実施例でも、前記第一実施例同様にトムソン刃等
により背面電極に切り込みを入れ、不要な部分を剥ぎ取
り背面電極に任意の発光パターンを形成して任意の文字
や図形を表示する電界発光灯を形成することで、不要な
背面電極を剥ぎ取ることにより、電界発光灯の消費電力
が低減できる。また、背面電極側で発光パターンを形成
するため、製造工程が容易で、かつ、歩留りが高い。
【0013】さらに、複数の発光パターンを1枚の電界
発光灯に形成するため、電界発光灯1枚に対して1つの
発光パターンの製造に比べて、製造工数が大幅に削減で
き、低コストで高品質な電界発光灯を製造することがで
きる。また、上記実施例では電界発光素子を積層形成し
た後、背面電極に切り込みを形成した例について説明し
たが、他の実施例として、あらかじめ所定形状にハーフ
カットしたり、ミシン目状に切り込みを形成したAl箔
上に各層を積層形成してもよい。この方法では、各層を
形成する前のAl箔に切り込みを形成するので、下地が
固くて形成しやすく、また、切り込み形成時に各層が損
傷することがない。各層の形成方法は、印刷でも、熱圧
着でも、どのような方法でもよい。なお、上記いずれの
実施例においても、トムソン刃により切り込みを形成す
る例について説明したが、トムソン刃に限らず他の刃で
もよいし、他の公知の手段で切り込みを形成してもよ
い。また、切り込みの幅も深さも適宜選定することがで
きる。
発光灯に形成するため、電界発光灯1枚に対して1つの
発光パターンの製造に比べて、製造工数が大幅に削減で
き、低コストで高品質な電界発光灯を製造することがで
きる。また、上記実施例では電界発光素子を積層形成し
た後、背面電極に切り込みを形成した例について説明し
たが、他の実施例として、あらかじめ所定形状にハーフ
カットしたり、ミシン目状に切り込みを形成したAl箔
上に各層を積層形成してもよい。この方法では、各層を
形成する前のAl箔に切り込みを形成するので、下地が
固くて形成しやすく、また、切り込み形成時に各層が損
傷することがない。各層の形成方法は、印刷でも、熱圧
着でも、どのような方法でもよい。なお、上記いずれの
実施例においても、トムソン刃により切り込みを形成す
る例について説明したが、トムソン刃に限らず他の刃で
もよいし、他の公知の手段で切り込みを形成してもよ
い。また、切り込みの幅も深さも適宜選定することがで
きる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、背面電極側に任意の形
状に切り込みを入れ、背面電極を剥ぎ取ることにより任
意の発光パターンを形成できるため、任意の文字や図形
を表示する高品質の電界発光灯を容易に、高い歩留り
で、量産性が良く、低コストに提供することができる。
状に切り込みを入れ、背面電極を剥ぎ取ることにより任
意の発光パターンを形成できるため、任意の文字や図形
を表示する高品質の電界発光灯を容易に、高い歩留り
で、量産性が良く、低コストに提供することができる。
【図1】 本発明の実施例を示す電界発光灯の要部拡大
断面図。
断面図。
【図2】 本発明の第一実施例を示す電界発光灯の斜視
図。
図。
【図3】 本発明の実施例の製造方法を示す工程概図。
【図4】 本発明の第二実施例を示す電界発光灯の斜視
図。
図。
【図5】 従来の電界発光灯を示す要部拡大断面図。
1 背面電極 2 反射絶縁層 3 発光層 4 透明電極 5 吸湿フィルム 6 吸湿フィルム 7 電界発光素子 8 外皮フィルム 9 外皮フィルム 10 電界発光灯
Claims (3)
- 【請求項1】透明電極と、発光層と、剥離促進剤を含有
した反射絶縁層と、パターニングされた背面電極とを有
する電界発光灯。 - 【請求項2】背面電極の上に、剥離促進剤を含有する反
射絶縁層、発光層を順次印刷形成し、該発光層と別体の
透明電極とを密着させた後、背面電極側から少なくとも
反射絶縁層に達する切り込みを入れる工程と、不要な背
面電極を剥ぎ取る工程とを含む電界発光灯の製造方法。 - 【請求項3】所定形状の切り込みを形成した背面電極の
上に、剥離促進剤を含有する反射絶縁層、発光層、透明
電極を形成し、次いで背面電極の一部を剥離除去する電
界発光灯の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231080A JPH0896961A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 電界発光灯およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6231080A JPH0896961A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 電界発光灯およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0896961A true JPH0896961A (ja) | 1996-04-12 |
Family
ID=16917980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6231080A Pending JPH0896961A (ja) | 1994-09-27 | 1994-09-27 | 電界発光灯およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0896961A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100378843B1 (ko) * | 2000-01-19 | 2003-04-07 | 김대용 | 다이렉트 프린팅 기법을 사용한 전계발광 시트의 제조방법 |
JP2016119317A (ja) * | 2009-02-05 | 2016-06-30 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | エレクトロルミネッセント装置 |
-
1994
- 1994-09-27 JP JP6231080A patent/JPH0896961A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100378843B1 (ko) * | 2000-01-19 | 2003-04-07 | 김대용 | 다이렉트 프린팅 기법을 사용한 전계발광 시트의 제조방법 |
JP2016119317A (ja) * | 2009-02-05 | 2016-06-30 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. | エレクトロルミネッセント装置 |
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