JPH0793190B2 - エレクトロルミネツセント素子の製造方法 - Google Patents

エレクトロルミネツセント素子の製造方法

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JPH0793190B2
JPH0793190B2 JP62060089A JP6008987A JPH0793190B2 JP H0793190 B2 JPH0793190 B2 JP H0793190B2 JP 62060089 A JP62060089 A JP 62060089A JP 6008987 A JP6008987 A JP 6008987A JP H0793190 B2 JPH0793190 B2 JP H0793190B2
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JP
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light emitting
counter electrode
emitting layer
metal foil
electroluminescent element
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透 松本
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、透明電極と対向電極との間に発光層を介装し
てなり、この両電極間に交流電場を印加することによつ
て発光層を発光させるエレクトロルミネツセント素子の
製造方法に関し、特に所望の形の発光領域を有するエレ
クトロルミネツセント素子の製造方法に関するものであ
る。
[従来の技術] エレクトロルミネツセント素子は、各種機器の表示部と
して、また液晶のバックライト等として広く用いられて
いるが、このエレクトロルミネツセント素子としては、
その使用目的等に応じて発光領域が所望の形状となるよ
うに制限するようにしたものがある。
このような所定の発光パターンを有するように形成した
エレクトロルミネツセント素子を製造する方法として
は、第5図に示したように、透明電極T及び発光層L
と、対向電極Oとを積層させてなる素子自体を発光パタ
ーンに沿って切断するようにしたものや、第6図に示し
たように、透明電極Tと発光層Lからなる積層体に対向
電極O′だけを所定の形状としたものを重ね合わせるこ
とによつて、電場が印加される領域を該対向電極O′の
範囲に制限するようにしたものが従来から用いられてい
る。
ここで、対向電極は通常、アルミニウム箔等の金属箔を
用いる場合と、銀(Ag)やカーボン等の導電体ペースト
をコーテイングや印刷等の手段で発光層の上に形成する
ようにしたものを用いる場合とがある。そして、前述し
たもののうち、素子を切断するものにあつては、対向電
極としては金属箔で形成しても、導電体ペーストの印刷
等によつても形成することができるが、対向電極のみを
所定の形状とする場合には、金属箔を発光層に正確に位
置決めした状態でパターニングすることが極めて困難で
あることから、導電体ペーストの印刷手段によつて行う
ようにしている。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、素子を切断することによつて所望のパターン
の発光領域を形成する方式にあつては、切断時にばりが
生じて、耐電圧不良を生じるることになり、甚だしい場
合には、第5図のA部に示したように、対向電極Oと透
明電極13とが部分的に接触するおそれがある。このよう
に両電極O,Tが接触すると、電場を印加したときにその
間に短絡が生じることになるので、これを防止するため
には、発光層Lの厚みを大きく取らなければならない。
しかしながら、このように発光層Lを厚肉に形成するこ
とは、エレクトロルミネツセント素子の薄型化に対する
後退的要因となるだけでなく、輝度を低下させるという
不都合も生じることになる。
一方、印刷パターンによつて対向電極を形成するように
したものにあつては、導電体ペーストは金属箔と比較し
て防湿性が劣り、発光層Lを構成する蛍光体粉末を早期
に劣化させるだけでなく、ピンホール等が発生するのを
防止することができず、このために素子の耐電圧不良を
起すことになるという欠点もある。
本発明は叙上の点に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、発光領域に沿つた形状の金属箔を用いて
所望の発光パターンを有するエレクトロルミネツセント
素子を容易に製造することができる方法を提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] 前述した目的を達成するために、本発明は、台紙に離型
層を介して金属箔を貼着し、この金属箔を所定の発光パ
ターン形状となるようにハーフカットすることにより対
向電極形成体を形成し、該対向電極形成体を前記透明電
極と前記発光層とからなる積層体における発光層面に前
記金属箔を当接させた状態で圧着し、この圧着後に前記
台紙を前記積層体から剥離することによつて、該積層体
の表面に対向電極を形成するようにしたことをその特徴
とするものである。
[作用] 台紙にハーフカットした状態の金属箔を発光層に圧着す
ることにより、金属箔が該発光層の上に転移することに
なつて、所望の発光領域を有するエレクトロルミネツセ
ント素子を形成することができる。ここで、対向電極の
発光層に対する位置決めは、台紙と積層体との間の位置
決めを行うことにより極めて厳格に行うことができるよ
うになるので、この位置決め工程を簡略化することがで
きて、製造ラインの高速化を図ることができるようにな
る。
そして、対向電極として金属箔を使用しているので、防
湿性に優れ、ピンホール等の発生がなく、耐電圧特性が
良好な状態に保持することができると共に、所望の発光
パターンとなすために素子を切断しないので、発光層の
厚みを薄くすることができて、高い輝度の品質の優れた
エレクトロルミネツセント素子を製造することができる
ようになる。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
まず、第1図にエレクトロルミネツセント素子の全体構
成を示す。
図中において、1は透明電極、2は蛍光体層と誘電体層
とからなる発光層、3は対向電極をそれぞれ示し、対向
電極3は素子の発光領域が一定のパターンとなるように
制限するために、発光パターンに沿つた形状となつてい
る。そして、対向電極3にはその一部から外部に向けて
絶縁膜4が積層され、該絶縁膜4の上に引き出し電極5
が積層されるようになつている。
このようにして形成されたエレクトロルミネツセント素
子は、透明電極1からの引き出し電極6と対向電極3の
引き出し電極5との間に交流電場を印加することによ
り、該対向電極3を形成した部分における発光層2が発
光することになり、これにより素子全体のうち発光領域
を限定して電場発光を行わせることができるようにな
る。
前述したエレクトロルミネツセント素子を形成するに
は、第2図に示したように、まず透明電極1上にコーテ
ィングや印刷等の手段で発光層2を形成する。この発光
層2は蛍光体粉末を高誘電率を有するバインダ樹脂中に
分散させてなるもので、これを透明電極1に積層して乾
燥させることによつて、透明電極1と発光層2との積層
体7を得ることができる。
次に、第3図に示したように、台紙8上に比較的弱い接
着力を有する離型剤9を積層した上にアルミニウム箔等
からなる金属箔10を貼着する。そして、この金属箔10に
ハーフカットCを行い、台紙8をそのままにした状態で
金属箔10のみを所定の発光パターンに沿つて切断するこ
とによつて対向電極形成体11を形成する。
前述のようにして形成した対向電極形成体11を、透明電
極1と発光層2との積層体7に、金属箔10が発光層2と
当接する状態にして重ね合わせる。そして、台紙8にお
ける金属箔10をハーフカットCを行つた部分を熱圧着す
ることによつて、発光層2におけるバインダ樹脂と金属
箔10との間に接着力を作用させるようにする。然る後
に、第4図に示したように、台紙8を積層体7から剥離
すると、該台紙8に比較的弱い接着力を有する離型剤9
によつて貼着した金属箔10のハーフカットされた対向電
極3の部分がバインダ樹脂による接着力により積層体7
における発光層2側に転移することになり、この結果、
対向電極3が積層体7上に形成されることになる。さら
に、対向電極3の上から発光層2及び透明電極1から延
在した引き出し電極6の上に沿つて絶縁膜4を形成し、
この絶縁膜4の上に対向電極3の引き出し電極5を積層
することによつて、エレクトロルミネツセント素子が形
成される。
前述のようにして形成したエレクトロルミネツセント素
子は、対向電極として金属箔を使用しているので、導電
体ペーストの印刷等によつて対向電極を形成するものと
比較して、防湿性に優れ、しかもピンホール等が発生す
るおそれがないので、耐電圧特性が良好となる。また、
素子を切断する必要もないので、発光層2を薄肉に形成
しても、切断ばり等が発生することがなく、耐電圧不良
を起したり、透明電極と対向電極との間に短絡事故を起
したりする不都合も生じることはないことはいうまでも
ない。
而して、対向電極3は台紙8に貼着された状態で透明電
極1と発光層2との積層体7に当接せしめられるので、
該台紙8の積層体7に対する相対位置決めを行えば、該
対向電極3を所定の位置となるように正確にパターニン
グすることができるようになり、素子全体における対向
電極3の位置ずれを生じる不都合がなくなる。
[発明の効果] 以上詳述した如く、本発明は、台紙に貼着した金属箔を
発光パターンに沿つてハーフカットした状態で、発光層
に積層して該金属箔を圧着することによつて該発光層上
に対向対向電極を形成するようにしたので、発光層の肉
厚を大きくすることなく、金属箔によつて形成した所望
の発光パターンに沿つた対向電極を容易に発光層上に積
層することができるようになり、耐電圧性及び防湿性に
優れたエレクトロルミネツセント素子を形成することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法により製造されるエレクトロルミ
ネツセント素子の全体構成図、第2図乃至第4図はその
製造の工程を示す説明図であつて、第2図は積層体の断
面図、第3図は対向電極形成体の断面図、第4図は積層
体と対向電極形成体とを積層し、部分的に剥離させた状
態を示す外観図、第5図及び第6図はそれぞれ異なる従
来技術の方法によつて形成したエレクトロルミネツセン
ト素子の断面図である。 1:透明電極、2:発光層、3:対向電極、7:積層体、8:台
紙、9:離型剤、10:金属箔、11:対向電極形成体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明電極と対向電極との間に発光層を介装
    することによつて形成されるエレクトロルミネツセント
    素子の製造方法において、台紙に離型層を介して金属箔
    を貼着し、この金属箔を所定の発光パターン形状となる
    ようにハーフカットすることにより対向電極形成体を形
    成し、該対向電極形成体を前記透明電極と前記発光層と
    からなる積層体における発光層面に前記金属箔を当接さ
    せた状態で圧着し、この圧着後に前記台紙を前記積層体
    から剥離することによつて、該積層体の表面に対向電極
    を形成するようにしたことを特徴とするエレクトロルミ
    ネツセント素子の製造方法。
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