JPH089687A - 定電流制御装置 - Google Patents

定電流制御装置

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JPH089687A
JPH089687A JP13315794A JP13315794A JPH089687A JP H089687 A JPH089687 A JP H089687A JP 13315794 A JP13315794 A JP 13315794A JP 13315794 A JP13315794 A JP 13315794A JP H089687 A JPH089687 A JP H089687A
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JP
Japan
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time
current
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bridge
timer
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JP13315794A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Moriguchi
広 森口
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Denso Ten Ltd
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Denso Ten Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構成を簡略化することのできる定電流制御装
置を提供する。 【構成】 Hブリッジの一方に辺に電流センサ13aを
設置し、負荷12aに正方向の電流を流すときには電流
センサ13aで検出される負荷電流をフィードバックす
る閉ループ制御を実施しするとともにオンオフ時間を記
憶し、負荷12aに逆方向の電流を流すときには記憶さ
れたオンオフ時間に基づいて開ループ制御を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定電流制御装置に係わ
り、特に回路を簡略化することの可能な定電流制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】負荷を流れる電流を所定の電流設定値に
制御するいわゆる定電流制御装置は、例えばステッピン
グモータの駆動制御装置として広く適用されている。こ
の定電流制御装置としては、実際の負荷電流を計測して
フィードバック制御を行うもの、あるいは電流設定値に
対応して予め定められたデューティ比でスイッチング素
子をオンオフ制御するもの等がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、正確に
電流を制御しようとすれば、前記の方式となり、正逆両
方向の電流を流すことを可能とする場合には、負荷電流
検出するための電流センサを正逆両方向毎に設置する必
要があり、構成が複雑化することを避けることができな
い。
【0004】また1つの電流センサで両方向の電流を検
出することも可能であるが、スイッチング素子の制御状
態に応じて電流方向を判別する必要があり、やはり構成
が複雑化することを避けることができない。本発明は上
記課題に鑑みなされたものであって、構成を簡略化する
ことのできる定電流制御装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明にかかる定電
流制御装置は、一方の対角が負荷に他の一方の対角が電
源およびアースに接続されるHブリッジと、Hブリッジ
の一方の辺に挿入され負荷を第1の方向に流れる負荷電
流を検出する電流センサと、負荷電流を所定の設定電流
に定電流制御する制御部と、からなる定電流制御装置で
あって、制御部が、負荷を流れる電流が第1の方向であ
るときに電流センサで検出される負荷電流と設定電流と
に基づいて閉ループ制御する閉ループ制御手段と、負荷
を流れる電流が第1の方向であるときに設定電流に対応
してHブリッジのオン時間およびオフ時間を計測して記
憶するオンオフ時間記憶手段と、負荷を流れる電流が第
1の方向と逆方向である第2の方向であるときにオンオ
フ時間記憶手段に記憶された設定電流に対応するHブリ
ッジのオン時間およびオフ時間に基づいてHブリッジの
オン時間およびオフ時間を制御する開ループ制御手段
と、を具備する。
【0006】第2の発明にかかる定電流制御装置は、開
ループ制御手段が、オンオフ時間記憶手段に記憶された
設定電流に対応するHブリッジのオン時間およびオフ時
間を電源電圧に応じて補償する補償手段を含む。第3の
発明にかかる定電流制御装置は、補償手段が、オンオフ
時間記憶手段にオン時間およびオフ時間を記憶したとき
の電源電圧と開ループ制御手段による開ループ制御実行
時の電源電圧との差が予め定めたしきい値電圧以上であ
るときにオン時間およびオフ時間の補償を実行するもの
である。
【0007】
【作用】第1の発明にかかる定電流制御装置にあって
は、負荷電流が正方向に流れるときには閉ループ制御を
実行するとともにスイッチング素子のオンオフ時間を記
憶し、負荷電流が逆方向に流れるときには記憶されたオ
ンオフ時間に基づいて開ループ制御を実行する。
【0008】第2の発明にかかる定電流制御装置にあっ
ては、閉ループ制御時に記憶されたオンオフ時間が電源
電圧に応じて補償されて開ループ制御が実行される。第
3の発明にかかる定電流制御装置にあっては、電源電圧
の変動が大であるときにだけオンオフ時間の補償が行わ
れる。
【0009】
【実施例】図1は本発明にかかる定電流制御装置を適用
したステッピングモータ駆動装置である実施例の回路図
(A相駆動回路のみを示す。)である。制御装置である
マイクロコンピュータ11はバス11aを中心としてC
PU11b、メモリ11c、入力インターフェイス11
d、出力インターフェイス11eおよびA/D変換器1
1fから構成される。
【0010】駆動回路14aはブリッジ接続されたスイ
ッチング素子14a1〜4と駆動ロジック14a5とか
ら構成され、A相駆動コイル12aはブリッジの一方の
対角に接続される。ブリッジの他の一方の対角は電源バ
ス16およびアースに接続されるが、ブリッジのスイッ
チング素子14a2および14a4を含む辺には、A相
駆動コイル12aを流れる電流を検出するためのシャン
ト抵抗13a1が設置される。
【0011】シャント抵抗13a1の両端に発生する電
圧は、バッファ増幅器13a2を介してA/D変換器1
1fに接続される。図2はマイクロコンピュータ11で
実行される電流制御ルーチンのフローチャートであっ
て、ステッピングモータの回転速度に比例する時間間隔
毎に割り込み処理される。
【0012】ステップ21において電流方向が判定され
る。ステップ21で電流の方向が正方向であると判定さ
れたときは、ステップ22に進み閉ループ制御ルーチン
を実行し、ステップ23でスイッチング素子14a3に
対してオン指令を、ステップ24でスイッチング素子1
4a4に対してオフ指令を出力してこのルーチンを終了
する。
【0013】ステップ21で電流の方向が逆方向である
と判定されたときは、ステップ25に進み開ループ制御
ルーチンを実行し、ステップ26でスイッチング素子1
4a4に対してオン指令を、ステップ27でスイッチン
グ素子14a3に対してオフ指令を出力してこのルーチ
ンを終了する。図3は電流制御ルーチンのステップ22
の閉ループ制御ルーチンのフローチャートであって、ス
テップ221においてスイッチング素子14a2に対す
るオン制御処理を実行し、ステップ222に進む。
【0014】ステップ222において設定電流が変更さ
れたか否かを判定し、肯定判定されれたときはステップ
223においてオン時間タイマTONに記憶された時間を
過渡時オンタイマTTON (j)に記憶してステップ22
5に進む。なおインデックスjは設定電流のレベルを表
すものである。ステップ222において否定判定された
ときはステップ224に進み閉ループオン時間タイマT
ONに記憶された時間を定常時オンタイマTSON (j)に
記憶してステップ225に進む。
【0015】ステップ225においてスイッチング素子
14a2に対する閉ループオフ制御処理を実行し、ステ
ップ226に進む。ステップ226において設定電流が
変更されたか否かを判定し、肯定判定されたときはステ
ップ227においてオフ時間タイマTOFF に記憶された
時間を過渡時オフタイマTTOFF(j)に記憶してこのル
ーチンを終了する。
【0016】ステップ226において否定判定されたと
きはステップ228に進みオフ時間タイマTOFF に記憶
された時間を定常時オフタイマTSOFF(j)に記憶して
このルーチンを終了する。図4は閉ループオン制御処理
のフローチャートであって、ステップ1aにおいてオン
時間タイマTONを起動する。
【0017】ステップ1bにおいてスイッチング素子1
4a2に対してオン指令を出力し、ステップ1cにおい
て電流センサ13aによって検出される負荷電流IL
読み込む。ステップ1dにおいて負荷電流IL が設定電
流Id (j)以上となったか否かを判定し、否定判定さ
れたときはステップ1bに戻る。
【0018】ステップ1dにおいて肯定判定されたとき
はステップ1eに進み、スイッチング素子14a2に対
してオフ指令を出力する。そしてステップ1fにおいて
オン時間タイマTONを停止してこの処理を終了する。図
5は閉ループオフ制御処理のフローチャートであって、
ステップ5aにおいてオフ時間タイマTOFF を起動す
る。
【0019】ステップ5bにおいてスイッチング素子1
4a2に対してオフ指令を出力し、ステップ5cにおい
て電流センサ13aによって検出される負荷電流IL
読み込む。ステップ5dにおいて負荷電流IL が設定電
流Id (j)から所定の値ΔIを減算した値{I
d (j)−ΔI}以下となったか否かを判定し、否定判
定されたときはステップ5bに戻る。
【0020】ステップ5dにおいて肯定判定されたとき
はステップ5eに進み、スイッチング素子14a2に対
してオン指令を出力する。そしてステップ5fにおいて
オフ時間タイマTOFF を停止してこの処理を終了する。
図6は電流制御ルーチンのステップ25で実行される開
ループ制御ルーチンのフローチャートであって、ステッ
プ251において設定電流が変更されたか否かを判定
し、肯定判定されたときはステップ252に進み、オン
時間タイマTONを過渡時オンタイマ時間TTON (j)に
設定して、ステップ254に進む。
【0021】ステップ251で否定判定されたときは、
ステップ253に進み、オン時間タイマTONを定常時オ
ンタイマ時間TSON (j)に設定して、ステップ254
に進む。ステップ254で開ループオン制御処理を実行
し、ステップ255で設定電流が変更されたか否かを判
定し、肯定判定されたときはステップ256に進み、オ
フ時間タイマTOFF を過渡時オフタイマ時間T
TOFF(j)に設定して、ステップ258に進む。
【0022】ステップ255で否定判定されたときは、
ステップ257に進み、オフ時間タイマTOFF を定常時
オフタイマ時間TSOFF(j)に設定して、ステップ25
8に進む。そしてステップ258において開ループオフ
時間処理を実行してこのルーチンを終了する。
【0023】図7は開ループオン制御処理のフローチャ
ートであって、ステップ4aにおいてタイマTを起動す
る。ステップ4bにおいてスイッチング素子14a1に
対してオン指令を出力し、ステップ4cにおいてタイマ
Tのカウント値がオン時間タイマTONに記憶されている
カウント値以上となったか否かが判定され、否定判定さ
れたときはステップ4bに戻る。
【0024】ステップ4cにおいて肯定判定されたとき
はステップ4dに進み、スイッチング素子14a1に対
してオフ指令を出力する。そしてステップ4eにおいて
タイマTをリセットしてこの処理を終了する。図8は開
ループオフ制御処理のフローチャートであって、ステッ
プ8aにおいてタイマTを起動する。
【0025】ステップ8bにおいてスイッチング素子1
4a1に対してオフ指令を出力し、ステップ8cにおい
てタイマTのカウント値がオフ時間タイマTOFF に記憶
されているカウント値以上となったか否かが判定され、
否定判定されたときはステップ8bに戻る。ステップ8
cにおいて肯定判定されたときはステップ8dに進み、
スイッチング素子14a1に対してオン指令を出力す
る。そしてステップ8eにおいてタイマTをリセットし
てこの処理を終了する。
【0026】図9は第2の発明において使用される第2
の閉ループ制御ルーチンのフローチャートであって、ス
テップ921においてスイッチング素子14a2に対す
るオン制御処理を実行し、ステップ922に進む。ステ
ップ922において設定電流が変更されたか否かを判定
し、肯定判定されたときはステップ223においてオン
時間タイマTONに記憶された時間を過渡時オンタイマT
TON (j)に、オン時電圧VONを過渡時オン電圧VTON
(j)に記憶してステップ925に進む。
【0027】ステップ922において否定判定されたと
きはステップ924に進み閉ループオン時間タイマTON
に記憶された時間を定常時オンタイマTSON (j)に、
オン時電圧VONを定常時オン電圧VSON (j)に記憶し
てステップ925に進む。ステップ925においてスイ
ッチング素子14a2に対する閉ループオフ制御処理を
実行し、ステップ926に進む。
【0028】ステップ926において設定電流が変更さ
れたか否かを判定し、肯定判定されれたときはステップ
927においてオフ時間タイマTOFF に記憶された時間
を過渡時オフタイマTTOFF(j)に、オフ時電圧VOFF
を過渡時オフ電圧VTOFF(j)に記憶してこのルーチン
を終了する。ステップ926において否定判定されたと
きはステップ928に進みオフ時間タイマTOFF に記憶
された時間を定常時オフタイマTSOFF(j)に、オフ時
電圧VOFF を定常時オフ電圧VSOFF(j)に記憶してこ
のルーチンを終了する。
【0029】図10は第2の閉ループオン制御処理のフ
ローチャートであって、閉ループオン制御処理に対して
ステップ1gにおいて電源電圧をVONとして読み込むス
テップが追加される。即ちステップ1aにおいてオン時
間タイマTONを起動する。ステップ1bにおいてスイッ
チング素子14a2に対してオン指令を出力し、ステッ
プ1cにおいて電流センサ13aによって検出される負
荷電流IL を読み込む。
【0030】ステップ1dにおいて負荷電流IL が設定
電流Id (j)以上となったか否かを判定し、否定判定
されたときはステップ1bに戻る。ステップ1dにおい
て肯定判定されたときはステップ1eに進み、スイッチ
ング素子14a2に対してオフ指令を出力する。そして
ステップ1fにおいてオン時間タイマTONを停止し、ス
テップ1gにおいて電源電圧をVONとして読み込んでこ
の処理を終了する。
【0031】図11は第2の閉ループオフ制御処理のフ
ローチャートであって、ステップ5gが追加される。即
ち、ステップ5aにおいてオフ時間タイマTOFF を起動
する。ステップ5bにおいてスイッチング素子14a2
に対してオフ指令を出力し、ステップ5cにおいて電流
センサ13aによって検出される負荷電流IL を読み込
む。
【0032】ステップ5dにおいて負荷電流IL が設定
電流Id (j)から所定の値ΔIを減算した値{I
d (j)−ΔI}以下となったか否かを判定し、否定判
定されたときはステップ5bに戻る。ステップ5dにお
いて肯定判定されたときはステップ5eに進み、スイッ
チング素子14a2に対してオン指令を出力する。そし
てステップ5fにおいてオフ時間タイマTOFF を停止
し、ステップ5gにおいて電源電圧をVOFF として読み
込んでこの処理を終了する。
【0033】図12は第2の開ループ制御ルーチンのフ
ローチャートであって、ステップ951において設定電
流が変更されたか否かを判定し、肯定判定されたときは
ステップ952に進み、オン時間タイマTONを過渡時オ
ンタイマ時間TTON (j)に、オン電圧VONを過渡時オ
ン電圧VTON (j)に設定して、ステップ954に進
む。
【0034】ステップ951で否定判定されたときは、
ステップ953に進み、オン時間タイマTONを定常時オ
ンタイマ時間TSON (j)に、オン電圧VONを定常時オ
ン電圧VSON (j)に設定して、ステップ954に進
む。ステップ954で開ループオン制御処理を実行し、
ステップ955で設定電流が変更されたか否かを判定
し、肯定判定されたときはステップ956に進み、オフ
時間タイマTOFF を過渡時オフタイマ時間TTOFF(j)
に、オフ電圧VOFF を過渡時オフ電圧VTOFF(j)に設
定して、ステップ958に進む。
【0035】ステップ955で否定判定されたときは、
ステップ957に進み、オフ時間タイマTOFF を定常時
オフタイマ時間TSOFF(j)に、オフ電圧VOFF を定常
時オフ電圧VSOFF(j)に設定して、ステップ958に
進む。そしてステップ958において開ループオフ時間
処理を実行してこのルーチンを終了する。
【0036】図13は第2の開ループオン制御処理のフ
ローチャートであって、ステップ4aにおいてタイマT
を起動する。ステップ4a1において電源電圧Vを読み
込み、ステップ4a2において現在の電源電圧Vとオン
電圧VONとの電圧偏差ΔVを演算する。ステップ4a3
において電圧補正係数αを電圧偏差ΔVの関数として演
算し、ステップ4a4でオン時間タイマTONに電圧補正
係数αを乗算してオン時間タイマTONに電源電圧による
補償を加える。
【0037】ステップ4bにおいてスイッチング素子1
4a1に対してオン指令を出力し、ステップ4cにおい
てタイマTのカウント値がオン時間タイマTONに記憶さ
れているカウント値以上となったか否かが判定され、否
定判定されたときはステップ4bに戻る。ステップ4c
において肯定判定されたときはステップ4dに進み、ス
イッチング素子14a1に対してオフ指令を出力する。
そしてステップ4eにおいてタイマTをリセットしてこ
の処理を終了する。
【0038】図14は第2の開ループオフ制御処理のフ
ローチャートであって、ステップ8aにおいてタイマT
を起動する。ステップ8a1において電源電圧Vを読み
込み、ステップ8a2において現在の電源電圧Vとオフ
電圧VOFF との電圧偏差ΔVを演算する。ステップ8a
3において電圧補正係数αを電圧偏差ΔVの関数として
演算し、ステップ8a4でオフ時間タイマTOFF に電圧
補正係数αを乗算してオン時間タイマTOFF に電源電圧
による補償を加える。
【0039】ステップ8bにおいてスイッチング素子1
4a1に対してオフ指令を出力し、ステップ8cにおい
てタイマTのカウント値がオフ時間タイマTOFF に記憶
されているカウント値以上となったか否かが判定され、
否定判定されたときはステップ8bに戻る。ステップ8
cにおいて肯定判定されたときはステップ8dに進み、
スイッチング素子14a1に対してオン指令を出力す
る。そしてステップ8eにおいてタイマTをリセットし
てこの処理を終了する。
【0040】図15は第3の発明で使用される第3の開
ループオン制御処理のフローチャートであって、ステッ
プ4aにおいてタイマTを起動する。ステップ4a1に
おいて電源電圧Vを読み込み、ステップ4a2において
現在の電源電圧Vとオン電圧VONとの電圧偏差ΔVを演
算する。ステップ4a21において電圧偏差ΔVの絶対
値が所定のしきい値δ以上であるか否かが判定され、肯
定判定されたときはステップ4a3に進む。
【0041】ステップ4a3において電圧補正係数αを
電圧偏差ΔVの関数として演算し、ステップ4a4でオ
ン時間タイマTONに電圧補正係数αを乗算してオン時間
タイマTONに電源電圧による補償を加える。なおステッ
プ4a21で否定判定されたときは直接ステップ4bに
進む。ステップ4bにおいてスイッチング素子14a1
に対してオン指令を出力し、ステップ4cにおいてタイ
マTのカウント値がオン時間タイマTONに記憶されてい
るカウント値以上となったか否かが判定され、否定判定
されたときはステップ4bに戻る。
【0042】ステップ4cにおいて肯定判定されたとき
はステップ4dに進み、スイッチング素子14a1に対
してオフ指令を出力する。そしてステップ4eにおいて
タイマTをリセットしてこの処理を終了する。図16は
第3の発明で使用される第3の開ループオフ制御処理の
フローチャートであって、ステップ8aにおいてタイマ
Tを起動する。
【0043】ステップ8a1において電源電圧Vを読み
込み、ステップ8a2において現在の電源電圧Vとオフ
電圧VOFF との電圧偏差ΔVを演算する。ステップ8a
21において電圧偏差ΔVの絶対値が所定のしきい値δ
以上であるか否かが判定され、肯定判定されたときはス
テップ8a3に進む。ステップ8a3において電圧補正
係数αを電圧偏差ΔVの関数として演算し、ステップ8
a4でオフ時間タイマTOFF に電圧補正係数αを乗算し
てオン時間タイマTOFF に電源電圧による補償を加え
る。
【0044】なおステップ8a21で否定判定されたと
きは直接ステップ8bに進む。ステップ8bにおいてス
イッチング素子14a1に対してオフ指令を出力し、ス
テップ8cにおいてタイマTのカウント値がオフ時間タ
イマTOFF に記憶されているカウント値以上となったか
否かが判定され、否定判定されたときはステップ8bに
戻る。
【0045】ステップ8cにおいて肯定判定されたとき
はステップ8dに進み、スイッチング素子14a1に対
してオン指令を出力する。そしてステップ8eにおいて
タイマTをリセットしてこの処理を終了する。
【0046】
【発明の効果】第1の発明にかかる定電流制御装置によ
れば、負荷電流を検出する電流センサをHブリッジの一
方の辺に設置することが可能となり、構成を簡素化する
ことが可能となる。第2の発明にかかる定電流制御装置
によれば、閉ループ制御時に記憶されたオンオフ時間を
電源電圧に応じて補償することにより、開ループ制御の
精度を向上することが可能となる。
【0047】第3の発明にかかる定電流制御装置によれ
ば、電源電圧の変動が大であるときにだけオンオフ時間
の補償を行うことにより、開ループ制御の精度を向上す
るとともに制御部の負担を軽減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例の回路図である。
【図2】図2は、電流制御ルーチンのフローチャートで
ある。
【図3】図3は、閉ループ制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図4】図4は、閉ループオン制御処理のフローチャー
トである。
【図5】図5は、閉ループオフ制御処理のフローチャー
トである。
【図6】図6は、開ループ制御ルーチンのフローチャー
トである。
【図7】図7は、開ループオン制御処理のフローチャー
トである。
【図8】図8は、開ループオフ制御処理のフローチャー
トである。
【図9】図9は、第2の閉ループ制御ルーチンのフロー
チャートである。
【図10】図10は、第2の閉ループオン制御処理のフ
ローチャートである。
【図11】図11は、第2の閉ループオフ制御処理のフ
ローチャートである。
【図12】図12は、第2の開ループ制御ルーチンのフ
ローチャートである。
【図13】図13は、第2の開ループオン制御処理のフ
ローチャートである。
【図14】図14は、第2の開ループオフ制御処理のフ
ローチャートである。
【図15】図15は、第3の開ループオン制御処理のフ
ローチャートである。
【図16】図16は、第3の開ループオフ制御処理のフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11…マイクロコンピュータ 12a…ステッピングモータA相駆動コイル 13a…電流センサ 14a1〜4…スイッチング素子 14a5…駆動ロジック

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の対角が負荷に、他の一方の対角が
    電源およびアースに接続されるHブリッジと、 前記Hブリッジの一方の辺に挿入され、負荷を第1の方
    向に流れる負荷電流を検出する電流センサと、 負荷電流を所定の設定電流に定電流制御する制御部と、
    からなる定電流制御装置であって、 前記制御部が、 負荷を流れる電流が第1の方向であるときに、前記電流
    センサで検出される負荷電流と設定電流とに基づいて閉
    ループ制御する閉ループ制御手段と、 負荷を流れる電流が第1の方向であるときに、設定電流
    に対応して前記Hブリッジのオン時間およびオフ時間を
    計測して記憶するオンオフ時間記憶手段と、 負荷を流れる電流が第1の方向と逆方向である第2の方
    向であるときに、前記オンオフ時間記憶手段に記憶され
    た設定電流に対応する前記Hブリッジのオン時間および
    オフ時間に基づいて前記Hブリッジのオン時間およびオ
    フ時間を制御する開ループ制御手段と、を具備する定電
    流制御装置。
  2. 【請求項2】 前記開ループ制御手段が、 前記オンオフ時間記憶手段に記憶された設定電流に対応
    する前記Hブリッジのオン時間およびオフ時間を電源電
    圧に応じて補償する補償手段を含む請求項1に記載の定
    電流制御装置。
  3. 【請求項3】 前記補償手段が、 前記オンオフ時間記憶手段にオン時間およびオフ時間を
    記憶したときの電源電圧と、前記開ループ制御手段によ
    る開ループ制御実行時の電源電圧と、の差が予め定めた
    しきい値電圧以上であるときにオン時間およびオフ時間
    の補償を実行するものである請求項2に記載の定電流制
    御装置。
JP13315794A 1994-06-15 1994-06-15 定電流制御装置 Withdrawn JPH089687A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1215061A3 (de) * 2000-12-16 2004-05-12 Bühler Motor GmbH Busgesteuerter Stellantrieb
US9777864B2 (en) 2014-09-10 2017-10-03 Continental Automotive Systems, Inc. Method and device for controlling a solenoid actuator
US10193326B2 (en) 2016-04-21 2019-01-29 Continental Automotive Systems, Inc. Non-intrusive short-circuit protection for power supply devices

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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