JPH0896867A - 自動車用ワイヤハーネスのアース構造 - Google Patents

自動車用ワイヤハーネスのアース構造

Info

Publication number
JPH0896867A
JPH0896867A JP25129994A JP25129994A JPH0896867A JP H0896867 A JPH0896867 A JP H0896867A JP 25129994 A JP25129994 A JP 25129994A JP 25129994 A JP25129994 A JP 25129994A JP H0896867 A JPH0896867 A JP H0896867A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
earth
ground
terminal
wire
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25129994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Shibata
英昭 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP25129994A priority Critical patent/JPH0896867A/ja
Publication of JPH0896867A publication Critical patent/JPH0896867A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤハーネスのアース線1を板端子のアー
ス端子2に圧着接続し、そのアース端子2を車体11の
アースポイント3へ接続導通させるアース構造におい
て、単一のアースポイント3への接続可能アース線数を
増加して、アース線1の中間接続による多枝分岐アース
線形態を解消し、アース性能の安定向上と、アース回路
形態のシンプル化・アース回路の形成コストの低減を図
る。 【構成】 アースポイント3へ接合接続する車体接合面
部8と、アース端子2を接合接続する端子接合面部9A
・9B・9C・9Dを有する「さいころ」形状の導電性
金属製のアース接続子10を中継子となし、その端子接
合面部9A〜9Dの任意のものに、2枚重合のアース端
子2を接続したアース接続子10をアースポイント3に
接続固定し、単一のアースポイント3に多数のアース線
1を集中接続する構造が特徴である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤハーネスから引
き出したアース線のアース端子を、自動車車体に接続導
通してアース回路を形成する自動車用ワイヤハーネスの
アース構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワイヤハーネスのアース線の自動車車体
への接続構造は(図3参照)、ワイヤハーネスから引き
出したアース線1の端部を、板端子のアース端子2に圧
着接続し、そのアース端子2の中央のボルト孔4に、取
り付けボルト5を挿通して車体11のアースポイント3
に接続導通する構造になっている。
【0003】そして、アース端子2へのアース線1の接
続は、アース端子2の圧着片12にアース線1の導体を
圧着接続するので、圧着による導通品質の安定を図るた
めに、単一のアース端子2には最大2本のアース線1の
接続が限度とされ(3本以上のアース線1を共通のアー
ス端子2に圧着すると、圧着片12に直接圧着されない
アース線1が発生して圧着力不足となり、圧着部位から
抜けるおそれがある)、さらに、アース線1を圧着した
アース端子2は、車体への導通性を安定確保するため
に、2枚重合を限度にして、車体のアースポイント3に
接続するようになっている(3枚以上重合すると、重合
圧接するアース端子2間の面圧不足によって導通不備を
生ずるおそれがある)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来の車体への
アース構造によると、車体の単一のアースポイント3に
最大4本のアース線接続しかできない制限があり、か
つ、車体のアースポイント3も車体11の事情によって
設定数と設定位置が制限されるので、自動車の電気的性
能の高度化に伴って一段と複雑化しているワイヤハーネ
スシステムにおいては、アース端子2に接続したアース
線1の中間に、他のアース線1を接続せざるを得ない多
枝分岐のアース回路形態となり、アース線形状が輻輳化
して回路形成作業が煩雑にして手数がかかり、その上、
その中間接続部の接続不備や浸水トラブルによってアー
ス性能に支障をもたらす品質上の難点がある。
【0005】そして、一段と複雑化しているワイヤハー
ネスシステムにおいて、アース回路も複雑化の傾向にあ
るものの、車体側のアースポイント3の制限からワイヤ
ハーネスのアース回路の設定自由度が阻害される場合が
あり、この難点解消が当該分野で求められている。
【0006】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
ると共に、当該分野の技術要求に応えるアース構造を提
供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明の自動車用ワイヤハーネスのアース構造は「ワ
イヤハーネスのアース線端の板状のアース端子を、車体
に接続導通してアース回路を形成するアース構造におい
て、車体接合面部を有して、車体への取り付けボルト孔
を貫設すると共に、前記アース端子をボルト締め接続す
る端子接合面部を、二面以上有する導通性多面体のアー
ス接続子を介して、前記アース線を車体のアースポイン
トへ接続する構造」になっている。
【0008】即ち、本発明のアース構造は、前記のアー
ス接続子を中継接続子として、アース回路を形成するも
ので、複数存在する端子接合面部に、例えば、2本のア
ース線を圧着接続したアース端子を二枚重合して取り付
け、その中継接続子を車体側にボルト締め固定すること
によって、多数のアース線を、車体の単一のアースポイ
ントに一括接続してアース回路群を集中形成する構造を
特徴としている。そして、そのアース接続子は、立方六
面体の「さいころ」形状等の任意の多面体形状のものが
用いられる。
【0009】
【作用】以上の本発明のアース構造によると、車体側の
単一のアースポイントに、少くとも8本以上のアース線
を接続することができるので、従来のアース線相互の中
間接続は無用になると共に、車体のアースポイントへの
接続可能アース線数が増加し、ワイヤハーネスシステム
におけるアース回路の設定自由度が向上すると共に、多
枝分岐のアース線が不存在によって、アース線構成がシ
ンプル化する。
【0010】そして、多面体のアース接続子に存在する
複数の端子接合面部は、異なる平面上に位置するので、
接続して引き出すアース線の伸長方向と整合するものを
選択して接続することが可能となり、車体のアースポイ
ント部位におけるアース線配列が整列化できると共に、
車体のアースポイントと実質一体化したアース接続子
に、総てのアース線を直接接続するので、導通不良を生
ずるおそれが極めて少く、アース性能が安定する。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明の第一実施例を示す図1を参照して、ワイヤ
ハーネスから引き出したアース線1を、板端子のアース
端子2の圧着片12に圧着接続し、そのアース端子2を
車体11へ導通させることによって、アース回路を形成
するにおいて、さいころ形状の導通金属製六面体のアー
ス接続子10を中継子として使用する構造になってい
る。
【0012】即ち、アース接続子10は、六面中の一面
が、車体11のアースポイント3へ接合して取り付ける
車体接合面部8となり、この車体接合面部8の中心から
対向面まで貫通するボルト孔4が貫設され、このボルト
孔4に取り付けボルト5を挿入して車体11に締め付け
螺着することによって、アース接続子10がアースポイ
ント3に接続固定されて、車体11と導通するようにな
っている。
【0013】そして、アース接続子10の他の対向四面
は、重合したアース端子2を接合固定して、導通接続で
きる端子接合面部9A・9B・9C・9Dとなり、それ
ぞれの中心に、アース端子2のボルト孔4と重合連通す
る雌ねじ孔6を有し、2枚重合姿勢のアース端子2を端
子接合面部9A・9B・9C・9Dの任意のものに取り
付け固定して、アース線1を車体11に導通接続して所
要のアース回路を形成する。
【0014】以上の実施例のものによると、2本のアー
ス線1を圧着接続したアース端子2を2枚重合して、端
子接合面9A〜9Dの2個を利用すると、車体11の単
一のアースポイント3に総数8本のアース線1が接続さ
れ、さらに、その4個を利用すると総数16本のアース
線1が接続可能となり、前記の作用を奏することができ
る。
【0015】つぎに、図2を参照して本発明のアース構
造に用いるアース接続子10の他の態様を説明する。即
ち、アース接続子10は、図2の(A)のように、同一
の端子接合面部9に、先端を対峠姿勢になしたアース端
子2を相反方向に取り付けできる直方立方体形状にした
り、図2の(B)のように、台形六面体にしたり、また
は、図2の(C)のように、図1実施例の立方体形状の
ものをボルト連結したツイン形になして、極めて多数の
アース線1を単一のアースポイント3に集中接続するこ
とがある。
【0016】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明の自動車用
ワイヤハーネスのアース構造は、車体の単一のアースポ
イントへの接続可能アース線数が増加すると共に、車体
アースポイントと実質的一体物のアース接続子に、総て
のアース線を直接接続して、従来構造のアース線相互の
中間接続を無用にするので、ワイヤハーネスシステムの
アース回路の設定自由度を向上して、当該分野の技術要
求に応えると共に、アース回路の性能が安定する。
【0017】そして、多面体の異なる面に存在する複数
の端子接合面部を選択して、アース線の引き出し方向に
整合したアース線接続ができるので、車体のアースポイ
ント部位の電線群が整列化して、ワイヤハーネスシステ
ムのコンパクト化を促進し、さらに、単一のアースポイ
ントの接続可能電線数の増加によるアースポイント数の
少数化と、多枝分岐のアース線接続の解消によって、ワ
イヤハーネスのアース回路形成の一連の作業が簡素化さ
れ、コスト低減と作業性向上が促進できる。以上の諸効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一実施例の自動車用ワイヤハーネスの
アース構造を示し、(A)はその構成部材の斜視図、
(B)はそのアース接続子のX軸中央断面図、(C)は
そのアース接続子のY軸中央断面図、(D)はその使用
状態の斜視図
【図2】本発明の他の実施例の自動車用ワイヤハーネス
のアース構造のアース接続子を示し、(A)(B)
(C)ともその斜視図
【図3】従来の自動車用ワイヤハーネスのアース構造の
説明図
【符号の説明】
1 アース線 2 アース端子 3 車体のアースポイント 4 ボルト孔 5 取り付けボルト 6 雌ねじ孔 8 車体接合面部 9A・9B・9C・9D 端子接合面部 10 アース接続子 11 車体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスのアース線端の板状のア
    ース端子を、車体に接続導通してアース回路を形成する
    アース構造において、車体接合面部を有して、車体への
    取り付けボルト孔を貫設すると共に、前記アース端子を
    ボルト締め接続する端子接合面部を、二面以上有する導
    通性多面体のアース接続子を介して、前記アース線を車
    体のアースポイントへ接続する構造を特徴とする自動車
    用ワイヤハーネスのアース構造。
  2. 【請求項2】 さいころ形状の六面体にして、該六面の
    四面を端子接合面部になしたアース接続子からなる請求
    項1の自動車用ワイヤハーネスのアース構造。
JP25129994A 1994-09-20 1994-09-20 自動車用ワイヤハーネスのアース構造 Pending JPH0896867A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25129994A JPH0896867A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 自動車用ワイヤハーネスのアース構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25129994A JPH0896867A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 自動車用ワイヤハーネスのアース構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0896867A true JPH0896867A (ja) 1996-04-12

Family

ID=17220747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25129994A Pending JPH0896867A (ja) 1994-09-20 1994-09-20 自動車用ワイヤハーネスのアース構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0896867A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349759B1 (ko) * 1999-11-26 2002-08-22 현대자동차주식회사 접지 터미널
KR20030005894A (ko) * 2001-07-10 2003-01-23 기아자동차주식회사 접지용 콘넥트
JP2008510285A (ja) * 2004-08-19 2008-04-03 ケーブル ターミノロジー リミテッド 電気接地用ナット
FR2947106A1 (fr) * 2009-06-22 2010-12-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Assemblage de connexion electrique de masse a effet go/no-go
JP2012117220A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械のアースブラケット
JP2015082405A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 第一電子工業株式会社 電気コネクタ

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100349759B1 (ko) * 1999-11-26 2002-08-22 현대자동차주식회사 접지 터미널
KR20030005894A (ko) * 2001-07-10 2003-01-23 기아자동차주식회사 접지용 콘넥트
JP2008510285A (ja) * 2004-08-19 2008-04-03 ケーブル ターミノロジー リミテッド 電気接地用ナット
FR2947106A1 (fr) * 2009-06-22 2010-12-24 Peugeot Citroen Automobiles Sa Assemblage de connexion electrique de masse a effet go/no-go
JP2012117220A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械のアースブラケット
JP2015082405A (ja) * 2013-10-23 2015-04-27 第一電子工業株式会社 電気コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08182157A (ja) 電気接続箱
JPH0896867A (ja) 自動車用ワイヤハーネスのアース構造
US4801279A (en) Shape memory alloy spring connection asssembly
JPH048618Y2 (ja)
JPH10174254A (ja) 電気接続箱の電気接続構造
JP2003087936A (ja) 電気回路装置
JPH078960U (ja) 電気部品の取付金具
JPS6026458Y2 (ja) 圧着端子構造
JP2992976B2 (ja) 端子台および制御装置
JPH0110863Y2 (ja)
JPH0649066Y2 (ja) 分岐接続箱
JPH04136875U (ja) コネクタの構造
JP2001025136A (ja) ジョイント接続構造を備えた電気接続箱
JPH0130818Y2 (ja)
JP2001345130A (ja) ツイストペア電線の接続構造
JP3940695B2 (ja) 回路変換具及び構造
JPH0739136Y2 (ja) フラットワイヤハーネスの分岐接続構造
JPH1154229A (ja) 導通コネクタ
JPH025484Y2 (ja)
JPH0750828Y2 (ja) 電気接続箱
JPH069063U (ja) 電気接続箱内導電体の接続構造
JPH08196019A (ja) 多重接続型圧接端子および電気接続箱
JP3089191B2 (ja) 配線板用接続端子
KR20210094879A (ko) 연성평면케이블 부스바
JPH0451425Y2 (ja)