JPH089622Y2 - 密封容器の正内圧判別装置 - Google Patents

密封容器の正内圧判別装置

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JPH089622Y2
JPH089622Y2 JP1989035774U JP3577489U JPH089622Y2 JP H089622 Y2 JPH089622 Y2 JP H089622Y2 JP 1989035774 U JP1989035774 U JP 1989035774U JP 3577489 U JP3577489 U JP 3577489U JP H089622 Y2 JPH089622 Y2 JP H089622Y2
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JP
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roller
measuring
measuring roller
container
sealed container
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JP1989035774U
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JPH02128545U (ja
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正行 増田
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Daiwa Can Co Ltd
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Daiwa Can Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は受けローラと、被判別密封容器の直径より
小さい間隔をもって前記受けローラに対向して位置する
測定ローラとを備え、受けローラと測定ローラ間を前記
密封容器が通過する際に測定ローラに与えられる衝撃荷
重による測定ローラの移動量を測定して密封容器の正内
圧の適否を判別する装置に関する。
〔従来の技術〕
密封容器の内圧の適否判別装置の従来装置において
は、第3図に示す如く、受けローラ1と測定ローラ2と
の間を密封容器3が通過した際に、密封容器3の胴部3a
の弾性変形に伴い測定ローラ2が受けた荷重をロードセ
ル4で測定し、その測定値を周知構成の判別装置Aで判
別して密封容器の内圧の適否を判別している。なお、第
3図において5は容器搬送のコンベヤーベルトである。
上記従来装置では、ロードセルに一端当接の測定ロー
ラは剛体であるから、測定ローラは固定位置にあるとい
ってよく、受けローラも固定位置にあって、剛体又は弾
性体から成る。しかし、測定ローラと受けローラとで挟
み測定ローラが密封容器の弾性変形可能な胴部の変形に
伴って受ける荷重を測定するのであるから、受けローラ
も測定ローラと同等の荷重を受けていることになり、上
記の弾性体の受けローラも実質的に剛体のものといえ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来装置では、高速で進行してきた密封容器は、
当該容器の胴部の直径より小さい間隔で固定位置にある
受けローラと測定ローラ間に入る際に、両ローラに同時
に衝突するか、又は何れか一方のローラに衝突し次いで
他方のローラに衝突し、そして胴部を弾性変形させなが
ら両ローラ間を通り抜けることになる。
両ローラの間隔が狭くなるほど、又密封容器の進行速
度が高速になるほど、上記の衝突値即ちローラに与える
荷重は大となり、これに伴って密封容器の胴部に傷がつ
き、ことに、缶胴に印刷が施されている缶の場合には印
刷面の傷つきが多くなるという問題を生じる。この考案
は上記胴部における損傷の発生の減少を可能にする判別
装置を得ることを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この考案は、受けローラと、判別される密封容器の直
径より小さい間隔をもって前記受けローラに対向して位
置する測定ローラと、前記受けローラと測定ローラとの
間を通過するように密封容器を進行させる搬送装置とを
備え、前記両ローラ間に密封容器を通して、該容器の正
内圧の適否を判別する装置において、上記目的達成の手
段として、前記測定ローラを水平方向に移動可能に支持
するとともに、該測定ローラを受けローラ方行に押す加
圧空気を収容する室と、容器本体が測定ローラに衝突し
て生じる衝撃荷重により、前記加圧空気による押しに抗
してはね飛ばされる前記測定ローラの移動量を測定する
変移検出センサーとを具備し、更に、測定ローラの前記
はね飛ばされを可能にし、かつ、次の密封容器が測定位
置に到達する前にはね飛ばされた測定ローラを元の位置
に復元させるに足る値の加圧空気を加圧空気収容室に供
給する機構を具備する。
〔作用〕
本考案装置は上記の如く、測定ローラを押す加圧空気
を収容する室に有しかつ測定ローラの移動を測定するた
めに変位検出センサーを具備するから、上記押圧装置の
加圧空気の圧力を、移動した測定ローラを復元させるに
足る値に設定し、密封容器が受けローラと測定ローラと
の間を通過する際に生じる測定ローラの変位を変位セン
サーで測定できる。
而して、密封容器が50m/minの高速で進行してきて
も、密封容器の弾性胴部が先ず測定ローラに、又は両ロ
ーラに同時に衝突するときは、測定ローラがこの衝撃値
相当だけはね飛ばされるから、固定測定ローラに衝突時
よりも測定ローラによって胴部に傷をつけることが少な
い。従って容器胴部の傷発生は大幅に減少する。
この考案装置において、進行してきた密封容器が先に
受けローラと衝突しないように容器案内部材を配位する
ことにより、胴部の傷発生は実質的に皆無になる。
なお、密封容器が高速で進行してきているため、はね
飛ばされた測定ローラが元の位置に戻る前に密封容器は
両ローラ間を通過してしまうが、測定ローラのはね飛ば
されによる移動量は、容器の進行速度、容器胴部の材
質、厚さが一定であるときは容器の正内圧に比例するか
ら、上記移動量の測定値を判別することによって容器内
圧の良否の判別ができる。
〔実施例〕
この考案の実施例を第1,第2図により説明する。
これらの図において、1,2,3,3a,5,Aは第3図と同じも
のを示す。そして、6は、シリンダー形状の加圧空気を
収容する室7を有しかつ測定ローラ支承枠8を一端に有
する支持軸9を摺動自在に支持する支持部、10は前記室
7と空気加圧装置(図示せず)とを連通する導入孔、11
は前記支持軸9の他端部9aと所定間隔lを隔てて対向す
る変位検出センサー、12はこの変位検出センサー11と支
持部6との連結腕、13は変位検出センサーの導出部、14
は前記室7内を摺動可能で支持軸9aと一体のピストン、
15は空気流通孔である。
上記構成の装置において、支持軸9の他端部9aと変位
検出センサー11との間隔を3mmに設定し、0.4kg/cm2の加
圧空気を加圧空気室に供給し、受けローラ1と測定ロー
ラ2との間隔を胴部3aの直径より2mm小さくなるように
両ローラの位置を定めた。そしてコンベヤーベルト5を
55m/minの速度で進行させ、当該ベルト5にぶりき材か
らなり内圧が0〜2.7kg/cm2の範囲にある密封容器3を
載せて両ローラ1,2の間を通過させて測定ローラ2の変
位を変位検出センサーで検出した。
1000缶を連続して通過させ、各缶の印刷傷の有無を検
査したが、傷のあるものは殆どなかった。なお、この実
施例での密封容器の正内圧の良否判別は、第3図の従来
のロードセル使用の装置での判別に比べてほぼ同等の結
果であった。
この考案の装置の実施するには、加圧空気圧を密封容
器の進行速度を勘案して定め、変位検出センサーと支持
軸他端部との間隔lを加圧空気圧,密封容器の進行速度
及び密封容器胴部の材質,内圧により定めるようにす
る。
〔考案の効果〕 この考案の密封容器の正内圧判別装置によれば、密封
容器の胴部が測定ローラに衝突した際に測定ローラの抵
抗が小さいから、胴部に傷がつくおそれがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一例の概略説明図、第2図は測定ロー
ラ側の構成を示す部分破断図、第3図は、従来例の概略
説明図である。 1……受けローラ、2……測定ローラ、3……密封容
器、5……搬送装置、7……加圧空気を収容する室、11
……変位検出センサー、A……判別装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1) 受けローラと、判別される密封容
    器の直径より小さい間隔をもって前記受けローラに対向
    して位置する測定ローラと、前記受けローラと測定ロー
    ラとの間を通過するように密封容器を進行させる搬送装
    置とを備え、前記両ローラ間に密封容器を通して、該容
    器の正内圧の適否を判別する装置において、 前記測定ローラを水平方向に移動可能に支持するととも
    に、該測定ローラを受けローラ方行に押す加圧空気を収
    容する室と、容器本体が測定ローラに衝突して生じる衝
    撃荷重により、前記加圧空気による押しに抗してはね飛
    ばされる前記測定ローラの移動量を測定する変移検出セ
    ンサーとを具備し、 更に、測定ローラの前記はね飛ばされを可能にし、か
    つ、次の密封容器が測定位置に到達する前にはね飛ばさ
    れた測定ローラを元の位置に復元させるに足る値の加圧
    空気を加圧空気収容室に供給する機構を具備すること、 を特徴とする密封容器の正内圧判別装置。
JP1989035774U 1989-03-29 1989-03-29 密封容器の正内圧判別装置 Expired - Lifetime JPH089622Y2 (ja)

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JPH02128545U JPH02128545U (ja) 1990-10-23
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JPS59163532A (ja) * 1983-03-09 1984-09-14 Hokkai Can Co Ltd 密封容器の内圧検査装置
JPH0650272B2 (ja) * 1986-01-13 1994-06-29 大和製罐株式会社 缶内圧判別装置

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