JP6119269B2 - 異物混入検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、封入物を封入封緘した封筒に、想定外の異物が混入されていないか検査する技術に関する。
ダイレクトメールなどの封筒の発送を大量に請け負う印刷会社では、封入封緘機により所定の封入物を封筒に封入封緘する際、封入物の過不足を検査している。
封入物の過不足を検査する手法として、特許文献1では、名寄せする封入物に印刷されたコードを読み取り、予め封筒の宛先に関連付けられている封入物であるかを確認することで、封入物の過不足を判定する発明が開示されている。また、特許文献2では、封入物の厚みを計測して封入物の過不足を判定する発明が開示されている。更に、特許文献3では、封入封緘後の封筒の重量を計測して封入物の過不足を判定する発明が開示されている。
しかしながら、封筒に誤って封入される物は封入物に限らず、封入物ではないネジやナットといった想定外の異物も封筒に混入するケースがあるため、想定外の異物が封筒に混入されていないか検査することが必要とされる。
特許文献1の発明では、名寄せする封入物に印刷されたコードから封入物の過不足を判定するため、封筒への異物混入を検査できない。また、異物が封筒に混入すると封筒の重量が増すため、特許文献3のように、封入封緘後の封筒の重量を計測すれば封筒に異物が混入したか検査できるが、製品をハンドリフトで頻繁に運搬する現場では、製品をハンドリフトで運搬する際の振動ノイズによって誤検出が多発するため、重量による検査は現場では好ましくない。更に、異物が封筒に混入すると封筒の厚みが厚くなるため、特許文献2のように、封入封緘後の封筒の厚みを計測すれば封筒に異物が混入したか検査できるが、特許文献2のように、封筒の一部の厚みしか測定しない場合、異物混入の検査精度が非常に悪くなってしまう。
特開2011-161422号公報 特開平7−215321号公報 特開2011-96030号公報
そこで、本発明は、封入封緘後に封筒の全範囲の厚みを測定し、封筒に想定外の異物が無いか検査する装置を提案する。
上述した課題を解決する第1の発明は、駆動ローラと従動ローラによって封筒の全幅をニップして搬送するニップローラと、前記ニップローラと対向して平行な平行平面を有し、前記従動ローラの両端を軸支する平行板と、前記平行板に垂設され、前記平行板を支持するダンパーと、前記平行平面の上下方向の変位を計測する変位センサと、前記ニップローラで封筒を搬送した時の前記変位センサの出力波形を所定間隔サンプリングした検査波形から異物の混入を判定する処理を実行する検査制御部を備え、前記検査制御部は、異物の混入を判定する処理として、異物が混入していない封筒である正常品を前記ニップローラで搬送した時の前記変位センサの出力波形を所定間隔でサンプリングした正常品の出力波形を計測する正常品計測処理と、前記正常品計測処理で計測した前記正常品の出力波形に含まれるサンプリング点毎に所定の閾値をサンプリング点の値に加算した閾値波形を生成して記憶する閾値波形生成処理と、前記検査波形の値と前記閾値波形の値をサンプリング点毎に比較し、前記検査波形の値が前記閾値波形の値よりも大きくなったサンプリング点が一つでもあれば、前記ニップローラで搬送した封筒を不良品と判定する異物混入判定処理を実行することを特徴とする異物混入検査装置である。
第1の発明によれば、封筒の全幅をニップして搬送するニップローラの従動ローラの上下位置は、平行板を支持するダンパーの機能によって、ニップローラにより搬送する封筒の厚みに応じて上下方向に移動し、従動ローラを軸支している平行板も、封筒の厚みに応じて上下方向に移動する。よって、ニップローラにより封筒を搬送した際に、平行板の変位を変位センサで計測すれば、ニップローラにより搬送する封筒の全範囲の厚みを利用して封筒に想定外の異物が無いか検査できるようになる。加えて、第2の発明によれば、閾値だけ嵩上げした閾値波形を用いて異物の混入を判定し、振動ノイズによる誤判定をより低減できる。
更に、第の発明は、第の発明に記載した異物混入検査装置において、厚みが封筒毎に異なる品目の場合であっても異物の混入を判定できるようにした発明で、前記検査制御部は、封入物が封筒毎に異なる品目の場合、前記正常品計測処理において、厚みが最小の正常品の出力波形である最小出力波形と、厚みが最大の正常品の出力波形である最大出力波形を計測し、前記閾値波形生成処理において、前記最小出力波形と前記最大出力波形の平均値を求め、前記最小出力波形および前記最大出力波形の平均値の間を埋める出力波形の平均値を複数決定し、決定した平均値毎の出力波形を補間により生成した後、前記最小出力波形、前記最大出力波形および補間により生成した出力波形それぞれの前記閾値波形を生成し、前記異物混入判定処理において、前記検査波形の平均値を算出した後、前記検査波形の平均値に平均値が最も近い出力波形の前記閾値波形を選択して利用することを特徴とする。
の発明によれば、封筒の厚みに適した閾値波形が利用されるため、厚みが封筒毎に異なる品目の場合であっても異物の混入を判定できるようになる。
本発明によれば、封入封緘後に封筒の全範囲の厚みを測定し、封筒に想定外の異物が無いか検査することができる。
本実施形態にかかる異物混入検査装置の斜視図。 本実施形態にかかる異物混入検査装置の側面図。 変位センサの出力波形を説明する図。 異物混入検査装置の検査制御部の動作を説明する図。 封入物が封筒毎に異なる品目における正常品計測処理を説明する図。 封入物が封筒毎に異なる品目における閾値波形生成処理を説明する図。 封入物が封筒毎に異なる品目における閾値波形を説明する図。 封入物が封筒毎に異なる品目における異物混入判定処理を説明する図。
ここから、本発明の好適な実施形態を記載する。なお、以下の記載は本発明の範囲を束縛するものでなく、理解を助けるために記述するものである。
図1は、本実施形態にかかる異物混入検査装置1の斜視図で、図2は、本実施形態にかかる異物混入検査装置1の側面図である。
図1に図示したように、本実施形態にかかる異物混入検査装置1は、駆動ローラ10bと従動ローラ10aによって封筒2の全幅をニップして搬送するニップローラ10と、ニップローラ10と対向して平行な平行平面11aを有し、従動ローラ10aの両端を軸支部材11bにより軸支する平行板11と、平行板11に垂設され、平行板11を支持するダンパー12と、平行平面11aの上下方向の変位を計測する変位センサ13と、封入封緘後の封筒2をニップローラ10で搬送した時の変位センサ13の出力波形である検査波形を用いて異物2aの混入を判定する検査制御部14を備え、検査制御部14には、変位センサ13の出力に加え、封筒2の搬送が開始されることを示すトリガが入力される。
本実施形態にかかる異物混入検査装置1は、封筒2の全範囲の厚みを測定し、封筒2に想定外の異物2aが無いか検査できるように発案された装置で、封筒2の全範囲の厚みを測定するための要素は、ニップローラ10、平行板11、ダンパー12および変位センサ13になる。
図2に図示したように、本実施形態の異物混入検査装置1では、ニップローラ10により封筒2の全幅をニップして搬送できるように、駆動ローラ10bと従動ローラ10aのローラ長を封筒2の全幅よりも長くしている。
また、駆動ローラ10bの両軸を、異物混入検査装置1を設置した機械(例えば、封入封緘機)の機械フレーム3aによって軸支し、従動ローラ10aの両軸を、ダンパー12によって支持される平行板11の軸支部材11bによって軸支している。なお、本実施形態の異物混入検査装置1では、駆動ローラ10bの片端は回転機構3b(例えば、モータ)に接続し、従動ローラ10aの両軸を軸支する平行板11に垂設されたダンパー12は支持部材12aによって機械フレーム3aで支持されている。
このように構成することで、封筒2の全幅をニップして搬送するニップローラ10の駆動ローラ10bの上下位置は固定で、従動ローラ10aの上下位置は、平行板11を支持するダンパー12の機能によって可動になり、従動ローラ10aは、ニップローラ10によって搬送する封筒2の厚みに応じて上下方向に移動することになる。
従動ローラ10aは、ニップローラ10によって搬送する封筒2の厚みに応じて上下方向に移動するため、ニップローラ10によって封筒2を搬送した際に、封筒2を搬送していないときからの従動ローラ10aの変位を時系列で計測すれば、ニップローラ10によって搬送する封筒2の全範囲の厚みを計測することができるが、従動ローラ10aの断面は円形状になっているため変位の計測誤差が生じ易い。
そこで、本実施形態では、ニップローラ10と対向して平行な平行平面11aを有し、従動ローラ10aの両端を軸支する平行板11を設け、従動ローラ10aではなく、従動ローラ10aの動きに追従する平行板11の平行平面11aを変位の計測対象としている。
図1および図2で図示したように、従動ローラ10aの動きに追従する平行板11の平行平面11aの上側に、平行板11の平行平面11aの変位を計測する変位センサ13を設置している。変位センサ13の出力は、ニップローラ10で封筒2を搬送していないときの平行平面11aの位置が「0」になるように調整され、ニップローラ10で封筒2を搬送しているときの出力が封筒2の厚みとなる。なお、変位センサ13は、接触式または非接触式のセンサのいずれでもよく、変位を計測する計測スポットの位置は平行平面11a内であれば任意でよいが、本実施形態では、計測スポットを平行板11の中心に設定している。
図3は、変位センサ13の出力波形を説明する図である。なお、封筒2の先頭および末尾は封筒2のみの厚みになるため、本実施形態では、異物混入検査装置1は、規定値以上の厚みを取り扱うようにしている。
図3(a)は、異物2aが混入していない封筒2である正常品の出力波形を説明する図である。図3(a)に図示したように、正常品には、異物2aが混入していないため、正常品の出力波形は概略平らである。
図3(b)は、異物2aが混入した封筒2である不良品の出力波形を説明する図である。図3(b)に図示したように、不良品をニップローラ10で搬送すると、異物2aが混入している箇所では、異物2aの厚みΔdに応じて従動ローラ10aが上側に移動するため、不良品の出力波形は、異物2aが混入している箇所が山型に膨らむ。
このように、封筒2に異物2aが混入した場合、異物2aが混入した箇所の厚みが厚くなるため、封入封緘した封筒2の全幅の厚みを計測すれば、封筒2に異物2aが混入したか否か精度よく検査できる。
本実施形態の異物混入検査装置1において、変位センサ13の出力波形に基づき異物2aの混入を判定する要素は検査制御部14になり、検査制御部14には、変位センサ13の出力が入力される。
封筒2への異物混入を検査する検査制御部14は、パーソナルコンピュータやPLC(Programmable Logic Controller)で実現され、検査制御部14には、変位センサ13の出力に基づき異物混入を判定するためのコンピュータプログラムが実装される。
図4は、異物混入検査装置1の検査制御部14の動作を説明する図である。封筒2への異物混入検査を行う際、まず、異物混入検査装置1のニップローラ10で正常品を搬送し、異物混入検査装置1の検査制御部14は、正常品における変位センサ13の出力波形を計測する正常品計測処理(S1)を実施する。なお、異物混入検査装置1の検査制御部14は、変位センサ13の出力波形を、変位センサ13の出力を所定間隔でサンプリングした離散データとして取り扱い、ここでは、サンプリング数を10点としている。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、正常品の出力波形に含まれる各サンプリング点の値に所定の閾値(ここでは、0.5mm)を加算することで、異物混入の判定に用いる閾値波形を生成し記憶する閾値波形生成処理(S2)を実施する。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、異物混入検査を行う品目の封筒2毎に実行するループ処理(S3)を行う。このループ処理(S3)において、異物混入検査装置1の検査制御部14は、封筒2の搬送が開始されることを示すトリガが入力されると(S4)、変位センサ13の出力波形を所定間隔でサンプリングした検査波形を計測する(S5)。
封筒2の搬送が開始されることを示すトリガは、ニップローラ10に搬送される封筒2を検出するセンサや、異物混入検査装置1が設置された機械のエンコーダを利用して発生することができる。
異物混入検査装置1の検査制御部14は、検査波形を計測すると、計測した検査波形と閾値波形を時系列で比較することで、封筒2への異物混入を判定する異物混入判定処理(S6)を実行する。具体的に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、サンプリング点毎に検査波形の値と閾値波形の値を比較し、検査波形の値が閾値波形の値よりも大きくなったサンプリング点が一つでもあれば、封筒2を不良品と判定し、該サンプリング点が一つもなければ、封筒2を良品と判定する。
そして、異物混入検査を行う品目の封筒2全てについてループ処理(S3)を実行すると、この手順は終了する。
異物混入検査を行う品目は、封筒2に封入する封入物が封筒2毎に同一の品目と、封入物が封筒2毎に異なる品目があるため、正常品計測処理(S1)、閾値波形生成処理(S2)および異物混入判定処理(S6)の内容は、異物混入検査を行う品目で異なることになる。
封筒2に封入する封入物が封筒2毎に同一の品目の場合、封筒2毎に厚みは同一になるため、正常品計測処理(S1)で計測する正常品の出力波形は一つで済み、閾値波形生成処理(S2)では、異物混入検査装置1の検査制御部14は一つの閾値波形を生成し記憶する。また、異物混入判定処理(S6)では、封筒2にかかわらず、同一の閾値波形を利用して、異物混入の判定が実施される。
これに対し、封入物が封筒2毎に異なる品目の場合、封筒2毎に封筒2の厚みが変わるため、正常品形計測処理(S1)と、閾値波形生成処理(S2)と、異物混入判定処理(S6)の内容は、封入物が封筒2毎に同一の品目とは異なる。
図5は、封入物が封筒2毎に異なる品目における正常品計測処理(S1)を説明する図である。封入物が封筒2毎に異なる品目の場合、厚みが最小の正常品がニップローラ10で搬送されて、異物混入検査装置1の検査制御部14は、厚みが最小の正常品の出力波形を最小出力波形として計測し(S10)、更に、厚みが最大の正常品がニップローラ10で搬送されて、異物混入検査装置1の検査制御部14は、厚みが最大の正常品の出力波形を最大出力波形として計測して(S11)、図5の手順は終了する。
図6は、封入物が封筒2毎に異なる品目における閾値波形生成処理(S2)を説明する図である。封入物が封筒2毎に異なる品目の場合、異物混入検査装置1の検査制御部14は、まず、最小出力波形の平均値と、最大出力波形の平均値をそれぞれ算出する(S20)。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、最小出力波形と最大出力波形の間を埋める出力波形の平均値を複数決定する(S21)。該平均値を決定するアルゴリズムは任意であるが、ここでは、最小出力波形と最大出力波形の平均値の区間を定められた数に分割し(ここでは、5分割)し、最小出力波形の平均値と最大出力波形の平均値を除く平均値を、最小出力波形と最大出力波形の間を埋める出力波形の平均値として決定している。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、正常品計測処理(S1)で得た出力波形を利用して、最小出力波形と最大出力波形の間を埋める出力波形の平均値毎に出力波形を補間により生成する(S22)。最小出力波形と最大出力波形の間を埋める出力波形の値は、(最小出力波形の平均値、最小出力波形の値)と(最大出力波形の平均値、最大出力波形の値)の2点から線形補間で求めることができる。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、最小出力波形、最大出力波形および補間により生成した出力波形毎に、平均値に対応する出力波形に含まれる各サンプリング点の値に所定の閾値(ここでは、0.5mm)を加算することで、異物混入の判定に用いる閾値波形を生成し、生成した閾値波形を記憶して(S23)、図6の手順を終了する。
なお、封入物が封筒2毎に異なる品目の場合、閾値波形生成処理(S2)において、封筒2に封入する封入物のパターン毎に出力波形を計測することも考えられるが、数多くの出力波形を計測する作業が面倒になるため、本実施形態では、最小出力波形と最大出力波形の2つを計測し、この間の厚みに関してはこれらの出力波形から求めるようにしている。
図7は、封入物が封筒2毎に異なる品目の閾値波形を説明する図である。図7(a)では、最小出力波形、最大出力波形、最小出力波形の平均値および最大出力波形の平均値を図示している。図7(a)において、最小出力波形の平均値は0.5mmで、最大出力波形の平均値は2.5mmである。
図7(b)では、補間により生成した出力波形とその平均値を図示している。図7(b)では、最小出力波形の平均値(0.5mm)と最大出力波形の平均値(2.5mm)の間を5分割し、分割することで得た新たな平均値(ここでは、平均値が「1.0mm」、「1.5mm」および「2.0mm」)それぞれに対応する出力波形が補間により生成されている。
図7(c)では、閾値波形を図示している。図7(c)で図示した閾値波形は、図7(b)で図示した出力波形の値に所定の閾値(0.5mm)を加算することで生成している。
図8は、封入物が封筒2毎に異なる品目における異物混入判定処理(S6)を説明する図である。封入物が封筒2毎に異なる品目の場合、まず、異物混入検査装置1の検査制御部14は、検査波形に含まれる各サンプリング点の値の平均値を求める(S30)。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、算出した平均値に平均値が最も近い閾値波形を選択する(S31)。
次に、異物混入検査装置1の検査制御部14は、サンプリング点毎に検査波形の値と選択した閾値波形の値を比較し、検査波形の値が選択した閾値波形の値よりも大きくなったサンプリング点が一つでもあれば、封筒2を不良品と判定し、該サンプリング点が一つもなければ、封筒2を良品と判定する(S32)。
このように、本実施形態の異物混入検査装置1によれば、封筒2の全幅をニップして搬送するニップローラ10の従動ローラ10aの上下位置は、平行板11を支持するダンパー12の機能によって、ニップローラ10により搬送する封筒の厚みに応じて上下方向に移動し、従動ローラ10aを軸支している平行板11も、封筒2の厚みに応じて上下方向に移動する。よって、ニップローラ10により封筒2を搬送した際に、平行板11の変位を変位センサ13で計測すれば、ニップローラ10により搬送する封筒2の全範囲の厚みを利用して封筒に想定外の異物が無いか検査できるようになる。また、本実施形態の異物混入検査装置1では、ニップローラ10によりニップして封筒2を搬送するため、振動ノイズの影響を低減できるが、閾値だけ嵩上げした閾値波形を用いて異物の混入を判定すれば、振動ノイズによる誤判定をより低減できる。更に、本実施形態の異物混入検査装置1によれば、封筒2の厚みに適した閾値波形が利用されるため、厚みが封筒2毎に異なる品目の場合であっても異物の混入を判定できるようになる。
1 異物混入検査装置
10 ニップローラ
10a 従動ローラ
10b 駆動ローラ
11 平面板
11a 平行平面
11b 軸支部材
12 ダンパー
13 変位センサ
14 検査制御部

Claims (2)

  1. 駆動ローラと従動ローラによって封筒の全幅をニップして搬送するニップローラと、前記ニップローラと対向して平行な平行平面を有し、前記従動ローラの両端を軸支する平行板と、前記平行板に垂設され、前記平行板を支持するダンパーと、前記平行平面の上下方向の変位を計測する変位センサと、前記ニップローラで封筒を搬送した時の前記変位センサの出力波形を所定間隔サンプリングした検査波形から異物の混入を判定する処理を実行する検査制御部を備え、
    前記検査制御部は、異物の混入を判定する処理として、異物が混入していない封筒である正常品を前記ニップローラで搬送した時の前記変位センサの出力波形を所定間隔でサンプリングした正常品の出力波形を計測する正常品計測処理と、前記正常品計測処理で計測した前記正常品の出力波形に含まれるサンプリング点毎に所定の閾値をサンプリング点の値に加算した閾値波形を生成して記憶する閾値波形生成処理と、前記検査波形の値と前記閾値波形の値サンプリング点毎に比較し、前記検査波形の値が前記閾値波形の値よりも大きくなったサンプリング点が一つでもあれば、前記ニップローラで搬送した封筒を不良品と判定する異物混入判定処理を実行することを特徴とする異物混入検査装置。
  2. 前記検査制御部は、封入物が封筒毎に異なる品目の場合、前記正常品計測処理において、厚みが最小の正常品の出力波形である最小出力波形と、厚みが最大の正常品の出力波形である最大出力波形を計測し、前記閾値波形生成処理において、前記最小出力波形と前記最大出力波形の平均値を求め、前記最小出力波形および前記最大出力波形の平均値の間を埋める平均値を複数決定し、決定した平均値毎の出力波形を補間により生成した後、前記最小出力波形、前記最大出力波形および補間により生成した出力波形それぞれの前記閾値波形を生成し、前記異物混入判定処理において、前記検査波形の平均値を算出した後、前記検査波形の平均値に平均値が最も近い出力波形の前記閾値波形を選択して利用することを特徴とする、請求項に記載した異物混入検査装置。
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