JP2020032557A - 検査システム、検査方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】打抜き屑の付着を好適に検出可能な検査システム等を提供する。【解決手段】検査システム1は、基材から打抜かれたブランク2aの不良を検査するものであり、一対の搬送ロール111によりブランク2aを挟んで搬送する際に、当該一対の搬送ロール111を結ぶ方向の搬送ロール111の変位を測定する変位センサ6と、変位センサ6の測定値に基づいて、ブランク2aへの打抜き屑の付着の有無の検査を行う検査装置8と、を備える。また、検査システム1では、照明4とカメラ5が、照明4とカメラ5の間にブランク2aが位置するように配置され、検査装置8は、カメラ5によってブランク2aを撮影した画像に基づいて、ブランク2aの打抜き形状の検査を行う。【選択図】図3

Description

本発明は、検査システムおよび検査方法に関する。
段ボール箱や紙箱などの包装材を組み立てる前段階で製造される、包装材の展開状態のワークをブランクという。ブランクの製造工程では、段ボールや紙等の基材に印刷を行い、包装材の展開図に対応するように作成された抜型で基材を打抜いてブランクを製造する。
このようなブランクの不良を検査する方法として、特許文献1には、ブランクの印刷面の下方からブランクに光を照射し、ブランクを反射した光を印刷面の下方に配置されたカメラで受光してブランクの撮影を行うことで、撮影画像からブランクの印刷状態と打抜き形状の良否を検査することが開示されている。
特開2006−53080号公報
ブランクの製造工程では、基材の打抜き屑(基材のブランク以外の部分)がブランクから離れずにブランクに付着した状態で搬送されることがあり、特許文献1の検査方法ではそのような打抜き屑の付着を検出することが難しい。
さらに、特許文献1の検査方法では、ブランクに印刷された文字や絵柄と、ブランク内の小窓等の打抜き部を区別することが難しい。そのため、印刷された文字や絵柄の影響により打抜き形状に不良を有すると誤検出され、正確な検査結果が得られない恐れもあった。
本発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、打抜き屑の付着を好適に検出可能な検査システム等を提供することを目的とする。
前述した課題を解決するための第1の発明は、包装材の基材に打抜き加工を施した後のワークの不良を検査する検査システムであって、一対の搬送ロールにより前記ワークを挟んで搬送する際に、前記一対の搬送ロールを結ぶ方向の前記搬送ロールの変位を測定する変位センサと、前記変位センサの測定値に基づいて、前記ワークへの打抜き屑の付着の有無の検査を行う検査装置と、を備えることを特徴とする検査システムである。
本発明では、一対の搬送ロールで検査対象のワークを挟んで搬送する際に、ワークに打抜き屑が付着しているとその厚みにより搬送ロールに変位が生じることを利用し、搬送ロールの変位を変位センサで測定することで従来検出困難であった打抜き屑の付着を確実に検出することができる。
前記ワークに対し検査光を照射する照明と、前記検査光を受光して前記ワークの撮影を行うカメラと、を更に備え、前記ワークは前記照明と前記カメラの間に位置し、前記検査装置は、前記カメラによって前記ワークを撮影した撮影画像に基づいて、前記ワークの打抜き形状の検査を行うことが望ましい。
本発明では、ワークが照明とカメラの間に位置するように照明とカメラを配置してワークの撮影を行い、得られた撮影画像からワークの打抜き形状を検査することができる。当該撮影画像ではワークの打抜き形状が影として現れるので、ワークに文字や絵柄が印刷されていても打抜き形状の検査に影響することは無く、高精度な検査が可能になる。
前記変位センサは、例えば弾性体を有する接触式センサである。
これにより、打抜き屑の付着の有無の検査精度を高めることができる。
前記変位センサは、前記搬送ロールの回転軸方向に複数設けられることも望ましい。
これによっても、打抜き屑の付着の有無の検査精度が向上する。
第2の発明は、包装材の基材に打抜き加工を施した後のワークの検査を行う検査方法であって、一対の搬送ロールにより前記ワークを挟んで搬送する際に、前記一対の搬送ロールを結ぶ方向の前記搬送ロールの変位を変位センサにより測定し、検査装置が、前記変位センサの測定値に基づいて、前記ワークへの打抜き屑の付着の有無の検査を行うことを特徴とする検査方法である。
本発明により、打抜き屑の付着を好適に検出可能な検査システム等を提供することができる。
ブランク製造装置100の概略を示す図。 ブランク2aを示す図。 検査システム1を示す図。 検査部106の出口近傍の搬送ロール111を示す図。 ブランク2aの検査方法を示すフローチャート。 ブランク2aの撮影画像を示す図。 打抜き屑22が付着したブランク2aを示す図。 検査部106の出口近傍の搬送ロール111を示す図。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
(1.ブランク製造装置100)
図1は、本発明の実施形態の検査システムを有するブランク製造装置100の構成を示す概略図である。ブランクは、包装材を組み立てる前段階で製造される、包装材の展開状態のワークである。本実施形態において、包装材は紙を基材とする紙箱であるものとする。
図1に示すように、ブランク製造装置100は、給紙部101、印刷部102、打抜き部103、搬送部104、屑除去部105、検査部106、コンベア部107、デリバリ部108等を有する。
給紙部101は、ウェブ状の基材2(紙)が巻付けられたリールを有する。基材2は当該リールから巻出されて印刷部102に供給される。
印刷部102は、給紙部101から供給された基材2に所定の文字や絵柄の印刷を行う。印刷部102は例えばオフセット印刷を行うものであるが、これに限ることはない。
打抜き部103は、抜型103aの昇降動作により印刷後の基材2に打抜き加工を施すものである。
抜型103aはブランクの打抜き形状に対応するように複数の刃を有し、抜型103aを保持する昇降機構(不図示)を昇降させることで基材2の打抜きが行われる。抜型103aは基材2の搬送経路の上下に対向して配置され、これらを昇降させることにより抜型103aの刃で基材2を上下から挟んで断裁する。
図2はブランク2aの例であり、本実施形態ではブランク2a内の小窓21(打抜き部)もこの段階で打抜かれる。
搬送部104は、ブランク2aを屑除去部105まで搬送するものであり、コンベア等が用いられる。
屑除去部105は、ブランク2aに付着した打抜き屑や紙粉等を除去するものである。
検査部106は、屑除去部105から搬送されたブランク2aに対し、打抜き形状の良否、打抜き屑の付着の有無について検査を行うものである。検査部106には、これらの検査用に在荷センサ3、照明4、カメラ5、変位センサ6等が設けられるが、その詳細については後に説明する。
コンベア部107は、検査部106での検査を終えたブランク2aをデリバリ部108まで搬送するものである。コンベア部107では、検査結果に応じてブランク2aの良品、不良品を選別し、良品のみをデリバリ部108に搬送して不良品はリジェクト(自動排出)する。コンベア部107は、例えば一般的なリジェクト機能を有するロールコンベア等によって実現できる。
デリバリ部108は、コンベア部107から搬送されるブランク2aを順次積み重ねた状態で保持するものであり、蓄積されたブランク2aは次工程に送られる。
(2.検査システム1)
図3は本発明の実施形態の検査システム1の構成を示す図である。図3に示すように、検査システム1は、在荷センサ3、照明4、カメラ5、変位センサ6、検査装置8等を有する。
また、検査部106はブランク2aの搬送用の搬送ロール111を備えており、搬送ロール111は検査部106の入口近傍、出口近傍でそれぞれ上下一対に設けられる。ブランク2aは、上下の搬送ロール111によりブランク2aの厚さ方向に挟んで搬送される。ブランク2aの搬送方向を図中矢印Aで示す。
在荷センサ3は、検査部106の入口近傍に設けられ、検査部106の入口近傍の搬送ロール111を出たブランク2aを検知する。在荷センサ3は例えば反射光検出型の光電センサであるが、これに限ることはない。
照明4とカメラ5は、搬送されるブランク2aを撮影するためのものである。照明4とカメラ5は、ブランク2aが照明4とカメラ5の間に位置するように配置される。図3の例では照明4がブランク2aの下方に設けられ、カメラ5がブランク2aの上方に設けられるが、その配置は逆でもよい。
照明4は、ブランク2aに向かって検査光を照射する。照明4には例えば一般的なLED(Light Emitting Diode)ライン照明等を用いることができ、光源の長手方向をブランク2aの幅方向に合わせて配置する。ブランク2aの幅方向はブランク2aの搬送方向と平面において直交する方向であり、図3の紙面法線方向に対応する。検査光の照射方向はブランク2aの平面と直交するように調整される。
カメラ5は、照明4から照射される検査光を受光素子で受光してブランク2aの撮影を行う。カメラ5には例えば多階調のグレースケール画像を取得できる一般的なラインセンサ等を用いることができ、受光素子の配列方向をブランク2aの幅方向に合わせて配置する。カメラ5の光軸はブランク2aの平面と直交するように調整される。
変位センサ6は、上下一対の搬送ロール111によりブランク2aを挟んで搬送する際に、当該一対の搬送ロール111を結ぶ方向(図3の上下方向に対応する)の搬送ロール111の変位を測定するものである。特に本実施形態では、検査部106の出口近傍の上下の搬送ロール111のうち上側の搬送ロール111の変位を測定する。当該搬送ロール111には、ロール上部と滑動可能に接する押えカバー112が設けられ、変位センサ6は搬送ロール111の変位として押えカバー112の変位を測定する。
変位センサ6は、押えカバー112に接触する接触子61をばね62(弾性体)により押えカバー112側に付勢した接触式センサであり、ばね62として例えばコイルばねが用いられ、その縮み量により押えカバー112(搬送ロール111)の変位を測定する。ただし、ばね62として板ばねなどその他のばねを用いても良い。
図4は検査部106の出口近傍の搬送ロール111をその回転軸方向に沿って見た図である。本実施形態において、下側の搬送ロール111の回転軸113は一定の高さに固定されているが、上側の搬送ロール111の回転軸113の両端はエアシリンダなどの昇降機構(不図示)にそれぞれ接続され、搬送中のブランク2aの厚みに追従して矢印Bに示すように昇降可能となっている。なお、本実施形態では変位センサ6が搬送ロール111の回転軸方向に複数設けられる。
検査装置8は、カメラ5により撮影したブランク2aの撮影画像や変位センサ6の測定値からブランク2aの検査を行うものである。また検査装置8は、カメラ5による撮影や変位センサ6による測定に係る制御を実行する。検査装置8は制御部や記憶部等を備え、例えば一般的なコンピュータやPLC(Programmable Logic Controller)等から構成される。
なお、検査部106の入口近傍の搬送ロール111にはエンコーダー(不図示)が取付けられる。エンコーダーは、搬送ロール111が所定角度回転する毎にパルス信号を検査装置8に送信する。パルス信号は、カメラ5の撮影タイミングや変位センサ6の測定タイミングの制御に用いられる。エンコーダーは上下の搬送ロール111のどちらに取付けてもよい。
(3.ブランク2aの検査方法)
次に、図5等を参照してブランク2aの検査方法について説明する。図5はブランク2aの検査方法を示すフローチャートである。
本実施形態では、まず、検査部106を搬送されるブランク2aをカメラ5によって撮影する(S1)。
ここでは、在荷センサ3が検査部106の入口近傍の搬送ロール111を出たブランク2aを検知すると、検査装置8は前記のエンコーダーから受信したパルス信号のカウントとカメラ5によるブランク2aの撮影を開始する。検査装置8は、搬送中のブランク2aをカメラ5により撮影し続け、パルス信号のカウント値が予め定める撮影終了パルス数に達すると、カメラ5による撮影を終了する。
図6はS1で撮影したブランク2aの撮影画像の例である。本実施形態では照明4とカメラ5の間にブランク2aが位置するように照明4とカメラ5を配置しているので、撮影画像ではブランク2aの打抜き形状が影(図6のグレー部分)として現れる。そのため、ブランク2aに印刷された文字や絵柄は撮影画像に現れない。
図5のフローチャートの説明に戻る。本実施形態では、さらに、ブランク2aが検査部106の出口近傍の上下の搬送ロール111を通過する間、変位センサ6により上側の搬送ロール111の変位を前記したように測定する(S2)。
S2において、検査装置8は、パルス信号のカウント値が予め定める測定開始パルス数に達すると、変位センサ6による測定を開始する。変位センサ6は所定の時間間隔で測定を行い、測定を行う毎に測定値を検査装置8に送信する。検査装置8は、パルス信号のカウント値が予め定める測定終了パルス数に達すると、変位センサ6による測定を終了する。
検査装置8は、S1で取得したブランク2aの撮影画像から、ブランク2aの打抜き形状の検査を行う(S3)。
本実施形態では、S3において、撮影画像と基準画像の比較により打抜き形状の不良検査を行う。基準画像は、S1と同様の手順で打抜き形状に不良の無いブランク2aを撮影したものである。
S3では、例えば、撮影画像の各画素の輝度値を、基準画像の対応する位置にある画素の輝度値で減じてその絶対値を取り差分画像を作成する。そして、差分画像を所定の閾値で二値化して不良候補を抽出し、不良候補の面積が所定値以上であればそれを不良とする。しかしながら、検査方法はこれに限らない。
また検査装置8は、S2で取得した変位センサ6の測定値から、ブランク2aへの打抜き屑の付着の有無の検査を行う(S4)。
すなわち、ブランク2aに打抜き屑が付着していない場合、ブランク2aの厚みは一定であり変位センサ6の測定値は一定範囲に収まるが、小窓21等の打抜き時に図7のように打抜き屑22がブランク2aに付着すると、その位置の厚みが大きくなる。そのため、ブランク2aが上下の搬送ロール111を通過する際に図8(a)、(b)の矢印Cに示すように上側の搬送ロール111が上昇して変位センサ6の測定値が大きくなる。
従って、ブランク2aが上下の搬送ロール111を通過する間の変位センサ6の測定値が一定範囲を超えた場合、ブランク2aへの打抜き屑の付着が有るとし、測定値が一定範囲内に収まっていれば付着が無いと判定できる。
なお、本実施形態では図4、図8等で示すように変位センサ6を複数設け、変位センサ6毎に測定値を取得することで検査精度を向上させることができる。本実施形態では、例えば少なくとも1つの変位センサ6の測定値が上記の一定範囲を超えればブランク2aへの打抜き屑22の付着が有るとする。
また本実施形態では、どの変位センサ6の測定値が上記の一定範囲を超えたかにより、ブランク2aに打抜き屑22が付着した位置を特定することもできる。
例えば図8(b)のケースでは、ブランク2aの幅方向の端部に打抜き屑22が付着していることにより当該端部に対応する位置の変位センサ6で測定値が大きくなるが、反対側の端部では変位センサ6の測定値が小さい。そのため、ブランク2aの幅方向の一方の端部に対応する位置の変位センサ6でのみ測定値が一定範囲を超えるようなケースでは、図8(b)のように当該一方の端部に打抜き屑22が付着していると特定できる。
図5のフローチャートの説明に戻る。S3においてブランク2aの打抜き形状の不良が無いと判定され、且つS4においてブランク2aへの打抜き屑22の付着が無いと判定された場合(S3;NOおよびS4;NO)、検査装置8は特に処理を行うことなくブランク2aは良品としてデリバリ部108に搬送される。
一方、検査装置8は、S3においてブランク2aの打抜き形状の不良が有ると判定するか、またはS4においてブランク2aへの打抜き屑22の付着が有ると判定した場合(S3;YESまたはS4;YES)、リジェクト信号をコンベア部107に出力し、当該ブランク2aを所定のタイミングにてコンベア部107でリジェクト(自動排出)させる(S5)。
以上説明したように、本実施形態の検査システム1では、一対の搬送ロール111で検査対象のブランク2aを挟んで搬送する際に、ブランク2aに打抜き屑22が付着しているとその厚みにより搬送ロール111に変位が生じることを利用し、搬送ロール111の変位を変位センサ6で測定することで従来検出困難であった打抜き屑22の付着を確実に検出することができる。また搬送ロール111はブランク2aを挟んで搬送するので測定時にブランク2aのバタつきが起きることも無く、搬送中に測定を行うことによりインラインで高速な検査が可能になる。
また本実施形態では、ブランク2aが照明4とカメラ5の間に位置するように照明4とカメラ5を配置してブランク2aの撮影を行い、得られた撮影画像からブランク2aの打抜き形状を検査することができる。当該撮影画像ではブランク2aの打抜き形状が影として現れるので、ブランク2aに文字や絵柄が印刷されていても打抜き形状の検査に影響することは無く、高精度な検査が可能になる。
カメラ5による撮影画像ではブランク2aの打抜き形状が影として現れるので打抜き屑22の有無の検査はできないが、本実施形態では前記のように変位センサ6を用いて打抜き屑22の有無の検査を行うことができる。このように、本実施形態では複数の検査を相補的に行うことで、ブランク2aの不良を確実に検出することができる。なおブランク2aに印刷された文字や絵柄についての検査は、別途設けた画像検査装置等により行うことができる。
また本実施形態では変位センサ6を搬送ロール111の回転軸方向に複数設けることで、検査精度が向上し、打抜き屑22の付着位置も特定可能になる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば変位センサ6として、搬送ロール111の位置を非接触で測定するレーザー距離計などを用いてもよい。ただし、本実施形態のようにばね62を有する接触式のセンサを用いることで打抜き屑の付着の有無の検査精度を高めることができ、好ましい。ばね62の代わりに、その他の弾性体、例えばゴムやショックアブソーバー、ダンパーなどを利用することも可能である。
また本実施形態ではS5においてブランク2aの不良品をコンベア部107でリジェクトしているが、その代わりにコンベア部107内でのブランク2aの搬送を遅くする又は一時停止する等して、ブランク2aの不良品を作業者が確認し、直接抜き取れるようにしてもよい。
また本実施形態では変位センサ6を搬送ロール111の回転軸方向に複数設けているが、1つのみ設けることも可能である。ただしこの場合、変位センサ6から遠い位置の打抜き屑22を検出しにくくなり、検査精度の点では本実施形態のように変位センサ6を複数設けるのが好ましい。
また本発明の検査システム1は、紙箱以外の包装材、例えば段ボール箱のブランクなどの検査にも適用可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1:検査システム
2:基材
2a:ブランク
3:在荷センサ
4:照明
5:カメラ
6:変位センサ
8:検査装置
21:小窓
22:打抜き屑
61:接触子
62:ばね
100:ブランク製造装置
111:搬送ロール

Claims (5)

  1. 包装材の基材に打抜き加工を施した後のワークの検査を行う検査システムであって、
    一対の搬送ロールにより前記ワークを挟んで搬送する際に、前記一対の搬送ロールを結ぶ方向の前記搬送ロールの変位を測定する変位センサと、
    前記変位センサの測定値に基づいて、前記ワークへの打抜き屑の付着の有無の検査を行う検査装置と、
    を備えることを特徴とする検査システム。
  2. 前記ワークに対し検査光を照射する照明と、
    前記検査光を受光して前記ワークの撮影を行うカメラと、
    を更に備え、
    前記ワークは前記照明と前記カメラの間に位置し、
    前記検査装置は、前記カメラによって前記ワークを撮影した撮影画像に基づいて、前記ワークの打抜き形状の検査を行うことを特徴とする請求項1記載の検査システム。
  3. 前記変位センサは、弾性体を有する接触式センサであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の検査システム。
  4. 前記変位センサは、前記搬送ロールの回転軸方向に複数設けられることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の検査システム。
  5. 包装材の基材に打抜き加工を施した後のワークの検査を行う検査方法であって、
    一対の搬送ロールにより前記ワークを挟んで搬送する際に、前記一対の搬送ロールを結ぶ方向の前記搬送ロールの変位を変位センサにより測定し、
    検査装置が、前記変位センサの測定値に基づいて、前記ワークへの打抜き屑の付着の有無の検査を行うことを特徴とする検査方法。
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