JPH0895998A - 画像検索装置 - Google Patents

画像検索装置

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JPH0895998A
JPH0895998A JP6235065A JP23506594A JPH0895998A JP H0895998 A JPH0895998 A JP H0895998A JP 6235065 A JP6235065 A JP 6235065A JP 23506594 A JP23506594 A JP 23506594A JP H0895998 A JPH0895998 A JP H0895998A
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JP
Japan
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search
time
image
target range
coincidence
Prior art date
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Application number
JP6235065A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoshi Okochi
聡 大河内
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
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Publication of JPH0895998A publication Critical patent/JPH0895998A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像を登録した時期が正確に分からなくて
も、効率よく所望する画像を検索する。 【構成】 検索画像の所定数n、所望の画像が登録され
ていることが予想される時期である指定ポイントP及び
指定ポイントの前後、以前又は以後の属性情報Zをキー
ボードから入力すると(101)、CPUはノーマルモ
ード検索範囲での登録データ数を算出し(105)、デ
ータ数が所定数nより小さいと検索範囲を拡大して(1
09)、指定ポイントPで一致度が最大となる相関曲線
を生成し(113)、一致度が高い順に画像を検索する
(115、117)。これにより、画像を登録した時期
が正確に分からなくても検索を行うことができ、優先順
位を入力する手間を省くことができる。また、検索範囲
が広げられるので、所定数nの画像を確保することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像検索装置に係り、特
に、画像登録の時期をその画像と共に登録し、登録され
た画像の中から画像を検索する画像検索装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、多量の文書等の画像をスキャナ等
の画像読取装置によって読み取り、その画像データを光
ディスクに記録し、この記録された画像データを検索す
る画像検索装置が実用化されている。
【0003】しかしながら、この画像検索装置では、光
ディスクに記録された画像データは膨大な量となり、キ
ーワード等の検索情報により徐々に検索範囲を狭め所望
する画像データを検索するという煩雑な作業が必要にな
る。
【0004】この問題を解決するために、画像データ毎
に日付IDを持たせ、その日付IDを検索キーとして指
定して検索時間を短縮する技術が開示されている(特開
平2−23771号公報参照)。また、検索条件に対し
て優先順位を付加し、これによってオペレータが所望す
る順序で検索結果を出力する技術が開示されている(特
開平4−24872号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−23771号公報の技術では、画像データを生成又
は登録した年月日を検索キーとしているので、画像デー
タを生成又は登録した年月日が正確に分からなければ検
索できない、という問題点がある。
【0006】また、特開平4−24872号公報の技術
では、優先順位を入力して文書の順序を並び換えている
ので、優先順位を入力する手間がかかると共に、年月日
等の時期を検索キーとして扱うことができない、という
問題点がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的とするところは、画像を登
録した時期又は過去に画像を検索した時期が正確に分か
らなくても、効率よく所望する画像を検索することがで
きる画像検索装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、画像を記憶すると共に、該画
像に対応する登録時期を記憶した記憶手段と、検索の基
準となる年、月、日及び時間の少なくともいずれか1つ
の時期情報、該時期情報に関する属性情報並びに前記記
憶手段に記憶された画像の中から検索する検索数を入力
する入力手段と、前記入力手段により入力された時期情
報と属性情報とから検索対象範囲を設定し、設定された
検索対象範囲で入力された時期情報の時期で最大となり
かつ属性情報に応じて一致度が変化するように一致度を
定め、定められた一致度が大きい順に順次検索数の画像
を検索する検索手段と、を有する。
【0009】請求項2の発明は、画像を記憶すると共
に、該画像に対応する検索時期を記憶した記憶手段と、
検索の基準となる年、月、日及び時間の少なくともいず
れか1つの時期情報、該時期情報に関する属性情報並び
に前記記憶手段に記憶された画像の中から検索する検索
数を入力する入力手段と、前記入力手段により入力され
た時期情報と属性情報とから検索対象範囲を設定し、設
定された検索対象範囲で入力された時期情報の時期で最
大となりかつ属性情報に応じて一致度が変化するように
一致度を定め、定められた一致度が大きい順に順次検索
数の画像を検索する検索手段と、を有する。
【0010】そして、請求項3の発明は、請求項1及び
請求項2に記載の検索手段が更に、検索した画像の数が
検索数に満たないときには、検索対象範囲を予め定めら
れた検索対象範囲に広げる。
【0011】
【作用】請求項1の画像検索装置によれば、記憶手段に
画像が記憶されると共に、該画像に対応する登録時期が
記憶され、入力手段により検索の基準となる年、月、日
及び時間の少なくともいずれか1つの時間情報、該時間
情報に関する属性情報並びに記憶手段に記憶された画像
の中から検索する検索数が入力され、検索手段により入
力手段で入力された時間情報と属性情報とから検索対象
範囲が設定され、設定された検索対象範囲で入力された
時期情報の時期で最大となりかつ属性情報に応じて一致
度が変化するように一致度が定められ、定められた一致
度が大きい順に順次検索数の画像が検索される。
【0012】このように請求項1の画像検索装置によれ
ば、時間情報と属性情報とから検索対象範囲が設定され
るので、画像を登録した時期が正確に分からなくても検
索を行うことができると共に、定められた一致度が大き
い順に順次検索数の画像が検索されるので、優先順位を
入力する手間を省くことができる。
【0013】請求項2の画像検索装置によれば、記憶手
段に画像が記憶されると共に、該画像に対応する検索時
期が記憶され、入力手段により検索の基準となる年、
月、日及び時間の少なくともいずれか1つの時間情報、
該時間情報に関する属性情報並びに記憶手段に記憶され
た画像の中から検索する検索数が入力され、検索手段に
より入力手段で入力された時間情報と属性情報とから検
索対象範囲が設定され、設定された検索対象範囲で入力
された時期情報の時期で最大となりかつ属性情報に応じ
て一致度が変化するように一致度が定められ、定められ
た一致度が大きい順に順次検索数の画像が検索される。
【0014】このように請求項2の画像検索装置によれ
ば、時間情報と属性情報とから検索対象範囲が設定され
るので、画像を検索した時期が正確に分からなくても検
索を行うことができると共に、定められた一致度が大き
い順に順次検索数の画像が検索されるので、優先順位を
入力する手間を省くことができる。
【0015】そして、請求項3の画像検索装置によれ
ば、請求項1及び請求項2に記載の検索手段は、検索し
た画像の数が検索数に満たないときには、検索対象範囲
を予め定められた検索対象範囲に広げる。
【0016】このように請求項3の画像検索装置によれ
ば、検索対象範囲が広げられるので、入力手段により入
力された検索数の画像を確保することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図10
及び表1、表2により説明する。図1には、本実施例の
画像検索装置の構成が概略的に示されている。
【0018】図1に示されるようにこの画像検索装置に
は、装置全体を制御するための中央処理装置(CPU)
10と、CPU10を動作させる制御プログラム等を格
納しワークエリア等を確保するための主メモリ(ROM
及びRAMを含む)12と、原稿台に載置された原稿を
CCD等の撮像素子によって電気信号化して読み取るス
キャナ14と、スキャナ14で読み取られた画像データ
が記録される光ディスク18と、が設けられている。
【0019】また、この画像検索装置には、画像データ
及びコマンド等の文字データ等を表示するディスプレイ
24と、ディスプレイ24に画像を表示するためにイメ
ージデータとして記憶し展開するVRAM26と、CP
U10へのコマンド等を入力するキーボード20と、座
標入力装置としてのマウス22と、が設けられている。
このマウス22の平面的な移動に対応してディスプレイ
24上にカーソルや矢印等の座標提示がなされる。
【0020】そして、これらの各構成要素は、アドレス
バス、データバス及びコントロールバスを含むバス28
を介して電気的に接続されている。
【0021】本実施例の画像検索装置で画像を登録する
ときには、スキャナ14で読み取った画像データを対応
するタイトルと共に登録時期をキーボード20から入力
して光ディスク18に記録するが、CPU10の機能に
より時計を設けて自動的にこの登録年月日及び時間を登
録することも可能である。なお、この登録時期は、年月
日又は年月日及び時間のいずれでもよいが、本実施例で
は年月日及び時間をCPU10による時計により自動的
に登録している。
【0022】逆に、検索結果をディスプレイ24に表示
するときには、CPU10により光ディスク18から検
索された所定数の画像データをVRAM26へ格納し、
後述する表示順番で画像データを順次ディスプレイ24
に表示するいわゆるページめくり検索を行って最終的に
オペレータが所望する画像を得ることとなる。
【0023】なお、本画像検索装置にはVRAM26の
容量を有効に活用するために圧縮/伸長プロセッサを更
に設けることも可能であり、その場合に、画像を登録す
るときには、スキャナ14で読み取った画像データをこ
の圧縮/伸長プロセッサで圧縮して光ファイル18に記
録する。一方、検索結果をディスプレイ24に表示する
ときには、後述する表示順番を決定した後、圧縮されて
VRAM26に格納された画像データを表示順番にこの
圧縮/伸長プロセッサにより伸長してディスプレイ24
に順次出力すればよい。
【0024】次に、本実施例の画像検索装置の処理ルー
チンを図3に基づいて説明する。ステップ101で検索
条件に合致する検索候補の件数である検索候補数のカウ
ンタが初期化され、予め定められたキーボード20のボ
タンが押下されることによりディスプレイ24上にキー
ワード入力ウインドウが表示される。このキーワード入
力ウインドウが表示されると、オペレータは、キーボー
ド20から検索したい画像の総数である所定数(検索
数)n、所望の画像が登録されていることが予想される
期間(時期情報)を示す指定ポイントP及びこの指定ポ
イントPの前後、以前又は以後を対象として画像を検索
するための情報を示す属性情報Zを入力する。
【0025】図2に示されるように、このディスプレイ
24上に表示されたキーワード入力ウインドウにより所
定数n、指定ポイントP及び属性情報Zを入力するため
の手段について詳述すれば、最初にキーボード20又は
マウス22によりカーソルを所定数nを表示するための
領域50に位置させ、オペレータはキーボード20によ
り所定数nを入力する。
【0026】次いで、オペレータは指定ポイントPをポ
ップアップ・メニューから選択するが、このポップアッ
プ・メニューには指定ポイントPとして年、月、日、時
間の少なくとも1つのデータの入力が許容されている。
すなわち、オペレータはキーボード20又はマウス22
によりカーソルを図2の領域52に位置させ、数値を入
力し、領域54のポップアップ・メニューから年、月、
日、時間のいずれかを選択する。図2の指定ポイントP
には1年が表示されているので、数値には1が入力され
年が選択されたことが示されているが、これは検索した
い画像データが現在より1年前頃に登録されたものであ
ることを意味している。このように、オペレータは現在
を基準にして検索したい画像が登録されていることが予
想される時期的な情報の1つを入力する。
【0027】なお、本実施例では、この指定ポイントP
に年、月、日又は時間のいずれかを入力することとして
いるが、この指定ポイントPに直接具体的な年月、年月
日又は年月日及び時間を入力するようにしてもよい。こ
の場合に、例えば年月まで記憶が確かであるが日につい
て曖昧であるときには、年月まで入力して日は入力しな
くても検索を行うことができる。
【0028】そして、オペレータは指定ポイントPを入
力した後、キーボード20又はマウス22によりカーソ
ルを属性情報Zが表示された領域56に位置させ、ポッ
プアップ・メニューの中から前(〜前後)、以前又は以
後のいずれかを選択する。このように、オペレータは検
索したい画像データが指定ポイントPの前後、以前又は
以後に登録されたかの情報を入力する。
【0029】なお、上記のポップアップ・メニューから
指定ポイントP及び属性情報Zを選択する場合には、マ
ウス22を使用することも可能である。
【0030】ここで、前(〜前後)、以前又は以後の意
味について、図2の例に則して表1に基づき更に説明す
る。処理番号1に対応する 前(〜前後)を選択したと
きには、現時点より1年前あたりを意味し、処理番号2
に対応する以前を選択したときには、1年前あたりを意
味するが、その時点よりも前が重視されて検索がなされ
る。同様に、処理番号3に対応する以後を選択したとき
には、現時点より1年前あたりを意味するが、その時点
よりも後が重視されて検索がなされる。
【0031】
【表1】
【0032】このように図3のステップ101では、検
索を開始する前に、検索候補数カウンタが初期化され、
所定数n、指定ポイントP及び属性情報Zが読み取られ
ている。
【0033】次のステップ103では、図4に示す属性
情報Zの分類処理のサブルーチンが実行される。まず、
ステップ201では、属性情報Zが処理番号1であるか
否かが判断され、処理番号1であると判断されたときは
ステップ205で検索候補生成処理1により検索対象範
囲Sが設定される。処理番号1でないと判断されたとき
はステップ203で処理番号2であるか否かが判断さ
れ、処理番号2であると判断されたときはステップ20
7で検索候補生成処理2により検索対象範囲Sが設定さ
れる。処理番号2でないと判断されたときは検索候補生
成処理3により検索対象範囲Sが設定される。そして、
検索候補生成処理1〜3により検索対象範囲Sが設定さ
れてステップ105へ進む。
【0034】ここで、この検索対象範囲Sについて詳述
すれば、図5及び図6に示されるように、現在を原点と
した時間軸上の右方向が過去であり、右端は画像の登録
が開始された時点T0である。また、現在に近い検索範
囲の時間的限界を検索境界K1及び画像登録開始時点T
0に近い検索範囲の時間的限界を検索境界K2とし、現
在から指定ポイントPまでの時間の絶対値を絶対時間
T、指定ポイントPから検索境界K1までの時間の絶対
値を絶対時間T1、指定ポイントPから検索境界K2ま
での時間の絶対値を絶対時間T2とすると、検索対象範
囲Sはこれらの絶対時間の和(T1+T2)で与えられ
る。
【0035】この検索対象範囲Sを更に詳述すれば、以
下の表2に示されるように、検索候補生成処理1のノー
マルモードでは絶対時間T1=絶対時間T/2、絶対時
間T2=絶対時間T1が設定される。
【0036】このように設定された絶対時間T1、絶対
時間T2に基づき検索対象範囲Sを図示すれば、図5
(a)に示される範囲となる。 同様にして、以下の表
2に示される検索候補生成処理2及び検索候補生成処理
3のノーマルモードの検索対象範囲Sは、それぞれ図5
(b)及び(c)に示さる範囲となり、表2に示される
検索候補生成処理1、2及び3の広域検索モードの検索
対象範囲Sは、それぞれ図6(a)、図6(b)及び図
6(c)に示される範囲となる。
【0037】
【表2】
【0038】このように、ノーマルモードによる検索対
象範囲Sと広域検索モードによる検索対象範囲Sを別々
に設定しているのは、図5及び図6に図示された検索対
象範囲からも明らかな通り、ノーマルモードの検索対象
範囲よりも広域検索モードの検索対象範囲が狭いため
に、短い時間で既に登録されている画像データの件数
(以下、データ数という。)を検索することができるか
らである。
【0039】なお、例えばオペレータが処理番号2(以
前)を選択した場合に、図5(b)に示されるように、
指定ポイントPよりも後にも検索対象範囲を設けている
(T1も検索対象範囲としている)のは、オペレータの
記憶が曖昧で指定ポイントPがずれていたとしても所定
数nの画像に所望する画像が含まれているようにするた
めである。また、このことはオペレータが処理番号3
(以後)を選択した場合も同様である。
【0040】次に、図3のステップ105でノーマルモ
ードでの検索対象範囲Sにおけるデータ数が算出され
る。
【0041】次のステップ107では、ステップ105
で算出されたデータ数が所定数nより大きいか否かが判
断され、大きいと判断されたときはステップ111で表
2に示されるノーマルモードで相関曲線の係数A(詳細
は後述)、上述した絶対時間T1及び絶対時間T2が設
定される。一方、所定数n以下と判断されたときは、次
のステップ109において表2に示される広域検索モー
ドでの相関曲線の係数A(詳細は後述)、上述した絶対
時間T1及び絶対時間T2が設定される。
【0042】そして、ステップ113では、係数A、絶
対時間T1、絶対時間T2を用いて後述するように相関
曲線G1及びG2が生成される。
【0043】この相関曲線G1及びG2について詳述す
れば、図7に示されるように、指定ポイントPを中心と
して左側が相関曲線G1であり、左側が相関曲線G2で
ある。これらの相関曲線G1、G2はそれぞれ検索境界
K1又は検索境界K2から点Mmax まで徐々に一致度が
高くなる特性を示している。
【0044】これらの相関曲線G1及びG2は、一致度
mを縦軸に、時間t(指定ポイントPにおける時間をt
=0とする。)を横軸に設定した座標系において、次式
(1)で表される。
【0045】 G1:m=−At2 +B1t+C1 G2:m=−At2 +B2t+C2 ・・・・・・・・・・(1) この係数Aは検索対象範囲Sのノーマルモード又は広域
検索モードによって決定されているが(表2参照)、こ
の係数Aにより相関曲線G1、G2の特性が設定され
る。なお、本実施例では、ノーマルモードにおいて係数
Aに1が設定され、広域検索モードにおいて係数Aに1
/4が設定される。
【0046】また、一致度mが最も大きいとみなされ、
相関曲線G1及びG2の指定ポイントPにおける交点を
点Pmax としその点の一致度mをMmax とすると、係数
1及び係数B2 は次式(2)で表される。
【0047】 B1 =−A(T+T1)+Mmax /T1 B2 =−A(T+T2)+Mmax /T2 ・・・・・(2) また、係数C1 及び係数C2 は次式(3)で表される。
【0048】 C1 =AT(T−T1)−Mmax (T−T1)/T1 C2 =AT(T−T2)−Mmax (T−T2)/T2・・(3) このように相関曲線G1、G2を生成するのは、検索す
る画像データが、指定ポイントP近辺で頻繁に登録され
たものと、稀にしか登録されない(指定ポイント近辺に
集中していない)ものとがあり、その分布度合いによっ
て適切な相関曲線を設定することによって短い時間で検
索するためである。
【0049】すなわち、図7に示されるように、指示線
Lは一致度が最も高いm=Mmax から一致度が最も低い
m=0まで移動して、相関曲線G1、G2との交点であ
る点PTT1 、点PTT2 が求められる。この場合、指定ポ
イントP近辺で頻繁に登録されたものを検索するときに
は、指定ポイントP近辺に所望する画像データが存在す
る可能性が高いので、図8(a)のような曲線(A=
1)としても問題を生ずることはない。一方、係数A=
1として稀にしか登録されないものを検索するときに
は、指定ポイントP近辺に所望する画像データが存在す
る可能性が低いので、後述する指示線Lの更新処理作業
が多くなるため、無駄な演算をすることになる。そのよ
うな場合には、図8(b)に示されるように、係数A=
1/4とした相関曲線とすれば、指示線Lの更新作業
(図7においてm=Mmax からm=0へ指示線Lを矢印
A方向へ移動させる作業)が少なくてすみ、係数Aを1
とするよりも効率的に検索をすることができる。
【0050】これを更に詳述すれば、図9に示されるよ
うに、ノーマルモードでノーマルモードの検索対象範囲
Sにある画像データを全部検索するには指示線Lをm=
Mmax からm=0まで更新する必要があるのに対し、広
域検索モードでノーマルモードの検索対象範囲Sを検索
するには、ノーマルモードの検索境界K1及び検索境界
K2からのそれぞれの垂線とA=1/4の相関曲線G1
及び相関曲線G2の交点をそれぞれ点P1 、P2 とし、
これらの2点P1 、P2 を結ぶ指示線Lの一致度をm=
Mk とすると、指示線Lをm=Mmax からm=Mk まで
(図9のBの範囲)更新すればよいので、更新作業が少
なくなり、効率的な検索が可能となる。
【0051】次に、図3のステップ115で相関曲線G
1、G2と指示線Lとの交点(図7の点PTT1 と点PTT
2 )が求められ、これらの交点PTT1 、PTT2 から下ろ
された垂線の足であるTT1とTT2が算出されて、次
のステップ117においてTT1とTT2との画像デー
タの比較処理が行われる。
【0052】この比較処理は、同じ一致度mに対して検
索候補が2つ生ずる場合があるので、検索候補の順番を
本実施例では次の通り定める。
【0053】検索候補生成処理1のとき:TT1(又は
TT2でもよい) 検索候補生成処理2のとき:TT2(指定ポイントより
前が重視されるため) 検索候補生成処理3のとき:TT1(指定ポイントより
後が重視されるため) このように、ステップ117では上記比較処理により同
じ一致度mの検索候補が2つ生ずる場合に検索候補の順
番が定められる。
【0054】ステップ119で検索候補があるかが判断
され、検索候補がないと判断されたときはステップ12
7へ移行し、検索候補があると判断されたときは、次の
ステップ121で検索候補数カウンタがインクリメント
(増加)され、ステップ123において候補データの登
録処理が行われる。
【0055】このステップ123の登録処理では、検索
結果の候補が一致度mの高い順に光ディスク18に記録
されたタイトル及び登録年月日及び時間が主メモリ12
のRAMに記憶される。
【0056】次に、ステップ125で所定数nが検索候
補数カウンタでカウントされた検索候補数よりも大きい
か否かを判断することにより、所定数nの検索が終了し
たか否かが判断される。
【0057】肯定判断の場合には、ステップ127にお
いて指示線Lの更新処理を行い、すなわち、次の候補を
検索するために、図7に示された指示線Lを一致度mが
低い矢印A方向に移動させて、ステップ115へ移行す
る。このステップ115からステップ127までの処理
ルーチンは、ステップ125で大きくないと判断される
か又は一致度mが0(図3には示さず)でこれ以上の検
索ができなくまるまで繰り返される。
【0058】一方、ステップ125で否定判断の場合に
は、所定数nの検索が終了しているので、ステップ12
9で検索結果表示処理を行い処理ルーチンは終了する。
【0059】この検索結果表示処理では、オペレータが
キーボード20の予め定められたボタンを押下すること
により、上述の登録処理で登録された順番で画像のタイ
トル及び登録年月日及び時間がディスプレイ23に表示
される。なお、この場合に、前述の通り検索候補の順番
にページめくり検索を行うことも可能であり、最終的に
はVRAM26に検索候補の画像データが格納されてペ
ージめくり検索を行って所望する画像を得ることにな
る。
【0060】このように、本画像検索装置によれば、指
定ポイントP及び属性情報Zとから検索対象範囲Sが設
定されるので、画像を登録した年月日及び時間が正確に
分からなくても検索を行うことができると共に、登録さ
れた画像データを全部検索するより遙かに早く検索する
ことができる、という効果を得ることができる。
【0061】また、設定された検索対象範囲Sで一致度
mが高い順に登録処理がなされるので、優先順位を入力
する手間を省くことができる、という効果を得ることが
できる。
【0062】更に、所定数nよりデータ数が小さければ
広域検索モードでの検索が行われるので、所定数nの画
像データを確保することができる、という効果を得るこ
とができる。
【0063】なお、本実施例では、図3のステップ10
7でデータ数と所定数nとの判断を行い、その結果によ
ってはステップ109へ移行するが、これら2つのステ
ップを削除し、ステップ125とステップ127の間に
m=0か否かの判断を行うステップを設け、m=0でな
いと判断されたときにはステップ127へ移行する。一
方、m=0であると判断されたときには、図10に示さ
れるように、広域検索モードで相関曲線G1、G2を生
成し、G1とノーマルモードのK1の垂線との交点(P
1)及びG2とノーマルモードのK2の垂線との交点
(P2)を求め、これらの両交点で形成される一致度m
に指示線Lを移動してそこを原点として矢印A方向に指
示線Lを下げていくようにすれば、既にノーマルモード
で検索した画像データを再度検索する必要はなくなるの
で、検索時間を短縮することができる。
【0064】また、本実施例では、ノーマルモードと広
域検索モードの2種類のモードの場合について説明した
が、複数の広域検索モードを設け、順次検索対象範囲を
広げ、より広域で検索できる相関曲線G1、G2を順次
生成するようにすれば、所定数nが大きくても比較的短
い時間で常にこの所定数nの画像を確保することができ
る。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、時間情報と属性情報とから検索対象範囲が設定さ
れるので、画像を登録した時期が正確に分からなくても
検索を行うことができると共に、定められた一致度が大
きい順に順次検索数の画像が検索されるので、優先順位
を入力する手間を省くことができる、という効果を得る
ことができる。
【0066】請求項2の発明によれば、時間情報と属性
情報とから検索対象範囲が設定されるので、画像を検索
した時期が正確に分からなくても検索を行うことができ
ると共に、定められた一致度が大きい順に順次検索数の
画像が検索されるので、優先順位を入力する手間を省く
ことができる、という効果を得ることができる。
【0067】そして、請求項3の発明によれば、検索対
象範囲が広げられるので、入力手段により入力された検
索数の画像を確保することができる、という効果を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のキーワード入力ウインドウを示す概
念図である。
【図3】本実施例の処理ルーチンを示す流れ図である。
【図4】図3のステップ103のサブルーチンを示す流
れ図である。
【図5】(a)は検索候補生成処理1のノーマルモード
における検索対象範囲を表し、(b)は検索候補生成処
理2のノーマルモードにおける検索対象範囲を表し、
(c)は検索候補生成処理3のノーマルモードにおける
検索対象範囲を表した線図である。
【図6】(a)は検索候補生成処理1の広域検索モード
における検索対象範囲を表し、(b)は検索候補生成処
理2の広域検索モードにおける検索対象範囲を表し、
(c)は検索候補生成処理3の広域検索モードにおける
検索対象範囲を表した線図である。
【図7】相関曲線と指示線とによる検索処理を示す線図
である。
【図8】係数Aの変化による相関曲線を示す例を示す線
図である。
【図9】広域検索モードにおける指示線Lの移動を示す
線図である。
【図10】広域検索モードにおける指示線Lの原点の一
例を示す線図である。
【符号の説明】
10 CPU(検索手段) 12 主メモリ 14 スキャナ 18 光ディスク 20 キーボード(入力手段) 22 マウス(入力手段) 24 ディスプレイ 26 VRAM 28 バス

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を記憶すると共に、該画像に対応す
    る登録時期を記憶した記憶手段と、 検索の基準となる年、月、日及び時間の少なくともいず
    れか1つの時期情報、該時期情報に関する属性情報並び
    に前記記憶手段に記憶された画像の中から検索する検索
    数を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された時期情報と属性情報とか
    ら検索対象範囲を設定し、設定された検索対象範囲で入
    力された時期情報の時期で最大となりかつ属性情報に応
    じて一致度が変化するように一致度を定め、定められた
    一致度が大きい順に順次検索数の画像を検索する検索手
    段と、 を有する画像検索装置。
  2. 【請求項2】 画像を記憶すると共に、該画像に対応す
    る検索時期を記憶した記憶手段と、 検索の基準となる年、月、日及び時間の少なくともいず
    れか1つの時期情報、該時期情報に関する属性情報並び
    に前記記憶手段に記憶された画像の中から検索する検索
    数を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された時期情報と属性情報とか
    ら検索対象範囲を設定し、設定された検索対象範囲で入
    力された時期情報の時期で最大となりかつ属性情報に応
    じて一致度が変化するように一致度を定め、定められた
    一致度が大きい順に順次検索数の画像を検索する検索手
    段と、 を有する画像検索装置。
  3. 【請求項3】 前記検索手段は、検索した画像の数が検
    索数に満たないときには、検索対象範囲を予め定められ
    た検索対象範囲に広げることを特徴とする請求項1及び
    請求項2に記載の画像検索装置。
JP6235065A 1994-09-29 1994-09-29 画像検索装置 Pending JPH0895998A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7421154B2 (en) 1999-07-14 2008-09-02 Fujifilm Corporation Image processing method
US8164058B2 (en) * 2006-03-14 2012-04-24 Hitachi High-Technologies Corporation Specimen observation method
CN114002178A (zh) * 2021-10-29 2022-02-01 中电科西北集团有限公司 一种利用卫星定位匹配猕猴桃糖度预测模型的方法及装置

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