JPH0895231A - 球面フォトマスクおよびパターン作製方法 - Google Patents

球面フォトマスクおよびパターン作製方法

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Publication number
JPH0895231A
JPH0895231A JP25890194A JP25890194A JPH0895231A JP H0895231 A JPH0895231 A JP H0895231A JP 25890194 A JP25890194 A JP 25890194A JP 25890194 A JP25890194 A JP 25890194A JP H0895231 A JPH0895231 A JP H0895231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spherical
photomask
photoresist
pattern
spherical surface
Prior art date
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Pending
Application number
JP25890194A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Tokuda
一成 徳田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH0895231A publication Critical patent/JPH0895231A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単かつ量産性のある方法で球面上に凹凸パ
ターンを形成する。 【構成】 球面フォトマスク11の凸面上にはクロムの
同心円状回折格子パターンが施されている。ガラス基板
12のフォトレジスト13を塗布した球面に球面フォト
マスク11を隙間無く密着させ、露光装置15にて紫外
線16を当てて露光する。この後、フォトレジスト13
を現像して凹凸パターンを得、これを硬化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトソングラフィー
に用いるフォトマスクおよびフォトマスクを使ったパタ
ーンの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、球面上にグレーティングを施す技
術として、例えば特開昭62−30201号公報記載の
発明がある。上記発明は、干渉露光波面に非球面波を用
いる非球面干渉露光法により、フォトレジストを塗布し
た球面基板の球面上へ干渉縞を露光し、現像する事によ
ってフォトレジストパターンを得る方法である。そし
て、公知の手段(株式会社島津製作所:製品カタログ記
載)により、斜め方向から基板をイオンビームエッチン
グすることにより球面上に鋸歯状のグレーティングを加
工していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術においては、干渉露光機という複雑で大がかりな
装置を必要とし、干渉縞を露光するため空気の流れや温
度および除振などの極めて精密な環境管理が必要とな
る。
【0004】請求項1および2に係わる発明の目的は、
厳密な環境管理を必要とせず、簡単な装置を使って量産
性が図れ、球面上に凹凸パターンを形成することのでき
る方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係わる発明
は、少なくとも片面が球面であるガラス基板の球面側に
遮光材料にてパターンを形成したことを特徴とする球面
フォトマスクである。請求項2に係わる発明は、基板の
球面にフォトレジストを塗布する工程と、該基板と凹凸
が逆で曲率が等しい球面フォトマスクのパターン面を前
記フォトレジストに密着させる工程と、球面フォトマス
クのパターン面の反対側からフォトレジストを露光する
工程と、露光されたフォトレジストを現像する工程とを
有することを特徴とするパターンの作製方法である。
【0006】
【作用】請求項1の作用は、ガラス基板の球面側に形成
されたパターンが、露光時の光を遮光する。請求項2の
作用は、まず基板の球面上にフォトレジストを均一な膜
厚で成膜する。次に、基板の球面と同じ曲率で凹凸が逆
のフォトマスクを用い、隙間なくぴったりと基板とフォ
トマスクとを密着する。フォトマスクの球面上のパター
ンは遮光材料で形成されており、フォトマスクのパター
ンとは反対の側から光を当てるので、フォトレジスト上
では遮光材料のある部分は露光されず、遮光材料の無い
部分のみ露光されるのでパターン状に露光される。露光
後、フォトレジストを現像することにより、露光された
部分のみ(或いは露光していない部分のみ)除去するこ
とができ、パターンに対応した凹凸が球面上にフォトレ
ジストによって形成される。
【0007】以下、図1〜図3の概念図を用いてフォト
マスクの作製方法を説明する。片面が平面で他の片面が
球面に形成された石英ガラス基板1の球面にクロム層2
および酸化クロム層3を順次施してマスクブランクス4
を得る(図1参照)。このマスクブランスク4上面に電
子線レジスト5を塗布する。これを電子線描画装置6の
xyzステージ7に載置し、電子線8で所望のパターン
を露光する(図2参照)。露光後、マスクブランクス4
の電子線レジスト5を現像し、不要な電子線レジスト5
を除去する(図3参照)。残った電子線レジスト5をエ
ッチングマスクとして酸化クロム層3およびクロム層2
をエッチングする。次に、電子線レジスト5を除去し、
球面フォトマスクを得る(図4参照)。
【0008】
【実施例1】図4および図5は本実施例を示し、図4は
側面図、図5は平面図である。1は石英ガラスで形成さ
れた球面フォトマスクで、この球面フォトマスク11は
片面が平面11a、他の片面が曲率80mmの凸面11
bで中心肉圧が15mmである。凸面11b上にはクロ
ムの同心円状回折格子パターン11cが施されている。
クロムの厚さは900Åである。回折格子パターン11
cの表面には反射防止のための酸化クロム11dが50
Å程されている。回折格子パターン11cのピッチは外
周ほど小さいが最小ピッチは5μmである。
【0009】本実施例によれば、凸面上にパターンを有
するフォトマスクにより、凹球面基板に対しても密着露
光できるマスクが得られる。
【0010】
【実施例2】図6〜図9は本実施例の作製方法を示す工
程図であるる 片面が平面12aで他の片面が曲率80
mmの凹球面12bに形成されたガラス基板12を加熱
して十分に水分を除去した後(図6参照)、凸球面12
bにポジ型のフォトレジスト13を1.2μmの厚さに
スピンコートし、所定の温度でプレベークして溶剤を飛
ばす(図7参照)。
【0011】次に、ガラス基板12をステージ14に載
置し、前記実施例1記載の同心円回折格子パターンの球
面フォトマスク11を該ガラス基板12のフォトレジス
ト13を塗布した球面に隙間なく密着させ、露光装置1
5にてフォトマスク11側から紫外線16を当てて露光
する(図8参照)。フォトレジスト13はフォトマスク
11のパターン通りに露光される。露光されたフォトレ
ジスト13を現像し、同心円回折格子の凹凸パターン1
7を得る。この後、凹凸パターン17を所定の温度でポ
ストベークして硬化させる。以上の工程により凹球面に
同心円回折格子パターンを有する凹面回折格子を得る
(図9参照)。
【0012】本実施例によれば、凹面基板にも密着露光
により容易に凹凸パターンを得ることができる。
【0013】尚、本実施例によって作製できた回折格子
はそのまま製品として用いてもよいが、これを回折格子
原盤とし、電鋳反転してスタンパーを作製することもで
きる。
【0014】
【実施例3】図10および図11は本実施例を示し、図
10は側面図、図11は平面図である。21は石英ガラ
スで形成された球面フォトマスクで、この球面フォトマ
スク21は片面が平面21a、他の片面が曲率100m
mの凹面6bで中心肉厚が2mmである。凹面21b上
にはクロムの等間隔回折格子パターン21cが施されて
いる。回折格子パターン21cのピッチは2μmであ
る。
【0015】本実施例によれば、凹面上にパターンを有
するフォトマスクにより、凸球面基板に対しても密着露
光できるマスクが得られる。
【0016】
【実施例4】図12〜図16は本実施例の作製方法を示
す工程図である。片面が平面22aで他の片面が曲率1
00mmの凸球面22bに形成されたステンレス基板2
2を加熱して十分に水分を除去した後、凸球面22b側
にポジ型のフォトレジスト23を1.2μmの厚さにス
ピンコートし、所定の温度でプレベークして溶剤を飛ば
す(図12参照)。
【0017】次に、ステンレス基板23をステージ14
に載置し、前記実施例3記載の等間隔回折格子パターン
の球面フォトマスク21を該ステンレス基板22のフォ
トレジスト23を塗布した球面に隙間無く密着させ、露
光装置15にてフォトマスク21側から紫外線16を当
てて露光する(図13参照)。フォトレジスト23はフ
ォトマスク21のパターン通りに露光される。露光され
たフォトレジスト23を現像し、等間隔回折格子の凹凸
パターン24を得る(図14参照)。この後、凹凸パタ
ーン24を所定の温度でポストベークして硬化させる。
【0018】次に、フォトレジスト23の凹凸パターン
24をエッチングマスクとしてイオンビームエッチング
装置によりステンレス基板22をアルゴンイオンビーム
25でエッチングする(図15参照)。残ったフォトレ
ジスト23を酸素プラズマアッシングにより除去する。
以上の工程により凸球面に等間隔回折格子パターンを有
するステンレス製凸面回折格子26を得る(図16参
照)。
【0019】本実施例によれば、凸面基板にも密着露光
により容易に凹凸パターンを得ることができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1および2に係わる発明の効果
は、簡単かつ量産性のある方法で球面上に凹凸パターン
を形成することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を示す概念図である。
【図2】本発明を示す概念図である。
【図3】本発明を示す概念図である。
【図4】実施例1を示す側面図である。
【図5】実施例1を示す平面図である。
【図6】実施例2を示す工程図である。
【図7】実施例2を示す工程図である。
【図8】実施例2を示す工程図である。
【図9】実施例2を示す工程図である。
【図10】実施例3を示す側面図である。
【図11】実施例3を示す平面図である。
【図12】実施例4を示す工程図である。
【図13】実施例4を示す工程図である。
【図14】実施例4を示す工程図である。
【図15】実施例4を示す工程図である。
【図16】実施例4を示す工程図である。
【符号の説明】
1 石英ガラス基板 2 クロム層 3 酸化クロム層 4 マスクブランクス 5 電子線レジスト 6 電子線描画装置 7 xyzステージ 8 電子線 11 球面フォトマスク 12 ガラス基板 13 フォトレジスト 14 ステージ 15 露光装置 16 紫外線 17 凹凸パターン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも片面が球面であるガラス基板
    の球面側に遮光材料にてパターンを形成したことを特徴
    とする球面フォトマスク。
  2. 【請求項2】 基板の球面にフォトレジストを塗布する
    工程と、該基板と凹凸が逆で曲率が等しい球面フォトマ
    スクのパターン面を前記フォトレジストに密着させる工
    程と、球面フォトマスクのパターン面の反対側からフォ
    トレジストを露光する工程と、露光されたフォトレジス
    トを現像する工程とを有することを特徴とするパターン
    の作製方法。
JP25890194A 1994-09-28 1994-09-28 球面フォトマスクおよびパターン作製方法 Pending JPH0895231A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7001709B2 (en) * 2002-03-28 2006-02-21 Konica Corporation Method of drawing a pattern on a base material by scanning a beam
JP2014524053A (ja) * 2011-07-21 2014-09-18 エルジー・ケム・リミテッド マスク及びこれを含む光学フィルタの製造装置
JP2015507213A (ja) * 2011-12-01 2015-03-05 エルジー・ケム・リミテッド マスク
JP2016081503A (ja) * 2014-10-14 2016-05-16 鴻海精密工業股▲ふん▼有限公司 曲面タッチ装置及びその製造方法
JP2017016165A (ja) * 2012-01-06 2017-01-19 ジョンソン・アンド・ジョンソン・ビジョン・ケア・インコーポレイテッドJohnson & Johnson Vision Care, Inc. 眼科デバイス上に電気的相互接続を形成する方法及び装置

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Effective date: 20031028