JPH0894903A - 移動体位置検出装置 - Google Patents

移動体位置検出装置

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JPH0894903A
JPH0894903A JP6233087A JP23308794A JPH0894903A JP H0894903 A JPH0894903 A JP H0894903A JP 6233087 A JP6233087 A JP 6233087A JP 23308794 A JP23308794 A JP 23308794A JP H0894903 A JPH0894903 A JP H0894903A
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    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の移動体位置検出装置は絶対位置を検出
できなかったり、移動体に電気的接続部を設けなければ
ならない、等の欠点があった。本発明は該欠点を有しな
い移動体位置検出装置を提供する。 【構成】 図1に示すような蛇行軌跡形の抵抗体50が
形成されているフレキシブルプリント基板10を移動体
の表面に貼りつけ、非移動体に固定したブラシ11の導
電摺接片11a〜11cを該抵抗体50の各直線部50
a〜50cに別々に相対摺接させ、導電摺接片11aと
11cとの間には定電圧源60を接続して該抵抗体50
の位置Aから位置Cまでの抵抗Rの両端に電圧Vを印加
し、導電摺接片11bを該抵抗Rに対する摺動端子とし
て該接片11bの移動位置に対応する電圧を電圧検出手
段70で検出する。電圧源60及び電圧検出手段70並
びにブラシ11は非移動体側に担持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体位置検出装置に関
し、特に、カメラ等の光学機器においてレンズ等の光学
素子の移動位置を検出するのに適した移動体位置検出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近のカメラではレンズ等の光学素子を
移動させることによって行う変倍動作や合焦動作がすべ
て自動化されており、従って、該動作を自動的に行うた
めに該光学素子の位置検出を行うための装置が装備され
ている。
【0003】従来、光学素子の位置検出のためにカメラ
に装備されてきた位置検出装置は、変倍光学系の位置検
出装置を例にとると、以下の2形式になる。
【0004】(a)摺動接触式検出装置(コード化タイ
プ)。
【0005】この方式による装置は、コード化された導
体パターンが形成されているフレキシブルプリント基板
をカメラ等のレンズ鏡筒のズームリングの外周に固定
し、該導体パターンに摺動接触するブラシ(導電摺接片
または導電摺接端子)を該レンズ鏡筒の非移動部に固定
しておき、該スームリングの回転時に該パターン上の該
ブラシの位置に対応した電圧を2進符号の信号として検
出するものである。
【0006】図5及び図6を参照して該方式に基づく従
来の検出装置の具体例を説明する。
【0007】図5において、1はズームレンズを保持し
て光軸方向に螺旋移動可能な(つまり、回転しつつ軸方
向移動可能な)ズームレンズ鏡筒、2は該鏡筒1を駆動
するモータ、3は減速装置、3aは該減速装置の出力ギ
ア、4は該鏡筒1に対してヘリコイドを介して嵌合して
いる回転のみ可能なズーム駆動環、4aは該ズーム駆動
環4の外周に固定されて該出力ギア3aに常に噛み合う
リングギア、5は図5に示した導体パターン5aを表面
に有して該ズーム駆動環4の外周面に固着されたフレキ
シブルプリト基板等のパターン板、6は不図示の静止部
材に固定されるとともに該導体パターンに摺動接触する
ブラシ、である。該ブラシ6は図4及び5に示すように
5本の導電摺接片(もしくは導電端子)6aから成り、
そのうちの1本は共通接片(コモン端子)として該導体
パターン5aに常に接触するようになっている。また、
他の導電摺接片は該導体パターンに接触したり接触しな
かったりするように該パターンに対して配置されてお
り、該パターンに接触した導電摺接片の出力は不図示の
検出回路において「1」のディジタル信号として検出さ
れ、該パターンに接触していない導電摺接片の出力は不
図示の検出回路において「0」のディジタル信号として
検出されるようになっている。すなわち、共通接片を除
く他の4本の導電摺接片により4ビットの2進信号とし
て該ズーム駆動環4の回転位置が検出できるようになっ
ている。各導電摺接片の出力は「0」か「1」かの二つ
の状態を取り得るので、4本の導電接片の出力状態の組
み合わせの総数は24 =16となり、この方式の検出装
置では16ポジションの位置検出が可能となる。
【0008】しかしながら前述の公知の検出装置には次
のような欠点があった。
【0009】(1)導体パターンと該導電摺接片との相
対的接触位置が変化しても両者の接触状態もしくは非接
触状態が変化しなければ出力信号が変化しないので連続
的検出値を得られない。すなわち、飛び飛びの間欠的な
検出値しか得られないので、連続的なフィードバック制
御を行うことはできない。従って、実用上はステップズ
ーム制御となっている。
【0010】(2)連続的な検出値を得るためには検出
位置を多くしなければならないが、検出位置を多くする
ためには導体パターンの数やブラシの導電摺接片の数を
増やす必要があり、その結果、該導体パターン板の幅が
大きくなるとともにブラシの幅も大きくなり、コスト増
大と必要スペースの増大を招く。
【0011】(3)連続的な位置変化を検出できないの
で複雑な予測制御などは不可能であり、より高度化した
制御方式には対応できない。
【0012】(4)該導体パターン板及びブラシの取り
付け誤差やそれぞれの製品誤差が重なるため、実際のレ
ンズ位置と位置検出信号との誤差を生じやすい。特にレ
ンズ位置と位置検出信号との誤差がないことを要求され
るレンズ位置(沈胴端、ワイド端、テレ端などの位置)
においては該導体パターン板やブラシの取り付け位置を
調整することが必要になるが、この取り付け位置調整作
業は手間がかかるためカメラの製造コストの増大を招く
ばかりでなく、前記レンズ位置における各ステップゾー
ン幅は該誘導体パターンの精度で決定するので1点だけ
の調整しかできない。
【0013】(b)非接触式検出装置(エンコーダタイ
プ)。
【0014】この方式による装置は、図5のようにズー
ム駆動環4の外周面に導体パターン板5を貼りつけず
に、明暗パターンを形成した公知のパルス板(コード化
板)をギア3aの軸等に取り付け、該明暗パターンに応
じてパルス信号を発生するフォトインタラプタ等の非接
触式検出器を固定部材に取り付けることにより該ギア等
の回転を該ズーム駆動環の回転として非接触検出するよ
うにしたものである。
【0015】この方式による検出装置は前記(a)の装
置よりも該ズーム駆動環の回転量を細かく検出すること
ができる。
【0016】しかしながら、この方式による検出装置に
も次のような欠点がある。
【0017】(1)公知のパルス板とフォトインタラプ
タとの組み合わせから成る検出装置は一般にインクリメ
ンタルエンコーダを構成しているため、移動量は検出で
きるが絶対位置の検出はできない。従って、基準位置の
検出を行える別の検出手段を少なくとも一つは必要とす
る。
【0018】(2)前記の基準位置を通過しない領域に
てズーム動作を繰り返していくと累積誤差が大きくな
り、正確な位置決めが不可能になる。
【0019】(3)カメラの電池交換を行った直後や異
常状態からの復帰時には前記基準位置までレンズを移動
させなければ、その後のレンズ位置決めは全く不正確に
なる。
【0020】(4)前記パルス板が動力伝達系のギアも
しくは軸に取り付けられているのでレンズの真の位置や
真の移動量を検出できない。すなわち、該動力伝達系の
ギア列等にはバックラッシュ等の機械的な遊びが存在す
るため、前記検出装置の出力信号にはこの遊びの分だけ
の誤差が含まれているが、該信号から該誤差を除去する
ことはむずかしい。従って、外部から鏡筒に力が加わっ
てレンズ位置が変化すると、その後のレンズ位置制御は
誤差を含んだ制御となり、正確な位置決めはできなくな
る。
【0021】(c) 一方、ズームレンズの位置検出装
置ではないが、フォーカスレンズの移動量検出装置とし
て、たとえば特開昭54−78126号公報に開示され
た検出装置がある。この公報に開示されたフォーカスレ
ンズ移動量検出装置は、フォーカスリングの外周面上に
周方向に沿って形成された距離情報用抵抗体にブラシを
摺接せしめ、該抵抗体上の該ブラシの位置に対応する電
圧を検出することによってフォーカスレンズの移動量を
検出するようにしたものである。
【0022】しかしながら、このフォーカスレンズ移動
量検装置にも次のような欠点があった。
【0023】(1)該検出装置の電気的構成では該抵抗
体と該ブラシとの相対移動量に対してリニアに比例する
検出値が得られない。
【0024】(2)該抵抗体に直接に電源を接続しなけ
ればならないため、回転するフォーカスリングに電源を
搭載するかもしくは該リングに電気的接続部を設ける必
要があるが、回転体側に電気的接続部を設けたり電源を
搭載することは構造を複雑にするばかりでなく電気的故
障を生じやすくする。
【0025】以上に説明した従来公知の検出装置に内在
する問題点を解決するために、本出願人は特開平5−2
08366号において新規な位置検出装置を提案してい
る。本出願人により提案されている該位置検出装置はリ
ニアポテンショメータを用いて構成されたものであり、
その概略構成について図7及び図8を参照して以下に説
明する。
【0026】図7はリニアポテンショメータの分解斜視
図である。同図において、20は基台、21は導電体2
1a及び21b並びに抵抗体21cが表面に形成されて
いる基板、22は該導電体及び抵抗体に接続された端
子、である。23は該導電体21bと該抵抗体21cに
沿ってそれぞれ相対摺動する二つの摺動接片23a及び
23bを有するブラシで、該摺動接片23a及び23b
は互いに短絡されており、また、摺動部材24に取り付
けられている。該摺動部材24は突起部24aを有して
おり、該突起部24aがケーシング25の開口部25a
に相対摺動可能に挿入されていて該開口部25aの長手
方向に沿って(すなわち、導電体21a及び21bと抵
抗体21cの長手方向に沿って)相対移動可能となって
いる。ケーシング25は基台20に結合され、摺動部材
24及び摺動接片23並びに基板21が両者の間に挟み
込まれることによりユニット化されている。
【0027】図8に示すように、3本の端子22は導電
体21a及び21bと抵抗体21cのそれぞれの一端に
接続されるとともに検出回路(該リニアポテンショメー
タの等価回路)の(a)、(b)、(c)に接続されて
いる。抵抗Rは抵抗体21cの両端F〜G間の全抵抗R
FGであり、該抵抗Rと並列に(すなわち、端子22aと
端子22cとの間に)定電圧源60(出力電圧V)が接
続され、端子22bは該抵抗Rに対して摺動する可動端
子に接続されている。
【0028】前記構成において、F〜G間の距離をLと
し、摺動接片23a及び23bがF点から距離αの位置
D及びE点において抵抗体21c及び導電体21bに接
触している場合において検出回路の(b)点(すなわち
端子22a)で検出される電圧vを考えると、 v={(L−α)/L}V=(1−α/L)V ・・・・・ となる。
【0029】摺動部材24及び摺動接片23a及び23
bが位置D,Eから該抵抗体及び導電体に沿ってXだけ
相対移動してD’及びE’の位置に来ると、検出回路の
(b)点で検出される電圧v’は次のようになる。
【0030】 v’={L−α−X)/L}V={1−(α/L)−(X/L)}V =v−(X/L)V ・・・・・・・・・・・・・・・ すなわち、任意位置での検出電圧v’は移動距離Xに対
して一次比例するため、摺動接片23a及び23bの位
置(移動体の位置)を直接に検出することができる。
【0031】以上のように、リニアポテンショメータを
利用する上記の移動体位置検出装置は次のような長所を
有している。
【0032】(1)連続的に絶対位置を検出できる。
【0033】(2)電気的接続ピンが3本ですみ、前記
従来技術の検出装置よりも少なくできる。(因みに、前
述のコード化タイプでは、4ビット16ポジションタイ
プの場合は接続ピン5本を要し、前述のエンコーダタイ
プでは接続ピン4本と基準位置検出手段及びそのための
接続ピンとが必要となる。)
【0034】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
本出願人による先行出願の位置検出装置においても、更
に改善すべき以下のような問題点があった。
【0035】(1)前述のリニアポテンションメータは
直進運動する物体の移動位置を検出するのに適した構造
であるため、回転体の回転位置を検出するための装置と
して使用する場合には、回転運動を直進運動に変換する
運動変換機構を必要とし、その結果、検出系の装置の占
有スペースが大きくなり、コストも該運動変換機構の分
だけ高くなる。
【0036】(2)ブラシ23を移動体に取り付け、基
板21を非移動体に取り付けた場合には電気的構成部分
が非移動体側にあるので該基板21上の抵抗体及び導電
体と電源及び電圧検出手段との電気的接続部が移動しな
いため電気的接続に関しては不都合な問題点はないが、
カメラ等の光学機器においてはブラシ等の突起物を移動
体もしくは回転体に取り付けると該移動体もしくは該回
転体の周囲の空間を大きくしなければならず、しかも該
移動体の質量不平衡や光学機器の大型化を招くため好ま
しくないという問題点がある。
【0037】(3)上記とは逆に、ブラシ23を非移動
体に取り付け、基板21を移動体に取り付けた場合に
は、基板21上の抵抗体及び導電体に電気的に接続する
べき電源及び電圧検出手段をも移動体に取り付ける必要
があるが、このような構成は移動体の質量を大きくして
機構設計の面から好ましくないことは明らかである。
【0038】また、基板21を移動体に取り付け、電源
及び電圧検出手段を非移動体に取り付けるようにした場
合には、該基板上の抵抗体及び導電体と電源及び電圧検
出手段との電気的接続部が該移動体の移動に伴って移動
することになるので、このような構成もまた好ましいも
のではない。
【0039】(4)素材の異なる抵抗体と導電体とを該
基板21上に形成しなければならないので基板製造コス
トが高い。
【0040】
【発明の目的】それ故、本発明の目的は、前記(a)及
び(b)の従来技術よりも優れ、且つ本出願人の前記先
行技術における問題点を解決した新規な移動体位置検出
装置を提供することであり、特にカメラ等の光学機器の
レンズ位置制御に適した移動体位置検出装置を提供する
ことである。以下には、請求項毎に本発明の目的を記載
する。
【0041】請求項1の発明は、「移動体に固定された
電気抵抗体と、非移動体に固定されて該電気抵抗体に相
対摺接する導電摺接片群と、該導電摺接片群のうちの二
つの導電摺接片間に接続されるとともに該非移動体に担
持された定電圧源と、該非移動体に担持されるとともに
該導電摺接片群のうちの特定導電摺接片と他の導電摺接
片との間の電圧を検出する電圧検出手段と、を有する移
動体位置検出装置であって、該電気抵抗体は帯状体もし
くは線状体であるとともに全体として蛇行軌跡形もしく
はジグザグ形のごとき平面形状に構成されており、該移
動体の移動方向に対して平行に延在するとともに互いに
平行に隔置された第一乃至第三の抵抗体部分を有し、中
央の第一の抵抗体部分は一端において隣の第二の抵抗体
部分の一端に接続するとともに他端において隣の第三の
抵抗体部分の一端に接続しており、該導電摺接片群は、
該移動体の移動に伴って該第一の抵抗体部分に沿って相
対摺動するとともに該特定導電摺接片となっている第一
導電摺接片と、該移動体の移動に伴って該第二の抵抗体
部分に沿って該第一導電摺接片と同一方向に相対摺動す
る第二導電摺接片と、該移動体の移動に伴って該第三の
抵抗体部分に沿って該第一導電摺接片と同一方向に相対
摺動する第三導電摺接片と、で構成されており、該定電
圧源は該第二導電摺接片と該第三導電摺接片との間に接
続されており、該電圧検出手段は該第一導電摺接片と該
第二導電摺接片又は該第三導電摺接片との間に接続され
ていることを特徴とする移動体位置検出装置」を提供す
ることである。
【0042】請求項2の発明は、「請求項1の構成を有
する移動体位置検出装置において該第一の抵抗体部分が
該第二及び第三の抵抗体部分よりも十分に大きな比抵抗
を有した高抵抗体として構成されており、該第二及び第
三の抵抗体部分は互いに同じ比抵抗を有する抵抗体とし
て構成されていることを特徴とする移動体位置検出装
置」を提供することを目的とする。
【0043】請求項3の発明は、「移動体に固定されて
該移動体の移動方向と平行に延在する電気抵抗体と、該
移動体に固定されて該電気抵抗体と平行に延在するとと
もに一端が該電気抵抗体の一端に接続された第一導電体
と、該移動体に固定されて該電気抵抗体と平行に延在す
るとともに一端が該電気抵抗体の他端に接続された第二
導電体と、非移動体に固定されるとともに該電気抵抗体
に沿って相対摺動可能な第一導電摺接片と、該非移動体
に固定されるとともに該第一導電体に沿って相対摺動可
能な第二導電摺接片と、該非移動体に固定されるととも
に該第二導電体に沿って相対摺動可能な第三導電摺接片
と、該第二導電摺接片と該第三導電摺接片との間に接続
されるとともに該非移動体に担持された定電圧源と、該
非移動体に担持されていて該第一導電摺接片と該第二導
電摺接片又は該第三導電摺接片との間の電圧を検出する
電圧検出手段と、を有して成る移動体位置検出装置」を
提供することを目的とする。
【0044】請求項4の発明は、「請求項1又は3の構
成を有する移動体位置検出装置において、該移動体及び
該非移動体が光学機器の構成要素であることを特徴とす
る移動体位置検出装置」を提供することを目的とする。
【0045】請求項5の発明は、「請求項1又は3の構
成を有する移動体位置検出装置において該移動体が光学
機器の回転筒であり、該非移動体が該光学機器の非回転
部材であり、該電気抵抗体の該第一乃至第三の抵抗体部
分は該回転筒の回転方向と平行に延在しており、該導電
摺接片群が該非回転部材に固定されていることを特徴と
する請求項1の移動体位置検出装置」を提供することを
目的とする。
【0046】請求項6の発明は、「請求項1又は3の構
成を有する移動体位置検出装置において該電気抵抗体及
び該導電体は可撓性の薄い絶縁基板上にスクリーン印刷
技術等の加工方法によって形成されたものであり、該絶
縁基板が該移動体の表面に取り付けられていることを特
徴とする移動体位置検出装置」を提供することを目的と
する。
【0047】請求項7の発明は、「請求項1又は3の構
成を有する移動体位置検出装置において、該電圧検出手
段に代えて、該特定導電摺接片と他の導電摺接片との間
の抵抗値を検出する抵抗値検出手段が設けられているこ
とを特徴とする請求項1又は3の移動体位置検出装置」
を提供することを目的とする。
【0048】[課題を解決するための手段及び作用]前
記課題を解決するために請求項1の発明は、「移動体に
固定された電気抵抗体と、非移動体に固定されて該電気
抵抗体に相対摺接する導電摺接片群と、該導電摺接片群
のうちの二つの導電摺接片間に接続されるとともに該非
移動体に担持された定電圧源と、該非移動体に担持され
るとともに該導電摺接片群のうちの特定導電摺接片と他
の導電摺接片との間の電圧を検出する電圧検出手段と、
を有する移動体位置検出装置であって、該電気抵抗体は
帯状体もしくは線状体であるとともに全体として蛇行軌
跡形もしくはジグザグ形のごとき平面形状に構成されて
おり、該移動体の移動方向に対して平行に延在するとと
もに互いに平行に隔置された第一乃至第三の抵抗体部分
を有し、中央の第一の抵抗体部分は一端において隣の第
二の抵抗体部分の一端に接続するとともに他端において
隣の第三の抵抗体部分の一端に接続しており、該導電摺
接片群は、該移動体の移動に伴って該第一の抵抗体部分
に沿って相対摺動するとともに該特定導電摺接片となっ
ている第一導電摺接片と、該移動体の移動に伴って該第
二の抵抗体部分に沿って該第一導電摺接片と同一方向に
相対摺動する第二導電摺接片と、該移動体の移動に伴っ
て該第三の抵抗体部分に沿って該第一導電摺接片と同一
方向に相対摺動する第三導電摺接片と、で構成されてお
り、該定電圧源は該第二導電摺接片と第三導電摺接片と
の間に接続されており、該電圧検出手段は該第一導電摺
接片と該第二導電摺接片又は該第三導電摺接片との間に
接続されていることを特徴とする移動体位置検出装置」
を提供する。
【0049】本発明の構成によれば、該導電摺接片群及
び該電源並びに該電圧検出手段が一体となって非移動体
側に設置され、該抵抗体のみが移動体に取り付け(もし
くは該移動体に一体形成)されるので、該移動体の質量
増加及び質量不平衡が起こらず、また、電気的接続に関
する問題も生じない。更に、該導電摺接片群及び該電源
並びに該電圧検出手段の取り付けと該抵抗体の取り付け
を極めて容易に行うことができる。
【0050】前記課題を解決するために請求項2の発明
は、「請求項1の構成を有する移動体位置検出装置にお
いて該第一の抵抗体部分が該第二及び第三の抵抗体部分
よりも十分に大きな比抵抗を有した高抵抗体として構成
されており、該第二及び第三の抵抗体部分は互いに同じ
比抵抗を有する抵抗体として構成されていることを特徴
とする請求項1の移動体位置検出装置」を提供する。
【0051】前記課題を解決するために請求項3の発明
は、「移動体に固定されて該移動体の移動方向と平行に
延在する電気抵抗体と、該移動体に固定されて該電気抵
抗体と平行に延在するとともに一端が該電気抵抗体の一
端に接続された第一導電体と、該移動体に固定されて該
電気抵抗体と平行に延在するとともに一端が該電気抵抗
体の他端に接続された第二導電体と、非移動体に固定さ
れるとともに該電気抵抗体に沿って相対摺動可能な第一
導電摺接片と、該非移動体に固定されるとともに該第一
導電体に沿って相対摺動可能な第二導電摺接片と、該非
移動体に固定されるとともに該第二導電体に沿って相対
摺動可能な第三導電摺接片と、該第二導電摺接片と該第
三導電摺接片との間に接続されるとともに該非移動体に
担持された定電圧源と、該非移動体に担持されていて該
第一導電摺接片と該第二導電摺接片又は該第三導電摺接
片との間の電圧を検出する電圧検出手段と、を有して成
る移動体位置検出装置」を提供する。
【0052】前記課題を解決するために請求項4の発明
は、「請求項1又は3の構成を有する移動体位置検出装
置において、該移動体及び該非移動体が光学機器の構成
要素であることを特徴とする移動体位置検出装置」を提
供する。
【0053】前記課題を解決するために請求項5の発明
は、「請求項1又は3の構成を有する移動体位置検出装
置において該移動体が光学機器の回転筒であり、該非移
動体が該光学機器の非回転部材であり、該電気抵抗体の
該第一乃至第三の抵抗体部分は該回転筒の回転方向と平
行に延在しており、該導電摺接片群が該非回転部材に固
定されていることを特徴とする移動体位置検出装置」を
提供する。
【0054】前記課題を解決するために請求項6の発明
は、「請求項1又は3の構成を有する移動体位置検出装
置において該電気抵抗体及び該導電体は可撓性の薄い絶
縁基板上にスクリーン印刷技術等の加工方法によって形
成されたものであり、該絶縁基板が該移動体の表面に取
り付けられていることを特徴とする移動体位置検出装
置」を提供する。
【0055】前記課題を解決するために請求項7の発明
は、「請求項1又は3の構成を有する移動体位置検出装
置において該電圧検出手段の代りに該特定導電摺接片と
他の導電摺接片との間の抵抗値を検出する抵抗値検出手
段が設けられていることを特徴とする請求項1又は3の
移動体位置検出装置」を提供する。
【0056】
【実施例】以下に図1〜図4を参照して本発明の実施例
について説明する。
【0057】〈実施例1〉図1及び図2を参照して本発
明の第一実施例について説明する。
【0058】図1は本発明の第一実施例の移動体位置検
出装置の構成を示した図であり、図2は該移動体位置検
出装置をズーム位置検出装置として装備したカメラのズ
ームレンズ機構の要部概略構造を示す斜視図である。
【0059】図2において、1はズームレンズを保持し
て光軸方向に螺旋移動可能な(つまり、回転しつつ軸方
向移動可能な)ズームレンズ鏡筒、2は該鏡筒1を駆動
するモータ、3は減速装置、3aは該減速装置の出力ギ
ア、4は該鏡筒1に対してヘリコイドを介して嵌合して
いる回転のみ可能なズーム駆動環、4aは該ズーム駆動
環4の外周に固定されて該出力ギア3aに常に噛み合う
リングギア、10は図1に示した電気抵抗体50が表面
に形成されるとともに該ズーム駆動環4の外周面に固着
されたフレキシブルプリント基板(以下にはフレキと略
記する)、11は不図示の静止部材に固定されるととも
に該電気抵抗体50に摺動接触するブラシ、である。
【0060】フレキ10上に形成されている電気抵抗体
50は、図1に示されるように、帯状体もしくは線状体
として構成されるとともに蛇行軌跡形もしくは潰れS字
形のごとき平面形状に構成されており、移動体の移動方
向と平行に(本実施例では、ズーム駆動環4の周方向と
平行に)延在する3本の直線状の抵抗体部分50a〜5
0cを有している。
【0061】ブラシ11は該抵抗体50a〜50cに別
々に摺動接触する3本の導電摺接片11a〜11cを有
しており、導電摺接片11aと導電摺接片11cとの間
には出力電圧Vの定電圧源60が接続され、導電摺接片
11bと導電摺接片11aとの間には電圧検出手段70
が接続されている。すなわち、導電摺接片11aと抵抗
体部分50aとの接触位置Aから導電摺接片11cと抵
抗体部分50cとの接触位置Cに至るまでの該電気抵抗
体部分(抵抗値RACの抵抗R)の両端には定電圧Vが印
加され、該導電摺接片11bと導電摺接片11aとの間
には電圧検出手段70が接続されている。
【0062】図1の最上部には該導電摺接片11a〜1
1cと該電気抵抗体50と該定電圧源60及び該電圧検
出手段70を含む検出回路の等価回路が示されている。
同図に示されるように、導電摺接片11a〜11cが電
気抵抗体50上の位置A,B,Cにある時の位置Aから
位置Cまでの該電気抵抗50の抵抗RACが定電圧源60
(出力電圧V)に並列に接続され、導電摺接片11bは
該抵抗RACに対する摺動端子として接続されている。そ
して、該摺動端子と該抵抗RACの一端との間には電圧を
検出するための電圧検出手段70が接続されている。
【0063】なお、ブラシ11と定電圧源60と電圧検
出手段70は不図示の非移動体に担持されており、これ
らの電気的接続部分はすべて該非移動体側に設けられて
いる。
【0064】前記構成において、ズーム駆動環4がそれ
自身の中心軸線を中心として回転されると、該抵抗体部
分に対する3本の導電摺接片11a〜11cの接触位置
が変化するため、導電摺接片11aと導電摺接片11b
との間に接続されている電圧検出手段70には該抵抗体
部分上における導電摺接片11a〜11cの位置に応じ
た電圧が以下のように検出される。
【0065】すなわち、ズーム駆動環4の回転が始まる
前の時点での該導電摺接片11a〜11cの位置が図1
に示すようにA,B,Cの位置であったとし、ズーム駆
動環4が回転してから任意時点において抵抗体部分上で
の各導電摺接片11a〜11cの位置がA’,B’,
C’に変化したとする。
【0066】導電摺接片11a〜11cが点A,B,C
にある時に該電圧検出手段70により検出される電圧v
は v=(RAB/RAC)V (RABは点Aから点Bまでの該抵抗体の抵抗値)であ
る。
【0067】各導電摺接片11a〜11cが位置A’,
B’,C’に相対移動した時に該電圧検出手段70に検
出される電圧v’は v’=(RA'B'/RA'C')V である。
【0068】各導電摺接片11a〜11cが移動した距
離をXとし、該抵抗体部分の比抵抗(単位長さ当たりの
抵抗値)をαとすると、導電摺接片11aが接触してい
る抵抗体部分の抵抗値がαXだけ減少した分だけ導電摺
接片11cが接触している抵抗体部分の抵抗値がαXだ
け増加するので、RA'C'=RAC+αX−αX=RACとな
り、位置A’から位置C’までの抵抗値は位置Aから位
置Cまでの抵抗値と同じである。
【0069】一方、位置A’から位置B’までの抵抗値
A'B'は、摺接片11aに接触している抵抗体部分の抵
抗値がαXだけ減少し、接触片11bが接触している抵
抗体部分の抵抗値がαXだけ減少するので、 RA'B'=RAB−αX−αX=RAB−2αX となる。
【0070】従って、 v’=(RA'B'/RA'C')V={(RAB−2αX)/RAC}V =v−(2αX/RAC)V となる。すなわち、出力電圧は移動量Xに対してリニア
に変化する。従って、本実施例の構成によれば、移動体
であるズーム駆動環4の回転位置を飛び飛びにではなく
連続的に検出できる。
【0071】〈実施例2〉図3を参照して本発明の第二
実施例の移動体位置検出装置について説明する。
【0072】本発明では、前記ズーム駆動環4(すなわ
ち移動体)に取り付けられるフレキ15の表面には直線
状の高抵抗体15bが形成されるとともに、該高抵抗体
15bの一端に接続して該高抵抗体15bに対して平行
に延在する第一の誘導体(低抵抗体)15aと該高抵抗
体15bの他端に接続して該高抵抗体に対して平行に延
在する第二の導電体(低抵抗体)15cとが形成されて
いる。すなわち、前記第一実施例の構成において中央の
直線状抵抗体部分以外を低抵抗の導電体に変えたものが
本実施例の構成となっている。
【0073】11は該高抵抗体15bと該導電田尾15
a及び15cとに別々に接触する導電摺接片11a〜1
1cを有したブラシであり、該ブラシ11の構成は実施
例1と同じである。導電摺接片11aと導電摺接片11
cとの間には出力電圧Vの定電圧源60が接続され、該
電圧源60は導電摺接片11aが接触している位置Aか
ら導電摺接片11cが接触している位置Cまでの抵抗R
ACに対して並列になっている。また、高抵抗体15bに
相対摺接する導電摺接片11bは該抵抗RACに対する摺
動端子を構成している。
【0074】なお、本実施例においても、該ブラシ11
と定電圧源60と電圧検出手段70とは非移動体に担持
されている。
【0075】前記構成において、不図示の移動体が移動
すると該フレキ15に対する3本の導電摺接片11a〜
11cの位置が変化するため、導電摺接片11aと導電
摺接片11bとの間に接続されている電圧検出手段70
には該抵抗体部分上における導電摺接片11a〜11c
の位置に応じた電圧が以下のように検出される。
【0076】すなわち、移動体の移動が始まる前の時点
での該導電摺接片11a〜11cの位置が図3に示すよ
うにA,B,Cの位置であったとし、移動体が移動を開
始してから任意時点において該フレキ上での各導電摺接
片11a〜11cの位置がA’,B’,C’に変化した
とする。
【0077】導電摺接片11a〜11cが点A,B,C
にある時に該電圧検出手段70により検出される電圧v
は v=(RAB/RAC)V (RABは点Aから点Bまでの該抵抗体の抵抗値)であ
る。
【0078】各導電摺接片11a〜11cが位置A’,
B’,C’に相対移動した時に該電圧検出手段70に検
出される電圧v’は v’=(RA'B'/RA'C')V である。
【0079】各導電摺接片11a〜11cが移動した距
離をX、該高抵抗体15bの非抵抗(単位長さ当たりの
抵抗値)をα、導電体15a及び15cの抵抗は無視で
きるほど小さいと仮定すると、RA'C'=RACとなり、位
置A’から位置C’までの抵抗値は位置Aから位置Cま
での抵抗値と同じである。
【0080】一方、位置A’から位置B’までの抵抗値
A'B'は、摺接片11bが接触している抵抗体部分の抵
抗値がαXだけ減少するので、 RA'B'=RAB−αX=RAB−αX となる。
【0081】従って、 v’=(RA'B'/RA'C')V={(RAB−αX)/RAC}V =v−(αX/RAC)V となる。すなわち、出力電圧は移動量Xに対してリニア
に変化する。従って、本実施例の構成によれば、移動体
の移動位置を飛び飛びにではなく連続的に検出できる。
【0082】〈実施例3〉図4を参照して本発明の第三
の実施例を説明する。
【0083】本実施例では、フレキ30の表面に蛇行軌
跡形に形成されている抵抗体40はどの部分も同じ材料
で構成されているが、中央の抵抗体部分40bが両側の
抵抗体部分40a及び40bよりも狭い幅に形成されて
いる点で第一実施例の構成とは異なっている。すなわ
ち、中央の抵抗体部分40bの幅が両側の抵抗体部分4
0a及び4cの幅よりも狭くなっているということは中
央の低抵抗体部分40bの比抵抗が両側の抵抗体部分の
比抵抗よりも大きいということを意味する。
【0084】なお、他の構成は第一実施例と同じである
から、必要がない限り説明を省略する。
【0085】31は、抵抗体部分40bにのみ摺接する
導電摺接片31bと、抵抗体部分40aのみに摺接する
導電摺接片31aと、抵抗体部分40cのみに摺接する
導電摺接片31cと、を有するブラシである。導電摺接
片31aと31cとの間には定電圧を発生する定電圧源
60が接続され、導電摺接片31bは図示A位置からC
位置までの間の該抵抗体40の抵抗RACに対する摺動端
子となっている。そして、該摺動端子の位置の電圧を検
出する電圧検出手段70が設けられている。なお、本実
施例においても、ブラシ31と定電圧源60と電圧検出
手段70は非移動体に担持されている。
【0086】前記構成において、中央の抵抗体部分40
bの比抵抗体をγ、両側の抵抗体部分40a及び40c
の比抵抗をβ、とし、不図示の移動体が移動して各導電
摺接片31a〜31cの位置が図示のA,B,Cから
A’,B’,C’に変化した場合について電圧検出手段
70に検出される電圧の変化を考える。
【0087】ブラシ31が初期位置A,B,Cにある時
に電圧検出手段70により検出される電圧vはv=(R
AB/RAC)Vである。
【0088】ブラシ31がXだけ相対移動してA’,
B’,C’の位置に来た時に電圧検出手段70により検
出される電圧vは次のようになる。すなわち、導電摺接
片31aが位置Aから位置A’へ移動したことにより抵
抗値はβXだけ減少し、導電摺接片31cがXだけ抵抗
体部分40c上を右に移動することにより抵抗値はβX
だけ増加し、導電摺接片31bが抵抗体部分40b上を
右へXだけ移動することによって抵抗値はγXだけ減少
する。従って、RA'C'=RAC−βX+βX=RACとな
る。また、RA'B'は同様の考察によりRA'B'=RAB−β
X−γX=RAB−(β+γ)Xとなる。
【0089】 従って、v’=(RA'B'/RA'C')V={RAB−(β+γ)X]}V/RAC =v−(β+γ)XV/RAc ・・・・・ となる。この式から明らかなように、ブラシ31が該抵
抗体に沿って相対移動すると、移動距離に比例して直線
的に出力電圧が変化することがわかる。すなわち、本実
施例の構成においても移動体の移動位置を飛び飛びにで
はなく連続的に検出できる。
【0090】なお、前記抵抗体の各部を同一材料で構成
する場合には中央の直線状抵抗体部分と両側の抵抗体部
分のそれぞれの比抵抗は寸法のみで決ってくるが、それ
を以下に簡単に検証しておく。
【0091】ブラシ31の各導電摺接片31a〜31c
が位置A,B,Cから位置“A”,“C”へ移動したと
すると、A位置とC位置との間の抵抗値RACは RAC=βL+γL+2R’=(β+γ)L+2R’ ・・・・・ である。
【0092】但し、R’はB位置とC位置との間の抵抗
体40の抵抗値及びA位置とB位置との間の抵抗体40
の抵抗値、である。
【0093】前記実施例で、抵抗体部40a及び40c
の幅が抵抗体部40bの幅の2倍である場合はγ=2β
となり、式はRAC=3βL+2R’ ・・・ とな
る。
【0094】一方、第一の実施例では、該抵抗体が同一
材料で且つ同一寸法で各部が構成されているので、式
においてα=β=γを代入し、 RAC=2αL+2R’ ・・・・・・・ となる。
【0095】第一実施例の抵抗体の全抵抗と本実施例の
全抵抗が等しいとすると、=が成立し、従って、3
βL+2R’=2αL+2R’となり、 α=3β/2 ・・・・・・・・・・・ となる。
【0096】そこでをに代入すると、第一実施例の
検出電圧v1 は、v1 =v−3βVX/RAC となり、
本実施例の検出電圧v2 は、v2 =v−3βVX/RAC
となり、両実施例において同一の結果が得られること
がわかる。
【0097】
【発明の効果】請求項1及び2の発明によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0098】(a)移動体の移動位置に比例した出力電
圧が得られるので該移動体の絶対位置を検出することが
でき、その結果、従来のインクリメンタルエンコーダに
よる制御よりも精密で且つ高度な位置決め制御を行うこ
とができるとともに、累積誤差等が生じる恐れがない。
また、どのような位置範囲でも高精度な検出を行うこと
ができ、初期取り付け作業も煩雑にならない。
【0099】(b)該導電摺接片群及び電源並びに電圧
検出手段などの電気的重要構成部分がすべて非移動体側
に設置できるので電気的接続が複雑化せず、取り付け作
業も容易である。また、該導電摺接片群すなわちブラシ
を移動体に取り付けないので移動体の周囲に該ブラシの
移動空間を設ける必要がなく、機器の小型化が可能であ
る。
【0100】(c)移動体に取り付けるのは該電気抵抗
体のみであり、該電気抵抗体を予めフレキ等の可撓性の
絶縁基板に形成しておくか、もしくは該移動体に一体形
成(メッキ等で)しておくことにより取り付けが非常に
簡単にできる。また、該電気抵抗体には電気的接続を行
う必要がないので移動体への取り付けは極めて簡単であ
り、該電気抵抗体の取り付けによって該移動体の機械的
性能が低下する恐れはない。
【0101】請求項2の発明によれば次のような効果が
得られる。
【0102】本出願人の先行技術の装置に比べて、ブラ
シに摺接する被摺接体が只一種の抵抗体のみであるた
め、製造コストが安価になる。
【0103】請求項3の発明によれば、次のような効果
が得られる。
【0104】(a)移動体の移動位置に比例した出力電
圧が得られるので該移動体の絶対位置を検出することが
でき、その結果、従来のインクリメンタルエンコーダに
よる制御よりも精密で且つ高度な位置決め制御を行うこ
とができるとともに、累積誤差等が生じる恐れがない。
また、どのような位置範囲でも高精度な検出を行うこと
ができ、初期取り付け作業も煩雑にはならない。
【0105】(b)該導電摺接片群及び電源並びに電圧
検出手段などの電気的重要構成部分がすべて非移動体側
に設置できるので電気的接続が複雑化せず、取り付け作
業も容易である。また該導電摺接片群すなわちブラシを
移動体に取り付けないので移動体の周囲に該ブラシの移
動空間を設ける必要がなく、機器の小型化が可能であ
る。
【0106】(c)移動体に取り付けるのは該電気抵抗
体及び導電体のみであり、該電気抵抗体及び導電体を予
めフレキ等の可撓性の絶縁基板に形成しておくか、もし
くは該移動体に一体形成(メッキ等で)しておくことに
より取り付けが非常に簡単にできる。また該電気抵抗体
及び該導電体には電気的接続を行う必要がないので移動
体への取り付けは極めて簡単であり、該電気抵抗体及び
該導電体の取り付けによって該移動体の機械的性能が低
下する恐れはない。
【0107】請求項4の発明によれば次のような効果が
得られる。
【0108】該電気抵抗体及び導電体を光学機器の移動
体に取り付け、該導電摺接片群及び定電圧源並びに電圧
検出手段等の電気的構成部分をすべて該光学機器の非移
動体側に取りつけるようにしたので、電気的接続が複雑
化せず、従って、製造コストが安価で故障の起こりにく
い光学機器を実現することができ、また、該光学機器の
該移動体の位置制御を高精度で行うことができる。ま
た、移動体に該導電摺接片すなわちブラシを取り付けな
いので該移動体の周囲に大きな空間を設けておく必要が
ないので機器の小型化が可能となる。
【0109】請求項5の発明によれば、回転筒を有する
光学機器において、該回転筒の回転位置検出を絶対値で
検出できるので該回転筒に位置制御を高精度で行うこと
ができる。また、直進運動変換機構などを設ける必要が
なく、該抵抗体及び導電体を形成してある基板を回転筒
の周壁面に貼りつけるか、もしくは該抵抗体及び導電体
を該回転筒の周壁面にメッキ等で一体形成しておくだけ
で取り付けができ、ブラシ及び電源並びに電圧検出手段
は非移動体側に一体で設置できるので、取り付け作業が
極めて簡単である。また、回転筒に該ブラシを取り付け
ないので、回転筒の周囲に該ブラシの移動のための空間
を設ける必要がないため、機器を小型化することができ
る。
【0110】請求項6の発明によれば、該抵抗体及び導
電体をスクリーン印刷技術等で形成した可撓性の薄い絶
縁基板を移動体に貼りつけるだけで該抵抗体及び導電体
を該移動体に固定することができるので、取り付け作業
を簡単に行うことができる。
【0111】請求項7の発明によれば、該電圧検出手段
の代わりに抵抗値検出手段を用いることにより請求項1
又は3の構成による効果と同じ効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例の移動体位置検出装置の機
械的構造の一部と電気的等価回路を示した図。
【図2】図1の移動体位置検出装置を装備したカメラの
ズームレンズ機構の概略構造を示した斜視図。
【図3】本発明の第二実施例の移動体位置検出装置の機
械的構造の一部と電気的等価回路を示した図。
【図4】本発明の第三実施例の移動体位置検出装置の機
械的構造の一部と電気的等価回路を示した図。
【図5】従来公知のコード化タイプの位置検出装置を装
備しているカメラのズームレンズ機構の要部概略構造を
示した斜視図。
【図6】図5に示されている位置検出装置の導体パター
ン板上の導体パターンと該パターンに摺動接触するブラ
シとの関係を示した図。
【図7】本出願人により提案されている先行技術の移動
体位置検出装置を構成しているリニアポテンショメータ
の機械的構造部分の分解斜視図。
【図8】図7のリニアポテンショメータの要部の機械的
構造の平面図と電気的等価回路を示した図。
【符号の説明】
1…ズームレンズ鏡筒 2…モータ 3…減速装置 4…ズーム駆動
環 5…導体パターン板 6,11,2
3,31…ブラシ 10,15,30…フレキシブルプリント基板 11a〜11c,31a〜31c…導電摺接片 15b,40,50…電気抵抗 15a,15c
…導電体 60…定電圧源 70…電圧検出
手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に固定された電気抵抗体と、非移
    動体に固定されて該電気抵抗体に相対摺接する導電摺接
    片群と、該導電摺接片群のうちの二つの導電摺接片間に
    接続されるとともに該非移動体に設置された定電圧源
    と、該非移動体に設置されるとともに該導電摺接片群の
    うちの特定導電摺接片と他の導電摺接片との間の電圧を
    検出する電圧検出手段と、を有する移動体位置検出装置
    であって、 該電気抵抗体は帯状体もしくは線状体であるとともに全
    体として蛇行軌跡形もしくはジグザグ形のごとき平面形
    状に構成されており、該移動体の移動方向に対して平行
    に延在するとともに互いに平行に隔置された第一乃至第
    三の抵抗体部分を有し、中央の第一の抵抗体部分は一端
    において隣の第二の抵抗体部分の一端に接続するととも
    に他端において隣の第三の抵抗体部分の一端に接続して
    おり、 該導電摺接片群は、該移動体の移動に伴って該第一の抵
    抗体部分に沿って相対摺動するとともに該特定導電摺接
    片となっている第一導電摺接片と、該移動体の移動に伴
    って該第二の抵抗体部分に沿って該第一導電摺接片と同
    一方向に相対摺動する第二導電摺接片と、該移動体の移
    動に伴って該第三の抵抗体部分に沿って該第一導電摺接
    片と同一方向に相対摺動する第三導電摺接片と、で構成
    されており、 該定電圧源は該第二導電摺接片と該第三導電摺接片との
    間に接続されており、 該電圧検出手段は該第一導電摺接片と該第二導電摺接片
    又は該第三導電摺接片との間に接続されていることを特
    徴とする移動体位置検出装置。
  2. 【請求項2】 該第一の抵抗体部分が該第二及び第三の
    抵抗体部分よりも十分に大きな比抵抗を有した高抵抗体
    として構成されており、該第二及び第三の抵抗体部分は
    互いに同じ比抵抗を有する抵抗体として構成されている
    ことを特徴とする請求項1の移動体位置検出装置。
  3. 【請求項3】 移動体に固定されて該移動体の移動方向
    と平行に延在する電気抵抗体と、該移動体に固定されて
    該電気抵抗体と平行に延在するとともに一端が該電気抵
    抗体の一端に接続された第一導電体と、該移動体に固定
    されて該電気抵抗体と平行に延在するとともに一端が該
    電気抵抗体の他端に接続された第二導電体と、非移動体
    に固定されるとともに該電気抵抗体に沿って相対摺動可
    能な第一導電摺接片と、該非移動体に固定されるととも
    に該第一導電体に沿って相対摺動可能な第二導電摺接片
    と、該非移動体に固定されるとともに該第二導電体に沿
    って相対摺動可能な第三導電摺接片と、該第二導電摺接
    片と該第三導電摺接片との間に接続されるとともに該非
    移動体に担持された定電圧源と、該非移動体に担持され
    て該第一導電摺接片と該第二導電摺接片又は該第三導電
    摺接片との間の電圧を検出する電圧検出手段と、を有し
    て成る移動体位置検出装置。
  4. 【請求項4】 該移動体及び該非移動体が光学機器の構
    成要素であることを特徴とする請求項1又は3記載の移
    動体位置検出装置。
  5. 【請求項5】 該移動体が光学機器の回転筒であり、該
    非移動体が該光学機器の非回転部材であり、該電気抵抗
    体の該第一乃至第三の抵抗体部分は該回転筒の回転方向
    と平行に延在しており、該導電摺接片群が該非回転部材
    に固定されていることを特徴とする請求項1の移動体位
    置検出装置。
  6. 【請求項6】 該電気抵抗体及び該導電体は可撓性の薄
    い絶縁基板上にスクリーン印刷技術等の加工方法によっ
    て形成されたものであり、該絶縁基板が該移動体の表面
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1又は3
    の移動体位置検出装置。
  7. 【請求項7】 該電圧検出手段に代えて、該特定導電摺
    接片と他の導電摺接片との間の抵抗値を検出する抵抗値
    検出手段が設けられていることを特徴とする請求項1又
    は3の移動体位置検出装置。
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