JP2599284Y2 - 電気的導通機構 - Google Patents
電気的導通機構Info
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- JP2599284Y2 JP2599284Y2 JP1992061854U JP6185492U JP2599284Y2 JP 2599284 Y2 JP2599284 Y2 JP 2599284Y2 JP 1992061854 U JP1992061854 U JP 1992061854U JP 6185492 U JP6185492 U JP 6185492U JP 2599284 Y2 JP2599284 Y2 JP 2599284Y2
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
- Lens Barrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コード板とこれに摺接
する電気接片等を利用したスイッチ、エンコーダ等の電
気的導通機構に関する。
する電気接片等を利用したスイッチ、エンコーダ等の電
気的導通機構に関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】近年のカメラでは、ズー
ムレンズの焦点距離、あるいは被写体距離を検出する手
段として、表面に導通・非導通ランドを有するコード板
およびこのコード板上の上記導通・非導通ランドに摺接
するブラシによる電気的導通手段が利用されている。こ
の電気的導通手段を利用したズームレンズの焦点距離検
出手段として、例えば回転駆動され、焦点距離を変化さ
せるカム環20とこのカム環20と対向する固定鏡筒
(図示せず)との間に、コード板66およびこのコード
板66に摺接するブラシ群67を設けたものがある(図
4、図5参照)。
ムレンズの焦点距離、あるいは被写体距離を検出する手
段として、表面に導通・非導通ランドを有するコード板
およびこのコード板上の上記導通・非導通ランドに摺接
するブラシによる電気的導通手段が利用されている。こ
の電気的導通手段を利用したズームレンズの焦点距離検
出手段として、例えば回転駆動され、焦点距離を変化さ
せるカム環20とこのカム環20と対向する固定鏡筒
(図示せず)との間に、コード板66およびこのコード
板66に摺接するブラシ群67を設けたものがある(図
4、図5参照)。
【0003】この従来例では、焦点距離を4ビットのデ
ータにより検出するために、カム環20の外周面にその
回動方向に延びる4本の導通・非導通ランド67を備え
たコード板66が固定され、上記各パターンに独立して
摺接する4本の接片を含むブラシ群68が、カム環20
の回転に拘束されない支持部材69に固定されている。
ブラシ群68の各接片は焦点距離検出回路71に独立し
て入力されている。焦点距離検出回路71は、各接片の
オンオフ状態の組み合わせによりカム環20の位置、つ
まり焦点距離を検出している。
ータにより検出するために、カム環20の外周面にその
回動方向に延びる4本の導通・非導通ランド67を備え
たコード板66が固定され、上記各パターンに独立して
摺接する4本の接片を含むブラシ群68が、カム環20
の回転に拘束されない支持部材69に固定されている。
ブラシ群68の各接片は焦点距離検出回路71に独立し
て入力されている。焦点距離検出回路71は、各接片の
オンオフ状態の組み合わせによりカム環20の位置、つ
まり焦点距離を検出している。
【0004】上記従来例は、ブラシ群68の各接片のレ
ベルを独立して検出する例であるが、図7に示した従来
例は、ブラシ群88の各接片は互いに導通していて、コ
ード板86の導通ランド87が独立している例である。
この第2の従来例の場合は、パターンの一つと、ブラシ
群88の位置に応じて他の3個の導通ランド87が異な
る組み合わせで導通する構成である。このように、従来
のパターンおよび接片を相対移動方向と直交する方向に
並列に設ける構成では、コード板およびブラシ群の直交
方向の幅が広くなってしまうという問題があった。その
ため、直交方向のスペースが制限されているときにはそ
の本数、したがってビット数が制限されてしまう、とい
う問題もあった。
ベルを独立して検出する例であるが、図7に示した従来
例は、ブラシ群88の各接片は互いに導通していて、コ
ード板86の導通ランド87が独立している例である。
この第2の従来例の場合は、パターンの一つと、ブラシ
群88の位置に応じて他の3個の導通ランド87が異な
る組み合わせで導通する構成である。このように、従来
のパターンおよび接片を相対移動方向と直交する方向に
並列に設ける構成では、コード板およびブラシ群の直交
方向の幅が広くなってしまうという問題があった。その
ため、直交方向のスペースが制限されているときにはそ
の本数、したがってビット数が制限されてしまう、とい
う問題もあった。
【0005】
【考案の目的】本考案は、上記従来のコード板を使用し
たスイッチ、エンコーダ等の問題に鑑みてなされたもの
で、省スペース化を可能にし、占有スペースを拡大する
ことなくビット数あるいは切り替え接点数を増加できる
電気的導通機構を提供することを目的とする。
たスイッチ、エンコーダ等の問題に鑑みてなされたもの
で、省スペース化を可能にし、占有スペースを拡大する
ことなくビット数あるいは切り替え接点数を増加できる
電気的導通機構を提供することを目的とする。
【0006】
【考案の概要】この目的を達成する本考案は、相対的に
移動する電気的導通部材および複数の電気接片群を有
し、上記相対位置に応じて上記各電気接片群が上記電気
的導通部材と導通・非導通状態を形成する電気的導通機
構であって、上記電気接片群および前記電気的導通部材
を、上記相対移動方向に離れた2個所以上に設け、上記
2個所以上の電気接片群が検知した導通・非導通状態の
組合せによって1つの絶対位置を検知する検知手段を備
えたこと、に特徴を有する。
移動する電気的導通部材および複数の電気接片群を有
し、上記相対位置に応じて上記各電気接片群が上記電気
的導通部材と導通・非導通状態を形成する電気的導通機
構であって、上記電気接片群および前記電気的導通部材
を、上記相対移動方向に離れた2個所以上に設け、上記
2個所以上の電気接片群が検知した導通・非導通状態の
組合せによって1つの絶対位置を検知する検知手段を備
えたこと、に特徴を有する。
【0007】
【実施例】以下図示実施例に基づいて本考案を説明す
る。先ず、本考案を適用した一眼レフカメラの交換レン
ズ(ズームレンズ)10について、図3を参照して説明
する。着脱マウント11には外固定筒12が固定され、
この外固定筒12に直進案内筒13が固定されている。
これらはズームレンズ10の固定部材である。
る。先ず、本考案を適用した一眼レフカメラの交換レン
ズ(ズームレンズ)10について、図3を参照して説明
する。着脱マウント11には外固定筒12が固定され、
この外固定筒12に直進案内筒13が固定されている。
これらはズームレンズ10の固定部材である。
【0008】直進案内筒13には、前群レンズL1用、
後群レンズL2用の光軸方向の直進案内溝14、15が
形成されている。後群レンズL2を保持した後群枠17
には、径方向外方に突出するカムローラ19が設けられ
ており、このカムローラ19が直進案内溝15に嵌まっ
ている。
後群レンズL2用の光軸方向の直進案内溝14、15が
形成されている。後群レンズL2を保持した後群枠17
には、径方向外方に突出するカムローラ19が設けられ
ており、このカムローラ19が直進案内溝15に嵌まっ
ている。
【0009】直進案内筒13の外周には、カム環20が
回動自在に嵌まっている。このカム環20には、前群
用、後群用のカム溝21、22が形成されていて、カム
溝22には、直進案内溝15に嵌まっている後群枠17
のカムローラ19が同時に嵌まっている。一方カム環2
0の前部外周には、前群移動筒24が相対回動自在に嵌
まっていて、この前群移動筒24から半径方向内方に突
出させたカムローラ25が、カム環20のカム溝21お
よびこれを貫通して直進案内溝14に嵌まっている。前
群移動筒24の外周にはさらに外部から回動操作可能な
フォーカシング環26がねじ27によって螺合されてお
り、このフォーカシング環26に押え環28を介して、
上述の前群枠16が固定されている。
回動自在に嵌まっている。このカム環20には、前群
用、後群用のカム溝21、22が形成されていて、カム
溝22には、直進案内溝15に嵌まっている後群枠17
のカムローラ19が同時に嵌まっている。一方カム環2
0の前部外周には、前群移動筒24が相対回動自在に嵌
まっていて、この前群移動筒24から半径方向内方に突
出させたカムローラ25が、カム環20のカム溝21お
よびこれを貫通して直進案内溝14に嵌まっている。前
群移動筒24の外周にはさらに外部から回動操作可能な
フォーカシング環26がねじ27によって螺合されてお
り、このフォーカシング環26に押え環28を介して、
上述の前群枠16が固定されている。
【0010】外固定筒12の外周には、外部から回動操
作可能なズームリング30が嵌まっている。このズーム
リング30とカム環20とは、径方向の結合ピン31に
よって結合されていて、カム環20はズームリング30
と常時等しい回動をする。結合ピン31は、外固定筒1
2の周方向長孔32を通っており、周方向長孔32は、
結合ピン31の光軸方向の一定量の移動を許す光軸方向
幅を有している。よってズームリング30を回動させる
と、結合ピン31を介してカム環20が一体に回動し、
その結果、カム溝21、22および直進案内溝14、1
5に従って、後群枠17(後群レンズL2)および前群
移動筒24(つまりフォーカシング環26、前群枠1
6、前群レンズL1)が光軸方向に移動してズーミング
がなされる。またフォーカシング環26を回動させる
と、ねじ27に従って前群枠16(前群レンズL1)が
光軸方向に移動して焦点調節がなされる。
作可能なズームリング30が嵌まっている。このズーム
リング30とカム環20とは、径方向の結合ピン31に
よって結合されていて、カム環20はズームリング30
と常時等しい回動をする。結合ピン31は、外固定筒1
2の周方向長孔32を通っており、周方向長孔32は、
結合ピン31の光軸方向の一定量の移動を許す光軸方向
幅を有している。よってズームリング30を回動させる
と、結合ピン31を介してカム環20が一体に回動し、
その結果、カム溝21、22および直進案内溝14、1
5に従って、後群枠17(後群レンズL2)および前群
移動筒24(つまりフォーカシング環26、前群枠1
6、前群レンズL1)が光軸方向に移動してズーミング
がなされる。またフォーカシング環26を回動させる
と、ねじ27に従って前群枠16(前群レンズL1)が
光軸方向に移動して焦点調節がなされる。
【0011】以上のズームレンズ10は、カム環20の
光軸方向の位置を調整すると、前群レンズL1と後群レ
ンズL2の全体が光軸方向に移動する。よって、カム環
20の光軸方向の位置を調整することにより、組立時の
バックフォーカス調整を行なうことができる。このバッ
クフォーカス調整手段として、この実施例では、ピント
調整駒(光軸方向移動部材)35が設けられている。こ
のピント調整駒35は、外固定筒12上で光軸と平行な
方向の直進移動ができるように支持されていて、その周
面には、光軸と平行な方向に長い長孔36が形成されて
いる。ピント調整駒35は、長孔36を貫通して先端が
外固定筒12に螺入された固定ねじ39により外固定筒
12に対して固定されている。従って、ピント調整駒3
5は、固定ねじ39を緩めることにより、長孔36の有
効長の範囲で光軸と平行な方向に位置調整できる。そし
てこのピント調整駒35の前端部には、外固定筒12の
切欠37を通って、外固定筒12内に臨む内方フランジ
38が形成されている。この内方フランジ38には、周
方向溝40が形成されていて、この周方向溝40がカム
環20に形成された周方向突起41に相対回動自在に隙
間なく嵌っている。ピント調整駒35は、本実施例では
光軸を挟んだ対向位置に2個(35a、35b)設けら
れている(図2参照)。
光軸方向の位置を調整すると、前群レンズL1と後群レ
ンズL2の全体が光軸方向に移動する。よって、カム環
20の光軸方向の位置を調整することにより、組立時の
バックフォーカス調整を行なうことができる。このバッ
クフォーカス調整手段として、この実施例では、ピント
調整駒(光軸方向移動部材)35が設けられている。こ
のピント調整駒35は、外固定筒12上で光軸と平行な
方向の直進移動ができるように支持されていて、その周
面には、光軸と平行な方向に長い長孔36が形成されて
いる。ピント調整駒35は、長孔36を貫通して先端が
外固定筒12に螺入された固定ねじ39により外固定筒
12に対して固定されている。従って、ピント調整駒3
5は、固定ねじ39を緩めることにより、長孔36の有
効長の範囲で光軸と平行な方向に位置調整できる。そし
てこのピント調整駒35の前端部には、外固定筒12の
切欠37を通って、外固定筒12内に臨む内方フランジ
38が形成されている。この内方フランジ38には、周
方向溝40が形成されていて、この周方向溝40がカム
環20に形成された周方向突起41に相対回動自在に隙
間なく嵌っている。ピント調整駒35は、本実施例では
光軸を挟んだ対向位置に2個(35a、35b)設けら
れている(図2参照)。
【0012】カム環20の回動位置、つまりズーミング
により変化する焦点距離を検出する焦点距離検出手段
は、コード板60および2組のブラシ群51、52から
なる。これらの構成を、図1および図2を参照してより
詳細に説明する。コード板60はカム環20の外周に、
ブラシ群51、52はそれぞれピント調整駒35a、3
5bに固定されている。コード板60は、カム環20の
周方向に延長されていて、周方向に2組の導通・非導通
のランド部(パターン)61、62を有し、この導通・
非導通のパターンと接触するブラシ群51、52のオン
オフ情報が焦点距離検出回路71に送られて、カム環2
0の回動位置、つまりズームレンズ10の焦点距離が検
出される。検出した焦点距離は、カメラボディの制御回
路に送られ、開放F値の演算、焦点距離情報の表示等に
用いられる。ブラシ群51、52は、外固定筒12に穿
けられた透孔12aを通って、コード板60に臨んでい
る。
により変化する焦点距離を検出する焦点距離検出手段
は、コード板60および2組のブラシ群51、52から
なる。これらの構成を、図1および図2を参照してより
詳細に説明する。コード板60はカム環20の外周に、
ブラシ群51、52はそれぞれピント調整駒35a、3
5bに固定されている。コード板60は、カム環20の
周方向に延長されていて、周方向に2組の導通・非導通
のランド部(パターン)61、62を有し、この導通・
非導通のパターンと接触するブラシ群51、52のオン
オフ情報が焦点距離検出回路71に送られて、カム環2
0の回動位置、つまりズームレンズ10の焦点距離が検
出される。検出した焦点距離は、カメラボディの制御回
路に送られ、開放F値の演算、焦点距離情報の表示等に
用いられる。ブラシ群51、52は、外固定筒12に穿
けられた透孔12aを通って、コード板60に臨んでい
る。
【0013】このコード板60は、本体が絶縁性のフレ
キシブル基板により形成され、表面に、周方向に延びる
2組のランド部61、62が所定の間隔で形成されてい
る。第1、第2のランド部61、62は、カム環の回転
方向に所定の間隔で設けられ、かつそれぞれ2個のラン
ド部61a、61b、62a、62bにより2ビットづ
つ計4ビットのデータを構成している。なお、各ランド
部61、62は、導通部63を介して相互に導通してい
る。
キシブル基板により形成され、表面に、周方向に延びる
2組のランド部61、62が所定の間隔で形成されてい
る。第1、第2のランド部61、62は、カム環の回転
方向に所定の間隔で設けられ、かつそれぞれ2個のラン
ド部61a、61b、62a、62bにより2ビットづ
つ計4ビットのデータを構成している。なお、各ランド
部61、62は、導通部63を介して相互に導通してい
る。
【0014】ブラシ群51、52は、各ランド部61
a、61b、62a、62bにそれぞれ独立して摺接す
る接片51a、51b、52a、52bを備えている。
また、接片51a、51b、52a、52bはそれぞ
れ、焦点距離検出回路71に独立して接続されている。
焦点距離検出回路71は、4本の接片51a、51b、
52a、52bの電圧をチェックし、それらの電圧の組
み合わせによりカム環20の位置、つまり焦点距離を検
出する。なお、本実施例では接片51aが接地され、常
時ランド部61aと導通している。
a、61b、62a、62bにそれぞれ独立して摺接す
る接片51a、51b、52a、52bを備えている。
また、接片51a、51b、52a、52bはそれぞ
れ、焦点距離検出回路71に独立して接続されている。
焦点距離検出回路71は、4本の接片51a、51b、
52a、52bの電圧をチェックし、それらの電圧の組
み合わせによりカム環20の位置、つまり焦点距離を検
出する。なお、本実施例では接片51aが接地され、常
時ランド部61aと導通している。
【0015】以上の通り本実施例は、20の回転位置を
検出する4ビットのランド部61a、61b、62a、
62bを、2組づつに分割して回転方向に縦列に設けた
ので、コード板60およびブラシ群51、52の幅が狭
くなり、光軸方向の収納スペースが小さくて済む。さら
に、本実施例では、一対のピント調整駒35a、52b
にそれぞれブラシ群51、52を固定した。したがっ
て、コード板60、つまりカム環20は、ブラシ群5
1、52の弾性力を光軸に向かって均等に受けるので、
光軸に対する倒れが無くなる。
検出する4ビットのランド部61a、61b、62a、
62bを、2組づつに分割して回転方向に縦列に設けた
ので、コード板60およびブラシ群51、52の幅が狭
くなり、光軸方向の収納スペースが小さくて済む。さら
に、本実施例では、一対のピント調整駒35a、52b
にそれぞれブラシ群51、52を固定した。したがっ
て、コード板60、つまりカム環20は、ブラシ群5
1、52の弾性力を光軸に向かって均等に受けるので、
光軸に対する倒れが無くなる。
【0016】以上本実施例では、コード板およびブラシ
をカム環の回転角で 180゜ずらした位置に設けたが、こ
れに限定されない。また、ブラシを固定する部材も、フ
ォーカス調整駒35に限定されない。
をカム環の回転角で 180゜ずらした位置に設けたが、こ
れに限定されない。また、ブラシを固定する部材も、フ
ォーカス調整駒35に限定されない。
【0017】次に、コード板80の方からオンオフ信号
を得る本考案の別の実施例を、図6を参照して説明す
る。この実施例は、4本のランド部81a、81b、8
1c、81dを2本づつ並列に配設したものを縦列に2
組設け、ブラシ83の接片83a、83b、83c、8
3dを各ランド部81a、81b、81c、81dにそ
れぞれ独立して摺接するように形成したことに特徴があ
る。ブラシ83の接片83a、83b、83c、83d
はそれぞれ導通している。各ランド部81a、81b、
81c、81dは、それぞれ独立して焦点距離検出回路
71に接続されている。
を得る本考案の別の実施例を、図6を参照して説明す
る。この実施例は、4本のランド部81a、81b、8
1c、81dを2本づつ並列に配設したものを縦列に2
組設け、ブラシ83の接片83a、83b、83c、8
3dを各ランド部81a、81b、81c、81dにそ
れぞれ独立して摺接するように形成したことに特徴があ
る。ブラシ83の接片83a、83b、83c、83d
はそれぞれ導通している。各ランド部81a、81b、
81c、81dは、それぞれ独立して焦点距離検出回路
71に接続されている。
【0018】図7に示した従来例では、4本のランド部
87およびブラシ88の各接片が並列に設けられてい
る。この従来例との比較から明らかな通り本第2の実施
例は、コード板80およびブラシ83を2個並列にした
ものを縦列に設けてあるので幅が狭くなり、幅狭な小さ
なスペースに搭載することが可能である。
87およびブラシ88の各接片が並列に設けられてい
る。この従来例との比較から明らかな通り本第2の実施
例は、コード板80およびブラシ83を2個並列にした
ものを縦列に設けてあるので幅が狭くなり、幅狭な小さ
なスペースに搭載することが可能である。
【0019】以上本考案について図示実施例に基づいて
説明したが、本考案はこれら実施例に限定されない。例
えば、実施例は4本のランド部であるが、これを計6本
以上または奇数本のランド部で構成することも可能であ
る。第1の実施例において、例えばピント調整駒35が
120°の間隔で3個設けられているときには、ランド部
およびブラシをピント調整駒35に併せて3組設けるこ
とも可能である。本実施例では、コード板上のランド部
を縦列方向に2組に分割してあるが、ランド部を縦方向
に1本形成し、ブラシも縦方向に分割して配置し、コー
ド板とランド部の相対位置に応じて各ブラシが導通・非
導通状態を形成する構成でもよい。また、本考案を焦点
距離検出用に適用した実施例について説明したが、本考
案は、被写体距離検出に使用することも可能であり、ま
た、複数回路の切り替えスイッチとして利用することも
可能である。
説明したが、本考案はこれら実施例に限定されない。例
えば、実施例は4本のランド部であるが、これを計6本
以上または奇数本のランド部で構成することも可能であ
る。第1の実施例において、例えばピント調整駒35が
120°の間隔で3個設けられているときには、ランド部
およびブラシをピント調整駒35に併せて3組設けるこ
とも可能である。本実施例では、コード板上のランド部
を縦列方向に2組に分割してあるが、ランド部を縦方向
に1本形成し、ブラシも縦方向に分割して配置し、コー
ド板とランド部の相対位置に応じて各ブラシが導通・非
導通状態を形成する構成でもよい。また、本考案を焦点
距離検出用に適用した実施例について説明したが、本考
案は、被写体距離検出に使用することも可能であり、ま
た、複数回路の切り替えスイッチとして利用することも
可能である。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかな通り本考案の電
気的導通機構は、相対的に移動してその相対位置に応じ
て異なる導通状態を形成する電気的導通部材を相対移動
方向に離間して設けたので、電気的導通部材の幅、つま
り相対移動方向と直交する方向の寸法を小さくすること
が可能になり、相対移動する部材の幅が狭くても本電気
的導通機構を装着することが可能になる。
気的導通機構は、相対的に移動してその相対位置に応じ
て異なる導通状態を形成する電気的導通部材を相対移動
方向に離間して設けたので、電気的導通部材の幅、つま
り相対移動方向と直交する方向の寸法を小さくすること
が可能になり、相対移動する部材の幅が狭くても本電気
的導通機構を装着することが可能になる。
【図1】本考案を焦点距離検出手段に適用した実施例を
示す平面図である。
示す平面図である。
【図2】同実施例の正面図である。
【図3】同実施例を適用した一眼レフカメラのズームレ
ンズ鏡筒の要部を光軸で縦断して上半分を示す断面図で
ある。
ンズ鏡筒の要部を光軸で縦断して上半分を示す断面図で
ある。
【図4】従来の焦点距離検出手段を示す平面図である。
【図5】同従来例の正面図である。
【図6】本考案の別の実施例の要部を示す平面図であ
る。
る。
【図7】位置検出手段の他の従来例の要部を示す正面図
である。
である。
【符号の説明】 10 ズームレンズ 12 外固定筒 13 直進案内筒 20 カム環 30 ズームリング 51、52 ブラシ群 60 コード板 61、62 ランド部(ランド部) 71 焦点距離検出回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01D 5/00 - 5/62 G03B 17/02 H05K 1/00 G02B 7/04 G01B 7/00 - 7/34
Claims (2)
- 【請求項1】 相対的に移動する電気的導通部材および
複数の電気接片群を有し、上記相対位置に応じて上記各
電気接片群が上記電気的導通部材と導通・非導通状態を
形成する電気的導通機構であって、 上記電気接片群および前記電気的導通部材を、上記相対
移動方向に離れた2個所以上に設け、上記2個所以上の電気接片群が検知した導通・非導通状
態の組合せによって1つの絶対位置を検知する検知手段
を備えたこと を特徴とする電気的導通機構。 - 【請求項2】 上記各電気接片群は、上記相対移動方向
と直交する方向に並列された2枚の電気接片からなり、
上記各電気接片群および電気的導通部は2個所に設けら
れている請求項1記載の電気的導通機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061854U JP2599284Y2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電気的導通機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992061854U JP2599284Y2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電気的導通機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0628631U JPH0628631U (ja) | 1994-04-15 |
JP2599284Y2 true JP2599284Y2 (ja) | 1999-08-30 |
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ID=13183107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP1992061854U Expired - Fee Related JP2599284Y2 (ja) | 1992-09-02 | 1992-09-02 | 電気的導通機構 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2599284Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0299525U (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-08 | ||
JP2800315B2 (ja) * | 1989-10-26 | 1998-09-21 | 株式会社ニコン | 複合型アブソリュートエンコーダ |
JPH041522A (ja) * | 1990-04-18 | 1992-01-07 | Nikon Corp | 異常事態を検出可能なアブソリュート・エンコーダ |
-
1992
- 1992-09-02 JP JP1992061854U patent/JP2599284Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0628631U (ja) | 1994-04-15 |
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