JPH0894683A - 低圧非接地系統の絶縁監視システム - Google Patents

低圧非接地系統の絶縁監視システム

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JPH0894683A
JPH0894683A JP23002194A JP23002194A JPH0894683A JP H0894683 A JPH0894683 A JP H0894683A JP 23002194 A JP23002194 A JP 23002194A JP 23002194 A JP23002194 A JP 23002194A JP H0894683 A JPH0894683 A JP H0894683A
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low
zero
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insulation
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JP23002194A
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English (en)
Inventor
Ichiro Kasama
一郎 笠間
Masaru Mishima
勝 三島
Yoshiyuki Takagi
義之 高木
Michio Sakai
道雄 酒井
Masakatsu Mori
雅克 森
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Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾向監視ができ且つ安価な低圧系統の絶縁監
視システムを得る。 【構成】 接地形計器用変圧器10の3次オープンデル
タ回路10cに制限抵抗11を設け、地絡電流を制限す
る非接地系統とし、3次オープンデルタ回路10cに発
生する見かけ零相電圧V0x を計測変換部12により計
測する。一方、各低圧電路部3には、漏洩電流を零相変
流器13により計測する。又、事前にその3相一括対地
静電容量Cfを計測しておく。以上の計測値、即ち、微
小零相電圧V0x ,漏洩電流I0及び3相一括対地静電
容量Cfにより、簡易的なベクトル演算を、演算処理部
14ですることで、抵抗分漏洩電流Igr,交流絶縁抵
抗値Rgを導出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、受配電設備の低圧系
統について零相電圧の計測により低圧電路の絶縁監視を
する低圧非接地系統の絶縁監視システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の低圧電路の絶縁監視システ
ムを示すシステム構成図であり、図において、1は3相
低圧系統、2は3相低圧系統1の母線部分、3は3相低
圧系統1の分岐回路部分即ち絶縁監視対象となる低圧電
路、4は絶縁計測用の重畳電源、5は3相低圧系統1及
び低圧電路3へ絶縁計測用の電源を重畳するための重畳
変成器、6は3相低圧系統1及び低圧電路3を接地する
ための第2種接地線であり、図では変圧器中性点として
いるが、3相低圧系統1の1線接地の場合もある。7は
絶縁監視する各低圧電路3に設けられた零相変流器、8
は重畳電源4の周波数に対応した帯域フィルタ、9は重
畳電圧と漏洩電流の同期瞬時値を計測し抵抗漏洩電流を
演算する演算処理部である。
【0003】次に動作について説明する。絶縁計測用の
重畳電源4から商用周波数と異なる周波数の電圧を発生
させ、重畳変成器5を介して第2種接地線6に重畳させ
る。この結果、3相低圧系統1には、対地間に商用周波
数と異なる周波数の電圧が商用電圧に重畳されることに
なる。一方、この重畳電圧により、3相一括で対地間に
対して形成されている対地静電容量及び対地絶縁抵抗に
より対地漏洩電流が流れるので、これを各低圧電路3に
設けられた零相変流器7により検出する。この際、商用
印加電圧による漏洩電流も含まれた出力となるため、重
畳電源4の周波数に対応した帯域フィルタ8により商用
周波数分を除去する。以上の重畳電源4による重畳電圧
と、零相変流器7及び帯域フィルタ8を介した漏洩電流
は、情報として演算処理部9に入力され、同期した時間
の電流・電圧の絶対値及び位相角とにより、抵抗漏洩電
流を演算出力する。
【0004】以上の構成及び検出原理は一般にIgr方
式と称されており、昭和40年40公局第593号の通
達の昭和59年6月1日付59資庁第7400号での1
部改正により、Igr方式にて常時監視し、15mA以
上で注意レベル警報、50mA以上で警報レベル警報を
発する設備とした場合は、従来の毎月一回の点検から、
隔月1回以上の点検に緩和されることとなり、商品化さ
れ運用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の低圧電路の絶縁
監視システムは以上のように構成されているので、3相
低圧系統1に、商用周波数と異なる周波数の電圧を計測
用の重畳電源4により発生させ重畳変成器5及び第2種
接地線6を介して重畳させるので、重畳電源4は、系統
条件に影響を及ぼさないように0.5V以下という非常
に低い電圧としなければならない。従って、この低い重
畳電圧により、漏洩電流も数十nAという非常に小さい
電流の計測となり、換算漏電電流値15mA程度が限界
となる。一方、注意レベル警報15mAの換算絶縁抵抗
は、十数kΩ程度の低い絶縁抵抗値であることから、傾
向監視をするレベルにない等の問題点があった。
【0006】又、計測用の電源4,重畳変成器5,零相
変流器7及び帯域フィルタ8等の付帯機器を設置する必
要があり、高価な設備となり、且つ電圧・電流による、
その絶対値及び位相角の同期した演算が必要なので、ア
ナログ回路として各演算処理部9に直接配線したり、回
路処理したりする必要がある等、高価な設備となる等の
問題点があった。
【0007】この発明は、以上のような問題点を解消す
るためになされたもので、商用周波数と異なる周波数の
計測用電圧を重畳させることなく、絶縁抵抗値の傾向監
視を可能にすると共に、付帯設備を少なくして構成の簡
単な低圧非接地系統の絶縁監視システムを得ることを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る低
圧非接地系統の絶縁監視システムは、低圧系統に、3次
オープンデルタ回路に制限抵抗が設けられた接地形計器
用変圧器を接続して低圧非接地系統とし、その3次オー
プンデルタ回路に発生する零相電圧を零相電圧計測器に
よって計測すると共に、低圧電路に流れる漏洩電流を零
相変流器より2次出力させ、更に、演算処理部によって
予め計測された一括対地静電容量,零相電圧及び零相変
流器の2次出力の計測による漏洩電流の各々のスカラ値
に基づいてベクトル演算をし、当該回路の絶縁状態評価
値を演算するようにしたものである。
【0009】請求項2の発明に係る低圧非接地系統の絶
縁監視システムは、請求項1の発明に加え、低圧電路が
3相不平衡である場合、予めその低圧電路に対応する不
平衡インピーダンスを計測し、演算処理部によってその
不平衡インピーダンス,基準相電圧,零相電圧及び零相
変流器の2次出力の計測による漏洩電流の各々のスカラ
値に基づいてベクトル演算をし、当該回路の絶縁状態評
価値を演算するようにしたものである。
【0010】請求項3の発明に係る低圧非接地系統の絶
縁監視システムは、計測された零相電圧を第1のA/D
変換伝送子局によりディジタル伝送すると共に、漏洩電
流を第2のA/D変換伝送子局によりディジタル伝送し
て、更に、演算処理伝送親局によって予め計測された一
括対地静電容量,それらディジタル伝送された零相電圧
及び漏洩電流の各々のスカラ値に基づいてベクトル演算
をし、当該回路の絶縁状態評価値を演算するようにした
ものである。
【0011】請求項4の発明に係る低圧非接地系統の絶
縁監視システムは、請求項3の発明に加えて、データ記
憶部に演算処理伝送親局により演算された絶縁状態評価
値及び基準となる絶縁状態評価値を記憶させ、データ処
理部によってそれら絶縁状態評価値と基準となる絶縁状
態評価値の比較に応じて警報出力するようにしたもので
ある。
【0012】
【作用】請求項1の発明における低圧非接地系統の絶縁
監視システムは、演算処理部により、予め計測された一
括対地静電容量,低圧非接地系統の零相電圧及び低圧電
路の漏洩電流によって絶縁状態評価値を演算する。従っ
て、商用周波数の計測によって絶縁状態評価値が得られ
るため、低圧非接地系統に異なる周波数の電圧を重畳さ
せる必要がない。又、その演算は各々のスカラ値に基づ
いてベクトル演算をするものであり、零相電圧及び漏洩
電流の同期計測及び同期処理を必要としない。更に、異
なる周波数の電圧を重畳させるための電源,変成器及び
帯域フィルタ等を不要とする。
【0013】請求項2の発明における低圧非接地系統の
絶縁監視システムは、請求項1の発明に加え、低圧電路
が3相不平衡である場合、演算処理部による演算に予め
計測された不平衡インピーダンスを採用することによ
り、対地インピーダンスの不平衡性に起因する誤差を防
ぐ。
【0014】請求項3の発明における低圧非接地系統の
絶縁監視システムは、零相電圧及び漏洩電流のスカラ値
に基づく演算であるので、ディジタル多重伝送方式によ
る伝送が可能な形態となる。従って、測定対象の低圧電
路が非常に多い場合であっても、伝送線だけを配線すれ
ばよい。更に、ディジタル多重伝送方式により演算処理
伝送親局を1台で構成可能にする。
【0015】請求項4の発明における低圧非接地系統の
絶縁監視システムは、請求項3の発明に加えて、データ
処理部によって絶縁状態評価値と基準となる絶縁状態評
価値の比較に応じて警報出力する。従って、より高度な
監視を可能にする。
【0016】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1は請求項1の発明の実施例による低圧非接地系
統の絶縁監視システムを示すシステム構成図であり、図
において、1は3相低圧系統(低圧非接地系統)、2は
3相低圧系統1の母線部分、3は3相低圧系統1の分岐
回路部分、即ち絶縁監視対象となる低圧電路である。以
上、従来システムと同一のものである。
【0017】10は3相低圧系統1に3相構成接続され
た接地形計器用変圧器であり、1次回路10a,2次回
路10b,3次オープンデルタ回路10cより構成され
ている。11は3次オープンデルタ回路10cに設けら
れ、3相低圧系統1の地絡事故時に電流を制限するため
の制限抵抗、12は3次オープンデルタ回路10cの零
相電圧を計測し出力変換する計測変換部(零相電圧計測
器)である。13は3相低圧系統1の絶縁監視する各低
圧電路部分3に設置され、その各低圧電路部分3に流れ
る漏洩電流を2次出力する零相変流器、14は計測変換
部12と零相変流器13の出力情報を入力し、又、予め
計測されたその低圧電路部分3に対応する一括対地静電
容量のスカラ値に基づいて零相電圧の位相に等しい漏洩
電流成分を演算によって求めるベクトル演算をし、当該
回路の抵抗分漏洩電流Igr,交流絶縁抵抗値Rg等の
絶縁状態評価値を演算する演算処理部である。尚、1
5,16は3相低圧系統1の絶縁監視する各低圧電路部
分3の電路の絶縁を模擬したそれぞれ静電容量と絶縁抵
抗である。
【0018】次に動作について説明する。上記のように
構成された低圧非接地系統の絶縁監視システムにおいて
は、3次オープンデルタ回路10cに制限抵抗11を設
けて、地絡電流を制限する非接地系統としており、接地
形計器用変圧器10の3次オープンデルタ回路10cに
は見かけ零相電圧V0x が発生するため、計測変換器1
2により零相電圧が計測される。この見かけ零相電圧V
x から実際の零相電圧V0は次式の様に得られる。 V0=n・V0x /3 ここで、nは接地形計器用変圧器10の1次回路10a
と3次回路10cの巻数比である。
【0019】又、計測変換器12は、0〜数Vの範囲の
低出力域の電圧を精度良く計測するようにしたものとし
ている。一方、絶縁監視の対象となる各低圧電路部分3
には、回路に流れる漏洩電流をmAの10分の1程度の
オーダの領域を計測する専用の零相変流器13を設置
し、その零相変流器13の2次出力を計測する。更に、
絶縁監視の対象となる各低圧電路部分3は事前にその3
相一括対地静電容量Cfを計測しておく。
【0020】以上のスカラ値の計測値、即ち、零相電圧
V0,漏洩電流I0及び当該低圧電路の3相一括対地静
電容量Cfにより、次式に示す零相電圧V0の位相に等
しい漏洩電流成分を求める簡易的なベクトル演算を、演
算処理部14ですることで、当該低圧電路から漏洩する
抵抗分漏洩電流Igrを導出する。 Igr={(I0)2 −(2πf・Cf・V0)21/2 ・・・(1) 更に、3相低圧系統1に印加されている基準相電圧Vr
により、次式にて、当該低圧電路の交流絶縁抵抗値Rg
の概算値を導出する。 Rg=Vr/Igr ・・・・・・(2) 以上の様に、スカラ値の各種計測値の計測とその簡易的
なベクトル演算により抵抗分漏洩電流Igr,交流絶縁
抵抗値Rg等の絶縁状態評価値を演算することができ
る。尚、上記式(1)での減算項の回路的な意味合いを
示す等価回路を図2に示す。
【0021】実施例2.次に請求項1及び2の発明の実
施例について説明する。上記実施例1では、絶縁監視の
対象となる各低圧電路部分3の対地静電容量15が各相
平衡している状態を示すが、3相の各相の対地静電容量
が大きく異なっている場合、即ち、不平衡となっている
場合には、予め当該電路の不平衡インピーダンスを計測
することで、演算の修正だけで対応できる。
【0022】図3に第1相が不平衡状態であることを模
擬した3相回路状態を示す。この場合、不平衡インピー
ダンスΔCfとすると、次式により、交流絶縁抵抗値R
gが演算される。 Igr=[(I0)2 −{2πf(Cf・V0−ΔCf・Vr)}21/2 ・・・(3) Rg=Vr/Igr ・・・・・・(4)
【0023】実施例3.図4は請求項3の発明の実施例
による低圧非接地系統の絶縁監視システムを示すシステ
ム構成図であり、図において、17aは計測変換部12
から出力されたアナログ量である零相電圧をデジタル変
換し、更にディジタル伝送する第1のA/D変換伝送子
局、17bは零相変流器13の2次出力を計測し、アナ
ログ量である漏洩電流をデジタル変換し、更にディジタ
ル伝送する第2のA/D変換伝送子局である。18は多
重ディジタル伝送線、19は伝送システムの親局を兼ね
た統合化した演算処理部(演算処理伝送親局)である。
【0024】次に動作について説明する。上記実施例1
及び2で示したように、零相電圧V0及び複数の監視対
象の低圧電路部分3に設けられた零相変流器13より2
次出力された各漏洩電流値I0の計測値は、演算処理部
19で、スカラ量としての計測値を用いた簡易的なベク
トル演算で、絶縁抵抗値を演算しているため、各計測値
に対して計測時間の同期を必要としない。従って、各計
測値、即ちアナログ値を第1,第2のA/D変換伝送子
局17a,17bを用いてディジタル変換し、且つこの
データを多重ディジタル伝送線18を介して、統合化し
た演算処理部19へ伝送し、各低圧電路に対応した演算
を、この演算処理部19で一括処理させるシステム形態
とすることができる。又、絶縁監視システムに係る演算
処理部19を1台で構成することができ、且つ各アナロ
グ計測値対応の多くの配線を多重ディジタル伝送線18
に集約することができる。
【0025】実施例4.次に請求項3及び4の発明の実
施例について説明する。図5は集合化した演算処理部の
他の形態を示す構成図であり、図において、20は演算
処理部19により演算されたデータを格納すると共に、
閾値(基準)となるデータを格納するデータ記憶部、2
1はそれらデータと閾値との比較に応じて警報出力する
と共に、演算されたデータを加工編修するデータ処理部
である。
【0026】次に動作について説明する。上記実施例の
様に、任意の期間を周期とし定期的にデータ転送される
零相電圧V0及び各漏洩電流I0に基づく絶縁状態評価
値をデータ記憶部20に格納し、累積されたデータをデ
ータ処理部21にて加工編修する構成としている。デー
タ処理部21の機能としては、各データの経時的な傾向
特性として、図表表示出力したり、絶縁抵抗値Rgに対
して絶縁抵抗の時間的な変化度の値(dRg/dt)を
計算して、任意の閾値を超えた場合に警報出力したりす
る処理を担う構成である。
【0027】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、予め計測された一括対地静電容量,低圧非接地系統
の零相電圧及び低圧電路の漏洩電流によって絶縁状態評
価値を演算する演算処理部を設けるように構成したの
で、商用周波数の計測によって絶縁状態評価値が得ら
れ、従来のように低圧非接地系統に異なる周波数の電圧
を重畳させる必要もなく、絶縁状態評価値の傾向監視が
できる。又、演算処理部での演算は各々のスカラ値に基
づいて簡易的なベクトル演算をするものなので、零相電
圧及び漏洩電流の同期計測及び同期処理を必要とせず、
容易に構成することができる。更に、従来のような異な
る周波数の電圧を重畳させるための電源,変成器及び帯
域フィルタ等を不要とし、構成を簡単にすることができ
る効果がある。
【0028】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、低圧電路が3相不平衡である場合、演算処理
部による演算に予め計測された不平衡インピーダンスを
採用するように構成したので、対地インピーダンスが不
平衡であっても、その対地インピーダンスの不平衡性に
起因する誤差を防ぐことができる。
【0029】請求項3の発明によれば、予め計測された
一括対地静電容量,第1第2のA/D変換伝送子局より
ディジタル伝送された零相電圧及び漏洩電流の各々のス
カラ値に基づいてベクトル演算をし、当該回路の絶縁状
態評価値を演算する演算処理伝送親局を設けるように構
成したので、測定対象の低圧電路が非常に多い場合であ
っても、伝送線だけを配線すればよく、更に、ディジタ
ル多重伝送方式により演算処理伝送親局を1台で構成で
きるので、構成を簡単にすることができる効果がある。
【0030】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
において、データ処理部によって絶縁状態評価値と基準
となる絶縁状態評価値の比較に応じて警報出力するよう
に構成したので、より高度な監視ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の低圧非接地系統の絶縁監視
システムを示すシステム構成図である。
【図2】 減算項の回路的な意味合いを示す等価回路図
である。
【図3】 請求項1及び2の発明の第1相が不平衡状態
であることを模擬した3相回路状態を示す回路図であ
る。
【図4】 請求項3の発明の低圧非接地系統の絶縁監視
システムを示すシステム構成図である。
【図5】 請求項3及び4の発明の集合化した演算処理
部の他の形態を示す構成図である。
【図6】 低圧電路の絶縁監視システムを示すシステム
構成図である。
【符号の説明】
1,3相低圧系統(低圧非接地系統)、3 低圧電路部
分(低圧電路)、10接地形計器用変圧器、10c 3
次オープンデルタ回路、11 制限抵抗、12 計測変
換部(零相電圧計測器)、13 零相変流器、14 演
算処理部、17a 第1のA/D変換伝送子局、17b
第2のA/D変換伝送子局、19演算処理部(演算処
理伝送親局)、20 データ記憶部、21 データ処理
部。
フロントページの続き (72)発明者 高木 義之 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 酒井 道雄 丸亀市蓬莱町8番地 三菱電機株式会社丸 亀製作所内 (72)発明者 森 雅克 丸亀市蓬莱町8番地 三菱電機株式会社丸 亀製作所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧非接地系統に接続され3次オープン
    デルタ回路に制限抵抗が設けられた接地形計器用変圧器
    と、上記3次オープンデルタ回路に発生する零相電圧を
    計測する零相電圧計測器と、上記低圧非接地系統に属す
    る絶縁監視対象となる低圧電路に設置され、その低圧電
    路に流れる漏洩電流を2次出力する零相変流器と、予め
    計測された上記低圧電路に対応する一括対地静電容量,
    上記零相電圧計測器により計測された零相電圧及び上記
    零相変流器の2次出力の計測による漏洩電流の各々のス
    カラ値に基づいてベクトル演算をし、当該回路の絶縁状
    態評価値を演算する演算処理部とを備えた低圧非接地系
    統の絶縁監視システム。
  2. 【請求項2】 低圧非接地系統に属する各監視対象とな
    る低圧電路が3相不平衡である場合、予め上記低圧電路
    に対応する不平衡インピーダンスを計測し、その不平衡
    インピーダンス,基準相電圧,零相電圧計測器により計
    測された零相電圧及び零相変流器の2次出力の計測によ
    る漏洩電流の各々のスカラ値に基づいてベクトル演算を
    し、当該回路の絶縁状態評価値を演算する演算処理部と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の低圧非接地系
    統の絶縁監視システム。
  3. 【請求項3】 低圧非接地系統に接続され3次オープン
    デルタ回路に制限抵抗が設けられた接地形計器用変圧器
    と、上記3次オープンデルタ回路に発生する零相電圧を
    計測する零相電圧計測器と、その計測された零相電圧を
    ディジタル伝送する第1のA/D変換伝送子局と、上記
    低圧非接地系統に属する絶縁監視対象となる低圧電路に
    設置され、その低圧電路に流れる漏洩電流を2次出力す
    る零相変流器と、その2次出力を計測し漏洩電流をディ
    ジタル伝送する第2のA/D変換伝送子局と、予め計測
    された上記低圧電路に対応する一括対地静電容量,上記
    第1のA/D変換伝送子局よりディジタル伝送された零
    相電圧及び上記第2のA/D変換伝送子局よりディジタ
    ル伝送された漏洩電流の各々のスカラ値に基づいてベク
    トル演算をし、当該回路の絶縁状態評価値を演算する演
    算処理伝送親局とを備えた低圧非接地系統の絶縁監視シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 演算処理伝送親局により演算された絶縁
    状態評価値及び基準となる絶縁状態評価値を記憶するデ
    ータ記憶部と、それら絶縁状態評価値と基準となる絶縁
    状態評価値の比較に応じて警報出力するデータ処理部と
    を備えたことを特徴とする請求項3記載の低圧非接地系
    統の絶縁監視システム。
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