JP3355905B2 - 絶縁監視システム - Google Patents

絶縁監視システム

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JP3355905B2
JP3355905B2 JP01985296A JP1985296A JP3355905B2 JP 3355905 B2 JP3355905 B2 JP 3355905B2 JP 01985296 A JP01985296 A JP 01985296A JP 1985296 A JP1985296 A JP 1985296A JP 3355905 B2 JP3355905 B2 JP 3355905B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電源から給電さ
れる電気回路の絶縁劣化状態を、電気回路を運転停止す
ることなく監視する絶縁監視システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電源から給電される電気回路の絶縁劣化
状態を診断する従来の絶縁監視システムは、例えば図1
1に示すように電気回路を電源から切り離して絶縁抵抗
を測定して診断する方法が採られていた。図11におい
て、1は高電圧系統、2は電源変圧器、3は低電圧系統
主回路、4は低電圧系統主回路3を切り離す主回路開閉
器、5は低電圧系統主回路3を接地する接地抵抗であ
り、上記電源変圧器2の1線に接地導体5aを介して接
続されている。10は上記低電圧系統主回路3に接続さ
れた第1の負荷回路、11はこの負荷回路10を開閉す
る負荷回路開閉器、12は負荷回路10を開閉制御する
コンタクタ、13は負荷回路配線、14は例えば電動機
などの負荷、15は負荷回路10を接地する接地抵抗で
あり、負荷回路の1線に接地導体15aを介して接続さ
れている。16は負荷回路10の不平衡電流を検出する
例えば零相変流器からなる不平衡電流検出手段、8は電
動機などの負荷14を保護する回路保護装置である。2
0は低電圧系統主回路3に接続された第2の負荷回路、
30は第3の負荷回路であり、上記第1の負荷回路10
と同様に構成されている。
【0003】電気回路の低電圧系統の絶縁劣化診断を行
う場合、低電圧系統主回路3と、負荷14を含む負荷回
路配線13とを区別して絶縁抵抗を測定することが必要
である、先ず負荷回路配線13の絶縁劣化を診断する場
合は、主回路開閉器4、負荷回路開閉器11、および負
荷回路10のコンタクタ12を開路して、低電圧系統主
回路3と負荷回路配線13を切り離す。そして切り離さ
れた負荷回路配線13の3相を一括して絶縁抵抗計91
により大地との間の絶縁抵抗を測定し絶縁劣化の診断を
行う。第2の負荷回路20、第3の負荷回路30につい
ても同様に絶縁抵抗を測定して絶縁劣化が診断される。
次に低電圧系統主回路3の絶縁劣化を診断する場合は、
負荷回路10,20,30の各負荷回路開閉器11を開
路し、低電圧系統主回路3の3相を一括して絶縁抵抗計
92により大地との間の絶縁抵抗を測定し、絶縁劣化の
診断を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の絶縁監視システ
ムは上記のように各開閉器を開路して被監視電気回路を
系統から切り離した後絶縁抵抗を測定するものであるた
め、多大の労力と経験を必要とし、加えて測定後の配線
ミスの心配もある。また、連続運転プラントなどにおい
てはプラントを止めることができず、1〜2年毎の定期
検査を待つしかないので長期間絶縁劣化診断ができない
という問題もある。
【0005】この発明は、上記問題点を解決するために
なされたものであり、被監視電気回路を停止することな
く、常時絶縁抵抗を測定し、絶縁劣化状況をリアルタイ
ムに把握した絶縁劣化診断が行える絶縁監視システムを
提供することを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る絶縁監視システムは、電源から給電される被監視電気
回路に接地手段を介して電源周波数とは異なる周波数の
単相交流の計測電圧を重畳し、被監視電気回路に設けた
不平衡電流検出手段により検出された不平衡電流から漏
洩電流検出手段により計測電圧と同一周波数の成分で、
かつ計測電圧と同一位相である漏洩電流のうちの有効成
分を求め、この漏洩電流有効成分を積分するとともに漏
洩電流デジタル信号に変換して監視制御手段に伝送し、
監視制御手段において漏洩電流デジタル信号に基づいて
絶縁抵抗を求めて被監視電気回路の絶縁劣化状況を監視
し、制御するもので、計測電圧の周波数を電源周波数よ
りも高い150〜500Hzの間の任意の周波数にした
ものである。
【0007】この発明の請求項2に係る絶縁監視システ
ムは、電源から給電される被監視電気回路に接地手段を
介して電源周波数とは異なる2種類の周波数の単相交流
の計測電圧を重畳し、被監視電気回路に設けた不平衡電
流検出手段により検出された不平衡電流から各計測電圧
と同一周波数の成分をそれぞれ検出し、この各計測電圧
に対応する不平衡電流から被監視電気回路の漏洩電流の
うちの有効成分を漏洩電流検出手段により演算して求
め、この漏洩電流有効成分を積分するとともに漏洩電流
デジタル信号に変換して監視制御手段に伝送し、監視制
御手段において漏洩電流デジタル信号に基づいて絶縁抵
抗を求めて被監視電気回路の絶縁劣化状況を監視し、制
御するもので、2種類の計測電圧の周波数を電源周波数
よりも高い150〜500Hzの間の任意の周波数にし
ものである。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】各発明の作用について以下に説明する。請
求項1における絶縁監視システムは、電源から給電され
る被監視電気回路に、電源周波数とは異なる周波数の単
相交流の計測電圧を重畳し、不平衡電流検出手段により
検出された不平衡電流から計測電圧と同一周波数の成分
で、かつ計測電圧と同一位相である漏洩電流のうちの有
効成分を漏洩電流検出手段により検出し、この漏洩電流
有効成分を積分して漏洩電流デジタル信号に変換し、こ
れを監視制御手段に伝送し、監視制御手段において漏洩
電流デジタル信号に基づいて絶縁抵抗を求めて被監視電
気回路の絶縁劣化状況を監視し、制御するようにしたの
で、正確な漏洩電流が監視制御手段に伝送され、リアル
タイムに被監視電気回路の絶縁劣化状況を監視すること
ができる。さらに、計測電圧の周波数を電源周波数より
も高い150〜500Hzとしたので、インバータ制御
される被監視電気回路においても正確な漏洩電流が検出
され、リアルタイムに絶縁劣化状況を監視することがで
きる。
【0020】この発明の請求項2に係る絶縁監視システ
ムは、電源から給電される被監視電気回路に、電源周波
数とは異なる2種類の周波数の単相交流の計測電圧を重
畳し、不平衡電流検出手段により検出された不平衡電流
から各計測電圧と同一周波数の成分をれぞれ検出し、こ
の各計測電圧に対応する不平衡電流から被監視電気回路
の漏洩電流のうちの有効成分を漏洩電流検出手段により
演算して求め、この漏洩電流有効成分を積分して漏洩電
流デジタル信号に変換し、これを監視制御手段に伝送
し、監視制御手段において漏洩電流デジタル信号に基づ
いて絶縁抵抗を求めて被監視電気回路の絶縁劣化状況を
監視し、制御するようにしたので、計測電圧に同期した
信号による同期検波をするまでもなく漏洩電流有効成分
が検出され、簡単な演算により絶縁抵抗を求めることが
できる。 さらに、2種類の計測電圧の周波数を電源周波
数よりも高い150〜500Hzの間の任意の周波数と
したので、インバータ制御される被監視電気回路におい
ても、正確な漏洩電流を検出することができる。
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の一形態を示す
構成図である。図1において、1〜5、5a、10〜1
5、15a、16、20、30は図11に示す従来例と
同一または同一機能を有するものであるので説明は省略
する。6は負荷回路10、20、30が接続された低電
圧系統主回路3に設けられた不平衡電流を検出する例え
ば零相変流器からなる不平衡電流検出手段、18は第1
の負荷回路10を保護する回路保護装置でありその詳細
を図2に示す。50は電源周波数と異なる任意の周波数
の単相交流の計測電圧を重畳する計測電圧重畳手段、5
1は詳細を図3に示す計測電圧に同期した信号を発生す
る計測電圧同期信号発生手段、52は監視制御手段、5
8は不平衡電流検出手段6に接続された回路保護装置1
8と同一に構成された回路保護装置である。
【0033】計測電圧重畳手段50は、電源変圧器2の
接地導体5aに直列に接続され、電源周波数とは異なる
周波数の単相交流の計測電圧Vaを発生して、低電圧系
統主回路3、負荷回路10、20、30からなる被監視
電気回路に重畳する。計測電圧同期信号発生手段51
は、図3に示すように重畳した計測電圧Vaの周波数以
外の周波数成分を除去する不要信号除去手段51aと、
計測電圧の周期を信号とする計測電圧同期信号Igrs
を出力するゼロクロスコンパレータ51bとにより構成
されている。
【0034】計測電圧重畳手段50には、接地回路にC
T、PTなどの一方の巻線を直列に接続して他方の巻線
から計測電圧を加える方法、接地抵抗にコンデンサを介
して電流を流して計測電圧を重畳する方法などがある。
【0035】回路保護装置18は、図2に示すように、
不平衡電流検出手段16が検出した計測電圧Vaによる
電流を含む不平衡電流Iglから計測電圧Vaの周波数
以外の周波数成分を除去して計測電圧Vaに対応する電
流Iglaを検出する不要信号除去手段18aと、同期
信号伝送線61を通して受信した計測電圧同期信号発生
手段51からの計測電圧同期信号IgrsによりIgl
aを同期検波して漏洩電流Iglaのうち有効成分Ig
r1 を検出する同期検波手段18bと、漏洩電流有効成
分Igr1 を積分して漏洩電流有効成分Igr1 に比例
した直流信号に変換する積分手段18cと、漏洩電流有
効成分Igr1 に比例した直流信号を漏洩電流デジタル
信号に変換するとともに、これを予め設定された警報限
界値およびトリップ限界値と比較し、警報限界値を越え
たときには警報表示手段18fにより警報信号を出力さ
せ、トリップ限界値を越えた時にはトリップ信号を入出
力手段18gに出力する演算手段18dと、漏洩電流デ
ジタル信号を電流信号伝送線60を介して監視制御手段
52に出力する伝送子局18eとで構成されている。
【0036】警報表示手段18fには、蛍光表示管、E
L,CRTなどの発光により表示するものと、ブザー、
スピーカなどの音を出すものがある。
【0037】監視制御手段52は、被監視電気回路から
離れたところに位置する電気室などに設けられ、上記回
路保護装置18からの漏洩電流デジタル信号を伝送線6
0を通して受信する伝送親局52aと、漏洩電流デジタ
ル信号を記憶するとともに表示する機能と絶縁劣化特性
を出力する機能を備えた監視制御装置52bとからなっ
ている。
【0038】次に図4にしたがって動作について説明す
る。電源変圧器2の接地線5aに直列に接続された計測
電圧重畳手段50から、単相交流の計測電圧Vaが重畳
され、被監視電気回路には、三相各線に三相の電源電圧
に計測電圧Vaが重畳した電圧が課電される。被監視電
気回路には、電源からの三相電圧による電流と計測電圧
Vaによる電流とが重畳して流れる。この重畳電流には
三相電圧による三相が平衡した負荷電流と、被監視電気
回路に接続された機器および配線から大地に流れる不平
衡成分となる漏洩電流と、計測電圧Vaによる不平衡成
分となる漏洩電流とが含まれるが、この不平衡成分を不
平衡電流検出手段16により検出する。不平衡電流検出
手段16には三相平衡電流は検出されないので、三相の
電源電圧による電流の不平衡成分と、単相の計測電圧V
aに対応する漏洩電流とが重畳された電流として検出さ
れる。被監視電気回路の絶縁劣化状況を示す三相一括の
絶縁抵抗Rg1 は、計測電圧Vaによる漏洩電流Ig1
を検出し、Rg1 =Va/Ig1 の関係より求めること
ができる。
【0039】不平衡電流検出手段16が検出した不平衡
電流から電源電圧と同一周波数の成分の電流および被監
視電気回路に発生しているノイズ雑音電流を不要信号除
去手段18aで取り除くことにより、計測電圧Vaに対
応する漏洩電流Iglaが得られる。この漏洩電流Ig
laはいうまでもなく第1の負荷回路10の大地静電容
量を介して流れる充電電流Igclと絶縁抵抗Rglを
介して流れる漏洩電流有効成分Igrlとの和となる
が、この漏洩電流Iglaを計測電圧Vaの位相に合わ
せて同期検波することにより、漏洩電流有効成分Igr
1 が求められる。この同期検波は計測電圧Vaをゼロク
ロスコンパレーター51b(図3参照)により方形波に
変換した計測電圧同期信号Igrsにより同期検波する
ことにより精度の高い漏洩電流有効成分が得られる。
【0040】漏洩電流有効成分Igr1 を積分手段18
cにより積分し、演算手段18dにてA/D変換して漏
洩電流有効成分Igr1 に比例したデジタル信号に変換
し、この信号を伝送子局18eから伝送線60を介して
監視制御手段52に伝送するとともに、予め設定してい
る値と比較し、この値を越えれば警報表示手段18fに
より警報表示する。また、漏洩電流有効成分Igr1 に
比例したデジタル信号が、例えば負荷14の運転ができ
ない設定値を越えると、入出力手段18gを介してコン
タクタ12の開放制御を行う。
【0041】監視制御手段52は、漏洩電流有効成分I
gr1に比例したデジタル信号から絶縁抵抗を求め、測
定のつど記憶するとともに表示するものであり、絶縁劣
化状況をリアルタイムに監視することができる。また、
記憶データから絶縁劣化特性を出力することもできる。
なお上記説明は第1の負荷回路10の診断について述べ
たが、第2の負荷回路20、第3の負荷回路30につい
ても同様に診断できることが上記説明に準じて明らかで
あろう。また、低電圧系統主回路3を含む回路全体を一
括して診断する場合は回路保護装置18と同一の構成を
もつ回路保護装置58を用いて同様に行うことができ
る。
【0042】このように構成された絶縁監視システム
は、被監視電気回路の漏洩電流がデジタル信号に変換さ
れて、常時監視制御手段52に入力され、しかも監視制
御手段52を現場である被監視電気回路から離れた電気
室に設けているので、広範な被監視電気回路を電気室に
おいて集中的に、しかもリアルタイムに負荷回路の絶縁
抵抗が監視できるものであり、定期的に負荷回路の絶縁
劣化特性を出力して以後の特性を容易に推定することが
できる。また、漏洩電流がデジタル信号に変換されて伝
送されるので、伝送による減衰の影響がなく正確な監視
ができる利点がある。ところで、上記の構成においては
説明の都合上計測電圧同期信号発生手段51を回路保護
装置18とは別に設けるものとしているが、計測電圧同
期信号発生手段51を回路保護装置18内に組み込んで
も同様に動作させることができる。
【0043】また上記構成では、計測電圧の周波数を電
源電圧の周波数と異なる任意の周波数としたが、一般的
に負荷回路には、電源周波数よりも高い周波数のノイズ
電圧が多く発生するものであり、計測電圧の周波数を電
源電圧の周波数よりも高く設定するとノイズ電圧を完全
に除去することが困難となる。このことから、計測電圧
の周波数を電源電圧の周波数よりも低い周波数に選定す
ることにより、ノイズ電圧の除去が容易となり絶縁抵抗
の検出精度がより高くなる。
【0044】上記のように計測電圧の周波数は電源周波
数よりも低くするのが望ましい、不平衡電流検出手段
6、16として零相変流器が用いられる場合は、零相変
流器の感度が下がらない程度の周波数であること、また
計測電圧重畳手段50にCTを用いる場合は、周波数が
低いほどCTを大きくしなければならないなどの条件を
考えると10〜30Hz程度が実用的であるが、これに
限られるものではない
【0045】上記構成では電源変圧器の負荷側巻線は三
角結線の一線を接地する場合について説明したが、負荷
側巻線が星形結線の時は中性点に接続された接地線に計
測電圧重畳手段を付加することにより同様に動作させる
ことができる。さらに上記説明では被監視電気回路が接
地系統である場合を例示したが、非接地系統であっても
計測電圧をGTP(ギャップ付電圧変成器)等により重
畳させることにより、同様に診断することができる。
【0046】実施の形態2.実施の形態1では、計測電
圧Vaの周波数を電源電圧の周波数と異なる任意の周波
数とし、望ましくは電源電圧の周波数よりも低く設定す
ることにより漏洩電流の検出精度を高くできる例を示し
た。しかし負荷回路にインバータによって周波数制御さ
れる電動機などを含む場合には、インバータによる周波
数制御を行うため周波数の制御範囲が電源周波数よりも
低い場合が多く、高くても100Hz前後にとどまる場
合が多い。このような場合は計測電圧の周波数を電源周
波数より低い値に選択すると、負荷回路のノイズ電圧の
周波数と一致することがあり計測電圧の周波数のみを検
出するのが困難となるので、計測電圧の周波数を電源周
波数よりも高くする必要がある。
【0047】一方、インバータにはキャリヤ周波数が存
在し、その周波数成分は600Hz〜10kHz程度の
基本波およびその高調波成分であるので、計測電圧の周
波数の上限を600Hz以下にする必要がある。また不
平衡電流検出手段である零相変流器の検出感度を考える
と500Hz以上は好ましくない。したがってインバー
タによって周波数制御される負荷を含む被監視電気回路
にあっては、計測電圧の周波数を150〜500Hzの
範囲の任意の周波数とするのがよく、特に200Hz前
後とするのが望ましい。この周波数を選択するとインバ
ータ制御の負荷回路においても漏洩電流の検出精度を確
保できる。回路の構成は図1に示す実施の形態1の場合
と同じ構成でよい。
【0048】実施の形態3.実施の形態1および実施の
形態2では、常時計測電圧Vaを重畳する構成とした
が、漏洩電流は常時測定する必要はなく、一定の間隔で
計測すればよいものであり、実施の形態3は計測電圧V
aを漏洩電流を計測する時のみ計測電圧重畳手段50お
よび回路保護装置18内の漏洩電流検出手段18a、1
8bを動作させるものであり、その構成図を図5に示
す。図5において53は監視制御手段であり、図1の監
視制御装置52bに計測電圧重畳手段50および回路保
護装置18内の漏洩電流検出手段18a、18bに対す
る動作指令信号を出力する機能を加えた監視制御装置5
3bと、この動作指令信号および漏洩電流有効成分の信
号を送受信する伝送親局53aとにより構成される。5
4は計測電圧重畳手段50に対する動作指令信号を受信
し計測電圧同期信号Igrsを送信する伝送子局、62
は上記動作指令信号および漏洩電流有効成分信号を伝送
するための信号伝送線である。
【0049】この実施の形態では動作指令、計測指令お
よび漏洩電流有効成分信号が伝送線62によって伝送さ
れるので、信号発信位置から受信位置までの差によって
時間差が生じることがあるが、これに対しては、発信側
または受信側にて動作時刻の調整を行うことで対応でき
る。このように構成すると、絶縁監視システムとして、
監視制御手段53からの動作指令によって一定時間毎に
漏洩電流の計測が行われるので、システムとして効率的
に動作させることができる。
【0050】実施の形態4.上記実施の形態1および実
施の形態2では計測電圧Vaの周波数が任意の周波数の
一種類であったが、この実施の形態4は、任意の2種類
の周波数f1 、f2を選択し、それぞれの計測電圧Va
は同一値とし、それぞれの計測電圧Vaに対応する不平
衡電流を検出し、この2つの不平衡電流値から漏洩電流
有効成分Igr1 を演算して求める構成のものである。
【0051】図6は、任意の2種類の周波数f1 、f2
を選択して、漏洩電流有効成分Igr1 を検出する実施
の形態4の構成図である。1〜5、5a、6、10〜1
5、15a、20、30、50は実施の形態1の図1と
同一であり説明は省略する。19、59は2種類の周波
数f1 、f2 の計測電圧Vaによる漏洩電流有効成分I
gr1 を演算により求める漏洩電流検出手段を備えた回
路保護装置である。53は監視制御手段であり、伝送親
局53aと漏洩電流デジタル信号を記憶するとともに表
示する機能と絶縁劣化特性を出力する機能を備え、計測
電圧重畳手段50及び回路保護装置19、59内の漏洩
電流検出手段に動作指令信号を出す機能も備えた監視制
御装置53bとにより構成されている。54は信号伝送
線62を介して監視制御手段53からの動作指令信号を
受ける伝送子局である。
【0052】次に動作について説明する。被監視電気回
路の絶縁抵抗をR、大地静電容量をC、計測電圧をVa
とすると、周波数f1 のときの電流Ig10、周波数f2
のときの電流Ig20は(式1)(式2)のようになる。 Ig10=Va /R+j2 πf1CVa ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(式1) Ig20=Va /R+j2 πf2CVa ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(式2) V a /R=Igrl であり周波数に関係しない。2 πf1CVa =I
gc1 、2πf2CVa =Igc2 とし、(式1)(式2)の絶対値
の関係は次の(式3)(式4)のようになる。 (Ig10)2=(Igrl)2+(Igc1)2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(式3) (Ig20)2=(Igrl)2+(Igc2)2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(式4) (式3)(式4)より(式5)の関係が得られる。 (Igrl)2=(Ig10)2-(Igc1)2 (Igrl)2=(Ig20)2-(Igc2)2 (Ig10)2-(Igc1)2=(Ig20)2-(Igc2)2‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(式5) 周波数f1 、f2 の計測電圧Vaが等しいときの被監視
電気回路の対地静電容量Cに流れる電流の関係は次の
(式6)の関係にある。 Igc1=Igc2 ・ f1/f2 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(式6) (式6)の関係を(5式)に代入して整理すると(式
7)が得られる。 (Ig20)2-(Ig10)2=(Igc2)2{1-(f1/f2)2} (Igc2)2= {(Ig20)2-(Ig10)2 }/ {1-(f1/f2)2}‥‥‥(式7) (式7)を(式4)に代入して整理すると(式8)が得
られる。 (Igrl)2= {(Ig10)2-(Ig20)2(f1/f2)2 }/ {1-(f1/f2)2} Igrl=[{(Ig10)2-(Ig20)2(f1/f2)2 }/ {1-(f1/f2)2}]0.5‥(式8) (式8)の関係から漏洩電流有効成分Igrを求めるこ
とができる。
【0053】この周波数の異なる2種類の計測電圧で漏
洩電流有効成分Igrlを検出するものである本実施の
形態によれば、実施の形態1の回路構成に比較して、計
測電圧同期信号発生手段51、不要信号除去手段18a
および同期検波手段18bが不要であり、回路構成が簡
単になる。
【0054】この構成においても、実施の形態3と同様
に、計測電圧重畳手段50及び回路保護装置19,59
内の漏洩電流検出手段を漏洩電流測定時のみに動作させ
るように構成すれば絶縁監視システムとして効率的に運
用できる。
【0055】実施の形態5.図7は直流の計測電圧を重
畳するものである。図7において、1〜4、10〜1
5、15a、20、30は実施の形態1と同一であり説
明は省略する。70は直流の計測電圧Vdを重畳する計
測電圧重畳手段であり、図8に示すように接地導体75
に直列に接続された抵抗体70aの両端に直流電圧Vd
を加え直流電流を流して直流電圧を重畳する構成であ
る。71は負荷回路10に設けられた電流検出手段であ
り、交流、直流が重畳した電流を検出するものであり、
具体的にはDCCT、ホールCT等により構成される。
72は監視制御手段であり、伝送親局72aと、監視制
御装置72bとで構成されている。73は監視制御手段
72から送られる計測電圧重畳手段70に対する動作指
令信号を受信する伝送子局である。78は図9に詳細を
示す回路保護装置であり、電流検出手段71が検出した
電流から不要信号を除去して漏洩電流を検出する不要信
号除去手段78aと、この漏洩電流をデジタル信号に変
換し、予め設定された警報限界値およびトリップ限界値
と比較し、警報限界値を越えたときには警報信号を警報
表示手段78fに出力し、トリップ限界値を越えた時に
はトリップ制御信号を入出力手段78gに出力する演算
手段78dと、上記漏洩電流デジタル信号を上記監視制
御手段72に出力する伝送子局78eとにより構成され
ている。76は低電圧系統主回路3に設けられた電流検
出手段であり、上記電流検出手段71と同じ構成のも
の、また79は低電圧系統主回路3に設けられた回路保
護装置であり、上記回路保護装置78と同じ構成であ
る。
【0056】なお図7では、電流検出手段71および回
路保護装置78を負荷回路10に設けた場合を示した
が、他の負荷回路20、30にも設けることにより、各
負荷回路毎の絶縁劣化状況を集中して監視することがで
きることはいうまでもなく、また低電圧系統主回路3に
設けた電流検出手段76および回路保護装置79を用い
れば各負荷回路を含む回路全体を一括して監視すること
ができる。
【0057】この実施の形態のように計測電圧を直流に
すれば、被監視電気回路の静電容量に関係がなくなり、
計測電圧による電流は漏洩電流のみであるから電流検出
手段が簡単になるという利点がある。
【0058】実施の形態6.上記各実施の形態において
は、リアルタイムに漏洩電流を計測、演算し絶縁監視を
行うものとしたが、一般的に電気回路の絶縁抵抗値は長
期的には徐々に低下していくが短期的にみればドリフト
特性を持っている。そこで漏洩電流検出手段に平均化処
理機能を付加し、漏洩電流データを一定時間をもって平
均化処理をすることにより検出精度を一層向上させるこ
とができる。平均化の時間は、被監視電気回路の構成、
環境、負荷の種類等の条件を考慮した任意の値を設定す
ればよい。
【0059】実施の形態7.また上記各実施の形態にお
いて、監視制御手段52、53、72にグラフ化処理機
能を付加し、漏洩電流検出手段から随時伝送されてくる
絶縁監視用データである漏洩電流をグラフ化することに
より、絶縁劣化の進行状況を正確に把握することができ
る。さらにグラフの時間軸を変えて表示する信号処理機
能を持たせることにより絶縁劣化の原因が特定できる。
その方法としては、劣化の原因として例えば、水の侵
入、自然劣化、突発事故等が考えられるが、予め記憶さ
れているこれら劣化原因のそれぞれの劣化曲線をもと
に、どの劣化パターン相当するかを類推すればよい。ま
た劣化部位の特定についても予め特定部位の劣化パター
ンを記憶しておけば特定部位を類推することが出来る。
さらに、それらの結果を印字出力することにより絶縁劣
化による部品更新の際、改めてどの部位かを診断する必
要がなくなり労力を削減することが出来る。
【0060】実施の形態8.さらに上記各実施の形態に
おいては、漏洩電流有効成分により絶縁劣化状況を診断
するものとしているが、漏洩電流無効成分を導出し、こ
のデータを漏洩電流有効成分をあわせてグラフ化するこ
とにより、さらに精度の高い絶縁劣化のトレンドが把握
でき、劣化原因の類推、劣化部位の特例を行うことがで
きる。
【0061】実施の形態9.上記各実施の形態におい
て、算出された零相電流有効成分Igrデータをもと
に、図10に示すように外部に設けられた環境状態を検
出する為の温度センサ80、湿度センサ81および気圧
センサ82の出力に基づいて補正を行う。
【0062】このような、構成とすることにより、本実
施の形態では、温度や湿度あるいは気圧等環境条件によ
って変化する絶縁抵抗を考慮して、斯かる環境条件を各
センサで取りこみ、補正をかけるので、さらに検出精度
を向上できる。尚、各センサの出力を回路保護装置に入
力して補正をかけるようにしてもよい。
【0063】実施の形態10.実施の形態4において
は、任意の2種類の周波数を選択したが、低圧系統主回
路に、各種高調波成分が多く含まれる場合は、それが誤
差原因となる可能性がある。本実施の形態は、回路保護
装置18においてあらかじめ系統の電流をFFT演算す
ることにより、ノイズ成分の少ない周波数帯域を検出し
て、その周波数を重畳周波数とすることにより、精度の
高い零相電流有効成分Igrを算出できる。もちろん、
回路保護装置18に、FFT演算機能がなくても、最初
に人がFFTアナライザ等により計測した値をもとに重
畳周波数を決定してもよい。
【0064】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る絶縁監視シス
テムは、電源から給電される被監視電気回路に、接地手
段を介して電源周波数とは異なる周波数の単相交流の計
測電圧を重畳する計測電圧重畳手段と、上記被監視電気
回路に流れる不平衡電流を検出する不平衡電流検出手段
この不平衡電流検出手段検出した不平衡電流から
上記計測電圧と同一周波数の成分で、かつ上記計測電圧
と同一位相である漏洩電流のうちの有効成分を検出する
漏洩電流検出手段とこの漏洩電流有効成分を積分
洩電流デジタル信号に変換する演算手段と上記漏洩電
流デジタル信号に基づいて上記被監視電気回路監視
制御する監視制御手段とを備え、上記計測電圧の周波数
を電源周波数よりも高い150〜500Hzの間の任意
の周波数にしたので、被監視電気回路の活線状態の漏洩
電流または絶縁抵抗が、リアルタイムに監視でき、絶縁
劣化状況から点検、更新の時期を簡単に予測することが
できる。さらに、ノイズ電圧の低周波成分が多いインバ
ータ制御される電動機などを負荷にもつ場合においても
正確な漏洩電流または絶縁抵抗がリアルタイムに監視で
き、絶縁劣化状況から点検、更新時期を簡単に予測する
ことができる。
【0065】この発明の請求項2に係る絶縁監視システ
ムは、電源から給電される被監視電気回路に、接地手段
を介して電源周波数とは異なる2種類の周波数の単相交
流の計測電圧を重畳する計測電圧重畳手段と、上記被監
視電気回路に流れる不平衡電流を検出する不平衡電流検
出手段と、この不平衡電流検出手段が検出した不平衡電
流から上記各計測電圧と同一周波数の成分をそれぞれ検
出し、この各計測電圧に対応する不平衡電流から被監視
電気回路の漏洩電流のうちの有効成分を演算して求める
漏洩電流検出手段と、上記漏洩電流有効成分を積分して
漏洩電流デジタル信号に変換する演算手段と、上記漏洩
電流デジタル信号に基づいて上記被監視電気回路を監
視、制御する監視制御手段とを備え、上記2種類の計測
電圧の周波数を電源周波数よりも高い150〜500H
zの間の異なる任意の周波数にしたので、漏洩電流有効
成分の検出が簡単な絶縁監視システムが得られ、しかも
正確な漏洩電流または絶縁抵抗がリアルタイムに監視で
き、絶縁劣化状況から点検、更新時期を簡単に予測する
ことができる。さらに、インバータ制御される負荷をも
つ場合においても、正確な漏洩電流を検出することがで
きる。
【0066】
【0067】
【0068】
【0069】
【0070】
【0071】
【0072】
【0073】
【0074】
【0075】
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による絶縁監視システムに係る実施
の形態1の構成を示す構成図である。
【図2】 図1に示す回路保護装置の内部構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 図1に示す計測電圧重畳手段の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 図1に示す絶縁監視システムの動作を説明す
るための説明図である。
【図5】 この発明による絶縁監視システムに係る実施
の形態3の構成を示す構成図である。
【図6】 この発明による絶縁監視システムに係る実施
の形態4の構成を示す構成図である。
【図7】 この発明による絶縁監視システムに係る実施
の形態5の構成を示す構成図である。
【図8】 図7に示す計測電圧重畳手段の構成を示す構
成図である。
【図9】 図7に用いられる回路保護装置の構成を示す
構成図である。
【図10】 実施の形態9に示す回路保護装置の内部構
成を示すブロック図である。
【図11】 従来の絶縁監視システムの構成を示す構成
図である。
【符号の説明】
2 電源変圧器 6 不平衡電
流検出手段 11 負荷回路開閉器 12 コンタ
クタ 13 負荷回路配線 14 負荷 15 接地抵抗 16 不平衡
電流検出手段 18 回路保護装置 50 計測電
圧重畳手段 51 計測電圧同期信号発生手段 52 監視制
御手段 52a 伝送親局 52b 監視
制御装置 53 監視制御手段 54 伝送子
局 60 電流信号伝送線 61 同期信
号伝送線 62 信号伝送線 70 計測電
圧重畳手段 71 電流検出手段 72 監視制
御手段 76 電流検出手段 78 負荷回
路保護装置 79 回路保護装置 80 温度セ
ンサ 81 湿度センサ 82 気圧セ
ンサ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−313769(JP,A) 特開 平2−138881(JP,A) 特開 昭55−125458(JP,A) 特開 昭61−54463(JP,A) 特開 昭55−57154(JP,A) 特開 平3−81671(JP,A) 特開 平4−132969(JP,A) 特開 平4−208868(JP,A) 特開 平7−5219(JP,A) 実開 平2−668(JP,U) 実開 平4−36474(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 27/18 G01R 31/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源から給電される被監視電気回路に、
    接地手段を介して電源周波数とは異なる周波数の単相交
    流の計測電圧を重畳する計測電圧重畳手段と、上記被監
    視電気回路に流れる不平衡電流を検出する不平衡電流検
    出手段と、この不平衡電流検出手段が検出した不平衡電
    流から上記計測電圧と同一周波数の成分で、かつ上記計
    測電圧と同一位相である漏洩電流のうちの有効成分を検
    出する漏洩電流検出手段と、この漏洩電流有効成分を積
    分し漏洩電流デジタル信号に変換する演算手段と、上記
    漏洩電流デジタル信号に基づいて絶縁抵抗を求めて上記
    被監視電気回路を監視、制御する監視制御手段とを備
    え、上記計測電圧の周波数が上記電源周波数よりも高い
    150〜500Hzの間の任意の周波数であることを特
    徴とする絶縁監視システム。
  2. 【請求項2】 電源から給電される被監視電気回路に、
    接地手段を介して電源周波数とは異なる2種類の周波数
    の単相交流の計測電圧を重畳する計測電圧重畳手段と、
    上記被監視電気回路に流れる不平衡電流を検出する不平
    衡電流検出手段と、この不平衡電流検出手段が検出した
    不平衡電流から上記各計測電圧と同一周波数の成分をそ
    れぞれ検出し、この各計測電圧に対応する不平衡電流か
    ら被監視電気回路の漏洩電流のうちの有功成分を演算し
    て求める漏洩電流検出手段と、上記漏洩電流有功成分を
    積分して漏洩電流デジタル信号に変換する演算手段と、
    上記漏洩電流デジタル信号に基づいて絶縁抵抗を求めて
    上記被監視電気回路を監視、制御する監視制御手段とを
    備え、上記2種類の計測電圧の周波数が上記電源周波数
    よりも高い150〜500Hzの間の異なる任意の周波
    数であることを特徴とする絶縁監視システム。
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