JPH0894382A - 電子測定装置 - Google Patents

電子測定装置

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JPH0894382A
JPH0894382A JP6227037A JP22703794A JPH0894382A JP H0894382 A JPH0894382 A JP H0894382A JP 6227037 A JP6227037 A JP 6227037A JP 22703794 A JP22703794 A JP 22703794A JP H0894382 A JPH0894382 A JP H0894382A
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JP
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altitude
data
distance
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JP6227037A
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English (en)
Inventor
Takaomi Yonekura
孝臣 米倉
Hideki Ogawa
秀樹 小川
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、例えば自転車の走行状態を検出し
て表示するサイクルコンピュータ等の電子測定装置にお
いて、移動体の移動速度が絶えず変化した場合でも、常
に最適なタイミングで高度検出を行なうことを目的とす
る。 【構成】キー入力部のデータ入力キー及びモード選択キ
ーの操作により入力されRAM30内の目標走行距離レジス
タ30e に記憶された目標走行距離L を、高度データレジ
スタ30j1〜30j20 の記憶可能データ数“20”で除算して
得られた高度検出基本距離Lsを高度検出基本距離レジス
タ30f に記憶させ、この高度検出基本距離Lsを自転車の
走行速度で除算し“60”を乗算して得た値を、前記高度
検出基本距離Lsに達する走行時間として高度検出時間レ
ジスタ30i に記憶させ、この高度検出時間tm毎に高度セ
ンサにより検出された自転車の高度データを前記高度デ
ータレジスタ30j1〜30j20 に順次記憶させ LCD表示部に
表示させる構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体の走行状態を検
出して表示する電子測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば自転車において、車輪の回
転状態を検出し、その走行速度や走行距離等を算出して
リアルタイムに表示させるサイクルコンピュータと称す
る装置が知られている。
【0003】すなわち、このサイクルコンピュータは、
例えば前輪のスポークに取付けられた磁石の回転軌道に
隣接して磁気検出部及び送信部を設け、該前輪が一回転
する毎に送信部から送信される回転検出パルス信号を、
ハンドルに取付けられた受信部で受信する。
【0004】そして、この受信部にて受信された回転検
出パルス信号と予め記憶されている車輪サイズ、及びタ
イマ等により得られる経過時間に基づき、現在の走行速
度や走行距離等を算出して表示部に表示する。
【0005】また、従来のサイクルコンピュータでは、
自転車の位置する高度を検出して前記走行距離等と共に
表示部に表示する高度検出機能を備えたものもある。こ
れにより、前記自転車の運転者は、車両の走行状態や高
度をリアルタイムに知ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のサイクルコンピュータにおける高度検出のタイミン
グは、単に予め設定された所定の時間間隔で行なわれる
ものであるため、自転車の走行速度が速い場合には、前
記所定の時間間隔で走行する距離が長くなり、検出デー
タが荒くなる問題があると共に、自転車の走行速度が遅
い場合には、前記所定の時間間隔で走行する距離が短く
なり、検出データが細か過ぎる問題がある。
【0007】すなわち、高度検出データが荒い場合に
は、実際に高度変化があったにも拘らず、データとして
検出されない不具合があり、また、高度検出データが細
か過ぎる場合には、高度変化がないのに多数の無駄なデ
ータが検出されてしまう不具合がある。
【0008】本発明は前記の問題に鑑みてなされたもの
で、移動体の移動速度が高速になったり低速になったり
した場合でも、最適なタイミングで高度検出を行なうこ
とが可能になる電子測定装置を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明に係わ
る第1の電子測定装置は、移動体の移動速度を検出する
速度検出手段と、前記移動体の位置する高度を検出する
高度検出手段と、前記速度検出手段により検出される移
動体の移動速度に応じて前記移動体の位置する高度を検
出するための高度検出時間間隔を設定する検出時間設定
手段と、この検出時間設定手段により設定された高度検
出時間間隔毎に前記高度検出手段により検出された前記
移動体の位置する高度を表示する高度表示手段とを備え
て構成したものである。
【0010】また、本発明に係わる第2の電子測定装置
は、移動体の移動速度を検出する速度検出手段と、前記
移動体の位置する高度を検出する高度検出手段と、この
高度検出手段により検出された高度データが予め設定さ
れたデータ数だけ記憶される高度データ記憶手段と、こ
の高度データ記憶手段における記憶可能データ数に応じ
て設定された前記移動体高度を検出すべき距離と前記速
度検出手段により検出される移動体の移動速度とに応じ
てその高度検出のための時間間隔を設定する検出時間設
定手段と、この検出時間設定手段により設定された高度
検出時間間隔毎に前記高度検出手段により検出された前
記移動体の位置する高度を前記高度データ記憶手段に記
憶させると共に、該記憶手段に記憶された高度データを
順次表示する検出高度表示制御手段とを備えて構成した
ものである。
【0011】さらに、本発明に係わる第3の電子測定装
置は、移動体の移動距離を検出する距離検出手段と、こ
の距離検出手段により検出される移動体の移動距離が予
め設定された距離に達する毎に該移動体の位置する高度
を検出する高度検出手段と、この高度検出手段により検
出された前記移動体の位置する高度を順次表示する高度
表示手段とを備えて構成したものである。
【0012】
【作用】つまり、前記第1の電子測定装置では、速度検
出手段により検出される移動体の移動速度に応じて該移
動体の位置する高度を検出するための高度検出時間間隔
が、例えば速い場合には短く、遅い場合には長く設定さ
れ、この設定された高度検出時間間隔毎に高度検出手段
により検出された前記移動体の位置する高度が表示され
ることになる。
【0013】また、前記第2の電子測定装置では、高度
データ記憶手段における記憶可能データ数に応じて、例
えばその記憶可能データ数が20個の場合は目標とする
移動距離の20分の1に設定された移動体高度を検出す
べき距離と、速度検出手段により検出される移動体の移
動速度とに応じて、その高度検出のための時間間隔が設
定され、この設定された高度検出時間間隔毎に前記高度
検出手段により検出された前記移動体の位置する高度が
前記高度データ記憶手段に記憶されると共に、該記憶手
段に記憶された高度データが順次表示されることにな
る。
【0014】さらに、前記第3の電子測定装置では、距
離検出手段により検出される移動体の移動距離が予め設
定された距離に達する毎に該移動体の位置する高度が高
度検出手段により検出されると共に、この検出された前
記移動体の位置する高度が順次表示されることになる。
【0015】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の電子測定装置を実施したサイクル
コンピュータが搭載された自転車1の外観構成を示す側
面図である。
【0016】図2は前記サイクルコンピュータの送信機
及び受信機の外観構成を示す図である。自転車1に設け
られた前輪2には、そのスポーク3に前輪回転検出用の
磁石4が取付けられる。
【0017】また、前記自転車1の前輪フレーム5に
は、前記磁石4の回転軌道の外側に送信機6が固定さ
れ、この送信機6の上方のハンドル5aには、受信機7
が装着される。
【0018】すなわち、前記送信機6は、前輪2の回転
Rに伴ない前記磁石4がその側方を通過すると、電磁誘
導作用により該前輪2の回転検出パルス信号(a)を発
生するもので、この前輪2の1回転毎に送信機6から無
線送信される回転検出パルス信号(a)は、受信機7に
受信される。
【0019】前記受信機7の上面には、LCD表示部1
1が設けられ、またその周部には、自転車1のタイヤサ
イズや目標とする走行距離L,時刻データ等を入力する
ためのデータ入力キー12、自転車1の走行を開始させ
る際に操作されるスタートキー13、表示モードや入力
モードを選択する際に操作されるモード選択キー14、
動作停止を行なう際に操作されるENDキー15等が設
けられる。
【0020】また、前記受信機7には、図4を用いて後
述する高度センサ31が内蔵され、自転車1の位置する
高度が検出される。図3は前記サイクルコンピュータに
おける送信機6の内部構成を示す回路図である。
【0021】この送信機6には、リードスイッチ16が
備えられる。前記リードスイッチ16は、通常はオフで
あり、前輪2の回転に伴なって送信機6の内側を磁石4
が通過した際にオンとなって、リードスイッチ信号aを
検出回路17に出力する。
【0022】この検出回路17は、その内部に発振回路
18を備え、リードスイッチ16からのリードスイッチ
信号aを受取ると連続したクロック信号bに変換し、抵
抗19を介してNPN型のトランジスタ20のベース端
子に送出する。
【0023】このトランジスタ20のコレクタ端子とエ
ミッタ端子間には、コンデンサ21が接続され、コレク
タ端子が電磁誘導コイル22の一端に接続されると共
に、エミッタ端子が検出回路17と接続される。
【0024】前記電磁誘導コイル22の他端とコンデン
サ23の一端に、抵抗24を介して電圧Vccが印加さ
れ、コンデンサ23の他端は前記トランジスタ20のエ
ミッタ端子に接続される。
【0025】従って、クロック信号bがトランジスタ2
0に与えられると電磁誘導コイル22からは電磁誘導信
号が出力される。前記受信機7は、前記送信機6から送
信される回転検出パルス信号(a)を受信しこれに基づ
き、自転車1の走行状態(走行速度,走行距離,走行時
間等)を算出表示すると共に、前記高度センサ31によ
り検出される自転車1の位置する高度を表示する。
【0026】この場合、前記高度センサ31による高度
検出タイミングは、自転車1の目標とする走行距離L及
び検出高度データの記憶可能データ数及び自転車1の走
行速度に基づき算出設定される高度検出時間間隔に対応
付けされる。
【0027】図4は前記サイクルコンピュータにおける
受信機7の内部構成を示すブロック図である。このサイ
クルコンピュータの受信機7には、制御部(CPU)2
5が備えられ、この制御部(CPU)25には、キー入
力部26(図2.12,13,14,15)、受信回路
27、計時回路28、ROM29、RAM30が接続さ
れると共に、高度センサ31が接続される。
【0028】また、前記制御部(CPU)25には、表
示駆動回路11aを介してLCD表示部11が接続され
る。前記キー入力部26は、回路電源のオン/オフキー
の他、前記図2におけるデータ入力キー12、スタート
キー13、モード選択キー14、ENDキー15等を有
するもので、このキー入力部26からの各種キー操作信
号は制御部(CPU)25に供給される。
【0029】前記受信回路27は、送信機6から送信さ
れる前輪2の回転検出パルス信号(a)を受信するもの
で、この受信回路27に受信された回転検出パルス信号
(a)は制御部(CPU)11に供給される。
【0030】前記計時回路28は、所定周期の水晶発振
信号に従って計時動作するもので、この計時回路28か
らの計時信号は制御部(CPU)25に供給される。前
記ROM29には、このサイクルコンピュータのシステ
ムプログラムが予め記憶されるもので、制御部(CP
U)25はこのROM29から読出されるシステムプロ
グラムに従って回路各部の動作を制御し、走行状態の算
出処理や高度検出処理及びその表示処理等を実行する。
【0031】図5は前記サイクルコンピュータの受信機
7に備えられるRAM30のレジスタ構成を示す図であ
る。前記RAM30には、LCD表示部11に表示させ
る被表示データが書込まれてフレームメモリとして機能
する表示レジスタ30a、計時回路28からの計時信号
に基づく計時データが逐次更新されて記憶される計時レ
ジスタ30b、計時回路28からの計時信号に基づき計
時されるタイマデータが記憶されるタイマレジスタ30
c、このタイマレジスタ30cによるタイマデータの計
時動作中において“1”にセットされるタイマフラグレ
ジスタT、前記キー入力部26におけるデータ入力キー
12の操作により入力される前輪2のタイヤサイズデー
タが記憶されるタイヤサイズレジスタ30d、同データ
入力キー12の操作により入力される目標とする走行距
離Lが記憶される目標走行距離レジスタ30e、この目
標走行距離Lを後述する高度データレジスタ30j1 〜
30j20の記憶可能データ数(この場合“20”)で除
算した距離Ls が高度検出すべき基本距離として記憶さ
れる高度検出基本距離レジスタ30f、制御部(CP
U)25により算出される自転車1の総走行距離,走行
速度がそれぞれ逐次更新されて記憶される総走行距離レ
ジスタ30g,走行速度レジスタ30h、前記高度検出
基本距離Lsを前記走行速度で除算した値に“60”を
乗算して求められる高度検出時間tmが記憶される高度
検出時間レジスタ30i、この高度検出時間tm毎に前
記高度センサ31により検出される高度データが順次2
0データまで記憶される高度データレジスタ30j1 〜
30j20が備えられる。
【0032】前記LCD表示部11は、前記キー入力部
26におけるモード選択キー14の操作により選択され
る各表示モードや入力モードに対応して、前記データ入
力キー12の操作に伴なうタイヤサイズや目標走行距離
Lの表示、前記RAM30に記憶された計時データ,総
走行距離データ,走行速度データ,高度データ等の表示
を行なうもので、このLCD表示部11は、前記表示レ
ジスタ30aに書込まれる被表示データに従って制御部
(CPU)25からの表示制御信号により表示駆動回路
11aを介して表示駆動される。
【0033】一方、前記制御部(CPU)25により算
出される自転車1の総走行距離は、タイヤサイズレジス
タ30dに予め記憶された前輪2のタイヤサイズと、受
信回路27を介して供給される回転検出パルス信号
(a)を計数した前輪回転数とに基づき算出され、総走
行距離レジスタ30gに記憶される。
【0034】また、制御部(CPU)25により算出さ
れる自転車1の走行速度は、受信回路27を介して供給
される前輪回転検出信号による前輪1回転当りの走行時
間に基づき算出され、走行速度レジスタ30hに記憶さ
れる。
【0035】次に、前記構成によるサイクルコンピュー
タの動作について説明する。図6は前記サイクルコンピ
ュータにおける走行状態及び高度検出表示処理を示すフ
ローチャートである。
【0036】まず、運転者が受信機7におけるモード選
択キー14及びデータ入力キー12を操作して自分が目
標とすべき走行距離Lを入力すると、該目標走行距離L
はRAM30内の目標走行距離レジスタ30eに記憶さ
れる(ステップS1)。
【0037】ここで、運転者が自転車1の走行を開始さ
せるのに伴ない、受信機7におけるスタートキー13を
操作すると、前記目標走行距離レジスタ30eに記憶さ
れた目標走行距離Lが前記高度データレジスタ30j1
〜30j20における記憶可能データ数“20”で除算さ
れ、高度検出基本距離Ls として高度検出基本距離レジ
スタ30fに記憶される(ステップS2→S3)。
【0038】これと共に、自転車1の位置する高度が高
度センサ31により検出され、1回目の検出高度データ
として高度データレジスタ30j1 に記憶される(ステ
ップS4)。
【0039】そして、計時回路28からの計時データに
基づき、自転車1がスタートしてからその走行状態が安
定するまでの一定時間(例えば30秒)の経過が判断さ
れると、受信機7の受信回路27に対して受信される回
転検出パルス信号(a)に基づき、自転車1の総走行距
離及び走行速度が算出されると共に、そのそれぞれの自
転車走行状態(総走行距離,走行速度)は、前記回転検
出パルス信号(a)が受信される毎に逐次更新されてR
AM30内の各対応する総走行距離レジスタ30g,走
行速度レジスタ30hに記憶され、LCD表示部11に
表示される(ステップS5→S6)。
【0040】すると、まずRAM30内のタイマフラグ
レジスタTが“0”であるとの判断に従って、前記高度
検出基本距離Ls を前記走行速度で除算して“60”を
乗算した値、つまり、前記高度検出基本距離Ls に達す
る時間が高度検出時間tmとして算出され、高度検出時
間レジスタ30iに記憶される(ステップS7→S
8)。
【0041】こうして、前記高度検出時間tmが設定さ
れると、前記タイマフラグレジスタTに“1”がセット
され、タイマレジスタ30cにおけるタイマデータのカ
ウントがスタートされるもので、ここで、該タイマレジ
スタ30cにおけるタイマデータが前記高度検出時間t
mに達しない状態では、前記自転車走行状態(総走行距
離,走行速度)の検出・表示処理が繰返し実行される
(ステップS9,S10→S6,S7→S10)。
【0042】そして、前記タイマレジスタ30cにおけ
るタイマデータが前記高度検出時間tmに達したことが
制御部(CPU)25にて判断されると、自転車1の位
置する高度が高度センサ31により検出され、2回目の
検出高度データとして高度データレジスタ30j2 に記
憶される(ステップS10→S11,S12)。
【0043】すると、前記タイマフラグレジスタTに
“0”がセットされ、タイマレジスタ30cでカウント
されたタイマデータがリセットされると共に、前記高度
データレジスタ30j1 ,30j2 に記憶された各高度
データが、例えばバーグラフ形式で、前記ステップS6
で表示された走行状態データと共に、LCD表示部11
に表示される(ステップS13,S14)。
【0044】この後、受信機7におけるENDキー15
が操作されるまで、前記自転車走行状態の検出・表示処
理、高度検出時間tmの算出設定処理、該高度検出時間
tmに従った高度データの検出表示処理が繰返し実行さ
れる(ステップS15→S6〜S15)。
【0045】この場合、前記高度センサ31により検出
される自転車1の位置する高度データは、目標走行距離
Lを高度データレジスタ30j1 〜30j20における記
憶可能データ数“20”で除算した高度検出基本距離L
s を、自転車1の走行速度でさらに除算して“60”を
乗算した値、つまり、前記高度検出基本距離Ls に達す
る走行時間としての高度検出時間tm間隔で検出されて
記憶され、順次LCD表示部11に表示されるので、自
転車1の走行速度が絶えず変化しても、高度データレジ
スタ30j1 〜30j20における記憶可能データ数に対
応させて目標走行距離Lの区間で均等となる適切なタイ
ミングで、自転車1の高度データを検出して表示できる
ようになる。
【0046】したがって、前記構成のサイクルコンピュ
ータによれば、キー入力部27のデータ入力キー12及
びモード選択キー14の操作により入力されRAM30
内の目標走行距離レジスタ30eに記憶された目標走行
距離Lを、高度データレジスタ30j1 〜30j20の記
憶可能データ数“20”で除算して得られた高度検出基
本距離Ls を高度検出基本距離レジスタ30fに記憶さ
せ、この高度検出基本距離Ls を自転車1の走行速度で
除算し“60”を乗算して得た値を、前記高度検出基本
距離Ls に達する走行時間として高度検出時間レジスタ
30iに記憶させ、この高度検出時間tm毎に高度セン
サ31により検出された自転車1の高度データを前記高
度データレジスタ30j1 〜30j20に順次記憶させL
CD表示部11に表示させるので、自転車1の走行速度
が高速になったり低速になったりした場合でも、目標走
行距離Lの区間内で均等となる適切なタイミングで、高
度データを検出・表示することができる。
【0047】図7は本発明の電子測定装置の他の実施例
に係わるサイクルコンピュータの受信機7に備えられる
RAM30のレジスタ構成を示す図である。この他の実
施例におけるRAM30には、LCD表示部11に表示
させる被表示データが書込まれてフレームメモリとして
機能する表示レジスタ30a、計時回路28からの計時
信号に基づく計時データが逐次更新されて記憶される計
時レジスタ30b、キー入力部26におけるデータ入力
キー12の操作により入力される前輪2のタイヤサイズ
データが記憶されるタイヤサイズレジスタ30d、制御
部(CPU)25により算出される自転車1の総走行距
離,走行速度がそれぞれ逐次更新されて記憶される総走
行距離レジスタ30g,走行速度レジスタ30h、キー
入力部26におけるデータ入力キー12の操作により入
力される高度検出設定距離LM が記憶される高度検出設
定距離レジスタ30k、自転車1の走行距離が前記高度
検出設定距離LM に達する毎にリセット・スタートされ
て記憶される走行距離レジスタ30l(エル)、この走
行距離レジスタ30lに記憶される走行距離データが前
記高度検出設定距離LM に達する毎に前記高度センサ3
1により検出される自転車1の高度データが順次記憶さ
れる高度データレジスタ30j,…が備えられる。
【0048】図8は本発明の電子測定装置の他の実施例
に係わるサイクルコンピュータにおける走行状態及び高
度検出表示処理を示すフローチャートである。まず、運
転者が受信機7におけるモード選択キー14及びデータ
入力キー12を操作して自転車1の高度検出を行なうべ
き設定距離LM を入力すると、該高度検出設定距離LM
はRAM30内の高度検出設定距離レジスタ30kに記
憶される(ステップA1)。
【0049】ここで、運転者が自転車1の走行を開始さ
せるのに伴ない、受信機7におけるスタートキー13を
操作すると、自転車1の位置する高度が高度センサ31
により検出され、1回目の検出高度データとして高度デ
ータレジスタ30j1 に記憶される(ステップA2→A
3)。
【0050】そして、受信機7の受信回路27に対して
受信される回転検出パルス信号(a)に基づき、自転車
1の総走行距離及び走行速度が算出されると共に、その
それぞれの自転車走行状態(総走行距離,走行速度)
は、前記回転検出パルス信号(a)が受信される毎に逐
次更新されてRAM30内の各対応する総走行距離レジ
スタ30g,走行速度レジスタ30hに記憶され、LC
D表示部11に表示される(ステップA4)。
【0051】ここで、走行距離レジスタ30lに逐次更
新されて記憶されている自転車1の走行距離が、前記高
度検出設定距離レジスタ30kに予め記憶させた高度検
出設定距離LM に達したことが制御部(CPU)25に
て判断されると、自転車1の位置する高度が高度センサ
31により検出され、2回目の検出高度データとして高
度データレジスタ30j2 に記憶される(ステップA5
→A6)。
【0052】すると、前記走行距離レジスタ30lにて
更新記憶された走行距離データがクリアされると共に、
前記高度データレジスタ30j1 ,30j2 に記憶され
た各高度データが、例えばバーグラフ形式で、前記ステ
ップA4で表示された走行状態データと共に、LCD表
示部11に表示される(ステップA7,A8)。
【0053】この後、受信機7におけるENDキー15
が操作されるまで、前記自転車走行状態の検出・表示処
理、高度検出設定距離LM に従った高度データの検出表
示処理が繰返し実行される(ステップA9→A4〜A
9)。
【0054】この場合、前記高度センサ31により検出
される自転車1の位置する高度データは、予めRAM3
0内の高度検出設定距離レジスタ30kに設定記憶され
た高度検出設定距離LM 毎に検出されて記憶され、順次
LCD表示部11に表示されるので、自転車1の走行速
度が絶えず変化しても、その総走行距離間で均等となる
適切なタイミングで、自転車1の高度データを検出して
表示できるようになる。
【0055】図9は前記サイクルコンピュータにおける
走行状態及び高度検出表示処理に伴なうLCD表示部1
1での走行状態及び高度データの表示例を示す図であ
る。この場合、前記LCD表示部11には、モード選択
キー14の操作に応じて、現在時刻「p3:45」及び
総走行距離「13.8km/h」と共に、バーグラフ形
式の高度データ「H」が表示されている。
【0056】
【発明の効果】以上のように、本発明の第1の電子測定
装置によれば、速度検出手段により検出される移動体の
移動速度に応じて該移動体の位置する高度を検出するた
めの高度検出時間間隔が、例えば速い場合には短く、遅
い場合には長く設定され、この設定された高度検出時間
間隔毎に高度検出手段により検出された前記移動体の位
置する高度が表示されるようになる。
【0057】また、本発明の第2の電子測定装置によれ
ば、高度データ記憶手段における記憶可能データ数に応
じて、例えばその記憶可能データ数が20個の場合は目
標とする移動距離の20分の1に設定された移動体高度
を検出すべき距離と、速度検出手段により検出される移
動体の移動速度とに応じて、その高度検出のための時間
間隔が設定され、この設定された高度検出時間間隔毎に
前記高度検出手段により検出された前記移動体の位置す
る高度が前記高度データ記憶手段に記憶されると共に、
該記憶手段に記憶された高度データが順次表示されるよ
うになる。
【0058】さらに、本発明の第3の電子測定装置によ
れば、距離検出手段により検出される移動体の移動距離
が予め設定された距離に達する毎に該移動体の位置する
高度が高度検出手段により検出されると共に、この検出
された前記移動体の位置する高度が順次表示されるよう
になる。よって、本発明によれば、移動体の移動速度が
高速になったり低速になったりした場合でも、常に最適
なタイミングで高度検出を行なうことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子測定装置の実施例に係わるサイク
ルコンピュータが搭載された自転車の外観構成を示す側
面図。
【図2】前記サイクルコンピュータの送信機及び受信機
の外観構成を示す図。
【図3】前記サイクルコンピュータにおける送信機の内
部構成を示す回路図。
【図4】前記サイクルコンピュータにおける受信機の内
部構成を示すブロック図。
【図5】前記サイクルコンピュータの受信機に備えられ
るRAMのレジスタ構成を示す図。
【図6】前記サイクルコンピュータにおける走行状態及
び高度検出表示処理を示すフローチャート。
【図7】本発明の電子測定装置の他の実施例に係わるサ
イクルコンピュータの受信機に備えられるRAMのレジ
スタ構成を示す図。
【図8】本発明の電子測定装置の他の実施例に係わるサ
イクルコンピュータにおける走行状態及び高度検出表示
処理を示すフローチャート。
【図9】前記サイクルコンピュータにおける走行状態及
び高度検出表示処理に伴なうLCD表示部での走行状態
及び高度データの表示例を示す図。
【符号の説明】
1…自転車、2…前輪、3…スポーク、4…前輪回転検
出用磁石、5…前輪フレーム、5a…ハンドル、6…送
信機、7…受信機、11…LCD表示部、11a…表示
駆動回路、12…データ入力キー、13…スタートキ
ー、14…モード選択キー、15…ENDキー、16…
前輪回転検出用リードスイッチ、17…前輪回転検出回
路、18…発信回路、19,24…抵抗、20…NPN
トランジスタ、21,23…コンデンサ、22…電磁誘
導コイル、25…制御部(CPU)、26…キー入力
部、27…受信回路、28…計時回路、29…ROM、
30…RAM、30a…表示レジスタ、30b…計時レ
ジスタ、T…タイマフラグレジスタ、30c…タイマレ
ジスタ、30d…タイヤサイズレジスタ、30e…目標
走行距離レジスタ(L)、30f…高度検出基本距離レ
ジスタ(LS )、30g…総走行距離レジスタ、30h
…走行速度レジスタ、30i…高度検出時間レジスタ
(tm)、30j,30j1 〜30j20…高度データレ
ジスタ、30k…高度検出設定距離レジスタ(LM )、
30l…走行距離レジスタ、31…高度センサ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体の移動速度を検出する速度検出手
    段と、 前記移動体の位置する高度を検出する高度検出手段と、 前記速度検出手段により検出される移動体の移動速度に
    応じて前記移動体の位置する高度を検出するための高度
    検出時間間隔を設定する検出時間設定手段と、 この検出時間設定手段により設定された高度検出時間間
    隔毎に前記高度検出手段により検出された前記移動体の
    位置する高度を表示する高度表示手段と、を具備したこ
    とを特徴とする電子測定装置。
  2. 【請求項2】 移動体の移動速度を検出する速度検出手
    段と、 前記移動体の位置する高度を検出する高度検出手段と、 この高度検出手段により検出された高度データが予め設
    定されたデータ数だけ記憶される高度データ記憶手段
    と、 この高度データ記憶手段における記憶可能データ数に応
    じて設定された前記移動体高度を検出すべき距離と前記
    速度検出手段により検出される移動体の移動速度とに応
    じてその高度検出のための時間間隔を設定する検出時間
    設定手段と、 この検出時間設定手段により設定された高度検出時間間
    隔毎に前記高度検出手段により検出された前記移動体の
    位置する高度を前記高度データ記憶手段に記憶させると
    共に、該記憶手段に記憶された高度データを順次表示す
    る検出高度表示制御手段と、を具備したことを特徴とす
    る電子測定装置。
  3. 【請求項3】 移動体の移動距離を検出する距離検出手
    段と、 この距離検出手段により検出される移動体の移動距離が
    予め設定された距離に達する毎に該移動体の位置する高
    度を検出する高度検出手段と、 この高度検出手段により検出された前記移動体の位置す
    る高度を順次表示する高度表示手段と、を具備したこと
    を特徴とする電子測定装置。
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