JPH0893823A - 回動抵抗付与ダンパ - Google Patents

回動抵抗付与ダンパ

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Publication number
JPH0893823A
JPH0893823A JP6251176A JP25117694A JPH0893823A JP H0893823 A JPH0893823 A JP H0893823A JP 6251176 A JP6251176 A JP 6251176A JP 25117694 A JP25117694 A JP 25117694A JP H0893823 A JPH0893823 A JP H0893823A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
damper
rotational movement
cabinet
resistance
Prior art date
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Pending
Application number
JP6251176A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Inari
孝彦 稲荷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
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Publication of JPH0893823A publication Critical patent/JPH0893823A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リッド回りの寸法に及ぼす影響が小さく、し
かも組付性に優れた回動抵抗付与ダンパを提供する。 【構成】 キャビネット3に軸支されたリッド1に回動
抵抗を付与するためのダンパ5の構成を、リッドの支持
軸と同一の軸線X上にて回動可能なようにリッドに取り
付けられた第1の部分6と、前記軸線上にて第1の部分
と相対回動可能かつリッドと相対回動不能なようにリッ
ドに取り付けられた第2の部分7と、第1の部分と第2
の部分間に回動抵抗を加えるための抵抗発生手段と、キ
ャビネットと第1の部分間に設けられた回り止め手段1
8・19とを有するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回動抵抗付与ダンパに
関し、特にキャビネットに軸支されたリッドに回動抵抗
を付与するためのダンパに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオカセットレコーダのカセッ
ト挿入口には、キャビネット内に塵埃が侵入することを
防止するためのリッドが設けられる。このリッドは、一
端がキャビネットに軸支され、他端が自由になってお
り、一般に振動でふらついたりすることを防止するため
に、適度な回動抵抗を加えるためのダンパがリッドの支
軸に連結されている。
【0003】このダンパとしては、油の粘性抵抗を利用
したものが良く知られており、例えば実開平3−123
083号公報に開示されているように、支軸の軸端にギ
ヤを介して、或いは直結にて連結される形式のものが公
知となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来形式のダンパ
は、リッドの軸線方向端部に設けるものであるため、同
部分の軸線方向寸法に少なからぬ影響を及ぼすことがあ
り、寸法的な制約がある場合の組付性に難点がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
リッド回りの寸法に及ぼす影響が小さく、しかも組付性
に優れた回動抵抗付与ダンパを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、キャビネットに軸支されたリッドに回動抵
抗を付与するためのダンパであって、前記リッドの支持
軸と同一の軸線上にて回動可能なように前記リッドに取
り付けられた第1の部分と、前記軸線上にて前記第1の
部分と相対回動可能かつ前記リッドと相対回動不能なよ
うに前記リッドに取り付けられた第2の部分と、前記第
1の部分と前記第2の部分間に回動抵抗を加えるための
抵抗発生手段と、前記キャビネットと前記第1の部分間
に設けられた回り止め手段とを有することを特徴とする
回動抵抗付与ダンパを提供することによって達成され
る。
【0007】
【作用】このような構成によれば、第1の部分がキャビ
ネットに対して静止状態で、かつリッドと相対回動可能
となり、第2の部分がリッドに対して静止状態で、かつ
キャビネットと相対回動可能となる。従って、第1の部
分と第2の部分間に回動抵抗を加えることにより、キャ
ビネットに軸支されたリッドに回動抵抗が加わることと
なる。
【0008】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に基づき構成されたダンパ
を適用したリッドを示している。このリッド1は、概ね
平板状をなし、その上縁と平行な軸線Xに沿う向きに左
右の側縁に突起2が突設されており、この突起2をキャ
ビネット3の内面に設けられた軸受孔4に突入させるこ
とにより、その下端を前後に揺動可能なようにキャビネ
ット3に枢支されている。
【0010】ダンパ5は、有底筒状をなすケース(第1
の部分)6と、ケース6の内面に回動自在に、かつ液密
に摺合した中空のシャフト(第2の部分)7とからなっ
ており、リッド1の上縁部の適所に設けられた受容部8
内に、リッド1の支持軸の軸線Xと共通の軸線上に延設
されている。
【0011】ケース6の開口には、シャフト7を挿通し
た上でシャフト挿通孔を液密に閉じるべく、Oリング9
を介してキヤップ10が嵌着されている。そしてシャフ
ト7のケース6からの突出端11は平坦にされており、
リッド1に形成されたダンパ受容部8の一方の軸線方向
端に設けられた把持部12に回り止めされた状態で係合
している(図2参照)。なお、シャフト7のケース6か
らの突出端11を把持部12に係合させる時には、単に
突出端11を把持部12の開口に押しつければ良く、把
持部12が弾性変形して突出端11を受け入れると、把
持部12の開口の抜止爪13が突出端11の脱落を防止
するようになっている。
【0012】ケース6の底部には、軸線方向に沿う孔1
4が穿設されており、リッド1に形成されたダンパ受容
部8の他方の軸線方向端に突設された突起15が突入
し、前記した軸線X回りでケース6がリッド1と相対回
動可能になっている。
【0013】シャフト7の中空部16には、シリコンオ
イルが封入されている。またシャフト7には、複数の貫
通孔17が穿設されており、シリコンオイルの粘性抵抗
により、ケース6とシャフト7間に回動抵抗が作用する
ようになっている。
【0014】ケース6は、軸線に直交する断面の外形輪
郭が、半円形と矩形とを組み合わせたU字形をなしてい
る。他方、キャビネット3内面には、ケース6の平面部
18に当接し得るようにリブ19が設けられており、こ
のリブ19に対してケース6の平面部18が係止するこ
とにより、キャビネット3に対してケース6が回り止め
されている(図3参照)。
【0015】次に本発明装置の作動要領について説明す
る。リッド1の下縁を押すと、リッド1は上縁側を支点
として回動するが、キャビネット3に対してダンパ5の
ケース6が静止状態にあり、リッド1と共にシャフト7
が回動するので、ケース6とリッド1間に回動変位が生
じる。するとシリコンオイルによる粘性抵抗がシャフト
7に加わり、シャフト7に連結されたリッド1に回動抵
抗が作用することとなる。
【0016】なお、上記実施例に於ては、回動抵抗発生
手段としてケース内に封入したシリコンオイルの粘性抵
抗を利用するものとしたが、ケースとシャフト間を捩り
コイルばねで連結し、これの捩り抵抗による回動抵抗を
付与するように構成することもできる。
【0017】
【発明の効果】このように本発明によれば、回動抵抗を
発揮するダンパをリッドの回動軸上に予め組み付けてお
くことができると共に、キャビネットにリッドを組み付
けることでキャビネットとダンパ間が連結されるように
なるので、組付け性を高める上に大きな効果が得られ
る。しかもリッドの寸法内にダンパを収めることができ
るので、全体寸法に及ぼす影響を殆ど皆無にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の取付状態を一部切除して示す要部
正面図。
【図2】図1に於けるII−II線に沿う断面図。
【図3】図1に於けるIII−III線に沿う断面図。
【図4】本発明装置の外観図であり、(a)は平面を、
(b)は正面を、(c)は底面を、(d)は左側面を、
(e)は右側面を、それぞれ表す。
【符号の説明】
1 リッド 2 突起 3 キャビネット 4 軸受孔 5 ダンパ 6 ケース 7 シャフト 8 軸受孔 9 Oリング 10 キャップ 11 突出端 12 把持部 13 抜止爪 14 孔 15 突起 16 中空部 17 貫通孔 18 平面部 19 リブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネットに軸支されたリッドに回動
    抵抗を付与するためのダンパであって、 前記リッドの支持軸と同一の軸線上にて回動可能なよう
    に前記リッドに取り付けられた第1の部分と、 前記軸線上にて前記第1の部分と相対回動可能かつ前記
    リッドと相対回動不能なように前記リッドに取り付けら
    れた第2の部分と、 前記第1の部分と前記第2の部分間に回動抵抗を加える
    ための抵抗発生手段と、 前記キャビネットと前記第1の部分間に設けられた回り
    止め手段とを有することを特徴とする回動抵抗付与ダン
    パ。
JP6251176A 1994-09-19 1994-09-19 回動抵抗付与ダンパ Pending JPH0893823A (ja)

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JP6251176A JPH0893823A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 回動抵抗付与ダンパ

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JP6251176A JPH0893823A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 回動抵抗付与ダンパ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002136353A (ja) * 2000-10-31 2002-05-14 Okamura Corp リッドの開閉機構
JP2002226006A (ja) * 2001-01-31 2002-08-14 Gifu Plast Ind Co Ltd ゴミ容器

Cited By (3)

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JP4596563B2 (ja) * 2000-10-31 2010-12-08 株式会社岡村製作所 リッドの開閉機構
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