JPH0893669A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JPH0893669A
JPH0893669A JP25119094A JP25119094A JPH0893669A JP H0893669 A JPH0893669 A JP H0893669A JP 25119094 A JP25119094 A JP 25119094A JP 25119094 A JP25119094 A JP 25119094A JP H0893669 A JPH0893669 A JP H0893669A
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Yoshio Kobayashi
義雄 小林
Takashi Saito
隆 斉藤
Susumu Sakamoto
晋 坂本
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Tokico Ltd
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    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C19/00Sealing arrangements in rotary-piston machines or engines
    • F01C19/08Axially-movable sealings for working fluids
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 凹溝内に侵入した圧力を利用し、シール部材
を全長に亘って凹溝からフローティングさせ、シール性
や圧縮性能を確実に向上させる。 【構成】 シール部材6の内側面6Cには最外周端から
ほぼ1巻前,後に亘る範囲を除いた箇所にのみ側面リッ
プ部8,8,…を形成し、シール部材6の最外周端から
ほぼ1巻前,後に亘る箇所では、凹溝5の側面5Bと内
側面6Cとの間にラップ部3の渦巻方向に沿って連続的
に延びる微少隙間を確保する。そして、圧縮室間の差圧
が小さいラップ部3の外周側でも、凹溝5内に侵入する
圧縮空気の圧力により、シール部材6を凹溝5内からフ
ローティングさせ、相手方の歯底面との間をシールす
る。これによって、ラップ部3の最外周端からほぼ1巻
前,後となる外周側の圧縮室間で、圧縮空気の一部が漏
洩したりするのを効果的に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば空気圧縮機や真
空ポンプ等に用いて好適なスクロール式流体機械に関
し、特に、ラップ部の歯先側と相手方の歯底面との間を
シール部材によって気密にシールするようにしたスクロ
ール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーシングと、該ケーシングに
一体的に設けられ、鏡板の歯底面に渦巻状のラップ部が
立設された固定スクロールと、該固定スクロールに対向
して前記ケーシング内に旋回可能に設けられ、鏡板の歯
底面に該固定スクロールのラップ部との間で複数の圧縮
室を画成するように、渦巻状のラップ部が立設された旋
回スクロールと、前記ケーシングに回転可能に設けら
れ、先端側のクランクが旋回軸受を介して該旋回スクロ
ールに連結された駆動軸とを備え、前記固定スクロール
と旋回スクロールとのラップ部のうち少なくとも一方の
ラップ部には、該ラップ部の歯先に沿って延びる凹溝を
形成し、該凹溝内には相手方の歯底面に摺接するシール
部材を装着してなるスクロール式流体機械は知られてい
る。
【0003】この種の従来技術によるスクロール式流体
機械では、前記ケーシング外に突出する駆動軸の基端側
をモータ等の駆動源で回転駆動することにより、この回
転を駆動軸のクランクから旋回軸受を介して旋回スクロ
ールに伝え、該旋回スクロールを駆動軸を中心にして一
定の旋回半径で旋回運動させる。
【0004】そして、例えばスクロール式空気圧縮機と
して用いる場合には、固定スクロールと旋回スクロール
との各ラップ部間に画成される複数の圧縮室を、旋回ス
クロールの旋回運動によって連続的に縮小させ、吸込ポ
ートから吸込んだ空気を各圧縮室内で順次圧縮しつつ、
この圧縮空気を吐出ポートから外部のエアタンク等に向
けて吐出させるようにしている。
【0005】この場合、ラップ部の歯先に形成した凹溝
内にはシール部材との間に圧縮室内から圧縮空気の一部
が侵入することによって、この圧縮空気の圧力がシール
部材に作用し、該シール部材を相手方の歯底面に向けて
押圧する。この結果、該シール部材は相手方の歯底面に
摺接するように、凹溝内で浮上してフローティングシー
ルを行い、各ラップ部を介して隣合う各圧縮室間を気密
にシールする。
【0006】然るに、上述した従来技術によるスクロー
ル式空気圧縮機では、各圧縮室から凹溝内に侵入した圧
縮空気の圧力を利用して、シール部材を凹溝内で浮上さ
せ、所謂フローティングシールを行っているに過ぎない
ために、シール部材が相手方の歯底面に向けて浮上した
状態では、前記凹溝の側面,底面側とシール部材との間
に隙間が形成されてしまう。そして、この隙間は凹溝内
でラップ部の内周側から外周側に向け渦巻方向(周方
向)の全周に亘って連通するようになるので、高圧側の
圧縮室から低圧側の圧縮室に向け圧縮空気がこの隙間を
伝って外周側へと漏れてしまい、圧縮性能(圧縮効率)
が低下するという不具合がある。
【0007】そこで、上記の不具合を解決するために、
例えば実開平2−147887号公報、実開平2−14
7888号公報および特開平3−11101号公報等に
記載のスクロール圧縮機(以下、他の従来技術という)
では、シール部材の側面と底面側とにそれぞれ該シール
部材の長さ方向に離間して複数の切込みを入れることに
より、該シール部材の側面と底面側とに複数の側面リッ
プ部と複数の底面側リップ部とを一体形成するようにし
ている。
【0008】そして、他の従来技術では、これらの側面
リップ部と底面側リップ部とを凹溝内に侵入した圧縮空
気の圧力等で弾性変形させ、その先端側を凹溝の側面と
底面側とにそれぞれ摺接させることによって、凹溝の側
面,底面とシール部材との間に周方向に連通して形成さ
れる隙間を遮断し、この隙間を伝って高圧側の圧縮室か
ら低圧側の圧縮室に向け圧縮空気が外周側へと漏れるの
を防止するようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した他
の従来技術では、弾性樹脂材料からなるシール部材の側
面と底面側とにそれぞれ一定の間隔をもって切込みを入
れることにより、シール部材に全長に亘って該シール部
材の側面と底面側とにそれぞれ複数の側面リップ部と複
数の底面側リップ部とを形成し、該各リップ部の先端側
を加工により開口させる構成としているから、下記のよ
うな問題が生じている。
【0010】即ち、ラップ部の歯先に形成した凹溝内に
シール部材を挿入したときに、各側面リップ部が凹溝の
側面に突っ張るように接触し、両者の間の摺動(摩擦)
抵抗が大きくなるから、各圧縮室から凹溝内に侵入した
圧縮空気の圧力を利用して、シール部材を凹溝内で浮上
(フローティング)させ、該シール部材によって相手方
の歯底面との間をシールしようとするときに、各圧縮室
間の差圧が小さいラップ部の外周側では、シール部材を
凹溝内から浮上(フローティング)させるのが難しくな
り、外周側の各圧縮室間を必ずしも気密にシールできな
いという問題がある。
【0011】また、前記各側面リップ部の突っ張りをな
くすように、シール部材の幅寸法を凹溝に比較して小さ
くしたり、凹溝の幅寸法を広げたりしたときには、凹溝
の側面とシール部材との間の隙間が大きくなり、各側面
リップ部によるシール作用が失われ、高圧側の圧縮室か
ら低圧側の圧縮室に向け圧縮空気がこの隙間を伝って外
周側へと漏れてしまうという問題がある。
【0012】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は凹溝内に侵入した圧力を利用し
て、シール部材を凹溝内で確実に浮上(フローティン
グ)させることができ、シール部材によって相手方の歯
底面との間を効果的にシールできると共に、高圧側の圧
縮室から低圧側の圧縮室に向けて圧力が漏れるのを効果
的に防止でき、圧縮性能を確実に向上できるようにした
スクロール式流体機械を提供することを目的としてい
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、鏡板の歯底面に渦巻状のラップ部が立
設された固定スクロールと、該固定スクロールに対向し
て設けられ、鏡板の歯底面に該固定スクロールのラップ
部との間で複数の圧縮室を画成するように渦巻状のラッ
プ部が立設された旋回スクロールとを備え、該旋回スク
ロールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも
一方のラップ部には、該ラップ部の歯先に沿って延びる
凹溝を形成し、該凹溝内には相手方の歯底面に摺接する
シール部材を装着してなるスクロール式流体機械に適用
される。
【0014】そして、請求項1に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記シール部材に、該シール部材の長さ
方向に離間して形成され、前記凹溝の底面にそれぞれ接
触する複数の底面側リップ部と、前記シール部材の長さ
方向に離間して形成され前記凹溝の側面にそれぞれ接触
する複数の側面リップ部とを設け、該各側面リップ部
は、前記シール部材の側面に該シール部材の最外周端か
ら一定範囲に亘る箇所を除いて形成する構成としたこと
にある。
【0015】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、前記各側面リップ部を、前記ラップ部の渦巻方向に
沿って内周側となるシール部材の側面にそれぞれ所定の
間隔をもって形成するのが好ましい。
【0016】また、請求項3に記載の発明のように、前
記各側面リップ部は、前記シール部材の最外周端から1
巻前,後に亘る範囲を除いた箇所に形成する構成とする
のがよい。
【0017】さらに、請求項4に記載の発明のように、
前記各側面リップ部は、前記シール部材の最外周端から
5/4巻以下に亘る範囲を除いた箇所に形成してもよ
い。
【0018】
【作用】上記構成により、請求項1に記載の発明では、
シール部材の最外周端から一定範囲に亘る箇所に、凹溝
の側面に接触する側面リップ部を設けないようにしてい
るために、シール部材の最外周端から一定範囲に亘る箇
所では、シール部材と凹溝の側面との間に小さな隙間を
確保でき、両者の間の摺動(摩擦)抵抗を大幅に減じる
ことができる。従って、各圧縮室間の差圧が小さいラッ
プ部の最外周側でも、各圧縮室から凹溝内に侵入する圧
力を利用して、シール部材を凹溝内から確実に浮上(フ
ローティング)させることができる。
【0019】この場合、請求項2に記載の発明のよう
に、前記ラップ部の渦巻方向に沿って内周側となるシー
ル部材の側面に、それぞれ所定の間隔をもって各側面リ
ップ部を形成することにより、圧縮室からの圧力でシー
ル部材が渦巻方向の内周側から外周側に向けて押圧さ
れ、シール部材の内周側となる側面と凹溝との間に隙間
が形成されたとしても、この隙間を各側面リップ部によ
って確実に遮断することができる。
【0020】また、請求項3に記載の発明の如く、前記
各側面リップ部を設けない範囲を、前記シール部材の最
外周端から1巻前,後に亘る範囲とすることにより、シ
ール部材を凹溝内から確実に浮上(フローティング)さ
せ、相手方の歯底面に摺接させることができる上に、シ
ール部材の最外周端からほぼ1巻を越える箇所では、各
側面リップ部を凹溝の側面に接触させることができ、凹
溝とシール部材との間を確実にシールできる。
【0021】さらに、請求項4に記載の発明のように、
前記各側面リップ部を設けない範囲を、前記シール部材
の最外周端から5/4巻以下に亘る範囲とすることによ
り、シール部材を凹溝内から確実に浮上(フローティン
グ)させ、相手方の歯底面に摺接させることができる上
に、シール部材の最外周端から例えば5/4巻を越える
箇所では、各側面リップ部を凹溝の側面に接触させるこ
とができ、凹溝とシール部材との間を確実にシールでき
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例によるスクロール式流
体機械を、図1ないし図6に基づきスクロール式空気圧
縮機として用いる場合を例に挙げて説明する。
【0023】図において、1は当該スクロール式空気圧
縮機のケーシングの一部となる固定スクロールを示し、
該固定スクロール1は、大略有蓋筒状に形成されたケー
シング本体(図示せず)の開口端側を施蓋するように、
この開口端側に固着されている。そして、該固定スクロ
ール1は、その中心が後述する駆動軸15の軸線O1−
O1 と一致するように配設された円板状の鏡板2と、該
鏡板2の歯底面2Aに立設された渦巻状のラップ部3
と、前記鏡板2の外周側に位置し、該ラップ部3を囲む
ように筒状に形成された支持部4とから大略構成されて
いる。
【0024】また、該固定スクロール1のラップ部3は
図2,図3に示す如く、最内周端が巻始め端となり最外
周端が巻終り端となって、例えば3巻前,後の渦巻状に
形成されている。そして、該ラップ部3の歯先3Aは、
後述する旋回スクロール9の歯底面10Aから小さなク
リアランス(隙間)をもって離間している。
【0025】5はラップ部3の歯先3A側に形成された
凹溝を示し、該凹溝5はラップ部3の幅方向中間部に位
置して横断面が略コ字状をなすように形成され、その底
面5Aおよび左,右の側面5B,5Cはラップ部3の渦
巻形状に沿ってその巻始め端から巻終り端まで延びてい
る。そして、該凹溝5内には後述のシール部材6が装着
され、相手方となる旋回スクロール9の歯底面10Aと
の間をシールするようになっている。
【0026】6はラップ部3の凹溝5内に装着されたシ
ール部材を示し、該シール部材6は耐摩耗性や摺動性に
優れた弾性樹脂材料、例えばポリテトラフルオロエチレ
ン(PTFE)等のフッ素系樹脂、ポリエーテルサルフ
ォン(PES)、ポリフェニレンサルファイド(PP
S)、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、液晶
ポリマー(LCP)またはポリスルフォン(PSF)等
を用いて、横断面が四角形状をなす長尺のチップシール
として形成され、凹溝5の長手方向に沿って渦巻状に伸
長する。
【0027】ここで、該シール部材6は、凹溝5の底面
5A上に載置される受圧面としての下側面6Aと、該下
側面6Aと上下方向で対向し相手方の歯底面10Aに摺
接する上側面6Bと、凹溝5の側面5B,5Cに対面し
渦巻状をなすシール部材6の径方向内側,外側に位置す
る内側面6C,外側面6Dとから構成されている。そし
て、該シール部材6は下側面6Aを凹溝5の底面5A上
に載置するように、内側面6C,外側面6Dが凹溝5内
に僅かな隙間をもって挿入され、凹溝5の底面5A上か
ら相手方となる旋回スクロール9の歯底面10Aに向け
て浮上可能となっている。
【0028】7,7,…はシール部材6の下側面6Aに
一体形成された底面側リップ部を示し、該各底面側リッ
プ部7は図2に示す如くシール部材6の下側面6Aに、
その長さ方向に沿って一定間隔の切込みをそれぞれ斜め
に入れることにより、薄肉のリップ部として形成され、
その先端側は自由端となっている。そして、該各底面側
リップ部7はシール部材6の最内周端から最外周端に亘
るシール部材6の全長にそれぞれ一定間隔をもって配設
され、その先端側が凹溝5の底面5Aに弾性的に接触す
ることにより、凹溝5の底面5Aとシール部材6との間
をシールする構成となっている。
【0029】8,8,…はシール部材6の内側面6Cに
一体形成された側面リップ部で、該各側面リップ部8は
図2,図3に示すようにシール部材6の内側面6Aに、
その長さ方向に沿って一定間隔の切込みをそれぞれ斜め
に入れることにより、薄肉のリップ部として形成され、
その先端側は自由端となっている。ここで、該各側面リ
ップ部8はシール部材6の最内周端から外周側に向けて
シール部材6の長さ方向にそれぞれ一定間隔をもって配
設されているものの、該各側面リップ部8は、シール部
材6の最外周端からほぼ1巻前,後の一定範囲(例えば
シール部材6の最外周端から3/4巻以上に亘る範囲、
またはシール部材6の最外周端から5/4巻以下に亘る
範囲)を除いた箇所にのみ形成されている。
【0030】そして、該各側面リップ部8は、シール部
材6の最外周端からほぼ1巻前,後の範囲を除いた箇所
で、各側面リップ部8の先端側が図4に示すように、凹
溝5の側面5Bに弾性的に接触することにより、凹溝5
の側面5Bとシール部材6との間をシールする構成とな
っている。また、シール部材6の最外周端からほぼ1巻
前,後の範囲に亘る内側面6Cは、図5に示すように凹
溝5の側面5Bとの間に微少隙間Sを形成し、この微少
隙間Sはラップ部3の渦巻方向に沿って、例えばシール
部材6の最外周端から3/4〜5/4巻の範囲に亘って
延びている。
【0031】9は固定スクロール1に対向して前記ケー
シング本体内に旋回可能に設けられる旋回スクロールを
示し、該旋回スクロール9は、表面側が歯底面10Aと
なって円板状に形成された鏡板10と、該鏡板10の歯
底面10Aから固定スクロール1の鏡板2に向けて立設
され、該固定スクロール1のラップ部3と同様に渦巻状
に形成されたラップ部11と、鏡板10の背面側中央に
設けられたボス部12とから構成され、該ボス部12は
後述する駆動軸15のクランク15Aに回転可能に取付
けられている。
【0032】ここで、該旋回スクロール9のラップ部1
1についても図4に示す如く、固定スクロール1のラッ
プ部3と同様に例えば3巻前,後の渦巻状に形成され、
その歯先11A側には、固定スクロール1側のラップ部
3と同様に横断面がコ字形状をなす凹溝13が形成され
ている。
【0033】14は旋回スクロール9側の凹溝13内に
装着された他のシール部材を示し、該シール部材14は
前述した固定スクロール1側のシール部材6と同様に、
横断面が四角形状をなす長尺のチップシールとして形成
され、凹溝13から相手方となる固定スクロール1の歯
底面2Aに向けて浮上可能となっている。また、該シー
ル部材14にも固定スクロール1側のシール部材6と同
様に、各側面リップ部と各底面側リップ部(いずれも図
示せず)とがそれぞれ形成され、これらのリップ部は凹
溝13の側面,底面側とシール部材14との間をシール
する構成となっている。
【0034】15は前記ケーシング本体に回転自在に設
けられる駆動軸を示し、該駆動軸15は先端側がケーシ
ング本体内に延びるクランク15Aとなり、該クランク
15Aはその軸線O2 −O2 が駆動軸15の軸線O1 −
O1 に対して所定寸法δだけ偏心している。そして、該
駆動軸15のクランク15Aには、旋回スクロール9の
ボス部12が旋回軸受16を介して旋回可能に取付けら
れ、旋回スクロール9は自転防止機構(図示せず)等を
介して旋回運動が与えられる。
【0035】また、固定スクロール1と旋回スクロール
9とは、軸線O1 −O1 に対して軸線O2 −O2 を寸法
δだけ偏心した状態で、旋回スクロール9のラップ部1
1が固定スクロール1のラップ部3に対し重ね合わせる
ように配設される。これにより、該旋回スクロール9を
固定スクロール1に対して旋回させたときに、その旋回
に応じて各ラップ部3,11間に容積が変化する複数の
圧縮室17,17,…が画成されるようになっている。
【0036】18,19は固定スクロール1に形成され
た吸込ポート,吐出ポートを示し、該吸込ポート18は
圧縮室側の圧縮室17と連通するように鏡板2の外周側
に穿設され、吐出ポート19は、最内周側の圧縮室17
と連通するように鏡板2の中心部に穿設されている。
【0037】本実施例によるスクロール式空気圧縮機は
上述の如き構成を有するもので、次にその作動について
説明する。
【0038】まず、ケーシングの外部からモータ等の駆
動源(図示せず)によって駆動軸15を回転駆動する
と、この回転は該駆動軸15のクランク15Aから旋回
軸受16を介して旋回スクロール9に伝えられ、該旋回
スクロール9は駆動軸15の軸線O1 −O1 を中心にし
て寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行う。
【0039】そして、この旋回運動によって各ラップ部
3,11の間に画成される圧縮室17,17,…は中央
側に向けて連続的に縮小し、吸込ポート18から吸込ん
だ空気を順次圧縮しつつ、この圧縮空気を吐出ポート1
9から外部のエアタンク(図示せず)等に向けて吐出す
る。
【0040】ここで、圧縮運転が開始されると、ラップ
部3,11の凹溝5,13内には高圧側の圧縮室17か
ら圧縮空気の一部が侵入し、例えば固定スクロール1側
のシール部材6は、受圧面となる下側面6Aでこの圧縮
空気の圧力を受圧することにより、相手方となる鏡板1
0の歯底面10Aに摺接するように、凹溝5内から浮上
(フローティング)し、ラップ部3,11を介して隣合
う各圧縮室17間を気密にシールする。また、旋回スク
ロール9側のシール部材14についても同様である。
【0041】そして、シール部材6(14)に形成した
各底面側リップ部7と側面リップ部8とは、凹溝5(1
3)内に侵入した圧縮空気の圧力等で弾性変形し、その
先端側が凹溝5(13)の底面5Aと側面5Bにそれぞ
れ摺接することによって、凹溝5(13)の底面5A,
側面5Bとシール部材6(14)との間に周方向に連通
して形成される隙間を遮断し、この隙間を伝って高圧側
の圧縮室17から低圧側の圧縮室17に向け圧縮空気が
外周側へと漏れるのを防止する。
【0042】ところで、シール部材6(14)の全長に
亘って側面リップ部8,8,…を形成した場合には、凹
溝5(13)内にシール部材6(14)を挿入したとき
に、例えば各側面リップ部8の先端側が凹溝5の側面5
Bに突っ張るように接触し、両者の間の摺動(摩擦)抵
抗が大きくなる。そして、圧縮室17から凹溝5(1
3)内に侵入した圧縮空気の圧力を利用して、シール部
材6(14)を浮上(フローティング)させ、相手方の
歯底面10A(2A)との間をシールしようとするとき
に、各圧縮室17間の差圧が小さいラップ部3(11)
の外周側では、シール部材6(14)を凹溝5(13)
内からフローティングさせるのが難しくなり、必ずしも
圧縮性能を向上させることができない。
【0043】そこで、本発明者等は、例えばラップ部3
の外周側で凹溝5内に装着されるシール部材6の最外周
側を除く箇所にのみに側面リップ部8,8,…を形成す
ることを検討した。そして、図6に示すように側面リッ
プ部8等を設けない範囲を、シール部材6の最外周端か
ら1/4巻,2/4巻,…と徐々に広げつつ、その度毎
に当該スクロール式空気圧縮機を実際に圧縮運転させ
て、それぞれの場合での圧縮性能(圧縮効率)を実験デ
ータとして得た。
【0044】この結果、側面リップ部8等を設けない範
囲を、シール部材6(14)の最外周端から3/4巻以
上にしたときには、シール部材6(14)のフローティ
ング性を向上させ、十分な圧縮性能(圧縮効率)を得る
ことができ、最外周端から1巻程度としたときに圧縮性
能(圧縮効率)を最も高めることができると共に、例え
ばシール部材6(14)の最外周端から5/4巻を越え
た範囲では、逆に圧縮性能(圧縮効率)が漸次低下して
しまうことが分かった。
【0045】そこで、本実施例では、シール部材6(1
4)の最外周端から1巻前,後の一定範囲(例えばシー
ル部材6(14)の最外周端から3/4〜5/4巻に亘
る範囲)を除いた箇所にのみ各側面リップ部8等を形成
し、シール部材6(14)の最外周端からほぼ1巻前,
後に亘る箇所では図5に例示する如く、凹溝5の側面5
Bと内側面6Cとの間にラップ部3の渦巻方向に沿って
連続的に延びる微少隙間Sを形成するようにしている。
【0046】この結果、このシール部材6(14)を凹
溝5(13)内に挿入したときに、シール部材6(1
4)の最外周端からほぼ1巻前,後に亘る箇所では、例
えば凹溝5の側面5Bと内側面6Cとの間に連続的に延
びる微少隙間Sを確保でき、各側面リップ部8が凹溝5
の側面5Bに弾性的に接触するようなことはなくなり、
両者の間の摺動(摩擦)抵抗を大幅に減じることができ
る。
【0047】かくして、本実施例によれば、各圧縮室1
7から凹溝5(13)内に侵入する圧縮空気の圧力で、
シール部材6(14)を凹溝5(13)内から浮上(フ
ローティング)させ相手方の歯底面10A(2A)との
間をシールするときに、各圧縮室17間の差圧が小さい
ラップ部3(11)の外周側でも、シール部材6(1
4)を凹溝5(13)内から確実にフローティングさせ
ることができ、ラップ部3(11)の最外周端からほぼ
1巻前,後となる外周側の各圧縮室17間で、圧縮空気
の一部が漏洩したりするのを効果的に防止できる。
【0048】従って、本実施例によれば、凹溝5(1
3)内に侵入する圧縮空気の圧力を利用して、シール部
材6(14)を凹溝5(13)内から安定して確実に浮
上(フローティング)させることができ、シール部材6
(14)によって相手方の歯底面10A(2A)との間
を効果的にシールできると共に、高圧側の圧縮室17か
ら低圧側の圧縮室17に向けて圧縮空気が漏れるのを効
果的に防止でき、圧縮性能を確実に向上させることがで
きる。
【0049】また、シール部材6(14)の内側面6C
等に、例えば最外周端から3/4〜5/4巻に亘る範囲
に側面リップ部8等を設けなくてもよいから、リップ部
の加工数を減らすことができ、加工時の作業性を向上で
きコストダウンを図ることができる等、種々の効果を奏
する。
【0050】なお、前記実施例では、側面リップ部8等
を設けない範囲をシール部材6(14)の最外周端か
ら、1巻前,後(例えば3/4〜5/4巻)の範囲にす
るものとして述べたが、本発明はこれに限らず、シール
部材6(14)の最外周端から一定範囲(例えば最外周
端から2/4巻以上に亘る範囲、または最外周端から6
/4(3/2)巻以下に亘る範囲)を除いて、シール部
材6(14)の内側面に各側面リップ部8等を形成する
ようにしてもよい。
【0051】また、前記実施例では、固定スクロール1
のラップ部3と旋回スクロール9のラップ11とにそれ
ぞれ凹溝5,13を形成し、これらの凹溝5,13内に
シール部材6,14を装着するものとして述べたが、こ
れに替えて、固定スクロール1のラップ部3と旋回スク
ロール9のラップ部11のうち、いずれか一方のラップ
部にのみシール部材を設けるようにしてもよいものであ
る。
【0052】さらに、前記実施例では、スクロール式流
体機械をスクロール式空気圧縮機として用いる場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限らず、例えば真
空ポンプ,冷媒圧縮機等に適用してもよいものである。
【0053】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、請求
項1に記載の如く、凹溝の側面に接触する各側面リップ
部を、シール部材の最外周端から一定範囲に亘る箇所を
除いて形成するようにしているので、シール部材の最外
周端から一定範囲に亘る箇所では、シール部材と凹溝の
側面との間に小さな隙間を確保でき、両者の間の摺動
(摩擦)抵抗を大幅に減じることができる。従って、各
圧縮室間の差圧が小さいラップ部の最外周側でも、各圧
縮室から凹溝内に侵入する圧力を利用して、シール部材
を凹溝内から安定して確実に浮上(フローティング)さ
せることができ、シール部材によって相手方の歯底面と
の間を効果的にシールできると共に、高圧側の圧縮室か
ら低圧側の圧縮室に向けて圧縮空気が漏れるのを効果的
に防止でき、圧縮性能を確実に向上させることができ
る。そして、リップ部の加工数を減らすことができ、加
工時の作業性を向上できコストダウンを図ることができ
る。
【0054】この場合、請求項2に記載の発明では、ラ
ップ部の渦巻方向に沿って内周側となるシール部材の側
面に、それぞれ所定の間隔をもって各側面リップ部を形
成する構成としているから、圧縮室からの圧力でシール
部材が渦巻方向の内周側から外周側に向けて押圧され、
シール部材の内周側となる側面と凹溝との間に隙間が形
成されるときにも、この隙間を各側面リップ部によって
確実に遮断でき、凹溝とシール部材との間をシールし圧
縮性能を効果的に向上させることができる。
【0055】また、請求項3に記載の発明の如く、前記
各側面リップ部を設けない範囲を、前記シール部材の最
外周端から1巻前,後に亘る範囲とすることにより、シ
ール部材を凹溝内からより安定して浮上(フローティン
グ)させ、相手方の歯底面に摺接させることができる上
に、シール部材の最外周端からほぼ1巻を越える箇所で
は、各側面リップ部を凹溝の側面に接触させることによ
って、凹溝とシール部材との間を確実にシールでき、圧
縮性能をさらに安定させて向上できる。
【0056】さらに、請求項4に記載の発明のように、
前記各側面リップ部を設けない範囲を、前記シール部材
の最外周端から5/4巻以下に亘る範囲とすることによ
っても、シール部材を凹溝内から安定して浮上(フロー
ティング)させ、相手方の歯底面に摺接させることがで
きる上に、シール部材の最外周端から例えば5/4巻を
越える箇所では、各側面リップ部を凹溝の側面に接触さ
せることによって、凹溝とシール部材との間をシールで
き、圧縮性能を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるスクロール式空気圧縮機
の固定スクロール、旋回スクロールおよび各シール部材
等を示す縦断面図である。
【図2】固定スクロールのラップ部とシール部材とを拡
大して示す分解斜視図である。
【図3】図1中の矢示 III−III 方向拡大断面図であ
る。
【図4】ラップ部の中間部側で凹溝内に装着したシール
部材の側面リップ部等を示す図3中の要部拡大図であ
る。
【図5】ラップ部の最外周側で凹溝内に装着したシール
部材等を示す図3中の要部拡大図である。
【図6】側面リップ部を設けない範囲と圧縮効率との関
係を示す特性線図である。
【符号の説明】
1 固定スクロール 2,10 鏡板 2A,10A 歯底面 3,11 ラップ部 5,13 凹溝 5A 底面 5B,5C 側面 6,14 シール部材 6A 下側面(受圧面) 6B 上側面(摺接面) 6C 内側面 6D 外側面 7 底面側リップ部 8 側面リップ部 9 旋回スクロール 15 駆動軸 17 圧縮室 18 吸込ポート 19 吐出ポート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡板の歯底面に渦巻状のラップ部が立設
    された固定スクロールと、該固定スクロールに対向して
    設けられ、鏡板の歯底面に該固定スクロールのラップ部
    との間で複数の圧縮室を画成するように渦巻状のラップ
    部が立設された旋回スクロールとを備え、該旋回スクロ
    ールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも一
    方のラップ部には、該ラップ部の歯先に沿って延びる凹
    溝を形成し、該凹溝内には相手方の歯底面に摺接するシ
    ール部材を装着してなるスクロール式流体機械におい
    て、前記シール部材には、該シール部材の長さ方向に離
    間して形成され、前記凹溝の底面にそれぞれ接触する複
    数の底面側リップ部と、前記シール部材の長さ方向に離
    間して形成され前記凹溝の側面にそれぞれ接触する複数
    の側面リップ部とを設け、該各側面リップ部は、前記シ
    ール部材の側面に該シール部材の最外周端から一定範囲
    に亘る箇所を除いて形成する構成としたことを特徴とす
    るスクロール式流体機械。
  2. 【請求項2】 前記各側面リップ部は、前記ラップ部の
    渦巻方向に沿って内周側となるシール部材の側面にそれ
    ぞれ所定の間隔をもって形成してなる請求項1に記載の
    スクロール式流体機械。
  3. 【請求項3】 前記各側面リップ部は、前記シール部材
    の最外周端から1巻前,後に亘る範囲を除いた箇所に形
    成してなる請求項1または2に記載のスクロール式流体
    機械。
  4. 【請求項4】 前記各側面リップ部は、前記シール部材
    の最外周端から5/4巻以下に亘る範囲を除いた箇所に
    形成してなる請求項1または2に記載のスクロール式流
    体機械。
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