JPH09250466A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JPH09250466A
JPH09250466A JP8890596A JP8890596A JPH09250466A JP H09250466 A JPH09250466 A JP H09250466A JP 8890596 A JP8890596 A JP 8890596A JP 8890596 A JP8890596 A JP 8890596A JP H09250466 A JPH09250466 A JP H09250466A
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JP
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seal member
scroll
groove
fixed scroll
winding
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Application number
JP8890596A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
Yoshio Kobayashi
義雄 小林
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C27/00Sealing arrangements in rotary-piston pumps specially adapted for elastic fluids
    • F04C27/005Axial sealings for working fluid

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定スクロールまたは旋回スクロールの周辺
側においてシール部材のシール性を向上させる。 【解決手段】 固定スクロールまたは旋回スクロールの
ラップ部に形成された凹溝内に装着するシール部材16
の下面16Aに複数の切込み溝17を形成する。そし
て、各切込み溝17の深さをシール部材16の巻始め端
側から巻終り端側にかけて徐々に大きくなるように形成
する。これにより、シール部材16の巻終り端側を巻始
め端側に比して柔軟なものとすることができると共に、
各切込み溝17を拡開し易くすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気圧縮
機、冷媒圧縮機または真空ポンプ等に用いて好適なスク
ロール式流体機械に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鏡板の歯底面に渦巻状のラップ
部が立設された固定スクロールと、該固定スクロールに
対向して設けられ、鏡板の歯底面に該固定スクロールの
ラップ部との間で複数の圧縮室を画成するように渦巻状
のラップ部が立設された旋回スクロールとを備え、該旋
回スクロールまたは固定スクロールのラップ部に該ラッ
プ部の歯先に沿って延びる凹溝を形成し、該凹溝内には
相手方の歯底面に摺接するシール部材を装着したスクロ
ール式流体機械は知られている。
【0003】そして、前記シール部材の下面に複数の切
込み溝を形成したものが、例えば実開平2−14788
7号公報等により知られている。
【0004】ここで、図9および図10は従来技術によ
るスクロール式流体機械の固定スクロールおよびシール
部材等を示している。即ち、固定スクロール1のラップ
部2には、該ラップ部2の歯先に沿って延びる凹溝3が
形成され、該凹溝3内にはシール部材4が遊嵌状態で装
着されている。
【0005】そして、該シール部材4はポリテトラフル
オロエチレン等の樹脂材料で形成され、固定スクロール
1のラップ部2の渦巻形状に沿うように渦巻状に形成さ
ている。さらに、該シール部材4の上面4Aは旋回スク
ロール5の歯底面5Aに摺接する摺接面となっている。
【0006】また、該シール部材4の下面4Bには、図
10に示すように、複数の切込み溝6,6,…が形成さ
れている。そして、圧縮運転時に圧縮流体が矢示F方向
に加わることによって該各切込み溝6が拡開し、該各切
込み溝6の形成された下面4Bの一部が弾性変形してリ
ップ部4C,4C,…となり、図10に示す如く凹溝3
の底面3Aに押し付けられるようになる。
【0007】これにより、凹溝3の底面3Aとシール部
材4の下面4Bとの間を圧縮流体が矢示F方向に通り抜
けるのを防止し、該圧縮流体が凹溝3内を介して固定ス
クロール1の中心側から周辺側に向けて漏れるのを防止
している。また、圧縮流体が各切込み溝6内を押圧し、
該シール部材4を旋回スクロール5の歯底面5A側に押
し上げることにより、該シール部材4は凹溝3内で浮上
し、相手方の歯底面5Aを気密にシールする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術によるシール部材4の下面4Bには、各切込み溝
6が該シール部材4の径方向内側に位置する巻始め側
(内径側)から径方向外側に位置する巻終り側(外径
側)にかけて総て均等の深さをもって形成されているた
め、下記のような問題が生じる。
【0009】即ち、圧縮運転時において、固定スクロー
ル1(旋回スクロール5)の中心側は高圧となるが、周
辺側は中心側に比して低圧である。このため、固定スク
ロール1の中心側では高圧の圧縮流体が作用するためシ
ール部材4の各切込み溝6が図10に示すように大きく
拡開するものの、周辺側では圧縮流体が低圧であるため
シール部材4の各切込み溝6が十分に拡開しない場合が
ある。
【0010】この結果、固定スクロール1の周辺側で
は、シール部材4のリップ部4Cが凹溝3の底面3Aに
十分に接触せず、圧縮流体が凹溝3の底面3Aとシール
部材4の底面4Aとの間を通り抜けて固定スクロール1
の外部に漏洩してしまう場合がある。また、シール部材
4Aの各切込み溝6が十分に拡開しないと、圧縮流体が
各切込み溝6内を十分に押圧しないため、シール部材4
Aが旋回スクロール5の歯底5A側に十分に浮上せずシ
ール性が低下するという問題がある。
【0011】また、圧縮運転時において、固定スクロー
ル1の中心側は高圧の圧縮作用により高温となるが、周
辺側は中心側に比して低温である。このため、該シール
部材4を巻始め側から巻終り側にかけて総て同一の樹脂
材料を用いた場合、固定スクロール1の中心側では高温
により軟化してシール部材4の剛性が低くなるのに対
し、周辺側では低温であるため軟化せず中心側に比して
シール部材4の剛性が高い。
【0012】この結果、固定スクロール1の周辺側で
は、シール部材4が完全に浮上せず、所々でシール部材
4の上面4Aが相手方の歯底面5Aに摺接しない状態と
なる場合があり、シール性が低下するという問題があ
る。
【0013】なお、シール部材4を巻始め側と巻終り側
とで異なる樹脂材料で形成したり、シール部材4の厚さ
を巻始め側と巻終り側とで異なるように加工したりし
て、圧縮運転時において固定スクロール1の中心側と周
辺側とでシール部材4の剛性が均一になるように形成す
ることも考えられる。しかし、このようにシール部材4
を形成するとコストが高くなり、また信頼性、耐久性が
低下する一因となる。
【0014】一方、他の従来技術としてシール部材の内
周面に、前記シール部材4の各切込み溝6とほぼ同様の
切込み溝が複数形成されたものも知られているが、この
ような他の従来技術によるシール部材の各切込み溝も、
該シール部材の巻始め側から巻終り側にかけて総て均等
の深さをもって形成されているため、上記と同様の問題
が生じる。
【0015】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明は、固定スクロールまたは旋回ス
クロールの周辺側においてシール部材のシール性を向上
させることができるスクロール式流体機械を提供するこ
とを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために請求項1に記載の発明は、鏡板の歯底面に渦巻状
のラップ部が立設された固定スクロールと、該固定スク
ロールに対向して設けられ、鏡板の歯底面に該固定スク
ロールのラップ部との間で複数の圧縮室を画成するよう
に渦巻状のラップ部が立設された旋回スクロールとを備
え、該旋回スクロールと固定スクロールとのラップ部の
うち少なくとも一方のラップ部には、該ラップ部の歯先
に沿って延びる凹溝を形成し、該凹溝内には相手方の歯
底面に摺接するシール部材を装着する構成を採用してい
る。
【0017】そして、請求項1に記載の発明の特徴は、
前記シール部材には、前記凹溝底面に対向する下面に該
シール部材の長さ方向に離間した多数の切込み溝を形成
し、該各切込み溝の深さを径方向内側に位置する巻始め
側で小さくし、径方向外側に位置する巻終り側で大きく
したことにある。
【0018】上記構成により、シール部材に形成された
切込み溝が深ければ深いほど、該切込み溝が形成された
部分でシール部材が曲がり易くなる。即ち、該切込み溝
が深ければ深いほど、該切込み溝が入り込んだ部分のシ
ール部材の断面積が小さくなるため、シール部材が柔軟
性を増す。従って、シール部材の巻終り側は巻始め側に
比して柔軟性があるから、圧縮運転時等においてスクロ
ールの周辺側が中心側に比して低温でも、シール部材の
巻終り側は巻始め側と実質的にほぼ同一の剛性となる。
これにより、該シール部材の巻終り側は、圧縮運転時に
おいて凹溝内に侵入した圧縮流体により確実に浮上し、
相手方の歯底面に確実に摺接して十分なシール性を発揮
するようになる。
【0019】また、シール部材に形成された切込み溝が
深ければ深いほど、圧縮運転時の圧縮流体により該切込
み溝が押圧されたとき、該切込み溝が大きく拡開するよ
うになる。従って、圧縮運転時において、スクロールの
周辺側が中心側に比して低圧の場合でも、シール部材の
巻終り側に形成された各切込みを大きく拡開させること
ができ、シール部材のうち該切込みを形成された部位
(リップ部)を下側に大きく広げ、凹溝の底面に確実に
押し付けることができる。これにより、圧縮流体が凹溝
とシール部材の隙間を通り抜けるのを防止でき、圧縮流
体が該凹溝内を介して、スクロールの中心側から周辺側
に向けて流通し、外部に漏洩するのを防止することがで
きる。
【0020】請求項2に記載の発明の特徴は、前記シー
ル部材には、前記凹溝の内側面に対向する内周面に該シ
ール部材の長さ方向に離間した多数の切込み溝を形成
し、該各切込み溝の深さを径方向内側に位置する巻始め
側で小さくし、径方向外側に位置する巻終り側で大きく
したことにある。
【0021】上記構成により、シール部材に形成された
切込み溝が深ければ深いほど、該切込み溝が形成された
部分でシール部材が曲がり易くなり、請求項1に記載の
発明と同様の作用を奏する。
【0022】また、シール部材の巻終り側に形成された
各切込み溝の深さが大きいから、圧縮運転時の圧縮流体
により該切込み溝が押圧されたとき、該切込み溝が大き
く拡開するようになる。従って、圧縮運転時において、
スクロールの周辺側が中心側に比して低圧の場合でも、
シール部材の巻終り側に形成された各切込み溝を大きく
拡開させることができ、シール部材のうち該切込み溝を
形成された部位(リップ部)を該シール部材の径方向内
向きに大きく広げ、凹溝の内側面に確実に押し付けるこ
とができる。これにより、圧縮流体が凹溝とシール部材
の隙間を通り抜けるのを防止でき、圧縮流体が該凹溝内
を介して、スクロールの中心側から周辺側に向けて流通
し、外部に漏洩するのを防止することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳述する。
【0024】ここで、図1ないし図6は本発明の第1の
実施例によるスクロール式流体機械をスクロール式空気
圧縮機に適用した場合を例に挙げて示している。
【0025】図において、11は当該スクロール式空気
圧縮機のケーシングの一部となる固定スクロールを示
し、該固定スクロール11は、大略有蓋筒状に形成され
たケーシング本体(図示せず)の開口端側を施蓋するよ
うに、この開口端側に固着されている。そして、該固定
スクロール11は、その中心が後述する駆動軸24の軸
線O1−O1と一致するように配設された円板状の鏡板
12と、該鏡板12の歯底面12Aに立設された渦巻状
のラップ部13と、前記鏡板12の周辺側に位置し、該
ラップ部13を囲むように筒状に形成された支持部14
とから大略構成されている。
【0026】また、該固定スクロール11のラップ部1
3は図2に示す如く、中心側が巻始め端となり周辺側が
巻終り端となって、例えば3巻半程度の渦巻状に形成さ
れている。そして、該ラップ部13の歯先13Aは、図
3に示すように、後述する旋回スクロール19の歯底面
20Aから微小なクリアランスCをもって離間してい
る。
【0027】15はラップ部13の歯先13A側に形成
された凹溝を示し、該凹溝15は図3に示す如く、ラッ
プ部13の幅方向中間部に位置して横断面が略コ字状を
なすように形成され、その底面15Aおよび左,右の側
面15B,15Cはラップ部13の渦巻き形状に沿って
その巻始め端から巻終り端まで延びている。そして、該
凹溝15内には後述するシール部材16が装着され、相
手方となる旋回スクロール19の歯底面20Aとの間を
シールするようになっている。
【0028】16はラップ部13の凹溝15内に装着さ
れたシール部材を示し、該シール部材16は耐摩耗性や
摺動性に優れた弾性樹脂材料、例えばポリテトラフルオ
ロエチレン(PTFE)等のフッ素系樹脂、ポリエーテ
ルサルフォン(PES)、ポリフェニレンサルファイド
(PPS)、ポリエーテルエーテルケトン(PEE
K)、液晶ポリマー(LCP)またはポリスルフォン
(PSF)等を用いて、横断面が四角形状をなす長尺の
チップシールとして形成され、凹溝15の長手方向に沿
って渦巻状に伸長している。
【0029】ここで、該シール部材16は図3に示す如
く、凹溝15の底面15A上に載置される受圧面として
の下面16Aと、該下面16Aと上下方向で対向し相手
方の歯底面20Aに摺接する上面16Bと、渦巻状をな
すシール部材16の径方向内側に位置する内周面16C
と、該シール部材16の径方向外側に位置する外周面1
6Dとから構成されている。そして、該シール部材16
は、内周面16C,外周面16Dが凹溝15内に僅かな
隙間をもって凹溝15内に挿入され、凹溝15の底面1
5A上から相手方となる旋回スクロール19の歯底面2
0Aに向けて浮上可能となっている。
【0030】17,17,…はシール部材16の長手方
向にそれぞれ所定間隔をもって形成された切込み溝を示
し、該各切込み溝17は、図4に示すように、シール部
材16の下面16Aを斜めに切込むことにより形成され
ている。そして、図5まはた図6に示すように、圧縮運
転時に圧縮空気が該各切込み溝17を図5または図6中
の矢示B方向に押圧することによって、該切込み溝17
が拡開し、下面16Aのうち各切込み溝17が形成され
た部分がひれ状のリップ部18,18,…となって凹溝
15の底面15Aに押し付けられる。
【0031】また、該各切込み溝17は、図4に示すよ
うにシール部材16の径方向内側に位置する巻始め側
(内径側)から径方向外側に位置する巻終り側(外径
側)にかけて、該切込み溝17の深さが徐々にかつ連続
的に大きくなるように形成されている。即ち、図5に示
すように該シール部材16の巻始め端面16E近傍に形
成された切込み溝17の深さ寸法をD1とし、図6に示
すように該シール部材16の巻終り端面16F近傍に形
成された切込み溝17の深さ寸法をD2とすると、D1
<D2となり、D1とD2との間で連続的に切込み深さ
が変化している。
【0032】ここで、シール部材16に形成された切込
み溝17が深ければ深いほど、該切込み溝17が形成さ
れた部分でシール部材16が曲がり易くなる。即ち、該
切込み溝17が深ければ深いほど該切込み溝17が入り
込んだ部分のシール部材16の断面積が小さくなるた
め、シール部材16が柔軟性を増す。従って、シール部
材16の巻終り側は巻始め側に比して柔軟性を有するも
のとなっている。
【0033】19は固定スクロール11に対向して前記
ケーシング本体内に旋回可能に設けられる旋回スクロー
ルを示し、該旋回スクロール19は、表面側が歯底面2
0Aとなって円板状に形成された鏡板20と、該鏡板2
0の歯底面20Aから固定スクロール11の鏡板12に
向けて立設され、該固定スクロール11のラップ部13
と同様に渦巻状に形成されたラップ部21と、鏡板20
の背面側中央に設けられたボス部22とから構成され、
該ボス部22は、後述する駆動軸24のクランク24A
に回転可能に取付けられている。
【0034】ここで、該旋回スクロール19のラップ部
21についても図2に示す如く、固定スクロール11の
ラップ部13と同様に例えば3巻半程度の渦巻状に形成
され、その歯先21A側には、底面23Aおよび左,右
の側面23B,23Cから横断面コ字形状をなす凹溝2
3が形成されている。
【0035】また、該ラップ部21の凹溝23内には、
前記固定スクロール11側と同様に、多数の切込み溝1
7,17,…が形成されたシール部材16が装着されて
いる。
【0036】24は前記ケーシング本体に回転自在に設
けられる駆動軸を示し、該駆動軸24は先端側がケーシ
ング本体内に延びるクランク24Aとなり、該クランク
24Aはその軸線O2 −O2 が駆動軸24の軸線O1 −
O1 に対して所定寸法δだけ偏心している。そして、該
駆動軸24のクランク24Aには旋回スクロール19の
ボス部22が旋回軸受25を介して旋回可能に取付けら
れ、旋回スクロール19には自転防止機構(図示せず)
等を介して旋回運動が与えられる。
【0037】ここで、旋回スクロール19のラップ部2
1は固定スクロール11のラップ部13に対して周方向
に所定角度だけずらして重ね合わせるように配設され、
図2に示すように、ラップ部13,21間には三日月形
状の複数の圧縮室26,26,…が画成される。そし
て、旋回スクロール19を固定スクロール11に対して
旋回させたときに、該各圧縮室26はその容積が連続的
に縮小され、後述する吸込ポート27から吸込んだ空気
を圧縮するようになっている。
【0038】27,28は固定スクロール11に形成さ
れた吸込ポート,吐出ポートを示し、該吸込ポート27
は最も周辺側に位置する圧縮室26と連通するように鏡
板12の周辺側に穿設され、吐出ポート28は、最も中
心側に位置する圧縮室26と連通するように鏡板12の
中心部に穿設されている。
【0039】本実施例によるスクロール式空気圧縮機は
上述のような構成を有するもので、次にこの動作を説明
すると、まず、ケーシングの外部からモータ等の駆動源
(図示せず)によって駆動軸24を回転駆動すると、こ
の回転は該駆動軸24のクランク24Aから旋回軸受2
5を介して旋回スクロール19に伝えられ、該旋回スク
ロール19は駆動軸24の軸線O1 −O1 を中心にして
寸法δの旋回半径をもった旋回運動を行う。
【0040】そして、この旋回運動によって各ラップ部
13,21の間に画成される圧縮室26,26,…は中
央側に向けて連続的に縮小し、吸込ポート27から吸込
んだ空気を順次圧縮しつつ、この圧縮空気を吐出ポート
28から外部のエアタンク(図示せず)等に向けて吐出
する。
【0041】ここで、圧縮運転が開始されると、ラップ
部13(21)の凹溝15(23)内には図3に示す矢
示A方向に高圧側の圧縮室26から圧縮空気の一部が侵
入し、シール部材16は受圧面となる下面16Aでこの
圧縮空気の圧力を受圧することにより、凹溝15(2
3)の底面15A(23A)から浮上し、対向する鏡板
20(12)の歯底面20A(12A)に向けて押圧さ
れる。これにより、該シール部材16は上面16Bが相
手方の歯底面20A(12A)に摺接し、ラップ部13
(21)間に画成される各圧縮室26を気密にシールす
る。
【0042】ここで、圧縮運転中における固定スクロー
ル11側のシール部材16について説明すると、固定ス
クロール11の中心側は高温となるため、シール部材1
6の巻始め側は高温によって軟化し、その剛性が圧縮運
転していないときと比較して低下する。これにより、該
シール部材16の巻始め側は相手方の歯底面20Aに向
けて浮上し易くなり、該シール部材16の上面16Bを
相手方の歯底面20Aに確実に摺接させることができ
る。
【0043】一方、圧縮運転中は固定スクロール11の
周辺側は、該固定スクロール11の中心側と比較して低
温であるため、シール部材16の巻終り側は巻始め側ほ
ど軟化せず、その剛性は低下しない。しかし、シール部
材16の周辺側では各切込み溝17が深く形成されてい
るから、シール部材16の巻終り側は巻始め側に比して
柔軟性をもっている。これにより、周囲が低温の状態で
あってもシール部材16の巻終り側はその巻始め側と実
質的にほぼ同一の剛性となる。従って、該シール部材1
6の巻終り側でも、巻始め側と同様に相手方の歯底面2
0Aに向けて浮上し易く、該シール部材16の上面16
Bを相手方の歯底面20Aに確実に摺接させることがで
きる。
【0044】また、圧縮運転中、固定スクロール11の
中心側は高圧となるため、中央の圧縮室26から周辺側
の圧縮室26に向けて、図5中の矢示B方向に高圧の圧
縮空気が流れる。そして、シール部材16の各切込み溝
17は、この圧縮空気を受けて大きく拡開し、各リップ
部18先端側が凹溝15の底面15Aに強く押し付けら
れるようになる。これにより、該シール部材16は、そ
の中心側で凹溝15の底面15Aとシール部材16との
間を気密にシールすると共に、シール部材16の上面1
6Bを相手方の歯底面20Aにより確実に摺接させ、各
圧縮室26を気密にシールすることができる。
【0045】一方、圧縮運転中、固定スクロール11の
周辺側は中心側に比して低圧であるため、中心側の圧縮
室26から周辺側の圧縮室26に向けて流れる圧縮空気
も低圧である。しかし、シール部材16の巻終り側では
各切込み溝17が深く形成されているから、圧縮空気が
低圧でも各切込み溝17は十分大きく拡開する。また、
該各切込み溝17が深く形成されているから、各リップ
部18が弾性変形し易いため、該シール部材16の中心
側とほぼ同様に各リップ部18先端側が凹溝15の底面
15Aに強く押し付けられるようになる。これにより、
該シール部材16は、その巻終り側でも凹溝15の底面
15Aとシール部材16との間を気密にシールすると共
に、シール部材16の上面16Bを相手方の歯底面20
Aにより確実に摺接させ、各圧縮室26を気密にシール
することができる。
【0046】なお、旋回スクロール19の凹溝23内に
装着されたシール部材16についても同様である。
【0047】かくして、本実施例によれば、シール部材
16の下面16Aに各切込み溝17を形成し、該各切込
み溝17の深さを該シール部材16の巻始め側から巻終
り側にかけて徐々にかつ連続的に大きくなるようにした
から、圧縮運転時において、スクロール11,19の周
辺側が中心側に比して低温の場合でも、シール部材16
の巻終り側に柔軟性をもたせ、シール部材16の巻終り
側をその巻始め側と実質的にほぼ同一の剛性とすること
ができる。これにより、相手方の歯底面20A(12
A)にシール部材16の上面16Bを該シール部材16
の全周に亘って密着させることができ、該シール部材1
6のシール性を向上させることができる。
【0048】また、本実施例によれば、圧縮運転時にお
いて、スクロール11,19の周辺側が中心側に比して
低圧の場合でも、シール部材16の巻終り側に形成され
た各切込み溝17を大きく拡開させることができ、シー
ル部材16の各リップ部18を凹溝15(23)の底面
15A(23A)に強く押し付けることができる。これ
により、圧縮空気が凹溝15(23)とシール部材16
の隙間を通り抜けるのを防止でき、圧縮空気が該凹溝1
5(23)内を介して、中心側の圧縮室26から周辺側
の圧縮室26に向けて流れ、最終的には吸込ポート27
等から外部に漏洩するのを防止することができる。従っ
て、当該スクロール式空気圧縮機の圧縮性能を向上させ
ることができる。
【0049】さらに、本実施例によれば、シール部材1
6に形成した各切込み溝17の深さを渦巻状をなす該シ
ール部材16の中心側より該シール部材16の周辺側で
深くするように形成するのみで、上記効果を実現するこ
とができる。従って、シール部材の巻始め側と巻終り側
とで異なる樹脂材料を用いたり、巻始め側と巻終り側と
でシール部材の厚さを変えたりする必要もなく、低コス
トでかつ容易にシール部材の巻終り側におけるシール性
を向上させることができ、圧縮空気の漏洩を防止でき
る。
【0050】次に、本発明の第2の実施例によるスクロ
ール式流体機械をスクロール式空気圧縮機に適用した場
合を例に挙げ、図7および図8に基づいて説明する。本
実施例の特徴は、固定スクロールまたは旋回スクロール
のラップ部に形成した凹溝内にシール部材を装着し、該
シール部材には、前記凹溝の内側面に対向する内周面に
該シール部材の長さ方向に離間した多数の切込み溝を形
成し、該切込み溝の深さを径方向内側に位置する巻始め
側で小さくし、径方向外側に位置する巻終り側で大きく
したことにある。
【0051】即ち、図において、31は固定スクロール
または旋回スクロールのラップ部に形成さらた凹溝に装
着するためのシール部材であり、該シール部材31は、
前述した第1の実施例によるシール部材16とほぼ同様
に、耐摩耗性や摺動性に優れた弾性樹脂材料を用いて、
横断面が四角形状をなす長尺のチップシールとして形成
され、凹溝の長手方向に沿って渦巻状に伸長している。
そして、該シール部材31は、下面31A、上面31
B、内周面31C、外周面31D、巻始め端面31Eお
よび巻終り端面31Fから構成されている。
【0052】32,32,…はシール部材31の長手方
向にそれぞれ所定間隔をもって形成された切込み溝を示
し、該各切込み溝32は図8に示すようにシール部材3
1の内周面31Cを斜めに切込むことにより形成されて
いる。そして、圧縮運転時に圧縮空気が該各切込み溝3
2を押圧することによって、該切込み溝32が拡開し、
内周面31Cのうち各切込み溝32が形成された部分が
ひれ状のリップ部33,33,…となって凹溝の内側面
に押し付けられる。
【0053】また、該各切込み溝32は、図7に示すよ
うに、シール部材31の径方向内側に位置する巻始め側
(内径側)から径方向外側に位置する巻終り側(外径
側)にかけて、該切込み溝32の深さが徐々にかつ連続
的に大きくなるように形成されている。これにより、該
シール部材31の巻終り側は、該切込み溝32が形成さ
れた部分で曲がり易く、シール部材31の巻終り側は巻
始め側に比して柔軟性を有するものとなっている。
【0054】このように構成される本実施例によって
も、前記第1の実施例とほぼ同様の作用効果を奏する。
【0055】特に、本実施例によれば、シール部材31
の内周面31Cに各切込み溝32を形成し、該各切込み
溝32の深さを、該シール部材31の巻始め側で小さ
く、巻終り側で大きくなるようにしたから、圧縮運転時
において、固定スクロールまたは旋回スクロールの周辺
側が中心側に比して低圧の場合でも、シール部材31の
巻終り側に形成された各切込み溝32を大きく拡開させ
ることができ、シール部材31の各リップ部33を凹溝
の内側面に強く押し付けることができる。これにより、
圧縮空気が凹溝の内側面とシール部材31の内周面31
C間を通り抜けるのを防止でき、圧縮空気が該凹溝内を
介して中心側の圧縮室から周辺側の圧縮室に向けて漏洩
するのを防止することができる。従って、当該スクロー
ル式空気圧縮機の圧縮性能を向上させることができる。
【0056】なお、前記各実施例では、シール部材16
(31)に形成された各切込み溝17(32)の深さを
巻始め側から巻終り側にかけて徐々にかつ連続的に大き
くするものとして述べたが、本発明はこれに限らず、シ
ール部材16(31)の巻終り端面16F(31F)近
傍に形成された各切込み溝17(32)のみを深く形成
するようにしてもよい。
【0057】また、シール部材16(31)に形成され
た各切込み溝17(32)の深さを、巻始め側と巻終り
側とで2段階または3段階等、段階的に変化させるよう
にしてもよい。
【0058】さらに、前記各実施例では、スクロール式
流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説
明したが、例えば真空ポンプ,冷媒圧縮機等にも広く適
用することができる。
【0059】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1に記載の発
明によれば、旋回スクロールと固定スクロールとのラッ
プ部のうち少なくとも一方のラップ部に形成した凹溝内
に装着するシール部材には、前記凹溝底面に対向する下
面に該シール部材の長さ方向に離間した多数の切込み溝
を形成し、該各切込み溝の深さを径方向内側に位置する
巻始め側で小さくし、径方向外側に位置する巻終り側で
大きくしたから、圧縮運転時において、スクロールの周
辺側が中心側に比して低温の場合でも、シール部材の巻
終り側に柔軟性をもたせ、該シール部材の巻終り側を巻
始め側と実質的にほぼ同一の剛性とすることができる。
これにより、相手側のスクロールの歯底面にシール部材
を確実に密着させることができ、シール性を向上させる
ことができる。
【0060】また、圧縮運転時において、スクロールの
周辺側が中心側に比して低圧の場合でも、シール部材の
巻終り側に形成された各切込みを大きく拡開させること
ができる。これにより、圧縮流体が該凹溝内を介して固
定スクロールまたは旋回スクロールの中心側から周辺側
に向けて流通し、外部に漏洩するのを防止でき、圧縮性
能等の向上を図ることができる。
【0061】さらに、シール部材に形成した各切込みの
深さを渦巻状をなす該シール部材の巻始め側より該シー
ル部材の巻終り側で深くなるようにしたから、シール部
材の巻始め側と巻終り側とで異なる樹脂材料を用いた
り、巻始め側と巻終り側とでシール部材の厚さを変えた
りする必要もなく、低コストでかつ容易にシール部材の
巻終り側におけるシール性を向上させることができ、圧
縮流体の漏洩を防止できる。
【0062】請求項2に記載の発明によれば、旋回スク
ロールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも
一方のラップ部に形成した凹溝内に装着するシール部材
には、前記凹溝の内側面に対向する内周面に該シール部
材の長さ方向に離間した多数の切込み溝を形成し、該各
切込み溝の深さを径方向内側に位置する巻始め側で小さ
くし、径方向外側に位置する巻終り側で大きくしたか
ら、圧縮運転時においてスクロールの周辺側が中心側に
比して低温の場合でも、該シール部材の巻終り側を巻始
め側と実質的にほぼ同一の剛性とすることができ、相手
側のスクロールの歯底面にシール部材を確実に密着させ
てシール性を向上させることができる。
【0063】また、圧縮運転時において、スクロールの
周辺側が中心側に比して低圧の場合でも、シール部材の
巻終り側に形成された各切込みを大きく拡開させること
ができ、シール部材のうち該切込みが形成された部位
(リップ部)を該シール部材の径方向内向きに大きく広
げ、凹溝の内側面に確実に接触させることができる。こ
れにより、圧縮流体が凹溝とシール部材の隙間を通り抜
けるのを防止でき、圧縮流体が該凹溝内を介して、スク
ロールの中心側から周辺側に向けて流通し、外部に漏洩
するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例によるスクロール式流体機械の固
定スクロール,旋回スクロールおよび各シール部材等を
示す縦断面図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向拡大断面図である。
【図3】図2中の矢示III −III 方向拡大断面図であ
る。
【図4】第1の実施例によるシール部材を示す斜視図で
ある。
【図5】図2中の矢示V−V方向からみたシール部材の
巻始め側を示す縦断面図である。
【図6】シール部材の巻終り側を示す縦断面図である。
【図7】第2の実施例によるシール部材を示す外観図で
ある。
【図8】図7に示すシール部材の要部を拡大して示す斜
視図である。
【図9】従来技術による固定スクロール,シール部材等
を示す図3と同様位置の断面図である。
【図10】図9中の矢示X−X方向からみた縦断面図で
ある。
【符号の説明】
11 固定スクロール 12,20 鏡板 12A,20A 歯底面 13,21 ラップ部 13A,21A 歯先 15,23 凹溝 15A,23A 底面 15B,23B 側面 16,31 シール部材 16A,31A 下面 16C,31C 内周面 17,32 切込み 18,33 リップ部 19 旋回スクロール 29 圧縮室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鏡板の歯底面に渦巻状のラップ部が立設
    された固定スクロールと、該固定スクロールに対向して
    設けられ、鏡板の歯底面に該固定スクロールのラップ部
    との間で複数の圧縮室を画成するように渦巻状のラップ
    部が立設された旋回スクロールとを備え、該旋回スクロ
    ールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも一
    方のラップ部には、該ラップ部の歯先に沿って延びる凹
    溝を形成し、該凹溝内には相手方の歯底面に摺接するシ
    ール部材を装着してなるスクロール式流体機械におい
    て、 前記シール部材には、前記凹溝底面に対向する下面に該
    シール部材の長さ方向に離間した多数の切込み溝を形成
    し、該各切込み溝の深さを径方向内側に位置する巻始め
    側で小さくし、径方向外側に位置する巻終り側で大きく
    したことを特徴とするスクロール式流体機械。
  2. 【請求項2】 鏡板の歯底面に渦巻状のラップ部が立設
    された固定スクロールと、該固定スクロールに対向して
    設けられ、鏡板の歯底面に該固定スクロールのラップ部
    との間で複数の圧縮室を画成するように渦巻状のラップ
    部が立設された旋回スクロールとを備え、該旋回スクロ
    ールと固定スクロールとのラップ部のうち少なくとも一
    方のラップ部には、該ラップ部の歯先に沿って延びる凹
    溝を形成し、該凹溝内には相手方の歯底面に摺接するシ
    ール部材を装着してなるスクロール式流体機械におい
    て、 前記シール部材には、前記凹溝の内側面に対向する内周
    面に該シール部材の長さ方向に離間した多数の切込み溝
    を形成し、該各切込み溝の深さを径方向内側に位置する
    巻始め側で小さくし、径方向外側に位置する巻終り側で
    大きくしたことを特徴とするスクロール式流体機械。
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Cited By (3)

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