JPH0893267A - 免震用支承装置 - Google Patents

免震用支承装置

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JPH0893267A
JPH0893267A JP25273294A JP25273294A JPH0893267A JP H0893267 A JPH0893267 A JP H0893267A JP 25273294 A JP25273294 A JP 25273294A JP 25273294 A JP25273294 A JP 25273294A JP H0893267 A JPH0893267 A JP H0893267A
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JP
Japan
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spherical
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JP25273294A
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English (en)
Inventor
Akinaga Katsube
明長 勝部
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  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 被支持体を支持体に対してあらゆる水平方向
に容易に移動可能に支持するため複数個の球状部材を用
いほぼ同様に転動してばらつきがなくなり無理な滑り摩
擦が生じないようにした免震用支承装置を提供する。 【構成】 この発明は被支持体を支持体に対して支持す
る複数個の同一直径の球状部材と、この球状部材の全て
を保持して支持体上を移動可能にした保持部材とを包含
することを特徴とする免震用支承装置を提供するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は免震装置において重量
の大きい被支持体を支持体に対して移動可能に支持する
免震用支承装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来特開昭62−68975号公報に示
されるように建築物等の大きい重量のを有する被支持体
を支持体に対して移動可能に支持し変位すると被支持体
の重量を受けないようにしたゴム等より成る弾性部材で
復元力を与える免震装置の提案があり、これらの被支持
体を支持体に対して支持する部分は滑動可能にしたり球
状部材等が用いてある。被支持体が建築物等の重い場合
滑動すると摩擦力が非常に大きくなるものである。球状
部材を用いるものはそれぞれの球状部材が点接触するも
ので荷重が大きければ多くの球状部材が必要であり、か
つ被支持体の所定位置に球状部材が取付けてあると転動
する場合取付け部分との間で滑り接触による大きい摩擦
力が発生するものである。また、特開昭64−1794
5号公報には被支持体と支持体間で両方に転動可能にし
た球状部材を用いる提案が示してあるが、多くの球状部
材を使用すると動きにばらつきができる可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は大きい重量
の被支持体を支持体に対してあらゆる水平方向に容易に
移動可能に支持するため複数個の球状部材を用いてもほ
ぼ同様に転動してばらつきがなくなり無理な滑り摩擦が
生じないようにした免震用支承装置を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は被支持体を支
持体に対して支持する複数個の同一直径の球状部材と、
この球状部材の全てを保持して支持体上を移動可能にし
た保持部材とを包含することを特徴とする免震用支承装
置を提供するものである。この発明はまたこのような装
置であって、前記球状部材は3個以上設けてあったり、
前記保持部材には被支持体を持上げた場合基準位置に復
帰させるバネが設けてあったり、前記保持部材には各球
状部材毎に所定の保持部に保持するものであったり、前
記保持部材には摩擦軽減用の転動部材が設けてあっても
よい。
【0005】
【実施例】以下この発明の実施例について説明する。図
1乃至3に示すこの発明の一実施例において、10は被
支持体、12は支持体である。この被支持体及び支持体
としては例えば建物とその下部の基礎構造であったり、
或は免震することになる機械等とこれを支持することに
なる床等である。13は被支持体10と支持体12に両
端部を結合して被支持体の重量が作用しないようにして
配置し被支持体が支持体に対して変位すると弾性復元力
を与えるようにしたゴム等より成る弾性部材である。弾
性部材としては金属バネを使用してもよい。
【0006】15は被支持体10を支持して支持体12
に荷重を伝達する支承装置で、被支持体の大きさ等によ
り1個以上適当個数設けてあり、次に述べるように構成
してある。すなわち、16は被支持体10の下面に水平
に固着した接触部材で、下面が接触面17になってい
る。19は支持体12の上面に水平に固着した接触部材
で、上面が円形の接触面20になっており、周囲を高く
して境界部21が形成してある。23は例えば3個等の
複数個の同一直径の硬質金属等より成る球状部材で、被
支持体10の重量を支持して支持体12に伝達するよう
になっている。25はこの球状部材の全てを囲む保持部
材で、球状部材23がほぼ同じ動きをするように保持し
ている。26は保持部材を支持して走行時の摩擦力を軽
減するようにした球状の転動部材である。この転動部材
の代わりに自在車輪より成る転動部材を設けてもよい。
例えば地震の後で被支持体10がある程度基準位置から
離れて停止した場合油圧ジャッキ等で持上げると被支持
体10が弾性部材13により復帰する。27はこれとと
もに保持部材25が基準となる接触面20の中央部に復
帰するように弾力を及ぼす適当個数のつる巻バネであ
る。したがって、最初保持部材25は接触面20のほぼ
中央付近に配置させてある。そして保持部材25はこの
位置からどんな方向に移動しても10cm以上移動可能
になっている。これは従来の地震の最大振幅が20cm
程度であり、被支持体10が支持体12に対して20c
m移動する場合球状部材23が転動して移動する長さは
10cmであることによるものである。また、接触部材
16の接触面17も接触面20と同じ面積のもので十分
である。
【0007】前述したように構成したものにおいて、地
震により被支持体10が支持体12に対して移動する場
合球状部材23が転動するが、皆同様に転動すれば保持
部材25も球状部材23に押されて同一方向に移動する
ことになる。球状部材23が転動する長さに多少の相違
があってその何れかが保持部材25に当接して押圧して
も保持部材25の範囲を越えることができないため僅か
の無理を伴いながら平均の移動長さになる。
【0008】図4又は図5に示すこの発明の他の実施例
において、保持部材25には3個又は4個の球状部材2
3をそれぞれ1個ずつ所定位置に保持するようにした保
持部29が形成してある。以上の各実施例では特に説明
はしてないけれども接触面17,20は何れも金属より
成るものであったが、図6に示すように金属製の接触部
材16,19に薄いエラストマー板30,31を貼付け
て接触面17,20を構成すれば球状部材23に多少の
相違があっても良好に被支持体12の支持ができるよう
になるものである。この発明においては転動部材26あ
るいはバネ27は設けない場合もある。
【0009】
【発明の効果】この発明は前述したように構成してある
から、全ての球状部材23が保持部材25に保持されて
ほぼ同様な運動をして特定の球状部材23の運動や配置
にばらつきがなくなってほぼ同様になり摩擦損失の少な
い転がり摩擦が大部分で滑り摩擦を生ずる可能性が著し
く少なくなるという効果を有している。また、この発明
において、3個以上の球状部材23を用いるものは被支
持体10の重心を通る鉛直線が常に各球状部材23の中
心を結ぶ線の内側に配置するようにすれば1個の支承装
置15を用いて支持することが可能である。この発明に
おいて、保持部材25にバネ27を取付けたものはこの
保持部材を最初の基準位置に復帰させるのに都合がよい
ものである。保持部材25に保持部29を形成して各球
状部材23を保持するようにしたものは大きい荷重を受
ける球状部材23の相互間の摩擦をなくすことができる
ものである。また、保持部材25に転動部材26を取付
けたものは移動時の保持部材による摩擦を低減するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の縦断面図である。
【図2】その一部を省略して示す平面図である。
【図3】その実施例を設けた免震装置の概略を示す正面
図である。
【図4】前記実施例の保持部材を変更した実施例の要部
を示す平面図である。
【図5】前記実施例の保持部材を変更した他の実施例の
要部を示す平面図である。
【図6】接触部材を変更した実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 被支持体 12 支持体 13 弾性部材 15 支承装置 16 接触部材 17 接触面 19 接触部材 20 接触面 23 球状部材 25 保持部材 27 バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被支持体を支持体に対して支持する複数
    個の同一直径の球状部材と、この球状部材の全てを保持
    して支持体上を移動可能にした保持部材とを包含するこ
    とを特徴とする免震用支承装置。
  2. 【請求項2】 被支持体を支持体に対して支持する少な
    くとも3個以上の同一直径の球状部材と、この球状部材
    の全てをほぼ包囲して支持体上を移動可能にした保持部
    材とを包含することを特徴とする免震用支承装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の装置であって、前
    記保持部材には被支持体を持上げた場合基準位置に復帰
    させるバネが設けてあることを特徴とする免震用支承装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の装置であっ
    て、前記保持部材には支持体上を走行する転動部材が設
    けてあることを特徴とする免震用支承装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の装置であ
    って、前記保持部材には各球状部材毎にそれぞれ所定範
    囲に保持する保持部が設けてあることを特徴とする免震
    用支承装置。
JP25273294A 1994-09-22 1994-09-22 免震用支承装置 Pending JPH0893267A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1085074A (ja) * 1996-09-17 1998-04-07 Kyoei Seiko:Kk 緩衝装置及び震動吸収方法
JPH10196718A (ja) * 1997-01-10 1998-07-31 Canon Inc 事務機器の衝撃振動吸収装置
JPH1137211A (ja) * 1997-07-24 1999-02-12 Okumura Corp 免震装置
JP2000046107A (ja) * 1998-07-31 2000-02-18 Naganori Sato 免震用スライド機構
JP2006241841A (ja) * 2005-03-03 2006-09-14 Nippon Steel Corp 免震装置
JP2008164153A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 House Tec:Kk 免震装置
CN109137722A (zh) * 2018-09-27 2019-01-04 佛山科学技术学院 半滚动式弹簧隔震支座

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