JPH089261B2 - 転写媒体とその製造法 - Google Patents
転写媒体とその製造法Info
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- B41M5/245—Electroerosion or spark recording
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、高解像の文字あるいは画像を印刷するのに
好適な転写媒体とその製造法に関するものである。
好適な転写媒体とその製造法に関するものである。
従来の技術 近年、オフィスオートメーションの発展により種々の
端末機が要求されている。中でも電気信号を可視像に変
換する記録装置、いわゆるプリンタの需要は大きいもの
であるが、性能的に満足のゆくものが少ない。例えば、
一般的に用いられている記録方式として、インクジェッ
ト,電子写真方式,熱転写方式等があるが、液体あるい
はトナー等の粉体を用いるため、装置の保守,操作性が
複雑であったり、サーマルヘッドを用いるため、ヘッド
寿命が短い、印字速度が遅い等の問題があった。
端末機が要求されている。中でも電気信号を可視像に変
換する記録装置、いわゆるプリンタの需要は大きいもの
であるが、性能的に満足のゆくものが少ない。例えば、
一般的に用いられている記録方式として、インクジェッ
ト,電子写真方式,熱転写方式等があるが、液体あるい
はトナー等の粉体を用いるため、装置の保守,操作性が
複雑であったり、サーマルヘッドを用いるため、ヘッド
寿命が短い、印字速度が遅い等の問題があった。
そこで高速で比較的解像度の良い文字あるいは画像を
得る方法として、放電転写法が紙られている。
得る方法として、放電転写法が紙られている。
例えば、特公昭45−19819号公報に示されている。サ
ーモグラフ複写法、特公昭57−22030号公報の転写媒体
等がある。
ーモグラフ複写法、特公昭57−22030号公報の転写媒体
等がある。
以下、従来の放電転写法を図面に従って説明する。第
2図は、転写媒体の断面図であり、1は支持体、2は、
光反射層、3は熱転写層を示す。第3図〜第5図は前記
転写媒体を用いた印刷工程を示す図であり、4は受像
紙、5はキセノンランプ、6は閃光を示す。印刷工程
は、第3図の如く周知の放電破壊記録の手段により光反
射層2を情報のパターンに応じて除去する。次に第4図
の如く熱転写層3を塗布した面と受像紙4を密着させキ
セノンランプ5により赤外線を含む閃光6を照射する
と、光反射層2が残っている部分に照射された閃光は反
射され、光反射層2が除去された部分に照射された閃光
は、支持体Iを通過して熱転写層3に吸収され熱に交換
される。この熱により熱転写層中の熱溶融性インクが加
熱され、密着した受像紙4に転写し定着される。この
後、受像紙を転写媒体から分離すれば、第5図の印刷物
が得られる。カラーの転写を行う場合、第6図の如く光
熱変換層7を設けた転写媒体が必要であり、白黒の場合
と同様の工程で、カラー転写を行うことができる。
2図は、転写媒体の断面図であり、1は支持体、2は、
光反射層、3は熱転写層を示す。第3図〜第5図は前記
転写媒体を用いた印刷工程を示す図であり、4は受像
紙、5はキセノンランプ、6は閃光を示す。印刷工程
は、第3図の如く周知の放電破壊記録の手段により光反
射層2を情報のパターンに応じて除去する。次に第4図
の如く熱転写層3を塗布した面と受像紙4を密着させキ
セノンランプ5により赤外線を含む閃光6を照射する
と、光反射層2が残っている部分に照射された閃光は反
射され、光反射層2が除去された部分に照射された閃光
は、支持体Iを通過して熱転写層3に吸収され熱に交換
される。この熱により熱転写層中の熱溶融性インクが加
熱され、密着した受像紙4に転写し定着される。この
後、受像紙を転写媒体から分離すれば、第5図の印刷物
が得られる。カラーの転写を行う場合、第6図の如く光
熱変換層7を設けた転写媒体が必要であり、白黒の場合
と同様の工程で、カラー転写を行うことができる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、転写媒体が多層
のシートとなりシート厚が増し、それによりシートの
「腰」が強くなり、転写媒体と受像紙とを密着させるこ
とが難しくなる。その結果、受像紙の表面平滑性、受像
紙と転写媒体との密着状態により転写後の品質が大きく
影響される。つまり転写媒体と受像紙とが確実に接触し
ている部分の熱転写層だけが受像紙へ転写するため、高
品質の文字や画像を得る為には、受像紙の表面平滑性は
高くなければならず、かつ受像紙と転写媒体との密着を
上げるため密着圧を大きくする必要があった。そのため
受像紙は、平滑性の高い上質紙を用いることが必要とな
り、また転写時の密着圧を上げるため、記録装置が大が
かりとなり装置コストの上昇や、転写速度の低下につな
がった。
のシートとなりシート厚が増し、それによりシートの
「腰」が強くなり、転写媒体と受像紙とを密着させるこ
とが難しくなる。その結果、受像紙の表面平滑性、受像
紙と転写媒体との密着状態により転写後の品質が大きく
影響される。つまり転写媒体と受像紙とが確実に接触し
ている部分の熱転写層だけが受像紙へ転写するため、高
品質の文字や画像を得る為には、受像紙の表面平滑性は
高くなければならず、かつ受像紙と転写媒体との密着を
上げるため密着圧を大きくする必要があった。そのため
受像紙は、平滑性の高い上質紙を用いることが必要とな
り、また転写時の密着圧を上げるため、記録装置が大が
かりとなり装置コストの上昇や、転写速度の低下につな
がった。
本発明は上記問題点に鑑み、表面平滑性の低い受像紙
に対しても、高解像の文字や画像が、高速で得られる転
写媒体を提供することを目的としている。
に対しても、高解像の文字や画像が、高速で得られる転
写媒体を提供することを目的としている。
問題点を解説するための手段 上記問題点を解決するために本発明の転写媒体は、光
透過性の支持体I上に放電破壊記録で除去可能な光反射
層を設け、地面に光熱変換物質を含有した固形ワックス
層,支持体II,熱転写層を順次設けた構成となってい
る。さらに必要に応じて光透過性支持体Iと光反射層の
中間に、シリカ・アルミナ等を含む粗面化層を設けた構
成と成っている。
透過性の支持体I上に放電破壊記録で除去可能な光反射
層を設け、地面に光熱変換物質を含有した固形ワックス
層,支持体II,熱転写層を順次設けた構成となってい
る。さらに必要に応じて光透過性支持体Iと光反射層の
中間に、シリカ・アルミナ等を含む粗面化層を設けた構
成と成っている。
さらに本発明の転写媒体の製造法は、光透過性の支持
体I上に放電破壊記録で除去可能な光反射層を設けた放
電破壊記録シートと、支持体IIの一面に熱転写層を設け
た熱転写シートの互いの支持体同志が密着する様に、光
熱変換物質を含有した固形ワックスで、接着固定するこ
とを特徴とするものである。
体I上に放電破壊記録で除去可能な光反射層を設けた放
電破壊記録シートと、支持体IIの一面に熱転写層を設け
た熱転写シートの互いの支持体同志が密着する様に、光
熱変換物質を含有した固形ワックスで、接着固定するこ
とを特徴とするものである。
作用 本発明は上記した構成の転写媒体を用い、光反射層を
所望のパターン状に放電破壊記録により除去し、キセノ
ンランプ等の赤外線を含む閃光を照射して、文字や画像
を受像紙に印刷するものである。閃光を照射すると光反
射層が除去された部分は、閃光が通過し、所望のパター
ン直下の固形ワックス層中の光熱変換物質に吸収されて
閃光が熱に変換され、その熱伝導により熱転写層の熱溶
融性インクが溶融し受像紙に転写される。その際、支持
体Iの放電破壊記録シートと支持体IIの熱転写シートを
接着固定していた固形ワックスが溶融し、固定されてい
た部分の熱転写シートが放電破壊記録シートと分離し、
熱転写シートだけが受像紙表面に密着しやすくなる。ま
た固形ワックスが溶融した部分の空気もしくは、揮発成
分が熱膨張し、熱転写シートを強く受像紙に押しつける
作用をするため、平滑性の低い受像紙に対しても、高解
像の文字や画像が小さな密着圧で、得られるものであ
る。その結果、記録装置の小型化が図られ、高速かつ高
解像の印刷が、平滑性の低い受像紙を用いても実現でき
る。
所望のパターン状に放電破壊記録により除去し、キセノ
ンランプ等の赤外線を含む閃光を照射して、文字や画像
を受像紙に印刷するものである。閃光を照射すると光反
射層が除去された部分は、閃光が通過し、所望のパター
ン直下の固形ワックス層中の光熱変換物質に吸収されて
閃光が熱に変換され、その熱伝導により熱転写層の熱溶
融性インクが溶融し受像紙に転写される。その際、支持
体Iの放電破壊記録シートと支持体IIの熱転写シートを
接着固定していた固形ワックスが溶融し、固定されてい
た部分の熱転写シートが放電破壊記録シートと分離し、
熱転写シートだけが受像紙表面に密着しやすくなる。ま
た固形ワックスが溶融した部分の空気もしくは、揮発成
分が熱膨張し、熱転写シートを強く受像紙に押しつける
作用をするため、平滑性の低い受像紙に対しても、高解
像の文字や画像が小さな密着圧で、得られるものであ
る。その結果、記録装置の小型化が図られ、高速かつ高
解像の印刷が、平滑性の低い受像紙を用いても実現でき
る。
実施例 第1図は、本発明の転写媒体の断面図で、9は光透過
性の支持体Iであり耐熱性を有した、ポリカーボネート
・ポリイミド・ポリエチレンテレフタレートなどのフイ
ルムが用いられる。
性の支持体Iであり耐熱性を有した、ポリカーボネート
・ポリイミド・ポリエチレンテレフタレートなどのフイ
ルムが用いられる。
8は光反射層で、従来から用いられている放電破壊記
録装置で任意のパターン状に記録しうるアルミニウム・
亜鉛などの金属蒸着膜が用いられる。その際、放電特性
を良好にするために、シリカ・アルミナ・水和アルミナ
等の微粒子を含有した透明性の高い粗面化層をポリエチ
レンテレフタレートフイルムの表面に設けた方が好まし
い。
録装置で任意のパターン状に記録しうるアルミニウム・
亜鉛などの金属蒸着膜が用いられる。その際、放電特性
を良好にするために、シリカ・アルミナ・水和アルミナ
等の微粒子を含有した透明性の高い粗面化層をポリエチ
レンテレフタレートフイルムの表面に設けた方が好まし
い。
10は、光熱変換物質を含有した固形ワックス層で、融
点60℃前後の各種ワックス類が適用されるが、接着性・
粘着性を有したマイクロクリスタリンワックス等が望ま
しい。光熱変換物質は、カーボン・黒鉛等のキセノンラ
ンプより照射される赤外線を含有した閃光を吸収した、
熱に変換する材料が用いられる。11は支持体IIで、光透
過性にこだわらないコンデンサー紙,各種樹脂フイル
ム,トレーシング紙が用いられる。12は熱転写層で通常
の熱転写に用いられる各種ワックス,樹脂,可塑剤,着
色顔料,染料等の混合物で溶融60〜80℃の熱溶融性イン
クを3〜5μmの厚さに塗布したものである。
点60℃前後の各種ワックス類が適用されるが、接着性・
粘着性を有したマイクロクリスタリンワックス等が望ま
しい。光熱変換物質は、カーボン・黒鉛等のキセノンラ
ンプより照射される赤外線を含有した閃光を吸収した、
熱に変換する材料が用いられる。11は支持体IIで、光透
過性にこだわらないコンデンサー紙,各種樹脂フイル
ム,トレーシング紙が用いられる。12は熱転写層で通常
の熱転写に用いられる各種ワックス,樹脂,可塑剤,着
色顔料,染料等の混合物で溶融60〜80℃の熱溶融性イン
クを3〜5μmの厚さに塗布したものである。
本発明の転写溶媒は、放電破壊記録が可能な放電破壊
記録シートと熱溶融性インクを塗布した熱転写シートの
互いの支持体同志が密着する様、光熱変換物質を含有し
た固形ワックス層で、接着固定することにより得られ
る。以下、実施例を用いて説明する。
記録シートと熱溶融性インクを塗布した熱転写シートの
互いの支持体同志が密着する様、光熱変換物質を含有し
た固形ワックス層で、接着固定することにより得られ
る。以下、実施例を用いて説明する。
〔実施例1〕 厚さ25μmのポリエチレンテレフタレートの一方の面
に、ウレタン樹脂(クリスバン7209大日本インキ化学工
業株式会社製)10部、微粉末シリカ2部、酢酸エチル87
部を充分に混合分散し、架橋剤(クリスバナNX大日本イ
ンキ化学工業株式会社製)1部を配合した塗料を、乾燥
塗布量4g/m2に成る様に塗布し、透明に近い粗面化層を
設けた。なお、本実施例中の部数は、特に限定の無い限
り重量部である。また他方の面にアルミニウムを500Å
の厚さで真空蒸着を施し、放電破壊記録が可能な放電破
壊記録シートを得た。さらに6μmの厚さのポリエチレ
ンテレフタレートのフィルムの一方の面に下記の処法の
熱溶融性インクを乾燥後4μmの厚さになる様に塗布し
熱転写シートを得た。
に、ウレタン樹脂(クリスバン7209大日本インキ化学工
業株式会社製)10部、微粉末シリカ2部、酢酸エチル87
部を充分に混合分散し、架橋剤(クリスバナNX大日本イ
ンキ化学工業株式会社製)1部を配合した塗料を、乾燥
塗布量4g/m2に成る様に塗布し、透明に近い粗面化層を
設けた。なお、本実施例中の部数は、特に限定の無い限
り重量部である。また他方の面にアルミニウムを500Å
の厚さで真空蒸着を施し、放電破壊記録が可能な放電破
壊記録シートを得た。さらに6μmの厚さのポリエチレ
ンテレフタレートのフィルムの一方の面に下記の処法の
熱溶融性インクを乾燥後4μmの厚さになる様に塗布し
熱転写シートを得た。
放電破壊記録シートのアルミニウム蒸着を施していな
い面に、下記の処方のマイクロクリスタリンワックス
(融点75℃)のトルエン分散液を乾燥後の厚さ2μmに
なる様塗布し固形ワックス層を設け、熱転写シートの熱
溶融性インクを塗布していない支持体面と放電破壊記録
シートのマイクロクリスタリンワックスを塗布した面と
を密着固定させ、2枚のシートを1枚の転写媒体とし
た。
い面に、下記の処方のマイクロクリスタリンワックス
(融点75℃)のトルエン分散液を乾燥後の厚さ2μmに
なる様塗布し固形ワックス層を設け、熱転写シートの熱
溶融性インクを塗布していない支持体面と放電破壊記録
シートのマイクロクリスタリンワックスを塗布した面と
を密着固定させ、2枚のシートを1枚の転写媒体とし
た。
〔比較例I〕 実施例Iと同様の手段で、25μm厚のポリエチレンテ
レフタレートフィルムに、粗面化層を設けさらに、その
上に、アルミニウム蒸着を施し、放電破壊記録が可能な
シートを得た。さらにアルミ蒸着を施していない他方の
面に、実施例Iで様いた熱溶融性インクを4μmの厚さ
で塗布し、一体型の転写媒体を得た。
レフタレートフィルムに、粗面化層を設けさらに、その
上に、アルミニウム蒸着を施し、放電破壊記録が可能な
シートを得た。さらにアルミ蒸着を施していない他方の
面に、実施例Iで様いた熱溶融性インクを4μmの厚さ
で塗布し、一体型の転写媒体を得た。
実施例I,比較例Iで得られた転写媒体を通常の放電破
壊記録装置を用いて、印加電圧45vで、文字とベタの2
種類の放電破壊記録を行った。次に表面平滑性の異なる
3種類の受像紙を前記転写媒体の熱転写層と密着させ、
キセノンフラッシュ装置(理想科学(株)FX−180)に
より光反射層側から閃光を照射した後、受像紙と転写媒
体を分離し得られた印刷像を比較,検討した。表1に転
写結果をしめす。ボンド紙は表面平滑性が、ベック平滑
度で4秒のものを用い、コピー用紙は50秒、熱転写用紙
は300秒であった。また密着圧は、受像紙と転写媒体間
の押し圧を測定し、算出した。
壊記録装置を用いて、印加電圧45vで、文字とベタの2
種類の放電破壊記録を行った。次に表面平滑性の異なる
3種類の受像紙を前記転写媒体の熱転写層と密着させ、
キセノンフラッシュ装置(理想科学(株)FX−180)に
より光反射層側から閃光を照射した後、受像紙と転写媒
体を分離し得られた印刷像を比較,検討した。表1に転
写結果をしめす。ボンド紙は表面平滑性が、ベック平滑
度で4秒のものを用い、コピー用紙は50秒、熱転写用紙
は300秒であった。また密着圧は、受像紙と転写媒体間
の押し圧を測定し、算出した。
評価方法は目視、及び拡大写真(25倍)から判断し、
かすれも無く高品質な文字と判断した場合を○とし、一
部分かすれがある場合を△、線のとぎれや、濃度不足の
場合を×とした。ベタの場合は、マクベス濃度計で、1.
0以上の濃度が得られた場合を○とした。表1の転写結
果より明らかなように、本発明の実施例の転写媒体を用
いると密着圧200g/cm2以上であれば、表面平滑性が4秒
というボンド紙に対してさえも、高品質の印字が得られ
る。それに対し比較例では、明らかに密着圧と印字品質
に相関であり、高平滑紙である熱転写用紙に対しても密
着圧は、500g/cm2以上必要であり、コピー用紙に対応す
るためには、1Kg/cm2程度の密着圧が必要となってく
る。そのため、記録装置が大がかりと成るばかりか、記
録速度も大幅に、低下してしまう。
かすれも無く高品質な文字と判断した場合を○とし、一
部分かすれがある場合を△、線のとぎれや、濃度不足の
場合を×とした。ベタの場合は、マクベス濃度計で、1.
0以上の濃度が得られた場合を○とした。表1の転写結
果より明らかなように、本発明の実施例の転写媒体を用
いると密着圧200g/cm2以上であれば、表面平滑性が4秒
というボンド紙に対してさえも、高品質の印字が得られ
る。それに対し比較例では、明らかに密着圧と印字品質
に相関であり、高平滑紙である熱転写用紙に対しても密
着圧は、500g/cm2以上必要であり、コピー用紙に対応す
るためには、1Kg/cm2程度の密着圧が必要となってく
る。そのため、記録装置が大がかりと成るばかりか、記
録速度も大幅に、低下してしまう。
またベタの濃度に関しても、文字の場合と同様の結果
であり、明らかに実施例Iの方が、受像紙と転写層の密
着が良く、そのため平滑性の低い受像紙に対しても、比
較的良好な印字が可能となった。
であり、明らかに実施例Iの方が、受像紙と転写層の密
着が良く、そのため平滑性の低い受像紙に対しても、比
較的良好な印字が可能となった。
なお実施例において転写に用いた閃光をキセノンフラ
ッシュとしたが、赤外線を含む熱線であれば良い。
ッシュとしたが、赤外線を含む熱線であれば良い。
またカラー転写の場合は、光熱変換機能を有する支持
体にカラー転写層を設けることにより、白黒と同様の手
段でカラーの印刷も可能となる。
体にカラー転写層を設けることにより、白黒と同様の手
段でカラーの印刷も可能となる。
発明の効果 以上のように本発明は、光透過性の支持体I上に放電
破壊記録で除去可能な光反射層を設け、他面に光熱変換
物質を含有した固形ワックス層,支持体II,熱転写層を
順次設けた一体型の転写媒体とすることにより、取り扱
いが容易となり、かつ表面平滑性の低い受像紙に対して
も高速で解像度が良い高品質の印刷を実現するものであ
る。この様な効果を有する一体型の転写媒体は、光透過
性の支持体I上に放電破壊記録で除去可能な光反射層を
設けた放電破壊記録シートと、支持体IIの一面に熱転写
層を設けた熱転写シートの互いの支持体同志が密着する
様に、光熱変換物質を含有した固形ワックスで、接着固
定することにより簡単に製造できる。
破壊記録で除去可能な光反射層を設け、他面に光熱変換
物質を含有した固形ワックス層,支持体II,熱転写層を
順次設けた一体型の転写媒体とすることにより、取り扱
いが容易となり、かつ表面平滑性の低い受像紙に対して
も高速で解像度が良い高品質の印刷を実現するものであ
る。この様な効果を有する一体型の転写媒体は、光透過
性の支持体I上に放電破壊記録で除去可能な光反射層を
設けた放電破壊記録シートと、支持体IIの一面に熱転写
層を設けた熱転写シートの互いの支持体同志が密着する
様に、光熱変換物質を含有した固形ワックスで、接着固
定することにより簡単に製造できる。
第1図は本発明の転写媒体の断面図、第2図は従来の転
写媒体の断面図、第3図〜第5図は記録方式を示した断
面図、第6図は、従来のカラー用の転写媒体の断面図で
ある。 1……支持体、2……光反射層、3……熱転写層、4…
…受像紙、5……キセノンフラッシュ、6……閃光、7
……光熱変換層。
写媒体の断面図、第3図〜第5図は記録方式を示した断
面図、第6図は、従来のカラー用の転写媒体の断面図で
ある。 1……支持体、2……光反射層、3……熱転写層、4…
…受像紙、5……キセノンフラッシュ、6……閃光、7
……光熱変換層。
フロントページの続き (72)発明者 矢野 晴彦 東京都中央区京橋1丁目5番15号 株式会 社巴川製紙所内 (72)発明者 桐畑 善弘 東京都中央区京橋1丁目5番15号 株式会 社巴川製紙所内 (56)参考文献 特開 昭60−68993(JP,A) 特開 昭60−68994(JP,A) 特開 昭59−95167(JP,A) 特開 昭58−188694(JP,A) 特開 昭59−42999(JP,A) 特開 昭62−124989(JP,A) 特開 昭62−132682(JP,A) 特開 昭62−128787(JP,A) 特開 昭53−95047(JP,A)
Claims (5)
- 【請求項1】光透過性の支持体I上に放電破壊記録で除
去可能な光反射層を設け、他面に光熱変換物質を含有し
た固形ワックス層,支持体II,熱転写層を、順次設けた
ことを特徴とする転写媒体。 - 【請求項2】固形ワックス層にマイクロクリスタリンワ
ックスを用いたことを特徴とする特許請求の範囲第
(1)項記載の転写媒体。 - 【請求項3】光透過性支持体Iと光反射層の中間に粗面
化層を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)
項または、第(2)項記載の転写媒体。 - 【請求項4】光透過性の支持体I上に放電破壊記録で除
去可能な光反射層を設けた放電破壊記録シートと、支持
体IIの一面に熱転写層を設けた熱転写シートの互いの支
持体同志が密着する様に、光熱変換物質を含有した固形
ワックスで、接着固定することを特徴とする転写媒体の
製造法。 - 【請求項5】光透過性支持体Iと光反射層の中間に粗面
化層を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第(4)
項記載の転写媒体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006738A JPH089261B2 (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 転写媒体とその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61006738A JPH089261B2 (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 転写媒体とその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62164586A JPS62164586A (ja) | 1987-07-21 |
JPH089261B2 true JPH089261B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=11646556
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61006738A Expired - Lifetime JPH089261B2 (ja) | 1986-01-16 | 1986-01-16 | 転写媒体とその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089261B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0199877A (ja) * | 1987-10-13 | 1989-04-18 | Dainippon Printing Co Ltd | 画像形成方法 |
JPH01127382A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 光−熱転写シート |
JPH01127384A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 光−熱変換シート |
JPH01127381A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Dainippon Printing Co Ltd | 光−熱転写シート |
JPH01127376A (ja) * | 1987-11-13 | 1989-05-19 | Dainippon Printing Co Ltd | パターン状加熱方法 |
-
1986
- 1986-01-16 JP JP61006738A patent/JPH089261B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62164586A (ja) | 1987-07-21 |
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