JPH04110194A - 熱転写記録媒体 - Google Patents

熱転写記録媒体

Info

Publication number
JPH04110194A
JPH04110194A JP2228369A JP22836990A JPH04110194A JP H04110194 A JPH04110194 A JP H04110194A JP 2228369 A JP2228369 A JP 2228369A JP 22836990 A JP22836990 A JP 22836990A JP H04110194 A JPH04110194 A JP H04110194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
thermal transfer
recording medium
printing
transfer recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2228369A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Yamamoto
直 山本
Yukio Konagaya
行夫 小長谷
Kinya Uyama
鵜山 欣也
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2228369A priority Critical patent/JPH04110194A/ja
Publication of JPH04110194A publication Critical patent/JPH04110194A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は特に高密度用印字と高速印字時の熱転写性に優
れ平滑度の高い紙はもちろん低い紙に対しても高解像度
の印字画像を与え、さらに薄膜で高濃度の印字画像を与
える熱転写記録媒体に関する。
[従来の技術] 近年、情報産業の急速な発展に伴ない、種々の情報処理
システムが開発され、又それぞれの情報処理システムに
適した記録方法及び装置も開発採用されている。このよ
うな記録方法の一つとして感熱記録方法は、使用する装
置が軽量かつコンパクトで騒音がなく操作性、保守性に
も優れており最近広く使用されている。
しかし、感熱記録方法に用いられる記録紙のうち通常の
感熱記録紙は発色剤と顕色剤とを含有する発色型の加工
紙であるため高価であり、又記録の改ざんが可能で記録
紙が熱や有機溶剤により容易に発色したり比較的短時間
に記録層が変色するなど記録の保存性が悪い欠点を有す
る。
上記した感熱記録方法の長所を維持し感熱記録紙の使用
に伴なう欠点を補うものとして最近特に注Uノされてい
るのか感熱転写記録方法である。
この感熱転写記録方法は一般にシート状の支持体に熱溶
融性バインダー中に着色剤を分散させてなる熱転写性イ
ンクを溶融塗布してなる感熱転写剤を用い、この感熱転
写剤をその熱転写性インク層か記録媒体に接するように
記録媒体に重畳し感熱転写剤の支持体側から熱ヘットに
より熱を供給して溶融したインク層を記録媒体に転写す
ることにより記録媒体上に熱供給形状に応した転写イン
ク像を形成するものである。
この方法によれば感熱記録法の利点を維持しながら、普
通紙記録媒体として使用も可能であり、上記した感熱記
録紙の利用に伴なう欠点も除くことができる。
しかしながら、従来の感熱転写記録方法にも欠点か無い
訳ではない。それは従来の感熱転写記録方法は転写記録
性能、すなわち印字品質か記録媒体の表面宅滑度により
大きく影響され平滑性の高い記録媒体には良好な印字か
行なわれるか、平滑性の低い記録媒体の場合には著しく
印字品質か低下することである。しかも最も典型的な記
録媒体である紙を使用する場合にも平滑性の高い紙はむ
しろ特殊であり、通常の紙は繊維の絡み合いにより種々
の程度の凹凸を有する。したがって表面凹凸の大きい紙
の場合には印字時に熱溶融したインクか紙の繊維の中に
まで浸透できす、表面の凸部あるいはその近傍にのみ付
着するため印字された像のエツジ部かシャープてなかっ
たり、像の一部か欠けたりして、印字品質を低下させる
ことになる。又印字品質の向上のためには、融点の低い
熱溶融性バインダーを使用することも考えられるか、こ
の場合には熱転写性インク層か比較的低温においても粘
着性をおび保存性の低下ならびに記録媒体の非印字部で
の汚損等の不都合を生じる。
又、インク層にゴム弾性物質を0.3〜10重量%添加
してラフ紙印品の向上を図る例もある。
しかしこれらはゴム弾性物質か熱感度の低下をきたした
り、インクのきれが悪くなったりして所望の目的を達す
ることが困難であった(特開昭62−230872号、
62−30083号、60−225795号)インク層
にゴム状の物質を含むことは特開昭54−10750号
によって公知であり、またラフ紙印字の試みとしてすで
に公知のいわゆるブリッジ転写させる方法がある。この
方法はインク層か受容紙の凹凸部にだけ接触して転写し
ているため画像定着性か悪かったり大きな凹部に於いて
転写不良を生しるといった欠点を有する。
また、上記の問題を改善するため剥離層にアミドエステ
ル化合物、アミドアルコール化合物、脂肪酸エタノール
アミド化合物等の特定の熱溶融性物質を用いたものかあ
るか、特に高速印字及び高密度用印字のような短い加熱
時間での転写においては熱溶融性色材層を溶融転写する
エネルギーの不足により画像の転写率、解像変更には画
像のスミア−性も十分でないという欠点があった。
又、最近の熱転写プリンターの開発動向は、軽量および
コンパクト化か進み、その一番の課題はプリンター内に
搭載するカセットの大きさである。カセットを小さくし
かつ印字枚数を現状と同じにするためには、熱転写記録
媒体の総厚を薄くすることか必要である。現状の熱転写
記録媒体で平純に総厚を厚くすると高濃度の画像か得ら
れないという欠点がある。
[発明か解決しようとする課題] 本発明の目的は、高密度用印字及び高速印字時の熱転写
性に優れ、平滑度の高い紙はもちろん、平滑度の低い紙
に対しても高解像度の印字画像を与え、さらに薄膜での
高濃度の印字画像を与える熱転写記録媒体を提供するこ
とである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、耐熱性支持体上に剥離層、熱溶融性イ
ンク層、オーバーコート層を有する熱転写記録媒体にお
いて、各層の合計厚みか31μm以下であることを特徴
とする熱転写記録媒体か提供される。
本発明の熱転写記録媒体の層構成を模式的に説明すると
第1図、及び第2図の如くとなる。
図中1は支持体、2は剥離層、3はインク層、4はオー
バーコート層、5はオーツ1−コート層である。
本発明の剥離層は、熱転写記録媒体において公知のもの
を使用することができるか、好ましくは、少なくとも2
種以上のワックス層および染顔料を含有し、かつ40〜
120℃における少なくとも2種のワックスの融点の温
度差が50℃の範囲内で連続的に40〜80cal/g
の吸熱量を有する剥離層構成により低エネルギー側〜高
エネルギー側のエネルギー範囲又は低温環境条件(0℃
)〜高温環境条件(50℃)範囲で転写性を制御できる
ことが可能となり、低エネルギー又は低温環境下での1
ドツト再現性向上か出来、更に高エネルギー又は高温環
境下での線の太りと蓄熱による汚れを防止することが可
能となる。
なお、上記吸熱量は、DSC値より表された値である。
又、本発明の剥離層は染顔料が含有されている態様の場
合には溶融粘度が高< (120℃で150〜30℃c
rs・・・B型粘度計)かつ転写時剥離層内か切れやす
い特徴も加わり前記の吸熱量との相乗効果により特に優
れた印字画像を形成することができる。
本発明の剥離層は上記の場合、低融点ワックスと高融点
ワックスの2種以上で構成されている。低融点ワックス
は50℃〜80℃の範囲のものが使用でき、高融点ワッ
クスは90℃〜120℃の範囲のものが使用できる。又
、低融点ワックスおよび高融点ワックスの単体の吸熱量
は30〜55cal/g範囲のものか好ましい。
吸熱量が大きいと熱感度の低下と高温条件下での蓄熱汚
れが発生し、又、小さいと画像のニジミが発生する。
本発明の低融点ワックスと高融点ワックスの含有比は6
0〜90%〜10〜40%の範囲で好ましくは70〜8
5%〜15〜30%が良い。
高融点ワックスか多いと熱感度が低下し、少ないと低エ
ネルギー側で全転写し太い画像となる。
更に、染顔料の含有比はワックス全体量に対し2〜20
%の範囲で好ましくは5〜13%か良い。
剥離層に染顔料が多いと画像のスミア−性が劣り、少な
いと転写の制御が不十分となり、線の太りおよび1ドツ
ト再現性が劣る。
本発明の剥離層材料において、低融点ワックスとしては
パラフィンワックス、酸化パラフィンワックス、キャン
プリアワックス、モンタンワックス、ラノリン系合成ワ
ックス等か挙げられる。高融点ワックスとしては、酸化
ポリエチレンワックス、ポリエチレンワックス、各種変
性ワックス等が挙げられる。
染顔料としては、有機もしくは無機の染料もしくは顔料
のうち、記録材料として適当な特性を有するものがよい
。例えば、充分な着色濃度を有し、光、熱、湿度等によ
って変褪色しないものか好ましい。又、非加熱時には無
色であるが、加熱時に発色するものや、被転写体に塗布
されている物質と接触することにより発色するような物
質でもよい。
具体的にはカーボンブラック、二酸化チタン、ベンガラ
、レーキレッドC1ファーストスカイブルー、ベンジジ
ンイエロー フタロシアニンクリーン、フタロシアニン
ブルー、直接染料、油性染料、塩基性染料等の顔料、染
料等が挙げられる。
本発明の剥離層は微細粒子構成とした場合には印字の際
切れ易く転写性が優れ、1ドツト再現性か優れるため高
密度用印字と高速印字に適している。
本発明の微細粒子構成は前記のワックスを溶剤にて分散
し、塗工することにより形成される溶剤としてはトルエ
ン、キシレン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセ
トン、メタノール、エタノール、イソプロパツール、エ
チルセロソルブ、シクロヘキサノン等を例示できる。
なお微細粒子の大きさとしては0.01〜0.8μ[好
ましくは0.05〜0.4μmが良い。(大きいと熱感
度が低下し、小さい1ドツト再現性低下及び転写効率が
低下する) 又剥離層の厚みとしては1.0〜2.0μm程度が好ま
しい。
本発明のインク層は、熱転写記録媒体において、公知の
材料を使用することができるか、好ましくは着色剤と抗
張力か80〜200kg/cjのエチレン−酢ビ共重合
体樹脂又はエチレン−エチルアクリレート共重合体樹脂
と抗張力が10〜30kg/c+&のエチレン−酢ビ共
重合体樹脂又はエチレン−エチルアクリレート共重合体
樹脂で構成された熱可塑性インク層である。この場合、
抗張力が高い樹脂はラフ紙の凹凸部へのブリッジする機
能をもつため、ラフ紙への転写か優れている。更に、酢
ビ含量又はエチルアクリレート含量か10〜30%であ
ることで紙への接着性が適切となる。抗張力の低い樹脂
は短時間で溶融流動するので被転写物に対して濡れやす
い特性を持つため低エネルギーで転写し易く、高密度、
高速印字で鮮明な画像を得るといった特徴かある。
抗張力が80〜200kg/cm2のエチレン−酢ビ共
重合体としては、三片デュポンポリケミカル■製のE 
V A −550(抗張力140kg/Cシ)  EV
A460(抗張力200kg/cd )  E V A
 −150(抗張力85kg/cJ)等が挙げられる。
エチレン−エチルアクリレート共重合体としては日本ユ
ニカー味製のMB−830(抗張力110kg/c+i
t)  WN−930(抗張力150g/cJ)等か挙
げられる。
抗張力が10〜30kg/ c−のエチレン−酢ビ共重
合体としては、日本ユニカー銖製のMB−010(抗張
力14kg/cJ)  MB−030(抗張力16kg
/c+IT)  MB−080(抗張力20kg/c4
)等が挙げられる。
又、エチレン−エチルアクリレート共重合体としては日
本ユニカー味製のM B −870(抗張力20kg/
c+ff)  MB−900(抗張力15kg/c()
MB−910(抗張力14kg/cd)等が挙げられる
本発明において、抗張力か10〜30kg/cJの樹脂
と抗張力か80〜200kg/c4の樹脂の含有比が6
0〜90%:10〜4%であり、好ましくは70〜85
%:15〜30%の範囲が良い。抗張力か80〜200
kg/cシの樹脂の含有量か多いとインク層の切れか悪
くなり、転写性不良及びトモオチ不良か発生する。又、
少ないとラフ紙印字が劣る。なお上記の抗張力はAST
MD63gにて表された値である。
本発明のインク層は前記したように抗張力の異なる2種
の樹脂によって、形成することが好ましく、これら樹脂
を顔料と一緒に混合し、で分散することにより、樹脂同
士がよく混ざり合ったインク層となる。(1種のみの樹
脂により連続した相とならない)。
本発明のインク層には、必要に応じスチレン系および/
又はスチレン誘導体系、ビニル系、アクリル系及びパラ
フィン、ポリエチレン、キャンプリア、カルナバロウ等
を添加してもよい。
着色剤としては、有機もしくは無機の染料もしくは顔料
のうち、記録材料として適当な特性を有するものがよい
。例えば、充分な着色濃度を有し、光、熱、湿度等によ
って変褐色しないものか好ましい。又、非加熱時には無
色であるが、加熱時に発色するものや、被転写体に塗布
されている物質と接触することにより発色するような物
質でもよい。
具体的にはカーボンブラック、二酸化チタン、ヘンガラ
、レーキレッドC1ファーストスカイブルー、ベンジジ
ンイエロー フタロシアニングリーン、フタロシアニン
ブルー、直接染料、油性染料、塩基性染料等の顔料、染
料等が挙げられる。
本発明のインク層は着色剤及び前記特定の共重合体を混
練して組成物とし、該組成物を適宜な塗装方式により剥
離層表面に塗布すればよい。
組成物としては、着色剤及び前記特定の共重合体をそれ
らの総重量中、着色剤の重量が1〜80%、好ましくは
5〜30%となるように配合する。
又、微細粒子構成は、前記組成物を溶剤にて分散し塗工
することにより形成される。溶剤としてはトルエン、キ
シレン、酢酸エチル、メチルエチルケトン、アセトン、
メタノール、エタノール、イソプロパツール、エチルセ
ロソルブ、シクロヘキサノン等を例示できる。
以上のようにして設けるインク層の厚さは、0.8μ匝
〜1.4μ匝程度が好ましい。
本発明のインク層は微細粒子構成とした場合には印字の
際、切れ易く、かつ転写性に優れ、更には1ドツト再現
性に優れるため高密度用印字と高速印字に適している。
なお微細粒子の大きさとしては0.01〜0,8μm、
好ましくは0.05〜0.4μmかよい。大きいと熱感
度が低下し、小さいと1ドツト再現性低下及び転写効率
が低下する。
本発明のオーバーコート層は、熱転写記録体において、
公知の材料を使用することができるが、好ましくはビニ
ルトルエンブタジェン共重合体と粒子状エチレン−酢ビ
共重合体又はエチレン−エチルアクリレート共重合体を
主成分とする構成による。この場合には熱可塑性樹脂に
特有の弾性を付与させることにより印字時のヘッド圧に
よって容易にラフ紙表面との接触密度が大きくなりラフ
紙印字品質か向上し更にビニルトルエンブタジェン共重
合体の粘着効果によりラフ紙の凹凸に対し接着性か増し
耐画像脱落性の向上が可能となるものである。
更にエチレン−酢ビ共重合体又はエチレン−エチルアク
リレート共重合体か粒子状構成になっているため剥離層
〜インク層〜オーバーコート層迄の吸熱潜熱が小さく低
エネルギーで熱転写か可能となり高密度用印字及び高速
印字時の熱転写性に適している。
前記のエチレン−酢ビ共重合体又はエチレン−エチルア
クリレート共重合体は前記載のインク層に含有のものと
同じもので、ビニルトルエンブタジェン共重合体に代え
てビニルキシレンブタジェン共重合体でも良い。
ビニルトルエンブタジェン共重合体とエチレン−酢ビ共
重合体又はエチレン−エチルアクリレート共重合体の組
成比は8:2〜2:8の範囲で好ましくは7:3〜4:
6の範囲が良い。
ビニルトルエンブタジェン共重合体が多いと熱感度か低
下し、少いとラフ紙印字品質が低下する。
本発明のオーバーコート層は上記の主成分の他に必要に
応じスチレン系及び/又はスチレン誘導体系、ビニル系
、アクリル系の樹脂やパラフィンワックス、ポリエチレ
ンワックス、キャンデリラワックス、カルナウバワック
ス等のワックス類を添加したりすることもできる。
本発明のオーバーコート層は、前記組成物を溶剤にて分
散し、インク層表面に塗工形成するときは、微細粒子構
造となる。
溶剤としてはトルエン、キシレン、酢酸エチル、メチル
エチルケトン、アセトン、メタノール、エタノール、イ
ソプロパツール、エチルセロソルブ、シクロヘキサノン
等を例示できる。
以上のようにして設けるオーバーコート層の厚さは、0
,3μω以下程度が好ましい。
なお微細粒子の大きさとしては0.01〜0.2μm1
好ましくは0.05〜0.15μmが良い、0.2μ■
より大きいと熱感度が低下し、0.01μmより小さい
と1ドツト再現性低下及び転写効率が低下する。
本発明の熱転写記録媒体の支持体としては例えば、ポリ
エステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース
、ナイロン、ポリイミド等の比較的耐熱性のよいプラス
チックのフィルムの他、グラシン紙、コンデンサート紙
、金属箔等及び上記各材料の複合体を例示することがで
きる。
複合体としては、例えば、アルミニウム/紙複合体、金
属蒸着紙もしくは金属蒸着プラスチックフィルム等を挙
げることができる。支持体の厚さは熱転写に際しての熱
源として熱ヘツドを考慮する場合には2〜15μm程度
であることが望ましいが、例えばレーザー光等の熱転写
性インク層を選択的に加熱できる熱源を使用する場合に
は特に制限はない。また、熱ヘツドを使用する場合は、
熱ヘツドと接触する支持体の表面にシリコーン樹脂、ふ
っ素樹脂、ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール
樹脂、メラミン樹脂、ニトロセルロース等からなる耐熱
性保護層を設けることにより、支持体の耐熱性を向上す
ることができ、あるいは従来用いることのできなかった
支持体材料を用いることもできる。
塗布方式としては、ホットメルトコート及ヒ溶剤塗工方
式たとえばグラビアコート、ロールコート、エアーナイ
フコート、ワイヤーバーコードのほか、グラビア印刷、
グラビアオフセット印刷、ンルクスクリーン印刷等の印
刷方式によってもよい。
尚、本発明において基材と剥離層、インク層、オーバー
コート層の接着性を良くするため接着層を設けても良い
本発明の熱転写記録媒体は、総厚か3.1μm以下であ
って、各層の厚みは剥離層が1.0〜2.0μm1イン
ク層が0.8〜1.4μm、オーバーコート層が0.3
μm以下である。
総厚が3.1μl以上であっても熱感度にはそれ程影響
を受けないが、パンケーキ外径が増すためコンパクトタ
イプのプリンターには不向きである。
又、インク層と剥離層に含有するカーボン量かオーバー
コート層、インク層及び剥離層全固形分(重ft)に対
して10〜15重量か好ましい。
理由として総厚3.1μm以下でかつ画像濃度1.60
以上を得るためである。カーボン量か少ないと画像濃度
か1.60以下となり、多いと地肌汚れの問題が発生す
る。更に、インク層と剥離層中のカーボン含有比は9/
1〜7/3の範囲か好ましい。
剥離層の着色剤含有効果は印字後被転写紙の画像の上層
部に剥離層の着色剤か転写され、かつ上層部が凹凸にな
っているため、画像部の表面積が大きく、高濃度の印字
像となる。従って剥離層の着色剤層の含有率が少ないと
低濃度の印字像となり、多いと画像のスミア−性が劣る
[実施例] 次に実施例を挙げて本発明をより詳しく説明する。
実施例1 裏面に耐熱層を設けた厚さ3.5μmのポリエステルフ
ィルムに パラフィンワックス(日本セイロウHNP−10)(m
p72℃)        〜10.5重量部ラソック
重量ワラソックス川製m FP−14)(mp70℃)
       〜4.54重量部酸化ポリエチレンワッ
クス(ヘキスト社製PED−521)  (m p 1
05℃) 〜3.76重量部カーボンブラック    
  〜1.2重量部トルエン          〜8
0重量部の組成物をボールミルで分散しグラビアロール
塗工方式にて1.5μlの厚みの剥離層を形成し次いで
その表面に カーボンブラック       1,5重量部エチレン
−酢ビ共重合体    1.7重量部[EVA−550
(三井デュポンポリケミカル■製)抗張力140kg/
cd] エチレン−酢ビ共重合体    6,8重量部[MB−
010(日本ユニカー製) 抗張力14kg/c−コ トルエン/メチルエチルケトン(1/1)90重量部 の組成物をボールミルで分散しグラビアロール塗工方式
にて1.1μmの厚みのインク層を形成し、次いでその
表面に ビニルトルエンブタジェン共重合体 (ビニルトルエン/ブタジェン85/15)5重量部 エチレン−エチルアクリレート共重合体(MB−910
日本コニカ−側製 メルトインデックス1100g / 10m1nEA含
有ff128%)       5重量部メチルエチル
ケトン/トルエン(1/1)90重量部 の組成物をボールミルで分散しグラビアロール塗工方式
にて0.25μ印の厚みのオーバーコート層を形成、熱
転写記録媒体(A)を作成した。
実施例2 実施例1において剥離層組成物のHNP−10の代りに
酸化パラフィンワックス(日本セイロラ0X−W−15
ap72℃)に代えた以外は全て同様にして熱転写記録
媒体(B)を作成した。
実施例3 実施例1において剥離層組成物を酸化ポリエチレンワッ
クスPEP−521の代わりにポリエチレンワックス(
三片石油化学4052Empl 10°C)に代えた以
外は全て同様にして熱転写記録媒体(C)を作成した。
実施例4 実施例1においてインク層組成物をエチレン酢ビ共重合
体の代わりにエチレン−エチルアクリレート共重合体(
日本ユニカー■製MB−830抗張力110kg/cd
)と(日本ユニカー鞠製MB−870抗張力20kg/
cd)に代えた以外は全て同様にして熱転写記録媒体(
D)を作成した。
実施例5 実施例1においてインク層組成物をエチレン酢ビ共重合
体EVA−550の代わりにEVA−460(日本ユニ
カー味製)(抗張力200kg/c−)に代えた以外は
全て同様にして熱転写記録媒体(E)を作成した。
実施例6 実施例2においてインク組成物をエチレン−エチルアク
リレート共重合体MB−830(日本ユニカー銖製 抗
張力110kg/cd)の代わりにWN−930(日本
ユニカー味製 抗張力150kg/cd)に代えた以外
は全て同様にして熱転写記録媒体(F)を作成した。
比較例1 実施例1において剥離層組成物を低融点ワックスのみと
し、厚みを2.5μmとした以外は、すべて同様にして
熱転写記録媒体(イ)を作成した。
比較例2 実施例1においてインク層組成物をEVA−550のみ
にし、厚みを2,1μmとした以外はすべて同様にして
熱転写記録媒体(ロ)を作成した。
以上のようにして得た実施例の熱転写記録媒体(A)〜
(F)を熱転写プリンター(試作機・・・ヘットは18
本/關)にてヘッドエネルギー14 mj/ dot 
、印字スピード150文字/秒で印字した。被転写紙と
しては、ベック平滑度25秒の用紙を用いた。印字結果
を表−1に示す。
なお各評価は以下の方法にしたがって行った。
(1)解像度 ○ 鮮明で印刷物の活字のような高解像度△ やや不鮮
明であるが文字の判読は可能× 極めて不鮮明で文字の
判読が困難 (2)文字の太り(5段階法の限度見本にて評価)ラン
ク5欄の文字で開山の東か鮮明にでる。
〃 4    〃   東がやや鮮明 〃 3    〃   東がやや不鮮明〃 2    
〃   東が不鮮明 〃 1    〃   東が極めて不鮮明(3)コスレ
汚れ(スミア−性) (5段階法の限度見本にて評価) (ベタ部をラボテスターにて50回コスる。
その時の被画像部の汚れを目視で観察)ランク5 汚れ
発生ナシ 4 〃 やや発生 3 〃 発生がやや強い 2 〃 発生が強い 1 // 発生が極めて強い (4)ラフ紙印字品質 O平滑度10〜30 Seeの紙のへ夕印字が完全に埋
まっている。
△ 平滑度10〜30 secの紙のベタ印字部に白ヌ
ケ部分か部分的にある。
× 平滑度10〜30 secの紙のベタ印字部に白ヌ
ケ部分か全面的にある。
(5)熱感度(5段階法の限度見本にて評価)1000
個の1ドツト個数の再現比率 ランク590%以上〜10096 〃 470%以上〜90%未満 〃 350%以上〜70%未満 〃 230%以上〜50%未満 〃 1 0%以上〜30%未満 (6)蓄熱汚れ(5段階法の限度見本にて評価)50℃
の環境下で連続ベタ印字の汚れ度合を目視で観察 ランク5 汚れ発生ナシ 〃 4 〃 やや発生 /l 3 〃 発生かやや強い 〃 2 〃 発生が強い 〃 1 〃 発生が極めて強い [発明の効果コ 以上の説明で明らかなように本発明の熱転写記録媒体は
高密度印字及び高速印字時の熱転写性に優れ平滑性の高
い紙はもちろん低い紙に対しても高解像度の印字画像を
与えることができる。
又、文字の太りもなくシャープな画像が得られることが
でき、更には画像の汚れ(スミア−性)も従来より極め
て少ない。
又、高温条件下での文字の太り、蓄熱汚れもなく極めて
鮮明な画像が得られるといった効果を奏するものである
更に、本発明の熱転写記録媒体は、総厚が薄く、コンパ
クト化が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明の熱転写記録媒体の層構
成を模式的に説明する図である。 1・・・支持体、2・・・剥離層、3・・・インク層、
4・・・オーバーコート層、 5・・・接着層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)耐熱性支持体上に剥離層、熱溶融性インク層、オ
    ーバーコート層を有する熱転写記録媒体において、各層
    の合計厚みが3.1μm以下であることを特徴とする熱
    転写記録媒体。
  2. (2)熱溶融性インク層の厚さが0.8〜1.4μm、
    剥離層の厚さが1.0〜2.0μm、オーバーコート層
    の厚さが0.3μm以下である請求項(1)記載の熱転
    写記録媒体。
  3. (3)熱溶融性インク層が着色剤及び抗張力80〜20
    0kg/cm^2の樹脂(A)と、同10〜30kg/
    cm^2の樹脂(B)を含有する請求項(1)又は(2
    )記載の熱転写記録媒体。
JP2228369A 1990-08-31 1990-08-31 熱転写記録媒体 Pending JPH04110194A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2228369A JPH04110194A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 熱転写記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2228369A JPH04110194A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 熱転写記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04110194A true JPH04110194A (ja) 1992-04-10

Family

ID=16875385

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2228369A Pending JPH04110194A (ja) 1990-08-31 1990-08-31 熱転写記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04110194A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8530024B2 (en) 2009-09-18 2013-09-10 Kobe Steel, Ltd. Recording layer for optical information recording medium, optical information recording medium, and sputtering target
US8597757B2 (en) 2009-09-18 2013-12-03 Kobe Steel, Ltd. Recording layer for optical information recording medium, optical information recording medium, and sputtering target

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8530024B2 (en) 2009-09-18 2013-09-10 Kobe Steel, Ltd. Recording layer for optical information recording medium, optical information recording medium, and sputtering target
US8597757B2 (en) 2009-09-18 2013-12-03 Kobe Steel, Ltd. Recording layer for optical information recording medium, optical information recording medium, and sputtering target

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4623580A (en) Thermal transfer recording medium
JPH0723029B2 (ja) 感熱転写材
US6057028A (en) Multilayered thermal transfer medium for high speed printing
JP3967125B2 (ja) 画像形成方法及び画像形成物
JP4415514B2 (ja) 熱転写記録媒体とそれを用いた熱転写記録方法
JPH04110194A (ja) 熱転写記録媒体
JPH0516535A (ja) 感熱転写記録媒体および感熱転写記録方法
JPS60225795A (ja) 感熱転写記録媒体
JPH0494969A (ja) 熱転写記録媒体
JPH04153090A (ja) 熱転写記録媒体
JP3189256B2 (ja) 熱転写リボン
US5744226A (en) Multilayerd thermal transfer medium for matte finish printing
JP3384377B2 (ja) 熱転写記録媒体及び画像形成方法
JPH04110195A (ja) 熱転写記録媒体
JPH0494968A (ja) 熱転写記録媒体
JPH0494984A (ja) 熱転写記録媒体
JP3055800B2 (ja) 熱転写シート
JPH02310089A (ja) 熱転写記録媒体
JPH02130192A (ja) 熱転写記録媒体
JP2001219654A (ja) 熱転写記録媒体及び画像形成方法
JPH04320894A (ja) 熱転写記録媒体
JPH03183594A (ja) 熱転写記録媒体
JPS6351180A (ja) 熱転写記録媒体
JPH02214693A (ja) 熱転写記録媒体
JPS62249791A (ja) 感熱転写記録方法