JPH0892429A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JPH0892429A
JPH0892429A JP22529694A JP22529694A JPH0892429A JP H0892429 A JPH0892429 A JP H0892429A JP 22529694 A JP22529694 A JP 22529694A JP 22529694 A JP22529694 A JP 22529694A JP H0892429 A JPH0892429 A JP H0892429A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ブルーミングが極めて少なく、耐候性に優れ
た熱可塑性エラストマー組成物を提供する。 【構成】 JIS−K7203による曲げ弾性率が1
0,000kg/cm2 以下の、オレフィン系及び/又
はスチレン系熱可塑性エラストマー成分100重量部に
対して、 (A)常温液状型ヒンダードアミン系光安定剤 0.01〜1重量部、及び (B)分子量500以上の常温固体型ヒンダードアミン系光安定剤 0.01〜1重量部 を配合してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、添加剤、エラストマー
成分及びその劣化成分のブルーミングが極めて少ない、
耐候性に優れたフィルム、シート、ブロー、インジェク
ション等の成形用材料、或いは被塗装用材料として有用
な熱可塑性エラストマー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、成形性、経済性に優れている
熱可塑性エラストマーは、自動車部品、家電部品或いは
雑貨等を始めとする工業部品の広い分野において使用或
いは用途開発がなされている。その中でも最近は環境保
護の立場から廃棄物として焼却する際に、有毒ガスを発
生する軟質ポリ塩化ビニルに替わる材料として様々な検
討がなされている。しかしながら、直射日光が当たり高
度な耐候性が必要とされる部材に熱可塑性エラストマー
を単独で用いた場合、比較的容易に光によって劣化し、
亀裂の発生や、脆化、又は変色を伴いながら物性が著し
く低下して、やがて実用に耐えられなくなる。そのた
め、熱可塑性エラストマーには、通常、光による劣化を
防止する目的で、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベン
ゾトリアゾール系紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系光
安定剤等が配合されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような安
定剤やエラストマー成分及びその劣化成分は、時間の経
過と共に、フィルム、シート、ブロー、インジェクショ
ン等の成形品の表面にブルーミングし、表面の白化や光
沢が変化して、外観を悪化させて商品価値を低下させて
しまうといった問題があった。従って、本発明は耐候性
を低下させることなく、上記のような問題点の発生を極
めて抑制することを目的としたヒンダードアミン系光安
定剤を含む熱可塑性エラストマー組成物を提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要] 本発明者らは、上記問題点に鑑みてヒンダードアミン系
光安定剤を含む熱可塑性エラストマー組成物について鋭
意研究を重ねた結果、これら光安定剤を含む熱可塑性エ
ラストマー組成物が有する成形品の外観問題は、特定の
ヒンダードアミン系光安定剤を配合することにより著し
く抑制されることを見出し、本発明を完成するに至った
ものである。すなわち、本発明の熱可塑性エラストマー
組成物は、曲げ弾性率(JIS−K7203)が10,
000kg/cm2 以下のオレフィン系及び/又はスチ
レン系熱可塑性エラストマー配合成分100重量部に対
して、 (A)常温液状型ヒンダードアミン系光安定剤 0.01〜1重量部 及び (B)分子量500以上の常温固体型ヒンダードアミン系光安定剤 0.01〜1重量部 を配合してなることを特徴とするものである。
【0005】[発明の具体的説明] [I] 熱可塑性エラストマー組成物 (1) 構成成分 (A) オレフィン系及び/又はスチレン系熱可塑性エラス
トマー 本発明の熱可塑性エラストマー組成物において用いられ
るオレフィン系及び/又はスチレン系熱可塑性エラスト
マーは、一般に、オレフィン系樹脂、オレフィン系ゴム
又は水添スチレン系共役ジエンブロック共重合体、ゴム
用軟化剤及びフィラーとからなる各成分によって構成さ
れている。
【0006】(a) オレフィン系樹脂 上記オレフィン系樹脂としては、例えば、ポリプロピレ
ン樹脂、ポリエチレン樹脂等を挙げることができる。ポリプロピレン樹脂 ポリプロピレン樹脂としては、プロピレンの単独重合体
の他に、プロピレンと他のα−オレフィン、具体的に
は、エチレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル
ペンテン−1、1−ヘキセン等との共重合体を挙げるこ
とができる。これら重合体又は共重合体のメルトフロー
レート(MFR:JIS−K7210、230℃、2.
16kg荷重)は、0.1〜100g/10分、特に1
〜80g/10分のものが好ましい。
【0007】ポリエチレン樹脂 ポリエチレン樹脂としては、エチレンの単独重合体の他
に、エチレンと他のα−オレフィン、具体的には、1−
ブテン、1−ペンテン、4−メチルペンテン−1、1−
ヘキセン等との共重合体を挙げることができる。これら
エチレン共重合体の密度(JIS−K7112)は、
0.88〜0.98g/cm3 、特に0.90〜0.9
5g/cm3 のものが好ましい。また、このエチレン共
重合体の重合体のメルトフローレート(MFR:JIS
−K7210、190℃、2.16kg荷重)は、0.
01〜50g/10分、特に0.1〜50g/10分の
ものが好ましい。上記のオレフィン系樹脂は、ポリプロ
ピレン樹脂或いはポリエチレン樹脂のみを用いても良
く、また、ポリプロピレン樹脂とポリエチレン樹脂の混
合物であっても良い。
【0008】(b) オレフィン系ゴム又は水添スチレン
系共役ジエンブロック共重合体オレフィン系ゴム オレフィン系ゴムとしては、エチレンとエチレン以外の
α−オレフィンを主成分とする共重合体ゴムのことであ
り、エチレンとの具体的な共重合単量体成分としては、
プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチルペ
ンテン−1、1−ヘキセン、1−オクタン、及びこれら
の混合物等を挙げることができる。それらの中でも、プ
ロピレン、1−ブテンを使用することが好ましく、ま
た、これら共重合体ゴムには、第三成分として、5−エ
チリデン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、
1,4−ヘキサジエン等の非共役ジエンを共重合させた
ものや、鉱油系軟化剤を共重合体ゴム100重量部当た
り150重量部以下の量で含有するものも含まれる。ま
た、このゴムのムーニー粘度(ML1+4100℃)
は、10〜350、特に20〜300のものが好まし
く、上記範囲未満のものでは物性が低下し、上記範囲を
超えると加工が困難となる。
【0009】水添スチレン系共役ジエンブロック共重合
水添スチレン系共役ジエンブロック共重合体としては、
スチレン・ブタジエンブロック共重合体、スチレン・イ
ソプレンブロック共重合体及びスチレン・ブタジエン・
イソプレンブロック共重合体を完全に又は部分的に水素
添加されたもので、具体的には、スチレン・エチレン・
ブチレン・スチレン共重合体(SEBS)、スチレン・
エチレン・プロピレン・スチレン共重合体(SEPS)
及びスチレン・エチレン・ブチレン・エチレン・プロピ
レン・スチレン共重合体(SEEPS)と呼ばれるもの
であり、その水添率は一般に95%以上のものである
が、99%以上のものが好ましい。また、スチレン含量
は5〜50重量%が好ましく、特に15〜45重量%が
好ましい。
【0010】(c) ゴム用軟化剤 ゴム用軟化剤としては、ゴムの硬さを軟化させ、柔軟性
と弾性を増加させると共に加工性、流動性を向上させる
目的のために配合するものであり、具体的には、パラフ
ィン系、ナフテン系或いは芳香族系の鉱物油、又は、液
状若しくは低分子量の合成樹脂軟化剤が用いられる。鉱
物油系軟化剤は、芳香族環、ナフテン環及びパラフィン
鎖の三者を組み合わせた混合物であって、パラフィン鎖
炭素数が全炭素中の50%以上を占めるものがパラフィ
ン系と呼ばれ、ナフテン環炭素数が30〜45%のもの
がナフテン系と呼ばれ、芳香族炭素数が30%以上のも
のが芳香族系と呼ばれて区分されている。これらの中で
は、芳香族炭素数が30%以下のナフテン系、パラフィ
ン系が好ましく、性状的には、40℃動粘度が20〜8
00cst、好ましくは50〜600cst、流動度が
0〜−40℃、好ましくは0〜−30℃、及び、引火点
(COC)が200〜400℃、好ましくは250〜3
50℃のものが好適に使用される。一方、上記液状若し
くは低分子量の合成樹脂用軟化剤としては、液状のポリ
ブテンやポリイソブチレン、若しくは、低分子量のポリ
ブタジエン等を挙げることができる。具体的には、分子
量が100,000以下、好ましくは200〜70,0
00のポリブテン、ポリイソブチレン、ポリブタジエン
等を用いることが好ましい。
【0011】(d) フィラー 寸法安定性や耐油性を付与するために配合されるフィラ
ーとしては、粒状、板状又は繊維状のもの、例えば、タ
ルク、マイカ、クレー、炭酸カルシウム、炭酸マグネシ
ウム、硫酸カルシウム、硫酸バリウム、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、珪藻土、シリカ、酸化チタ
ン、カーボンブラック、ガラスビーズ、ガラス粉末、中
空ガラス玉、ガラス繊維(チョップドストランド、ロー
ビング等)、ウォラストナイト、ミドルファイバー、カ
ットファイバー、ロックファイバー、ミクロファイバ
ー、プロセスドミネラルファイバー、炭素繊維、石膏繊
維、芳香族ポリアミド繊維等を挙げることができる。
【0012】(e) 組 成 本発明において用いられるオレフィン系及び/又はスチ
レン系熱可塑性エラストマーの組成は、以下に示す通り
である。 (a) オレフィン系樹脂:10〜90重量部、好ましく
は20〜80重量部 (b) オレフィン系ゴム及び/又は水添スチレン系共役
ジエンブロック共重合体:10〜90重量部、好ましく
は20〜80重量部 (c) ゴム用軟化剤 :0〜50重量部、好ましくは
0〜40重量部 (d) フィラー :0〜50重量部、好ましくは
0〜40重量部 (但し、(a) +(b) +(c) +(d) =100重量部であ
る。)
【0013】(f) 架 橋 上記オレフィン系及び/又はスチレン系熱可塑性エラス
トマーは、下記の架橋剤や架橋助剤を配合して動的に熱
処理して部分的に架橋させたものであっても良い。架橋剤 部分的に架橋させるための架橋剤としては、有機過酸化
物が好ましく、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5
−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3、1,3−
ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、
1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,5,5−ト
リメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−
ジ(パーオキシベンゾイル)ヘキシン−3、ジクミルパ
ーオキサイド等を挙げることができる。
【0014】架橋助剤 有機過酸化物による部分架橋時の架橋助剤としては、
N,N´−m−フェニレンビスマレイミド、トルイレン
ビスマレイミド、p−キノンジオキシム、ニトロベンゼ
ン、ジフェニルグアニジン、トリメチロールプロパン、
ジビニルベンゼン、エチレングリコールジメタクリレー
ト、ポリエチレングリコールジメタクリレート、トリメ
チロールプロパントリメタクリレート、アリルメタクリ
レート等の官能性化合物を挙げることができる。
【0015】動的熱処理 上記動的熱処理とは、バンバリーミキサーや押出機を用
い、溶融混練することである。具体的には、バンバリー
ミキサーの場合は150〜250℃、一軸又は二軸押出
機の場合は200〜300℃の温度範囲で1〜20分間
溶融混練する。
【0016】(g) 曲げ弾性率 上記オレフィン系樹脂とオレフィン系ゴム及び又は水添
スチレン系共役ジエンブロック共重合体、又は必要によ
りこれらにゴム用軟化剤やフィラー等とから構成されて
いるオレフィン系及び/又はスチレン系熱可塑性エラス
トマーは、その性質がJIS−K7203による曲げ弾
性率が10,000kg/cm2 以下であることが本発
明においては重要な要件である。該オレフィン系及び/
又はスチレン系熱可塑性エラストマーの曲げ弾性率は、
上記動的熱処理して部分的に架橋させた際にも、上記範
囲内であることが柔軟性の点から重要である。
【0017】(B) ヒンダードアミン系光安定剤 本発明において用いられる光安定剤としては、常温液状
型ヒンダードアミン系光安定剤(A)と分子量500以
上の常温固体型ヒンダードアミン系光安定剤(B)との
二種類のものが併用されることが重要である。 (a) 常温液状型ヒンダードアミン系光安定剤 上記常温液状型ヒンダードアミン系光安定剤としては、
常温(23℃)で液状のヒンダードアミン系光安定剤で
あり、具体的には、ビス(1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ピペリジル)セバケート(成分a−1)、
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)・ジ(トリデシル)−1,2,3,4−ブタンテト
ラカルボキシレート、ビス(1,2,2,6,6−ペン
タメチル−4−ピペリジル)・ジ(トリデシル)−1,
2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート(成分a−
2)、ポリメチルプロピル−3−オキシ[1−(2,2
−6,6−テトラメチル)ピペリジル]シロキサン等を
挙げることができる。
【0018】(b) 分子量500以上の常温固体型ヒン
ダードアミン系光安定剤 分子量500以上の常温固体型ヒンダードアミン系光安
定剤としては、分子量が500以上、好ましくは700
以上で、常温(23℃)で固体のヒンダードアミン系光
安定剤であり、具体的には、テトラ(1,2,2,6,
6−ペンタメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4
−ブタンテトラカルボキシレート(成分b−1)、テト
ラ(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)
−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレート、琥
珀酸ジメチル−1−(2−ヒドロキシエチル)−4−ヒ
ドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン重
縮合物、ポリ[{6−(1,1,3,3−テトラメチル
ブチル)イミノ−1,3,5−トリアジン−2,4−ジ
イル}{2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジ
ル)イミノ}ヘキサメチレン{(2,2,6,6−テト
ラメチル−4−ピペリジル)イミノ}](成分b−
2)、N,N´−ビス(3−アミノプロピル)エチレン
ジアミン−2,4−ビス[N−ブチル−N−(1,2,
2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)アミノ]
−6−クロロ−1,3,5−トリアジン縮合物(成分b
−3)等を挙げることができる。上記ヒンダードアミン
系光安定剤を一方のみ、例えば、上記(A)の常温液状
型ヒンダードアミン系光安定剤のみを用いる場合は、耐
候性及びブルーミング性に欠点が生じる。また、上記
(B)の分子量500以上の常温固体型ヒンダードアミ
ン系光安定剤のみを用いる場合は、耐候性に欠点が生じ
る。
【0019】(C) 紫外線吸収剤 本発明において必要により用いられる紫外線吸収剤とし
ては、例えば、2−(2´−ヒドロキシ−5´−メチル
フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキ
シ−5´−t−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、
2−(2´−ヒドロキシ−5´−アミルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−4´−オク
トキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒ
ドロキシ−3´,5´−ジ−t−ブチルフェニル)ベン
ゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´
−ジイソアミルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジメチルフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´−
t−ブチル−5´−メチルフェニル)−5−クロロベン
ゾトリアゾール(成分c−1)、2−(2´−ヒドロキ
シ−3´,5´−ジ−t−ブチルフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3
´,5´−ジメチルフェニル)−5−クロロベンゾトリ
アゾール、2−(2´−ヒドロキシ−3´,5´−ジク
ロロフェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾ
ール系化合物や、サリチル酸フェニル、サリチル酸p−
ブチルフェニル、サリチル酸p−オクチルフェニル、レ
ゾルシノールモノベンゾエート、2,4−ジ−t−ブチ
ル−フェニル−3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シベンゾエート、4−オクチルフェニル−3,5−ジ−
t−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート等のフェニル
ベンゾエート系化合物、又は、2−ヒドロキシ−4−メ
トキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ステアリ
ロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクトキ
シ−ベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−ドデシロキ
シベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−ベ
ンゾフェノン−5−スルホン酸、2−ヒドロキシ−4−
メトキシ−4´−メチルベンゾフェノン、2−ヒドロキ
シ−4−ベンゾイロキシベンゾフェノン、5−クロロ−
2−ヒドロキシ−ベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキシ−4,4
´−ジメトキシベンゾフェノン、2,2´−ジヒドロキ
シ−4−n−オクトキシベンゾフェノン等のベンゾフェ
ノン系化合物を挙げることができる。
【0020】(D) 酸化防止剤 本発明においては、必要により、酸化劣化を防止する目
的で、以下に示すフェノール系、燐系、硫黄系の酸化防
止剤を使用することができる。 (a) フェノール系酸化防止剤 上記フェノール系酸化防止剤としては、例えば、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、テトラキス
[メチレン−3−(3′,5′−ジ−t−ブチル−4′
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]−メタン、ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)イソシアヌレート、3,9−[ビス−1,1−ジメ
チル−2−{β−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−
5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}エチル]−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5,5]ウン
デカン、n−オクタデシル−β−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、2,
6‐ビス(2‐フェニルイソプロピル)‐4‐メチルフ
ェノール、2,6‐ジ‐t‐ブチル‐4‐ノニルフェノ
ール、2,2′‐メチレンビス(4‐エチル‐6‐t‐
ブチルフェノール)、2,2′‐メチレンビス(4‐メ
チル‐6‐α‐メチルシクロヘキシルフェノール)、
4,4′‐メチレンビス(2,6‐ジ‐t‐ブチルフェ
ノール)、4,4′‐ブチリデンビス(2‐t‐ブチル
‐5‐メチルフェノール)、4,4′‐ブチリデンビス
(2‐イソプロピル‐5‐メチルフェノール)、1,
3,5‐トリス(3,5‐ジ‐t‐ブチル‐4‐ヒドロ
キシベンジル)‐2,4,6‐トリメチルベンゼン、エ
チレングリコール‐ビス[3,3‐ビス(3‐t‐ブチ
ル‐4‐ヒドロキシルフェニル)ブチレート]、1,
1,3‐トリス(5‐t‐ブチル‐4‐ヒドロキシ‐2
‐メチルフェニル)ブタン等を挙げることができる。
【0021】(b) 燐系酸化防止剤 上記燐系酸化防止剤としては、例えば、ジステアリルペ
ンタエリスリトールジフォスファイト、トリス(2,4
‐ジ‐t‐ブチルフェニル)フォスファイト、トリス
(2‐t‐ブチル‐4‐メチルフェニル)フォスファイ
ト、ビス(2,4‐ジ‐t‐ブチルフェニル)ペンタエ
リスリトールフォスファイト、ビス(2,6‐ジ‐t‐
ブチル‐4‐メチルフェニル)ペンタエリスリトールジ
フォスファイト、テトラキス(2,4‐ジ‐t‐ブチル
フェニル)‐4,4′‐ビフェニレンジフォスフォナイ
ト、4,4′‐ブチリデン‐ビス(2‐t‐ブチル‐5
‐メチルフェニル)‐ジ‐トリデシルフォスファイト、
2,2′‐エチリデン‐ビス(4,6‐ジ‐t‐ブチル
フェニル)フルオロフォスファイト、トリ‐ラウリル‐
トリ‐チオ‐フォスファイト等を挙げることができる。
【0022】(c) 硫黄系酸化防止剤 上記硫黄系酸化防止剤としては、例えば、テトラキス
[メチレン−3−(ラウリルチオ)プロピオネート]メ
タン、ジラウリル3,3´−チオジプロピオネート、ジ
ミリスチル3,3´−チオジプロピオネート、ジステア
リル3,3´−チオジプロピオネート、3,9−ビス
(2−ラウリルチオエチル)−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ[5,5]ウンデカン等を挙げることが
できる。
【0023】(E) その他の成分(任意成分) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物には、上記必須成
分に加えて、本発明の効果を著しく損なわない範囲内で
各種目的に応じて他の任意の配合成分を配合することが
できる。任意成分としては、例えば、造核剤、塗装性改
良剤(第三級アミン化合物、有機錫化合物、末端に水酸
基を有するジエンポリマー又はその水素添加物、燐オキ
シ酸化合物、変性オレフィン系樹脂又はゴム、エポキシ
化合物)、発泡剤、帯電防止剤、難燃剤、離型剤、滑
剤、防黴剤、熱安定剤、中和剤、潤滑剤、防曇剤、アン
チブロッキング剤、スリップ剤、導電性付与剤、金属不
活性化剤、分子量調整剤、蛍光増白剤等の各種添加剤、
必須成分以外の熱可塑性樹脂、同エラストマー、フィラ
ー等の配合、並びに、本発明組成物よりなる、フィル
ム、シート、ブロー、インジェクション等の成形品の外
装、美観を向上させるために各種の無機顔料、有機顔料
や金属石鹸、ポリオレフィンワックス類の顔料分散剤を
用いて着色することができる。これらの中から任意のも
のを単独で又は併用して用いることができる。
【0024】(2) 組成比(配合量) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物における上記ヒン
ダードアミン系光安定剤成分の配合量は、熱可塑性エラ
ストマー100重量部に対して、常温液状型ヒンダード
アミン系光安定剤(A)及び常温固体型分子量500以
上のヒンダードアミン系光安定剤(B)が、いずれも
0.01〜1重量部、好ましくは0.03〜0.8重量
部であり、特に好ましくは0.05〜0.5重量部であ
る。該安定剤の配合量が上記範囲未満であると耐候性が
不十分となる。また上記範囲を超えると着色やコストの
問題で好ましくない。更に、上記紫外線吸収剤(C)
を、必要によりオレフィン系及び/又はスチレン系熱可
塑性エラストマー100重量部に対して、0.01〜1
重量部、特に0.05〜0.5重量部の割合で配合する
ことが好ましい。また、上記フェノール系、燐系、硫黄
系の酸化防止剤(D)を、必要によりオレフィン系及び
/又はスチレン系熱可塑性エラストマー100重量部に
対して、0.01〜1重量部、特に0.05〜0.5重
量部の割合で配合することが好ましい。
【0025】(3) 混 練(熱可塑性エラストマー組成
物の製造) 本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、上記オレフィ
ン系樹脂、オレフィン系ゴム及び/又は水添スチレン系
共役ジエンブロック共重合体、ゴム用軟化剤、フィラー
等から構成されたオレフィン系及び/又はスチレン系熱
可塑性エラストマーに、二種類のヒンダードアミン系光
安定剤(A)及び同(B)、必要により用いられる紫外
線吸収剤(C)や酸化防止剤(D)、任意成分として配
合される造核剤、塗装性改良剤等のその他の成分を、例
えば、ヘンシェルミキサー等の混合機を用いて混合した
後、一軸押出機、二軸押出機、ブラベンダープラストグ
ラフ、バンバリーミキサー、ニーダーブレンダー、ロー
ル等などの混練機を用いて溶融混練することにより製造
することができる。混練温度は一般に100〜300
℃、好ましくは150〜300℃で行なわれる。
【0026】[III] 用 途 この様な本発明の熱可塑性エラストマー組成物は、耐候
性に優れ、かつ長期間に渡って使用しても光安定剤、エ
ラストマー成分及びその劣化物のブルーミングが少な
く、成形品表面の白化や光沢変化が極めて少ないので、
自動車の内外装部品や家電、OA機器部品等の耐光性と
表面外観の必要とされるフィルム、シート、或いは、ブ
ロー、インジェクション等の成形用材料や非塗装用材料
として有用である。
【0027】
【実施例】以下に示す実験例によって、本発明を更に具
体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。また、これらの実施例及び比較例に用いた熱可
塑性エラストマーの配合と製造及び試験片の作成、評価
方法は以下の通りである。 [I] 原材料 (1) 熱可塑性エラストマー成分の配合組成 実施例及び比較例にて用いた熱可塑性エラストマー成分
の種類の配合組成を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】(2) 光安定剤 実施例及び比較例にて用いた光安定剤の種類を表2に示
す。
【0030】
【表2】
【0031】[II] 評価方法 (1) 耐候性評価 スガ試験機(株)製XEL−2WN型ウェザオメーター
(光源:キセノン、ブラックパネル温度:89℃、湿
度:50%、降雨なし)中で、表面が皮革模様の上記射
出成形試験片に1,000時間光照射し、表面の褐色変
化の有無を目視にて、また、表面を60倍の拡大鏡を用
いて観察し、亀裂の発生の有無を以て、下記の基準で耐
候性を評価した。 試験変の表面状態 耐候性 褐色変化及び亀裂なし ○ やや褐色変化及び亀裂が発生 △ 褐色変化及び亀裂が顕著に発生 ×
【0032】(2) ブルーミング性評価 安定剤、エラストマー成分、及びその劣化物のブルーミ
ングに関しては、上述の耐候性を評価している試験片
と、110℃のギヤーオーブン中で1,000時間加熱
した表面が平滑な上記の射出試験片において、一定時間
毎に目視、手触り、更に、該試験片の表面と比較して、
光安定剤、エラストマー成分及びその劣化物による、試
験片表面の白化や光沢変化の有無を以てブルーミング性
を評価、判定した。 試験変の表面状態 ブルーミング性 白化、光沢変化が極めて少ない ◎ 白化、光沢変化が少ない ○ 白化、光沢変化が大きい △ 白化、光沢変化が非常に大きい ×
【0033】(3) 曲げ弾性率評価 幅10mm、厚さ4mm、長さ90mmの短冊状試験片
を用い、JIS−K7203に準拠して評価した。
【0034】[III] 実験例 実施例1〜12及び比較例1〜6 (1) 熱可塑性エラストマー組成物の製造 表1に示す種類の熱可塑性エラストマーと、表2に示す
種類の光安定剤とを表3に示す配合量で全量ミキサー中
で十分混合し、この混合物をシリンダー設定温度220
℃、L/D=30の二軸押出機(池貝鉄工(株)製 P
CM30)によって溶融混練して熱可塑性エラストマー
組成物を製造し、これを造粒してペレットを得た。 (2) 試験片の製造 上記熱可塑性エラストマー組成物のペレットをシリンダ
ー設定温度220℃のインラインスクリュー型射出成形
機(日本製鋼所(株)製 J100)を用いて、射出圧
力500kg/cm2 、金型温度40℃で表面に皮革状
の模様と平滑面の両方を併せ持つ、厚み3mmの平板状
及び幅10mm、厚さ4mm、長さ90mmの短冊状射
出成形試験片を作成した。 (3) 評 価 この試験片を用いて上記曲げ弾性率、耐候性及びブルー
ミング性の評価を行なった。その結果を表3に示す。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】このような本発明の熱可塑性エラストマ
ー組成物は、各成分が独立した構造をとって存在する複
雑な他成分系の海/島構造をとっている。このような系
に、各光安定剤成分がそれぞれの化学的、物理的特性に
合わせて入り込み、各成分の安定化に寄与し、その結果
として本発明の効果を生じる複雑な現象であると考えら
れ、容易に類推できる様な効果ではなく、得られた熱可
塑性エラストマー組成物は、耐候性に優れ、かつ、長期
間の使用に際しても、添加剤、エラストマー成分及びそ
の劣化物のブルーミングが極めて少ないので、フィル
ム、シート、ブロー、インジェクション等の成形用材
料、或いは、非塗装用材料として工業的に有用な素材で
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 23/08 53/02 LLW

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】曲げ弾性率(JIS−K7203)が1
    0,000kg/cm2 以下のオレフィン系及び/又は
    スチレン系熱可塑性エラストマー配合成分100重量部
    に対して、 (A)常温液状型ヒンダードアミン系光安定剤 0.01〜1重量部 及び (B)分子量500以上の常温固体型ヒンダードアミン系光安定剤 0.01〜1重量部 を配合してなることを特徴とする熱可塑性エラストマー
    組成物。
  2. 【請求項2】オレフィン系及び/又はスチレン系熱可塑
    性エラストマー配合成分100重量部に対して、更に (C)紫外線吸収剤 0.01〜1重量部 が配合された請求項1に記載の熱可塑性エラストマー組
    成物。
  3. 【請求項3】オレフィン系及び/又はスチレン系熱可塑
    性エラストマー配合成分100重量部に対して、更に (D)フェノール系、燐系、硫黄系の酸化防止剤 0.01〜1重量部 が配合された請求項1又は2に記載の熱可塑性エラスト
    マー組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003251748A (ja) * 2002-02-28 2003-09-09 Hagihara Industries Inc 膜材料ラミネートシート
JP4636707B2 (ja) * 2000-02-23 2011-02-23 リケンテクノス株式会社 軟化剤組成物およびそれを含む熱可塑性樹脂組成物
WO2015111538A1 (ja) * 2014-01-21 2015-07-30 株式会社ユポ・コーポレーション 熱可塑性樹脂フィルム
JP2016003329A (ja) * 2014-06-19 2016-01-12 帝人株式会社 ポリカーボネート樹脂組成物

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