JPH089235B2 - インクカートリッジ及びこれを用いたプリンタ装置 - Google Patents

インクカートリッジ及びこれを用いたプリンタ装置

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JPH089235B2
JPH089235B2 JP18766893A JP18766893A JPH089235B2 JP H089235 B2 JPH089235 B2 JP H089235B2 JP 18766893 A JP18766893 A JP 18766893A JP 18766893 A JP18766893 A JP 18766893A JP H089235 B2 JPH089235 B2 JP H089235B2
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浩一 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業状の利用分野】本発明は、熱転写式のプリンタ装
置に係り、とくにインクカートリッジ及びこれを用いた
プリンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インク塗布ユニットを有する記録装置
は、例えば特開平3−51164 号公報にみられるように、
従来より種々のものが開発されている。そして、かかる
従来例においてはインク塗布ユニットで溶融した熱溶融
性インクによりインクリボンを再生使用する、という手
法がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、イン
ク塗布ユニットで溶融した熱溶融性インクによりインク
リボンを再生していることから、インク塗布ユニットの
内部では常に熱溶融性インクが溶融されている。従っ
て、熱溶融性インクを新たに供給する場合、熱溶融性イ
ンクを溶けていない個体の状態で供給すると、個体から
液体へ相変化するための融解熱を必要とする。このた
め、熱溶融性インクの補給に際しては、当該補給された
熱溶融性インクを直ちに使用することができないという
不都合が生じていた。
【0004】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、とくにインク塗布ユニットを有するプリンタ
装置のインク交換を容易にし、且つ補給した熱溶融性イ
ンクを直ちに使用可能とするインクカートリッジ及びこ
れを用いたプリンタ装置を提供することを、その目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、所定箇所に
空気穴を有し下部にインク排出口を備えたカートリッジ
本体と、このカートリッジ本体に収容された熱溶融性イ
ンクと、この熱溶融性インクを収納すると共に前記イン
ク排出口に当接する部分に溶融インク用の通路を備えた
インク用袋とを備え、カートリッジ本体内に、熱溶融性
インクを必要に応じて加熱し溶融するヒータを装備す
る、という構成をとっている。また、このようにして構
成したインクカートリッジを、インク塗布ユニットを有
するプリンタ装置のインク塗布ユニットに着脱自在に装
備する、という構成をとっている。これによって、前述
した目的を達成しようとするものである。
【0006】
【作用】上述した手段によれば、インクカートリッジを
記録装置に装着すると、熱溶融性インクが充填している
袋に接しているヒータにより瞬時に加温され、溶融した
熱溶融性インクは袋の穴を通りインク塗布ユニットの内
部に供給される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0008】図1にインクカートリッジの断面を示し、
図2に外観斜視図を示す。また、図3には本実施例によ
るインク塗布ユニットを有するプリンタ装置の全体的構
成図を示す。さらに、図4は図3において開示されたイ
ンク塗布ユニットの拡大斜視図である。
【0009】図1に示すインクカートリッジ8は、所定
箇所に空気穴6,6,6を有し,下部にインク排出口5
を備えたカートリッジ本体7と、このカートリッジ本体
7に収容された熱溶融性インク1と、この熱溶融性イン
ク1を収納すると共に前述したインク排出口5に当接す
る部分に溶融インク用の通路4を備えたインク用袋2と
を備えている。
【0010】カートリッジ本体7内には、熱溶融性イン
ク1を必要に応じて加熱し溶融するカートリッジ側のヒ
ータ3が装備されている。このカートリッジ本体7は、
耐熱性樹脂(例えばポリカーボネート、ポリエチレンテ
レフタレートなど)により形成され、その図1の下端部
中央には、インク排出口5が設けられている。更に、イ
ンク用袋2に一定の圧力がかかるように、空気口6(図
2に示す)が3箇所設けられている(ここで、空気口6
は1箇所あるいは3箇所以上設けても良い)。
【0011】インク用袋2は、熱伝導性の良い材料、例
えばアルミニューム若しくはアルミニュームをラミネー
トした材料からなり、その厚みは0.1〜1〔mm〕に設
定されている。このインク用袋2のインク排出口5に面
した部分には、熱溶融性インク1の外形よりも小さい、
直径1〜3〔mm〕程度の穴が多数設けられている。そし
て、このインク用袋2の中には直径5〔mm〕程度の個体
で粒状の熱溶融性インク1が約30〔g〕充填されてい
る。
【0012】本実施例に用いた熱溶融性インク1は、顔
料,カルナウバワックス,エステルワックス,オイルそ
の他から組成され、融点が70〜75〔℃〕、粘度が9
0〔℃〕で200〜1000〔cps〕の黒色インクで
ある。熱溶融性インク1を加温し、溶融するためのカー
トリッジ側のヒータ3がインク用袋2に接するように設
けられている。また、このヒータ3のヒータ端子板14
a,14bは、図2に示すように対面の位置に成るよう
にインクカートリッジ8の外側の一部に設けられてい
る。ここで、ヒータ端子板14a、14bは、1箇所に
平行に設けてもよい。
【0013】また、図3に示すインク塗布ユニット9を
有するプリンタ装置は、サーマルヘッド16とプラテン
ローラ17と記録紙19を送り出すピックローラ18の
用紙給紙系と、インクリボン25をフィードするフィー
ドローラ23とインクリボン25にテンションを与える
テンションローラ22と、ガイドローラ21及びインク
リボン25の斜行補正機構20を有するフィルム走行系
とを備え、更に、インク収容部13と,熱溶融性インク
1と,本体側ヒータ15と,インク補充用ローラ10
と,サブインク部材11とから成るインク塗布ユニット
9を備えている。
【0014】エンドレス状のインクリボン25は、図3
に示すようにサーマルヘッド16と斜行補正機構20及
び各ローラを内側に配置して装置内にセットされてい
る。インクリボン25は、プラテンローラ17とフィー
ドローラ23により搬送され、サーマルヘッド16とプ
ラテンローラ17により記録紙19に密着し、押圧され
ている。
【0015】テンションローラ22は、インクリボン2
5に一定のテンションを与えるように機能する。更に、
エンドレス状のインクリボン25をローラで駆動する際
に、駆動機構の寸法誤差やインクリボン25の寸法誤
差,或いはインクリボン25に働く摩擦抵抗の不均一等
により、インクリボン25がその進行方向と直角の方向
(幅方向)に徐々にずれ(斜行)ていくが、このインク
リボン25は、斜行補正機構20により、1〜5〔mm〕
以内に当該斜行量を制限することができる。これは、斜
行補正機構20のインクリボン25が掛け渡されるロー
ラを、インクリボン25の幅方向のずれに応じて傾ける
ことにより、そのずれを戻すように機能させるようにし
たものである。
【0016】ここで、本実施例に用いたインクリボン2
5は、熱伝導性物質として数μmの粒径からなるカーボ
ンを高分子成分であるアラミド,或いはポリイミドに対
して、5〜50wt%を加えたものを10〜20〔μ
m〕の厚さでエンドレス状に製膜したものである。作製
したインクリボン25の表面抵抗は、0.3〜1〔K
Ω〕である。
【0017】インク収容部13は、熱伝導性の良いアル
ミ等の金属よりなり、内部に熱溶融性インク1を収容す
る。インク収容部13の底面には熱溶融性インク1の融
点よりも若干高いある一定の温度を維持する本体側のヒ
ータ15が固定されており、インク収容部13の中の熱
溶融性インク1を液体状に溶かしている。また、インク
補充用のローラ10はステンレスまたはアルミのローラ
(肉厚が1〜2mmの管を使用)表面をサンドブラスト或
いはナール溝等の加工にて粗面状にしている。
【0018】インク補充用ローラ10は、インク補充用
ローラ10に接続されたギア12と,ガイドローラ21
に接続したギア(図示しない)により駆動され、インク
リボン25と同方向で且つ同一周速度で回転する。そし
てインク補充用ローラ10の直後で,ガイドローラ21
の手前に、回転しないサブインク部材11が設けられて
いる。
【0019】さらに、図4に示すようにインク収容部1
3の後ろの上部には、インクカートリッジ8が装着でき
るように、くぼみが設けられている。このくぼみには、
インクカートリッジ8のインク排出口5と同程度の大き
さの穴と、インクカートリッジ8のヒータ端子板14
a,14bと合わさるように、ヒータソケット26a,
26bが両側に対面するように設けられいる。
【0020】次に、インク塗布ユニットを備えたプリン
タ装置の動作を説明する。図3において、モータ24か
ら連結したギア(図示されていない)によりピックアッ
プローラ18が回転し、記録紙19をプラテンローラ1
7に送る。ついでサーマルヘッド16に、図示されてい
ない制御回路からの駆動信号が与えられ、サーマルヘッ
ドの熱でインクリボン25の一部は加熱され、溶融した
熱溶融性インク1は記録紙19に転写される。
【0021】一方、インクリボン25はサーマルヘッド
16を通りインク塗布ユニット9に搬送される。このイ
ンク塗布ユニット9の中でインクリボン25は図3に示
す矢印の方向に搬送され、インク補充用ローラ10によ
りインクリボン25の一方の表面に熱溶融性インク1が
供給される。インク補充用ローラ10により供給された
インクリボン25の表面のインク層はインク補充用ロー
ラ10の表面が砂目状あるいはナール溝状のため、転写
されたインク層にむらが生じている。
【0022】そのため、熱溶融性インク1が凝固しない
ように平滑な表面を持つ丸棒(ステンレスまたはアルミ
からなる)またはワイヤーを巻いた丸棒あるいは旋盤も
しくは化学処理等で所定の溝を形成した丸棒からなるサ
ブインク部材11(これも熱溶融性インク1の融点以上
の温度になるように制御されている)によりインク層表
面を擦ることによってインクリボン25上に平滑なイン
ク層を形成する。
【0023】インク収容部13の熱溶融性インク1が一
定量より少なくなると図示しないインクエンドセンサー
により操作盤にインクエンドが表示され、インクカート
リッジ8を交換することになる。まず、使用中のインク
カートリッジ8を外し、次いで新しいインクカートリッ
ジ8をインク塗布ユニット9のインク収容部13の後ろ
上部のくぼみに装着する。
【0024】インクカートリッジ8のヒータ端子14
a,14bとヒータソケット26a(図示しない),2
6bが合わさることによりヒータ3が発熱し、袋2を7
0〜90℃/1〜5秒で加温する。加温された袋2に充
填している熱溶融性インク1は個体の粒状から液状にな
り、袋2の穴4を通りインク排出口5を通ってインク塗
布ユニット9のインク収容部13に供給される。
【0025】熱溶融性インク1は、本実施例のような粒
状のほかに、塊,板状,或いは棒状であっても良い。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
熱溶融性インクと、この熱溶融性インクを充填する袋
と、熱溶融性インクを加熱し溶融するヒータとを備えた
構成としたので、溶融した熱溶融性インクを容易に且つ
迅速にインク塗布ユニットの内部に供給することができ
るという従来にない優れたインクカートリッジ及びこれ
を用いたプリンタ装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すインクカートリッジの
断面図である。
【図2】図1に開示したインクカートリッジを示す斜視
図である。
【図3】図1の実施例を収納装備したプリンタ装置を示
す概略構成図である。
【図4】図3内に開示したインク塗布ユニットを示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
1 熱溶融性インク 2 インク用袋 3 カートリッジ側のヒータ 4 通路 5 インク排出口 6 空気穴 7 本体ケース 8 インクカートリッジ 9 インク塗布ユニット 10 インク補充ローラ 13 インク収容部 15 本体側のヒータ 16 サーマルヘッド 17 プラテンローラ 19 記録紙 21 ガイドローラ 23 フィードローラ 25 インクリボン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定箇所に空気穴を有し下部にインク排
    出口を備えたカートリッジ本体と、このカートリッジ本
    体に収容された熱溶融性インクと、この熱溶融性インク
    を収納すると共に前記インク排出口に当接する部分に溶
    融インク用の通路を備えたインク用袋とを備え、 前記カートリッジ本体内に、前記熱溶融性インクを必要
    に応じて加熱し溶融するヒータを装備したことを特徴と
    するインクカートリッジ。
  2. 【請求項2】 記録紙を介してプラテンに当接すると共
    にフィードローラ及びガイドローラに案内されて走行す
    るエンドレス型のインクリボンと、このインクリボンの
    外面側に適度の熱溶融性インクを連続的に塗布するイン
    ク塗布ユニットと、前記プラテン部分に装備され前記イ
    ンクリボンの内側に配置された印字出力用のサーマルヘ
    ッドとを備えたプリンタ装置において、 前記インク塗布ユニットに、当該インク塗布ユニット内
    の熱溶融性インクを補足するインクカートリッジを着脱
    自在に装備すると共に、 このインクカートリッジを、上部に空気穴を有し下部に
    インク排出口を備えたカートリッジ本体と、このカート
    リッジ本体に収容された熱溶融性インクと、この熱溶融
    性インクを収納すると共に前記インク排出口当接する部
    分に溶融インク用の通路を備えたインク用袋と、前記カ
    ートリッジ本体内に装備され前記熱溶融性インクを必要
    に応じて加熱し溶融するヒータとにより構成したことを
    特徴とするプリンタ装置。
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