JPH0892029A - 油中水型乳化化粧料 - Google Patents
油中水型乳化化粧料Info
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- JPH0892029A JPH0892029A JP23282694A JP23282694A JPH0892029A JP H0892029 A JPH0892029 A JP H0892029A JP 23282694 A JP23282694 A JP 23282694A JP 23282694 A JP23282694 A JP 23282694A JP H0892029 A JPH0892029 A JP H0892029A
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Abstract
1〜40の直鎖、分岐鎖 若しくは環状の炭化水素基又は炭素数1〜5のヘテロ原
子を有する炭素化水素基 を示し、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一又は
相異なって、水素原子又 はヒドロキシル基で置換されていてもよい炭素数1〜2
0の炭化水素基を示し、 Xは−O−又は−CO−O−(ただし、カルボニル基は
R1 と結合する)を示す ]で表されるアミン誘導体又はその酸付加塩、(b)ポ
リオキシアルキレン変性 シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコー
ン又はポリエーテル・ア ルキル変性シリコーン、及び(c)シリコーン油を含有
することを特徴とする油 中水型乳化化粧料。 【効果】 乳化安定性に優れ、感触も良好である。
Description
ぱりとした感触を与え、しかも乳化安定性に優れた油中
水型乳化化粧料に関する。
粧料は、皮膚表面に油膜を形成することにより水分蒸散
を防止するものであり、撥水性に優れ、化粧くずれが少
ないという特徴を有している。しかし、その一方で、含
有される油性成分により、塗布したときの油性感やべた
つき感が強いという問題点もある。
く、油性成分としてシリコーン油が使用されている。こ
のシリコーン油は滑沢性や撥水性に優れた油性成分とし
て知られており、さっぱりとした使用感を付与するとと
もに、耐油性も向上させることができる。しかし、油分
としてシリコーン油を多量に用いると均一に乳化させる
ことが困難となり、更に製品の乳化安定性も低下し、水
相と油相が分離したり、油がしみ出すなどの問題が生じ
る。
成物の安定性を向上させるために、粘土鉱物とポリオキ
シアルキレン変性シリコーンとを含有した乳化化粧料
(特開昭61−212321号公報)や、アミノ酸、オ
キシ酸等、ポリオキシアルキレン変性シリコーン、多価
アルコール及びシリコーン油を含む乳化化粧料(特開昭
62−215510号公報)等が提案されている。しか
し、いずれの乳化化粧料も、乳化安定性、特にその経時
安定性においては充分満足できるものではなかった。
記問題点を解決し、乳化安定性に優れ、しかも使用感が
良好な油中水型乳化化粧料を提供することを目的とす
る。
達成するため鋭意研究した結果、シリコーン油とシリコ
ーン系乳化剤とともに、特定構造のアミン誘導体又はそ
の酸付加塩と加えることにより、シリコーン油を多量に
配合しても、乳化安定性に優れ、しかもさっぱりとした
使用感の油中水型乳化化粧料が得られることを見出し、
本発明を完成した。
(b)及び(c): (a)一般式(1);
ていてもよい炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環
状の炭化水素基又は炭素数1〜5のヘテロ原子を有する
炭素化水素基を示し、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6
は、同一又は相異なって、水素原子又はヒドロキシル基
で置換されていてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を
示し、Xは−O−又は−CO−O−(ただし、カルボニ
ル基はR1 と結合する)を示す]で表されるアミン誘導
体又はその酸付加塩、(b)ポリオキシアルキレン変性
シリコーン、アルキルグリセリルエーテル変性シリコー
ン又はポリエーテル・アルキル変性シリコーン、(c)
シリコーン油を含有することを特徴とする油中水型乳化
化粧料を提供するものである。
又はその酸付加塩は、上記一般式(1)で表されるもの
である。ここで一般式(1)中、R1 で示される炭素数
1〜40の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデ
シル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル
基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、
ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノ
ナコシル基、トリアコンチル基、ヘントリアコンチル
基、ドトリアコンチル基、トリトリアコンチル基、テト
ラトリアコンチル基、ペンタトリアコンチル基、ヘキサ
トリアコンチル基、ヘプタトリアコンチル基、オクタト
リアコンチル基、ノナトリアコンチル基、テトラコンチ
ル基、メチル分岐イソステアリル基、2−エチルヘキシ
ル基、2−ヘプチルウンデシル基、5,7,7−トリメ
チル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクチ
ル基、イソプロピル基等のアルキル基;ビニル基、アリ
ル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基、9−
オクタデセニル基、9,12−オクタデカジエニル基等
のアルケニル基;シクロプロピル基、シクロブチル基、
シクロペンチル基、シクロヘキシル基等の脂環式炭化水
素基;フェニル基、ナフチル基、トリル基、キシリル
基、ベンジル基等の芳香族炭化水素基;コレステリル基
等の炭化水素基を挙げることができる。これらの炭化水
素基は、1又は2以上のヒドロキシル基で置換されてい
てもよく、このようなものとしては、例えばヒドロキシ
メチル基、ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル
基、ヒドロキシヘキシル基、2,3−ジヒドロキシプロ
ピル基、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−3−ヒド
ロキシプロピル基等を挙げることができる。
素数1〜5のヘテロ原子を有する炭素化水素基のヘテロ
原子としては、酸素原子、窒素原子、硫黄原子、リン原
子、フッ素原子等を挙げることができ、これらを有する
炭化水素基としては、グリコシル基、カルボキシメチル
基、アミノカルボニルメチル基、1−(N,N−ジメチ
ルアミノ)エチル基等を挙げることができる。
及びR6 で示される炭素数1〜20の炭化水素基として
は、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデ
シル基、エイコシル基、メチル分岐イソステアリル基、
2−エチルヘキシル基、2−ヘプチルウンデシル基、
5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチ
ルブチル)−オクチル基、イソプロピル基等のアルキル
基;ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、
ヘキセニル基、9−オクタデセニル基、9,12−オク
タデカジエニル基等のアルケニル基;シクロプロピル
基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシ
ル基等の脂環式炭化水素基;フェニル基、ナフチル基、
トリル基、キシリル基、ベンジル基等の芳香族炭化水素
基等の炭化水素基を挙げることができる。これらの炭化
水素基は、1又は2以上のヒドロキシル基で置換されて
いてもよく、このようなものとしては、例えばヒドロキ
シメチル基、2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシ
プロピル基、1,2−ジヒドロキシエチル基、1,2,
3−トリヒドロキシプロピル基、1,2,3−トリヒド
ロキシブチル基、1,2,3,4−テトラヒドロキシブ
チル基、1,2,3,4−テトラヒドロキシペンチル
基、1,2,3,4,5−ペンタヒドロキシペンチル基
等を挙げることができる。
の酸付加塩を使用することもでき、例えば塩酸、硫酸、
リン酸等の無機酸塩、コハク酸、フマル酸、ヘキサデカ
ン酸、オクタデカン酸、乳酸、グリコール酸、クエン
酸、酒石酸、安息香酸等の有機酸塩などを使用すること
ができる。
(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−イソステアリル
オキシ−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−3−(12−ヒドロキシステアリルオキ
シ)−2−プロパノール、1−(2−ヒドロキシエチル
アミノ)−3−メチルオキシ−2−プロパノールが好ま
しい。
ン誘導体は、公知の種々の方法により製造することがで
き、例えば下記反応式に従って、グリシジルエーテル又
はエステル誘導体(2)にアミン誘導体(3)を付加さ
せることにより、製造することができる。また、生成し
たアミン誘導体に、常法により酸を反応させることによ
り、上記酸付加塩を製造することができる。
R6 及びXは上記と同じ意味を示す)
又は2種以上を組み合わせて用いることができ、油中水
型乳化化粧料中に0.001〜10重量%配合するのが
好ましく、特に0.001〜2重量%、更に0.005
〜2重量%配合すると、使用感に優れ、安定性も向上す
るので好ましい。
アルキレン変性シリコーン、アルキルグリセリルエーテ
ル変性シリコーン又はポリエーテル・アルキル変性シリ
コーンであり、これらは1種又は2種以上組み合わせて
用いることができる。
変性シリコーンとしては、例えば次の一般式(4)で表
されるものを挙げることができる。
く、それぞれメチル基又はフェニル基を示し、R12は同
一でも異なっていてもよく、それぞれメチル基、基R13
(OC 3H6)f(OC2H4)gO(CH2)h−(R13は水
素原子又は炭素数1〜12のアルキル基を示し、f及び
gは平均値で、それぞれ0〜35の数を示し、hは1〜
5の数を示す)又はフェニル基を示す。ただし、R12の
うち少なくとも1つは基R13(OC3H6)f(OC
2H4)gO(CH2)h−を示し、残余はメチル基又はフ
ェニル基を示す。d及びeは平均値で、dは1〜200
の数を示し、eは0〜50の数を示す]
リコーンとしては、例えば次の一般式(5)で表される
ものを挙げることができる。
は次式(6);
素基を示し、R33及びR34はそれぞれ水素原子又は炭素
数1〜5の炭化水素基を示し、そのうち少なくとも一方
は水素原子を示す)で表される基を示し、残余は炭素数
1〜30の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素基又は
次式(7);
合を含む二価炭化水素基を示し、R35は炭素数1〜30
の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素基を示す)で表され
る基を示し、i、j及びkは0〜2000の数を示し、
i+j+k=0のとき、R21〜R23及びR30〜R32のう
ち少なくとも一つは基(6)を示す。ただし、R21〜R
32のうち一つが、Qがトリメチレン基で、R33及びR34
が水素原子である基(6)であり、かつ残余がすべてメ
チル基である場合を除く]
炭素数3〜20の二価炭化水素基としては、トリメチレ
ン基、テトラメチレン基、ペンタメチレン基、ヘキサメ
チレン基、ヘプタメチレン基、オクタメチレン基、ノナ
メチレン基、デカメチレン基、ウンデカメチレン基、ド
デカメチレン基、テトラデカメチレン基、ヘキサデカメ
チレン基、オクタデカメチレン基等の直鎖アルキレン
基;プロピレン基、2−メチルトリメチレン基、2−メ
チルテトラメチレン基、2−メチルペンタメチレン基、
3−メチルペンタメチレン基等の分岐鎖アルキレン基等
を挙げることができる。R33及びR34で示される炭素数
1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、プ
ロピル基、ブチル基、ペンチル基、イソプロピル基、s
ec−ブチル基、tert−ブチル基、ネオペンチル
基、シクロペンチル基等の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化
水素基等を挙げることができる。Yで示されるエーテル
結合又はエステル結合を含む二価炭化水素基としては、
−(CH2)r−(OC2H4)p−(OC3H6)q−O−
(p及びqは0〜50の数を示し、rは3〜20の整数
を示す)、−(CH2)r−O−CO−又は−(CH 2)r
−COO−等を挙げることができる。また、R35で示さ
れる炭素数1〜30の直鎖、分岐鎖又は環状の炭化水素
基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル
基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、
トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキ
サデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデ
シル基、エイコシル基、ヘンエイコシル基、ドコシル
基、トリコシル基、テトラコシル基、ペンタコシル基、
ヘキサコシル基、ヘプタコシル基、オクタコシル基、ノ
ナコシル基、トリアコンチル基等の直鎖アルキル基、イ
ソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル
基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、1−ヘプ
チルデシル基等の分岐鎖アルキル基、シクロペンチル
基、シクロヘキシル基、アビエチル基、コレステリル基
等の環状アルキル基等を挙げることができる。
ル変性シリコーンとしては、1分子中にポリオキシアル
キレン基と炭素数6〜16の炭化水素基を有する変性シ
リコーンで、例えば次の一般式(8)で表されるものを
挙げることができる。
く、それぞれ炭素数1〜5の炭化水素基を示し、R42は
炭素数6〜16の炭化水素基を示し、Mはアルキレン基
を示し、R43は基−(OC2H4)m−(OC3H6)n−O
R44(R44は水素原子又は低級アルキル基を示し、m及
びnはm≧nで、かつ−(OC2H4)m−(OC3H6)n
−の分子量が600〜3500となる数を示す)を示
し、zは1〜3の数を示し、x及びyは、x<3yで、
かつ x+y+z=30〜400となる数を示す。ただ
し、−(OC2 H4 )m −(OC3 H6 )n −の総重量
はポリエーテル・アルキル変性シリコーン全重量の1/
3を超えない]
数1〜5の炭化水素基としては、メチル基、エチル基、
イソプロピル基、ブチル基、ペンチル基等のアルキル基
又はビニル基等のアルケニル基等を挙げることができ、
これらのなかでもメチル基が好ましい。R42で示される
炭素数6〜16の炭化水素基としては、ヘキシル基、ヘ
プチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシ
ル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペ
ンタデシル基、ヘキサデシル基等の直鎖アルキル基;イ
ソオクチル基、sec−オクチル基、2−エチルへキシ
ル基等の分岐鎖アルキル基を挙げることができ、これら
のなかでもドデシル基が好ましい。なお、y>1である
場合、それぞれのR42は同一基であっても2種以上の異
なる基の組み合わせであってもよい。Mで示されるアル
キレン基としては、メチレン基、エチレン基、プロピレ
ン基、トリメチレン基、テトラメチレン基を挙げること
ができ、これらのなかでもプロピレン基、トリメチレン
基が好ましい。R43で示される基−(OC2H4)m−
(OC3H6)n−OR44におけるR44としては、水素原
子のほか、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロ
ピル基、ブチル基等の低級アルキル基を挙げることがで
きるが、これらのなかでも水素原子が好ましい。また、
m及びnとしては、m=15でn=0、m=n=18、
m=n=25又はm=29でn=7が好ましい。x、y
及びzの意味は上記のとおりであるが、xは0〜10
0、特に0が好ましく、yはy+z=30〜70となる
数が好ましく、zは1又は2が好ましい。
ルキル変性シリコーンとしては市販品、例えば、東レ・
ダウコーニング・シリコーン社から販売されている「D
CQ−5200」(ラウリルメチコンコポリオール;式
(8)においてR41=CH 3 、R42=C12H25、x=
0)、グレン社から販売されている「アビル(ABI
L)B9806」(セチルジメチコンコポリオール;式
(8)においてR41=CH3 、R42=C16H33、x=
0)等を用いることができる。
リルエーテル変性シリコーンが好ましい。
0.001〜10重量%配合するのが好ましく、特に
0.001〜2重量%、更に0.005〜2重量%配合
すると、使用感により優れ、安定性も向上するので好ま
しい。
としては、通常化粧料に用いられれいるものであれば特
に制限されず、例えば、ジメチルポリシロキサン、ジメ
チルシクロポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキ
サン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、オクタメ
チルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロペン
タシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンを
挙げることができ、これらは1種又は2種以上を組み合
わせて用いることができる。
油性感及びべたつき感を軽減するために揮発性のシリコ
ーン油が好ましく、25℃における粘度が1〜5000
cStのものが好ましい。かかる揮発性のシリコーン油と
しては、例えば一般式(9)で表される揮発性のジメチ
ルポリシロキサン又は一般式(10)で表される揮発性
のジメチルシクロポリシロキサンを挙げることができ
る。
〜6の整数を示す)
化化粧料中において5〜60重量%であるのが好まし
く、特に10〜40重量%、更に15〜35重量%配合
すると、使用感が向上し、耐油性も向上するので好まし
い。
もに通常化粧料に用いられている油剤を本発明の目的を
損なわない範囲内で配合することができる。このような
油剤としては、アボガド油、ツバキ油、マカデミアナッ
ツ油、オリーブ油、ホホバ油等の植物油;オレイン酸、
イソステアリン酸等の脂肪酸;ヘキサデシルアルコー
ル、オレイルアルコール等のアルコール類:2−エチル
ヘキサン酸セチル、パルミチン酸−2−エチルへキシ
ル、ミリスチン酸−2−オクチルドデシル、ジ−2−エ
チルヘキサン酸ネオペンチルグリコール、トリ−2−エ
チルヘキサン酸グリセロール、オレイン酸−2−オクチ
ルドデシル、ミリスチン酸イソプロピル、トリイソステ
アリン酸グリセロール、トリ−2−エチルヘキサン酸グ
リセロール、オレイン酸−2−オクチルドデシル、ミリ
スチン酸イソプロピル、トリイソステアリン酸グリセロ
ール、2−エチルヘキサン酸ジグリセリド、ジ−p−メ
トキシ桂皮酸−モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル
等のエステル類;流動パラフィン、スクワレン、スクワ
ラン等の液状炭化水素油等を挙げることができ、これら
は1種又は2種以上を用いることができる。
油の一部として配合することができ、シリコーン油と他
の油剤を併用する場合の配合比は、油剤の種類により異
なるが、通常は重量比で9:1〜1:9が好ましく、特
に9:1〜5:5が好ましい。
を損なわない範囲内において、上記成分以外の通常化粧
品、医薬部外品、医薬品等に用いられる各種成分、例え
ば精製水、エタノール、保湿剤、増粘剤、防腐剤、粉
体、紫外線吸収剤、色素、香料、乳化安定剤、pH調整
剤、薬効成分等を挙げることができる。具体的には、保
湿剤としては、ソルビトール、キシリトール、グリセリ
ン、マルチトール、プロピレングリコール、1,3−ブ
チレングリコール、1,4−ブチレングリコール、ピロ
リドンカルボン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、
ポリオキシプロピレン脂肪酸エステル、ポリエチレング
リコール等を挙げることができ;増粘剤としては、カル
ボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、
ポリビニルアルコール、カラギーナン、ゼラチン、キサ
ンタンガム、ヒアルロン酸ナトリウム等の水溶性高分
子、塩化ナトリウム、塩化カリウム等の電解質等を挙げ
ることができ;防腐剤としては、尿素、メチルパラベ
ン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベ
ン、安息香酸ナトリウム等を挙げることができ;粉体と
しては、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、シリ
カ、ベントナイト、バーミキュライト、亜鉛華、雲母、
雲母チタン、酸化チタン、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、硫酸バリウム、ベンガラ、酸化鉄、群青等を
挙げることができ;pH調整剤としては、乳酸−乳酸ナ
トリウム、クエン酸−クエン酸ナトリウム等の緩衝剤を
挙げることができ;薬効成分としては、アラントイン、
ビタミンE誘導体、グリチルリチン酸誘導体、アスコル
ビン酸誘導体、コウジ酸、アルブチン、パンテティン酸
誘導体及びプラセンタエキス等の美白剤、抗炎症剤、ヨ
クイニン、各種植物抽出物等を挙げることができる。
り種々の剤型にすることができ、例えば、スキンクリー
ム、乳液、クリーム状フェンデーション等にすることが
できる。
シリコーン油を含有しても、均一に乳化させることがで
き、その経時安定性も非常に優れている。更に、それに
よりシリコーン油の有するさっぱりとした使用感を充分
に発揮することができ、耐油性も向上させることができ
るので、化粧崩れも少なくできる。
するが、本発明はこれらにより限定されるものではな
い。なお、実施例において用いた(a)成分のアミン誘
導体は、下記表1に示すNo.1〜No.7のものであ
る。
性シリコーンの製造) 冷却管及び磁気攪拌子を備えた100ml 2口フラスコ
に式(11′)
サン15g(4.4 mmol)、10−ウンデセニルグリセリ
ルエーテル8.1g(33mmol)、酢酸カリウムの10%エ
タノール溶液0.65g(0.66mmol) 及びイソプロピルアルコ
ール50gを仕込み、これに塩化白金酸の2%イソプロ
ピルアルコール溶液0.17g(6.6×10-3mmol)を加
え、加熱し昇温した。内容物の温度を40℃に保ち2.5
時間攪拌した。溶媒を留去し活性炭処理を行ったのち、
減圧蒸留により、未反応の10−ウンデセニルグリセリ
ルエーテルを留去し褐色高粘稠物を得た。得られた生成
物はIRはNMRスペクトルにより下記の式で示される
化合物(11)であることが確認された。
り製造し、それぞれについて、乳化安定性及び使用感を
下記の方法により評価した。結果を表2に示す。
0℃で撹拌溶解し、均一にした。次に、70℃に加熱し
た精製水を添加し、乳化した。その後、撹拌しながら室
温まで冷却し、乳化化粧料を得た。
40℃で保存し、1月後における状態を外観観察するこ
とにより、乳化安定性を下記基準に従い評価した。 ○:状態変化なく良好。 △:わずかに分離・凝集あり。 ×:分離・凝集あり。乳化不良。
顔後のそれぞれの顔の全面に各乳化化粧料を塗布しても
らい、その使用感を下記基準に従い官能評価した。 ○:使用感が良い。 △:普通。 ×:使用感が悪い。
ムは乳化安定性に優れ、使用感も良かった。
ムは乳化安定性に優れ、使用感も良かった。
ムは乳化安定性に優れ、使用感も良かった。
安定性に優れ、使用感も良かった。
ムは乳化安定性に優れ、使用感も良かった。
安定性に優れ、使用感も良かった。
ン) 下記組成のクリーム状ファンデーションを常法により製
造した。このクリーム状ファンデーションは乳化安定性
に優れ、使用感も良かった。
Claims (3)
- 【請求項1】 次の成分(a)、(b)及び(c): (a)一般式(1); 【化1】 [式中、R1 はヒドロキシル基で置換されていてもよい
炭素数1〜40の直鎖、分岐鎖若しくは環状の炭化水素
基又は炭素数1〜5のヘテロ原子を有する炭素化水素基
を示し、R2 、R3 、R4 、R5 及びR6 は、同一又は
相異なって、水素原子又はヒドロキシル基で置換されて
いてもよい炭素数1〜20の炭化水素基を示し、Xは−
O−又は−CO−O−(ただし、カルボニル基はR1 と
結合する)を示す]で表されるアミン誘導体又はその酸
付加塩、(b)ポリオキシアルキレン変性シリコーン、
アルキルグリセリルエーテル変性シリコーン又はポリエ
ーテル・アルキル変性シリコーン、(c)シリコーン油
を含有することを特徴とする油中水型乳化化粧料。 - 【請求項2】 (a)成分が、1−(2−ヒドロキシエ
チルアミノ)−3−イソステアリルオキシ−2−プロパ
ノール、1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−
(12−ヒドロキシステアリルオキシ)−2−プロパノ
ール又は1−(2−ヒドロキシエチルアミノ)−3−メ
チルオキシ−2−プロパノールである請求項1記載の油
中水型乳化化粧料。 - 【請求項3】 (c)成分が揮発性のシリコーン油であ
る請求項1記載の油中水型乳化化粧料。
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0940524A (ja) * | 1995-07-25 | 1997-02-10 | L'oreal Sa | 水反応性活性剤を含むシリコーン組成物 |
WO2003041664A1 (fr) * | 2001-11-15 | 2003-05-22 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Cosmetiques contenant un mineral argileux |
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JP2007176825A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kao Corp | 油中水型乳化化粧料 |
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-
1994
- 1994-09-28 JP JP23282694A patent/JP3426363B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007176825A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Kao Corp | 油中水型乳化化粧料 |
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