JPH0891496A - 飲料用ディスペンサ - Google Patents

飲料用ディスペンサ

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JPH0891496A
JPH0891496A JP6239498A JP23949894A JPH0891496A JP H0891496 A JPH0891496 A JP H0891496A JP 6239498 A JP6239498 A JP 6239498A JP 23949894 A JP23949894 A JP 23949894A JP H0891496 A JPH0891496 A JP H0891496A
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由行 小澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 冷却能力が高く、小型でかつ高性能な飲料用
ディスペンサを提供する。 【構成】 水槽内に設けた邪魔板によって攪拌羽根の近
傍において攪拌羽根と等速で旋回運動しようとする固体
渦域を消滅させ、水槽内全体において水を上下に循環さ
せることにより、水槽内の水を全体的に循環させて能力
の高い攪拌を行う。また、仕切り板によって水槽内を上
下に分割して、水槽内に水温が比較的に高い高温領域と
水温が比較的に低い低温領域を形成させることにより、
飲料を段階的に冷却し、更に低温の飲料を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、飲料用ディスペンサに
関する。
【0002】
【従来の技術】飲料用ディスペンサは、ビール、お茶、
ジュース、コーラ等の飲料を、缶や瓶に入った形ではな
く、機械から直接コップに注ぐ方式の装置であり、飲み
物の種類に応じて、種々の形式の飲料用ディスペンサが
知られている。
【0003】例えば図9に示す如く、炭酸水製造装置5
1に、管路52を介してボンベ53からの炭酸ガスと、
電磁弁55及び管路56を介して水がそれぞれ供給され
る。この炭酸水製造装置51で製造された炭酸水が管路
57を介してディスペンサ58に供給され、他方、タン
ク60内から管路61を介して濃縮シロップがディスペ
ンサ58に供給される。そして、ディスペンサ58の前
面に配設されたレバー62を押すと、ディスペンサ58
内部においてそれら炭酸水と濃縮シロップが適正な比率
で混合、冷却される。こうして直前に製造された飲料が
レバー62の前方に配設されたノズル63から抽出され
る構成になっている。
【0004】このように飲料用ディスペンサにおいて
は、短時間で冷却を行わなければならないため、氷蓄熱
を用いた冷却が一般に行われている。
【0005】図10に示す如く、従来の一般的なディス
ペンサ58は、ケース65の下方に水槽66を備え、該
水槽66の内部に製氷コイル67と冷却コイル68が設
けられる。水槽66の周囲には断熱層69が装着され
る。製氷コイル67と冷却コイル68の更に内側には、
水槽66の上蓋70から垂設された回転軸71下端の攪
拌羽根72が設けられる。製氷コイル67には、上蓋7
0の上方に配置された圧縮機73及び凝縮器75で作ら
れた冷媒液が供給され、該冷媒液が製氷コイル67内で
蒸発して水槽66内の水76から熱を奪うことにより、
製氷コイル67の周囲に氷77が付着形成される。冷却
コイル68には、先に図9で説明したように、炭酸水製
造装置51及びタンク60より供給された炭酸水と濃縮
シロップを適正な比率で混合することにより製造された
飲料が流通される。
【0006】以上のように構成されたディスペンサ58
にあっては、製氷コイル67の周囲に氷77を付着形成
させた状態で攪拌羽根72を回転させることにより水槽
66内の水76を攪拌、冷却し、冷却コイル68内に流
通させた飲料を冷却する。こうして直前に製造した低温
かつ新鮮な飲料をディスペンサ58全面のノズル63か
ら抽出できる構成になっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような飲料用デ
ィスペンサにおいて、飲料の抽出がないときは水槽内の
水温は全体的にほぼ0℃になっているが、飲料の抽出が
連続的に行われると、水槽内の水温は上昇する。このた
め、水槽内において攪拌羽根を回転させることにより水
を攪拌し、そのような水温のばらつきをなくすると共
に、氷面と冷却コイル外側の熱伝達を向上させている
が、飲料が充分に冷却できない場合がある。
【0008】特に飲料用ディスペンサが設置されるよう
な厨房や、飲食店のカウンターなどにあってはスペース
が狭いこともあって、小型でかつ高性能な飲料用ディス
ペンサの出現が切望されている。例えば、飲料をコップ
等に抽出する場合、10秒前後で抽出を終了することが
望ましく、その場合、飲料の入口温度は25〜30℃
で、流量は30〜60mリットル/s程度であるが、ディス
ペンサからの出口温度を約5℃前後にまで冷却すること
が望ましく、これに相当する冷却能力が必要である。
【0009】本発明の目的は、冷却能力が高く、小型で
かつ高性能な飲料用ディスペンサを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明にあっては、以上のように水槽内に、氷蓄熱を
行うための製氷コイルと、飲料を冷却するための冷却コ
イルが設けられると共に、水槽内に充填された水をその
回転により攪拌するための攪拌羽根を備えた飲料用ディ
スペンサにおいて、攪拌羽根によって水槽内に形成され
る旋回流を遮るための邪魔板を設けることとした。
【0011】また、本発明にあっては、同様の構成を備
えた飲料用ディスペンサにおいて、冷却コイルと攪拌羽
根を製氷コイルの内側に配設することとした。
【0012】更にまた、本発明にあっては、同様の構成
を備えた飲料用ディスペンサにおいて、水槽内を上下に
分割するための仕切り板を設けることとした。そして、
この仕切り板によって上下に分割された水槽内のそれぞ
れに攪拌羽根を設けることとした。
【0013】
【作用】水槽内に設けた邪魔板により、攪拌羽根の近傍
において攪拌羽根と等速で旋回運動しようとする固体渦
域を消滅させ、水槽内全体において水が上下に循環して
流れるようにする。これにより、水槽内の水を全体的に
循環させて能力の高い攪拌を行うことが可能となる。
【0014】また、冷却コイルと攪拌羽根を製氷コイル
の内側に配設することにより、製氷コイルの周囲に付着
形成された氷の内側において、冷却コイル内に流通させ
た飲料を冷却できる。
【0015】更にまた、水槽内に設けた仕切り板によっ
て水槽内を上下に分割し、冷却コイル内に飲料を流通さ
せた場合において、水槽内に水温が比較的に高い高温領
域と水温が比較的に低い低温領域を形成させる。これに
より、冷却コイル内に流通された飲料を先ず水温が比較
的に高い高温領域において予備的に冷却し、次いで、水
温が比較的に低い低温領域において飲料を更に低温にま
で冷却することができるようになる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる飲料用ディス
ペンサを図面をもとにして説明する。
【0017】先ず、水槽内に邪魔板を設けた飲料用ディ
スペンサについて説明する。図1は、邪魔板を設けて構
成した本発明実施例にかかる飲料用ディスペンサ1の上
部を省略した平面図であり、図2は、図1A−A断面矢
視図である。
【0018】円筒形状に形成された水槽2の内部に、氷
蓄熱を行うための製氷コイル3と、飲料を冷却するため
の冷却コイル5が設けられる。水槽2と同様に、これら
製氷コイル3と冷却コイル5も全体として水槽2内にお
いて円筒形状に配置され、また、冷却コイル5は製氷コ
イル3の内側に配設されている。製氷コイル3の内部に
は図示しない圧縮機及び凝縮器で作られた冷媒液が供給
され、製氷コイル3は冷凍サイクルの蒸発器として機能
し、これにより水槽2内の水6から熱を奪って製氷コイ
ル2の周囲に氷7を付着形成させている。製氷コイル3
が全体として円筒形状に配置されていることにより、こ
うして付着形成された氷7も円筒形状をなし、冷却コイ
ル5は該氷7の内側に位置している。冷却コイル5に
は、先に図9で説明したものと同様に製造された飲料が
流通される。水槽2の内壁面には一対の邪魔板8が設け
られ、製氷コイル3及び冷却コイル5は、この邪魔板8
によって水槽2内に支持されている。冷却コイル5の更
に内側には、攪拌羽根10が配設される。攪拌羽根10
は、水槽2の天板11の上方に配置されたモータ12の
回転軸13下端に装着されている。
【0019】以上のように構成された本発明実施例の飲
料用ディスペンサ1にあっては、図示の如く製氷コイル
3の周囲に円筒形状の氷7を付着形成させた状態でモー
タ12の稼働により攪拌羽根10を回転駆動し、氷7の
内側において水槽2内の水6を攪拌、冷却し、冷却コイ
ル5内に流通させた飲料を冷却する。
【0020】また、水槽2内に邪魔板8を設けているこ
とにより、水槽2内の水6を全体的に循環させて能力の
高い攪拌を行うことができる。即ち、図3に示すように
邪魔板8がない場合は、攪拌羽根10を回転駆動させる
と水槽2内において攪拌羽根10の近傍には攪拌羽根1
0と等速で水6が旋回運動を行う固体渦域15が形成さ
れる。そして、この固体渦域15における水6の速度u
は、次式によって表される。 u = rω r:槽中心からの水平距離 ω:旋回角速度 このように、邪魔板8がない場合は、水槽2の中心部に
固体渦域15が形成されて、この固体渦域15とその外
側との間で水6の出入りが充分になされないようにな
り、水槽2内の水が全体的に循環しにくい状態となる。
【0021】一方、図4に示すように邪魔板8を設けた
場合は、攪拌羽根10を回転駆動させると水槽2内にお
いて攪拌羽根10の回転によって生じた旋回流が邪魔板
8にぶつかり、水6は邪魔板8に沿って上下に循環して
流れるようになる。その結果、攪拌羽根10と等速で旋
回運動しようとする固体渦域は消滅されて、水槽2内に
おいて流動している水6と攪拌羽根10との速度差が大
きくなることも相まって、槽内の乱れレベルが高まり攪
拌能力が増大する。
【0022】かくして、以上に説明したように、この飲
料用ディスペンサ1によれば水槽2内の水6を邪魔板8
を利用して充分に攪拌でき、製氷コイル2で形成した氷
7の蓄熱によって冷却コイル5内の液体を効率良く冷却
することが可能となる。
【0023】次に、水槽内に仕切り板を設けた飲料用デ
ィスペンサについて説明する。図5は、仕切り板を設け
て構成した本発明実施例にかかる飲料用ディスペンサ2
0の上部を省略した平面図であり、図6は、図5B−B
断面矢視図である。
【0024】先に図1、2で説明した飲料用ディスペン
サ1と同様に、円筒形状の水槽21の内部に、氷蓄熱を
行うための製氷コイル22と、飲料を冷却するための冷
却コイル23が設けられる。この冷却コイル23におい
ては、図7に示すように、飲料は水槽21の底面側から
供給され、冷却コイル23内を流通しながら水槽21内
において上昇した後、抽出されるようになっている。製
氷コイル22の内部には図示しない圧縮機及び凝縮器で
作られた冷媒液が供給され、製氷コイル22は冷凍サイ
クルの蒸発器として機能し、これにより水槽21内の水
25から熱を奪って製氷コイル22の周囲に氷26を付
着形成させている。製氷コイル22は全体として円筒形
状に配置され、こうして製氷コイル22に付着形成され
た氷26も円筒形状をなし、冷却コイル23は該氷26
の内側に位置している。水槽21の内壁面には一対の邪
魔板27が設けられ、製氷コイル22及び冷却コイル2
3は、この邪魔板27によって水槽21内に支持されて
いる。
【0025】そして、この実施例の飲料用ディスペンサ
20にあっては、水槽21内を上下に分割するための仕
切り板28が設けられている。この仕切り板28は水槽
21内を水平に仕切るべく円板形状に形成され、仕切り
板28の中央には、後述する回転軸38を通すための円
孔30が穿設されている。
【0026】水槽21内において冷却コイル23の更に
内側には、攪拌羽根31及び攪拌羽根32が上下に配設
される。上方の攪拌羽根31は、上述のように仕切り板
28によって分割されて形成された水槽21内の上方領
域33に配置され、一方、下方の攪拌羽根32は、仕切
り板28によって分割されて形成された水槽21内の下
方領域35に配置される。そして、これら攪拌羽根3
1、32は、何れも水槽22の天板36の上方に配置さ
れたモータ37の回転軸38に装着されている。
【0027】この飲料用ディスペンサ20においても、
先に図1、2で説明した飲料用ディスペンサ1と同様
に、図示の如く製氷コイル22の周囲に円筒形状の氷2
6を付着形成させた状態でモータ37の稼働により攪拌
羽根31、32を回転駆動し、氷26の内側において水
槽21内の水25を攪拌、冷却する。そして、先に図7
で説明したように、水槽21の底面側から供給した飲料
を冷却コイル23内に流通させ、水槽21内において上
昇させながら冷却した該飲料を抽出する。
【0028】さて、本実施例の如く水槽21内に仕切り
板28を設けた飲料用ディスペンサ20にあっては、こ
のように水槽21の底面側から冷却コイル23内に供給
した飲料を水槽21内において上昇させながら冷却する
ことにより、仕切り板28で仕切られた水槽21内の下
方領域35には水温が比較的に高い高温領域が形成され
ると共に、仕切り板28で仕切られた水槽21内の上方
領域33には水温が比較的に低い低温領域が形成される
ようになる。即ち、本実施例のように仕切り板28によ
って分割された水槽21の底面側から冷却コイル23内
に飲料が供給されると、下方領域35においては、水槽
21内の水25は未だ冷却されていない飲料との間で熱
交換を行うこととなり、これにより下方領域35の水2
5は比較的に高い水温まで上昇され、下方領域35は水
温が比較的に高い高温領域となる。一方、上方領域33
においては、水槽21内の水25は既に下方領域35に
おいてある程度冷却された飲料との間で熱交換を行うこ
ととなる。従って、上方領域33の水25は下方領域3
5の水25ほどは高い水温まで上昇されることがなく、
上方領域33の水25は水温が低温に維持されることと
なる。こうして上方領域33は水温が比較的に低い低温
領域となる。
【0029】このように、水槽21内に仕切り板28を
設けることによって、冷却コイル23内に流通された飲
料を先ず水温が比較的に高い下方領域35において予備
的に低温化させ、次いで、水温が比較的に低い上方領域
33において飲料を更に低温にまで低温化させることが
できるようになる。
【0030】ここで、図8は本実施例のように水槽21
内に仕切り板28を設けた飲料用ディスペンサ20によ
る冷却効果を、仕切り板を有していないディスペンサに
よる冷却効果と対比させて表したグラフを示している。
即ち、仕切り板を有していないディスペンサの場合は、
水槽水温T1は、線40で示されるように水槽内におい
て全体的にほぼ一定となり、飲料温度T2は冷却コイル
内において飲料入口側から飲料出口側に向かって徐々に
冷却され、最終的にT2'にまで冷却されることとなる。
一方、本実施例のように水槽21内に仕切り板28を設
けた飲料用ディスペンサ20の場合は、水槽水温T
1は、線41で示されるように下方領域35では比較的
に高い温度となり、上方領域33では比較的に低い温度
となる。このように、仕切り板28を設けた場合は、飲
料は先ず水温が比較的に高い下方領域35において予備
的に冷却され、次いで、水温が比較的に低い上方領域3
3において更に冷却されて、最終的にT2'よりも更に低
温のT2"にまで冷却されることとなる。
【0031】表1は、この実施例のように仕切り板28
を設けた飲料用ディスペンサ20によって冷却した場合
と、仕切り板を有していないディスペンサによって冷却
した場合の抽出飲料の温度差を試算した結果を示してい
る。なお、試算にあたっては、冷却コイルに供給される
飲料の入口側温度を30℃とし、ディスペンサによって
冷却される飲料の出口側温度(抽出温度)を予測した。
【0032】
【表1】
【0033】その結果、仕切り板を有していないディス
ペンサによっては飲料を8.3℃までしか冷却できない
のに対して、仕切り板を設けることにより、飲料を6.
7℃まで冷却できることが予測された。
【0034】かくして、以上に説明したように、この実
施例の飲料用ディスペンサ20によれば水槽21内にお
いて、水温が比較的に高い下方領域35と、水温が比較
的に低い上方領域33を形成して、それら各領域35、
33において段階的に飲料を冷却することにより、冷却
コイル23内に流通させた飲料を効率良く冷却すること
が可能となる。
【0035】以上、本発明の一実施例を説明したが、本
発明はこれに限定されず、種々の態様を採り得るもので
ある。例えば、図1、図2で説明した実施例では攪拌羽
根10を邪魔板8の両側に一対設けたものを示したが、
邪魔板8は一枚だけにしても良く、また、三枚以上設け
ることも可能である。また、図5、図6に示した実施例
のように、仕切り板28は一枚のみとする場合に限ら
ず、水槽内に二枚以上の仕切り板を設けることもでき
る。そして、攪拌羽根10の形式は、例えば八枚平羽
根、ディスク形状のもの、パドル翼、湾曲羽根、ファウ
ドラー型翼、ブルマージン型翼、プロペラ等種々のもの
が採用できる。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、邪魔板を水槽内に設け
ることにより攪拌を促進し、冷却コイルと水槽内水及び
氷と水槽内水との熱伝達を向上させることができるの
で、コンパクトな飲料用ディスペンサを構成できる。ま
た、氷の形式で蓄えられた蓄熱を効果的に飲料の冷却に
利用できるので、冷温の飲料を安定的に供給することが
できる。そして、仕切り板を水槽内に設けることによ
り、水槽内に水温が比較的に高い領域と、水温が比較的
に低い領域を形成することができ、それら各領域におい
て異なる水温で段階的に飲料を冷却することにより、飲
料を更に効率良く冷却することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】邪魔板を設けた飲料用ディスペンサの上部を省
略した平面図
【図2】図1A−A断面矢視図
【図3】邪魔板がない場合の水槽内の水の攪拌状態を示
す図面
【図4】邪魔板がある場合の水槽内の水の攪拌状態を示
す図面
【図5】仕切り板を設けた飲料用ディスペンサの上部を
省略した平面図
【図6】図5B−B断面矢視図
【図7】冷却コイル内における飲料の流通状態を示す概
略図
【図8】仕切り板を設けた飲料用ディスペンサによる冷
却効果を、仕切り板を有していないディスペンサと対比
させて示したグラフ図
【図9】ディスペンサの斜視図
【図10】従来のディスペンサの内部構造を示す断面図
【符号の説明】
1、20 飲料用ディスペンサ 2、21 水槽 3、22 製氷コイル 5、23 冷却コイル 8 邪魔板 10、31、32 攪拌羽根 28 仕切り板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内に、氷蓄熱を行うための製氷コイ
    ルと、飲料を冷却するための冷却コイルが設けられると
    共に、水槽内に充填された水をその回転により攪拌する
    ための攪拌羽根を備えたものにおいて、攪拌羽根によっ
    て水槽内に形成される旋回流を遮るための邪魔板を設け
    たことを特徴とする飲料用ディスペンサ。
  2. 【請求項2】 水槽内に、氷蓄熱を行うための製氷コイ
    ルと、飲料を冷却するための冷却コイルが設けられると
    共に、水槽内に充填された水をその回転により攪拌する
    ための攪拌羽根を備えたものにおいて、冷却コイルと攪
    拌羽根を製氷コイルの内側に配設したことを特徴とする
    飲料用ディスペンサ。
  3. 【請求項3】 水槽内に、氷蓄熱を行うための製氷コイ
    ルと、飲料を冷却するための冷却コイルが設けられると
    共に、水槽内に充填された水をその回転により攪拌する
    ための攪拌羽根を備えたものにおいて、水槽内を上下に
    分割するための仕切り板を設けたことを特徴とする飲料
    用ディスペンサ。
  4. 【請求項4】 上記仕切り板によって上下に分割された
    水槽内のそれぞれに攪拌羽根を設けたことを特徴とする
    請求項3に記載の飲料用ディスペンサ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096376A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Tiyoda Electric Co Ltd 恒温槽

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010096376A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Tiyoda Electric Co Ltd 恒温槽

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