JP2006308206A - ディスペンサ - Google Patents
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Abstract
【課題】省スペースで、かつ飲料水を効率的に冷却することのできるディスペンサを提供する。
【解決手段】ディスペンサ1は、冷却水を貯溜する水槽2を備えている。水槽2の内部には、螺旋状に巻回された管状の冷却器3及び冷却コイル4が、隣り合うように設けられている。冷却コイル4の上方には、水槽2の内壁2aから斜め上方に向かって延びる平板状の整流板6が設けられている。水槽2の底面2bには、冷却器3及び冷却コイル4がそれぞれ形成する螺旋の中心に相当する位置に、外部に連通する通水孔7,8がそれぞれ設けられている。冷却コイル4の下方の底面2bには、通水孔8と連通する噴出部材9が設けられている。水槽2の外部には、攪拌ポンプ10が設けられている。攪拌ポンプ10の吸引口と通水孔7とが吸引管11によって連通され、攪拌ポンプ10の吐出口と通水孔8とが吐出管12によって連通されている。
【選択図】図1
【解決手段】ディスペンサ1は、冷却水を貯溜する水槽2を備えている。水槽2の内部には、螺旋状に巻回された管状の冷却器3及び冷却コイル4が、隣り合うように設けられている。冷却コイル4の上方には、水槽2の内壁2aから斜め上方に向かって延びる平板状の整流板6が設けられている。水槽2の底面2bには、冷却器3及び冷却コイル4がそれぞれ形成する螺旋の中心に相当する位置に、外部に連通する通水孔7,8がそれぞれ設けられている。冷却コイル4の下方の底面2bには、通水孔8と連通する噴出部材9が設けられている。水槽2の外部には、攪拌ポンプ10が設けられている。攪拌ポンプ10の吸引口と通水孔7とが吸引管11によって連通され、攪拌ポンプ10の吐出口と通水孔8とが吐出管12によって連通されている。
【選択図】図1
Description
この発明は、ディスペンサに係り、とくに、アイスバンク方式のディスペンサに関する。
従来のアイスバンク方式のディスペンサが、例えば、特許文献1に記載されている。このようなディスペンサは、蒸発器と飲料水が流通する冷却コイルとを内部に設けた水槽を備えている。蒸発器のまわりに蓄冷用の氷を作り、その氷の溶解により冷却される冷却水と冷却コイルを流通する飲料水とが熱交換することによって、冷却された飲料水が提供される。冷却水と飲料水との間の熱交換効率を向上させるために、攪拌モータを用いて水槽内の冷却水を攪拌する。
しかしながら、攪拌モータを用いて冷却水を攪拌すると、水槽底面で冷却水の流れが乱れてしまうため、冷却水を効率的に攪拌することが難しいといった問題点があった。また、冷却水と飲料水との熱交換効率、すなわち飲料水の冷却能力を確保するためには、その冷却能力に相当する氷量を確保する必要があるため、蒸発器及び冷却コイルの寸法が決定され、水槽の幅及び奥行きが大きくなってしまうといった問題点もあった。
この発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、省スペースで、かつ飲料水を効率的に冷却することのできるディスペンサを提供することを目的とする。
この発明に係るディスペンサは、冷却水を冷却して中空の柱状の氷を生成する、螺旋状に巻回された管状の蒸発器と、周囲の冷却水と内部の飲料水とが熱交換することによって、飲料水が冷却される冷却部材と、中空の柱状の氷の内部から冷却水を吸引し、冷却部材の周囲に冷却水を吐出する攪拌ポンプとを備える。
冷却部材の周囲を流れる冷却水を、中空の柱状の氷の内部に流入させる整流部材をさらに備えてもよい。
蒸発器が設けられた蓄氷槽と、冷却部材が設けられた冷却槽とを別個に備えてもよい。
冷却部材の周囲を流れる冷却水を、中空の柱状の氷の内部に流入させる整流部材をさらに備えてもよい。
蒸発器が設けられた蓄氷槽と、冷却部材が設けられた冷却槽とを別個に備えてもよい。
この発明によれば、攪拌ポンプによって、中空の柱状の氷の内部から冷却水を吸引して冷却部材の周囲を流れるように冷却水を噴出し、冷却部材の周囲を流れる冷却水を中空の柱状の氷の内部に流入させるようにしたので、省スペースで、かつ飲料水を効率的に冷却することができる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1に示されるように、ディスペンサ1は、冷却水を貯溜する水槽2を備えている。水槽2の内部には、螺旋状に巻回された管状の冷却器3及び冷却コイル4が、隣り合うように設けられている。ディスペンサ1には、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器から構成される図示しない冷凍回路が設けられており、冷却器3が、この冷凍装置を構成する蒸発器に相当する。また、冷却コイル4は冷却部材を構成する。冷却器3が形成する螺旋の内部には、氷電極15が設けられている。一方、冷却コイル4の一端は、図示しない水道の蛇口に接続し、他端は、冷却された水道水を注出するための注出コック5を備えている。冷却コイル4の上方には、水槽2の内壁2aから斜め上方に向かって延びる平板状の整流板6が設けられている。ここで、整流板6は整流部材を構成する。水槽2の底面2bには、冷却器3及び冷却コイル4がそれぞれ形成する螺旋の中心に相当する位置に、外部に連通する通水孔7,8がそれぞれ設けられている。冷却コイル4の下方の底面2bには、通水孔8と連通する噴出部材9が設けられている。水槽2の外部には、攪拌ポンプ10が設けられている。攪拌ポンプ10の吸引口と通水孔7とが吸引管11によって連通され、攪拌ポンプ10の吐出口と通水孔8とが吐出管12によって連通されている。
実施の形態1.
図1に示されるように、ディスペンサ1は、冷却水を貯溜する水槽2を備えている。水槽2の内部には、螺旋状に巻回された管状の冷却器3及び冷却コイル4が、隣り合うように設けられている。ディスペンサ1には、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器から構成される図示しない冷凍回路が設けられており、冷却器3が、この冷凍装置を構成する蒸発器に相当する。また、冷却コイル4は冷却部材を構成する。冷却器3が形成する螺旋の内部には、氷電極15が設けられている。一方、冷却コイル4の一端は、図示しない水道の蛇口に接続し、他端は、冷却された水道水を注出するための注出コック5を備えている。冷却コイル4の上方には、水槽2の内壁2aから斜め上方に向かって延びる平板状の整流板6が設けられている。ここで、整流板6は整流部材を構成する。水槽2の底面2bには、冷却器3及び冷却コイル4がそれぞれ形成する螺旋の中心に相当する位置に、外部に連通する通水孔7,8がそれぞれ設けられている。冷却コイル4の下方の底面2bには、通水孔8と連通する噴出部材9が設けられている。水槽2の外部には、攪拌ポンプ10が設けられている。攪拌ポンプ10の吸引口と通水孔7とが吸引管11によって連通され、攪拌ポンプ10の吐出口と通水孔8とが吐出管12によって連通されている。
図2は、図1に示される水槽2の周辺及び内部の平面図である。ただし、水槽2の内部の構成がわかるように、整流板6を取り除いた状態の図である。
冷却器3は、上方から見たときに、内壁2aに沿って略正方形となるように、螺旋状に巻回されている。一方、冷却コイル4は、上方から見たときに、略円形となるように、螺旋状に巻回されている。噴出部材9は、上方から見たときに、冷却コイル4を含むような略正方形の形状を有している。噴出部材9には、冷却水を上方に噴出させる5つのノズル9a,9b,9c,9d,9eを有している。ノズル9aは、上方から見たときに、冷却コイル4が形成する円の中心と一致する位置に設けられており、残りの4つのノズル4b〜4eはそれぞれ、噴出部材9の四隅であって、上方から見たときに、冷却コイル4が形成する円の外部に位置するように設けられている。噴出部材9の内部には、通水孔8を介して吐出管12に連通すると共に、5つのノズル9a〜9eのそれぞれに連通するように分岐した分岐管14が設けられている。
冷却器3は、上方から見たときに、内壁2aに沿って略正方形となるように、螺旋状に巻回されている。一方、冷却コイル4は、上方から見たときに、略円形となるように、螺旋状に巻回されている。噴出部材9は、上方から見たときに、冷却コイル4を含むような略正方形の形状を有している。噴出部材9には、冷却水を上方に噴出させる5つのノズル9a,9b,9c,9d,9eを有している。ノズル9aは、上方から見たときに、冷却コイル4が形成する円の中心と一致する位置に設けられており、残りの4つのノズル4b〜4eはそれぞれ、噴出部材9の四隅であって、上方から見たときに、冷却コイル4が形成する円の外部に位置するように設けられている。噴出部材9の内部には、通水孔8を介して吐出管12に連通すると共に、5つのノズル9a〜9eのそれぞれに連通するように分岐した分岐管14が設けられている。
次に、この実施の形態1に係るディスペンサの動作を、図1及び2に基づいて説明する。
ディスペンサ1の電源を入れると、図示しない冷凍装置の運転が開始され、冷却器3によって、水槽2内に貯溜された冷却水が冷却される。冷却水が冷却されると、冷却器3を内部に包含するように氷13が形成される。この氷13は、断面が同心状に略正方形の中空部13aを有する中空の柱状の形状を有すると共に、水槽2の4つの内壁2aのうちの3つの内壁と接するようになっている。冷却器3によって形成される氷13の量については、氷電極15と冷却器3との間の距離dを調整することによって行われ、冷却器3が形成する螺旋の内部における氷量を変化させて、氷13の量を調整する。
ディスペンサ1の電源を入れると、図示しない冷凍装置の運転が開始され、冷却器3によって、水槽2内に貯溜された冷却水が冷却される。冷却水が冷却されると、冷却器3を内部に包含するように氷13が形成される。この氷13は、断面が同心状に略正方形の中空部13aを有する中空の柱状の形状を有すると共に、水槽2の4つの内壁2aのうちの3つの内壁と接するようになっている。冷却器3によって形成される氷13の量については、氷電極15と冷却器3との間の距離dを調整することによって行われ、冷却器3が形成する螺旋の内部における氷量を変化させて、氷13の量を調整する。
冷凍装置の運転を開始した後、所定のタイミングで、攪拌ポンプ10の運転が開始される。攪拌ポンプ10は、矢印Aに示されるように、氷13の中空部13aの内部から冷却水を、通水孔7を介して吸引する。通水孔7を介して吸引された冷却水は、矢印A及びBに示されるように、吸引管11及び吐出管12内を流通し、矢印Cに示されるように、通水孔8を介して、噴出部材9から水槽2内へ再び噴出される。噴出部材9は、5つのノズル9a〜9eのそれぞれから、上方に向かって水槽2内に冷却水を噴出する。ノズル9aから噴出された冷却水は、冷却コイル4が形成する螺旋の内部を上昇する。ノズル9b〜9eのそれぞれから噴出された冷却水は、冷却コイル4が形成する螺旋の外部を上昇する。すなわち、噴出部材9から噴出された冷却水は、冷却コイル4の周囲を上方に向かって流れる。この際、冷却水が氷13の一部を溶かすことによって、冷却水が冷却される。
冷却コイル4の周囲を上方に向かって流れた冷却水は、矢印Dに示されるように、整流板6によって、冷却器3に向かうように流れの方向を変えられる。既に述べたように、攪拌ポンプ10によって、冷却器3が形成する螺旋の内部の冷却水が通水孔7から吸引されているので、この影響によって、整流板6により冷却器3に向かうように流れの方向を変えられた冷却水は、矢印Eに示されるように、冷却器3が形成する螺旋の内部に流れ込むようになる。
水槽2内では、氷13の中空部13aの内部の冷却水が、ポンプ11によって冷却コイル4の周囲を上昇するようになり、さらに整流板6によって再び氷13の中空部13aの内部に戻るように、冷却水が循環するようになる。すなわち、冷却水の流れを乱すことなく、一定方向の冷却水の流れを維持するようにして、水槽2内の冷却水が攪拌される。
水槽2内では、氷13の中空部13aの内部の冷却水が、ポンプ11によって冷却コイル4の周囲を上昇するようになり、さらに整流板6によって再び氷13の中空部13aの内部に戻るように、冷却水が循環するようになる。すなわち、冷却水の流れを乱すことなく、一定方向の冷却水の流れを維持するようにして、水槽2内の冷却水が攪拌される。
図示しない水道の蛇口から供給された水道水は、冷却コイル4内を流通する。この際、冷却コイル4の周囲を上方に向かって流れる冷却水と冷却コイル4内を流通する水道水とが熱交換を行い、冷却コイル4内の水道水が冷却される。このようにして冷却された水道水は、注出コック5から飲料水として提供される。水槽2内において、冷却水は乱れを生じさせることなく一定方向に循環しているので、冷却水と水道水との熱交換効率、すなわち水道水の冷却効率が高まる。
このように、水槽2内に、螺旋状に巻回された管状の冷却器3及び冷却コイル4を隣り合うように設け、冷却器3が形成する螺旋の内部における氷量を変化させることによって、氷13の量を調整できるので、省スペースで、水槽2内における氷13の量を可能な限り多くすることができる。
また、攪拌ポンプ10によって、氷13の中空部13aの内部から冷却水を吸引して、冷却コイル4の周囲を冷却水が上方に向かって流れるようにし、冷却コイル4の周囲を上昇した冷却水を、整流板6によって、氷13の中空部13aの内部に戻すようすることにより、水槽2内において、冷却水が乱れを生じることなく一定方向に循環するので、水道水を効率的に冷却することができる。
また、攪拌ポンプ10によって、氷13の中空部13aの内部から冷却水を吸引して、冷却コイル4の周囲を冷却水が上方に向かって流れるようにし、冷却コイル4の周囲を上昇した冷却水を、整流板6によって、氷13の中空部13aの内部に戻すようすることにより、水槽2内において、冷却水が乱れを生じることなく一定方向に循環するので、水道水を効率的に冷却することができる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るディスペンサを、図3に基づいて説明する。尚、実施の形態2において、図1及び2の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態2に係るディスペンサは、実施の形態1に対して、冷却部材として冷却タンクを使用したものである。
ディスペンサ20は、水槽2の内部に、螺旋状に巻回された冷却器3と冷却部材である冷却タンク21とを隣り合うように備えている。整流部材である整流板22は、水槽2の内壁2aから斜め上方に向かって延びると共に、冷却タンク21が整流板22を貫通するように設けられている。噴出部材23は、実施の形態1における噴出部材9のノズル9aに相当するノズルを有しておらず、噴出部材9のノズル9b〜9eに相当する4つのノズル24を有している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、この発明の実施の形態2に係るディスペンサを、図3に基づいて説明する。尚、実施の形態2において、図1及び2の参照符号と同一の符号は、同一又は同様な構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
この実施の形態2に係るディスペンサは、実施の形態1に対して、冷却部材として冷却タンクを使用したものである。
ディスペンサ20は、水槽2の内部に、螺旋状に巻回された冷却器3と冷却部材である冷却タンク21とを隣り合うように備えている。整流部材である整流板22は、水槽2の内壁2aから斜め上方に向かって延びると共に、冷却タンク21が整流板22を貫通するように設けられている。噴出部材23は、実施の形態1における噴出部材9のノズル9aに相当するノズルを有しておらず、噴出部材9のノズル9b〜9eに相当する4つのノズル24を有している。その他の構成は、実施の形態1と同じである。
実施の形態2では、噴出部材23の4つのノズル24から噴出された冷却水は、冷却タンク21の周囲を上方に向かって流れる(矢印C)。この際に、冷却水と冷却タンク21内部の水道水とが熱交換することにより、冷却タンク21内部の水道水が冷却される。また、冷却タンク21の周囲を上方に向かって流れた冷却水は、整流板22によって、冷却器3に向かうように流れの方向を変えられ(矢印D)、氷13の中空部13aの内部に流入される(矢印E)。これにより、水槽2内では、氷13の中空部13aの内部の冷却水が、ポンプ11によって冷却タンク21の周囲を上昇するようになり、さらに整流板22によって再び冷却器3が形成する螺旋の内部に戻るように、冷却水が循環するようになる。その他の動作については、実施の形態1と同じである。したがって、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るディスペンサを、図4に基づいて説明する。実施の形態3に係るディスペンサは、実施の形態1に対して、水槽2を2つの別々の水槽にし、一方の水槽に冷却器3を、他方の水槽に冷却コイル4を設けたものである。
ディスペンサ30は、直方体形状の冷却槽31及び蓄氷槽32を備えている。冷却槽31の上面は開口しており、蓄氷槽32は密閉されている。冷却槽31の内部には冷却コイル4が設けられ、蓄氷槽32の内部には冷却器3が設けられている。冷却槽31の底面31aには外部に連通する通水孔34が設けられ、蓄氷槽32の天井面32bには外部に連通する通水孔35が設けられている。通水孔34及び35を連通するように整流管33が設けられている。蓄氷槽32において、整流管33は天井面32bから下方に向かって延びており、その先端部33aは、冷却器3が形成する螺旋の内部の中心に位置している。ここで、整流管33は、整流部材を構成する。
次に、この発明の実施の形態3に係るディスペンサを、図4に基づいて説明する。実施の形態3に係るディスペンサは、実施の形態1に対して、水槽2を2つの別々の水槽にし、一方の水槽に冷却器3を、他方の水槽に冷却コイル4を設けたものである。
ディスペンサ30は、直方体形状の冷却槽31及び蓄氷槽32を備えている。冷却槽31の上面は開口しており、蓄氷槽32は密閉されている。冷却槽31の内部には冷却コイル4が設けられ、蓄氷槽32の内部には冷却器3が設けられている。冷却槽31の底面31aには外部に連通する通水孔34が設けられ、蓄氷槽32の天井面32bには外部に連通する通水孔35が設けられている。通水孔34及び35を連通するように整流管33が設けられている。蓄氷槽32において、整流管33は天井面32bから下方に向かって延びており、その先端部33aは、冷却器3が形成する螺旋の内部の中心に位置している。ここで、整流管33は、整流部材を構成する。
蓄氷槽32の底面32aには、冷却器3が形成する螺旋の中心に相当する位置に、外部に連通する通水孔36が設けられている。冷却槽31及び蓄氷槽32の外部には、攪拌ポンプ10が設けられている。攪拌ポンプ10の吸引口と通水孔36とが吸引管37によって連通され、攪拌ポンプ10の吐出口と冷却槽31の開口とが吐出管38によって連通されている。
吐出管38の端部は、冷却槽31内において、5つのノズル38a,38b,38c,38d,38eに分岐している。ノズル38aは、冷却コイル4が形成する螺旋の内部の中心に位置して下方を向いており、ノズル38b〜38eはそれぞれ、冷却コイル4が形成する螺旋の外部であって、冷却槽31の四隅に位置して下方を向いている。
その他の構成は、実施の形態1と同じである。
吐出管38の端部は、冷却槽31内において、5つのノズル38a,38b,38c,38d,38eに分岐している。ノズル38aは、冷却コイル4が形成する螺旋の内部の中心に位置して下方を向いており、ノズル38b〜38eはそれぞれ、冷却コイル4が形成する螺旋の外部であって、冷却槽31の四隅に位置して下方を向いている。
その他の構成は、実施の形態1と同じである。
次に、この実施の形態3に係るディスペンサの動作を、図4に基づいて説明する。
ディスペンサ30の電源を入れると、図示しない冷凍装置の運転が開始され、冷却器3によって蓄氷槽32内の冷却水が冷却される。冷却水が冷却されると、冷却器3を内部に包含するように氷13が形成される。この氷13は、実施の形態1と同様に、断面が同心状に略正方形の中空部13a(図2参照)を有する中空の柱状の形状を有している。ただし、氷13は蓄氷槽32の4つの内壁32cの全てに接するようになっている。尚、氷13の量は、実施の形態1と同様に、氷電極15と冷却器3との間の距離d(図2参照)を調整することによって行われ、冷却器3が形成する螺旋の内部における氷の量を変化させることで調整可能である。
ディスペンサ30の電源を入れると、図示しない冷凍装置の運転が開始され、冷却器3によって蓄氷槽32内の冷却水が冷却される。冷却水が冷却されると、冷却器3を内部に包含するように氷13が形成される。この氷13は、実施の形態1と同様に、断面が同心状に略正方形の中空部13a(図2参照)を有する中空の柱状の形状を有している。ただし、氷13は蓄氷槽32の4つの内壁32cの全てに接するようになっている。尚、氷13の量は、実施の形態1と同様に、氷電極15と冷却器3との間の距離d(図2参照)を調整することによって行われ、冷却器3が形成する螺旋の内部における氷の量を変化させることで調整可能である。
冷凍装置の運転を開始した後、所定のタイミングで、攪拌ポンプ10の運転が開始される。攪拌ポンプ10は、矢印Fに示されるように、蓄氷槽32において、氷13の中空部13の内部の冷却水を、通水孔36を介して吸引する。通水孔36を介して吸引された冷却水は、矢印G及びHに示されるように、吸引管37及び吐出管38内を流通し、ノズル38a〜38eのそれぞれから冷却槽31内へ噴出される。ノズル38aから噴出された冷却水は、矢印Iに示されるように、冷却コイル4が形成する螺旋の内部を下降する。ノズル38b〜38eのそれぞれから噴出された冷却水は、矢印Jに示されるように、冷却コイル4が形成する螺旋の外部を下降する。すなわち、ノズル38a〜38eのそれぞれから噴出された冷却水は、冷却コイル4の周囲を下方に向かって流れる。この際、冷却水と冷却コイル4内を流通する水道水との間で熱交換が行われることによって、水道水が冷却される。冷却された水道水は、注出コック5から冷水として提供される。
コイル4の周囲を下方に向かって流れた冷却水は、矢印Kに示されるように、整流管33を流通して蓄氷槽32の内部に流れ込む。整流管33の先端33aは、冷却器3が形成する螺旋の内部の中心に相当する位置において下方を向いているため、整流管33から蓄氷槽32の内部に流れ込んだ冷却水は、氷13の中空部13aの内部を下降する。
コイル4の周囲を下方に向かって流れた冷却水は、矢印Kに示されるように、整流管33を流通して蓄氷槽32の内部に流れ込む。整流管33の先端33aは、冷却器3が形成する螺旋の内部の中心に相当する位置において下方を向いているため、整流管33から蓄氷槽32の内部に流れ込んだ冷却水は、氷13の中空部13aの内部を下降する。
実施の形態3では、冷却水は、蓄氷槽32において、氷13の中空部13aの内部からポンプ10によって吸引されて、冷却槽31内へ噴出される。冷却槽31内へ噴出された冷却水は、冷却コイルの周囲を下降した後、整流管33を流通して蓄氷槽32内へ戻され、氷13の中空部13aの内部を下降する。このような経路で、冷却水が循環する。すなわち、冷却槽31及び蓄氷槽32内の冷却水は、一定方向の流れを維持するように循環することによって攪拌される。また、実施の形態1と同様に、冷却器3が形成する氷13の量を調整できるので、省スペースで、蓄氷槽32内における氷13の量を可能な限り多くすることができる。さらに、冷却コイル4を冷却槽31に設け、冷却器3を蓄氷槽32に設けることにより、ディスペンサ30内において、冷却槽31及び蓄氷槽32のそれぞれを異なる位置に設置することができるので、ディスペンサ30をコンパクトにすることもできる。
実施の形態3では、冷却部材として冷却コイル4を用いたが、これに限定するものではない。実施の形態2に示される冷却タンク21を使用してもよい。
また、実施の形態1〜3では、飲料水として水道水を使用したが、これに限定するものではなく、ジュースやお茶等の飲料水でもよい。この場合、水道の蛇口に接続された冷却コイル4の一端を、その他の飲料水が貯溜されているタンクに接続すればよく、冷却部材として飲料タンク21を使用する場合には、飲料タンク21にその他の飲料水を貯溜すればよい。
また、実施の形態1〜3では、飲料水として水道水を使用したが、これに限定するものではなく、ジュースやお茶等の飲料水でもよい。この場合、水道の蛇口に接続された冷却コイル4の一端を、その他の飲料水が貯溜されているタンクに接続すればよく、冷却部材として飲料タンク21を使用する場合には、飲料タンク21にその他の飲料水を貯溜すればよい。
1,20,30 ディスペンサ、3 冷却器(蒸発器)、4 冷却コイル(冷却部材)、6,22 整流板(整流部材)、10 攪拌ポンプ、13 (中空の柱状の)氷、31 冷却槽、32 蓄氷槽、33 整流管(整流部材)。
Claims (3)
- 冷却水を冷却して中空の柱状の氷を生成する、螺旋状に巻回された管状の蒸発器と、
周囲の前記冷却水と内部の飲料水とが熱交換することによって、前記飲料水が冷却される冷却部材と、
前記中空の柱状の氷の内部から前記冷却水を吸引し、前記冷却部材の周囲に前記冷却水を吐出する攪拌ポンプと
を備えるディスペンサ。 - 前記冷却部材の周囲を流れる前記冷却水を、前記中空の柱状の氷の内部に流入させる整流部材をさらに備える請求項1に記載のディスペンサ。
- 前記蒸発器が設けられた蓄氷槽と、
前記冷却部材が設けられた冷却槽と
を別個に備える請求項1または2に記載のディスペンサ。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011099607A (ja) * | 2009-11-05 | 2011-05-19 | Kowa:Kk | 過冷却水生成装置 |
WO2017034209A1 (ko) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | 엘지전자 주식회사 | 정수기 |
-
2005
- 2005-04-28 JP JP2005131725A patent/JP2006308206A/ja active Pending
Cited By (3)
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US10473380B2 (en) | 2015-08-27 | 2019-11-12 | Lg Electronics Inc. | Liquid dispenser |
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