JPH089119A - データ処理装置 - Google Patents
データ処理装置Info
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- JPH089119A JPH089119A JP13841594A JP13841594A JPH089119A JP H089119 A JPH089119 A JP H089119A JP 13841594 A JP13841594 A JP 13841594A JP 13841594 A JP13841594 A JP 13841594A JP H089119 A JPH089119 A JP H089119A
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- data
- read
- write
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Abstract
を同時に独立して実行するデータ処理装置において、一
個のFIFOメモリでデータ読出がデータ書込に追い着
かないようにする。 【構成】 データ書込手段30の書込クロックとデータ
読出手段32の読出クロックとの位相を相対的に可変す
る位相可変手段33を設けた。
Description
(First In First Out)メモリに書き込んでから読み出す
デジタル複写機等のデータ処理装置に関するものであ
る。
願人が想定したデジタル複写機を図8に基づいて以下に
順次説明する。まず、このデータ処理装置であるデジタ
ル複写機1は、原稿(図示せず)の印刷画像を読取入力
する画像読取部2と、この画像読取部2で入力される画
像データに各種処理を実行する信号処理部3と、この信
号処理部3から出力させる画像データを印刷用紙(図示
せず)に印刷出力する画像印刷部4とを順次接続した構
造となっている。
タクトガラス5下に、主走査方向に細長いライン光源6
と反射ミラー7とからなる第一走査ユニット8と、一対
の反射ミラー9,10からなる第二走査ユニット11と
を、速度比が二対一となるよう副走査方向に移動自在に
支持し、結像光学系12とCCD(Charge Coupled Devi
ce)センサ13とを順次配置した構造となっている。
部2のCCDセンサ13に接続されたアンプ14に、A
/DC(Analog/Digital Convertor)15、画像データ
に各種処理を実行する画像処理部16、画像データを一
時記憶するバッファメモリ17、データ読出の開始タイ
ミングを制御する印刷制御部18、画像データに基づい
て画像印刷部4を駆動制御するLD(Laser Diode)変調
部19等を、順次接続した構造となっている。
理部3のLD変調部19に接続されたLD20の出射光
路に、コリメータレンズ21やシリンドリカルレンズ2
2を介して主走査方向に回転自在なポリゴンミラー23
の反射面を位置させ、このポリゴンミラー23の主走査
光路にfθレンズ24や反射ミラー25を介して副走査
方向に回転自在な感光ドラム26の被走査面を位置させ
た構造となっている。なお、この画像印刷部4は、前記
ポリゴンミラー23の主走査光が前記感光ドラム26に
入射する直前の位置にフォトセンサからなる同期検知器
27が配置されており、この同期検知器27の出力端子
が前記信号処理部2の印刷制御部18にフィードバック
接続されている。
写機1は、原稿から画像データを画像読取部2で読取入
力して画像印刷部4で印刷用紙に印刷出力するようにな
っており、この過程で画像データを信号処理部3で一時
記憶して画像読取部2の入力速度と画像印刷部4の出力
速度とを調停するようになっている。
は、画像読取部2は、コンタクトガラス5に載置された
原稿の印刷画像を第一・第二走査ユニット8,11で副
走査方向に読取走査して結像光学系12でCCDセンサ
13に結像するので、このCCDセンサ13は、副走査
方向に連続する主走査ラインとしてドットマトリクスの
画像データを一ラインずつ信号処理部3に出力する。こ
の時、CCDセンサ13は、一ラインの画像データをラ
イン同期信号 LSYNCによりアドレスをリセットしてから
所定の画素クロックで副走査方向に一画素ずつ出力する
ことになり、この画像データは、第一・第二走査ユニッ
ト8,11の走査速度やCCDセンサ13の読取周期な
どに起因した所定のライン周期で信号処理部3に一ライ
ンずつ出力される。
ずつ入力される画像データをアンプ14で増幅してA/
DC15でアナログ値からデジタル値に変換し、画像処
理部16で明度補正処理や変倍処理や編集処理などの各
種処理を実行してからバッファメモリ17に入力する。
すると、後述するように、このバッファメモリ17に、
印刷制御部18がタイミング制御信号を出力するので、
このタイミング制御信号に従ってバッファメモリ17の
画像データが印刷制御部18に読み出される。そこで、
この印刷制御部18は、範囲制限やパターン合成などの
各種処理を実行してから画像データをLD変調部19に
出力するので、このLD変調部19は、画像データに対
応して変調する駆動電流を画像印刷部4のLD20に出
力することになる。
タに対応して駆動されるLD20の出射光を各種レンズ
21,22で収束してポリゴンミラー23で偏向走査
し、この走査光をfθレンズ24で補正して感光ドラム
26の副走査方向に移動する被走査面に結像する。そこ
で、この感光ドラム26の被走査面にドットマトリクス
の静電潜像が形成されるので、これをトナー(図示せ
ず)で現像して印刷用紙に転写することで画像印刷が実
行される。
ミラー23の主走査光が感光ドラム26の直前に入射す
る同期検知器27が同期検知信号DETPを出力するので、
これが入力される信号処理部3の印刷制御部18がバッ
ファメモリ17にタイミング制御信号を出力するように
なっている。このようにすることで、信号処理部3のバ
ッファメモリ17で一時記憶された画像データは、画像
印刷部4の印刷出力に適正なタイミングで順次読み出さ
れることになる。
像読取部2から信号処理部3に画像データを書き込むこ
とと、この信号処理部3から画像印刷部4に画像データ
を読み出すこととを連続的に実行するため、信号処理部
3のバッファメモリ17を二系統として二ラインの画像
データを一ラインずつ別個に入出力できるようにしてい
る。そこで、一方のバッファメモリ17に一ラインの画
像データを書き込んでいる時間に、他方のバッファメモ
リ17から事前に書き込まれた一ラインの画像データを
読み出すようにし、このようなデータ読出とデータ書込
とを二系統のバッファメモリ17で交互に実行するよう
になっている。また、本出願人が提案した方式では、デ
ータ書込の切替タイミングより以前にデータ読出が終了
するよう設定しているが、これではデータ読出の速度が
データ書込より遅い場合には対応不能である。
め、本出願人が提案した特開平4-170857号公報のデータ
処理装置では、バッファメモリを二系統のFIFOメモ
リとして、データ書込とデータ読出とを非同期に開始し
て同一周期で実行できるようにし、データ書込よりデー
タ読出が高速となるようにしている。このようにするこ
とで、一方のバッファメモリにデータ書込とデータ読出
とが同時に実行される場合でも、データ書込よりデータ
読出が高速なので書込アドレスが読出アドレスに追い着
いたり追い越すようなことがない。
置では、データ書込とデータ読出とを二系統のバッファ
メモリに交互に実行する場合に、一方のバッファメモリ
にデータ書込とデータ読出とが同時に実行される事態が
発生しても、書込アドレスが読出アドレスに追い着くよ
うなことがない。
一ラインずつ書き込まれる二系統としてバッファメモリ
を形成する必要があるので、このバッファメモリの記憶
容量が増大してデータ処理装置の小型軽量化や生産性向
上が阻害されている。
ドットマトリクスの画像データの一ライン以上の記憶容
量を具備して書込アドレスに対応したデータ書込と読出
アドレスに対応したデータ読出とが同時に独立して実行
されるFIFOメモリと、書込開始信号から所定周期の
書込クロックで書込アドレスを順次インクリメントして
前記FIFOメモリに画像データを書き込むデータ書込
手段と、このデータ書込手段とは独立した所定周期の読
出クロックで読出開始信号から読出アドレスを順次イン
クリメントして前記FIFOメモリから画像データを読
み出すデータ読出手段とを具備したデータ処理装置にお
いて、前記データ書込手段の書込クロックと前記データ
読出手段の読出クロックとの位相を相対的に可変する位
相可変手段を設けた。
の画像データの一ライン以上の記憶容量を具備して書込
アドレスに対応したデータ書込と読出アドレスに対応し
たデータ読出とが同時に独立して実行されるFIFOメ
モリと、書込開始信号から所定周期の書込クロックで書
込アドレスを順次インクリメントして前記FIFOメモ
リに画像データを一ラインずつ書き込むデータ書込手段
と、このデータ書込手段とは独立した所定周期の読出ク
ロックで読出開始信号から読出アドレスを順次インクリ
メントして前記FIFOメモリから画像データを一ライ
ンずつ読み出すデータ読出手段とを具備したデータ処理
装置において、前記FIFOメモリの書込アドレスをリ
セットする書込リセット信号を前記データ書込手段の書
込開始信号に基づいて出力する書込リセット手段を設
け、前記FIFOメモリの読出アドレスをリセットする
読出リセット信号を前記データ読出手段の読出開始信号
に基づいて出力する読出リセット手段を設け、前記デー
タ読出手段の読出開始信号を遅延させて前記データ書込
手段の書込開始信号として出力する信号遅延手段を設け
た。
明において、データ読出手段の読出開始信号と信号遅延
手段が遅延させた読出開始信号との論理和を読出リセッ
ト信号としてFIFOメモリに出力する論理和手段を設
けた。
明において、信号遅延手段が遅延させた読出開始信号を
予め設定された数回に一回のみデータ書込手段の書込開
始信号として出力するカウンタ手段を設けた。
明において、データ読出手段の読出クロックを数分の一
に分周してから読出アドレスをインクリメントする信号
分周手段を設けた。
又は5記載の発明において、データ読出手段の読出開始
信号でリセットされて前記データ読出手段の読出クロッ
クでカウント値がインクリメントされる読出カウンタを
設け、この読出カウンタのカウント値と予め設定された
数値とを比較して一致を検知するとデータ書込手段の書
込開始信号を出力するカウント比較手段を設け、このカ
ウント比較手段と前記読出カウンタとで信号遅延手段を
形成した。
明において、読出カウンタのカウント値と比較するカウ
ント比較手段の数値を可変自在に設定する数値設定手段
を設けた。
明において、FIFOメモリの書込周波数fw≦前記FI
FOメモリの読出周波数frの場合には、データ読出手段
が画像データを一ラインの略中央まで読み出してからF
IFOメモリのデータ書込を開始すると共に、データ読
出手段が次の一ラインを終端まで読み出す以前にFIF
Oメモリのデータ書込を終了し、前記FIFOメモリの
書込周波数fw≧前記FIFOメモリの読出周波数frの場
合には、データ読出手段が画像データを一ラインの終端
まで読み出してからFIFOメモリに一ラインの略半分
の書込アドレスでデータ書込を開始すると共に、データ
読出手段が次の一ラインを読み出す以前にFIFOメモ
リのデータ書込を開始するように、信号遅延手段の遅延
時間を設定した。
クロックとデータ読出手段の読出クロックとの位相を位
相可変手段が相対的に可変することにより、FIFOメ
モリのデータ読出がデータ書込に追い着かないようにす
る。
書込アドレスをリセットする書込リセット信号を書込リ
セット手段がデータ書込手段の書込開始信号に基づいて
出力し、FIFOメモリの読出アドレスをリセットする
読出リセット信号を読出リセット手段がデータ読出手段
の読出開始信号に基づいて出力し、信号遅延手段がデー
タ読出手段の読出開始信号を遅延させてデータ書込手段
の書込開始信号として出力することにより、FIFOメ
モリのデータ読出がデータ書込に追い着かないようにす
る。
読出開始信号と信号遅延手段が遅延させた読出開始信号
との論理和を論理和手段が読出リセット信号としてFI
FOメモリに出力することにより、論理和した読出開始
信号の個数だけFIFOメモリから画像データの各ライ
ンをデータ読出手段の一ライン周期中に繰り返し読み出
す。
延させた読出開始信号をカウンタ手段が予め設定された
数回に一回のみデータ書込手段の書込開始信号として出
力することにより、FIFOメモリから画像データの各
ラインをデータ読出手段の一ライン周期に一回として繰
り返し読み出す。
読出クロックを信号分周手段が数分の一に分周してから
読出アドレスをインクリメントすることにより、FIF
Oメモリから画像データの各画素をデータ読出手段の一
ライン周期中に繰り返し読み出す。
ウント値がデータ読出手段の読出開始信号でリセットさ
れてデータ読出手段の読出クロックでインクリメントさ
れると、この読出カウンタのカウント値と予め設定され
た数値とをカウント比較手段が比較して一致を検知する
とデータ書込手段の書込開始信号を出力することによ
り、FIFOメモリのデータ読出がデータ書込に追い着
かないように書込開始信号を適正に設定する。
ウント値と比較するカウント比較手段の数値を数値設定
手段が可変自在に設定することにより、FIFOメモリ
のデータ読出とデータ書込との周波数や開始タイミング
や位相などの変化に信号遅延手段を対応させることがで
きる。
書込周波数fw≦FIFOメモリの読出周波数frの場合に
は、データ読出手段が画像データを一ラインの略中央ま
で読み出してからFIFOメモリのデータ書込を開始す
ると共に、データ読出手段が次の一ラインを終端まで読
み出す以前にFIFOメモリのデータ書込を終了し、前
記FIFOメモリの書込周波数fw≧前記FIFOメモリ
の読出周波数frの場合には、データ読出手段が画像デー
タを一ラインの終端まで読み出してからFIFOメモリ
に一ラインの略半分の書込アドレスでデータ書込を開始
すると共に、データ読出手段が次の一ラインを読み出す
以前にFIFOメモリのデータ書込を開始することによ
り、ダブルコピーを実行する場合でもFIFOメモリの
データ読出がデータ書込に追い着かない条件を規定す
る。
明する。なお、本実施例でデータ処理装置として例示す
るデジタル複写機28に関し、データ処理装置の一従来
例として前述したデジタル複写機1と同一の部分は、同
一の名称と符号とを利用して詳細な説明は省略する。
複写機28は、図1に例示するように、信号処理部29
と画像印刷部4とを接続した構造となっており、前記信
号処理部29は、データ書込手段であり書込リセット手
段でもある画像入力部30と、FIFOメモリ31と、
データ読出手段であり読出リセット手段でもある印刷制
御部32とを、順次接続した構造となっている。そし
て、この印刷制御部32と共に画像印刷部4の同期検知
器27が位相可変手段である位相変更回路33に接続さ
れており、この位相変更回路33が前記画像入力部30
に接続されている。
記FIFOメモリ31は、ドットマトリクスの画像デー
タの一ライン以上の記憶容量を具備しており、書込アド
レスに対応したデータ書込と読出アドレスに対応したデ
ータ読出とが同時に独立して実行されるようになってい
る。また、前記画像入力部30は、書込開始信号から所
定周期の書込クロックで書込アドレスを順次インクリメ
ントして前記FIFOメモリ31に画像データを書き込
むようになっており、前記印刷制御部32は、前記画像
入力部30とは独立した所定周期の読出クロックで読出
開始信号から読出アドレスを順次インクリメントして前
記FIFOメモリ31から画像データを読み出すように
なっている。
は、書き込まれる画像データDin の入力端子、読み出さ
れる画像データDoutの出力端子、書込イネーブル信号XW
E の入力端子、読出イネーブル信号XRE の入力端子、書
込リセット信号XWRES の入力端子、読出リセット信号XR
RES の入力端子、書込クロックWCLKの入力端子、読出ク
ロックRCLKの入力端子、書込アドレスをポイントする書
込アドレスポインタ(図示せず)、読出アドレスをポイ
ントする読出アドレスポインタ(図示せず)等を具備し
ている。
入力端子で先頭がXのものは、その信号がアクティブロ
ーであることを意味している。そして、書込アドレスポ
インタでポイントされる書込アドレスは、書込リセット
信号XWRES により“0”にリセットされ、書込イネーブ
ル信号XWE がアクティブの場合に書込クロックWCLKでイ
ンクリメントされるようになっている。同様に、読出ア
ドレスポインタでポイントされる読出アドレスは、読出
リセット信号XRRES により“0”にリセットされ、読出
イネーブル信号XRE がアクティブの場合に読出クロック
RCLKでインクリメントされるようになっている。
ータが書き込まれる場合は、図4に例示するように、最
初に書込リセット信号XWRESFで書込アドレスがリセット
されてから、書込イネーブル信号XWE がアクティブな状
態で書込クロックWCLK(SCLK)がローからハイに遷移する
と、前記FIFOメモリ31に書込アドレスで画像デー
タが書き込まれる。そして、この書込動作を実行する毎
に書込アドレスがインクリメントされるので、画像デー
タはFIFOメモリ31に書込アドレス“0”から順番
に書き込まれる。
ータが読み出される場合は、最初に読出リセット信号XR
RESFで読出アドレスがリセットされてから、読出イネー
ブル信号XREFがアクティブな状態で読出クロックRCLKが
ローからハイに遷移すると、前記FIFOメモリ31か
ら読出アドレスで画像データが読み出される。そして、
この読出動作を実行する毎に読出アドレスがインクリメ
ントされるので、画像データはFIFOメモリ31の読
出アドレス“0”から順番に読み出される。
記画像入力部30は、入力されるポリゴンモータ同期パ
ルス信号XPMSYNC を書込クロックとして画像データを前
記FIFOメモリ31に書き込み、前記印刷制御部32
は、同期検知パルス信号 XDETPを読出クロックとして前
記FIFOメモリ31から画像データを読み出すが、こ
のようなFIFOメモリ31のデータ書込とデータ読出
とは、周期が相違したクロックで独立して実行されるの
で、これを無秩序に実行すると先行するデータ書込にデ
ータ読出が追い着くいてエラーが発生することになる。
記画像入力部30のポリゴンモータ同期パルス信号XPMS
YNC と、印刷制御部32の同期検知パルス信号 XDETPと
の位相を位相変更回路33で相対的に可変することで、
先行するデータ書込にデータ読出が追い着くことが発生
しないようになっている。
部30は、ここでは画像読取部2にアンプ14やA/D
C15を介して画像処理部16を接続したような構造と
なっており、図2に例示するように、前記FIFOメモ
リ31の書込クロックWCLKとなる入力画素クロックSCLK
を発生するクロック発生回路34を具備している。さら
に、この画像入力部30は、ポリゴンモータ同期パルス
信号XPMSYNC の入力端子、前記FIFOメモリ31に書
き込む画像データの出力端子、前記FIFOメモリ31
の書込イネーブル信号XWE となる XSLGATE信号の出力端
子、前記FIFOメモリ31の書込リセット信号XWRES
となるXLSYNC信号の出力端子等を具備している。
部32は、前記FIFOメモリ31から読み出す画像デ
ータの入力端子、前記FIFOメモリ31の読出イネー
ブル信号XRE となるXREF信号の出力端子、前記FIFO
メモリ31の読出リセット信号XRRES となるXRRESF信号
の出力端子、前記FIFOメモリ31の読出クロックRC
LKの出力端子、前記LD変調器19を介して前記画像印
刷部4に画像データを伝送する出力端子、前記LD変調
器19を介して前記画像印刷部4に画像データを伝送す
る印刷画素クロックPCLKの出力端子、読出開始信号とな
る前記画像印刷部4の同期検知パルス信号XDETP の入力
端子等を具備している。
詳細な説明を、その作用と共に以下に順次説明する。ま
ず、このデジタル複写機28の画像印刷部4では、ポリ
ゴンミラー23の回転数は、 回転数(r/s)=副走査画素密度(line/mm)×線速(mm/
s)/ポリゴン面数 として設定されている。そこで、このようなポリゴンミ
ラー23がLD20の出射光を偏向走査して主走査光を
形成するが、この主走査光は感光ドラム26に入射する
直前に同期検知器27に入射するので、この同期検知器
27は受光に対応して印刷制御部32に同期検知パルス
信号 XDETPを出力する。つまり、この同期検知パルス信
号 XDETPは、画像印刷部4の一ラインの主走査毎に一回
ずつ出力されることになり、その周期は画像印刷のライ
ン周期と同一である。そこで、このライン周期は、 ライン周期(s)=1/{副走査画素密度(line/mm)×線
速(mm/s)} となる。そして、このようなライン周期で画像印刷部4
が出力する同期検知パルス信号 XDETPが、印刷制御部3
2に読出開始信号として入力されることになる。
示するように、画像印刷部4から同期検知パルス信号 X
DETPが入力されるクロック同期回路35にクロック発生
回路36が接続されており、このクロック発生回路36
が印刷画素クロックPCLKを出力するようになっている。
ここで、この印刷画素クロックPCLKはLD印刷周波数で
もあり、 LD印刷周波数(Hz)=主走査画素密度(dot/mm)×主走
査速度(mm/s) =有効印刷画素数(dot)/ライン周期(s)/有効走査期
間率 となる。なお、この有効走査期間率は、レーザプリンタ
の場合は通常70〜80(%)である。そこで、この印刷制御
部32では、上述のようにしてクロック発生回路36が
発生する印刷画素クロックPCLKを、クロック同期回路3
5が同期検知パルス信号 XDETPの入力タイミングに位相
を同期させて出力する。なお、クロック発生回路36
は、水晶やセラミックの発振器を利用しても良いが、P
LL(Phase Locked Loop)周波数シンセサイザを利用す
れば周波数を可変できるので、画素密度や線速の変更に
対応することができる。
4が出力する同期検知パルス信号 XDETPは位相変更回路
33にも入力されるので、この位相変更回路33は、請
求項1記載の発明の一実施例として、同期検知パルス信
号 XDETPの周期は変更することなく位相を変更し、ポリ
ゴンモータ同期パルス信号XPMSYNC として画像入力部3
0に出力する。
発生回路34が発生する入力画素クロックSCLKの入力画
素周波数が、 入力画素周波数(Hz)≧有効画素数(dot)/ライン周期
(s)/有効画像率 となる。なお、CCDセンサ13に存在する無効な素子
のために発生する期間から算定されるが、この無効な期
間は全体の数%しか必要でないので、有効画像率は100
(%)に近くなる。そして、この画像入力部30では、入
力されるポリゴンモータ同期パルス信号XPMSYNC を入力
画素クロックSCLKに同期させ、CCDセンサ13にシフ
トパルスとして出力する。
したシフトレジスタ(図示せず)がシフトパルスでリセ
ットされ、無効なCCDに連続して有効なCCDで画像
データを順次出力するので、この画像データは画像入力
部30で各種処理を実行されてからFIFOメモリ31
に書き込まれる。この時、この画像入力部30では、デ
ータ伝送が各種処理のために、副走査方向で数ライン、
主走査方向で数十から数百ドット遅延するので、この遅
延量に対応して有効な一画素目で XSLGATE信号がアクテ
ィブとなる。なお、この XSLGATE信号は、主走査方向の
有効画像領域を示し、これがアクティブになる所定のク
ロック数前に主走査同期信号XLSYNCが出力される。そこ
で、上述のようにして画像入力部30からXSLGATE信号
とXLSYNC信号とが入力されるFIFOメモリ31は、画
像入力部30の入力画素クロックSCLKに同期した書込ク
ロックWCLKに従って画像データを順次記憶することにな
る。
して画像入力部30からFIFOメモリ31に書き込ま
れた画像データを読み出してLD変調部19から画像印
刷部4に伝送する機能と、FIFOメモリ31のデータ
読出を制御する機能とを具備している。まず、図3に例
示するように、前述のようにクロック発生回路36が発
生する印刷画素クロックは、クロック同期回路35で画
像印刷部4から入力される同期検知パルス信号 XDETPの
入力タイミングに位相が同期されてPCLKとなり、 XDETP
はPCLKと同期されて所定のパルス幅のXDETP1信号とな
る。そこで、このクロック同期回路35が出力するXDET
P1信号は、後述するセレクタ回路37からXRRESF信号と
してFIFOメモリ31に出力され、このFIFOメモ
リ31で読出リセット信号XRRES となって読出アドレス
をリセットすることになる。また、このクロック同期回
路35が出力するXDETP1信号は、読出カウンタである主
走査カウンタ38や分周器39のリセット端子にも出力
され、これら主走査カウンタ38や分周器39もリセッ
トすることになる。
号でリセットされてPCLKでインクリメントされるバイナ
リカウンタで、そのカウント値によりレーザビームの主
走査位置が判明するようになっている。そして、この主
走査カウンタ38は、一ラインの走査中にオーバーフロ
ーしないビット数を具備しているので、このビット数
は、画像印刷部4が縦送りするA3サイズの印刷用紙に
400dpiで画像を印刷するならば13ビットは必要である。
々が請求項2記載の発明の信号遅延手段である四個のコ
ンパレータ40〜43が接続されており、第一のコンパ
レータ40は、同期検知のためのLD20の強制駆動信
号を発生するようになっている。そこで、この第一のコ
ンパレータ40には、これに数値を可変自在に設定する
数値設定手段であるCPU(Central Processing Unit)
44がI/F(Interface)レジスタ45を介して接続さ
れており、主走査カウンタ38のカウント値AとCPU
44で可変自在に予め設定された数値Bとを比較し、こ
の設定数値Bをカウント値Aが超過すると出力がアクテ
ィブとなる。そこで、この出力はBD(Beam Detect)信
号として論理和手段である論理和ゲート46で画像デー
タと論理和され、この出力によってLD20は強制的に
発光駆動される。
ングは、主走査光が有効印刷領域を通過してから次の主
走査光が同期検知器27に到達する以前とする必要があ
り、フレアを防止する必要もあるので、通常は同期検知
器27より数(mm)から数十(mm)ほど手前に設定する。そ
して、上述のようにして強制的に駆動されるLD20の
主走査光が同期検知器27に入射すると、この同期検知
器27が出力する同期検知パルス信号 XDEPTがアクティ
ブとなって主走査カウンタ38がリセットされる。そこ
で、この主走査カウンタ38はリセットされるとカウン
トを再開するので、このカウントは画像印刷部4のライ
ン周期毎に繰り返されることになる。
二のコンパレータ41は、画像データの印刷タイミング
と有効印刷領域とを規定するために設けられており、C
PU44で予め可変自在に設定される二つの数値C,D
(C<D)と主走査カウンタ38のカウント値Aとを比
較する。そして、このカウント値Aが設定数値Cを超過
すると、出力信号XRGATEがアクティブとなり設定数値D
を超過するとネゲートとなる。この時、この出力信号XR
GATEは反転信号であり、この反転とFIFOメモリ31
から読み出される画像データとを論理積ゲート47で論
理積することで、画像データが選択的にマスクされて有
効印刷領域より外方の位置の画像データは遮断される。
つまり、設定数値Cにより画像データの主走査の開始位
置が決定され、設定数値Cにより主走査の終了位置が決
定されるので、これらの数値は印刷用紙の横幅や搬送位
置により変更され、機械誤差の調整にも利用される。
号XRGATEは、読出イネーブル信号XRE としてFIFOメ
モリ31に出力されるので、このFIFOメモリ31
は、読出リセット信号XRRES で読出アドレスがリセット
されてから、読出イネーブル信号XRE がアクティブな状
態で読出クロックRCLKがローからハイに遷移すると、読
出アドレスの先頭から順番に画像データが読み出され
る。
延手段である第三のコンパレータ42は、同一画像を主
走査方向に並列に印刷するダブルコピーを実現するため
に設けられており、CPU44で予め可変自在に設定さ
れる数値Eと主走査カウンタ38のカウント値Aとを比
較し、このカウント値Aが設定数値Eに一致すると第三
のコンパレータ42はパルス信号を遅延した読出開始信
号として出力する。そこで、この第三のコンパレータ4
2のパルス信号は同期検知パルス信号XDETP1と論理和ゲ
ート48で論理和され、この論理和ゲート48の出力信
号がCPU44で制御されるセレクタ回路37に同期検
知パルス信号XDETP1と共に出力される。
ーマルコピーを実行する場合には、CPU44の制御で
セレクタ回路37が同期検知パルス信号XDETP1を選択
し、ダブルコピーを実行する場合には、CPU44の制
御でセレクタ回路37が論理和ゲート48の出力信号を
選択する。そして、この出力信号をFIFOメモリ31
の読出リセット信号XRRES として読出アドレスをリセッ
トすることで、図5に例示するように、画像印刷部4の
ライン周期に二回ずつFIFOメモリ31の読出アドレ
スがリセットされて画像データの各ラインが二回ずつ読
み出される。
機28では、簡易な構成でダブルコピーを実現すること
ができ、このような場合にもFIFOメモリ31のデー
タ書込がデータ読出に追い着くようなことはない。な
お、第三のコンパレータ42の設定数値Eは、印刷画像
を主走査方向に並列に配置するために印刷用紙の中央を
検知できるよう設定されるので、画像印刷部4の用紙搬
送機構(図示せず)がセンタ基準であるならば印刷用紙
のサイズとは無関係に固定的に設定される。また、この
ような設定数値Eを二つ以上とすることで、三つ以上の
画像を主走査方向に連続印刷することもできる。
三のコンパレータ42は、請求項2及び3記載の発明の
信号遅延手段を請求項6記載の構成として実現したもの
であるが、この信号遅延手段はカウンタなどの一般的な
遅延回路でも実現可能である。
第四のコンパレータ43は、請求項2記載の発明の信号
遅延手段を請求項6記載の構成として実現したものであ
り、CPU44で可変自在に予め設定される数値Fと主
走査カウンタ38のカウント値とを比較し、これが一致
するとパルス信号を遅延した読出開始信号として出力す
る。そこで、この第四のコンパレータ43のパルス信号
は、請求項4記載の発明のカウンタ手段である間引回路
49に出力され、CPU44で可変自在に予め設定され
た数回に一回のみ、書込開始信号であるポリゴンモータ
同期パルス信号XPMSYNC として画像入力部30に入力さ
れる。
信号をポリゴンモータ同期パルス信号XPMSYNC として間
引回路49で二回に一回のみ画像入力部30に出力する
場合、図6に例示するように、この画像入力部30がF
IFOメモリ31に書き込む画像データのライン数の二
倍のライン数の画像データを画像印刷部4が印刷出力す
ることになる。このようにすることで、この画像印刷部
4は、画像データの各ラインを二回ずつ印刷出力するこ
とになるので、これはポリゴンミラー23の回転速度を
下限速度より低下させることなく印刷密度を低下させる
ことや、ドット直径を変更することなく副走査密度を向
上させるようなことに、利用可能である。
のようなコンパレータ40〜43の設定数値A〜FをC
PU44で可変自在に設定することができるので、FI
FOメモリ31のデータ読出とデータ書込との周波数や
開始タイミングや位相などの変化に簡易に対応すること
ができる。
周器39は、請求項5記載の発明の信号分周手段であ
り、この印刷制御部32の読出クロックCLKをCPU4
4で可変自在に予め設定された数分の一に分周する。そ
こで、この分周された読出クロックRCLKがFIFOメモ
リ31に出力されるので、このFIFOメモリ31は、
印刷制御部32の読出クロックRCLKに同期してインクリ
メントされる読出アドレスから画像データが順次読み出
される。なお、この分周器39は、同期検知パルス信号
XDETP1がリセット端子に入力されるようになっているの
で、分周した読出クロックRCLKの位相を一ライン毎に調
整するようになっている。
二分の一に分周すると、通常の二倍の周期でFIFOメ
モリ31から画像データが読み出されるので、この読み
出される画像データの一画素を画像印刷部4が主走査方
向に連続した二画素として印刷出力されることになる。
このようにすることで、この画像印刷部4は、画像デー
タの各画素を主走査方向に二倍に印刷出力することにな
るので、これはクロック周波数を下限速度より低下させ
ることなく印刷密度を低下させることや、ドット直径を
変更することなく主走査密度を向上させるようなことに
利用可能である。
て、FIFOメモリ31の画像データのアドレスを縦軸
として画像印刷部4の画像印刷の主走査位置を横軸とし
たグラフをタイムチャートと共に特性図として図7に例
示する。なお、このグラフの横軸の一周期Tは、画像印
刷部4のライン周期に相当し、これは副走査方向の画素
密度と線速とで決定される。また、このグラフの縦軸の
最大値APmax は、主走査方向の画素密度で決定され、 APmax=主走査画素密度×主走査有効印刷領域幅 として表現される。なお、このグラフでは、破線はFI
FOメモリ31に書き込む画像データの書込アドレスを
意味しており、実線はFIFOメモリ31から読み出す
画像データの読出アドレスを意味している。また、この
読出アドレスは、最小サイズの印刷用紙の場合と、最大
サイズの印刷用紙の場合と、最大サイズの印刷用紙にダ
ブルコピーを実行する場合となっている。さらに、この
グラフでは、データ書込の書込クロックWCLKとデータ読
出の読出クロックXRE との周波数が相違する場合を例示
している。
て、印刷制御部32がFIFOメモリ31から画像デー
タを読み出す場合は、最初に読出リセット信号XRRES で
読出アドレスをリセットしてから、読出イネーブル信号
XRE がアクティブな状態で読出クロックRCLKに従って読
出アドレスで画像データを読み出し、この読出動作を実
行する毎に読出アドレスをインクリメントする。
用紙の主走査方向幅に対応して開始と終了とのタイミン
グが制御されるので、印刷用紙が最大サイズの場合に
は、有効走査期間の最初にアクティブとなって最後にネ
ゲートとなり、この時点の読出アドレスは最大値APmax
である。また、印刷用紙が最小サイズの場合には、主走
査動作と感光ドラム26との中央が一致するようアクテ
ィブとネゲートとのタイミングが調整され、この時点の
読出アドレスは最大値APmax より以前の所定位置であ
る。また、ダブルコピーの場合には、感光ドラム26の
中央位置を走査する時点で読出リセット信号XRRES を出
力してFIFOメモリ31の読出アドレスをリセットす
るので、この時点の読出アドレスは通常の最大値APmax
の半分である。
て、図7に例示したグラフでは、書込クロックWCLKの周
波数が最低で画像入力部30の有効画像率が100(%)に
近い場合となっているので、これはとして例示するよ
うに、書込アドレスの図示の傾斜が最も緩慢となってい
る。つまり、この書込アドレスの傾斜は書込周波数fwと
読出周波数frとの比率で決定されるので、例えば、これ
ら書込周波数fwと読出周波数frとが同一の場合や、書
込周波数fwが読出周波数frを超過する場合では、図示
するように書込アドレスの傾斜は順次増大する。
て、FIFOメモリ31に画像データが書き込まれる場
合は、最初に書込リセット信号XWRES で書込アドレスが
リセットされてから書込イネーブル信号XWE がアクティ
ブな状態で書込クロックWCLKに従ってFIFOメモリ3
1に書込アドレスで画像データが書き込まれ、この書込
動作を実行する毎に書込アドレスがインクリメントされ
る。
イネーブル信号XRE のように用紙幅に対応して開始や終
了のタイミングが制御されることはなく、最大画像の期
間だけアクティブとなる。つまり、書込イネーブル信号
XWE は、書込リセット信号XWRES の出力後に予め設定さ
れた数クロックから数十クロックの期間後にアクティブ
となり、最大画像の書込クロックWCLKの出力後にネゲー
トとなるので、この時点での書込アドレスは最大値APma
x である。
のデータ書込とデータ読出とをアドレスで表現すると図
7のグラフとなるので、このグラフにおいて書込アドレ
スの破線と読出アドレスの実線とが交差しなければ、同
時に独立して実行するデータ書込とデータ読出とが干渉
しないことになる。そこで、同図から容易に確認できる
ように、書込リセット信号XWRES の出力タイミングを適
正に調整することで、書込クロックWCLKの書込周波数fw
とは無関係に、FIFOメモリ31のデータ書込にデー
タ読出が追い着くことを防止できる。
て、請求項8記載の発明の一実施例として、上述のよう
なことを実現する各種条件を具体的に例示する。なお、
ここでは印刷用紙として各種サイズを利用できること
と、ダブルコピーを実行できることを考慮するので、こ
れが不要な場合には条件も変化する。
には、 1.印刷制御部32が画像データを一ラインの略中央ま
で読み出してからFIFOメモリ31のデータ書込を開
始し、 2.印刷制御部32が次の一ラインを終端まで読み出す
以前にFIFOメモリ31のデータ書込を終了する。
には、 3.印刷制御部32が画像データを一ラインの終端まで
読み出してからFIFOメモリに一ラインの略半分の書
込アドレスでデータ書込を開始し、 4.印刷制御部32が次の一ラインを読み出す以前にF
IFOメモリ31のデータ書込を開始する。
ように書込リセット信号XWRES の出力タイミングを適正
に調整すれば、FIFOメモリ31のデータ書込にデー
タ読出が追い着くことを防止できる。
的な内容を以下に順次詳述する。まず、書込周波数fw≦
読出周波数frの場合は、図7のグラフでとして例示し
たように、書込アドレスは読出アドレスより傾斜が緩慢
となるので、この書込アドレスは読出アドレスに交差し
やすいことになる。しかし、このような場合でも、FI
FOメモリ31のデータ書込を、直前のダブルコピーの
二回目のデータ読出の開始より以後に開始し、次の一ラ
インのデータ読出の終了より以前に終了すれば、データ
書込がデータ読出に干渉することはない。例えば、書込
周波数fwが最低の場合、図7のグラフでのように書込
アドレスの傾斜は緩慢であるが、この場合でもライン周
期の略三分の一をマージンとして確保することができ、
このマージンは書込周波数fwが向上すると増加する。
は、図7のグラフでとして例示したように、書込アド
レスは読出アドレスより傾斜が急激となるので、この書
込アドレスは読出アドレスに交差しやすいことになる。
そして、このような状態でダブルコピーを実行するなら
ば、二回目のデータ読出の終了時の読出アドレスは一ラ
インの半分であるので、このアドレスでのデータ書込は
上述した時点より以後に実行する必要がある。つまり、
FIFOメモリ31の一ラインの終端のデータ読出を実
行している時点では、データ書込は開始していないか、
一ラインの半分以下の書込アドレスで実行しているなら
ば問題はなく、また、次の一ラインの先端のデータ読出
を開始する以前にデータ書込を開始するならば問題はな
い。
タ書込からデータ読出までは若干の時間を必要とするの
で、これを考慮する必要はあるが、この範囲は少なくと
も無効走査期間より長く、データ書込の開始タイミング
にはマージンを十分に確保することができる。
は、図7のグラフでとして例示したように、書込アド
レスと読出アドレスとの傾斜が一致するので、この書込
アドレスと読出アドレスとは交差しにくいことになる。
そして、このような場合には、上述した“fw≦fr”と
“fw≧fr”との両方の条件を満足することが最適である
が、ダブルコピーを実行しないならばデータ書込とデー
タ読出との開始時間が相違しているだけで良い。また、
ダブルコピーを実行する場合には、FIFOメモリ31
のデータ書込の開始を、直前のラインの二回目のデータ
読出の開始位置から次のラインデータ読出の開始位置ま
でに実行すれば良い。
デジタル複写機28を例示し、CCDセンサ13で光学
入力する画像データをFIFOメモリ31にデータ書込
する画像入力部30をデータ書込手段として例示し、F
IFOメモリ31からデータ読み出する画像データを画
像印刷部4で印刷出力する印刷制御部32をデータ読出
手段として例示したが、本発明は上記実施例に限定され
るものではない。例えば、ホストコンピュータから受信
する画像データをFIFOメモリにデータ書込するデー
タ書込手段や、FIFOメモリからデータ読み出する画
像データをディスプレイで表示出力するデータ読出手段
を具備したDTP(Desk Top Publishing)システムなど
もデータ処理装置として実現可能である。
スの画像データの一ライン以上の記憶容量を具備して書
込アドレスに対応したデータ書込と読出アドレスに対応
したデータ読出とが同時に独立して実行されるFIFO
メモリと、書込開始信号から所定周期の書込クロックで
書込アドレスを順次インクリメントして前記FIFOメ
モリに画像データを書き込むデータ書込手段と、このデ
ータ書込手段とは独立した所定周期の読出クロックで読
出開始信号から読出アドレスを順次インクリメントして
前記FIFOメモリから画像データを読み出すデータ読
出手段とを具備したデータ処理装置において、前記デー
タ書込手段の書込クロックと前記データ読出手段の読出
クロックとの位相を相対的に可変する位相可変手段を設
けたことにより、FIFOメモリのデータ読出がデータ
書込に追い着かないようにすることができ、このような
ことを実現するために二ラインの画像データが一ライン
ずつ書き込まれる二系統としてFIFOメモリを形成す
る必要がないので、簡易な構造で実用的なデータ処理装
置を得ることができる等の効果を有するものである。
の画像データの一ライン以上の記憶容量を具備して書込
アドレスに対応したデータ書込と読出アドレスに対応し
たデータ読出とが同時に独立して実行されるFIFOメ
モリと、書込開始信号から所定周期の書込クロックで書
込アドレスを順次インクリメントして前記FIFOメモ
リに画像データを一ラインずつ書き込むデータ書込手段
と、このデータ書込手段とは独立した所定周期の読出ク
ロックで読出開始信号から読出アドレスを順次インクリ
メントして前記FIFOメモリから画像データを一ライ
ンずつ読み出すデータ読出手段とを具備したデータ処理
装置において、前記FIFOメモリの書込アドレスをリ
セットする書込リセット信号を前記データ書込手段の書
込開始信号に基づいて出力する書込リセット手段を設
け、前記FIFOメモリの読出アドレスをリセットする
読出リセット信号を前記データ読出手段の読出開始信号
に基づいて出力する読出リセット手段を設け、前記デー
タ読出手段の読出開始信号を遅延させて前記データ書込
手段の書込開始信号として出力する信号遅延手段を設け
たことにより、FIFOメモリのデータ読出がデータ書
込に追い着かないようにすることができ、このようなこ
とを実現するために二ラインの画像データが一ラインず
つ書き込まれる二系統としてFIFOメモリを形成する
必要がないので、簡易な構造で実用的なデータ処理装置
を得ることができる等の効果を有するものである。
明において、データ読出手段の読出開始信号と信号遅延
手段が遅延させた読出開始信号との論理和を読出リセッ
ト信号としてFIFOメモリに出力する論理和手段を設
けたことにより、論理和した読出開始信号の個数だけF
IFOメモリから画像データの各ラインをデータ読出手
段の一ライン周期中に繰り返し読み出すことができるの
で、同一画像を主走査方向に連続印刷するダブルコピー
などを簡易に実現することができる等の効果を有するも
のである。
明において、信号遅延手段が遅延させた読出開始信号を
予め設定された数回に一回のみデータ書込手段の書込開
始信号として出力するカウンタ手段を設けたことによ
り、FIFOメモリから画像データの各ラインをデータ
読出手段の一ライン周期に一回として繰り返し読み出す
ことができるので、簡易な構造で画像印刷の副走査密度
を向上させることができる等の効果を有するものであ
る。
明において、データ読出手段の読出クロックを数分の一
に分周してから読出アドレスをインクリメントする信号
分周手段を設けたことにより、FIFOメモリから画像
データの各画素をデータ読出手段の一ライン周期中に繰
り返し読み出すことができるので、簡易な構造で画像印
刷の主走査密度を向上させることができる等の効果を有
するものである。
又は5記載の発明において、データ読出手段の読出開始
信号でリセットされて前記データ読出手段の読出クロッ
クでカウント値がインクリメントされる読出カウンタを
設け、予め所定の数値が可変自在に設定される数値設定
手段を設け、この数値設定手段の数値と前記読出カウン
タのカウント値とを比較して一致を検知するとデータ書
込手段の書込開始信号を出力するカウント比較手段を設
け、このカウント比較手段と前記読出カウンタとで信号
遅延手段を形成したことにより、この信号遅延手段でF
IFOメモリのデータ読出がデータ書込に追い着かない
ように書込開始信号を適正に設定することができ、この
信号遅延手段を簡易かつ実用的な構造で形成することが
できる等の効果を有するものである。
明において、読出カウンタのカウント値と比較するカウ
ント比較手段の数値を可変自在に設定する数値設定手段
を設けたことにより、FIFOメモリのデータ読出とデ
ータ書込との周波数や開始タイミングや位相などの変化
に信号遅延手段を対応させることができるので、信号遅
延手段の汎用性の向上に寄与することができる等の効果
を有するものである。
明において、FIFOメモリの書込周波数fw≦前記FI
FOメモリの読出周波数frの場合には、データ読出手段
が画像データを一ラインの略中央まで読み出してからF
IFOメモリのデータ書込を開始すると共に、データ読
出手段が次の一ラインを終端まで読み出す以前にFIF
Oメモリのデータ書込を終了し、前記FIFOメモリの
書込周波数fw≧前記FIFOメモリの読出周波数frの場
合には、データ読出手段が画像データを一ラインの終端
まで読み出してからFIFOメモリに一ラインの略半分
の書込アドレスでデータ書込を開始すると共に、データ
読出手段が次の一ラインを読み出す以前にFIFOメモ
リのデータ書込を開始するように、信号遅延手段の遅延
時間を設定したことにより、ダブルコピーを実行する場
合でもFIFOメモリのデータ読出がデータ書込に追い
着かない条件を規定することができるので、各種の条件
に対応してデータ処理装置を簡易に実現することができ
る等の効果を有するものである。
タル複写機を例示するブロック図である。
ロック図である。
ロック図である。
合の各種信号を例示するタイムチャートである。
するタイムチャートである。
するタイムチャートである。
たグラフを各種信号のタイムチャートと共に例示する特
性図である。
機の内部機構とブロック構造とを例示する模式図であ
る。
段 31 FIFOメモリ 32 データ読出手段、読出リセット手
段 33 位相可変手段 38 読出カウンタ 39 信号分周手段 40〜43 信号遅延手段、カウント比較手
段、信号遅延手段 46 論理和手段 45 数値設定手段 49 カウンタ手段
Claims (8)
- 【請求項1】 ドットマトリクスの画像データの一ライ
ン以上の記憶容量を具備して書込アドレスに対応したデ
ータ書込と読出アドレスに対応したデータ読出とが同時
に独立して実行されるFIFOメモリと、書込開始信号
から所定周期の書込クロックで書込アドレスを順次イン
クリメントして前記FIFOメモリに画像データを書き
込むデータ書込手段と、このデータ書込手段とは独立し
た所定周期の読出クロックで読出開始信号から読出アド
レスを順次インクリメントして前記FIFOメモリから
画像データを読み出すデータ読出手段とを具備したデー
タ処理装置において、 前記データ書込手段の書込クロックと前記データ読出手
段の読出クロックとの位相を相対的に可変する位相可変
手段を設けたことを特徴とするデータ処理装置。 - 【請求項2】 ドットマトリクスの画像データの一ライ
ン以上の記憶容量を具備して書込アドレスに対応したデ
ータ書込と読出アドレスに対応したデータ読出とが同時
に独立して実行されるFIFOメモリと、書込開始信号
から所定周期の書込クロックで書込アドレスを順次イン
クリメントして前記FIFOメモリに画像データを一ラ
インずつ書き込むデータ書込手段と、このデータ書込手
段とは独立した所定周期の読出クロックで読出開始信号
から読出アドレスを順次インクリメントして前記FIF
Oメモリから画像データを一ラインずつ読み出すデータ
読出手段とを具備したデータ処理装置において、 前記FIFOメモリの書込アドレスをリセットする書込
リセット信号を前記データ書込手段の書込開始信号に基
づいて出力する書込リセット手段を設け、前記FIFO
メモリの読出アドレスをリセットする読出リセット信号
を前記データ読出手段の読出開始信号に基づいて出力す
る読出リセット手段を設け、前記データ読出手段の読出
開始信号を遅延させて前記データ書込手段の書込開始信
号として出力する信号遅延手段を設けたことを特徴とす
るデータ処理装置。 - 【請求項3】 データ読出手段の読出開始信号と信号遅
延手段が遅延させた読出開始信号との論理和を読出リセ
ット信号としてFIFOメモリに出力する論理和手段を
設けたことを特徴とする請求項2記載のデータ処理装
置。 - 【請求項4】 信号遅延手段が遅延させた読出開始信号
を予め設定された数回に一回のみデータ書込手段の書込
開始信号として出力するカウンタ手段を設けたことを特
徴とする請求項2記載のデータ処理装置。 - 【請求項5】 データ読出手段の読出クロックを数分の
一に分周してから読出アドレスをインクリメントする信
号分周手段を設けたことを特徴とする請求項2記載のデ
ータ処理装置。 - 【請求項6】 データ読出手段の読出開始信号でリセッ
トされて前記データ読出手段の読出クロックでカウント
値がインクリメントされる読出カウンタを設け、この読
出カウンタのカウント値と予め設定された数値とを比較
して一致を検知するとデータ書込手段の書込開始信号を
出力するカウント比較手段を設け、このカウント比較手
段と前記読出カウンタとで信号遅延手段を形成したこと
を特徴とする請求項2,3,4又は5記載のデータ処理
装置。 - 【請求項7】 読出カウンタのカウント値と比較するカ
ウント比較手段の数値を可変自在に設定する数値設定手
段を設けたことを特徴とする請求項6記載のデータ処理
装置。 - 【請求項8】 FIFOメモリの書込周波数fw≦前記F
IFOメモリの読出周波数frの場合には、データ読出手
段が画像データを一ラインの略中央まで読み出してから
FIFOメモリのデータ書込を開始すると共に、データ
読出手段が次の一ラインを終端まで読み出す以前にFI
FOメモリのデータ書込を終了し、 前記FIFOメモリの書込周波数fw≧前記FIFOメモ
リの読出周波数frの場合には、データ読出手段が画像デ
ータを一ラインの終端まで読み出してからFIFOメモ
リに一ラインの略半分の書込アドレスでデータ書込を開
始すると共に、データ読出手段が次の一ラインを読み出
す以前にFIFOメモリのデータ書込を開始するよう
に、 信号遅延手段の遅延時間を設定したことを特徴とする請
求項2記載のデータ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13841594A JP3631512B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13841594A JP3631512B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | データ処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH089119A true JPH089119A (ja) | 1996-01-12 |
JP3631512B2 JP3631512B2 (ja) | 2005-03-23 |
Family
ID=15221433
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13841594A Expired - Fee Related JP3631512B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | データ処理装置 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP3631512B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007150837A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 画像データ処理装置 |
US7245314B2 (en) | 2001-02-02 | 2007-07-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image apparatus and method for converting scanned image data |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP13841594A patent/JP3631512B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|---|---|---|
US7245314B2 (en) | 2001-02-02 | 2007-07-17 | Ricoh Company, Ltd. | Image apparatus and method for converting scanned image data |
JP2007150837A (ja) * | 2005-11-29 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 画像データ処理装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3631512B2 (ja) | 2005-03-23 |
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