JPH089084B2 - 半凝固金属スラリー製造装置 - Google Patents
半凝固金属スラリー製造装置Info
- Publication number
- JPH089084B2 JPH089084B2 JP62329082A JP32908287A JPH089084B2 JP H089084 B2 JPH089084 B2 JP H089084B2 JP 62329082 A JP62329082 A JP 62329082A JP 32908287 A JP32908287 A JP 32908287A JP H089084 B2 JPH089084 B2 JP H089084B2
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- Japan
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- semi
- container
- metal slurry
- stirrer
- solidified metal
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、半凝固金属スラリー製造装置に関するもの
である。
である。
［従来の技術］ ２元金属元素以上の金属合金において、固液共存温度
域で溶融金属中に微細球状結晶粒をできるだけ多く存在
させた半凝固金属スラリーを得る方法として、凝固開始
点から溶融金属にスタラー（攪拌棒）によって攪拌剪断
力を与え、成長するデンドライト結晶組織を破砕して溶
融金属中に均一に微細球状結晶粒を混在させる方法があ
り、この方法を実現するための手段として種々のものが
提案されている。
域で溶融金属中に微細球状結晶粒をできるだけ多く存在
させた半凝固金属スラリーを得る方法として、凝固開始
点から溶融金属にスタラー（攪拌棒）によって攪拌剪断
力を与え、成長するデンドライト結晶組織を破砕して溶
融金属中に均一に微細球状結晶粒を混在させる方法があ
り、この方法を実現するための手段として種々のものが
提案されている。
［発明が解決しようとする問題点］ 而して、形成された半凝固金属スラリーを排出する場
合には、容器下部を開いて排出口から行うが、開口量が
少いと排出口に凝固殻が付着して半凝固金属スラリーの
円滑な排出ができず、又開口量が多いと一度に多量の半
凝固金属スラリーが排出されてトラブルが生じる虞れが
ある。
合には、容器下部を開いて排出口から行うが、開口量が
少いと排出口に凝固殻が付着して半凝固金属スラリーの
円滑な排出ができず、又開口量が多いと一度に多量の半
凝固金属スラリーが排出されてトラブルが生じる虞れが
ある。
本発明は上述の実情に鑑み、半凝固金属スラリーを少
量ずつ確実に排出し得るようにすることを目的としてな
したものである。
量ずつ確実に排出し得るようにすることを目的としてな
したものである。
［問題点を解決するための手段］ 本発明は、中空円筒状の容器内に回転可能なスタラー
を配設し、前記容器の下部に、該容器の中空円筒部より
も小径の中空円筒部を有する半凝固金属スラリー排出用
の容器を取付け、前記スタラーを回転させることにより
溶融金属に攪拌剪断力を与え半凝固金属スラリーを形成
し、形成した該半凝固金属スラリーを前記半凝固金属ス
ラリー排出用の容器の下端から外部へ排出するようにし
た半凝固金属スラリー製造装置において、スタラーの下
端に、前記半凝固金属スラリー排出用の容器の中空円筒
部内に収納されるよう、外周面に螺旋状の案内溝が刻設
され且つスタラーよりも外径が小さい案内部材を一体的
に固着したものである。
を配設し、前記容器の下部に、該容器の中空円筒部より
も小径の中空円筒部を有する半凝固金属スラリー排出用
の容器を取付け、前記スタラーを回転させることにより
溶融金属に攪拌剪断力を与え半凝固金属スラリーを形成
し、形成した該半凝固金属スラリーを前記半凝固金属ス
ラリー排出用の容器の下端から外部へ排出するようにし
た半凝固金属スラリー製造装置において、スタラーの下
端に、前記半凝固金属スラリー排出用の容器の中空円筒
部内に収納されるよう、外周面に螺旋状の案内溝が刻設
され且つスタラーよりも外径が小さい案内部材を一体的
に固着したものである。
［作用］ 半凝固金属スラリー排出時にスタラーが上昇させられ
てスタラー下端と容器との間に隙間が形成され、半凝固
金属スラリーは案内部材の螺旋状の案内溝に沿い強制的
に容器外へ送出されるため、半凝固金属スラリーの排出
は少量であっても一定量ずつ容易且つ確実にしかも円滑
に行われる。
てスタラー下端と容器との間に隙間が形成され、半凝固
金属スラリーは案内部材の螺旋状の案内溝に沿い強制的
に容器外へ送出されるため、半凝固金属スラリーの排出
は少量であっても一定量ずつ容易且つ確実にしかも円滑
に行われる。
［実 施 例］ 以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
る。
第１図は本発明の一実施例であり、外部を鉄皮１によ
り被覆され内部に耐火材２を設けた中空円筒状の容器３
をケーシング４に装着すると共に、容器３上側部に、外
方から溶融金属を容器３内に供給する溶融金属供給管５
を固着し、容器３の鉄皮１と耐火材２との間に、溶融金
属加熱用の熱媒体を循環させる熱媒体供給管６と溶融金
属冷却用の冷却媒体を循環させる冷却媒体供給管７を配
設する。
り被覆され内部に耐火材２を設けた中空円筒状の容器３
をケーシング４に装着すると共に、容器３上側部に、外
方から溶融金属を容器３内に供給する溶融金属供給管５
を固着し、容器３の鉄皮１と耐火材２との間に、溶融金
属加熱用の熱媒体を循環させる熱媒体供給管６と溶融金
属冷却用の冷却媒体を循環させる冷却媒体供給管７を配
設する。
容器３の下部に、鉄皮８及び耐火材９から成り、中空
円筒部の径が容器３の中空円筒部よりも小径の半凝固金
属スラリー排出用の容器10を取付け、鉄皮８と耐火材９
との間に半凝固金属スラリー加熱用の熱媒体を循環させ
る熱媒体供給管11を配設し、容器10の下部に、水平方向
へ移動する開閉可能なストッパ12を配設する。
円筒部の径が容器３の中空円筒部よりも小径の半凝固金
属スラリー排出用の容器10を取付け、鉄皮８と耐火材９
との間に半凝固金属スラリー加熱用の熱媒体を循環させ
る熱媒体供給管11を配設し、容器10の下部に、水平方向
へ移動する開閉可能なストッパ12を配設する。
ケーシング４の上部に別のケーシング13を設置し、該
ケーシング13に取付けた軸受14に、駆動装置により回転
させ得るようにした竪軸15を嵌合、支持させ、該竪軸15
の下端フランジ部15aに竪向きの流体圧シリンダ16を配
設し、竪軸15の下端に例えばセラミック製のスタラー17
を配設して前記流体圧シリンダ16のピストンロッド16a
下端をスタラー17の上端フランジ部17aに係合させ、又
竪軸15からスタラー17に動力の伝達が可能になるよう、
フランジ部15aと17aの間にキー18を介在せしめる。
ケーシング13に取付けた軸受14に、駆動装置により回転
させ得るようにした竪軸15を嵌合、支持させ、該竪軸15
の下端フランジ部15aに竪向きの流体圧シリンダ16を配
設し、竪軸15の下端に例えばセラミック製のスタラー17
を配設して前記流体圧シリンダ16のピストンロッド16a
下端をスタラー17の上端フランジ部17aに係合させ、又
竪軸15からスタラー17に動力の伝達が可能になるよう、
フランジ部15aと17aの間にキー18を介在せしめる。
スタラー17の溶融金属攪拌部の断面形状を多角形状若
しくは円筒形状とすると共に、スタラー17の溶融金属攪
拌部の内部に、誘導電流を生じせしめる例えば螺旋状の
鉄片19を埋込み、スタラー17より小径で容器10内に位置
するセラミック製の案内部材20を、前記スタラー17下端
に一体的に固着し、案内部材20の外周に螺旋状の案内溝
20aを刻設する。
しくは円筒形状とすると共に、スタラー17の溶融金属攪
拌部の内部に、誘導電流を生じせしめる例えば螺旋状の
鉄片19を埋込み、スタラー17より小径で容器10内に位置
するセラミック製の案内部材20を、前記スタラー17下端
に一体的に固着し、案内部材20の外周に螺旋状の案内溝
20aを刻設する。
なお、図中21はケーシング13に設けたガス排出用の
管、22は溶融金属である。
管、22は溶融金属である。
半凝固金属スラリー製造時には、ストッパ12により容
器10の下部を閉塞させ、流体圧シリンダ16によりスタラ
ー17を下降させ、スタラー17下端と容器10の耐火材９上
面との間の隙間を極く小さくし、竪軸15を駆動してスタ
ラー17を回転させ、管21より容器３内のガスを吸引、排
気し、鉄片19に通電を行って誘導電流を発生させ、熱媒
体供給管6,11に熱媒体を循環させる。このため、スタラ
ー17は誘導電流により、又容器3,10の耐火材2,9壁面は
熱媒体により、夫々所望の温度まで加熱される。
器10の下部を閉塞させ、流体圧シリンダ16によりスタラ
ー17を下降させ、スタラー17下端と容器10の耐火材９上
面との間の隙間を極く小さくし、竪軸15を駆動してスタ
ラー17を回転させ、管21より容器３内のガスを吸引、排
気し、鉄片19に通電を行って誘導電流を発生させ、熱媒
体供給管6,11に熱媒体を循環させる。このため、スタラ
ー17は誘導電流により、又容器3,10の耐火材2,9壁面は
熱媒体により、夫々所望の温度まで加熱される。
スタラー17及び耐火材2,9が所定の温度まで加熱され
たら、溶融金属供給管５より容器３内に溶融金属22を供
給し、必要に応じ熱媒体供給管６に熱媒体を、又冷却媒
体供給管７に冷却媒体を供給し、更にスタラー17の誘導
電流による加熱を続行するか或いは中止し、溶融金属の
温度制御を行いつつスタラー17により溶融金属に攪拌剪
断力を与え、成長するデントライト結晶組織を破砕して
溶融金属中に均一な微細球状結晶粒を混在させ、半凝固
金属スラリーを製造する。
たら、溶融金属供給管５より容器３内に溶融金属22を供
給し、必要に応じ熱媒体供給管６に熱媒体を、又冷却媒
体供給管７に冷却媒体を供給し、更にスタラー17の誘導
電流による加熱を続行するか或いは中止し、溶融金属の
温度制御を行いつつスタラー17により溶融金属に攪拌剪
断力を与え、成長するデントライト結晶組織を破砕して
溶融金属中に均一な微細球状結晶粒を混在させ、半凝固
金属スラリーを製造する。
所定の半凝固金属スラリーが形成されたら、流体圧シ
リンダ16によりスタラー17を上昇させ、スタラー17下端
と容器10の耐火材９の上面との間に略Ｘの隙間を形成さ
せ、ストッパ12を横移動させて容器10の下端を開き、半
凝固金属スラリーを容器３から容器10を経て外部へ排出
させる。この際、半凝固金属スラリーはスタラー17と一
体的に回転している案内部材20の螺旋状の案内溝20aに
沿い案内されて一定量ずつ強制的に下方へ送出されるた
め、排出する量が少量の場合でも容器10下部から容易且
つ確実にしかも円滑に排出される。
リンダ16によりスタラー17を上昇させ、スタラー17下端
と容器10の耐火材９の上面との間に略Ｘの隙間を形成さ
せ、ストッパ12を横移動させて容器10の下端を開き、半
凝固金属スラリーを容器３から容器10を経て外部へ排出
させる。この際、半凝固金属スラリーはスタラー17と一
体的に回転している案内部材20の螺旋状の案内溝20aに
沿い案内されて一定量ずつ強制的に下方へ送出されるた
め、排出する量が少量の場合でも容器10下部から容易且
つ確実にしかも円滑に排出される。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え
得ることは勿論である。
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え
得ることは勿論である。
［発明の効果］ 本発明の半凝固金属スラリー製造装置によれば、半凝
固金属スラリーを、スタラーと一体的に回転している案
内部材の螺旋状の案内溝に沿い案内して一定量ずつ強制
的に下方へ送出すことができるため、容器下部から容易
且つ確実にしかも円滑に排出することができ、その結
果、形成された半凝固金属スラリーを少量ずつでも確実
に排出することができるという優れた効果を奏し得る。
固金属スラリーを、スタラーと一体的に回転している案
内部材の螺旋状の案内溝に沿い案内して一定量ずつ強制
的に下方へ送出すことができるため、容器下部から容易
且つ確実にしかも円滑に排出することができ、その結
果、形成された半凝固金属スラリーを少量ずつでも確実
に排出することができるという優れた効果を奏し得る。
第１図は本発明の半凝固金属スラリー製造装置の一実施
例の説明図である。 図中3,10は容器、17はスタラー、20は案内部材、20aは
案内溝、22は溶融金属を示す。
例の説明図である。 図中3,10は容器、17はスタラー、20は案内部材、20aは
案内溝、22は溶融金属を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】中空円筒状の容器内に回転可能なスタラー
を配設し、前記容器の下部に、該容器の中空円筒部より
も小径の中空円筒部を有する半凝固金属スラリー排出用
の容器を取付け、前記スタラーを回転させることにより
溶融金属に攪拌剪断力を与え半凝固金属スラリーを形成
し、形成した該半凝固金属スラリーを前記半凝固金属ス
ラリー排出用の容器の下端から外部へ排出するようにし
た半凝固金属スラリー製造装置において、スタラーの下
端に、前記半凝固金属スラリー排出用の容器の中空円筒
部内に収納されるよう、外周面に螺旋状の案内溝が刻設
され且つスタラーよりも外径が小さい案内部材を一体的
に固着したことを特徴とする半凝固金属スラリー製造装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62329082A JPH089084B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 半凝固金属スラリー製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62329082A JPH089084B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 半凝固金属スラリー製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01170548A JPH01170548A (ja) | 1989-07-05 |
| JPH089084B2 true JPH089084B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=18217420
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62329082A Expired - Fee Related JPH089084B2 (ja) | 1987-12-25 | 1987-12-25 | 半凝固金属スラリー製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH089084B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111558700A (zh) * | 2020-06-27 | 2020-08-21 | 合肥学院 | 一种锥桶式半固态金属制备装置及使用方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE10338893B4 (de) * | 2003-08-23 | 2007-07-05 | Essilor International (Compagnie Generale D'optique) | Verfahren zur Herstellung von Brillengläsern und anderen optischen Formkörpern aus Kunststoff |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5620944A (en) * | 1979-07-27 | 1981-02-27 | Toshiba Corp | Air conditioner |
-
1987
- 1987-12-25 JP JP62329082A patent/JPH089084B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111558700A (zh) * | 2020-06-27 | 2020-08-21 | 合肥学院 | 一种锥桶式半固态金属制备装置及使用方法 |
| CN111558700B (zh) * | 2020-06-27 | 2021-05-18 | 合肥学院 | 一种锥桶式半固态金属制备装置及使用方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01170548A (ja) | 1989-07-05 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |