JPH089064B2 - 蛇腹部を有するステンレス鋼管の製造方法 - Google Patents

蛇腹部を有するステンレス鋼管の製造方法

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JPH089064B2
JPH089064B2 JP2044819A JP4481990A JPH089064B2 JP H089064 B2 JPH089064 B2 JP H089064B2 JP 2044819 A JP2044819 A JP 2044819A JP 4481990 A JP4481990 A JP 4481990A JP H089064 B2 JPH089064 B2 JP H089064B2
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stainless steel
steel pipe
water supply
bellows
molding die
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勇 佐々木
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Showa Rasenkan Seisakusho Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、特に厚肉のステンレス鋼管に効率よく蛇
腹部を形成するのに好適な蛇腹部を有するステンレス鋼
管の製造方法に関する。
《従来の技術》 従来より、水道管やガス管等の配管経路は、例えば地
中に埋設されている本管から分岐して各目的地点まで引
き込むような埋設配管であれ、あるいは屋内配管であれ
複雑に屈曲した状態の経路となっている。
これらの水道管やガス管等は、一般に鉄管,鋼管,ス
テンレス管等の金属管が用いられており、しかもこの種
の金属管は、その使用上の安全性確保などのために日本
水道協会により規格化されている。例えば厚肉のステン
レス鋼管などの場合には下記の通りである。
呼ビ径 L φ0D t 13SU 550 15.88 0.8 20SU 700 22.22 1.0 25SU 700 28.58 1.0 30SU 805 34.00 1.2 40SU 805 42.70 1.2 50SU 805 48.60 1.2 そして、上記したような厚肉のステンレス鋼管は、耐
蝕性に優れることは勿論であるが、特に加圧に対する耐
久性などに優れるため、この種ステンレス鋼管に蛇腹部
を形成した場合には、さらに振動吸収性を有する埋設用
配管として好適なものとすることができる。
《発明が解決しようとする課題》 しかしながら、従来用いられているダイス法やロール
法などによっては剛性を有する厚肉のステンレス鋼管に
蛇腹部を形成することができないという問題点があっ
た。
また、従来の蛇腹部を有するステンレス鋼管は、所定
長の完成品でなるステンレス鋼管を使用し、これに改め
て蛇腹部を形成していたので、蛇腹部を有するステンレ
ス鋼管を所望の長さ、極端にいうとエンドレスに形成す
ることができないという問題点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑み、ステンレス鋼管を形
成しつつ蛇腹部有するステンレス鋼管をエンドレスに効
率良く形成する蛇腹部を有するステンレス鋼管の製造方
法を提供することを目的とする。
《課題を解決するための手段》 上述の目的を達成するために、この発明は、アンコイ
ラに巻き付けられている板状のステンレス管素材を所定
速度で供給しつつ、対向面を接合して円筒状のステンレ
ス鋼管を形成するステンレス鋼管形成工程と、U字状に
開口されている開口部より鋼管中に予め挿入されている
とともに、一端が閉端で、かつ、この閉端の近傍に給水
口を有し、この給水口の両側にシール部材が設けられて
なる給水用シール体を、上記ステンレス鋼管の外周に沿
って配置されているとともに、内部に凹部を設けてなる
成形用金型に対向配置する給水口配置工程と、上記成形
用金型と上記給水用シール体の給水口とを互いに対向す
る位置に配置した後、上記成形用金型と上記給水用シー
ル体とを上記ステンレス管素材の供給速度と同速度で所
定位置まで移動させ、この間、上記給水口から高圧水を
供給してステンレス鋼管に蛇腹部を形成する蛇腹部形成
工程と、ステンレス鋼管に蛇腹部を形成し終わると、上
記高圧水の供給を停止し、上記成形用金型と上記給水用
シール体とを、高圧水が供給される前の元位置に復帰さ
せる再配置工程と、上記蛇腹部を形成したステンレス鋼
管をインコイラに巻き付ける巻付け工程とからなること
を特徴とする。
《作用》 本発明によれば、所定の速度で供給されるステンレス
板からなる管素材からステンレス鋼管を形成しつつ、管
中に挿入してなる給水用シール体の給水口と成形用金型
とを対向配置する。
次に、これらを管素材の供給速度で移動させるととも
に、給水用シール体の給水口から高圧水を供給してステ
ンレス鋼管に蛇腹部を形成する。
そして、ステンレス鋼管に蛇腹部を形成し終わると、
高圧水の供給を停止し、成形用金型と給水用シール体と
を、高圧水が供給される前の元位置に復帰させ、以後、
上述と同様な処理を連続して行い、蛇腹部を有するステ
ンレス鋼管をエンドレスに形成する。
《実施例の説明》 以下、本発明に係る蛇腹部を有するステンレス鋼管の
製造方法の一実施例を図面を参照して詳細い説明する。
第1図乃至第3図はこの実施例に係る蛇腹部を有する
ステンレス鋼管の製造方法を示す説明図である。
始めに、蛇腹部を有するステンレス鋼管の製造方法を
説明する前に、ステンレス鋼管に蛇腹部を形成する蛇腹
形成部16について簡単に説明する。
この蛇腹形成部16は、第2図に示すように、一端が閉
端で、かつ、この閉端の近傍に給水口17bを有し、この
給水口17bの両側にシール部材17cが設けられている給水
用シール体17と、第3図に示すように、内部に凹部を設
けた成形用金型18と、この給水用シール体17および成形
用金型18を、第1図中のA箇所からB箇所まで、管素材
100の供給速度と同一速度で移動させ、B箇所に達する
と、再びA箇所に復帰させる駆動機構(図示せず)とに
より構成されている。
また、蛇腹形成部16は、第1図中のA箇所からB箇所
まで、給水用シール体17を移動させる際、送水路17aを
介して給水口17bより高圧水を供給するようになってい
る。
続いて、蛇腹部を有するステンレス鋼管の製造方法を
説明する。
まず、アンコイラ13に巻付けられている厚肉のステン
レス板からなる管素材100を、洗浄機14に挿通させつつ
管製造機15へ所定速度で送り込む。
管製造機15は、上記板状の管素材100を所定速度で搬
送しつつ、この管素材100を、第2図(a)に示すよう
に、U字状に成形し、さらに円筒体にする。
すなわち、管製造機15は、アルゴン溶接などの溶接手
段により管素材100の対向面、つまり接合部を互いに溶
接し、円筒状のステンレス鋼管101を形成し、このステ
ンレス鋼管101を蛇腹形成部16に供給する。
なお、ステンレス鋼管101を形成するに際し、給水用
シール体17は予めステンレス鋼管101に挿入されてい
る。
次に、蛇腹形成部16は、第1図中Aの箇所において、
第3図に示すように、成形用金型18を上下方向から移動
させ、金型18の凸部をステンレス鋼管101の外周面に当
接させるとともに、給水用シール体17の給水口17bを金
型18の中央部に配置する。
給水用シール体17の給水口17bを成形用金型18の中央
部に配置し終わると、給水用シール体17と成形用金型18
とを、ともにステンレス鋼管101(管素材100)の供給速
度と同一速度で移動させるとともに、その間、給水用シ
ール体17の送水路17aを介して、給水口17bから成形用金
型18の凹部内に高圧水を、蛇腹部を形成するに要する時
間(通常、10から20秒間程度)供給する。
すると、成形用金型18に当接しているステンレス鋼管
101の外周が成形用金型18の凹部内に膨出して、ステン
レス鋼管101に蛇腹部が形成される。
蛇腹部を形成する時間を経過し、ステンレス鋼管101
に蛇腹部が形成されると、箇所Bにおいて給水用シール
体17に対する高圧水の供給を停止し、上下の成形用金型
18を開放して、蛇腹部が形成されたステンレス鋼管101
から離し、成形用金型18および給水用シール体17を、給
水する前の元の位置Aに戻す。
以後、上述と同様な処理を連続して行うことで、所定
間隔毎に蛇腹部を有するステンレス鋼管を連続してエン
ドレスに形成することができる。
因みに、図4に示す蛇腹部を有するステンレス鋼管10
は、蛇腹部10aが所定間隔毎に多数設けられたフレキシ
ブル管として形成されている。
その後、蛇腹形成部16により形成された蛇腹部10aを
有するステンレス鋼管10は、蛇腹部10aにおいて屈曲さ
れつつイコイラ12の外周に巻き付けられ、切断機19によ
り必要な配管経路の長さとして切断される。
このようにして製造された蛇腹部を有するステンレス
鋼管10を用いて配管を行うには、第5図に示すように、
ステンレス鋼管11の巻き付け終端11aより、蛇腹部10aの
屈曲を矯正しつつ直線状に戻し、かつ配管経路の屈曲形
状に沿うようにこのステンレス鋼管10の必要部分の蛇腹
部10aを屈曲して行う。
なお、上述の製造方法において製造された蛇腹部を有
するステンレス鋼管は、日本水道協会により規格化され
ている0.8〜1.2mm以上の厚肉のステンレス鋼管をも製造
することができる。従って、通常の金属管などに比して
耐蝕性や剛性などに優れることは勿論の上、埋設時の加
圧や振動に対する耐久性にも優れるため、蛇腹部10aの
屈曲強度性においても優れたものとすることができ、製
造時におけるイコイラ12に対する巻回のための屈曲、お
よび配管時の引き伸しなどの繰り返しの屈曲にも十分な
強度性を持たせることができる。
《発明の効果》 以上説明したように、本発明によれば、所定の速度で
供給されるステンレス板からなる管素材からステンレス
鋼管を形成しつつ、管中に挿入してなる給水用シール体
の給水口と成形用金型とを対向配置し、次に、これらを
管素材の供給速度で移動させるとともに、給水用シール
体の給水口から高圧水を供給してステンレス鋼管に蛇腹
部を形成し、ステンレス鋼管に蛇腹部を形成し終わる
と、金型と給水用シール体とを、高圧水が供給される前
の元位置に復帰させ、以後、上述の処理を連続的に繰り
返すことにより、蛇腹部を有するステンレス鋼管を連続
して、かつ、効率良く製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図はこの発明に係る蛇腹部を有するステ
ンレス鋼管の製造方法を示す説明図、第4図および第5
図は同方法により製作された配管用ステンレス鋼管を示
す説明図である。 10…ステンレス鋼管 10a…蛇腹部 100…ステンレスの管素材 101…ステンレス鋼管 15…管製造機 16…蛇腹形成部 100a…開口部分 17…給水用シール体 18…成形用金型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アンコイラに巻き付けられている板状のス
    テンレス管素材を所定速度で供給しつつ、対向面を接合
    して円筒状のステンレス鋼管を形成するステンレス鋼管
    形成工程と、 U字状に開口されている開口部より鋼管中に予め挿入さ
    れているとともに、一端が閉端で、かつ、この閉端の近
    傍に給水口を有し、この給水口の両側にシール部材が設
    けられてなる給水用シール体を、上記ステンレス鋼管の
    外周に沿って配置されているとともに、内部に凹部を設
    けてなる成形用金型に対向配置する給水口配置工程と、 上記成形用金型と上記給水用シール体の給水口とを互い
    に対向する位置に配置した後、上記成形用金型と上記給
    水用シール体とを上記ステンレス管素材の供給速度と同
    速度で所定位置まで移動させ、この間、上記給水口から
    高圧水を供給してステンレス鋼管に蛇腹部を形成する蛇
    腹部形成工程と、 ステンレス鋼管に蛇腹部を形成し終わると、上記高圧水
    の供給を停止し、上記成形用金型と上記給水用シール体
    とを、高圧水が供給される前の元位置に復帰させる再配
    置工程と、 上記蛇腹部を形成したステンレス鋼管をインコイラに巻
    き付ける巻付け工程とからなることを特徴とする蛇腹部
    を有するステンレス鋼管の製造方法。
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