JPH088936A - 二重化伝送システム - Google Patents

二重化伝送システム

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JPH088936A
JPH088936A JP6134181A JP13418194A JPH088936A JP H088936 A JPH088936 A JP H088936A JP 6134181 A JP6134181 A JP 6134181A JP 13418194 A JP13418194 A JP 13418194A JP H088936 A JPH088936 A JP H088936A
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transmission
transmission line
check
standby
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JP6134181A
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Hideo Miyagi
秀夫 宮城
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Toshiba Corp
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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ処理装置のデータ処理業務の負担を増
大する事なく、デーテ欠落等を未然に防止し、システム
全体の信頼性を向上する。 【構成】 データ収集装置11から常に運用系伝送路と
待機系伝送路との2つの伝送路12a,12bに同一の
データを出力し、データ処理装置13の伝送インタフェ
ース部13aにおいて、2つの伝送路上を伝送される各
データを受信してそれぞれ記憶保持し,記憶保持された
2つのデータのうち運用系伝送路のデータを正常性チエ
ックしデータメモリへ転送する。また、第1のチエック
手段のチエック結果が異常のとき、記憶保持された他方
の待機系伝送路のデータを正常性チェックしデータメモ
リへ転送する。第2のチエック手段のチエック結果が正
常のとき、二重化伝送路における運用系伝送路と待機系
伝送路との指定を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ収集装置で収集
したデータを二重化伝送路を介してデータ処理装置へ伝
送する二重化伝送システムに係わり、特に、データ処理
装置におけるデータ処理業務の負担を軽減した二重化伝
送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】データ処理すべきデータを採取するデー
タ収集装置と、データ処理装置とが一定距離以上離間し
ている場合は、両者間は一般に伝送路で接続される。故
障等によるデータ伝送不可能期間が長時間に及ぶことが
許容できないシステムにおいては、両者間は二重化伝送
路で接続されている。
【0003】このような二重化伝送路を採用した二重化
伝送システムは例えば図4に示すように構成されてい
る。データ収集装置1は一対の伝送路2a,2bからな
る二重化伝送路2を介してデータ処理装置3に接続され
ている。
【0004】データ収集装置1において、CPU1aは
外部からデータ入力部1bを介して入力されたデータを
バス1cを介して読取って一旦メモリ1dへ格納する。
その後、このメモリ1dに格納したデータを読出して送
信制御部1eへ送出する。送信制御部1eは入力された
データを、図5に示す伝送フレーム4に組込んで、二重
化伝送路2における2つの伝送路2a,2bのうちの現
在時点で運用系と指定された一方の伝送路2a(2b)
へ出力する。
【0005】データ処理装置3において、伝送インタフ
ェース3aはCPU3bからの受信指令に基づいて二重
化伝送路2の運用系と指定された一方の伝送路2a(2
b)からデータが組込まれた伝送フレーム4を受信し
て、バス3cを介してデータメモリ3dへ書込む。CP
U3bは、このデータメモリ3dに書込まれた伝送フレ
ーム4に対して、プログラムメモリ3eに記憶されてい
る業務プロクラム(アプリケーション・プログラム)に
従ってエラーチエック処理を実施し、正常なデータであ
ば、この業務プロクラムを用いて本来の業務であるデー
タ処理を実行する。
【0006】このエラーチエック処理においては、受信
した伝送フレーム4を構成する送信先アドレスDA,送
信元アドレスSA,データ長等が正しいフォーマットで
あるか否かのチエック、また、FCS(フレーム・チエ
ック・シーケンス)を用いた伝送エラー有無等チェック
が実行される。
【0007】そして、このエラーチエック結果におい
て、異常が検出されると、CPU3bは伝送インタフェ
ース3aに対して、二重化伝送路2の運用系と待機系と
の変更指令を送出する。同時に、CPU3bはデータ収
集装置1に対して異常発生情報を送出する。その結果、
データ収集装置1の送信制御亜1eは新たに運用系と指
定された伝送路2b(2a)へデータが組込まれた伝送
フレーム4を送出する。
【0008】一方、データ処理装置3の伝送インタフェ
ース部3aは新たに運用系と指定された伝送路2b(2
a)から伝送フレーム4を受信してデータメモリ3dへ
書込む。
【0009】このように、たとえ一方の伝送路2a(2
b)に異常が発生したとしても、他方の伝送路2b(2
a)を介してデータ伝送が可能となるので、伝送システ
ム全体の信頼性を向上できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示す二重化伝送システムにおいてもまだ次のような課題
があった。すなわち、前述したように、伝送インタフェ
ース部3aで受信したデータが正常であるか異常である
かのチエック処理は、プログラムメモリ3eに記憶され
ている業務プログラムに従ってCPU3bが実行してい
る。
【0011】CPU3bは当然本来のデータ処理業務を
実行する必要がある。この本来のデータ処理教務にデー
タチエック業務が加わるので、CPU3bの処理負担が
増大し、本来のデータ処理能率が低下する問題がある。
【0012】また、プログラムメモリ3eに記憶されて
いる教務プログラムが複雑化する。すなわち、業務プロ
グララムは必要に応じて頻繁に変更される可能性が高
く、プログラム自体はなるべく簡単な方がよい。
【0013】さらに、伝送インタフェース3aは、常に
運用系と指定された一方の伝送路2a(2b)からのデ
ータのみしか受信していないので、CPU3bが受信し
たデータに異常を検出した場合は、該当データの正しい
データを得ることができない。この場合、CPU3はデ
ータ収集装置1に対して、データ再送要求を送信する必
要がある。当然、伝送路2a,2bを切替えている期間
はデータを受信できない。
【0014】さらに、異常発生した場合に、その異常発
生箇所及び異常原因を究明するための自己試験機能をプ
ログラムメモリ3eの業務プログラムに組込むことは可
能であるが、業務プログラムがより一層複雑化する。ま
た、その試験期間中CPU3bは正規のデータ処理が実
行できないことになり、実際問題として、業務プロクラ
ムに自己試験機能を組込むことは不可能である。
【0015】本発明はこのような事情に鑑みてなされて
ものであり、常時2つの伝送路に同一データを送出する
とともに。伝送インタフェース部にデータチエック機能
を付加することによって、データ処理装置側のCPUは
何等データ異常を関知することなく、正規のデータ処理
を実行でき、CPUの負担を大幅に軽減できると共に、
たとえデータ異常が発生したとしてもデータ欠落を未然
に防止でき、システム全体の信頼性を大幅に向上できる
二重化伝送システムを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、データ収集装
置と、運用系伝送路と待機系伝送路とからなり、データ
収集装置から出力されたデータを伝送する二重化伝送路
と、この二重化伝送路上を伝送されるデータを伝送イン
タェース部を介して受信してデータメモリに記憶し、こ
の記憶したデータに対して所定のデータ処理を行うデー
タ処理装置とからなる二重化伝送システムに適用され
る。
【0017】そして、上述した課題を解消するために、
本発明においては、データ収集装置に対して、常に運用
系伝送路と待機系伝送路との2つの伝送路に同一のデー
タを出力するデータ出力手段を付加し、データ処理装置
の伝送インタフェース部に対して、2つの伝送路上を伝
送される各データを受信してそれぞれ記憶保持するデー
タ受信記憶保持手段と、記記憶保持された2つのデータ
のうち運用系伝送路のデータを正常性チエックしデータ
メモリへ転送する第1のチェック手段と、第1のチエッ
ク手段のチエック結果が異常のとき、記憶保持された他
方の待機系伝送路のデータを正常性チェックしデータメ
モリへ転送する第2のチェック手段と、第2のチエック
手段のチエック結果が正常のとき、二重化伝送路におけ
る運用系伝送路と待機系伝送路との指定を変更する伝送
路指定変更手段とを付加している。
【0018】また、別の発明においては、さらに、デー
タ処理装置の伝送インタフェース部に対し、伝送路指定
変更後においてチエック結果が異常と判定された伝送路
を含む伝送系に対する自己試験を行う自己試験手段を付
加している。
【0019】
【作用】このように構成された二重化システムにおいて
は、二重化伝送路を介して受信したデータに対する異常
チエック処理及び異常発生時における運用系と待機系と
の指定替え処理等は伝送インタフェース部内で実行され
る。
【0020】そして、データメモリにはチエック済みの
正しいデータのみが転送される。したがって、データ処
理装置側の業務プログラムには何等は異常チエック機能
を有する必要がないので、CPUにおける本来のデータ
処理能率が向上する。
【0021】さらに、運用系伝送路のデータが異常の場
合は、即座に待機系伝送路のデータを使用することが可
能であるので、データ欠落を未然に防止できる。また、
別の発明においては、データ異常が発生すると、異常が
生じた運用系が待機系に変更になるが、この変更になっ
た待機系に対して自己試験が自動的に実施される。待機
系に対する自己試験期間中は運用系を用いて正規のデー
タ受信が可能てあるので、データ処理装置としての正規
のデータ処理動作が影響を受けることはない。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面を用いて説明す
る。図1は実施例の二重化伝送システムの概略構成を示
すブロック図である。データ収集装置11は一対の伝送
路12a,12bからなる二重化伝送路12を介してデ
ータ処理装置13に接続されている。
【0023】データ収集装置11において、CPU11
aは外部からデータ入力部11bを介して入力されたデ
ータをバス11cを介して読取って一旦メモリ11dへ
格納する。その後、このメモリ11dに格納したデータ
を読出して送信制御部11eへ送出する。送信制御部1
1eは入力されたデータを、図5に示す伝送フレーム4
に組込んで、二重化伝送路12における両方の伝送路1
2a,12bへ同時に出力する。
【0024】データ処理装置13において、伝送インタ
フェース部13aは二重化伝送路12の両方の各伝送路
12a,12bに送出された各データを各送受信器14
a,14bを介して受信して、正常ないずれか一方のデ
ータをバス13cを介してデータメモリ13dへ書込
む。CPU13bは、このデータメモリ13dに書込ま
れたデータに対して、プログラムメモリ13eに記憶さ
れている業務プロクラム(アプリケーション・プログラ
ム)に従って本来のデータ処理業務を実行する。また、
CPU13bは、業務プロクラムに従って、必要であれ
は、データ処理結果を表示部13fへ書込む。
【0025】したがって、プログラムメモリ13eに記
憶されている業務プログラムには前述したデータの異常
をチエックする機能及び二重化伝送路12における運用
系と待機系の指定変更機能は組込まれていない。また、
データメモリ13d内には、図5の伝送フレーム4にお
けるデータ部分のみが抽出されて記憶されている。
【0026】伝送インタフェース部13aは、図示する
ように一種のマイクロコンピュータで構成されている。
ゲート14を介して、装置本体のバス13cに接続され
たサブバス16に対して、各種情報処理を実行するCP
U17,プログラムを含む各種情報を記憶するメモリ1
8,各伝送路12a,12bに対応する一対の送受信バ
ッファ19a,19bが接続されている。
【0027】各送受信バッファ19a.19bには、前
記送受信器14a,14bを介して各伝送路12a,1
2bからデータが組込まれた伝送フレーム4を受信し、
かつ必要なデータを各伝送路12a,12bへ送出する
ためのLAN送受信制御部20a,20bが接続されて
いる。各LAN送受信制御部20a,20bは各送受信
器14a,14bを介して受信した伝送フレーム4のう
ち自己宛ての伝送フレーム4を取込んで送受信バッフア
19a,19bへ格納すると共に、CPU17にて送受
信バッフア19a,19bに書込まれた伝送フレームを
送受信器14a,14bを介して各伝送路12a,12
bへ送出する。
【0028】前記メモリ18内には、各送受信バッファ
19a,19bに一時的に記憶保持している受信した伝
送フレーム4の異常チエック処理,各伝送路12s,1
2b間における運用系と待機系との指定変更処理,異常
発生した伝送経路に対する自己試験処理を実施するため
のプログラムが記憶されている。そして、これらのプロ
グラムは伝送インタフェース部13a内のCPU17に
よって実行される。
【0029】このように構成された二重化伝送システム
において、システムの電源が投入されて稼働状態に移行
すると、メモリ18のプログラムに従って、二重化伝送
路12を構成する2つの伝送路12a,12bのうちの
予め定められた一方の伝送路12a(12b)が運用系
と初期指定され、他方の伝送路12b(12a)が待機
系と初期指定される。そして、データ収集装置11の送
信制御部11eは例えば一定周期でデータを図5に示す
伝送フレーム4に組込んで両方の伝送路12a,12b
へ同時に送出する。
【0030】そして、データ処理装置13の伝送インタ
フェース部13aのCPU17は、図2に示す流れ図に
従って、二重化伝送路12上を伝送される伝送フレーム
4を受信して、装置本体のデータメモリ13dへ転送す
る。
【0031】図2の流れ図が開始されると、各LAN送
受制御部20a,20bで受信した自己宛ての伝送フレ
ーム4を送受信バッファ19a,19bへ書込む(P
1)。次に、運用系と指定されている伝送路12a(1
2b)に対応する送受信バッファ19a(19b)に記
憶されている伝送フレーム4を読出して、前述した手法
に従って、この伝送フレーム4の異常有無チエックを実
行する(P2)。
【0032】異常が存在しない場合は(P3)、ゲート
15を導通して、この運用系と指定されている側の送受
信バッファ19a(19b)に記憶している伝送フレー
ム4に組込まれているデータを抽出して、ゲート15及
びバス13cを介してデータメモリ13dに書込む(P
4)。そして、不要となった待機系と指定されている側
の送受信バッファ19b(19a)に記憶されている伝
送フレーム4を破棄する(P5)。そして、P1へ戻
り、次のデータ受信を待つ。
【0033】また、P3にて、異常が検出されると、待
機系と指定されている側の伝送路12b(12a)の伝
送フレーム4を読出して、前述した手法に従って、この
伝送フレーム4の異常有無チエックを実行する(P
6)。
【0034】異常が存在しない場合は(P7)、この待
機系と指定されている側の伝送フレーム4に組込まれて
いるデータを抽出して、ゲート15及びバス13cを介
してデータメモリ13dに書込む(P8)。そして、不
要となった運用系と指定されている側の伝送路12a
(12b)の伝送フレーム4を破棄する(P9)。その
後、二重化伝送路12における伝送路12a,12b相
互間における運用系と待機系とを指定替えする(P1
0)。
【0035】P11において、指定替えによって待機系
と指定された異常発生が検出された伝送路12a(12
b)を含む伝送経路に対する自己試験処理を起動する。
そして、P1へ戻り、次のデータ受信を待つ。
【0036】さらに、P7において、異常が存在した場
合は、運用系及び待機系の両方の伝送路12a,12b
から受信した伝送フレーム4に同時に異常が発生したの
でゲート15を介して処理装置本体のCPU13bへ異
常発生を通知する(P12)。そして、運用系及び待機
系の各送受信バッファ19a,19bの伝送フレーム4
を破棄する(P13)。そして、今度は両方の伝送経路
に対する自己試験処理を起動する、図3はCPU17が
行う自己試験処理を示す流れ図である。
【0037】自己試験処理が開始されると、Q1におい
て、試験対象伝送経路側のLAN送受信制御部20a
(20b)に対する折返しテストを実施する。具体的に
は、該当伝送制御部20a(20b)において、折返指
令がデータとして書込まれた試験用伝送フレームを試験
対象側の送受信バッファ19a(19b)へ書込む。
【0038】LAN送受信制御部20a(20b)はこ
の送受信バッファ19a(19b)に設定された試験用
伝送フレームを取込むと、この試験用伝送フレームに受
信情報を付加して再度送受信バッファ19a(19b)
へ書込む。
【0039】CPU17は送受信バッファ19a(19
b)に正常な試験用伝送フレームが書込まれていない場
合(Q2)は、このLAN送受信制御部20a(20
b)が異常であると判断して、LAN送受信制御部20
a(20b)の異常発生情報を処理装置本体のCPU1
3bへ通知する(Q3)。
【0040】Q2にて、正常な試験用伝送フレームが書
込まれていた場合は、前述と同様な手法にて送受信器1
4a(14b)に対する折返しテストを実施する(Q
4)。正常な試験用伝送フレームが折返されない場合
(Q5)は、送受信器14a(14b)又は送受信器1
4a(14b)に至るまでの接続ケーブルが異常である
との異常発生情報を処理装置本体のCPU13bへ通知
する(Q6)。
【0041】正常な試験用伝送フレームが折返された場
合(Q5)は、伝送路12a(12b)に対する折返し
テストを実施する(Q7)。すなわち、図5に示す伝送
フレーム4における送信先アドレスDAに自己のアドレ
スを組込んで送受信バッファ19a(19b)へ設定す
る。その結果、LAN送受信制御部20a(20b)は
この伝送フレームを送受信器14a(14b)を介し
て、伝送路12a(12b)へ送出する。
【0042】この伝送フレームは伝送路12a(12
b)上を伝送されるが、送信先アドレスDAが送信した
LANインフェース部13aを示すので、この伝送フレ
ームは再度同一のLANインフェース部13aのLAN
送受信制御部20a.20bで受信されて、送受信バッ
ファ19a,19bへ書込まれる。
【0043】送信した伝送フレームが試験対象側の送受
信バッファ19a(19b)に書き込まれていない場合
(Q8)は、該当伝送路12a(12b)に断線を含む
何等かのハード的異常が発生したので、伝送路異常を処
理装置本体のCPU13bへ通知する(Q9)。
【0044】また、Q8において、送信した伝送フレー
ムが試験対象側の送受信バッファ19a(19b)に書
込まれていた場合は、伝送路12a(12b)に異常が
発見できなかったので、その他の異常発生情報を処理装
置本体のCPU13bへ通知する(Q10)。
【0045】このように、折返し位置を指定した複数種
類の試験用伝送フレームを。異常発生が検出された伝送
経路に印加することによって、異常発生位置が、LAN
送受信制御部20a(20b),送受信器14a(14
b),伝送路12a(12b)のうちのどこであるのか
が概略判定できる。そして、この判定された異常発生位
置は、CPU13bによって処理装置本体における表示
器13fに表示される。
【0046】なお、図3は異常が発生したいずれか一方
の伝送経路に対する自己試験の動作を示したが、例えば
図2におけるP14で両方の伝送経路に対する自己試験
を実施する必要がある場合は。図3に示す流れ図を試験
対象伝送経路を変更して2回実施すればよい。
【0047】さらに、図3における試験処理は、図2に
示すデータ受信処理に対して、例えば時分割で実行する
ことによって、同一時間帯で実施される。このように構
成された二重化伝送システムにおいては、データ処理装
置13の伝送インタフェース部13aが二重化伝送路1
2の各伝送路12a,12bを介して受信した伝送フレ
ーム4に組込まれたデータに対する異常チエック処理及
び異常発生時における運用系伝送路と待機系伝送路との
指定替え処理等は伝送インタフェース部13a内におけ
るCPU17の処理で実行される。
【0048】そして、処理装置本体のデータメモリ13
dには異常チエック済みの正しいデータのみが伝送イン
タフェース部13aから転送される。したがって、デー
タ処理装置側のプログラムメモリ13eに設定される業
務プログラムは、異常チエック処理及び運用系伝送路と
待機系伝送路との指定替え処理を有する必要がないの
で、CPU13bはデーテ異常等を全く関知する事なく
本来のデータ処理業務のみを実行すればよいのて、本来
のデータ処理能率が向上する。
【0049】また、プログラムメモリ13eに設定され
た業務プログラムが大幅に簡素化される。さらに、運用
系と待機系との両方の伝送路12a,12bに常時同一
のデータを伝送させて、両方のデータを同時に受信し
て、各送受信バッフア19a,19bに同時に記憶保持
している。したがって、異常有無チエックの結果、運用
系伝送路のデータが異常の場合は、即座に待機系伝送路
のデータを使用することが可能であるので、データ処理
装置13で使用するデータの欠落を未然に防止できる。
よって、システム全体の信頼性をさらに向上できる。
【0050】また、データ異常が発生すると、異常が生
じた現在の運用系の伝送経路が直ちに、待機系の伝送経
路に変更になるが、この変更になった待機系の伝送経路
に対して。図3に示す自己試験処理が。図2に示す本来
のデータ受信処理に並列して例えば時分割で実施され
る。したがって、データ処理装置13としての正規のデ
ータ処理動作が影響を受けることはない。その結果、異
常発生位置が短時間で特定でき、異常発生原因究明及び
その対応処置を短時間で講ずることが可能となる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明のに二重化伝
送シススムにおいては、常時2つの伝送路にデータを送
出するとともに、伝送インタフェース部にデータチエッ
ク機能を付加している。したがって、データ処理装置側
のCPUは何等データ異常を関知する事なく、装置本来
のデータ処理を実行でき、CPUの負担を大幅に軽減で
きると共に、たとえデータ異常が発生したとしてもデー
タ欠落を未然に防止でき、システム全体の信頼性を大幅
に向上できる。
【0052】さらに、異常発生した場合には、異常発生
側の伝送経路に対する自己試験も伝送インタフェース部
において自動的に実施している。よって、異常発生位置
が短時間で特定でき、異常原因究明及びその対応処置を
短時間で講ずることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係わる二重化伝送システ
ムの概略構成を示すブロック図
【図2】 同実施例二重化伝送システムの伝送インタフ
ェース部のデータ受信動作を示す流れ図
【図3】 同伝送インタフェース部の自己試験動作を示
す流れ図
【図4】 従来の二重化伝送システムの概略構成を示す
ブロック図
【図5】 伝送路上を伝送される伝送フレームを示す図
【符号の説明】
4…伝送フレーム、11…データ収集装置、12…二重
化伝送、12a,12b…伝送路、13…データ処理装
置、13a…伝送インタフェース、14a,14b…送
受信器、11a、13b,17…CPU、13d…デー
タメモリ、13e…プログラムメモリ、18…メモリ、
19a,19b…送受信バッファ。20a.20b…L
AN送受信制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ収集装置と、運用系伝送路と待機
    系伝送路とからなり、前記データ収集装置から出力され
    たデータを伝送する二重化伝送路と、この二重化伝送路
    上を伝送されるデータを伝送インタェース部を介して受
    信してデータメモリに記憶し、この記憶したデータに対
    して所定のデータ処理を行うデータ処理装置とからなる
    二重化伝送システムにおいて、 前記データ収集装置は常に前記運用系伝送路と待機系伝
    送路との2つの伝送路に同一のデータを出力するデータ
    出力手段を有し、 前記データ処理装置の伝送インタフェース部は、 前記2つの伝送路上を伝送される各データを受信してそ
    れぞれ記憶保持するデータ受信記憶保持手段と、 前記記憶保持された2つのデータのうち運用系伝送路の
    データを正常性チエックし前記データメモリへ転送する
    第1のチェック手段と、 この第1のチエック手段のチエック結果が異常のとき、
    前記記憶保持された他方の待機系伝送路のデータを正常
    性チェックし前記データメモリへ転送する第2のチェッ
    ク手段と、 この第2のチエック手段のチエック結果が正常のとき、
    前記二重化伝送路における運用系伝送路と待機系伝送路
    との指定を変更する伝送路指定変更手段とを有すること
    を特徴とする二重化伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記データ処理装置の伝送インタフェー
    ス部は、前記伝送路指定変更後においてチエック結果が
    異常と判定された伝送路を含む伝送系に対する自己試験
    を行う自己試験手段を有することを特徴とする請求項1
    記載の二重化伝送システム。
JP6134181A 1994-06-16 1994-06-16 二重化伝送システム Pending JPH088936A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009290250A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Hitachi Ltd ネットワーク制御装置,ネットワーク制御方法及びネットワークシステム
KR101033861B1 (ko) * 2011-02-23 2011-05-16 비콤시스템주식회사 빌딩 자동제어장치
CN104601422A (zh) * 2015-02-03 2015-05-06 合肥国为电子有限公司 用于地球物理勘探的rs485高效长距离数据传输系统及方法

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