JPH0889338A - 棒状化粧品サンプル容器とその形成方法 - Google Patents
棒状化粧品サンプル容器とその形成方法Info
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- JPH0889338A JPH0889338A JP25921694A JP25921694A JPH0889338A JP H0889338 A JPH0889338 A JP H0889338A JP 25921694 A JP25921694 A JP 25921694A JP 25921694 A JP25921694 A JP 25921694A JP H0889338 A JPH0889338 A JP H0889338A
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- Japan
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- cylinder
- cap
- small
- top plate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 棒状化粧品サンプル容器において、化粧品形
成用型カバーをキャップ兼用とすると共に、容器本体取
付部分等の化粧品として使用できない部分を減少した。 【構成】 頂板２外周から内面に係合突条３を縦設する
周壁４を垂下すると共に頂板中央部を隆起して小帽部５
とし、該小帽部および頂板に複数小透孔６を穿設し、又
周壁外面に、縦溝部８上端から傾斜溝部９を同一上方向
へ突出するガイド溝７を複数穿設した主筒１と、該主筒
外面へ嵌合させて傾斜溝部上端に係合する係合突子12を
有するつまみ筒10と、上記小透孔６を通って、主筒内面
側へ一部を固着し、小帽部５と頂板２上方へ付設させた
棒状化粧品15と、つまみ筒上部へ周壁下端を嵌合する、
型カバー兼用キャップ16とで形成した。
成用型カバーをキャップ兼用とすると共に、容器本体取
付部分等の化粧品として使用できない部分を減少した。 【構成】 頂板２外周から内面に係合突条３を縦設する
周壁４を垂下すると共に頂板中央部を隆起して小帽部５
とし、該小帽部および頂板に複数小透孔６を穿設し、又
周壁外面に、縦溝部８上端から傾斜溝部９を同一上方向
へ突出するガイド溝７を複数穿設した主筒１と、該主筒
外面へ嵌合させて傾斜溝部上端に係合する係合突子12を
有するつまみ筒10と、上記小透孔６を通って、主筒内面
側へ一部を固着し、小帽部５と頂板２上方へ付設させた
棒状化粧品15と、つまみ筒上部へ周壁下端を嵌合する、
型カバー兼用キャップ16とで形成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、小さなサンプル口紅等
を収納する簡易な棒状化粧品用サンプル容器とその形成
方法に関する。
を収納する簡易な棒状化粧品用サンプル容器とその形成
方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】繰出し容器等に収容した口紅は周知であ
る。
る。
【０００３】ところで、近年、口紅のサンプル容器とし
て、図７及び図８に示す簡易なサンプル容器が出回って
いる。
て、図７及び図８に示す簡易なサンプル容器が出回って
いる。
【０００４】このサンプル容器は、上端部を段付き小径
の口紅支持部Aaとした主筒Ａと、該口紅支持部の外周に
離脱可能に嵌合させた型カバーＢと、その主筒Ａの下端
に嵌合させる底板Ｃと、上記口紅支持部Aaに着脱自在に
嵌合させるキャップＤとから成り、主筒Ａの口紅支持部
Aaの外周に型カバーＢを嵌合させ、この結合両者を倒立
させて、型カバーＢ乃至上記口紅支持部Aa内に適量の溶
融化粧品を充填し、かつ、固化させることにより、小棒
状口紅Ｅを形成させ、次いで、その主筒Ａの下端に底板
Ｃを嵌着するとともに、型カバーＢを除去し、主筒Ａの
口紅支持部Aaの外周にキャップＤを着脱自在に嵌合させ
て、小棒状口紅入り容器として組み立てたものである
（商標名「イヴ・サンローラン」）。
の口紅支持部Aaとした主筒Ａと、該口紅支持部の外周に
離脱可能に嵌合させた型カバーＢと、その主筒Ａの下端
に嵌合させる底板Ｃと、上記口紅支持部Aaに着脱自在に
嵌合させるキャップＤとから成り、主筒Ａの口紅支持部
Aaの外周に型カバーＢを嵌合させ、この結合両者を倒立
させて、型カバーＢ乃至上記口紅支持部Aa内に適量の溶
融化粧品を充填し、かつ、固化させることにより、小棒
状口紅Ｅを形成させ、次いで、その主筒Ａの下端に底板
Ｃを嵌着するとともに、型カバーＢを除去し、主筒Ａの
口紅支持部Aaの外周にキャップＤを着脱自在に嵌合させ
て、小棒状口紅入り容器として組み立てたものである
（商標名「イヴ・サンローラン」）。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記サンプル容器は、
型カバーＢの取外しを注意深く行わないと、口紅を傷つ
けることがあって面倒であると共に、型カバーを廃棄し
て別に設けたキャップを嵌合させるから無駄が多く、又
口紅支持部Aaによる口紅保持が充分でなく、その保持を
確実とするため、その口紅支持部分内に残して実際上は
使用できない口紅部分の量を大としなければならない欠
点があった。
型カバーＢの取外しを注意深く行わないと、口紅を傷つ
けることがあって面倒であると共に、型カバーを廃棄し
て別に設けたキャップを嵌合させるから無駄が多く、又
口紅支持部Aaによる口紅保持が充分でなく、その保持を
確実とするため、その口紅支持部分内に残して実際上は
使用できない口紅部分の量を大としなければならない欠
点があった。
【０００６】本発明は、型カバーを口紅から離型した
後、キャップとしてそのまま使用できるようにすると共
に、主筒に対する口紅の連結を確実とし、又主筒上面か
ら突設した小帽部を口紅内に埋没させることで、実際に
は使用されない口紅部分を極めて減少させ、しかもサン
プルとしての使用が便利であるよう設けたものである。
後、キャップとしてそのまま使用できるようにすると共
に、主筒に対する口紅の連結を確実とし、又主筒上面か
ら突設した小帽部を口紅内に埋没させることで、実際に
は使用されない口紅部分を極めて減少させ、しかもサン
プルとしての使用が便利であるよう設けたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】頂板２外周から内面に複
数の係合突条３を縦設する周壁４を垂下すると共に、頂
板中央部を隆起して小帽部５となし、該小帽部の上面中
心と、該小帽部を囲む頂板部分の複数箇所とに小透孔６
を、それぞれ穿設し、又上記周壁外面の複数箇所に下端
面開口でかつ同長とした縦溝部８上端から、同一傾斜角
度で傾斜溝部９を同一方向、同一長さだけ延長するガイ
ド溝７を穿設する主筒１と、該主筒周壁４外面へ、強制
回動可能に筒部11を嵌合させて、該筒部11内面に、上記
ガイド溝内を摺動可能な係合突子12を各傾斜溝部９上端
へ係合させて付設し、かつ筒部11上部を小外径部13とす
ると共に上端面を上記主筒周壁４の上端面とほぼ同一高
さとしたつまみ筒10と、上記小帽部５に穿設した小透孔
を通って、小帽部内から小帽部外方へ隆出して小帽部外
面および頂板２上面に下面を付着し、又頂板に穿設した
各小透孔６を通って一部を頂板内面側へ固着する棒状化
粧品15と、上記つまみ筒10上部の小外径部13外面に、周
壁17下端部を着脱自在に嵌合させると共に、該周壁上部
内面に、主筒周壁４の上端部外周面と上端面外周部とを
気密に嵌合できる起立面18付きの下向き段部19を有し、
該下向き段部から、棒状化粧品外面へ気密に接すること
が可能な内壁面を有するドーム状頂部21を、棒状化粧品
外面との間に間隙をおいて起立する型カバー兼用キャッ
プ16とで形成した。
数の係合突条３を縦設する周壁４を垂下すると共に、頂
板中央部を隆起して小帽部５となし、該小帽部の上面中
心と、該小帽部を囲む頂板部分の複数箇所とに小透孔６
を、それぞれ穿設し、又上記周壁外面の複数箇所に下端
面開口でかつ同長とした縦溝部８上端から、同一傾斜角
度で傾斜溝部９を同一方向、同一長さだけ延長するガイ
ド溝７を穿設する主筒１と、該主筒周壁４外面へ、強制
回動可能に筒部11を嵌合させて、該筒部11内面に、上記
ガイド溝内を摺動可能な係合突子12を各傾斜溝部９上端
へ係合させて付設し、かつ筒部11上部を小外径部13とす
ると共に上端面を上記主筒周壁４の上端面とほぼ同一高
さとしたつまみ筒10と、上記小帽部５に穿設した小透孔
を通って、小帽部内から小帽部外方へ隆出して小帽部外
面および頂板２上面に下面を付着し、又頂板に穿設した
各小透孔６を通って一部を頂板内面側へ固着する棒状化
粧品15と、上記つまみ筒10上部の小外径部13外面に、周
壁17下端部を着脱自在に嵌合させると共に、該周壁上部
内面に、主筒周壁４の上端部外周面と上端面外周部とを
気密に嵌合できる起立面18付きの下向き段部19を有し、
該下向き段部から、棒状化粧品外面へ気密に接すること
が可能な内壁面を有するドーム状頂部21を、棒状化粧品
外面との間に間隙をおいて起立する型カバー兼用キャッ
プ16とで形成した。
【０００８】頂板２外周から内面に複数の係合突条３を
縦設する周壁４を垂下すると共に、頂板中央部を隆起し
て小帽部５となし、該小帽部の上面中心と、該小帽部を
囲む頂板部分の複数箇所とに小透孔６を、それぞれ穿設
し、又上記周壁外面の複数箇所に下端面開口でかつ同長
とした縦溝部８上端から、同一傾斜角度で傾斜溝部９を
同一方向、同一長さだけ延長するガイド溝７を穿設した
主筒１を設けて、該主筒外面へつまみ筒10を、該つまみ
筒の筒部11内面に付設した係合突子12を上記縦溝部を通
って傾斜溝部９の下部内に位置させて強制回動可能にか
つ該つまみ筒10上方に非嵌合部分を残して嵌合させ、又
該つまみ筒10上部の小外径部13に型カバー兼用キャップ
16の周壁17下部を着脱自在に嵌合させると共に、その周
壁17の上部内面に起立面18付きの下向き段部19を設けて
主筒周壁４の上端部外周面と上端面外周部とを気密に嵌
合させて、それ等主筒１とつまみ筒10と型カバー兼用キ
ャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成させ、該充填体
倒立状態で主筒１の小帽部５内から小透孔６を通して溶
融化粧品を型カバー兼用キャップ16内へ、頂板２の小透
孔６を通って頂板内方へ溢出するまで流込み、該溶融化
粧品固化後、主筒１内面の係合突条３利用によりつまみ
筒10に対して主筒１を螺降させて係合突子12を傾斜溝部
９上端へ係合させ、かつこのとき主筒周壁４の上面とつ
まみ筒10上端面とがはぼ同一高さに位置するよう設けて
形成する。
縦設する周壁４を垂下すると共に、頂板中央部を隆起し
て小帽部５となし、該小帽部の上面中心と、該小帽部を
囲む頂板部分の複数箇所とに小透孔６を、それぞれ穿設
し、又上記周壁外面の複数箇所に下端面開口でかつ同長
とした縦溝部８上端から、同一傾斜角度で傾斜溝部９を
同一方向、同一長さだけ延長するガイド溝７を穿設した
主筒１を設けて、該主筒外面へつまみ筒10を、該つまみ
筒の筒部11内面に付設した係合突子12を上記縦溝部を通
って傾斜溝部９の下部内に位置させて強制回動可能にか
つ該つまみ筒10上方に非嵌合部分を残して嵌合させ、又
該つまみ筒10上部の小外径部13に型カバー兼用キャップ
16の周壁17下部を着脱自在に嵌合させると共に、その周
壁17の上部内面に起立面18付きの下向き段部19を設けて
主筒周壁４の上端部外周面と上端面外周部とを気密に嵌
合させて、それ等主筒１とつまみ筒10と型カバー兼用キ
ャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成させ、該充填体
倒立状態で主筒１の小帽部５内から小透孔６を通して溶
融化粧品を型カバー兼用キャップ16内へ、頂板２の小透
孔６を通って頂板内方へ溢出するまで流込み、該溶融化
粧品固化後、主筒１内面の係合突条３利用によりつまみ
筒10に対して主筒１を螺降させて係合突子12を傾斜溝部
９上端へ係合させ、かつこのとき主筒周壁４の上面とつ
まみ筒10上端面とがはぼ同一高さに位置するよう設けて
形成する。
【０００９】
【実施例】本発明サンプル容器は、主筒とつまみ筒と棒
状化粧品と型カバー兼用キャップとで形成している。
状化粧品と型カバー兼用キャップとで形成している。
【００１０】主筒１は、頂板２外周から内面に複数の係
合突条３を縦設した周壁４を垂下すると共に、その頂板
中央部を隆起して小帽部５となし、その小帽部の上面中
心と、該小帽部を囲む頂板部分の複数箇所に小透孔６を
穿設している。小帽部周壁は頂板２下方まで垂設しても
よい。又周壁外面の複数箇所には複数のガイド溝７を穿
設している。ガイド溝は、下端面開口でかつ同長とした
縦溝部８上端から、同一傾斜角度で傾斜溝部９を、同一
方向、同一長さだけ延長して形成している。
合突条３を縦設した周壁４を垂下すると共に、その頂板
中央部を隆起して小帽部５となし、その小帽部の上面中
心と、該小帽部を囲む頂板部分の複数箇所に小透孔６を
穿設している。小帽部周壁は頂板２下方まで垂設しても
よい。又周壁外面の複数箇所には複数のガイド溝７を穿
設している。ガイド溝は、下端面開口でかつ同長とした
縦溝部８上端から、同一傾斜角度で傾斜溝部９を、同一
方向、同一長さだけ延長して形成している。
【００１１】つまみ筒10は、上記主筒周壁４の外面へ、
強制回動可能に、つまりややかた嵌め状態に筒部11を嵌
合させ、その筒部内面に、上記ガイド溝内を摺動可能な
係合突子12を、各傾斜溝部９上端へ係合させて付設して
いる。又筒部11上部は小外径部13とすると共に、筒部上
端面は既述主筒周壁４の上端面とはぼ同一高さに位置さ
せている。尚上記小外径部13は後述型カバー兼用キャッ
プの嵌合用部であり、その嵌合を確実とするため小外径
部の中間部外面に係合突条14を周設するとよい。
強制回動可能に、つまりややかた嵌め状態に筒部11を嵌
合させ、その筒部内面に、上記ガイド溝内を摺動可能な
係合突子12を、各傾斜溝部９上端へ係合させて付設して
いる。又筒部11上部は小外径部13とすると共に、筒部上
端面は既述主筒周壁４の上端面とはぼ同一高さに位置さ
せている。尚上記小外径部13は後述型カバー兼用キャッ
プの嵌合用部であり、その嵌合を確実とするため小外径
部の中間部外面に係合突条14を周設するとよい。
【００１２】棒状化粧品15は、既述主筒の小帽部５内か
らその上面に穿設した小透孔６を通って小帽部外方へ隆
起して、小帽部外面および頂板２上面へ下面を付着し、
又頂板の小透孔６を通って一部を頂板内面側へ固着して
いる。その外形は半球状に形成している。
らその上面に穿設した小透孔６を通って小帽部外方へ隆
起して、小帽部外面および頂板２上面へ下面を付着し、
又頂板の小透孔６を通って一部を頂板内面側へ固着して
いる。その外形は半球状に形成している。
【００１３】型カバー兼用キャップ16は、つまみ筒10上
部の小外径部13外面へ、周壁17下端部を着脱自在に嵌合
すると共に周壁上部内面に、主筒周壁４の上端部外周面
と上端面外周部とを気密に嵌合できる起立面18付きの下
向き段部19を有し、該下向き段部から、棒状化粧品外面
へ気密に接することの可能な内壁面20を有するドーム状
頂部21を起立する。その内壁面20と棒状化粧品15との間
には適当間隙を設けている。
部の小外径部13外面へ、周壁17下端部を着脱自在に嵌合
すると共に周壁上部内面に、主筒周壁４の上端部外周面
と上端面外周部とを気密に嵌合できる起立面18付きの下
向き段部19を有し、該下向き段部から、棒状化粧品外面
へ気密に接することの可能な内壁面20を有するドーム状
頂部21を起立する。その内壁面20と棒状化粧品15との間
には適当間隙を設けている。
【００１４】棒状化粧品15を除く各部材は合成樹脂によ
る一体成形品である。
る一体成形品である。
【００１５】上記サンプル容器の形成は次のようにして
行う。
行う。
【００１６】まず図２が示すように、まずつまみ筒10上
方へ主筒１を、該主筒のガイド溝７の縦溝部８下方に係
合突子12を位置させて設け、係合突子17が縦溝部８下端
からその縦溝部内へ入るよう、つまみ筒10を主筒１に対
し下降させ、係合突子12が縦溝部８上端に達した後、主
筒１を螺動させることで係合突子12を傾斜溝部９の下部
内に位置させる。該状態で主筒周壁４の上部はつまみ筒
10よりも上方に位置する。該状態から型カバー兼用キャ
ップ16の周壁17下部を、つまみ筒上部の小外径部13へ着
脱自在に嵌合させ、その周壁上部内面に設けた起立面18
付きの下向き段部19へ、主筒周壁の上端部外周面と上端
面外周部とを気密に嵌合させる。
方へ主筒１を、該主筒のガイド溝７の縦溝部８下方に係
合突子12を位置させて設け、係合突子17が縦溝部８下端
からその縦溝部内へ入るよう、つまみ筒10を主筒１に対
し下降させ、係合突子12が縦溝部８上端に達した後、主
筒１を螺動させることで係合突子12を傾斜溝部９の下部
内に位置させる。該状態で主筒周壁４の上部はつまみ筒
10よりも上方に位置する。該状態から型カバー兼用キャ
ップ16の周壁17下部を、つまみ筒上部の小外径部13へ着
脱自在に嵌合させ、その周壁上部内面に設けた起立面18
付きの下向き段部19へ、主筒周壁の上端部外周面と上端
面外周部とを気密に嵌合させる。
【００１７】このように、主筒１とつまみ筒10と型カバ
ー兼用キャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成させ、
該充填体を図３の倒立状態で、主筒１の小帽部５内から
小透孔６を通って型カバー兼用キャップ16内へ溶融化粧
品を流込む。該流込みは頂板２の小透孔６を通ってその
溶融化粧品が頂板内方へ溢出するまで行う。その溶融化
粧品固化の後、図６が示すような治具27を用いてつまみ
筒10に対して主筒１を、係合突子12が傾斜溝部９上端に
係合するまで下降させることで、型カバー兼用キャップ
16内面から棒状化粧品15を離型させる。
ー兼用キャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成させ、
該充填体を図３の倒立状態で、主筒１の小帽部５内から
小透孔６を通って型カバー兼用キャップ16内へ溶融化粧
品を流込む。該流込みは頂板２の小透孔６を通ってその
溶融化粧品が頂板内方へ溢出するまで行う。その溶融化
粧品固化の後、図６が示すような治具27を用いてつまみ
筒10に対して主筒１を、係合突子12が傾斜溝部９上端に
係合するまで下降させることで、型カバー兼用キャップ
16内面から棒状化粧品15を離型させる。
【００１８】図示例で治具27は、主筒周壁４の内面へ嵌
合できる筒部28外面に、主筒の係合突条３と係合する突
条29を縦設しているが、つまみ筒10に対して主筒１を螺
降できるものであれば、その他どのようなものでもよ
い。
合できる筒部28外面に、主筒の係合突条３と係合する突
条29を縦設しているが、つまみ筒10に対して主筒１を螺
降できるものであれば、その他どのようなものでもよ
い。
【００１９】該主筒螺降時において、つまみ筒10の筒部
上端面と主筒周壁４の上端面とはほぼ同一高さとなるよ
う設ける。
上端面と主筒周壁４の上端面とはほぼ同一高さとなるよ
う設ける。
【００２０】
【発明の効果】本発明は既述構成とするもので、主筒１
の頂板２中央部を小帽部５として、その小帽部外面およ
び頂板２上面へ、棒状化粧品15の下面を付着させるか
ら、比較的少量の化粧品を棒状に形成して突出させるこ
とが出来ると共に、その棒状化粧品15は、上記小帽部の
上面中心に穿設した小透孔６を通って小帽部５内から小
帽部外方へ隆出され、かつ頂板２に穿設した小透孔６を
通って棒状化粧品一部を頂板２内面側へ固着するため、
主筒１に対する棒状化粧品15の取付けを効率的に行うこ
とが出来る。更に主筒周壁４外面へつまみ筒10を強制回
動可能に、つまりややかた嵌め状態に嵌合させると共
に、つまみ筒内面の係合突子12は主筒ガイド溝の傾斜溝
部９上端へ係合するから、棒状化粧品を被塗布面へ押付
ける等しても、つまみ筒10に対して主筒１が下降するよ
うなことが全くない。
の頂板２中央部を小帽部５として、その小帽部外面およ
び頂板２上面へ、棒状化粧品15の下面を付着させるか
ら、比較的少量の化粧品を棒状に形成して突出させるこ
とが出来ると共に、その棒状化粧品15は、上記小帽部の
上面中心に穿設した小透孔６を通って小帽部５内から小
帽部外方へ隆出され、かつ頂板２に穿設した小透孔６を
通って棒状化粧品一部を頂板２内面側へ固着するため、
主筒１に対する棒状化粧品15の取付けを効率的に行うこ
とが出来る。更に主筒周壁４外面へつまみ筒10を強制回
動可能に、つまりややかた嵌め状態に嵌合させると共
に、つまみ筒内面の係合突子12は主筒ガイド溝の傾斜溝
部９上端へ係合するから、棒状化粧品を被塗布面へ押付
ける等しても、つまみ筒10に対して主筒１が下降するよ
うなことが全くない。
【００２１】又請求項２のサンプル容器形成方法は、主
筒１のガイド溝傾斜溝部９の下部内へ係合突子12を位置
させて、主筒周壁外面へつまみ筒10を嵌合させると共
に、そのつまみ筒10上部の小外径部13外面へ周壁17下部
を嵌合させ、又その周壁17上部内面に設けた、起立面18
付きの下向き段部19へ主筒周壁４の上端部外周面と上端
面外周部とを気密に嵌合させて、型カバー兼用キャップ
16を設け、それ等主筒１とつまみ筒10と型カバー兼用キ
ャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成し、該充填体倒
立状態で、主筒１の小帽部５内から小透孔６を通して型
カバー兼用キャップ16内へ、頂板の小透孔16を通って頂
板内方へ溢出するまで溶融化粧品を流込みし、該化粧品
固化の後、つまみ筒10に対して主筒１を係合突子12が傾
斜溝部９上端へ係合するまで螺降するだけで形成できる
から、その形成が極めて容易であると共に、上記棒状化
粧品充填体25を形成する各部材のすべてが、そのままサ
ンプル容器構成部材となるため、無駄を省くことができ
る。
筒１のガイド溝傾斜溝部９の下部内へ係合突子12を位置
させて、主筒周壁外面へつまみ筒10を嵌合させると共
に、そのつまみ筒10上部の小外径部13外面へ周壁17下部
を嵌合させ、又その周壁17上部内面に設けた、起立面18
付きの下向き段部19へ主筒周壁４の上端部外周面と上端
面外周部とを気密に嵌合させて、型カバー兼用キャップ
16を設け、それ等主筒１とつまみ筒10と型カバー兼用キ
ャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成し、該充填体倒
立状態で、主筒１の小帽部５内から小透孔６を通して型
カバー兼用キャップ16内へ、頂板の小透孔16を通って頂
板内方へ溢出するまで溶融化粧品を流込みし、該化粧品
固化の後、つまみ筒10に対して主筒１を係合突子12が傾
斜溝部９上端へ係合するまで螺降するだけで形成できる
から、その形成が極めて容易であると共に、上記棒状化
粧品充填体25を形成する各部材のすべてが、そのままサ
ンプル容器構成部材となるため、無駄を省くことができ
る。
【図１】 本発明サンプル容器の断面図である。
【図２】 図１サンプル容器主要部材の分解図である。
【図３】 図１容器の棒状化粧品形成以前の状態におけ
る、各部材の組付け状態を倒立状態で示す断面図であ
る。
る、各部材の組付け状態を倒立状態で示す断面図であ
る。
【図４】 図３容器の平面図である。
【図５】 棒状化粧品形成後における、各部材の組付け
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図６】 主要部材回動用治具の要部側面図である。
【図７】 従来例サンプル容器の断面図である。
【図８】 図７容器の分解断面図である。
１…主筒 10…つまみ筒 15…棒状化粧品 16…型カバー兼用キャップ
Claims (2)
- 【請求項１】 頂板２外周から内面に複数の係合突条３
を縦設する周壁４を垂下すると共に、頂板中央部を隆起
して小帽部５となし、該小帽部の上面中心と、該小帽部
を囲む頂板部分の複数箇所とに小透孔６を、それぞれ穿
設し、又上記周壁外面の複数箇所に下端面開口でかつ同
長とした縦溝部８上端から、同一傾斜角度で傾斜溝部９
を同一方向、同一長さだけ延長するガイド溝７を穿設す
る主筒１と、該主筒周壁４外面へ、強制回動可能に筒部
11を嵌合させて、該筒部11内面に、上記ガイド溝内を摺
動可能な係合突子12を各傾斜溝部９上端へ係合させて付
設し、かつ筒部11上部を小外径部13とすると共に上端面
を上記主筒周壁４の上端面とほぼ同一高さとしたつまみ
筒10と、上記小帽部５に穿設した小透孔を通って、小帽
部内から小帽部外方へ隆出して小帽部外面および頂板２
上面に下面を付着し、又頂板に穿設した各小透孔６を通
って一部を頂板内面側へ固着する棒状化粧品15と、上記
つまみ筒10上部の小外径部13外面に、周壁17下端部を着
脱自在に嵌合させると共に、該周壁上部内面に、主筒周
壁４の上端部外周面と上端面外周部とを気密に嵌合でき
る起立面18付きの下向き段部19を有し、該下向き段部か
ら、棒状化粧品外面へ気密に接することが可能な内壁面
を有するドーム状頂部21を、棒状化粧品外面との間に間
隙をおいて起立する型カバー兼用キャップ16とで形成し
たことを特徴とする、棒状化粧品サンプル容器。 - 【請求項２】 頂板２外周から内面に複数の係合突条３
を縦設する周壁４を垂下すると共に、頂板中央部を隆起
して小帽部５となし、該小帽部の上面中心と、該小帽部
を囲む頂板部分の複数箇所とに小透孔６を、それぞれ穿
設し、又上記周壁外面の複数箇所に下端面開口でかつ同
長とした縦溝部８上端から、同一傾斜角度で傾斜溝部９
を同一方向、同一長さだけ延長するガイド溝７を穿設し
た主筒１を設けて、該主筒外面へつまみ筒10を、該つま
み筒の筒部11内面に付設した係合突子12を上記縦溝部を
通って傾斜溝部９の下部内に位置させて強制回動可能に
かつ該つまみ筒10上方に非嵌合部分を残して嵌合させ、
又該つまみ筒10上部の小外径部13に型カバー兼用キャッ
プ16の周壁17下部を着脱自在に嵌合させると共に、その
周壁17の上部内面に起立面18付きの下向き段部19を設け
て主筒周壁４の上端部外周面と上端面外周部とを気密に
嵌合させて、それ等主筒１とつまみ筒10と型カバー兼用
キャップ16とで棒状化粧品充填体25を形成させ、該充填
体倒立状態で主筒１の小帽部５内から小透孔６を通して
溶融化粧品を型カバー兼用キャップ16内へ、頂板２の小
透孔６を通って頂板内方へ溢出するまで流込み、該溶融
化粧品固化後、主筒１内面の係合突条３利用によりつま
み筒10に対して主筒１を螺降させて係合突子12を傾斜溝
部９上端へ係合させ、かつこのとき主筒周壁４の上面と
つまみ筒10上端面とがはぼ同一高さに位置するよう設け
て形成することを特徴とする、棒状化粧品サンプル容器
の形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25921694A JP3611882B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 棒状化粧品サンプル容器とその形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25921694A JP3611882B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 棒状化粧品サンプル容器とその形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0889338A true JPH0889338A (ja) | 1996-04-09 |
| JP3611882B2 JP3611882B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=17331018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25921694A Expired - Lifetime JP3611882B2 (ja) | 1994-09-28 | 1994-09-28 | 棒状化粧品サンプル容器とその形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3611882B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101495322B1 (ko) * | 2013-02-15 | 2015-02-24 | (주)스피어테크 | 일회용 입술화장품 |
-
1994
- 1994-09-28 JP JP25921694A patent/JP3611882B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101495322B1 (ko) * | 2013-02-15 | 2015-02-24 | (주)스피어테크 | 일회용 입술화장품 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3611882B2 (ja) | 2005-01-19 |
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