JPH0888987A - 球面アクチュエータ - Google Patents

球面アクチュエータ

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JPH0888987A
JPH0888987A JP6248711A JP24871194A JPH0888987A JP H0888987 A JPH0888987 A JP H0888987A JP 6248711 A JP6248711 A JP 6248711A JP 24871194 A JP24871194 A JP 24871194A JP H0888987 A JPH0888987 A JP H0888987A
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JP
Japan
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rotor
stator
stators
magnetic field
spherical
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Application number
JP6248711A
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English (en)
Inventor
Shigeki Toyama
茂樹 遠山
Yasutarou Miyatani
保太朗 宮谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ステータとロータとの圧接機構を簡単にし、
ステータとロータとの接触圧を一定に保つ。 【構成】 略球体状ないし略球殻状ロータ4を例えば鉄
などの磁力により引き寄せられる材質から作製し、ステ
ータ5、6、7を保持するステータ保持部15に永久磁
石や電磁石などの磁場発生装置26を設ける。ステータ
保持部15を摺動可能に直孔部16に納入し、中間部材
17とステータ5、6、7とをケーシング1内に遊動自
在に納め、ステータ5、6、7を中間部材17を介して
オルダム動作可能なようにステータ保持部15に保持す
る。 【効果】 磁場発生装置から発生した磁場により、ステ
ータ支持部がロータに引き寄せられ、ステータをロータ
表面に圧接できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は球面アクチュエータに関
する。具体的に言えば、本発明は超音波モータを利用し
てロータをステータの軸心回りに回動駆動させるように
した球面アクチュエータに関する。
【0002】
【技術背景とその問題点】略球体状若しくは略球殻状を
したロータをステータの軸心回りに回動駆動させるよう
にした球面アクチュエータにおいては、安定した駆動特
性(駆動トルク、回転数など)を得るためにも、ステー
タをロータの表面に均一に接触させ、一定した接触圧を
得る必要がある。
【0003】図1に、球面アクチュエータAの一部破断
した平面図を示す。この球面アクチュエータAは出願人
らが特願平5−254865号として特許出願した中の
一実施例を示すものであって、略円形の窓2を開口され
たケーシング1の空洞3内に略球体状ないし略球殻状の
ロータ4が納められている。ロータ4は空洞3の内壁面
に接することなく、同一円周上に配置された4個のステ
ータ5、6、7、8のみによって支持されている。すな
わち、ロータ4はステータ5、6、7、8の非駆動時に
はステータ5、6、7、8との間の摩擦によって回転で
きないが、ステータ5、6又は7、8を駆動してステー
タ5、6又は7、8表面にいわゆる超音波振動(圧電体
表面でのたわみ進行波)を発生させると、それによって
ロータ4が回転する。また、駆動するステータ5、6、
7、8を切り替えたり、ステータ5、6、7、8の振動
モードを変化させたりすると異なった方向にロータ5が
回転する。この結果、ロータ4はステータ5、6又は
7、8の軸心の回りに回転し、回転軸9を回動させるこ
とができる。
【0004】5、6はロータ4をX軸と平行な軸心の回
りに回転させるためのステータ、7、8はロータ4をY
軸と平行な軸心の回りに回転させるためのステータであ
って、いずれの対のステータ5、6及び7、8もロータ
4の両側から挟むように配置されている。いずれも一方
のステータ6、8は、裏面中央部に突出している突部1
3をケーシング1のベース14に固定されている。他方
のステータ5、7はオルダム動作、すなわち軸心の回り
に回転させることなくステータ保持部15に対して滑ら
かに変位できるようになっており、軸心方向に摺動可能
なようにケーシング1の直孔部16内に納められたステ
ータ保持部15に中間部材17(オルダム部)を介して
保持されている。また、ステータ保持部15は軸心の回
りには回転できないように拘束されている。ステータ保
持部15と直孔部16を塞ぐ蓋部18との間には押し付
けプレート19が摺動自在に納められており、押し付け
プレート19とステータ保持部15との間には皿バネ2
0が挿入され、蓋部18に螺合させたネジ21の先端が
押し付けプレート19に当接されている。したがって、
ネジ21を回すことにより、ステータ5、6、7、8と
ロータ4との接触圧を調整することができる。
【0005】中間部材17の表裏面にはそれぞれコロ2
2、23の半径よりも浅い断面円弧状の凹溝が凹設され
ており、両凹溝は互いに90度ねじれた方向を向いてい
る。ステータ保持部15にはコロ23の半径よりも浅い
断面円弧状の凹溝が凹設されており、ステータ5、7の
背面の突部13にはコロ22の半径よりも浅い断面円弧
状の凹溝が凹設されている。しかして、中間部材17と
ステータ5、7とは、両側から凹溝内にコロ22を挟み
込むようにして連結されており、ステータ5、7は中間
部材17に接触しない範囲でコロ22の回りに回動でき
る。また、ステータ保持部15と中間部材17とは両側
から凹溝内にコロ23を挟み込むようにして連結されて
おり、中間部材17はステータ保持部15に接触しない
範囲でコロ23の回りに回動できる。したがって、球面
アクチュエータAにおいて、ステータ保持部15はその
軸心方向にのみ位置調整可能となっており、ステータ
5、7と中間部材17とはケーシング1内に揺動自在に
納められているので、ステータ5、7の軸心がステータ
保持部15の軸心に対して傾くようにステータ5、7の
角度が変化する(つまりステータが首を振る)ようにな
っている。
【0006】しかして、ロータ4をX軸と平行な軸心の
回りに回転させる場合には、ステータ5、6を駆動して
表面に進行波を発生させ、ステータ5、6でロータ4を
回転させる。このとき、ステータ保持部15の軸心がロ
ータ4の中心からずれていても、ステータ5、6が皿バ
ネ20の弾性力等によってロータ4の表面に押し付けら
れると、ステータ5、6がロータ4表面のカーブに沿う
ように首を振り、ステータ5、6の軸心がロータ4の中
心と一致し、ステータ5、6とロータ4とがピッタリと
接触する。しかも、コロ22、23が4つの凹溝に嵌合
しているので、ステータ5、6はステータ保持部16に
対して軸心の回りには回転しないように拘束されてい
る。これによってステータ5、6がロータ4に片当たり
するのが防止され、ロータ駆動特性が向上する。同様
に、ステータ7、8を駆動してロータ4をY軸と平行な
軸心の回りに回転させる場合にも、ステータ7、8を駆
動して表面に進行波を発生させ、ステータ7、8とロー
タ4とがピッタリと接触し、ステータ7、8がロータ4
に片当たりするのを防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに皿バネを使ってステータをロータに圧接させる構造
では、その構成が複雑となり、皿バネ以外にもネジや押
し付けプレート等が必要になって構成部品が多くなって
しまう。そのため、球面アクチュエータをある程度以上
には小型化することができなかった。
【0008】また、皿バネの弾性力を利用してステータ
とロータとの接触圧を調整していたので、長期間の使用
により皿バネにへたりを生じると接触圧が変化し、球面
アクチュエータの駆動特性に変化を生じるという問題点
があった。
【0009】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ステータと
ロータとの圧接機構を簡単にし、ステータとロータとの
接触圧を一定に保つことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の球面アクチュエ
ータは、複数のステータを略球状のロータの表面に圧接
させ、ステータに発生させた微小振動をロータへ伝達さ
せて該ロータを回転駆動させるようにした球面アクチュ
エータにおいて、前記ロータ側と前記ロータ外部とに、
磁力によって互いに引き合う手段を備え、当該磁力によ
って前記ステータと前記ロータの表面とを圧接させたこ
とを特徴としている。
【0011】例えば、前記ロータの外部に磁場を発生す
る手段を備えるとともに、前記ロータ又はロータ内部に
磁場により引き寄せられる手段を備え、両手段の間に働
く磁力によって前記ステータと前記ロータの表面とを圧
接させることとしてもよく、前記ロータを磁場により引
き寄せられる材料によって構成し、前記磁場を発生する
手段と前記ロータとの間に働く磁力によって前記ステー
タと前記ロータの表面とを圧接させることとしてもよ
い。
【0012】また、前記ロータ又ロータ内部に磁場を発
生する手段を備えるとともに、前記ロータ外部に磁場に
より引き寄せられる手段を備えることとしてもよい。
【0013】
【作用】本発明の球面アクチュエータによれば、磁力に
よってロータ表面とステータが圧接されているので、圧
接強度は磁力の大きさ(磁場の強さ)によって決められ
る。このため、一度組立てを行なえば長期間の使用によ
っても圧接強度が変化せず、常に一定した接触圧を得る
ことができる。したがって、駆動トルクやロータ回転数
など球面アクチュエータの駆動特性が変化しない。ま
た、面倒な圧接強度の調整をやり直す必要もない。
【0014】また、ステータをロータ表面に圧接させる
機構が非常に簡単になり、部品点数の削減をすることが
でき、球面アクチュエータを小型化することができる。
特に、部品の使用材料を変えることによって磁力を発生
させることが可能であるので、ステータとロータを圧接
させるための構造に必要な部品点数の増加を最小にでき
る。
【0015】
【実施例】図2(a)(b)は本発明の一実施例である
球面アクチュエータBの構成を示す一部破断した平面図
及び側面図である。球面アクチュエータBは、球面アク
チュエータAとほぼ同様の構造をしており、球面アクチ
ュエータBは、略円形の窓2を開口されたケーシング1
の空洞3内に略球体状ないし略球殻状をした(つまり、
外表面が略球状をした)ロータ4が納められ、4つのス
テータ5、6、7、8のみにより支持されている。ロー
タ4は磁力によって引き付けられる材質、つまり、強磁
性を示す材料であれば特に限定されない。例えば図3
(a)に示すように鉄、ニッケル、コバルト合金などの
金属や金属粉などが混ぜられた樹脂やゴムなどから作製
することができる。また、図3(b)に示すように鉄、
ニッケルなどの磁力によって引き付けられる材質から作
製された略球体状ないし略球殻状をした核体4bの表面
をゴムや樹脂等のライニング4aで覆うことによって作
製することとしてもよい。このようにゴムや樹脂等のラ
イニング4aで覆うことにすれば、ステータ5、6、
7、8とロータ4表面との摩擦を大きくできる点で好ま
しい。あるいは、図3(c)に示すようにプラスチック
やアルミニウム、ステンレス等から作成された核体4b
の表面を鉄粉等を含有させたゴムや樹脂などのライニン
グ4aで覆うようにしてもよい。こうすれば、ステータ
5、6、7、8とロータ4表面との摩擦を大きくできる
だけでなく、ロータ4をさらに軽量化できる点でも好ま
しい。
【0016】ステータ5、6、7、8には、例えば上記
球面アクチュエータAに用いられているのと同様なステ
ータを用いることができる(特願平5−254865号
特許出願参照)。すなわち、各ステータ5、6、7、8
は図4(a)(b)に示すような回転型表面波振動子か
らなる。すなわち、金属等の弾性材料によって形成され
た弾性体10は略皿状をしており、その外周部表面には
一定ピッチ毎に接触片11が突設されて環状に配列して
おり、接触片11と対応して弾性体10の外周部裏面に
はPZT等の圧電素子12が貼り付けられている。ステ
ータ5、6、7、8は、接触片11をロータ4と接触さ
せるようにしてロータ4を支持するようになっており、
そのため接触片11の上面にはロータ4の表面の曲率と
同一の曲率を有する凹状のアール面11aが施されてい
る。
【0017】しかして、ステータ5、6、7、8は超音
波モータの原理によってロータ4を駆動するものであっ
て、圧電素子12を振動させることによって弾性体10
の接触片11の表面にたわみ振動や伸縮振動等の表面波
振動を発生させるものである。しかして、この圧電素子
12を所定の駆動モードで駆動すると、弾性体10の表
面を円周方向に進む進行波(たわみ進行波)により接触
片11の表面の粒子が楕円軌道を描いて運動し、ロータ
4の表面がステータ5、6、7、8の円周方向に沿って
移動する。この結果、ロータ4は駆動されているステー
タ5、6又は7、8の軸心の回りに回転する。
【0018】ステータ8は弾性体10の裏面中央部に突
出している突部13をケーシング1のベース14に固定
されている。ステータ8が固定されたベース14には永
久磁石や電磁石などの磁場発生装置25が固定されてい
る。残る3つのステータ5、6、7はそれぞれ上述した
ようなオルダム動作可能になっており、中間部材17を
介してステータ支持部15に支持されている。ステータ
支持部15はケーシング1に角孔状に開口された直孔部
16に納入され、軸心方向にのみ摺動可能となってい
る。中間部材17とステータ5、6、7とはケーシング
1内に揺動自在に納められており、ステータ5、6、7
は軸心に対して小さな角度で首振り可能となっている。
ステータ支持部15にも永久磁石や電磁石などの磁場発
生装置26が固着されており、磁場発生装置26は直孔
部16内でステータ5、6、7の軸心方向に摺動可能に
なっている。しかして、4つの磁場発生装置25、26
からは一定の強さの磁場が発生されており、ロータ4は
固定された磁場発生装置25に引き付けられて位置決め
され、ロータ4の表面がステータ8に圧接される。ま
た、ロータ4と磁場発生装置26とが引き合う結果、ス
テータ保持部15が直孔部16内で軸心方向に移動す
る。この結果、ステータ8と対になるステータ7は位置
決めされたロータ4の方に引き付けられ、ステータ7が
ロータ4の表面に圧接される。また、ステータ5、6も
それぞれロータ4に引き付けられ、ステータ5、6はそ
れぞれロータ4の表面に圧接される。こうして、ステー
タ5、6を駆動するとX軸と平行な軸心の回りにロータ
4を回動させることができ、同様に、ステータ7、8を
駆動すると、X軸と平行な軸心の回りにロータ4を回動
させることができる。
【0019】このように磁力によってステータ5、6、
7、8をロータ4の表面に圧接させることにより、圧接
機構を簡単にし球面アクチュエータBの部品点数の削減
を図ることができる。また、球面アクチュエータBにお
いては、磁力を利用しているため経時的な変化が少な
く、しかも磁場の強さによってロータ4が位置決めさ
れ、磁場発生装置25、26とロータ4表面との距離は
変化しない。このため、磁場の強度調整を一度行なって
おくだけで常に一定した接触圧を得ることができ、安定
した駆動特性(駆動トルク、回転数等)を得ることがで
きる。なお、本構成にあっては、磁力によってロータ4
とステータ5、6、7、8とを圧接させているので、ケ
ーシング1は磁力により引き付けられない性質を有する
材料で構成するのが望ましい。また、ステータ5、6、
7、8の首振りを確保するためにも、中間部材17やコ
ロ22、23を磁力により引き付けられない性質を有す
る材料で構成しておくのが好ましい。
【0020】球面アクチュエータBにあっては、4つの
磁場発生手段25、26を設け、ロータ4とステータ
5、6、7、8とをそれぞれ圧接し、4つのステータ
5、6、7、8を駆動させることとしているが、本発明
にあっては少なくとも駆動するステータを磁場発生手段
によってロータに圧接させることにすればよい。例え
ば、上記実施例で言えばY軸方向の駆動を行なうため
に、ステータ8の代わりにボールベアリングなどでロー
タ4を回転自在に支持するようにしておけば、摺動可能
な磁場発生手段26によりステータ7をロータ4の表面
に圧接させることができ(あるいは固定された磁場発生
手段26によりロータ4を固定されたステータ7に圧接
させることができ)、ステータ7を駆動することによっ
て、Y軸の回りにロータ4を回動させることができる。
また、ベース14やステータ保持部15に磁場発生装置
25、26を設けたが、ベース14やステータ保持部1
5を永久磁石などの磁性材料で作製することとしてもよ
い。
【0021】上記実施例においては磁場発生装置をロー
タ外部に設けた場合について説明したが、磁場発生装置
をロータ4に設けることとしてもよい。例えば、図5
(a)に示すようにロータ4にゴム磁石などの有機系強
磁性材料からなる成形品を用い、ステータ支持部15の
全部あるいはその一部を磁力により引き寄せられる鉄、
ニッケル、コバルト合金等の強磁性材質で作製しても、
ステータ5、6、7、8をロータ4の表面に圧接するこ
とができる。また、図5(b)に示すように、プラスチ
ックやアルミニウム等の核体4bの表面にゴム磁石等の
有機系強磁性材料のライニング4aを施すことにしても
よい。
【0022】図6(a)(b)に示すものは、さらに別
な実施例である球面アクチュエータCの概略構成図及び
ロータ4の断面図である。球面アクチュエータCにあっ
ては、プラスチックやアルミニウム等からなる球殻状を
したロータ4の底部を平面で切断開放してあり、それぞ
れ磁場発生装置25、26と対向させて、鉄、ニッケル
などからなる4つの強磁性部材28が支持部材29によ
って支持され、ロータ4の空洞27内に配置されてい
る。しかして、4つの磁場発生装置25、26と4つの
強磁性部材との間には一定の磁力が生じており、いずれ
か一つの磁場発生装置25は固着されているので、摺動
自在に配置された残る3つの磁場発生装置26は強磁性
部材28に引き寄せられるようにしてステータ保持部1
5が移動する。この結果、4つのステータ5、6、7、
8はロータ4の表面に均一に圧接することができる。
【0023】図7に示すものは、さらに本発明のさらに
別な実施例である球面アクチュエータDの平面図であっ
て、この実施例にあっては永久磁石などの磁場発生装置
30が支持部材29によって支持されてロータ4の空洞
27内に配置されており、ステータ保持部15は鉄、ニ
ッケル、コバルト合金等の強磁性材質から作製されてい
る。このように、ロータ4の空洞27内に磁場発生装置
30を配置することによっても、ステータ5、6、7、
8はロータ4の表面に均一に圧接することもできる。ま
た、図8に示す球面アクチュエータEに示すようにロー
タ4の空洞27内に棒磁石のような磁場発生装置31を
配置し、磁場発生装置31と引き合うような極性を有す
る磁石32をベース14やステータ保持部15等に固着
させてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明の球面アクチュエータによれば、
磁力によってロータ表面にステータが圧接されているの
で、圧接強度は磁力の大きさ又は磁場の強さによって決
められる。このため、駆動トルクやロータ回転数など一
定した駆動特性とすることができ、面倒な圧接強度の調
整作業を不要にすることができる。
【0025】また、ステータをロータ表面に圧接させる
機構が非常に簡単になり、部品点数の削減をすることが
でき、球面アクチュエータを小型化することができる。
特に、ステータとロータを圧接させるためのステータ個
々の構成を同一部材で構成することにより、部品点数を
大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】先行技術である球面アクチュエータを一部破断
した平面図である。
【図2】(a)は本発明による球面アクチュエータを一
部破断した平面図、(b)はその側面図である。
【図3】(a)(b)(c)はそれぞれ、同上の球面ア
クチュエータに用いるロータを示す一部破断した斜視図
である。
【図4】(a)(b)はそれぞれ同上のステータを示す
正面図及び断面図である。
【図5】(a)(b)はそれぞれ、本発明の別な実施例
である球面アクチュエータに用いるロータを示す一部破
断した斜視図である。
【図6】(a)は本発明のさらに別な実施例である球面
アクチュエータの平面図、(b)はその球面アクチュエ
ータに用いるロータの断面図である。
【図7】本発明のさらに別な実施例である球面アクチュ
エータの平面図である。
【図8】本発明のさらに別な実施例である球面アクチュ
エータの平面図である。
【符号の説明】
4 ロータ 5、6、7、8 ステータ 15 ステータ支持部 17 中間部材 22、23 コロ 25、26 磁場発生装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のステータを略球状のロータの表面
    に圧接させ、ステータに発生させた微小振動をロータへ
    伝達させて該ロータを回転駆動させるようにした球面ア
    クチュエータにおいて、 前記ロータ側と前記ロータ外部とに、磁力によって互い
    に引き合う手段を備え、当該磁力によって前記ステータ
    と前記ロータの表面とを圧接させたことを特徴とする球
    面アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 複数のステータを略球状のロータの表面
    に圧接させ、ステータに発生させた微小振動をロータへ
    伝達させて該ロータを回転駆動させるようにした球面ア
    クチュエータにおいて、 前記ロータの外部に磁場を発生する手段を備えるととも
    に、前記ロータ又はロータ内部に磁場により引き寄せら
    れる手段を備え、両手段の間に働く磁力によって前記ス
    テータと前記ロータの表面とを圧接させたことを特徴と
    する球面アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 複数のステータを略球状のロータの表面
    に圧接させ、ステータに発生させた微小振動をロータへ
    伝達させて該ロータを回転駆動させるようにした球面ア
    クチュエータにおいて、 前記ロータの外部に磁場を発生する手段を備えるととも
    に、前記ロータを磁場により引き寄せられる材料によっ
    て構成し、前記磁場を発生する手段と前記ロータとの間
    に働く磁力によって前記ステータと前記ロータの表面と
    を圧接させたことを特徴とする球面アクチュエータ。
  4. 【請求項4】 複数のステータを略球状のロータの表面
    に圧接させ、ステータに発生させた微小振動をロータへ
    伝達させて該ロータを回転駆動させるようにした球面ア
    クチュエータにおいて、 前記ロータ又はロータ内部に磁場を発生する手段を備え
    るとともに、前記ロータ外部に磁場により引き寄せられ
    る手段を備え、両手段の間に働く磁力によって前記ステ
    ータと前記ロータの表面とを圧接させたことを特徴とす
    る球面アクチュエータ。
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