JPH0888942A - 非接触式充電装置 - Google Patents

非接触式充電装置

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JPH0888942A
JPH0888942A JP6220525A JP22052594A JPH0888942A JP H0888942 A JPH0888942 A JP H0888942A JP 6220525 A JP6220525 A JP 6220525A JP 22052594 A JP22052594 A JP 22052594A JP H0888942 A JPH0888942 A JP H0888942A
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JP
Japan
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double layer
electric double
layer capacitor
charging
charger
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JP6220525A
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English (en)
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Satoru Inakagata
悟 田舎片
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大電流による短時間充電が容易にでき、また防
水構造等をとることが容易で且つ充電器と機器本体との
結合時や結合状態からの分離時に火花放電等も生じず、
また掃除もし易い非接触式充電装置を提供するにある。 【構成】充電器Bはインバータからなる充電回路1を内
蔵し、インバータの出出力は1次巻線L1 と、電動歯ブ
ラシ本体Aに内蔵している2次巻線L2 との磁気的結合
により、電動歯ブラシ本体Aに受電される。電動歯ブラ
シ本体Aは電気二重層コンデンサC4 を内蔵し、この電
気二重層コンデンサC4 を2次巻線L2からの出力で充
電する。この充電は充電制御回路2により制御される。
電気二重層コンデンサC4 は操作スイッチSWがオンさ
れると、制御回路3を通じてモータMに接続されてモー
タMの電源となる。制御回路3はスイッチングによりモ
ータMの両端電圧を安定化するように動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気二重層コンデンサ
を充電する非接触式充電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来電気二重層コンデンサを電源として
用いる機器としては実開昭63−79863号や、実開
平3−92472号に開示されているような電気ひげそ
りがある。これら電気ひげそりは、電気二重層コンデン
サを用いることにより、短時間充電を可能としたもので
あるが、機器本体内に充電器を内蔵したものであったた
め、機器本体が大型になって重くなるという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで充電器と、機器
本体を分離して機械的接点を介して接続するものが考え
られるが、上述のように電気二重層コンデンサを用いる
ことは、大電流(30−40A)による短時間充電を可
能とすることに特徴があり、そのため機械的接点には、
大きな接点容量を有し且つ構造上頑丈なものが要求さ
れ、また機器本体を充電器に接続する場合や離脱する場
合に、火花放電を生じる恐れがあった。特に電動歯ブラ
シのような水回り機器の場合電触の影響を避けることが
できず、そのため保護回路が必要となってコストが高く
なるという問題があった。また接点部にごみが詰まりや
すく、掃除がしにくいだけでなく接点部に汚れが付着し
て導通性能を劣化するという問題や、充電器自身も接点
部が露出するため高い絶縁性能が要求され、そのため回
路部品が増え複雑になるという問題があった。更に接点
式では、接点形状の制約があるため同じ充電器で、異な
る機器に対する充電を行なうためのステーショナル機能
を持たせることが難しいという問題があった。
【0004】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
で、請求項1の発明の目的とするところは大電流による
短時間充電が容易にでき、また防水構造等をとることが
容易で且つ充電器と機器本体との結合や結合状態から分
離させるときに火花放電等も生じず、また掃除もし易い
非接触式充電装置を提供するにある。請求項2の発明の
目的とするところは複数の同一機種の機器や、異なる機
種の機器に対して同じ充電器を使用して充電ができる非
接触式充電装置を提供するにある。
【0005】請求項3の発明の目的とするところは電気
二重層コンデンサの残容量を機器本体側で知ることがで
きる非接触式充電装置を提供するにある。請求項4の発
明の目的とするところは、ロス分を殆ど無くして、電気
二重層コンデンサの容量分を十二分に活用できる非接触
式充電装置を提供するにある。請求項5の発明の目的と
することは、機器本体側の電気二重層コンデンサの容量
に対応した充電制御が充電器側に関係なく行なえる非接
触式充電装置を提供するにある。
【0006】請求項6の発明の目的とすることは、電動
歯ブラシにおける歯磨き対策や、歯磨き時間の管理を容
易にし、しかも公共機関等における多人数の使用を可能
とした非接触式充電装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、充電器と、電気二重層コンデン
サを内蔵した機器本体とを別体に分離し、充電器と機器
本体とを結合配置した際に充電器側の出力を非接触で受
け取って上記電気二重層コンデンサを充電する受電手段
を機器本体に設けたものである。
【0008】請求項2の発明では、複数の同一機種若し
くは異なる機種の機器本体に対応するステーショナル機
能を充電器に持たせたものである。請求項3の発明で
は、機器本体に電気二重層コンデンサの残容量を表示す
る表示手段を備えたものである。請求項4の発明では、
電気二重層コンデンサを電源とする負荷に印加する電
圧、或いは負荷動作の制御を電気二重層コンデンサの電
圧をスイッチングすることにより行なうものである。
【0009】請求項5の発明では、電気二重層コンデン
サの充電制御を行なう充電制御回路を機器本体側に設け
たものである。請求項6の発明では、機器本体は電動歯
ブラシ本体により成るものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、充電器と、電気二重
層コンデンサを内蔵した機器本体とを別体に分離し、充
電器と機器本体とを結合配置した際に充電器側の出力を
非接触で受け取って上記電気二重層コンデンサを充電す
る受電手段を機器本体に設けたので、充電器と機器本体
とを電気的に接続するための接点部が不要で、そのため
大電流の充電電流を容易に確保することができるととも
に、充電器及び機器本体の構造を簡単に防水構造とする
ことができ、更に充電器と機器本体とを結合配置する際
や結合状態から分離させるときに火花放電も生じず、ま
た接点部にごみが溜まることもなく、掃除もし易い。ま
た更に電気二重層コンデンサを用いるため、Ni−Cd
電池のように所謂メモリ効果が発生せず、しかも温度や
充放電に対して比較的安定であるためNi−Cd電池に
比べて寿命が格段に良くなり、機器の信頼性向上が図
れ、さらに交換によって生じる不要電池の廃棄等の環境
問題も無くなる。
【0011】請求項2の発明によれば、複数の同一機種
若しくは異なる機種の機器本体に対応するステーショナ
ル機能を充電器に持たせたので、一台の充電器で複数
種、或いは複数の同一機種の機器本体に対応させること
ができ、特に電気二重層コンデンサにより短時間で夫々
に必要な量だけ充電できるため、省エネルギが図れると
同時に、充電器が一台で済む分スペース効率を上げるこ
とができる。
【0012】請求項3の発明によれば、機器本体に電気
二重層コンデンサの残容量を表示する表示手段を備えた
ので、残容量の確認が機器本体側ででき、しかも充放電
カーブが直線的である電気二重層コンデンサの残容量表
示であるため、容量の管理が電圧でできて、充放電の電
流を計算する必要がなく、簡単に残容量の表示が可能と
なる。
【0013】請求項4の発明によれば、電気二重層コン
デンサを電源とする負荷に印加する電圧、或いは負荷動
作の制御を電気二重層コンデンサの電圧をスイッチング
することにより行なうものであるから、ロス分が殆どな
くて電気二重層コンデンサの容量を十二分に活用でき
る。請求項5の発明によれば、電気二重層コンデンサの
充電制御を行なう充電制御回路を機器本体側に設けたも
のであるから、機器本体に内蔵する電気二重層コンデン
サの容量に対応した制御が行なえ、そのため複数の機器
本体を同時に充電したり、或いは異なる容量の電気二重
層コンデンサを持つ機器本体にも一台の充電器で対応す
ることが容易となる。
【0014】請求項6の発明によれば、機器本体は電動
歯ブラシ本体により成るものであるから、電気二重層コ
ンデンサの特徴を生かして、歯磨き過ぎの対策や歯磨き
時間の管理が容易となり、更に非接触方式の特徴とを合
わせることにより、学校等の公共機関における多人数の
使用が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (実施例1)図1、図2は電動歯ブラシに用いた本発明
の実施例1の回路を示しており、図2に示すように電動
歯ブラシ本体Aと、充電器Bとを別体に分離して構成
し、充電器Bのハウジング13に、電動歯ブラシ本体A
のハウジング11を載置すると、充電器Bのハウンジン
グ13に内蔵してある充電回路1を構成するインバータ
の1次巻線L1 と、電動歯ブラシ本体Aのハウジング1
1に内蔵してある2次巻線L2 とが非接触で磁気的に結
合され、1次巻線L1 、2次巻線L2 のトランス作用に
より2次巻線L2 を介して充電器B側からの出力が電動
歯ブラシ本体A側で受電されるようになっている。
【0016】充電器B側の充電回路1は、ダイオードブ
リッジDB及びコンデンサC1 により商用電源ACを整
流平滑し、この整流平滑して得られた直流をインバータ
によって高周波の交流に変換するようになっている。つ
まり電源が投入されると、抵抗R1 を介してコンデンサ
2 が充電される。このコンデンサC2 の電圧Vbは帰
還巻線L3 と抵抗R3 とを介してFETQ1 のゲートに
印加されており、上記電圧Vbがスレッショルド電圧に
達すると、FETQ1 はオン状態となり、FETQ1
上記1次巻線L1 との間に接続されたダイオードD1
両端の電圧Vt、Vdが下降する。1次巻線L1 と磁気
的に結合されている帰還巻線L3 には1次巻線L2 から
の誘起電圧により帰還がかかり、1次巻線L1 と、コン
デンサC 3 とからなる共振回路により発振を開始する。
このとき上記電圧VbはFETQ 1 のゲートのスレッシ
ョルド電圧以下となっている。ここでダイオードD2
抵抗R2 によりVb>Vt(FETQ1 がオン)の時、
コンデンサC2 の電荷が放電され、電圧Vbは下がり、
FETQ1 のオン期間を短くする。逆にFETQ1のオ
ン期間が短くなり過ぎると、コンデンサC2 の電荷の放
電が減少するので、抵抗R1 を通じてコンデンサC2
充電されてその電圧Vbが上昇し安定した自励発振とな
る。FETQ1 に流れる電流が大きくなって抵抗R5
6 の分圧出力が大きくなると、トランジスタQ2 がオ
ンして、FETQ1 のゲート電圧をダイオードD3 の順
方向降下電圧とトランジスタQ2 のコレクタエミッタ電
圧との直列電圧まで降下させてFETQ1 を強制的にオ
フさせるようになっている。
【0017】一方電動歯ブラシ本体A側では、上記2次
巻線L2 にダイオードD4 と、トランジスタQ8 と、ダ
イオードD5 とを介して電気二重層コンデンサ〔例えば
ゴールドキャパシタ(商品名 松下電子部品株式会社
製)、以下GCと略す〕C4を接続しており、2次巻線
3 から出力される高周波出力はダイオードD4 により
整流された後、トランジスタQ8 とダイオードD5 とを
通じてGCC4 を充電する。
【0018】ここでGCC4 は基本的にはコンデンサと
同等の特性を持つため、コンデンサ容量をC、コンデン
サの内部インピーダンスをRとすれば、 V=iRexp(-t/CR) となり、略直線的に電圧が増加する。しかるに一般的に
GCC4 は大きな容量であるが耐圧が低いため電圧制御
をする必要がある。この制御素子がトランジスタQ8
あり、このトランジスタQ8とこれを制御する回路が充
電制御回路2を構成する。トランジスタQ8 はベースに
抵抗R9 、トランジスタQ4 の直列回路を接続してい
る。トランジスタQ4 はダイオードD4 の半波出力によ
り抵抗R8 を通じて充電されるコンデンサC3 の両端に
ベースエミッタを接続し、このコンデンサC3 の電圧が
ベースエミッタのスレッショルド電圧を越えるとオンす
るもので、このオン時にトランジスタQ8のベース電流
を流してトランジスタQ8 をオンさせる。またトランジ
スタQ4 はオン時にトランジスタQ3 のベース電流を流
してトランジスタQ3 をオンさせるようになっている。
トランジスタQ3 は2次巻線L2 とダイオードD4 との
直列回路に抵抗R7 と発光ダイオードLEDとを介して
接続されており、オン時に発光ダイオードLEDに電流
を流してGCC4 の充電中であることを点灯表示させ
る。
【0019】一方GCC4 には抵抗R11、ツェナーダイ
オードZD1 、コンデンサC6 の直列回路を並列に接続
しており、GCC4 の充電が進みその両端電圧がツェナ
ーダイオードZD1 のツェナー電圧により設定された所
定電圧を越えると、抵抗R11、ツェナーダイオードZD
1 を介して電流が流れ、コンデンサC6 を充電するよう
になっている。このコンデンサC6 の両端にはトランジ
スタQ9 のベースエミッタを接続しており、コンデンサ
6 の電圧がトランジスタQ9 のベースエミッタのスレ
ッショルドレベルを越えたときにトランジスタQ9 がオ
ンする。このトランジスタQ9 のコレクタエミッタ間に
はコンデンサC4 と、トランジスタQ4のベースエミッ
タとを夫々接続しており、トランジスタQ9 がオンする
ことによりコンデンサC3 の電荷が放電されるとともに
トランジスタQ4 がオフするようになっている。このト
ランジスタQ4 のオフによりトランジスタQ8 がオフ
し、GCC4 への充電電流を遮断するのである。この時
トランジスタQ3 もオフして発光ダイオードLEDが消
灯し、この消灯により充電完了を表示する。
【0020】尚抵抗R8 、コンデンサC3 は充電動作中
にトランジスタQ4 の電源を確保するためと、コンデン
サC4 によるヒステリシスを持たせ、トランジスタQ8
のオンオフのタイミングを制御している。さてGCC4
には操作スイッチSWを介して電動歯ブラシの駆動用の
モータM等からなる負荷側回路を接続している。一般に
電動歯ブラシはモータMの回転数を安定に保つ回路が必
要であるため、負荷側回路にはモータMの回転数を安定
に保つための制御回路3を設けてある。ここで電源とな
るGCC4 の電圧は従来多くの機器に採用されていたN
i−Cd電池のようにフラットな電圧特性を示すもので
はなく、直線的に変化するため、モータMの回転数を安
定に保つためには定電圧化するための回路或いは定回転
を保つ回路が上記の制御回路3として採用されることに
なるが、本実施例では定電圧化回路を採用している。
【0021】つまり操作スイッチSWがオンされると、
GCC4 →操作スイッチSW→抵抗R12→トランジスタ
6 のベースエミッタ→GCC4 の経路で電流が流れて
トランジスタQ6 がオンし、このオンによりトランジス
タQ5 のベース電流が流れトランジスタQ5 もオンす
る。このオンによりGCC4 →操作スイッチSW→トラ
ンジスタQ5 →モータM→GCC4 の経路で電流が流れ
てモータMが起動する。
【0022】さてモータMの回転動作中にモータMの両
端電圧が高くなると、抵抗R14を介してコンデンサC7
が充電され、このコンデンサC7 の両端電圧がツェナー
ダイオードZD2 のツェナー電圧を越えると、トランジ
スタQ7 のベース電流が流れ、トランジスタQ7 がオン
する。このトランジスタQ7 のオンによりトランジスタ
6 、Q5 の順で夫々がオフする。以後この繰り返しに
よってモータ端子電圧は安定化される。
【0023】ところで、電動歯ブラシとしては磨き過ぎ
対策や、歯磨き管理方法として時間管理や、歯磨き圧を
検出して警告したり止めたりする方法が従来考えられて
来たが、本実施例の場合電源としてGCC4 を用いてい
るため、このGCC4 の容量を歯磨き時間に合わせるこ
とにより、モータMが停止するまで磨けば適正な磨きが
できるというような歯磨き管理が行なうことが可能とな
り、磨き過ぎ対策と歯磨き時間との管理ができ一石二鳥
の効果が得られる。
【0024】また同じCGの容量の場合、回転数と歯磨
き時間とが反比例すると考えられるので、例えば回転数
を3段階にして、3000rpmの時は3分間、250
0rpmの時は4分間、2000rpmの時は5分とい
うように使い分けすることができ、健常者や、時間が余
り取れない時には3000rpmで磨き、歯が弱い人は
2000rpmで磨くというように、歯垢除去はどちら
でも同じであるという使い方も可能となる。
【0025】更に電動歯ブラシは従来電動歯ブラシ本体
1本に対してブラシを交換しながら多人数が使用すると
いった形で家庭では使用されている場合が多いが、衛生
上の問題や時間待ち等で学校等の公共機関(学校等)で
の普及には至らなかったが、本実施例のように非接触式
で、しかも電動歯ブラシ本体A内に大電流による充電が
可能なGCC4 を内蔵したものでは、各人が電動歯ブラ
シ本体Aを所有し、食後直ぐに充電して1回分使うとい
う使用形態が可能となる。
【0026】ところで本実施例の制御回路3のような制
御方式では構成が簡単で安価に回路を製作することがで
きるが、抵抗R14、コンデンサC7 の時定数によりスイ
ッチされるためスイッチング周波数やトランジスタのス
イッチング制御が安定しないので、パワーの大きい機器
ではトランジスタQ5 の損失を無視できなくなる。この
ような場合PWM制御方式のような方式により電圧又は
回転数を安定化させれば、高効率に動作させることが可
能となる。
【0027】(実施例2)本実施例は、回転数切換とP
WM制御による回転数の一定制御を行なう電動歯ブラシ
に用いられる実施例であって、GCC4 の充電系の回路
は実施例1と同じであるため、充電系の回路構成は省略
し、負荷制御系の回路について図示して説明する。まず
本実施例では図3に示すようにモータMの逆起電圧Ea
を検出し、その逆起電圧EaをPWM制御回路IC2
の誤差増幅器に入力して基準電圧と比較し、その差電圧
と、PWM制御回路IC2 内で作られる三角波電圧とを
コンパレータにより比較してPWM信号を出力し、制御
素子Sを制御するようなっている。
【0028】ここでモータMの端子電圧Emは、 Em=Ea+Ra・Ia …(1) 但しEa:
逆起電圧、Ra:内部抵抗、Ia:モータ電流 となり、逆起電圧Eaは、 Ea=Ka・Na …(2) 但しKa:
モータ発電定数、Na:回転数 となる。
【0029】この(2)式より回転数Naを一定にする
ためにはEaを制御すれば良いことが分かる。本実施例
では抵抗R20、モータ巻線抵抗である内部抵抗Ra、及
び抵抗R21,R22でブリッジ回路を構成するとともに抵
抗比を同じにすることにより、V=Eaを取り出すよう
になっている。またRa・Ia分の電圧を変化させるた
めに、コンデンサCaのVM を変えることにより速度変
化をさせることができるようにしている。
【0030】而して逆起電圧Eaを図4に示すPWM制
御回路IC2 内の誤差増幅器50のINPUT+端子と、INPU
T-端子とに入力して誤差出力として取り出し、その誤差
出力と三角波発生回路51が出力する三角波電圧とをコ
ンパレータ52で比較してPWM波形を得るようになっ
ている。尚図4において、定電圧回路53は回路電源と
基準電圧Vref を得るためのものであり、ドライブ回路
54はダーリントン接続した2つのトランジスタからな
り、コンパレータ52の出力で駆動されて外部に制御素
子SをスイッチングするためのPWM信号を出力する。
二つの抵抗R0は同じ値で、上記基準電圧Vref を1/
2に分圧して外部に出力する。又外付のコンデンサCb
は交流帰還用コンデンサ、コンデンサCt、抵抗Rtは
三角波発生回路51の三角波の周波数を決定する時定数
を構成する。
【0031】而してPWM制御回路IC2 は図5(a)
に示すように三角波発生回路51の三角波電圧と誤差増
幅器50の出力ERRとの比較のみでコンパレータ52
からは図5(b)に示すPWM波形が出力される。この
PWM波形の信号はドライブ回路54に出力され、ドラ
イバ回路54からは図5(c)に示すPWM信号が出力
される。このPWM信号によって制御素子Sを介してモ
ータ5へ供給される電力が制限され、回転数が一定に保
たれることになる。
【0032】この回転数の切り換えは可変抵抗VRによ
り電圧VM を設定することにより行なえる。つまりスイ
ッチSW0 を押し操作する度に制御回路IC1 のオンす
るポートが順次サイクリックに切り替わるようになって
おり、制御回路IC1 のポートP1 がオンすると、この
ポートP1 に接続されている抵抗R30と可変抵抗VRと
が並列に接続され、PWM制御回路IC2 の1/2Vr
efが低下し、そのため電圧VM も下がり回転数が低下
する。
【0033】また制御回路IC1 のポートP2 に接続さ
れている抵抗R31を抵抗R30より小さい値とすることに
より、ポートP2 がオンすると抵抗R31が可変抵抗VR
に並列接続されると更にモータ5の回転数が低下させる
ことができる。同様に制御回路IC1 のポートP3 に接
続されている抵抗R32を抵抗R31より小さい値とするこ
とにより、ポートP3 がオンすると抵抗R32が可変抵抗
VRに並列接続されモータ5の回転数を更に低下させる
ことができる。
【0034】従ってスイッチSW3 を押し操作すること
により、3段階の回転数A1 ,A2,A3 の内の一つを
選択することができ、この回転数の選択により所望の歯
磨き時間を設定することができるのである。また本実施
例ではGCC4 の残容量を表示する手段を備えている。
つまりGCC4 は充電容量と電圧が比例関係にあるの
で、電圧を管理することによって残容量を知ることがで
きる。そこで本実施例ではGCC4 の電圧を操作スイッ
チSWのオン時に制御回路IC1 がAD1 端子より取り
込み、内蔵したA/D変換器で基準電圧Vref を基準と
してA/D変換し、このA/D変換された電圧値と予め
設定してある設定値とを比較することにより、GCC4
の電圧値に応じて3つの発光ダイオードDL3 乃至DL
1 で3段階に点灯表示し、例えばDL3 の点灯で満充電
状態を、DL2 の点灯で中間状態を、DL1 の点灯で充
電が必要な空状態とを使用者に知らせるようになってい
る。
【0035】負荷が一定である機器の場合にはあと何分
使用可能か又は現在何分使用したかという目安を表示さ
せることもできる。尚図3においてIC3 は制御回路I
1 のリセット回路、X、C10、C20は制御回路IC1
のクロック発生用水晶発振子、コンデンサであり、また
10はモータMのサージ吸収用ダイオードである。
【0036】ところで上記実施例1、2は機器本体に電
動歯ブラシ本体Aを用いているが、機器本体としては、
VTRカメラ、携帯式テープレコーダー、懐中電灯、リ
モコン送信器、電気ひげそり器、血圧計、電動工具、ワ
ープロ、パソーナルコンピュータ、玩具、電動バリカン
等の本体も考えられ、特に充電器Bと機器本体との結合
は、接点を用いない非接触式で行なうため、夫々GCを
内蔵し、且つ充電制御回路を備えた各種機器本体を同じ
充電器Bを用いて充電することもでき、この場合ステー
ショナル機能を充電器Bが持つことになり、特に夫々の
機器本体に対応した容量のGCを必要な容量だけ短時間
に充電することが可能となり、省エネルギが図れると同
時に充電器Bが一台で済むためスペース効率を上げるこ
とができる。
【0037】また電動工具等のようにハイパワーの機器
では大容量の電池を多数個必要とするため機器本体全体
の重量が重くなり、例えば天井でのビス止め作業では上
を向いての作業のため直ぐに疲れてしまうという問題が
あったが、本発明の充電装置を用いれば非接触式であ
り、しかも大電流による充電が可能なCGを電源とする
ため、コードレスアイロンのように充電器の上に、CG
及び充電制御回路を内蔵した工具本体を置いて短時間で
CGを充電し、この充電完了後直ちに作業を始めるとい
う形で作業を行なうことも可能となる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、充電器と、電気二重
層コンデンサを内蔵した機器本体とを別体に分離し、充
電器と機器本体とを結合配置した際に充電器側の出力を
非接触で受け取って上記電気二重層コンデンサを充電す
る受電手段を機器本体に設けたので、充電器と機器本体
とを電気的に接続するための接点部が不要で、そのため
大電流の充電電流を容易に確保することができるととも
に、充電器及び機器本体の構造を簡単に防水構造とする
ことができ、更に充電器と機器本体とを結合配置する際
や結合状態から分離させるときに火花放電も生じず、ま
た接点部にごみが溜まることもなく、掃除もし易い。ま
た更に電気二重層コンデンサを用いるため、Ni−Cd
電池のように所謂メモリ効果が発生せず、しかも温度や
充放電に対して比較的安定であるためNi−Cd電池に
比べて寿命が格段に良くなり、機器の信頼性向上が図
れ、さらに交換によって生じる不要電池の廃棄等の環境
問題も無くなるという効果がある。
【0039】請求項2の発明は、複数の同一機種若しく
は異なる機種の機器本体に対応するステーショナル機能
を充電器に持たせたので、一台の充電器で複数種、或い
は複数の同一機種の機器本体に対応させることができ、
特に電気二重層コンデンサにより短時間で夫々に必要な
量だけ充電できるため、省エネルギが図れると同時に、
充電器が一台で済む分スペース効率を上げることができ
るという効果がある。
【0040】請求項3の発明は、機器本体に電気二重層
コンデンサの残容量を表示する表示手段を備えたので、
残容量の確認が機器本体側ででき、しかも充放電カーブ
が直線的である電気二重層コンデンサの残容量表示であ
るため、容量の管理が電圧でできて、充放電の電流を計
算する必要がなく、簡単に残容量の表示が可能となると
いう効果がある。
【0041】請求項4の発明は、電気二重層コンデンサ
を電源とする負荷に印加する電圧、或いは負荷動作の制
御を電気二重層コンデンサの電圧をスイッチングするこ
とにより行なうものであるから、ロス分が殆どなくて電
気二重層コンデンサの容量を十二分に活用できるという
効果がある。請求項5の発明は、電気二重層コンデンサ
の充電制御を行なう充電制御回路を機器本体側に設けた
ものであるから、機器本体に内蔵する電気二重層コンデ
ンサの容量に対応した制御が行なえ、そのため複数の機
器本体を同時に充電したり、或いは異なる容量の電気二
重層コンデンサを持つ機器本体にも一台の充電器で対応
することが容易となるという効果がある。
【0042】請求項6の発明は、機器本体は電動歯ブラ
シ本体により成るものであるから、電気二重層コンデン
サの特徴を生かして、歯磨き過ぎの対策や歯磨き時間の
管理が容易となり、更に非接触方式の特徴とを合わせる
ことにより、学校等の公共機関における多人数の使用が
可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の回路図である。
【図2】(a)は同上の外観斜視図である。(b)は同
上の要部の拡大断面図である。
【図3】本発明の実施例2の回路図である。
【図4】同上のPWM制御回路の回路ブロック図であ
る。
【図5】同上のPWM制御回路の動作説明用波形図であ
る。
【符号の説明】
1 充電回路 2 充電制御回路 3 制御回路 A 電動歯ブラシ本体 B 充電器 L1 1次巻線 L2 2次巻線 M モータ C4 電気二重層コンデンサ SW 操作スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】充電器と、電気二重層コンデンサを内蔵し
    た機器本体とを別体に分離し、充電器と機器本体とを結
    合配置した際に充電器側の出力を非接触で受け取って上
    記電気二重層コンデンサを充電する受電手段を機器本体
    に設けたことを特徴とする非接触式充電装置。
  2. 【請求項2】複数の同一機種若しくは異なる機種の機器
    本体に対応するステーショナル機能を充電器に持たせた
    ことを特徴とする請求項1記載の非接触式充電装置。
  3. 【請求項3】機器本体に電気二重層コンデンサの残容量
    を表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の非接触式充電装置。
  4. 【請求項4】電気二重層コンデンサを電源とする負荷に
    印加する電圧、或いは負荷動作の制御を電気二重層コン
    デンサの電圧をスイッチングすることにより行なうこと
    を特徴とする請求項1記載の非接触式充電装置。
  5. 【請求項5】電気二重層コンデンサの充電制御を行なう
    充電制御回路を機器本体側に設けたことを特徴とする非
    接触式充電装置。
  6. 【請求項6】機器本体は電動歯ブラシ本体により成るこ
    とを特徴とする請求項1記載の非接触式充電装置。
JP6220525A 1994-09-14 1994-09-14 非接触式充電装置 Pending JPH0888942A (ja)

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