JPH0888677A - 電話機 - Google Patents

電話機

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Publication number
JPH0888677A
JPH0888677A JP22349194A JP22349194A JPH0888677A JP H0888677 A JPH0888677 A JP H0888677A JP 22349194 A JP22349194 A JP 22349194A JP 22349194 A JP22349194 A JP 22349194A JP H0888677 A JPH0888677 A JP H0888677A
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dial
pulse signal
signal
mode
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JP22349194A
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Inventor
Takashi Sato
尚 佐藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイヤルパルス式の電話回線に接続され、ダ
イヤルパルス信号送出後、自動的に多周波信号を送出す
るダイヤルモードに切り換え、プッシュホンサービスを
利用できる電話機を得る。 【構成】 発呼時にダイヤルモード設定スイッチ39に
よりダイヤルパルス信号発生モードに設定し、ダイヤル
信号発生器40により押ボタンスイッチ47に基づくダ
イヤルパルス信号を電話回線29へ出力した後、極性反
転検出、リングバックトーン検出、所定時間のダイヤル
パルス信号未出力検出のいずれかが検出された場合、主
制御部41により多周波信号発生モードへ切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はダイヤルパルス信号に
よる発呼を行なう電話機に関するものであり、特に発呼
後、自動的に多周波信号(以下、PB信号という)が発
信可能なダイヤルモードに設定するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は特開昭63−73748号公報に
示された従来の電話機のブロック図、図6は実開昭64
−29946号公報に示された従来の電話機のブロック
図であり、図において、1は電話回線(L1 ,L2 )、
2は回線ループをオン/オフするCML(Curren
t mode logic)リレー、3はリングトーン
(呼出信号)検出回路、4は検出信号、5は着信通話検
出回路、6は着信通話検出信号、7はダイヤルモードの
切換回路、8は切換信号、9はダイヤルパルス発生回
路、10はPB信号発生回路、11は押ボタンダイヤ
ル、12は極性反転検出回路、13は極性反転検出信号
である。
【0003】14は電話回線、15はリンガー回路、1
6はスピーカ、17はダイオードブリッジ回路、18は
フック制御回路、19は2線4線変換機能を有する通話
回路、20はハードセット、21は押ボタンダイヤル、
22はダイヤル信号発生回路、23はフックスイッチ、
24はダイヤルパルスドライバ回路、25はPB信号ド
ライバ回路、26はダイヤルモード切換制御回路、27
はダイヤルモード切換スイッチ、28はタイマー回路で
ある。
【0004】次に図5における電話機の動作について説
明する。最初はダイヤルパルス発生回路9を有効とし、
オフフックして押ボタンダイヤル11で回線接続を要求
するダイヤル番号を入力すると、ダイヤルパルス発生回
路9からダイヤルパルス信号が発生し、CMLリレー2
を介して電話回線1へ出力する。このときPB信号発生
回路10は当然のことながら無効であり、動作していな
い。その後、相手が応答すると局側で電話回線1のL
1 ,L2 の極性を反転させる。
【0005】これに極性反転検出回路12が検出し、極
性反転信号13を切換回路7へ出力し、切換回路7では
切換信号8をダイヤルパルス発生回路9およびPB信号
発生回路10へ出力する。これによりダイヤルパルス発
生回路9が無効となり、PB信号発生回路10が有効に
なる。その後は、通話中の押ボタンダイヤル11から番
号入力が行なわれると、回線1へはPB信号発生回路1
0からPB信号が出力されることになり、各種のプッシ
ュホンサービスが受けられることになる。
【0006】次に図6における電話機の動作について説
明する。まず、ダイヤルモード切換スイッチ27をダイ
ヤルパルス(PB)側とし、ダイヤル信号発生回路22
がダイヤルパルス信号発生状態のダイヤルモード状態に
おいて、ハンドセット20をオフフックすると、フック
スイッチ23が閉結し、電話回線14からダイヤル信号
発生回路22へ動作電圧が印加され、ダイヤル信号発生
回路22の制御端子からフック制御回路18へ信号が出
力され閉結状態となる。以上の動作により、電話回線間
電圧は、閉結状態のフック制御回路18を介し、通話回
路19に加わり、オフフック電圧値を示す。
【0007】このとき、ダイヤル信号発生回路22はダ
イヤル切換スイッチ27によるDP側への操作に対応
し、ダイヤルパルス信号の送出動作が行なわれる状態に
ある。そこで押ボタンダイヤル21を操作し、その入力
される番号に応じたダイヤルパルス信号を順次発生させ
て送出させる動作を行なうと、ダイヤル信号発生回路2
2では、押ボタンダイヤル21の操作の度に、対応する
ダイヤルパルス信号をダイヤルパルス信号出力端子から
ダイヤルパルスドライバー回路24へ出力する。
【0008】そこでダイヤル信号発生回路22のダイヤ
ル信号出力端子から出力した最初のダイヤルパルス信号
がダイヤルパルスドライバー回路24に入力すると、タ
イマー回路28がこのダイヤルパルス信号を受けて起動
し、ダイヤルパルス信号の検出動作を開始する。そして
ダイヤルパルス信号が検出されなくなると同時にタイマ
ー動作を開始し、所定時間経過してもダイヤルパルス信
号が検出されない場合にはダイヤルモード切換制御回路
26へ信号を出力するが、所定時間経過する前に次のダ
イヤルパルス信号が検出された場合には、タイマー動作
のリセットが行なわれる。
【0009】さらにその後、再びダイヤルパルス信号が
検出されなくなると再びタイマー動作を開始するが、ダ
イヤルパルス信号が出力されている間は繰り返しリセッ
ト動作が行なわれるため、ダイヤルモード切換制御回路
26に対し信号を出力することはない。そして最後のダ
イヤルパルス信号が出力された場合には、タイマー回路
28はこの信号を検出してリセットした後、さらに検出
動作を続けるが同時にタイマー動作も開始する。そし
て、所定時間経過してもダイヤルパルス信号が検出され
ないため、所定時間以上タイマー動作した時点でダイヤ
ルモード切換制御回路26に対して信号が出力される。
【0010】ダイヤルモード切換制御回路26はこの信
号を受信するとダイヤル信号発生回路22の動作状態を
PB信号発生モードにする切換制御を行なう。その後
は、押ボタンダイヤル21を操作すると、その入力され
た番号に対応するPB信号を送出する。尚、このPB信
号を送出する状態は、通話が終了してハンドセット20
をオンフックすると、電話回線14からダイヤル信号発
生回路22への供電が断たれるため、動作しなくなるの
で、ダイヤルモード切換制御回路26はPB信号発生モ
ードの切換制御を解除し、初期の状態へ戻る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来技術による、ダイ
ヤルモードのダイヤルパルス信号からPB信号への自動
切換機能を持つ電話機は、回線の極性反転やダイヤル操
作のタイムアウト等、単独の1技術により切換を行なう
ように構成しているため、最近の電子交換機や構内交換
機の一部機種のように、通話状態になっても回線の極性
反転を行なわないものに対しては適応できない。これに
より、交換機によってダイヤルモードの自動切換ができ
たりできなかったりすることになり、かえって使用者の
混乱を招く結果となるという問題点があった。
【0012】さらに、ダイヤル操作のタイムアウトに基
づくダイヤルモードの自動切換では、最後のダイヤルパ
ルス信号が出力されてから切換えるまでに所定時間の経
過を必要とするため、瞬時に切換えが行なえず、コンサ
ートのチケット発売日の予約等の急ぎPB信号の送出を
必要とするものには、不適であり、使い勝手が悪いとい
う問題点があった。
【0013】本発明は上記のような問題点を解消するた
めになされたもので、通話状態時に極性反転しない電子
交換機や構内交換機にも適応し、自動的にダイヤルモー
ドをダイヤルパルスからPB信号に切り換え、飛行機の
電話予約等のプッシュホンサービスに間違いなくスピー
ディーに使用できる電話を提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電話機
は、押ボタンダイヤルと、この押ボタンダイヤルの操作
に基づきダイヤル番号をダイヤルパルス信号または多周
波信号のいずれでも発生可能なダイヤル信号発生手段
と、このダイヤル信号発生手段によるダイヤル番号をダ
イヤルパルス信号発生状態または多周波信号発生状態の
いずれかのダイヤルモードへ切り換えるダイヤルモード
切換手段と、電話回線の極性反転を検出する極性反転検
出手段と、局側交換機から電話回線を介したリングバッ
クトーンの入力を検出するリングバックトーン検出手段
と、タイマーと、このタイマーを用いて一定時間内のダ
イヤルパルス信号の未出力状態を検出するダイヤルパル
ス信号未出力検出手段とを備え、発呼時にダイヤルモー
ド切換手段によりダイヤルパルス信号発生状態のダイヤ
ルモードに設定し、ダイヤル信号発生手段により押ボタ
ンダイヤル操作に基づくダイヤルパルス信号を電話回線
へ出力した後、極性反転検出手段、リングバックトーン
検出手段、ダイヤルパルス信号未出力検出手段のいずれ
かの検出手段により所定の状態が検出された場合に、ダ
イヤルモード切換手段により、ダイヤル信号発生手段を
多周波信号発生状態のダイヤルモードへ切り換えるもの
である。
【0015】また、押ボタンダイヤルと、この押ボタン
ダイヤルにより入力されるダイヤル番号をパルス信号ま
たは多周波信号のいずれでも発生可能なダイヤル信号発
生手段と、このダイヤル信号発生手段によるダイヤル番
号をダイヤルパルス信号発生状態または多周波信号発生
状態のいずれかのダイヤルモードへ切り換えるダイヤル
モード切換手段と、タイマーと、このタイマーを用いて
所定時間内のダイヤルパルス信号の未出力を検出するダ
イヤルパルス信号未出力検出手段と、押ボタンダイヤル
により入力されたダイヤル番号の前部分を用いて全体の
最小限の桁数を検出する桁数検出手段とを備え、発呼時
に、ダイヤルモード切換手段によりダイヤルパルス信号
発生状態のダイヤルモードに設定し、ダイヤル信号発生
手段により、押ボタンダイヤル操作に基づくダイヤルパ
ルス信号を電話回線へ出力した時に、桁数検出手段によ
り全体の最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数のダ
イヤルパルス信号が出力された後、ダイヤルパルス信号
未出力検出手段を稼動させ、所定の未検出状態が検出さ
れた場合には、ダイヤルモード切換手段により、ダイヤ
ル信号発生手段を多周波信号発生状態のダイヤルモード
へ切り換えるものである。
【0016】さらに、短縮ダイヤル機能を有する押ボタ
ンダイヤルと、この押ボタンダイヤルにより短縮ダイヤ
ルとして入力されたダイヤル番号およびこのダイヤル番
号の桁数を記憶する記憶部と、ダイヤル番号をダイヤル
パルス信号または多周波信号のいずれでも発信可能なダ
イヤル信号発生手段と、このダイヤル信号発生手段によ
るダイヤル番号をダイヤルパルス信号発生状態または多
周波信号発生状態のいずれかのダイヤルモードへ切り換
えるダイヤルモード切換手段を備え、ダイヤルモード切
換手段によりダイヤルパルス信号発生状態のダイヤルモ
ードに設定し、押ボタンダイヤルによる短縮ダイヤル発
信時に、記憶部のダイヤル番号に基づくダイヤルパルス
信号をダイヤル信号発生手段により電話回線へ出力する
とともに、この出力されるダイヤル番号の桁数が記憶部
内の桁数と同数になった場合、ダイヤルモード切換手段
によりダイヤル発生手段を多周波信号発生状態のダイヤ
ルモードへ切り換えるものである。
【0017】また、構外発信が可能な構内交換機に接続
され、構外への発信時に構内交換機に入力される特定ダ
イヤル番号およびこの特定ダイヤル番号の桁数を記憶す
る記憶部と、押ボタンダイヤルと、この押ボタンダイヤ
ルにより入力されるダイヤル番号をダイヤルパルス信号
または多周波信号のいずれでも発生可能なダイヤル信号
発生手段と、このダイヤル信号発生手段によるダイヤル
番号をダイヤルパルス信号発生状態または多周波信号発
生状態のいずれかのダイヤルモードへ切り換えるダイヤ
ルモード切換手段と、タイマーと、このタイマーを用い
て一定時間内のダイヤルパルス信号の未出力状態を検出
するダイヤルパルス信号未出力検出手段と、押ボタンダ
イヤルにより入力されたダイヤル番号の一部を用いて全
体の最小限の桁数を検出する桁数検出手段とを備え、あ
らかじめ記憶部に特定ダイヤル番号およびその桁数を記
憶した後、ダイヤルモード切換手段によりダイヤルパル
ス信号発生状態のダイヤルモードに設定し、ダイヤル信
号発生手段により押ボタンダイヤル操作に基づくダイヤ
ルパルス信号を電話回線へ出力した場合、先頭部分のダ
イヤル番号および桁数が記憶部に記憶された特定ダイヤ
ル番号と同一であれば、特定ダイヤル番号の後に入力さ
れるダイヤル番号の一部を用いて桁数検出手段により、
全体の最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数のダイ
ヤルパルス信号が出力された後、ダイヤルパルス信号未
検出手段を稼動させ、所定の未検出状態が検出された場
合には、ダイヤルモード切換手段により、ダイヤル信号
発生手段を多周波信号発生状態のダイヤルモードに切り
換えるものである。
【0018】
【作用】この発明にかかる電話機は、発呼時にダイヤル
パルス信号発生状態のダイヤルモードに設定し、押ボタ
ンダイヤル操作により発呼先の電話番号を入力し、ダイ
ヤルパルス信号を電話回線へ出力した後、極性反転検出
手段、リングバックトーン検出手段、ダイヤルパルス信
号未出力検出手段のいずれかの検出手段により所定の状
態が検出された場合に、ダイヤルパルス信号の送出終了
または通話状態への移行と判定し、ダイヤルモード切換
手段により多周波信号発生状態のダイヤルモードへ切り
換えることによって、以後、押ボタンダイヤルを操作し
た場合には、多周波信号が発生し、プッシュホンサービ
スを利用できるようになる。
【0019】また、発呼時にダイヤルパルス信号発生状
態のダイヤルモードに設定し、押ボタンダイヤル操作に
より発呼先のダイヤル番号を入力し、ダイヤルパルス信
号を電話回線へ出力した時に、桁数検出手段により、全
体の最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数のダイヤ
ルパルス信号が出力された後、ダイヤルパルス信号未出
力検出手段を稼動させ、所定の未検出状態が検出された
場合には、ダイヤルモード切換手段により多周波信号発
生状態のダイヤルモードへ切り換えることによって、以
後、押ボタンダイヤルを操作した場合には、多周波信号
が発生し、プッシュホンサービスを利用できるようにな
る。
【0020】また、ダイヤルパルス信号発生状態のダイ
ヤルモードに設定し、押ボタンダイヤルによる短縮ダイ
ヤル発信時に、記憶部のダイヤル番号に基づくダイヤル
パルス信号を電話回線へ出力するとともに、この出力さ
れるダイヤル番号の桁数が記憶部内の桁数と同数になっ
た場合、ダイヤルモード切換手段により多周波信号発生
状態のダイヤルモードへ切り換えることによって、以後
は押ボタンダイヤルを操作した場合、多周波信号が発生
し、プッシュホンサービスを利用できるようになる。
【0021】また、記憶部に特性ダイヤル番号およびそ
の桁数を記憶した後、ダイヤルパルス信号発生状態のダ
イヤルモードに設定し、押ボタンダイヤル操作により発
呼先の電話番号を入力し、ダイヤルパルス信号を電話回
線へ出力した場合、先頭部分のダイヤル番号および桁数
が記憶部に記憶された構外への発信を示す特定ダイヤル
番号と同一であれば、特定ダイヤル番号の後に入力され
るダイヤル番号の1部を用いて桁数検出手段により全体
の最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数のダイヤル
パルス信号が出力された後、ダイヤルパルス信号未出力
検出手段を稼動させ、所定の未検出状態が検出された場
合には、ダイヤルモード切換手段により多周波信号発生
状態のダイヤルモードへ切り換えることによって、以後
は押ボタンダイヤルを操作した場合、多周波信号が発生
し、プッシュホンサービスを利用できるようになる。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す電話機のブロッ
ク図、図2はダイヤルモード切換判定のフローチャー
ト、図3は各種電話番号の解析図である。図において、
29は電話回線(L1 ,L2)、30は呼出信号を検出
してリンガー31を鳴動させるトーンリンガ回路、32
はダイオードブリッジ、33はフックスイッチ、34は
フックスイッチ33に連動して回線29のループON/
OFFを行なうトランジスタスイッチ、35は2線−4
線変換スピーチ回路、36は送受話を行なうハンドセッ
トである。
【0023】37はPB信号ジェネレータ、38はダイ
ヤルパルス信号発生器、39はPB信号またはダイヤル
パルス信号のいずれかのダイヤルモードの設定を行なう
ダイヤルモード設定スイッチ、40はダイヤルモード設
定スイッチ39による設定モードに従い、入力されるダ
イヤルデータに対応したPB信号又はダイヤルパルス信
号を発生させて、電話回線29へ選択信号を送出させる
ダイヤル信号発生器、41はダイヤルモードの自動切換
を制御する主制御部、42は主制御部41により起動さ
れ経過時間を報知するタイマー部、43は短縮ダイヤル
やワンタッチダイヤル番号、各種設定データを保存した
おくメモリである。
【0024】44は電話回線29の極性を検出して報知
する極性反転検出器、45は400Hz成分のみを通過
させる400Hzバンドパスフィルター、46は400
Hzバンドパスフィルター45の出力を受けた時にその
検出を行なうコンパレータ、47はダイヤル等の押ボタ
ンスイッチ、48は押ボタンスイッチ47により入力さ
れたダイヤル番号を検知して報知するキー入力検出部、
49は直流カット用コンデンサである。また、各信号入
出路中の各種信号として、50はオフフック検出信号、
51はキー入力データ、52はダイヤル送出終了通知信
号、53は極性反転検出信号、54は400Hz検出信
号、55はダイヤルモード切換信号を示す。
【0025】なお、押ボタンスイッチ47は押ボタンダ
イヤルを、PB信号ジェネレータ37、ダイヤルパルス
信号発生器38、ダイヤル信号発生器40はダイヤル信
号発生手段を、主制御部41はダイヤルモード切換手段
を、極性反転検出器44は極性反転検出手段を、400
Hzバンドパスフィルター45、コンパレータ46はリ
ングバックトーン検出手段をそれぞれ示し、主制御部4
1による検出手段にダイヤルパルス信号未出力検出手
段、桁数検出手段がある。
【0026】次に動作について説明する。電話機がダイ
ヤルパルス信号により発呼を行なう電話回線29に接続
され、このため、ダイヤルモード設定スイッチ39がD
P信号側に設定されている。そこで、ハンドセット36
をオフフックすると、フックスイッチ33が閉じて、ト
ランジスタ34がオンし、電話回線29とループが生じ
る。そして、このループ状態をオフフック検出信号50
が主制御部41へ送られる(ステップ100)。そして
相手先のダイヤル番号を押ボタンスイッチ47により、
入力するといずれのキーが押されたかを、キー入力検出
部48で検出し、キー入力データ51として主制御部4
1は送られる(ステップ101)。
【0027】主制御部41は送られてくるキー入力デー
タ51のうち上位4桁を確認して(ステップ102)、
ダイヤル桁数を判定する(ステップ103)。この桁数
判定の方法については後述する。そしてダイヤル桁数が
設定値「n」に達した場合(ステップ104)、主制御
部41はダイヤルパルス信号がダイヤルパルス信号発生
器38から送出され終了するのを待つ(ステップ10
5)。そしてダイヤル信号発生器40からダイヤル送出
終了通知信号52を受信すると、次の内容を順にチェッ
クする。
【0028】まずステップ106で極性反転検出器44
からの極性反転検出信号53の有無を調べる。これは電
話回線29が極性反転すれば、確実に相手が応答したこ
とを示すためであり、極性反転した場合には、直ちにス
テップ201へ移行する。但し、最近の交換機やPBX
では極性反転しない機種も多いので、これだけでは完全
とは云えない。そこで、次に400Hz検出信号54が
コンパレータ46から出力されていないかどうかを調べ
る(ステップ107)。400Hz信号54は交換機か
ら出力され、電話回線29を介して入力される信号で、
相手を呼出しているリングバックトーンを検出すること
が目的である。
【0029】ノイズや混信等による誤検出を防ぐため、
400Hzバンドパスフィルター45は、400Hz成
分だけを通過させる急峻な特性を必要とし、又、主制御
部41も、コンパレータ46からの400Hz検出信号
54の出力がある時間継続した時に、400Hz信号検
出と判定するようにソフトウェア処理する。そして、検
出と判定した場合には、ステップ201へ移行する。但
し、この方法も回線の群遅延特性による周波数がずれた
場合、或いはリングバックトーンが出力される前に、相
手が応答する場合には検出できず、万全ではない。尚、
400Hz信号54は、他に、ビジートーンにも使われ
ているが、相手先が話中の場合にはすぐ電話を切ること
になるので、特に問題は無い(ステップ203)。
【0030】次に以上の状態検出が無い時は、主制御部
41はタイマー部42を起動させる(ステップ10
8)。そして、所定時間以上キー入力が検出されない、
すなわちダイヤルパルス信号の未出力状態を検出した場
合には、最終的に発呼のためのダイヤル番号入力は終了
したものとして(ステップ109)、ステップ201へ
移行する。但しそれまでの間にオンフックが検出された
場合(ステップ110)は、発呼を中止したものと見做
してループオン即ちトランジスタ34をオフして回線を
開放する。
【0031】以上のような複数の手段によりダイヤル発
信終了を判定してステップ201へ移行した後は、主制
御部41がダイヤル信号発生器40に対して、ダイヤル
モード切換信号55を送り、以後キー入力があった場合
には、PB信号ジェネレータ37を起動してPB信号を
回線29へ送出するようにする(ステップ202)。こ
の状態はオンフック検出信号50が主制御部41に入力
され、ループオフとなったことを判定するまで維持する
(ステップ203)。そして、オフフック状態になれ
ば、当初のダイヤルパルス信号のダイヤルモードに再設
定される(ステップ604)。こうして、ダイヤルパル
ス式の電話回線を使用しているユーザも、手動切換操作
なしに、プッシュホンサービスを受けることができる。
【0032】以上のように複数の検出手段によりダイヤ
ルパルス信号の送出終了または通話状態への移行を判定
することにより、各検出手段間の検出漏れを補え、確実
にPB信号発生状態のダイヤルモードへの切り換えが自
動で行なえ、切り換えミスの無い電話機を得ることがで
き、ダイヤルモードの切り換え等の電話機の細かい操作
を苦手とするユーザーにとっても使い易くなり、利便性
が向上する。さらに、電話回線の極性反転検出や400
Hz信号検出が行なわれた場合は、短時間でPB信号が
送出可能となるため、プッシュホンサービスをスピーデ
ィに使用できることになる。
【0033】次にダイヤル桁数の判定方法について説明
する。まず、図3のケースe〜gに示すように最初のダ
イヤル番号が「0」でなければ市内通話であり、ダイヤ
ル桁数は4〜8桁になる。この場合は、ケースgのよう
な市内局番0桁の地域があるので、入力キー操作が4回
目になれば、図2のステップ104において、「Ye
s」と判断する。
【0034】また、市外通話あるいはNCC(新電々)
利用の場合は、ケースa〜dに示すように、最初のダイ
ヤル番号が必ず「0」である。この場合、主制御部41
は、4桁目までのダイヤルデータを確認する。そこで2
桁目が「0以外」であったら、NTTへの発信と、見做
して桁数を9以上に設定する。これは通常の市外通話は
10桁となるが、大阪の一部大都市地域で9桁になって
いるためである。ケースbがその例である。さらに、2
桁目も「0」のときはNCC又は国際電話と判定して桁
数を13桁とする。ケースc,dがその例である。
【0035】以上のようにダイヤル桁数の判定値「n」
を設定するが、市外局番が3桁の地域から6桁の地域、
又、市外局番も0〜3桁と地域による違いがあるので、
完全に桁数を判定することはできない。しかし、図2の
フローに示すように、最小限の桁数のダイヤルパルスを
送出後にタイマー部42を起動(ステップ108)する
ので、1桁毎にタイマー設定/リセットを行なう方法よ
りも、ソフトウェア処理を効率化できる。特に慣れない
所へ電話をかけるときは、押ボタンスイッチ47の入力
操作間隔が開きがちになるが、最後の1〜2桁のところ
で手間取ることは少ないと考えられるので、ここの時点
でタイマー設定をしても、誤動作はほとんど発生しない
と云える。
【0036】以上のように、NTTの市外発信、市内発
信、NCC発信の各発信の違いにより、ダイヤル番号構
成が異なっても、桁数の最小値を判定し、押ボタンスイ
ッチ47によるダイヤル番号の入力が、この桁数に達し
た場合に、タイマー部42を起動させ、所定時間以上ダ
イヤル番号の入力が行なわれなければ、ダイヤルモード
をPB信号に切り換えるというアルゴリズムによって、
確実にダイヤルモードの切り換えを行なうことができ、
ダイヤルしている途中で、誤ってダイヤルモードが切り
換わる等の不具合を除去できる。
【0037】実施例2.なお、上記実施例では、通常の
ダイヤル発信の場合について説明したが、短縮ダイヤル
やワンタッチダイヤル機能付電話機の場合についても本
発明を同一構成で適応できる。以下、その場合の動作に
ついて図1及び2を用いて説明する。なお、メモリ43
は記憶部を示す。まず、主制御部41は、押ボタンスイ
ッチ47の操作により、短縮ダイヤルまたはワンタッチ
ダイヤルを登録する場合、メモリ43に登録されたダイ
ヤル番号と共にその桁数も記憶させておく。
【0038】そしてオフフック検出後(ステップ10
0)、短縮又はワンタッチダイヤル発信であることを検
出した場合には(ステップ101)、相当するダイヤル
番号データをメモリ43から読み出すと共に、記憶させ
てある桁数「n」も読み出し、桁数設定値とする(ステ
ップ301)。そして、ダイヤル番号データをダイヤル
信号発生器40へ送出しながら、送出した桁数をカウン
トする(ステップ302)。この桁数が「n」になった
らダイヤル信号発生器40から、ダイヤルパルス送出終
了通知信号52が来るのを待ち(ステップ303)。終
了を確認したら、ダイヤルモードをPB信号に切り換え
る(ステップ201)。
【0039】以降押ボタンスイッチ47が操作されたと
きは、ダイヤル信号発生器40がPB信号ジェネレータ
37を起動してPB信号を回線29へ送出するよう、主
制御41は制御を行なう(ステップ202)。そして、
この状態は、主制御部41がオンフックを検出する(ス
テップ203)まで保持し、検出後は初期状態へ戻す
(ステップ204)。なお、ワンタッチダイヤル機能は
短縮ダイヤル機能をさらに短縮させたものであり、1つ
のダイヤルを1度押すことにより発呼できる機能であ
り、短縮ダイヤルの1種と考えられる。
【0040】以上のように短縮ダイヤルやワンタッチダ
イヤル機能付電話機では、新幹線や飛行機の予約等のプ
ッシュホンサービスをよく利用するダイヤル番号を短縮
ダイヤルやワンタッチダイヤルに登録しておくことによ
り、プッシュホンサービスが簡単に受けることができ、
極めて使い勝手のよい電話機を得ることができる。
【0041】実施例3.図4はこの発明の他の実施例を
示すダイヤルモード切換判定のフローチャートである。
そこで、電話機が構内交換機(PBX等)へ接続され、
外線または構外への発信時にダイヤル番号入力の前に
「0」や「7」等の特定ダイヤル番号の入力が必要な場
合の制御方式について、図1、図3、図4を用いて説明
する。まず、あらかじめ押ボタンスイッチ47等による
登録操作により、特定ダイヤル番号として外線発信のた
めの先頭番号、例えば「0」を登録しておく。主制御部
41はこの登録操作を受けて、その番号「0」と桁数K
(この場合K=1)をメモリ43へ記憶させておく。
【0042】次にオフフックを検出し(ステップ50
1)、相手先のダイヤル番号が入力されると登録桁数K
と登録番号をメモリ43から読み出し(ステップ50
2)、先頭から登録された桁数Kまでのダイヤル番号と
比較する(ステップ503)。そこで、登録番号「0」
と異なるダイヤル番号であれば、構内内線発呼と見なし
て通常のダイヤル発信を行なう。一方、図3のケース
h,jに示すように「0」であれば、「0」以降のダイ
ヤル番号が本来の外線ダイヤル番号であると判定して、
最初の「0」だけを無視して図2と同様にダイヤル番号
の上位4桁を確認し(ステップ504)、ダイヤル桁数
「n」を設定し(ステップ505)、ダイヤルモードの
切り換えを行なう。
【0043】すなわち、図4においてダイヤルモード設
定スイッチ39がDP信号に設定されている場合に、押
ボタンスイッチ47によって入力されたダイヤル番号を
キー入力検出部48が検出し、入力された番号を順次キ
ー入力データとして主制御部41へ送る。主制御部41
では、先頭の「0」の次からのキー入力データのうち上
位4桁を確認して、ダイヤル桁数を判定する(ステップ
504)。桁数判定の方法(ステップ505)について
は後述する。そして、ダイヤル桁数が設定値「n」に達
した場合(ステップ506)、主制御部41はダイヤル
パルス信号がダイヤルパルス信号発生器38から送出さ
れ終わるのを待つ(ステップ507)。ダイヤルパルス
信号発生器38は内部に図示しないデータバッファを持
っており、主制御部41から受信したキー入力データを
一旦ここに蓄えておき、順次入力されたデータに従って
ダイヤルパルス信号発生器38にダイヤルパルス信号を
発生させる。
【0044】そしてデータバッファのデータが空にな
り、ダイヤルパルス信号を全て出力し終われば、主制御
部41へダイヤル送出終了通知信号52を送信する。こ
の通知を受信した主制御部41は、まず極性反転検出器
44からの極性反転検出信号53の有無を調べる(ステ
ップ508)。これは、電話回線29が極性反転すれば
確実に相手が応答したことを示すので、直ちにステップ
601に移行する。但し最近の交換機やPBXでは極性
反転しない機種も多いので、これだけでは万全ではな
い。そこで、次に400Hz検出信号54がコンパレー
タ46から出力されていないかどうかを調べる(ステッ
プ509)。400Hz信号54は局側に設けられた交
換機から出信号で、相手を呼出しているリングバックト
ーンを検出することが目的である。ノイズや混信等によ
る誤検出を防ぐため、400Hzバンドパスフィルタ4
5は400Hz成分だけを通過させる急峻な特性を必要
とし、又、主制御部41も、コンパレータ46からの4
00Hz検出信号54の出力がある一定時間継続した時
に、400Hz信号検出と判定するようにソフトウェア
処理する。そして、検出と判断した場合には、ステップ
601へ移行する。但し、この方法も回線の群遅延特性
により周波数がずれた場合、リングバックトーンが出力
される前に相手が応答した場合には検出できず万全では
ない。
【0045】そこで、以上の状態検出が無い場合には、
主制御部41はタイマー部42を起動させる(ステップ
510)。そして、所定時間以上キー入力が検出されな
い、すなわちダイヤルパルス信号の未出力状態を検出し
た場合には、最終的に発呼のためのダイヤル番号入力は
終了したものとして(ステップ511)、ステップ60
1へ移行する。但し、それ迄の間にオンフックが検出さ
れた場合(ステップ512)は、発呼を中止したものと
見做してループオフ、即ちトランジスタ34をオフし
て、回線を開放する。
【0046】以上のような複数の検出手段により、ダイ
ヤル発信終了と判定してステップ601へ移行した後
は、主制御部41が、ダイヤル信号発生器40に対して
ダイヤルモード切換信号55を送り、以後キー入力があ
った場合には、PB信号ジェネレータ37を起動してP
B信号を回線29へ送出するようにする(ステップ60
2)。この状態はオンフック検出信号50が主制御部4
1に入力され、ループオフとなったことを判定するまで
維持する(ステップ603)その後、オフフック状態に
なれば、当初のダイヤルパルス信号のダイヤルモードに
再設定される(ステップ604)。こうしてダイヤルパ
ルス式の電話回線を使用しているユーザも、手動でのス
イッチ操作などを行なうことなく、プッシュホンサービ
スを受けることができる。
【0047】次にダイヤル桁数の判定方法について説明
する。図3に示すように市外通話、或いはNCC利用の
場合はケースa〜dに示すように最初のダイヤル番号が
必ず「0」である。従って最初のダイヤル番号が「0」
でなければ、市内通話となり、ダイヤル桁数nは4〜8
となる。この場合は桁数の設定値n=4として、ダイヤ
ル番号の入力キー操作が4桁以上となった場合に、ステ
ップ506でYesと判断する。一方、最初のダイヤル
番号が「0」であった場合は主制御部41は、4桁目ま
でのダイヤルデータを確認する。このとき2桁目が「0
以外」であれば、NTTへの発信と判定してn=9と設
定する。この設定理由は、市外通話では、図3のケース
aのように10桁の地域が多いが、ケースbのように大
阪の一部では9桁となっている地域があるため、最小限
の方を選んだことによるものである。一方、2桁目が
「0」であれば、ケースc,dのようにNCC又は、国
際電話と判定して、ステップ505での桁数の設定をn
=13とする。
【0048】以上のようにダイヤル桁数「n」を決定す
るが、市外局番が、3桁の地域から6桁の地域、又、市
内局番も0〜3桁と地域によりまちまちであるので、完
全に判定しようとすると、照合するためのメモリ容量が
莫大なものとなってしまうが、安価に装置を得るため
に、メモリ容量は特に大きくせず、図4のフローで示す
ように、最小限の桁数のダイヤルパルス信号を送出後
に、タイマー部42を起動させるようにしている(ステ
ップ510)。これにより、1桁毎にタイマー部42の
起動、リセットを行なうよりもソフトウェア処理を効率
化できる。すなわち、慣れない所へ電話する時は、慎重
になって押ボタンスイッチ47によるダイヤル番号入力
操作間隔が開きがちであるので、1桁毎のタイマー方式
では誤検出しやすいが、最後の4桁ぐらいは続けて押す
ことが多いので、本発明のように、所定の桁数入力後に
タイマーを起動することにより誤検出をほとんど除去す
ることができる。
【0049】また、この方式を応用すれば、ケースjに
示すような「0990」いわゆるダイヤルQ2にも対応
できる。すなわち、PBXモード登録番号を0990と
して登録操作しておけば、メモリ43には、登録番号
「0990」、登録桁数K=4として書き込まれる。そ
こで、発呼時に主制御部41は、このメモリ43のデー
タを読み出し、図6のフローに従って制御することによ
り、同様の効果を得ることができる。
【0050】
【発明の効果】この発明による電話機では、以上説明し
たように構成されているので、以下に示すような効果を
奏する。複数の検出手段により、ダイヤルパルス信号の
送出終了または通話状態への移動を検出してダイヤルモ
ードをダイヤルパルス信号から多周波信号に切り換える
ことによって、手動でのダイヤルモード切換操作を必要
とせず、短時間で確実にプッシュホンサービスを利用す
ることができるようになる。
【0051】さらに、押ボタンダイヤルにより入力され
た電話番号の最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数
以上のダイヤル操作が行なわれたときはタイマーを起動
して、所定時間ダイヤル操作が検出されなければ、ダイ
ヤルモードを多周波信号に切り換えるアルゴリズムを搭
載したので、手動でのダイヤルモード切換操作を必要と
せず、確実にプッシュホンサービスを利用することがで
き、NCCの利用に際しても、間違いなく多周波信号へ
の切り換えが行なわれるので、より広い範囲でプッシュ
ホンサービスを確実に利用することができるようにな
る。
【0052】また、あらかじめダイヤル番号を登録して
おく短縮ダイヤル機能による発信の場合には、登録桁数
も記憶させ、発信されるダイヤル番号の桁数と比較する
ことによりダイヤル送出終了を確実に判定でき、この判
定に基づいてダイヤルモード切り換えを行なうようにし
たので、短縮ダイヤルやワンタッチダイヤルに飛行機予
約等プッシュホンサービスを受けることのできる特定の
電話番号を登録しておけば、特別な操作を必要とせず、
間違いなくプッシュホンサービスを利用できる。
【0053】また、構内交換機による構外発信に対応し
て、構外発信時の特定ダイヤル番号およびこの桁数を記
憶し、押ボタンダイヤルによる発信時に、特定ダイヤル
番号を有するダイヤル番号が入力された場合、特定ダイ
ヤル番号までのダイヤルデータを無視し、その後に入力
されるダイヤル番号の一部を用いてその後のダイヤル番
号全体の最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数を用
いてダイヤルモードを多周波信号に切り換えるアルゴリ
ズムを搭載したので、構外(外線)発信時のダイヤルパ
ルス信号送出後、自動的に多周波信号発生状態のダイヤ
ルモードに切り換わり、プッシュホンサービスを利用で
きるとともに、構内(内線)発信時には、誤ってダイヤ
ルモードが切り換わることがなく、利便性に優れた電話
機が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例による電話機のブロック
図である。
【図2】 この発明の一実施例によるダイヤルモード切
換判定のフローチャートである。
【図3】 各種電話番号の解析図である。
【図4】 この発明の他の実施例によるダイヤルモード
切換判定のフローチャートである。
【図5】 従来の電話機のブロック図である。
【図6】 従来の電話機のブロック図である。
【符号の説明】
37 PB信号ジェネレータ、38 ダイヤルパルス信
号発生器、40 ダイヤル信号発生器、41 主制御
部、42 タイマー部、43 メモリ、44 極性反転
検出器、45 400Hzバンドパスフィルター、46
コンパレータ、47 押ボタンスイッチ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押ボタンダイヤルと、この押ボタンダイ
    ヤルの操作に基づきダイヤル番号をダイヤルパルス信号
    または多周波信号のいずれでも発生可能なダイヤル信号
    発生手段と、このダイヤル信号発生手段によるダイヤル
    番号をダイヤルパルス信号発生状態または多周波信号発
    生状態のいずれかのダイヤルモードへ切り換えるダイヤ
    ルモード切換手段と、電話回線の極性反転を検出する極
    性反転検出手段と、局側交換機から電話回線を介したリ
    ングバックトーンの入力を検出するリングバックトーン
    検出手段と、タイマーと、このタイマーを用いて一定時
    間内のダイヤルパルス信号の未出力状態を検出するダイ
    ヤルパルス信号未出力検出手段とを備え、発呼時に、前
    記ダイヤルモード切換手段によりダイヤルパルス信号発
    生状態のダイヤルモードに設定し、前記ダイヤル信号発
    生手段により、前記押ボタンダイヤル操作に基づくダイ
    ヤルパルス信号を電話回線へ出力した後、前記極性反転
    検出手段、前記リングバックトーン検出手段、前記ダイ
    ヤルパルス信号未出力検出手段のいずれかの検出手段に
    より所定の状態が検出された場合に、前記ダイヤルモー
    ド切換手段により、ダイヤル信号発生手段を多周波信号
    発生状態のダイヤルモードへ切り換えることを特徴とす
    る電話機。
  2. 【請求項2】 押ボタンダイヤルと、この押ボタンダイ
    ヤルにより入力されるダイヤル番号をダイヤルパルス信
    号または多周波信号のいずれでも発生可能なダイヤル信
    号発生手段と、このダイヤル信号発生手段によるダイヤ
    ル番号をダイヤルパルス信号発生状態または多周波信号
    発生状態のいずれかのダイヤルモードへ切り換えるダイ
    ヤルモード切換手段と、タイマーと、このタイマーを用
    いて所定時間内のダイヤルパルス信号の未出力状態を検
    出するダイヤルパルス信号未出力検出手段と、前記押ボ
    タンダイヤルにより入力されたダイヤル番号の先頭部分
    を用いて、全体の最小限の桁数を検出する桁数検出手段
    とを備え、 発呼時に、前記ダイヤルモード切換手段によりダイヤル
    パルス信号発生状態のダイヤルモードに設定し、前記ダ
    イヤル信号発生手段により、前記押ボタンダイヤル操作
    に基づくダイヤルパルス信号を電話回線へ出力した時
    に、前記桁数検出手段により全体の最小限の桁数を検出
    し、この最小限の桁数のダイヤルパルス信号が出力され
    た後、前記ダイヤルパルス信号未出力検出手段を稼動さ
    せ、所定の未検出状態が検出された場合には、 前記ダイヤルモード切換手段により、ダイヤル信号発生
    手段を多周波信号発生状態のダイヤルモードへ切り換え
    ることを特徴とする電話機。
  3. 【請求項3】 短縮ダイヤル発信機能を有する押ボタン
    ダイヤルと、この押ボタンダイヤルにより短縮ダイヤル
    として入力されたダイヤル番号およびこのダイヤル番号
    の桁数を記憶する記憶部と、 ダイヤル番号をダイヤルパルス信号または多周波信号の
    いずれでも発信可能なダイヤル信号発生手段と、このダ
    イヤル信号発生手段によるダイヤル番号をダイヤルパル
    ス信号発生状態または多周波信号発生状態のいずれかの
    ダイヤルモードへ切り換えるダイヤルモード切換手段と
    を備え、 前記ダイヤルモード切換手段によりダイヤルパルス信号
    発生状態のダイヤルモードに設定し、前記押ボタンダイ
    ヤルによる短縮ダイヤル発信時に、前記記憶部のダイヤ
    ル番号に基づくダイヤルパルス信号を前記ダイヤル信号
    発生手段により電話回線へ出力するとともに、この出力
    されるダイヤル番号の桁数が前記記憶部内の桁数と同数
    になった場合に、前記ダイヤルモード切換手段によりダ
    イヤル発生手段を多周波信号発生状態のダイヤルモード
    へ切り換えることを特徴とする電話機。
  4. 【請求項4】 構外発信が可能な構内交換機に接続され
    た電話機であって、構外への発信時に前記構内交換機に
    入力される特定ダイヤル番号およびこの特定ダイヤル番
    号の桁数を記憶する記憶部と、押ボタンダイヤルと、こ
    の押ボタンダイヤルにより入力されるダイヤル番号をダ
    イヤルパルス信号または多周波信号のいずれでも発生可
    能なダイヤル信号発生手段と、このダイヤル信号発生手
    段によるダイヤル番号をダイヤルパルス信号発生状態ま
    たは多周波信号発生状態のいずれかのダイヤルモードへ
    切り換えるダイヤルモード切換手段と、タイマーと、こ
    のタイマーを用いて一定時間内のダイヤルパルス信号の
    未出力状態を検出するダイヤルパルス信号未出力検出手
    段と、前記押ボタンダイヤルにより入力されたダイヤル
    番号の一部を用いて全体の最小限の桁数を検出する桁数
    検出手段とを備え、あらかじめ前記記憶部に特定ダイヤ
    ル番号およびその桁数を記憶した後、前記ダイヤルモー
    ド切換手段によりダイヤルパルス信号発生状態のダイヤ
    ルモードに設定し、前記ダイヤル信号発生手段により前
    記押ボタンダイヤル操作に基づくダイヤルパルス信号を
    電話回線へ出力した場合、先頭部分のダイヤル番号およ
    び桁数が前記記憶部に記憶された特定ダイヤル番号と同
    一であれば、特定ダイヤル番号の後に入力されるダイヤ
    ル番号の一部を用いて前記桁数検出手段により、全体の
    最小限の桁数を検出し、この最小限の桁数のダイヤルパ
    ルス信号が出力された後、前記ダイヤルパルス信号未検
    出手段を稼動させ、所定の未検出状態が検出された場合
    には、前記ダイヤルモード切換手段により、ダイヤル信
    号発生手段を多周波信号発生状態のダイヤルモードに切
    り換えることを特徴とする電話機。
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