JPH07112293B2 - 家庭用簡易交換装置 - Google Patents

家庭用簡易交換装置

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JPH07112293B2
JPH07112293B2 JP24531690A JP24531690A JPH07112293B2 JP H07112293 B2 JPH07112293 B2 JP H07112293B2 JP 24531690 A JP24531690 A JP 24531690A JP 24531690 A JP24531690 A JP 24531690A JP H07112293 B2 JPH07112293 B2 JP H07112293B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、外線と内線あるいは内線同士の通話路を切換
形成して市販の電話機で外線通話及び内線通話を可能と
する家庭用簡易交換装置に関するものである。
[従来の技術] この種の家庭用簡易交換装置のシステム構成を第11図に
示す。この家庭用簡易交換装置は、切分器G及び保安器
Hを介して外線l1で電話局Eに接続された電話交換機A
と、この電話交換機Aに内線l2及び制御線l3で夫々接続
され市販の電話機Cが着脱自在に接続される複数の電話
コンセントBとで構成され、上記電話交換機Aで外線l1
と内線l2あるいは内線l2同士の通話路を切換形成して、
電話コンセントBに接続された電話機Cで外線通話及び
内線通話を行うことができるようになっている。なお、
この家庭用簡易交換装置では、通話線l4でドアホンDを
電話交換機Aに接続し、電話機Cを用いてドアホン通話
も行えるようになっている。
各電話コンセントBにはモジュラジャックMを設けてあ
り、このモジュラジャックMによって一般の市販の電話
機Cやモデム等の端末機を着脱自在に接続できるように
してある。また、この電話コンセントBは制御線l3を介
して送られてくる内線呼出音あるいはドアホン呼出音等
の報知信号を再生するためのスピーカSPと、この制御線
l3を介して送られてくる電圧信号である表示信号を弁別
して内線通話中あるいは外線通話中等の表示を行う発光
表示部La,Lbとを備えており、これらスピーカSP及び発
光表示器La,Lbで報知及び表示動作を行うようにしてあ
る。なお、スピーカSPの音量は音量調節スイッチVSで調
整できるようになっている。
ところで、従来のこの種の家庭用簡易交換装置ではユー
ザの契約する電話回線の種別(プッシュボタン回線契約
とダイヤル回線契約)が換わることを考慮して、電話交
換機Aの動作モードをプッシュボタン(PB)モードとダ
イヤルパルス(DP)モードとに切換設定するモード設定
スイッチを設けてある。しかし、ユーザが回線契約を変
更した際に上記モード設定スイッチの切換を行う必要が
あることを知らない場合、家庭用簡易交換装置を使用で
きないことになり、特にユーザが変わったような場合に
このような問題が生じることが考えられる。
そこで、上記問題点を解決するために、電話機Cから外
線発信操作が行われる毎に電話機Cから入力されるダイ
ヤル信号の信号モードを検出する検出手段と、1番目の
ダイヤル信号の信号モードに電話交換機の動作モードを
一致させるように設定するモード設定手段とを電話交換
機Aに設け、電話交換機Aの動作モードを自動的に契約
回線の種別に合わせることができるようにしたものが提
案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、電話機として使用される一部の公衆電話回線
用のモデムでは契約回線の種別を自動判別してダイヤル
信号の信号モードを設定するものがあり、このようなモ
デムが上記家庭用簡易交換装置に接続された場合には電
話交換機Aの動作モードが誤設定されるという問題があ
った。つまり、この種のモデムでは直流閉結後に1番目
のダイヤル信号をプッシュボタン(PB)信号で送出し、
その際に電話局から送られている発信音が停止した場合
には、契約回線の種別とダイヤル信号の信号モードとが
一致すると判断し、つ停止しない場合には信号モードが
不一致と判断してダイヤル信号をダイヤルパルス(DP)
信号に切り換えるようにしてある。従って、このような
モデムが接続された場合において、上述のように1番目
のダイヤル信号の信号モードに応じて電話交換機Aの動
作モードを設定すると、動作モードが誤設定され、この
ようなモデムでは発信を行うことができなくなる。
本発明は上述の点に鑑みて為されたものであり、その目
的とするところは、契約回線の種別に動作モードを自動
設定することができ、しかも契約回線の種別を自動判別
してダイヤル信号の信号モードを設定する機能を有する
モデムを接続することができる家庭用簡易交換装置を提
供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上述の目的を達成するために、端末機による
直流閉結があると疑似発信音を内線を通じて上記端末機
に送出する手段と、上記端末機から外線発信操作が行わ
れる毎に端末機から入力される1番目のダイヤル信号の
信号モードがパルス発信かトーン発信かを検出する検出
手段と、該検出手段で検出された信号モードと電話機交
換機の動作モードとが一致する場合に上記上記疑似発信
音の送出を停止させる手段と、上記端末機から1番目
と、2番目とに入力したダイヤル信号の信号モードが一
致するか否かを判別して両ダイヤル信号が一致した時に
両ダイヤル信号の信号モードに対応する動作モードを設
定し、不一致の際には2番目以降で2つ連続して入力す
るダイヤル信号の信号モードが一致したときにそのダイ
ヤル信号の信号モードに上記電話機交換機の動作モード
を設定するモード設定手段とを上記電話交換機が備えて
いる。
[作用] 本発明は上述の構成を備えることにより、外線発信時に
電話機やモデム等の端末機から入力されるダイヤル信号
の信号モードに応じて電話交換機の動作モードを設定し
て、契約回線の種別に動作モードを自動設定することが
できるようにし、しかも契約回線の種別を自動判別して
ダイヤル信号の信号モードを設定する機能を有するモデ
ムが新たに接続されても、モデム側でダイヤル信号の信
号モードを電話交換機の動作モードに合わせるように動
作させて、モデムの契約回線の種別を自動判別してダイ
ヤル信号の信号モードを設定する機能によって電話交換
機の動作モードが誤設定されることがないようにしたも
のである。
[実施例] 第1図乃至第10図に本発明の一実施例を示す。まず、交
換装置本体Aの構成を動作と共に簡単に説明する。交換
装置本体Aでは、第1図に示すように、電話コンセント
Bが接続される内線l2毎にリレー接点r1〜r3を設けてあ
り、このリレー接点r1〜r3で内線l2と外線l1との接続切
離しを行い、内線l2が外線l1から切り離された状態での
内線通話あるいはドアホン通話のための通話電流は、通
話電流供給回路41〜43から供給するようにしてある。な
お、上記リレー接点r1〜r3は通常内線l2を外線l1から切
り離す側に切り換えられており、外線着信時等に外線l1
側に切り換えられる。
今、外線着信が着信検出回路5で検出されたとすると、
CPUで構成された制御回路11がリレー接点r1〜r3を外線l
1側に切り換える制御を行い、外線l1を通じて送られて
くる外線着信信号を電話機Cに送り、電話機Cの内蔵す
るリンガ等を鳴動させて外線呼出を行わせる。この呼出
に応じて電話機Cの受話器を取り上げると、外線通話が
可能となる。ところで、上記リレー接点r1〜r3の電話コ
ンセントB側にはフック・DP検出回路21〜23を設けてあ
り、電話機Cから入力されるダイヤルパルス(DP)信号
によるダイヤル信号及び電話機Cのフック状態を検出す
るようにしてあり、上述のように外線着信時に電話機C
がオフフックされた場合には、その電話機Cに対応する
フック・DP検出回路2の出力を受けて制御回路11が外線
通話中であると判断し、この際には表示制御回路18から
制御線l3を通じて各電話コンセントBに表示信号を送出
させ、各電話コンセントBの発光表示部Laの点灯により
外線通話中の表示を行わせる。なお、上記表示信号及び
後述する報知音信号の送出経路にはアンプAMPを挿入し
て信号を増幅するようにしてある。
電話機Cから外線発信を行う場合には、受話器を上げて
ダイヤルを行う。なお、以下の説明では電話回線契約が
ダイヤルパルス回線になっている場合について説明す
る。上記電話機Cのオフフック状態はフック・DP検出回
路2で検出され、このとき制御回路11は信号音発生回路
20を駆動して電話局から送られてくる発信音(ツー音)
と同様の疑似発信音を内線l2を通じて電話機Cに送る。
なお、この疑似発信音の送出はフック・DP検出回路2で
1番目のダイヤル信号が検出された時点で停止される
(但し、これはあくまでも基本動作であり、本実施例の
場合には後述するような例外の場合もある)。ところ
で、この種の家庭用簡易交換装置では、内線呼出等の通
話処理を電話機Cから特定のダイヤル信号を入力して行
うようにしてあるので、電話機Cでダイヤル操作が行わ
れても、外線発信であるとは限らず、内線発信等の通話
処理の場合がある。そこで、ダイヤル信号を受けた制御
回路11はそのダイヤル信号の桁数が通話処理用に割り当
てたダイヤル信号の桁数(本実施例の場合には2桁)以
上になったときに初めて外線発信動作を開始する。この
外線発信は、DP送出回路6を駆動してダイオードブリッ
ジDBを介して外線l1にDP信号を送ることにより行う。こ
の外線発信に応じて通話相手が応答すると、外線l1の極
性が反転するので、この極性反転を極性反転検出回路16
で検出し、その後外線l1と外線発信を行った内線l2とを
接続するようにリレー接点rを切り換えて、外線通話を
可能とする。なお、このときにも表示制御回路18により
電話コンセントBで外線通話中表示を行わせる。また、
上記極性反転検出回路16で極性反転が検出された後に
は、外線l1に挿入されたダイオードDの両端をリレー接
点r4で短絡して、外線l1に接続される電話機器としての
直流抵抗分の増加を無くすようにしてある。さらに、こ
の家庭用簡易交換装置では極性反転検出回路16を備える
ことにより、外線通話状態であること制御回路11が識別
でき、その後に入力されるダイヤル信号は通話処理用で
あると直ぐに判断でき、通話処理動作を迅速に行えるよ
うになっている。さらにまた、外線l1を通じて送られて
来る発信音、例えば話し中音等は外線発信音検出回路8
で検出され、その際に信号音発生回路20から外線発信を
行った電話機Cに対して内線l2を通じて話し中音(ビジ
ー音)を送るようにしてある。
内線発信を行う場合には、上述の外線発信の場合と同様
にして電話機Cでダイヤル信号を入力する。なお、この
内線発信であることは、ダイヤル信号の桁数から制御回
路11が判定し、このときには報知音発生回路17を駆動し
て、被呼側の電話機Cに対応する制御線l3を通じて電話
コンセントBに報知音信号を送り、電話コンセントBの
スピーカSPから内線呼出音を鳴動させる。そして、被呼
側の電話機Cが応答してオフフックされたことをフック
・DP検出回路2で検出し、制御回路11がクロスポイント
スイッチ10を制御して呼出側の電話機Cに対応する内線
l2と被呼側の電話機Cに対応するで内線l2との接続を行
わせて、内線通話が可能となる。なお、この際には表示
制御回路18により電話コンセントBにおいて内線通話状
態を表示させる。
ところで、上述の内線発信は特定の電話機Cに対して行
うものであったが、呼び出す電話機Cが不特定である場
合には、一斉呼出を行うことができるようになってい
る。この場合には一斉呼出に対応するダイヤル信号を電
話機Cから入力すると、各電話コンセントBから一斉に
内線呼出音が鳴動し、この呼出に応じていずれかの電話
機Cがオフフックされた場合に、その電話機Cに対応す
るフック・DP検出回路2の検出出力を受けて、制御回路
11がその電話機Cに対応する内線l2と呼出側の電話機C
に対応する内線l2とを接続し、内線通話を可能とする。
さらに、この家庭用簡易交換装置では保留操作を行え、
保留メロディ音を送出する保留音送出回路9を備えてい
る。また、電話回線契約がプッシュボタン回線である場
合には、プッシュボタン式の電話機CからのPB信号によ
るダイヤル信号をPBレシーバ12,13で検出し、直流閉結
回路3で回線閉結を行った状態で、PBダイヤラー7から
外線l1にダイヤル信号を送出する点を除いて、ダイヤル
パルス回線の場合と同様に動作する。
次に、ドアホン読出があった場合について説明する。本
実施例の場合には2台のドアホンDを接続できるように
なっており、ドアホンDの備える押釦が押されたことを
ドアホン呼出検出回路14で検出し、この検出出力を受け
て制御回路11が報知音発生回路17からドアホン呼出に対
応する報知音信号を各電話コンセントBに送出させ、電
話コンセントBでドアホン呼出音を鳴動させる。このド
アホン呼出に応じていずれかの電話機Cの受話器が取り
上げられると、制御回路11は呼出を行ったドアホンDの
通話線l4と応答した電話機Cの内線l2とを、スイッチ
S1,S2のいずれかのオン、及びクロスポイントスイッチ1
0の切換により接続し、ドアホン通話を可能とする。な
おここで、ドアホン通話はドアホン通話回路15を介して
行うようになっている。なお、上述した基本動作をまと
めた状態遷移図を第10図に示す。
以下、本実施例の特徴とする機能について説明する。本
実施例の家庭用簡易交換装置では、電話機Cやモデムの
ような端末機による直流閉結があると疑似発信音を内線
l2を通じて上記端末機に送出する手段と、上記端末機か
ら外線発信操作が行われる毎に上記端末機から入力され
る1番目のダイヤル信号の信号モードがパルス発信かト
ーン発信かを検出する検出手段と、該検出手段で検出さ
れた信号モードと上記電話機交換機Aの動作モードとが
一致する場合に上記上記疑似発信音の送出を停止させる
手段と、上記端末機から1番目と、2番目とに入力した
ダイヤル信号の信号モードが一致するか否かを判別して
両ダイヤル信号が一致した時に両ダイヤル信号の信号モ
ードに対応する動作モードを設定し、不一致の際には2
番目以降で2つ連続して入力するダイヤル信号の信号モ
ードが一致したときにそのダイヤル信号の信号モードに
上記電話機交換機Aの動作モードを設定するモード設定
手段とを上記電話交換機Aが備えている。なお、本実施
例の電話交換機Aでは検出手段の機能をフック・DP検出
回路21〜23及びPBレシーバ13が果たし、疑似発信音を送
出する手段及び停止させる手段の機能を制御回路11及び
信号音発生回路20が果たし、モード設定手段の機能は制
御回路11が果たす。
いま、通常の市販の電話機Cが本実施例の家庭用簡易交
換装置だけが接続されている場合について説明する。こ
の場合、電話交換機Aでは、外線発信時に電話機Cから
入力される1番目と2番目のダイヤル信号から契約回線
の種別を判断し、これに応じて自動的に電話交換機Aの
動作モードを契約回線の種別に合わせる。ここで、市販
の電話機Cである場合には1番目と2番目とのダイヤル
信号の信号モードは常に一致するので、電話機Cがダイ
ヤル式のものである場合には、第2図に示すように、電
話交換機AのモードがDPモードに設定され、プッシュボ
タン式である場合には第3図に示すようにPBモードに設
定されることになる。従って、電話交換機Aの動作モー
ドを自動的に契約回線の種別に合わせることができるこ
とになる。ここで、市販の電話機Cである場合には1番
目のダイヤル信号から契約回線の種別を判断しても問題
はないのであるが、後述する契約回線の種別を自動判別
してダイヤル信号の信号モードを設定する機能を有する
モデムが接続された場合には上述したような誤設定の問
題があるので、1番目と2番目のダイヤル信号の信号モ
ードから契約回線の種別を判断するようにしてある。ま
た、上述のように外線発信時に電話交換機Aの動作モー
ドの設定を行っているのは、通話中ではDP回線であって
もPB信号を利用したサービスを受ける場合が考えられる
ので、この際に誤って電話交換機Aの動作モードがPBモ
ード設定される恐れをなくすためである。なお、電話機
Cの種別と契約回線の種別が一致しない場合には、上述
の方法では電話交換機Aの動作モードが契約回線の種別
と一致しないことが起こるが、電話機Cの場合には契約
回線と一致したものでないと使用できないということは
ユーザでも容易に認識でき、しかも契約回線の種別と一
致しないと実際にその電話機Cで電話をかけることはで
きないため、上述のように電話機Cのダイヤル信号の種
別に電話交換機Aの動作モードを一致させるようにして
も問題はない。
ところで、上述のように外線発信操作時に電話機Aから
入力されるダイヤル信号の種別に電話交換機Aの動作モ
ードを設定るだけであると、モード設定後に停電等が生
じた場合、電源復旧時に電話交換機Aの動作モードが回
線の種別に合わなくなる恐れがある。そこで、これを防
止するために、電源投入時に外線l1に有効桁数以下(例
えば、1桁)のプッシュボタン信号を送出するPB信号送
出手段と、電話局Eからの外線発信音を検出する外線発
信音検出手段とを電話交換機Aに設け、電源投入時に上
記PB信号を送出した際に外線発信音が停止した場合は制
御回路11が電話交換機Aの動作モードをPBモードに設定
すると共に、外線発信音が停止しない場合はDPモードに
設定するようにしてある。なお、PB信号送出手段の機能
はPBダイヤラー7が果たすと共に、外線発信音検出手段
の機能は外線発信音検出回路8が果たし、上記各手段の
動作制御及び判別動作は制御回路11によりソフト的に行
うようにしてある。
次に、上述の家庭用簡易交換装置に新たに契約回線の種
別を自動判別してダイヤル信号の信号モードを設定する
機能を有するモデムが接続された場合について説明す
る。モデムは自動的にダイヤル信号の信号モードを決定
するために、発信を行う際に予め決められた信号モード
のダイヤル信号(通常はPB信号)を送出するので、本実
施例ではこのダイヤル信号を電話交換機Aのフック・DP
検出回路21〜23あるいはPBレシーバ13で検出し、制御回
路11が検出されたダイヤル信号の信号モードが電話交換
機Aの現在の動作モードと一致するかどうかを判断す
る。いま、上記検出されたダイヤル信号の信号モードが
電話交換機Aの現在の動作モードと一致する場合には、
モデムが直流閉結した状態からモデムに送出していた疑
似発信音を停止する。これにより、モデムは電話交換機
Aの動作モードにダイヤル信号の信号モードが一致する
ことを判別して、以降第5図(a)に示すように発呼す
べきダイヤル番号列の先頭から2桁目以降のダイヤル信
号を送出する。逆に、検出されたダイヤル信号の信号モ
ードが電話交換機Aの現在の動作モードと不一致である
場合には、疑似発信音を停止しない。これによりモデム
はダイヤル信号に信号モードが異なることを判別して、
ダイヤル信号の信号モードを前回とは異なる信号モード
に変えて、第4図(a)に示すように発呼すべきダイヤ
ル番号列の1桁目からダイヤル信号の送出をやり直す。
ここで、本実施例の電話交換機Aでは上述のように電話
機(この場合にはモデム)から送出される1番目と2番
目に発呼するダイヤル信号が一致する場合に、自己のモ
ードをその信号の信号モードで合わせるようにしてある
ので、第5図の場合には2桁目のダイヤル信号の入力後
に動作モードをPBモードに設定する。そして、第4図
(a)に示すように1番目と2番目に発呼するダイヤル
信号の信号モードが異なる場合には、1番目のダイヤル
信号を無効とし、2番目のダイヤル信号を1桁目として
扱い、3番目のダイヤル信号の信号モードが2番目と一
致した際に、そのときのダイヤル信号の信号モードに動
作モードを設定する。このようにすれば、モデムからの
ダイヤル信号で動作モードを誤設定することがない。つ
まりは、モデムの場合には常に電話交換機Aの動作モー
ドを基準としてダイヤル信号の信号モードを合わせるこ
とになるから、従来例で説明した問題は生じないのであ
る。
以上が電話交換機Aの動作モードを設定する動作の説明
であったが、これに伴って電話機Cの受話器が取り上げ
られてから外線発信が確定されるまでの動作が従来のも
のと多少異なったものとなる。そこで、この点が分かり
やすいように従来の動作と合わせて説明する。
まず、従来では、第12図に示すように、待機状態におい
て電話機Cの受話器が取り上げられると、疑似発信音が
出力され、ダイヤル信号の入力待ちの状態(ステップ
1)になり、次にダイヤル信号が1桁入力されると、2
桁目のダイヤル信号の入力を待つ状態(ステップ2)と
なる。この際に2桁目のダイヤル信号の入力がなく一定
時間が経過すると、内線発信状態になる。いま、上記ス
テップ2の状態で2桁目のダイヤル信号が入力される
と、直流閉結を行ってダイヤル信号を外線l1に送出する
状態(ステップ3)に移行し、外線発信状態が確定され
ることになる。ここで、入力されるダイヤル信号は1桁
目から全てFIFO型のバッファメモリに記憶しておき、ス
テップ3の段階で1桁目から順次外線l1に送出する。
これに対して、本実施例の場合にはステップ2において
は単に2桁目のダイヤル信号の入力待ちの状態とあるの
ではなく、この際に1桁目と2桁目、つまり1番目と2
番目とに入力したダイヤル信号の信号モードとが一致す
るかどうかを判断する状態となる。従って、この判断に
より上述した電話交換機Aの動作モードの設定が行われ
ることになる。そして、1桁目と2桁目とのダイヤル信
号の信号モードが異なる場合には、1桁目のダイヤル信
号を記憶したバッファの内容をクリアし、ステップ3に
進む際に入力される2番目のダイヤル信号を発呼するダ
イヤル番号列の先頭の番号(ここでは1桁目という)と
して新たにバッファ内にダイヤル信号を記憶する。つま
り、モデムから入力される1番目と2番目とのダイヤル
信号の信号モードが異なる場合に、モデムがダイヤル信
号の送出をやり直すことに対応させるためである。以上
の動作をまとめたフローチャートを第6図に示し、各ス
テップ毎の詳細なフローチャートを第7図乃至第9図に
夫々示してある。
ところで、上述の説明においてはモデムを通常の電話機
Cが接続された家庭用簡易交換装置に新たに追加して接
続する場合の説明であったが、初めから全てモデムが接
続されており、電話交換機Aの動作モードと契約回線の
種別とが異なる場合には、電話交換機Aの動作モードを
契約回線の種別に一致させることができない場合があ
る。しかし、この場合には上述した停電時の電話交換機
Aの動作モード設定機能により契約回線の種別に電話交
換機Aの動作モードを合わせることができる。つまり、
電話交換機Aの電源を一旦遮断し、その後に電源を再投
入すれば、上述した停電時の動作で電話交換機Aの動作
モードが契約回線の種別に一致するように設定され、そ
してモデムで外線発信を行う際に上述したようにモデム
側のダイヤル信号の信号モードが電話交換機Aの動作モ
ードに合わされるので、初めから全てモデムが接続され
る場合にも問題は生じない。
[発明の効果] 本発明は、上述のように端末機による直流閉結があると
疑似発信音を内線を通じて上記端末機に送出する手段
と、上記端末機から外線発信操作が行われる毎に上記端
末機から入力される1番目のダイヤル信号の信号モード
がパルス発信かトーン発信かを検出する検出手段と、該
検出手段で検出された信号モードと上記電話機交換機の
動作モードが一致する場合に上記上記疑似発信音の送出
を停止させる手段と、上記端末機から1番目と、2番目
とに入力したダイヤル信号の信号モードが一致するか否
かを判別して両ダイヤル信号が一致した時に両ダイヤル
信号の信号モードに対応する動作モードを設定し、不一
致の際には2番目以降で2つ連続して入力するダイヤル
信号の信号モードが一致したときにそのダイヤル信号の
信号モードに上記電話交換機の動作モードを設定するモ
ード設定手段とを上記電話交換機が備えているので、外
線発信時に電話機から入力されるダイヤル信号の信号モ
ードに応じて電話交換機の動作モードを設定して、契約
回線の種別に動作モードを自動設定することができ、し
かも契約回線の種別を自動判別してダイヤル信号の信号
モードを設定する機能を有するモデムが新たに接続され
ても、モデム側でダイヤル信号の信号モードを電話交換
機の動作モードに合わせるように動作させるので、モデ
ムの契約回線の種別を自動判別してダイヤル信号の信号
モードを設定する機能によって電話交換機の動作モード
が誤設定されることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電話交換機の回路図、第2
図乃至第5図は夫々同上の主要動作の説明図、第6図乃
至第9図は同上の動作を示すフローチャート、第10図は
同上の基本動作をまとめた状態遷移図、第11図は家庭用
簡易交換装置のシステム構成図、第12図は従来例の動作
を示すフローチャートである。 Aは電話交換機、Cは電話機、l1は外線、l2は内線、21
〜23はフック・DP検出回路、11は制御回路、13はPBレシ
ーバ、20は信号音発生回路である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外線を介して電話局に接続された電話交換
    機と、この電話交換機に内線で接続された複数台の電話
    機、モデム等の端末機とで構成され、上記電話交換機で
    外線と内線或いは内線同士の通話路を切換形成して、上
    記端末機で外線通信及び内線通信を可能とする家庭用簡
    易交換装置において、上記端末機による直流閉結がある
    と疑似発信音を内線を通じて上記端末機に送出する手段
    と、上記端末機から外線発信操作が行われる毎に上記端
    末機から入力される1番目のダイヤル信号の信号モード
    がパルス発信かトーン発信かを検出する検出手段と、該
    検出手段で検出された信号モードと上記電話機交換機の
    動作モードとが一致する場合に上記上記疑似発信音の送
    出を停止させる手段と、上記端末機から1番目と、2番
    目とに入力したダイヤル信号の信号モードが一致するか
    否かを判別して両ダイヤル信号が一致した時に両ダイヤ
    ル信号の信号モードに対応する動作モードを設定し、不
    一致の際には2番目以降で2つ連続して入力するダイヤ
    ル信号の信号モードが一致したときにそのダイヤル信号
    の信号モードに上記電話交換機の動作モードを設定する
    モード設定手段とを上記電話交換機が備えて成ることを
    特徴とする家庭用簡易交換装置。
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