JPH0888196A - レーザー処理方法 - Google Patents

レーザー処理方法

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JPH0888196A
JPH0888196A JP7206551A JP20655195A JPH0888196A JP H0888196 A JPH0888196 A JP H0888196A JP 7206551 A JP7206551 A JP 7206551A JP 20655195 A JP20655195 A JP 20655195A JP H0888196 A JPH0888196 A JP H0888196A
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Kouyuu Chiyou
宏勇 張
Koichiro Tanaka
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザー光を用いた半導体のアニールの際
に、レーザー出力を安定に保ちながらレーザー照射する
技術を提供する。 【構成】発振器2で発振されたレーザー光は、全反射ミ
ラー5、6で反射され、増幅器3で増幅されて、全反射
ミラー7、8でそれぞれ反射され、光学系4に入射し
て、線状ビームに成形される。線状ビームはミラー9で
反射されて、ステージ10上の試料11に照射される。
レーザーの出力エネルギーはそのレーザーが安定に出力
できる範囲で固定する。全反射ミラー8と光学系4との
間に、互いに透過率の異なる複数の減光フィルターを挿
脱することにより、照射エネルギーを変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本明細書で開示する発明は、量産
性に優れ、ばらつきが小さく、歩留りの高いレーザー光
照射による半導体デバイスの作製方法、およびその作製
方法に利用できるレーザー処理装置に関する。特に、本
明細書で開示する発明は、1部もしくは全部が非晶質成
分からなる半導体材料、あるいは、実質的に真性な多結
晶の半導体材料、さらには、イオン照射、イオン注入、
イオンドーピング等によってダメージを受けて、結晶性
が著しく損なわれた半導体材料にレーザー光を照射する
ことによって、該半導体材料の結晶性を向上せしめ、あ
るいは結晶性を回復させる方法、およびそれらの方法に
利用できるレーザー処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子プロセスの低温化に関
して研究が盛んに進められている。その大きな理由は、
ガラス等の耐熱性のそれ程高くない絶縁基板上に半導体
素子を形成する必要が生じたからである。その他にも素
子の小型化や素子の多層化に伴う要請もある。
【0003】素子の特性の優劣は半導体材料の結晶性が
決定する。このため、半導体プロセスにおいて、半導体
材料に含まれる非晶質成分もしくは非晶質半導体材料を
結晶化させることや、結晶性であったものの、イオンを
照射したために結晶性が低下した半導体材料の結晶性を
回復することや、結晶性であるが、より結晶性を向上さ
せることが必要とされている。
【0004】従来、このような目的のためには熱的なア
ニールが採用さている。半導体材料として珪素を用いる
場合には、600℃から1100℃の温度で0.1〜4
8時間、もしくはそれ以上の時間のアニールをおこなう
ことによって、非晶質の結晶化、結晶性の回復、結晶性
の向上等がなされる。
【0005】一般に、熱アニールは温度が高いほど、処
理時間が短縮でき、結晶化の効果が大きくなる。そのた
め、500℃以下の温度では、ほとんど効果がないた
め、プロセスの低温化の観点からは、従来、熱アニール
によってなされていた工程を他の手段によって置き換え
ることが必要とされている。
【0006】この熱アニール変わる技術として、レーザ
ー光を照射することによってアニールを行う技術が低温
プロセスと注目されている。レーザー光は熱アニールに
匹敵する高いエネルギーを必要とされる箇所に限定して
与えることができるため、レーザーアニールは基板全体
を高い温度にさらす必要がないからである。
【0007】レーザー光の照射に関しては、大きく分け
て2つの方法が提案されている。第1の方法はアルゴン
イオンレーザー等の連続発振レーザーを用いて、スポッ
ト状のビームを半導体材料に照射する方法である。スポ
ット状のビームが半導体材料に照射されると、ビーム内
部でのエネルギー分布の差、およびビームの移動によっ
て、半導体材料が溶融され、緩やかに凝固することによ
って結晶化される。
【0008】第2の方法はエキシマーレーザー等のパル
ス発振レーザーを用いる方法である。高いエネルギー密
度でレーザーパルスを半導体材料に照射して、半導体材
料を瞬間的に溶融させ、凝固させることによって半導体
材料を結晶化させる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
第1のレーザー照射方法では、連続発振レーザーの最大
エネルギーが限られたものであるため、ビームスポット
の寸法は高々数mmφ程度であるため、処理に時間がか
かるという問題点がある。他方、第2のレーザー処理方
法では、レーザーの最大エネルギーは非常に大きいた
め、数cm2 以上の大きなスポット(一般には正方形や
長方形のビームパターンとなる)を用いて、より量産性
を上げることができる。
【0010】しかしながら、通常用いられる正方形もし
くは長方形の形状のビームでは、1枚の大きな面積の基
板を処理するには、ビームを二次元的に走査させる必要
があり、量産性の面で依然として改善する余地があっ
た。
【0011】これに関しては、ビームを線状に変形し、
ビームの長手方向の長さを処理すべき基板を越える長さ
としすることにより、ビームを一次元のみに走査すれば
よいので、処理時間を短縮できる。
【0012】レーザー照射による結晶化工程は、レーザ
ーエネルギーの強度が完成する半導体デバイスの特性を
大きく左右する。従って、レーザーエネルギーの最適化
が重要課題の一つとなる。
【0013】しかしながら、パルス発振レーザーはパル
ス毎にエネルギーがある程度変動してしまい、その変動
の度合いは出力エネルギーに依存する。特にパルスレー
ザー光はレーザーエネルギーの強度が低すぎると、レー
ザーエネルギーの安定性が著しく低下する傾向を有す
る。上記最適エネルギーがレーザー発振の安定性を著し
く低下させる領域にあるとき、レーザー照射面の均一性
が著しく悪くなるため、基板全面にわたって均一なエネ
ルギーでレーザーを照射することは困難であり、半導体
材料を均一に結晶化することができない。
【0014】半導体材料の結晶性の不均一性を緩和する
方法として、強いパルスレーザー光を照射する前に、そ
れよりも弱いパルスレーザー光を予備的に照射すること
により、結晶生の均一性が向上することが報告されてい
る。さらに、予備的な照射と本照射とのビームの走査方
向を互いに概略直行させることで、複数回の照射で生ず
る結晶性の不均一が相殺されて、基板全体の結晶性がよ
り均一になることも判明している。しかしながら、レー
ザーエネルギーの変動により生じる結晶性の不均一を根
本的に解決していない。
【0015】レーザーを異なるエネルギーで同一基板に
照射する方法は、照射毎にレーザー光のエネルギーを変
化させねばならない。レーザー出力を変化すると、しば
らくの間、パルス発振レーザーは出力が不安定になるた
め、レーザー出力が安定するまで照射を待たねばならな
い。複数回のレーザーの照射は結晶性の均一性を高める
長所を有するが、処理時間が大幅に増加してしまうとい
う欠点を有する。
【0016】本発明の目的は、上述の問題点を解決し
て、レーザー光を複数回照射する場合でも、最適なエネ
ルギーでレーザー光を安定に照射し得るレーザー処理方
法を提供することにある。
【0017】また、本発明の他の目的は、上述の問題点
を解決して、レーザー光を安定に照射し、かつレーザー
光照射を短時間に行い得るレーザー処理方法を提供する
ことにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述の問題点を解決する
ために本発明に係るレーザー処理方法の構成は、半導体
デバイスの形成された基板もしくは半導体デバイスとな
るべき物体の形成された基板に対して線状のレーザー光
を走査しつつ照射する工程で、レーザーが最も安定に発
振できるエネルギーの範囲より低いエネルギーでレーザ
ー照射を行う場合に、減光フィルターを1枚以上用いて
エネルギー調節を行うことを特徴とする。
【0019】また、本発明に係るレーザー処理方法の他
の構成は、基板上に形成された珪素膜に対して線状のレ
ーザー光を走査しつつ照射する工程で、レーザーが最も
安定に発振できるエネルギーの範囲より低いエネルギー
でレーザー照射を行う場合に、減光フィルターを1枚以
上用いてエネルギー調節を行うことを特徴とする。
【0020】本発明に係るレーザー処理方法の他の構成
は、一定のエネルギーのレーザー光を減光フィルターを
1枚以上用いてエネルギーを調節して、レーザー光を照
射する方法であって、使用する前記減光フィルターの種
類及び/又は枚数を少なくとも1回変更することを特徴
とする。
【0021】
【作用】上記の構成を有する本発明に係るレーザー処理
方法は、安定に発振するエネルギーでレーザーを出力し
て、減光フィルターを少なくとも1枚以上組み合わせて
用いることで、レーザーエネルギーを最適エネルギーに
調節して、基板に照射する。特に、レーザー光の出力エ
ネルギーよりも、照射すべきエネルギーが低い場合に、
有効である。なお、減光フィルターを用いずに、上記最
適エネルギーで安定に基板に照射できる場合は、このフ
ィルターを用いる必要がないことは言うまでもない。
【0022】さらに、本明細書で開示する発明は、同一
基板上に複数回レーザー照射を行なう場合に、照射毎に
レーザーエネルギーを変化させる方法(例えば、前述し
た予備照射と本照射の2回照射を行なう方法)において
実施するとより効果的である。すなわち、レーザー出力
を変えずに、照射毎に減光フィルターの種類及び3/又
は枚数を変更するのみで、レーザーエネルギーを最適化
する。このため、レーザー出力が安定な状態を保ったま
ま、複数回のレーザー照射を行なうことができるので、
レーザーを安定させる時間を省略できる。このため、処
理工程の時短化が図れる。
【0023】また、レーザー照射を複数回行なう場合に
は、レーザービームを基板に対して相対的に往復させな
がら走査する。この際に、かつ往路と復路とでは、レー
ザービームの走査方向が略直行するようにするとよい。
このため、非常に無駄の無い動作で均一にレーザーを照
射することができると共に、レーザー照射に要する時間
を短縮できる。なお複数回レーザー照射を行なう場合に
は、レーザービームの走査の往路または復路が終了した
時点で、減光フィルターを迅速にレーザー光路上に挿脱
すればよい。
【0024】なお、以上説明した構成を採用することに
よって得られる作用効果は、単なるレーザーと減光フィ
ルターの組み合わせによるエネルギー調節にとどまら
ず、使用するパルス発振レーザーが安定に出せる最大の
エネルギーよりも低い任意のエネルギーで、安定にレー
ザー照射できる効果と、先に述べたような異なるエネル
ギーで複数回レーザー照射を行う場合にレーザー出力を
変えることなく連続的にレーザー照射を行える効果を指
す。
【0025】
【実施例】
〔実施例1〕レーザー光を非晶質状態もしくは結晶性を
有する状態の珪素膜または珪素化合物膜に照射すること
によりこの膜の結晶性を高める過程で、膜表面の均質性
が低下する傾向がみられる。その低下を極力抑さえる方
法を本実施例で示し、さらにその方法を用いることによ
りレーザー照射の作業時間を大幅に短縮できることを述
べる。
【0026】図1には本実施例で使用するレーザーアニ
ール装置の構成図を示す。基台1上には、レーザー光を
発振する発振器2が配置されている。発振器2の出射方
向の光路上には、全反射ミラー5、6が配列され、全反
射ミラー6の反射方向の光路上には、増幅器3、全反射
ミラー7、8、光学系4、全反射ミラー9が順次に配列
されている。全反射ミラー9により下方に屈曲された光
路上には、試料11を載置するステージ10が配置され
ている。
【0027】ステージ10はコンピュータにより制御さ
れて、一次元方向に往復移動可能とされ、また、ステー
ジ10面内で回転可能とされている。ステージ10には
ヒーターが内臓されており、試料11を所定の温度に保
つことができるようになっている。
【0028】更に、図1には示さないが、全反射ミラー
8と光学系4との間に減光フィルターが挿脱自在に配置
されている。図3に減光フィルターの駆動機構の構造を
示す。遠隔操作により、減光フィルター31〜34はレ
ール35〜38に沿って移動可能とされており、この直
線移動により光路から挿脱自在とされている。減光フィ
ルター31〜34は透過率が互いに異なっており、それ
らを組み合わせることにより15通りの異なる減光率を
得ることができる。本実施例では、減光フィルター31
〜34の透過率をそれぞれ96%、92%、85%、7
7%とする。これら4つの減光フィルター31〜34を
組み合わせて、透過率57〜96%の領域をほぼカバー
することができる。例えば、透過率96%の減光フィル
ター31と92%の減光フィルター32とを組み合わせ
ることで透過率88%の減光フィルターを得ることがで
きる。
【0029】なお、減光フィルター31〜34は石英に
酸化ハフニウムと二酸化珪素とを層状に交互にコーティ
ングしたものであり、減光フィルター31〜34の透過
率はコーティングされた層数に依存する。
【0030】レーザー光は発振器2で発振される。発振
器2で発振されるレーザー光は、KrFエキシマレーザ
ー(波長248nm、パルス幅25ns)である。勿
論、他のエキシマレーザーさらには他の方式のレーザー
を用いることもできる。
【0031】発振器2で発振されたレーザー光は、全反
射ミラー5、6を経由して増幅器3で増幅されて、全反
射ミラー7、8でそれぞれ反射されて光学系4に入射さ
れる。
【0032】図2は光学系4の内部の光学配置図であ
り、光学系4に入射したレーザー光はシリンドリカル凹
レンズA、シリンドリカル凸レンズB、横方向のフライ
アイレンズC、Dを通過することによって、レーザー光
はそれまでのガウス分布型から短形分布に変化する。さ
らに、シリンドリカル凸レンズE、Fを通過してミラー
G(図1ではミラー9に相当)で反射され、シリンドリ
カルレンズHによって集束されて、線状ビームに成形さ
れて、試料11に照射される。
【0033】光学系4に入射する直前のレーザービーム
は3×2cm2 程度の長方形であるが、光学系4によっ
て、長さ10〜30cm、幅0.1〜1cm程度の細長い
線状ビームに加工される。この光学系4を経たレーザー
光のエネルギーは最大で1000mJ/ショットであ
る。
【0034】レーザー光をこのような細長いビームに加
工するのは、加工性を向上させるためである。線状のビ
ームは光学系4を出射した後に、全反射ミラー9を経
て、試料11に照射されるが、ビームの幅は試料11の
幅よりも長いので、試料11を1方向に移動させること
で、試料11全体に対してレーザー光を照射することが
できる。従って、ステージ10の駆動装置10の構造を
簡素にでき、保守も容易になる。また、試料11を固定
する際のアラインメントも容易になる。
【0035】以下に、レーザー光の照射によって、ガラ
ス基板上に結晶性を有する珪素膜を形成する例を示す。
10cm角のガラス基板(例えばコーニング7959ガ
ラス基板)を用意する。このガラス基板上に、プラズマ
CVD法により、TEOSを原料として酸化珪素膜を2
000Åの厚さに形成する。この酸化珪素膜は、ガラス
基板側から不純物が半導体膜に拡散するのを防止する下
地膜として機能する。
【0036】次にプラズマCVD法によって、非晶質珪
素膜を厚さ500Åに成膜する。ここでは、プラズマC
VD法を用いるが、減圧熱CVD法を用いるのでもよ
い。また、非晶質珪素膜の膜厚は必要とする厚さとすれ
ばよい。
【0037】次に過水アンモニアに基板を浸して、70
℃に5分間保つことにより、非晶質珪素膜の表面に酸化
膜を形成する。その後、液相ニッケル酢酸塩をスピンコ
ート法により非晶質珪素膜の表面に塗布する。ニッケル
元素は非晶質珪素膜が結晶化する際に結晶化を助長する
触媒として機能する。なお、酸化膜はニッケル溶液の密
着性を向上する作用をする。
【0038】次に窒素雰囲気中において、450℃の温
度で1時間加熱することにより、非晶質珪素膜中の水素
を離脱させる。これは、非晶質珪素膜中に不対結合手を
意図的に形成することにより、後の結晶化に際してのし
きい値エネルギーを下げるためである。更に、窒素雰囲
気中において、550℃、4時間の加熱処理を施すこと
により、非晶質珪素膜を結晶化させる。この結晶化の温
度を550℃と低くすることができるのは、ニッケル元
素の触媒作用によるものである。
【0039】こうして、ガラス基板上に結晶性を有する
珪素膜を得ることができる。更に、この珪素膜にレーザ
ー光を照射して、結晶性をさらに高める
【0040】レーザー光を照射するには、図1に示す装
置を用いて、KrFエキシマレーザー(波長248n
m、パルス幅25ns)を照射する。雰囲気制御は特に
行わず、大気中で照射を行う。
【0041】ステージ10に載置された基板はステージ
10内部のヒーターにより、温度が400℃に保たれて
いる。これは、レーザー照射間に、基板表面温度の上昇
と下降の速度を緩和するためである。一般に、環境の急
激な変化は物質の均一性を損なわれることが知られてい
る。そのため、レーザー照射間に基板温度を高く一定に
保つようにして、基板表面の均一性の劣化を極力抑制す
る。なお、基板温度を400℃に設定しているが、10
0℃〜600℃までの範囲でレーザーアニールに最適な
温度を選ぶことができる。
【0042】発振器2で発振されたレーザー光は光学系
4において、線状ビームに成形されて、ステージ10上
の基板に照射される。被照射部分でのビーム面積は12
5mm×1mmとされる。基板の寸法は10cm×10
cmであるので、ステージ10をレーザービームの長手
方向と直交する方向に直線移動することにより、基板の
全面にレーザービームが照射される。なお、ステージ1
0の移動速度は2mm/sとする。
【0043】珪素膜を結晶化するには、先ず予備照射と
して低いエネルギーでレーザーを照射して、次に本照射
として高いエネルギーでレーザーを照射する。2段階で
レーザーを照射とするのは、レーザー照射による膜表面
の均一性が劣化するのを極力抑さえるためである。上記
の工程で得られた結晶性珪素膜は非晶質部分が多く残っ
ており、レーザーエネルギーの吸収率が多結晶珪素とか
なり異なるため、1回目の予備照射により、珪素膜に残
っている非晶質部分を結晶化する。2回目の本照射によ
り、結晶化を全体的に促進させる。この結果、珪素膜の
結晶性が均一になり、半導体半導体デバイスの特性が著
しく向上する。さらに、その均一性を高めるために、予
備照射と本照射において、ステージ10を90度回転し
て、ビームの走査方向を概略直交させるとよい。なお、
ステージ10の回転角度は90度に限るものではなく、
一般的には、ステージ10を(n/2+1/4)回転
(nは0 を含む自然数)させることにより、線状レー
ザーの走査方向を概略直交させることができる。
【0044】本実施例では、予備照射のエネルギーを2
00mJ/cm2 とし、本照射のエネルギーを300m
J/cm2 として、レーザーアニールを行なう。また、
レーザーの出力エネルギーは300mJ/cm2 とす
る。このエネルギーはレーザーが安定して出力される範
囲である。
【0045】予備照射の際には、図3に示す装置を使用
して、透過率85%、77%の減光フィルターをレーザ
ーの光路に挿入して、レーザービームの強度を200m
J/cm2 に減衰させる。次に、本照射の際には、これ
らの減光フィルターをレーザー光路から退避して、エネ
ルギーを減衰させずに、レーザー照射を行う。
【0046】なお、本照射のエネルギーがレーザーが安
定に出力されるエネルギー領域よりも低い場合には、本
照射時にも減光フィルターを用いることは言うまでもな
い。例えば、レーザーが安定に照射できるエネルギー範
囲が250mJ/cm2 以上であり、予備照射のエネル
ギーが170mJ/cm2 であり、本照射のエネルギー
が220mJ/cm2 でレーザー照射を行う場合を考え
る。この場合、レーザー出力を例えば300mJ/cm
2 に固定する。予備照射時は、4枚の減光フィルターを
すべて光路に挿入する。本照射時は、透過率92%と8
5%の減光フィルターを光路中から退避して、透過率9
6%と77%の減光フィルターを光路中に挿入したまま
にする。これにより。必要とするエネルギーで、レーザ
ーを照射することができる。
【0047】本実施例では、レーザーの出力を変化させ
ずに、減光フィルターを光路から挿脱するのみで、レー
ザーの照射エネルギーを変化することができるため、一
連のレーザー処理工程において、基板毎に照射回数、照
射エネルギーを任意に設定することができる。従って、
異なる性質の膜が形成された基板を一括して処理するこ
とができる。
【0048】一連のレーザー処理工程において、基板毎
に照射回数、照射エネルギー等を設定して、図1に示し
たレーザー装置のコントローラに記憶させておく。基板
をステージに載置し、アライメントをする。アライメン
ト終了後に、コントローラにより、ステージ10を往復
させながら、同一基板に複数回レーザーを照射する。こ
の間レーザーの出力は一定に保たれており、ステージ1
0の往路、復路で基板にレーザー照射が行われる度に、
コントローラは入力されたデータに従って、減光フィル
ターをレーザー光路に適宜に挿脱して、照射エネルギー
を調節する。さらに、ステージ10の軌道が、往路から
復路にもしくは復路から再び往路に変わる間に、少なく
とも1回、ステージ10が概略直角に回転されて、ビー
ムの走査方向を往路と復路で直交させている。これによ
り、レーザーが基板に均一に照射されるため、膜質をよ
り均一にすることができる。
【0049】〔実施例2〕実施例1に記載した珪素膜も
しくは珪素化合物膜に対するレーザー処理技術を、大量
生産性を有した産業用機械(マルチチャンバー化し、ロ
ボットアームによって基板の搬送を行う)で実施し、レ
ーザー照射時の基板の雰囲気調整をすることで基板間の
均質性を高める方法について述べる。
【0050】まず、装置を簡単に説明する。図4は装置
の上面から見た構成図であり、図5は装置を図4のA−
A’で切った断面図である。室41はレーザー照射室で
ある。基板を置く場所の下にはヒーターが埋め込まれて
おり、レーザー照射時に基板を所定の温度に保てるよう
になっている。室42は、加熱室であり、基板を加熱す
るためのホットプレートが配置されている。室43はレ
ーザー照射前の基板をストックしておく予備室であり、
この予備室43を介して、基板の搬入搬出を行うことが
できる。即ち、予備室43から装置内に基板の搬入が行
われ、予備室43から装置外に基板の搬出が行われる。
【0051】図中央の基板搬入室40には基板運搬用の
ロボットアーム44が設けられており、室41〜43間
で基板を移動するために使用する。また、これらの室4
1〜43は密封性を有しており、雰囲気制御ができるよ
う設計されている。また各部屋を仕切るためにゲイトバ
ルブ45〜47が設けられており、このゲイトバルブ4
5〜47を閉鎖することで、各室41〜43間における
雰囲気の混合を防止することができる。また各室41〜
43には、真空排気装置が個別に備えられており、必要
とする圧力に真空引きを行えるように構成されている。
【0052】また55で示されるのが、レーザー発振装
置であって、例えば図1に示すような構成を有すし、図
3に示すような減光フィルターシステムが内蔵されてお
り、減光フィルターを適宜に光路中に挿脱して、レーザ
ーのエネルギーを照射すべき大きさに減衰することがで
きる。
【0053】次に、装置使用方法について述べる。ま
ず、レーザー光を照射しようとする薄膜が成膜された複
数枚の基板をカートリッジに収納して、カートリッジご
と予備室43に搬入される。それから、4つの室40〜
43をすべて真空に引く。
【0054】真空中でのレーザー処理は気体の影響を受
けないので、レーザー処理の再現性が高まる。あるい
は、レーザー処理室を常に一定の雰囲気に保つことによ
っても再現性を保つという方法も、真空中で照射するの
と同等の効果を生む。この効果は特に大量生産の際に、
製品のばらつきを抑え、その製品の信頼性を高める上で
有用である。
【0055】そして、ゲイトバルブ45と47を開け、
基板搬入室40内に配置されたロボットアーム44を用
いて、基板を1枚づつ加熱室42に搬送する。加熱室4
2に移送された基板は、ホットプレート上に置かれ所定
の温度まで加熱される。
【0056】基板の加熱温度は200℃とする。この
間、ゲイトバルブ47を閉鎖しておくことは、不純物の
汚染を防止する点からは好ましいが、生産性の点からは
不利となる。ゲイトバルブ47を閉鎖するか否かは、実
施において適宜に選択すればよい。基板が充分温まった
ら、ロボットアーム44で基板をレーザー照射室41へ
搬出する。レーザー照射室41では実施例1と同様な条
件で、予備照射と本照射として、2回レーザー照射を行
なう。
【0057】基板の寸法が10cm×10cmであり、
被照射面でのレーザービームの面積は125mm×1m
mであり、ステ−ジの移動速度が2mm/sであるた
め、2回のレーザー照射に要する時間は100秒強とな
る。加熱室42で、基板が温たたまる時間は3分ほどで
ある。従って、一度にレーザーが照射される基板の枚数
の2倍の枚数の基板が加熱室42で一度に温められるよ
うにしておけば、より能率的になる。
【0058】予め、加熱室42で基板を所定の枚数温め
る。加熱終了後に、先ずその半数の基板を加熱室42か
らレーザー照射室41へ搬送して、レーザーを照射す
る。レーザー照射間に、予備室43から加熱室42に加
熱すべき基板を補充する。レーザー照射が終了後に、レ
ーザー処理済みの基板をレーザー照射室41から予備室
43に戻し、最初に搬入された基板の残り半数の基板を
加熱室42からレーザー照射室41に搬入して、レーザ
ーを照射する。このレーザー照射の終了後には、加熱室
42において、予備室43から補充された基板の加熱が
終了している。従って、以上の動作を連続的に繰り返す
ことにより、レーザー照射前に基板を温める時間を節約
することができるため、処理時間が短縮される。
【0059】一回のレーザー処理において、基板を温め
る時間3分であり、レーザー照射時間100秒であるた
め、合計約5分ほど要するが、図4、5に示す装置を用
いることで、処理時間を半分以下に抑えることが可能と
なる。また、処理すべき基板を全て予め予備室43に収
納することができるため、レーザー照射室41の雰囲気
が外部から汚染されないため、清浄な雰囲気(真空状態
も含む)中で連続してレーザーアニールを連続して行う
ことができる。
【0060】
【発明の効果】本発明に係るレーザー処理工程おいて
は、減光フィルターにより、レーザーの照射エネルギー
を調節するようにしたため、レーザーの出力を終始一定
に保つことができる。このため、使用するパルス発振レ
ーザーが安定するエネルギーで出力させても、このエネ
ルギーよりも低い任意のエネルギーで、レーザーを安定
に照射できるため、半導体デバイスとなるべき膜の均一
性を高めることができる。更に、複数回レーザー照射す
る場合でも、レーザー出力を変化させる必要がないの
で、レーザーを安定させる時間を省くことができる。特
に大量生産を行う場合に、作業能率向上やコストの削減
に多大な効果をもたらす。
【0061】本明細書で開示される発明は、半導体デバ
イスのプロセスに利用される全てのレーザー処理プロセ
スに利用できる。特に、半導体デバイスとしてTFTに
本発明を応用した場合に、例えば、本発明のレーザー処
理工程を結晶化工程に応用することにより、優れた結晶
性珪素膜を得ることができるため、TFTのしきい値電
圧の均一性を向上することができる。或いは、本発明の
レーザー処理工程をソース/ドレインの不純物元素の活
性化工程に応用することにより、TFTの電界効果移動
度、あるいはオン電流の均一性を向上できる。このよう
に本発明は工業上、有益なものと考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1のレーザー照射装置の構成図であ
る。
【図2】 レーザー光をビーム状にするための光学系の
配置図である。
【図3】 減光フィルターの概略の構成を示す図であ
る。
【図4】 実施例2のレーザー処理装置の上面図であ
る。
【図5】 実施例2のレーザー処理装置の側面図であ
る。
【符号の説明】
2 レーザー発振器 5、6 全反射ミラー 3 増幅器 4 光学系 7、8 全反射ミラー 31〜34 減光レンズ 10 ステージ 40 基板搬送室 41 レーザー照射室 42 加熱室 43 予備室 44 ロボットアーム 45〜47 ゲイトバルブ 55 レーザー発振装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイスが形成された基板もしく
    は半導体デバイスとなるべき物体が形成された基板に対
    して線状のレーザー光を走査しつつ照射する工程で、 レーザーが最も安定に発振できるエネルギーの範囲より
    低いエネルギーでレーザー照射を行う場合に、減光フィ
    ルターを1枚以上用いてエネルギー調節を行うことを特
    徴とするレーザー処理方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記基板は長方形で
    あることを特徴とするレーザー処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1において、同一基板に対しレー
    ザー照射を異なるエネルギーで2回以上行う工程で、照
    射エネルギーを変化させる場合に、レーザー出力そのも
    のは変えずに、前記減光フィルターを用いることにより
    照射エネルギーを変化させることを特徴とするレーザー
    処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3において、前記基板を(n/2
    +1/4)回転(nは0を含む自然数)させることによ
    り、前記基板に対する線状レーザーの走査方向を概略直
    角に変化させる工程を、上記複数回の照射と照射の間に
    少なくとも1回入れることを特徴とするレーザー処理方
    法。
  5. 【請求項5】 基板上に形成された珪素膜に対して線状
    のレーザー光を走査しつつ照射する工程で、レーザーが
    最も安定に発振できるエネルギーの範囲より低いエネル
    ギーでレーザー照射を行う場合に、減光フィルターを1
    枚以上用いてエネルギー調節を行うことを特徴とするレ
    ーザー処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項5において、前記珪素膜には高速
    のイオンが照射されたことを特徴とするレーザー処理方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項5において、前記珪素膜は固相成
    長法によって結晶化した膜であることを特徴とするレー
    ザー処理方法。
  8. 【請求項8】 請求項5において、前記珪素膜は非晶質
    状態であることを特徴とするレーザー処理方法。
  9. 【請求項9】 一定のエネルギーのレーザー光を減光フ
    ィルターを1枚以上用いてエネルギーを調節して、レー
    ザー光を照射する方法であって、 使用する前記減光フィルターの種類及び/又は枚数を少
    なくとも1回変更することを特徴とするレーザー処理方
    法。
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