JPH0888040A - スプリングピンコネクタ - Google Patents

スプリングピンコネクタ

Info

Publication number
JPH0888040A
JPH0888040A JP22170894A JP22170894A JPH0888040A JP H0888040 A JPH0888040 A JP H0888040A JP 22170894 A JP22170894 A JP 22170894A JP 22170894 A JP22170894 A JP 22170894A JP H0888040 A JPH0888040 A JP H0888040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
conductive pin
conductor
compression spring
pin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22170894A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Sekiguchi
茂美 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP22170894A priority Critical patent/JPH0888040A/ja
Publication of JPH0888040A publication Critical patent/JPH0888040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 相手の接触体に大きな接触圧を与えることが
でき、電気的接触抵抗が小さいスプリングピンコネクタ
を提供する。 【構成】 導電ピン2の端部に大径部2Aを有し、大径
部を絶縁ボディ1に形成した大径孔1Bに挿入し、導電
ピン2をこの大径部2Aに連通する小径部を通じて絶縁
ボディ1の外部に突出させ、大径部24の開口端を係止
導体4で塞ぐと共に、この係止導体4と大径部24との
間に圧縮バネ3を介挿し、圧縮バネ3の偏倚力によって
相手の接触体に接触圧を与える構造のスプリングピンコ
ネクタにおいて、係止導体4の内側に薄板バネ7を介挿
し、この薄板バネ7によって導電ピン2と端子5との間
の電気的導通性能を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば電池によって動
作する携帯用機器の電池と機器本体との間を電気的に接
続する部分等に用いられるスプリングピンコネクタに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、図10に示すように絶縁ボデ
ィ1の一つの面に導電ピン2が複数突設され、この導電
ピン2が絶縁ボディ1の内部に装着された圧縮バネ3
(図11参照)で弾性的に突出偏倚され、相手の接触体
(特に図示しない)が各導電ピン2の先端に圧接される
ことにより導電ピン2が圧縮バネ3の偏倚力に抗して絶
縁ボディ1内に後退し、相手の接触体の接触部分が多少
凹凸方向にバラツキがあっても、被接触体の全ての端子
が確実に各導電ピン2に接触できるように構成したスプ
リングピンコネクタが使用されている。
【0003】また、図12に示すように導電性チューブ
6の内部にスプリング3と導電ピン2を収納させ、導電
ピン2をスプリング3の偏倚力に従って導電ピン2を突
出偏倚させるチューブ構造のスプリングピンコネクタも
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10及び図12に示
した従来の構造によれば、導電ピン2と端子5との間の
導通は主に圧縮バネ3によって行われている。このため
圧縮バネ3は例えばリン青銅のような良質な導電性とバ
ネ性を持つバネ材を用いている。リン青銅は価格が高価
なためコストの低減に障害となる。またリン青銅から成
る圧縮バネ3のバネ性を確保する制限から圧縮バネ3の
形状を小型化することがむずかしい。このためコネクタ
全体の形状を小型化することもむずかしい。
【0005】一方、図12に示したチューブ構造のスプ
リングピンコネクタによれば、チューブ6の内径と導電
ピン2の大径部分との間の寸法精度を高く保たなければ
ならないから、この点で製造コストが高くなる欠点があ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では小型化して
も充分バネ力を得ることができるように圧縮バネをピア
ノ線によって形成する。ピアノ線の使用により増加した
導電ピンと端子との間の抵抗値は、圧縮バネと端子との
間に介挿した導電性の薄形バネによって低減させる。
【0007】従って、この発明によれば圧縮バネの小型
化によって全体として形状を小さくすることができる。
また小型化したにも係わらず導電ピンと端子との間の電
気抵抗が小さいスプリングピンコネクタを提供すること
ができる。
【0008】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。図1にお
いて図10及び図11と対応する部分には同一符号を付
して示す。この発明では絶縁ボディ1の一つの面に小径
孔1Aを形成し、この小径孔1Aに連通して大径孔1B
を形成する。大径孔1Bは絶縁ボディ1の他方の面に開
放される。図示の例では図2に示すように絶縁ボディ1
に5個の小径孔1Aを形成した場合を示す。小径孔1A
には導電ピン2が挿通される。導電ピン2の一端側には
大径部2Aを有し、大径部2Aは絶縁ボディ1に形成し
た大径孔1Bに収納される。なお、図2は図1に示すA
−A線上の断面を示す。
【0009】大径孔1Bは図3に示すように円孔1Bの
側部に4本の溝1Cを有し、この溝1Cに図4に示す係
止導体4を圧入し、大径孔1Bの開口面を閉塞する。つ
まり係止導体4は図4に示すように導電板をコ字状に折
り曲げて形成した一対の脚4A,4Bを有し、この脚4
A,4Bを溝1Cに圧入する。脚4A,4Bの側辺には
突起4Cを形成し、この突起4Cが溝1Cの側縁に喰い
込んで係止導体4を抜け止めする。
【0010】脚4A,4Bの間には図5に示す薄板バネ
7を介挿する。薄板バネ7は係止導体4と同様にコ字状
に折り曲げて形成した一対の脚7A,7Bを有する。脚
7A,7Bは途中で末広がりに開くように折目7Cを形
成する。この薄板バネ7を係止導体4の脚4Aと4Bの
間に介挿することにより、薄板バネ7の脚7Aと7Bが
図1に示すように折目7Cの部分が内側に脹らんだ状態
に装着される。
【0011】従って導電ピン2と一体に移動する大径部
2Aはその外周面に薄板バネ7が摺接し、導電ピン2と
係止導体4との間の接触を良好な状態に維持させる。係
止導体4の天井面には図4に示すように一対の舌片4D
を内側に切り起こして突出させる。この舌片4Dは薄板
バネ7に形成した孔7Dを通じて大径部2Aの頭部と対
向して配置され、圧縮バネ3の端部に係合させ圧縮バネ
3の端部を大径孔1Bの軸芯位置に保持させる。圧縮バ
ネ3の他端側は大径部2Aに形成した孔2AAに係合
し、こちら側も大径孔1Bの軸芯位置に支持する。係止
導体4の天井面の側辺から端子5が延長形成される。端
子5は図2に示すように絶縁ボディ1の側面から突出さ
れ、この突出部分がプリント配線基板の孔に差し込まれ
て半田付けされる。
【0012】この発明では上述したように薄板バネ7を
設けたことにより、導電ピン2と係止導体4との間の接
触が良好な状態に維持できる構造としたから、圧縮バネ
3は特に良導体で構成しなくてよく、大きな偏倚力を得
ることができるピアノ線によって構成することができ
る。ところで図2に示す符号8は導電ピン2に被せた絶
縁スリーブを指す。絶縁スリーブ8は導電ピン2の外周
を絶縁し、他の導電ピン2との間で導電性の異物によっ
て短絡事故を起こさないようにするために設けられる。
【0013】図6に図2に示したB−B線上の断面構造
を示す。図6に示すように絶縁スリーブ8を装着すべき
位置には図1に示した小径孔1Aより大きく、大径孔1
Bの直径より小さい中径孔1Cを形成し、この中径孔1
Cに絶縁スリーブ8を挿通させる。絶縁スリーブ8の端
部にはフランジ8Aを形成し、このフランジ8Aによっ
て絶縁スリーブ8を抜け止めすると共に、フランジ8A
と大径部2Aとの間に第2の圧縮バネ9を介挿する。第
2の圧縮バネ9は圧縮バネ3のバネ圧より弱いバネ圧の
圧縮バネを用いるものとする。
【0014】絶縁スリーブ8と大径部2Aとの間にわず
かなストロークSTが与えられる。圧縮バネ9のバネ圧
が圧縮バネ3のバネ圧より小さいとすれば、絶縁スリー
ブ8はストロークSTの範囲で導電ピン2とは別に単独
で移動することができる。この結果、相手の接触体が絶
縁スリーブ8の先端に当接すると、絶縁スリーブ8は単
独で絶縁ボディ1の中に入り込む方向に移動するから、
相手の接触体は導電ピン2の先端に接触することができ
る。相手の接触体が図6の状態で更に右方向に移動する
と、導電ピン2は圧縮バネ3を圧縮変形させながら絶縁
スリーブ8と共に右方向に移動することができる。この
状態では導電ピン2は相手の接触体に圧縮バネ3の偏倚
力に等しい力の接触圧を与える。
【0015】なお、上述では絶縁スリーブ8を、5本あ
る導電ピン2の中の1本だけ設けた場合を説明したが、
全ての導電ピン2に絶縁スリーブ8を付設してもよい。
図7はこの発明の変形実施例を示す。この例では絶縁ボ
ディ1の形状と、薄板バネ7の向きを係止導体4の脚4
A,4B(図9参照)と直交する向きに装着した点と、
係止導体4から端子5を直接延長形成した点が図1に示
した例と異なる点であり、その他の構成は図1の実施例
と同じである。ここで薄板バネ7の向きを係止導体4の
脚4A,4Bの向きと直交する向きに選定することによ
り、大径部1Bの直径を薄板バネ7の板厚とたわみ量に
相当する寸法だけ小さくすることができる。この結果、
隣接する導電ピン2の相互間のピッチP(図8参照)を
小さく採ることができる利点が得られる。その他の形状
の違いは本質的なものでなく、この実施例でも図1に示
した実施例と同等の作用効果を得ることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
薄板バネ7を導電ピン2と係止導体4との間に介挿し、
この薄板バネ7によって導電ピン2と係止導体4との間
の電気的な接触を維持させる構造としたから、圧縮バネ
3に導通性能を要求しなくても導電ピン2と係止導体4
との間の導通性能を良好な状態に保つことができる。
【0017】この結果、圧縮バネ3としてリン青銅より
抵抗値が高いピアノ線によって形成した圧縮バネを用い
ることができる。ピアノ線によって形成した圧縮バネは
バネ圧が大きく得られるから、バネの径を小さくしても
導電ピン2に大きいバネ圧を与えることができる。この
結果、絶縁ボディ1の形状を小さくすることができ、全
体の形状を小型化することができる。また相手の接触体
に強い接触圧を与えることができるから、電池等に確実
に接触させることができる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図。
【図2】図1に示した実施例の正面図。
【図3】図1に示した実施例に用いた大径孔の形状を説
明するための拡大平面図。
【図4】図1に示した実施例に用いた係止導体と端子の
構造を説明するための拡大斜視図。
【図5】図4と同様の薄板バネの構造を説明するための
拡大斜視図。
【図6】図2に示したB−B線上の断面図。
【図7】この発明の変形実施例を示す断面図。
【図8】図7に示した実施例の正面図。
【図9】図7に示した実施例に用いた係止導体と端子の
構造を説明するための拡大斜視図。
【図10】従来の技術を説明するための斜視図。
【図11】図10の断面図。
【図12】従来の技術の他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 絶縁ボディ 1A 小径孔 1B 大径孔 2 導電ピン 2A 大径部 3 圧縮バネ 4 係止導体 4A,4B 一対の脚 5 端子 7 薄板バネ 8 絶縁スリーブ 9 圧縮バネ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.一つの面に開口された複数の小径孔
    と、この小径孔に連通し上記一つの面と平行する他方の
    面に開口された複数の大径孔とが形成された絶縁ボディ
    と、 B.上記小径孔を貫通し軸芯方向に移動自在に配置され
    た導電性ピンと、 C.この導電ピンの上記大径孔側の端部に一体成形さ
    れ、上記大径孔の直径より小さい直径を持つ大径部と、 D.この大径部の端面に形成された孔と、 E.上記大径部に形成した孔に一端が係合し、上記導電
    ピンに偏倚力を与える圧縮バネと、 F.コ字状に折曲形成された一対の脚を有し、この一対
    の脚が上記大径孔に沿って軸心方向に形成した溝に圧入
    されて上記圧縮バネを圧縮変形させて係止する係止導体
    と、 G.この係止導体から一体に延長されて形成された複数
    の端子と、 H.上記係止導体と圧縮バネとの間に介挿され、上記係
    止導体のコ字状の脚に沿って配置され、上記係止導体と
    上記可動接触子との間を電気的に導通させる薄板バネ
    と、 によって構成したことを特徴とするスプリングピンコネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の導電ピンに絶縁スリーブ
    を導電ピンが内部で移動可能な状態で被せ、絶縁スリー
    ブの端部は上記大径孔内に挿入され、この端部に形成さ
    れたフランジによって抜け止めされると共に、上記圧縮
    バネより弱い第2の圧縮バネを上記フランジと上記大径
    部との間に介挿したことを特徴とするスプリングピンコ
    ネクタ。
JP22170894A 1994-09-16 1994-09-16 スプリングピンコネクタ Pending JPH0888040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22170894A JPH0888040A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 スプリングピンコネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22170894A JPH0888040A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 スプリングピンコネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0888040A true JPH0888040A (ja) 1996-04-02

Family

ID=16771033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22170894A Pending JPH0888040A (ja) 1994-09-16 1994-09-16 スプリングピンコネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0888040A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1040990A (ja) * 1996-07-19 1998-02-13 Yokowo Co Ltd スプリングコネクタおよびそれを用いた充電器
JP2005317227A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Shin Etsu Polymer Co Ltd 圧接挟持型コネクタ
JP2012064549A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Smk Corp スプリングコネクタ
US10058379B2 (en) 2011-06-14 2018-08-28 Jongju Na Electrically based medical treatment device and method
US10869812B2 (en) 2008-08-06 2020-12-22 Jongju Na Method, system, and apparatus for dermatological treatment

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1040990A (ja) * 1996-07-19 1998-02-13 Yokowo Co Ltd スプリングコネクタおよびそれを用いた充電器
JP2005317227A (ja) * 2004-04-27 2005-11-10 Shin Etsu Polymer Co Ltd 圧接挟持型コネクタ
US10869812B2 (en) 2008-08-06 2020-12-22 Jongju Na Method, system, and apparatus for dermatological treatment
JP2012064549A (ja) * 2010-09-17 2012-03-29 Smk Corp スプリングコネクタ
TWI485916B (zh) * 2010-09-17 2015-05-21 Smk Kk 彈簧連接器
US10058379B2 (en) 2011-06-14 2018-08-28 Jongju Na Electrically based medical treatment device and method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4208130B2 (ja) プラグ型電気コネクタ
TWI310617B (en) Connector device
JP3422485B2 (ja) ジャック
JP2005183025A (ja) スプリングコネクタ
US5338233A (en) Structure for electrically connecting a terminal and a wire
JPH09120850A (ja) 可撓性平形ケーブル及びこれを接続するためのコネクタ
JP3072071B2 (ja) コンタクト
US6022235A (en) Electric connector
US7448893B2 (en) Connector
JPH0888040A (ja) スプリングピンコネクタ
JP3516163B1 (ja) コネクタ
US7021958B2 (en) Connector assuring more reliable connection of a cable
CN112072330B (zh) 电连接结构体、电连接方法、电连接器以及电气装置
JP2757130B2 (ja) 平行基板用コネクタ
JP2601193Y2 (ja) 差込形接続端子
JP3926540B2 (ja) コネクタ
JPH0684682U (ja) 電線用コネクタ
JP2561030Y2 (ja) 差込み型コネクタ
JP3265196B2 (ja) ジャック
JPH0446393Y2 (ja)
JP2000021485A (ja) 接触子及びこの接触子を備えたコネクタ装置
JP3378991B2 (ja) フレキシブル基板用コネクタ
KR200264075Y1 (ko) 자동차용 커넥터 조립구조
JPH0328022B2 (ja)
JP2001204125A (ja) 圧接端子の接続構造