JPH088741B2 - 電力ケ−ブル伸縮吸収装置 - Google Patents

電力ケ−ブル伸縮吸収装置

Info

Publication number
JPH088741B2
JPH088741B2 JP61005370A JP537086A JPH088741B2 JP H088741 B2 JPH088741 B2 JP H088741B2 JP 61005370 A JP61005370 A JP 61005370A JP 537086 A JP537086 A JP 537086A JP H088741 B2 JPH088741 B2 JP H088741B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trapezoidal
bridge
power cable
pantograph
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61005370A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62163512A (ja
Inventor
孝志 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP61005370A priority Critical patent/JPH088741B2/ja
Publication of JPS62163512A publication Critical patent/JPS62163512A/ja
Publication of JPH088741B2 publication Critical patent/JPH088741B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、橋梁に電力ケーブルを添架布設する場合に
電力ケーブル等に対して加わる温度変化にともない生ず
る橋梁の伸縮を吸収する装置に関するものである。
(従来技術とその問題点) 一般に、電力ケーブルが直埋布設以外の管路布設及び
棚上布設などではケーブル自身の温度変化にともなう熱
膨張収縮分をケーブルの途中に設けたたるみ部分で吸収
し、ケーブルに過大な熱応力が生じないようにしてい
る。
このたるみ部分は、ケーブル製造上、輸送上、引込工
事上等の制約からケーブルの長さ200〜300m毎に設けら
れており、1ケ所のたるみ部分に加わるケーブル熱膨張
収縮分は通常100mm程度が最大値である。この程度の伸
縮を吸収するためのたるみ部分は、従来5〜10mのケー
ブル長に対して2〜4mのたるみ部分で構成されていた。
電力ケーブルを橋梁に添架布設する場合の電力ケーブ
ルの伸縮は橋梁の伸縮の影響により前述の最大値100mm
程度より大きくなる。添架する橋梁の長さ、構造等によ
っても異るが、ケーブルの吸収すべき最大伸縮量は一例
として1000mm程度で従来の地中管路布設の場合の10倍程
度にもなることがある。このような大きい伸縮量を1個
のたるみ部分で吸収することは不可能であって、スネー
ク状に複数個のたるみ部分を設ける必要があり、しかも
これらのたるみ部分がケーブルの伸縮量を均等に受けて
バランスしなければならない。このために、各たるみ部
分の支持クランプをギヤとラツク等で移動できるように
して、各たるみ部分の各節点の水平移動量が等差級数的
になるように移動させることにより解決することは既に
提案されている。(特公昭55-9889号) 第2図は電力ケーブルを橋梁に添架布設する場合にお
ける従来の電力ケーブル伸縮吸収装置を示す動作原理図
でスネーク状のたるみ部を3個とした場合のものであ
る。云わばひし型のパンタグラフからなるものである。
同図に示すように、右端の(e)を橋梁の固定端側への
固定点とし、左端の(a)を橋梁の移動端側即ち橋梁の
伸縮力が加わる点とする。(p),(c),(q),
(b),(d)はそれぞれ各節の結合で、(a)と共に
パンタグラフ支持面を移動できるようになっている。
(f),(g),(h),(i)は各可動ヒンジの中間
結合点で、(a)′,(b)′、(c)′,(d)′,
(p)′,(q)′はそれぞれ対応する点の移動した点
である。今(a)に橋梁の伸出し量mが加わると、
(a)は(a)′に、(b)は(b)′に、(c)は
(c)′に、(d)は(d)′に水平方向移動をし、点
線の形に移動する。パンタグラフの特性として、各節の
移動量は同一であるから、(a)→(a)′,(b)→
(b)′,(c)→(c)′,(d)→(d)′の水平
移動量はm,3/4m,2/4m,1/4mとなり、等差級数的である。
そして(b)→(b)′,(d)→(d)′の垂直移動
量はそれぞれ等しいkとなる。
この時電力ケーブル(1)は点線の形で移動し、スネ
ーク状彎曲部の頂点部の垂直移動量はnとなる。一般的
には、パンタグラフの垂直移動量kは電力ケーブル頂点
部の垂直移動量nとは等しくない。しかしパンタグラフ
の垂直方向の高さ寸法を電力ケーブルの垂直方向高さ
(たるみ巾)よりも大きく、選定することによりk≒n
とすることができ、パンタグラフと電力ケーブルのスネ
ーク部分とは結合することはできるが、このためには多
大の机上検討を要し、更には実験が必要であるという問
題点があった。
今一つの問題点としては、垂直方向に大きな添架スペ
ース(高さ)を要することである。橋梁上に前記のよう
な電力ケーブル伸縮吸収装置を添架する場合、そのスペ
ースは限られており、時には添架困難となる事態が生じ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前述の問題点を解決することを目的とした
ものであり、橋梁に電力ケーブルを添架布設した状態で
電力ケーブルに対して加わる橋梁の伸縮量を吸収する電
力ケーブル伸縮吸収装置において、橋梁に添って複数組
の台形状のパンタグラフ(2)を連続状に形成して一端
を橋梁の固定端側に固定すると共に、他端を橋梁の移動
端側に固定し、前記台形状のパンタグラフの斜辺を形成
するすべての台形リンク用アーム(4)のそれぞれの中
間位置に均等作動リンク用アーム(3)の一部を回転可
能なようにヒンジ構造にて次のように係合し、 橋梁の固定端側及び移動端側の斜辺を形成する台形
リンク用アームには均等作動リンク用アームの一端をそ
れぞれ 前記以外の斜辺を形成する台形リンク用アームには
均等作動リンク用アームの中間部でそれぞれ 更に、前記均等作動リンク用アーム(3)の端部同士
を順次回転可能なようにヒンジ構造にて係合して均等作
動リンク(5)を形成し、前記台形状のパンタグラフに
沿って電力ケーブルをスネーク状に添設し、スネーク状
彎曲部の頂点部を前記台形状のパンタグラフの短辺部の
中間部に、スネーク状彎曲部の変曲点を台形状パンタグ
ラフの斜辺部の中間部にそれぞれ固定してなることを特
徴とする電力ケーブル伸縮吸収装置を提供するものであ
る。
(実施例) 第1図は本発明の実施例の構成線図であり、スネーク
状のたるみ部を3個とした場合のものである。同図に示
すように右端の(S10)を橋梁の固定端側への固定点と
し、左端の(S1)を橋梁の移動端側(即ち橋梁の伸縮力
が加わる側)に固定するとともに橋梁に沿って(S2),
(S3),(S4),(S5),(S6),(S7),(S8),
(S9)で示される複数組の台形状のパンタグラフ(2)
を形成する。
この台形状パンタグラフ(2)だけでは、橋梁の伸出
し量mに対して、等差級数的な水平方向移動をしないの
で、等差級数的な水平方向移動をさせるために均等作動
リンク用アーム(3)(同図でt1〜t2,t2〜t4,t4
t6,t6〜t7)により均等作動リンク(5)(同図でt1
t2〜t4〜t6〜t7)を形成する。ここで重要なことは、均
等作動リンク用アーム(3)を台形状のパンタグラフ
(2)の斜辺を形成する台形リンク用アーム(4)の中
間位置に互いに2等分するように係合することにある。
即ち(S2〜t1)=(t1〜S3)=(S4〜t3)=(t3〜S5
=(S6〜t5)=(t5〜S7)=(S8〜t7)=(t7〜S9)で
あり、且つ(t1〜t2)=(t2〜t3)=(t3〜t4)=(t4
〜t5)=(t5〜t6)=(t6〜t7)とすることが必要であ
る。又、台形の短辺(S3〜S4,S5〜S6,S7〜S8)同士は
互いに等しい長さとする必要がある。
次に前記台形状のパンタグラフ(2)に沿って電力ケ
ーブル(1)をスネーク状に添設し、スネーク状彎曲部
の頂点部(V1),(V2),(V3)を前記台形状のパンタ
グラフの短辺部の中央部に固定する。同図からも明らか
な通り電力ケーブルのスネークの変曲点は(t1),
(t3),(t5),(t7)にそれぞれ位置するので、この
位置で台形リンク用アーム(4)に電力ケーブルを結合
すれば、電力ケーブルのスネーク部の挙動はより規則的
なものとなり好ましい。
本発明は、第2図に示す従来のひし形のパンタグラフ
からなる電力ケーブル伸縮吸収装置において、電力ケー
ブルのスネーク状彎曲部の頂点部とパンタグラフの節
(b)とのギャップ部分(y)をカットすることに端を
発したものであるが、単に同図中の(b),(d)の不
要部分をカットするのみでは作動せず、同図(c)部分
の頂点部に水平方向の直線部を設け(第1図中のS5〜S6
に相当)更には前述した如くに均等作動リンク(5)を
設けることにより等差級数的な水平移動することを、鋭
意検討の結果見い出し本発明に至ったものである。
尚次の係合点はいずれもヒンジ構造であることは言う
までもない。
台形リンク用アーム同士 (S2),(S3),(S4),(S5),(S6),(S7),
(S8),(S9) 均等作動リンク用アーム同士 (t2),(t4),(t6) 台形リンク用アームと均等作動リンク用アーム (t1),(t3),(t5),(t7) 次に、第3図に電力ケーブルのスネークを垂直方向に
3個設けた場合の本発明の実施例の側面図を示す。
同図で中央部のスネーク部のパンタグラフ部(同図中
のS5〜S6)はローラ又はスライド板(10)等を介して橋
桁(11a)上に設置し摺動する構造とすれば良い。又両
端部のパンタグラフ部(同図中のS3〜S4,S7〜S8)は橋
梁構造物を利用し吊下げても良いし、自立形としても良
い。又電力ケーブルはスネークの頂点部と更にその中間
部であるスネーク変曲点でそれぞれ固定形クリート
(9)及び回転形クリート(8)によりパンタグラフに
結合しているので、電力ケーブルの自重によって長期間
に垂れ下がる恐れがない。即ち以上のことから明らかな
通り本発明は電力ケーブルのスネーク方向が垂直、水
平、更には傾斜を持つたものでも適用可能であり、スネ
ークの数も3個に限らず更に多数個のスネーク数に対し
適用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明は次の効果を有する。
(1) 均等作動リンクを設けているので、橋梁の伸出
し量mに対して、複数組の台形状パンタグラフがそれぞ
れ均等に前記伸出し量mを分担するので、ケーブルのス
ネーク形状を設計通りに移動させることができ、信頼性
がより向上する。
(2) 従来のひし型パンタグラフと比較して高さがコ
ンパクトとなり、所要設置スペース(高さ)が少くてす
むので、従来のひし型パンタグラフでは設置不可能な設
置場所でも、本発明装置を適用すれば可能となる。
(3) 電力ケーブルはスネークの頂点部と更にその中
間部であるスネーク変曲点でそれぞれパンタグラフに結
合しているので、電力ケーブルの自重によって長期間に
垂れ下る恐れがなく、電力ケーブルのスネークの方向が
垂直、水平、更には傾斜を持つたものでも適用可能であ
り、その適用範囲が非常に広い。
(4) スネークの頂点部とパンタグラフとを固定して
いるのでスネークの形状設計及びパンタグラフの形状設
計が非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の構成線図、第2図は従来の電
力ケーブル伸縮吸収装置を示す動作原理図、第3図は本
発明の実施例の側面図である。 1は電力ケーブル、2は台形状のパンタグラフ、3は均
等作動リンク用アーム、4は台形リンク用アーム、5は
均等作動リンクである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】橋梁に電力ケーブルを添架布設した状態で
    電力ケーブルに対して加わる橋梁の伸縮量を吸収する電
    力ケーブル伸縮吸収装置において、橋梁に添って複数組
    の台形状のパンタグラフ(2)を連続状に形成して一端
    を橋梁の固定端側に固定すると共に、他端を橋梁の移動
    端側に固定し、前記台形状のパンタグラフの斜辺を形成
    するすべての台形リンク用アーム(4)のそれぞれの中
    間位置に均等作動リンク用アーム(3)の一部を回転可
    能なようにヒンジ構造にて次のように係合し、 橋梁の固定端側及び移動端側の斜辺を形成する台形
    リンク用アームには均等作動リンク用アームの一端をそ
    れぞれ 前記以外の斜辺を形成する台形リンク用アームには
    均等作動リンク用アームの中間部でそれぞれ 更に、前記均等作動リンク用アーム(3)の端部同士を
    順次回転可能なようにヒンジ構造にて係合して均等作動
    リンク(5)を形成し、前記台形状のパンタグラフに沿
    って電力ケーブルをスネーク状に添設し、スネーク状彎
    曲部の頂点部を前記台形状のパンタグラフの短辺部の中
    間部に、スネーク状彎曲部の変曲点を台形状パンタグラ
    フの斜辺部の中間部にそれぞれ固定してなることを特徴
    とする電力ケーブル伸縮吸収装置。
JP61005370A 1986-01-13 1986-01-13 電力ケ−ブル伸縮吸収装置 Expired - Lifetime JPH088741B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61005370A JPH088741B2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13 電力ケ−ブル伸縮吸収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61005370A JPH088741B2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13 電力ケ−ブル伸縮吸収装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62163512A JPS62163512A (ja) 1987-07-20
JPH088741B2 true JPH088741B2 (ja) 1996-01-29

Family

ID=11609280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61005370A Expired - Lifetime JPH088741B2 (ja) 1986-01-13 1986-01-13 電力ケ−ブル伸縮吸収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088741B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60230410A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 古河電気工業株式会社 長尺部材のオフセツト支持装置
JPS60230409A (ja) * 1984-04-27 1985-11-15 古河電気工業株式会社 長尺部材のオフセツト支持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62163512A (ja) 1987-07-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4155600A (en) Support for movable segments in a rack for a drum cutter mining machine
DK1703021T3 (en) VERY LARGE, BENDING DEFORMANCE RESISTANT AND CAMGANIC TROUSERS
JPS6136402A (ja) 橋面の連続舗装工法
JPH088741B2 (ja) 電力ケ−ブル伸縮吸収装置
JPH07336856A (ja) 橋梁添架ケーブルオフセット伸縮装置
US3648423A (en) Expansion joint
JPH11229325A (ja) 橋梁継目の水平リンク式伸縮装置
JPS60230409A (ja) 長尺部材のオフセツト支持装置
JP2585584Y2 (ja) ビル間連絡橋用支承
JPS5915219Y2 (ja) ケ−ブルの伸縮吸収装置
JP2005016098A (ja) 橋梁等の伸縮装置
JPH0243127Y2 (ja)
SU1283076A1 (ru) Механическа рука манипул тора
JP2019190008A (ja) 橋梁用伸縮装置の間詰め材
SU1139859A1 (ru) Механизированна крепь
JP3353700B2 (ja) 橋梁継目の渡り梁式伸縮装置
SU1644725A3 (ru) Гусенична цепь дл поддержани гибких элементов
JPH11229326A (ja) 橋梁継目の渡り桁式伸縮装置
SU1532676A2 (ru) Узел соединени строительных конструкций
JPH0147087B2 (ja)
JPH045107B2 (ja)
SU1543021A2 (ru) Узел соединения строительных конструкций
JP2007056489A (ja) 曲線橋用サイドブロック
SU1252464A1 (ru) Узел соединени меридиональных и диагональных элементов сетчатой оболочки вантовой градирни
JPH0534168Y2 (ja)