JPH088739A - Pllシンセサイザ回路 - Google Patents
Pllシンセサイザ回路Info
- Publication number
- JPH088739A JPH088739A JP6160743A JP16074394A JPH088739A JP H088739 A JPH088739 A JP H088739A JP 6160743 A JP6160743 A JP 6160743A JP 16074394 A JP16074394 A JP 16074394A JP H088739 A JPH088739 A JP H088739A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frequency
- vco
- output
- pll synthesizer
- signal
- Prior art date
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- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 スプリアス成分の低減されたPLLシンセ
サイザ回路を提供すること。 【構成】 VCO5の出力周波数信号はATT8によ
りレベルが減衰され、この減衰された周波数信号はバッ
ファアンプ9により必要なレベルまで増幅される。バッ
ファアンプ9の出力信号はプリスケーラで1/Pに分周
され、さらに分周器7で1/Nに分周されて位相比較器
3に入力される。位相比較器3には分周器Aで分周され
た基準周波数信号fcが入力されて、両入力信号の位相
差がなくなるようVCO5の周波数が制御されるため、
出力周波数fo=fc・N・Pとなる。ATT8および
バッファアンプ8によりVCO5の負荷変動を低減する
ことができる。
サイザ回路を提供すること。 【構成】 VCO5の出力周波数信号はATT8によ
りレベルが減衰され、この減衰された周波数信号はバッ
ファアンプ9により必要なレベルまで増幅される。バッ
ファアンプ9の出力信号はプリスケーラで1/Pに分周
され、さらに分周器7で1/Nに分周されて位相比較器
3に入力される。位相比較器3には分周器Aで分周され
た基準周波数信号fcが入力されて、両入力信号の位相
差がなくなるようVCO5の周波数が制御されるため、
出力周波数fo=fc・N・Pとなる。ATT8および
バッファアンプ8によりVCO5の負荷変動を低減する
ことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種チューナの局部発
振器等として用いられているPLLシンセサイザ回路に
関するものである。
振器等として用いられているPLLシンセサイザ回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】PLLシンセサイザ回路は、従来、BS
/CS放送チューナ、テレビジョン受像機のチューナの
局部発振器、ラジオ受信機のチューナの局部発振器や、
通信機一般の発振手段として使用されている。
/CS放送チューナ、テレビジョン受像機のチューナの
局部発振器、ラジオ受信機のチューナの局部発振器や、
通信機一般の発振手段として使用されている。
【0003】このような従来のPLLシンセサイザ回路
の回路構成を図2に示す。この図において、1は基準周
波数を発振する発振器、2は基準周波数を分周する分周
器A、3は分周器Aよりの出力信号と、分周器Bよりの
出力信号との位相を比較する位相比較器(P.C.)、
4は位相比較出力を濾波して誤差信号とするローパスフ
ィルタ(LPF)、5はLPF4よりの出力電圧に応じ
て発振周波数が制御される電圧制御発振器(VCO)、
6はVCO5により発振された周波数信号を分周するプ
リスケーラ(P.S.)、7はプリスケーラ6で分周さ
れた周波数信号をさらに分周する分周器Bである。
の回路構成を図2に示す。この図において、1は基準周
波数を発振する発振器、2は基準周波数を分周する分周
器A、3は分周器Aよりの出力信号と、分周器Bよりの
出力信号との位相を比較する位相比較器(P.C.)、
4は位相比較出力を濾波して誤差信号とするローパスフ
ィルタ(LPF)、5はLPF4よりの出力電圧に応じ
て発振周波数が制御される電圧制御発振器(VCO)、
6はVCO5により発振された周波数信号を分周するプ
リスケーラ(P.S.)、7はプリスケーラ6で分周さ
れた周波数信号をさらに分周する分周器Bである。
【0004】このPLLシンセサイザ回路の動作を説明
すると、発振器1より発振された基準周波数信号は分周
器Aで分周されて、基準周波数fcの信号とされて位相
比較器3の一方の入力信号とされる。また、電圧制御発
振器5より発振された周波数信号foはプリスケーラ6
により1/Pに分周されてfo/Pの周波数信号とさ
れ、さらに分周器7により1/Nに分周されてfo/
(N・P)の周波数信号とされ、位相比較器3の他方の
入力信号とされる。
すると、発振器1より発振された基準周波数信号は分周
器Aで分周されて、基準周波数fcの信号とされて位相
比較器3の一方の入力信号とされる。また、電圧制御発
振器5より発振された周波数信号foはプリスケーラ6
により1/Pに分周されてfo/Pの周波数信号とさ
れ、さらに分周器7により1/Nに分周されてfo/
(N・P)の周波数信号とされ、位相比較器3の他方の
入力信号とされる。
【0005】位相比較器3に入力された前記2つの入力
信号の位相差に応じた信号が、位相比較器3から出力さ
れてLPF4に入力される。この位相差信号は、LPF
4により濾波されて直流の誤差電圧とされてVCO5に
印加される。VCO5はLPF4より印加されている電
圧に応じた周波数で発振している。このような位相比較
器3、LPF4、VCO5、プリスケーラ6、分周器B
からなるループ回路は、基準周波数信号fcと周波数信
号fo/(N・P)との位相すなわち周波数が一致する
ようにVCO5の発振周波数foを制御するため、次式
が成立する。
信号の位相差に応じた信号が、位相比較器3から出力さ
れてLPF4に入力される。この位相差信号は、LPF
4により濾波されて直流の誤差電圧とされてVCO5に
印加される。VCO5はLPF4より印加されている電
圧に応じた周波数で発振している。このような位相比較
器3、LPF4、VCO5、プリスケーラ6、分周器B
からなるループ回路は、基準周波数信号fcと周波数信
号fo/(N・P)との位相すなわち周波数が一致する
ようにVCO5の発振周波数foを制御するため、次式
が成立する。
【0006】 fc=fo/(N・P) ・・・(1) この式を変形すると、 fo=fc・N・P ・・・(2)
【0007】従って、PLLシンセサイザ回路の出力周
波数foは、基準周波数fcのN・P倍の周波数とな
る。 なお、プリスケーラ6はVCO5の発振周波数が
高く、分周器Bが直接分周することができない場合、あ
るいは分周は可能であっても分周器Bのコストが高くな
ってしまう場合等に前記ループ内に挿入されており、そ
の分周比Pは固定とされている。一方、分周器Bは一般
に可変分周器とされており、その分周比Nを任意に設定
することにより、前記(2)式で演算される所望の出力
周波数foを得るようにしている。
波数foは、基準周波数fcのN・P倍の周波数とな
る。 なお、プリスケーラ6はVCO5の発振周波数が
高く、分周器Bが直接分周することができない場合、あ
るいは分周は可能であっても分周器Bのコストが高くな
ってしまう場合等に前記ループ内に挿入されており、そ
の分周比Pは固定とされている。一方、分周器Bは一般
に可変分周器とされており、その分周比Nを任意に設定
することにより、前記(2)式で演算される所望の出力
周波数foを得るようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位相比
較器3に入力されている基準周波数信号fcの周期で位
相比較器3の電流が変化しており、このため、位相比較
器3の入力インピーダンスは基準周波数fcの周期で変
動するようになる。すると、位相比較器3に接続されて
いる分周器Bの入力インピーダンスが変動するようにな
り、さらに、分周器Bに接続されているプリスケーラ6
の入力インピーダンスも変動するようになる。
較器3に入力されている基準周波数信号fcの周期で位
相比較器3の電流が変化しており、このため、位相比較
器3の入力インピーダンスは基準周波数fcの周期で変
動するようになる。すると、位相比較器3に接続されて
いる分周器Bの入力インピーダンスが変動するようにな
り、さらに、分周器Bに接続されているプリスケーラ6
の入力インピーダンスも変動するようになる。
【0009】ここで、プリスケーラ6はVCO5の負荷
となっていることから、プリスケーラ6の入力インピー
ダンスが変動すると、VCO5の負荷が変動したことに
なる。このようにVCO5の負荷が変動すると、VCO
5の発振周波数が負荷変動に応じて振られるようになる
ため、この振られた周波数成分がスプリアス成分として
出力に現れるようになる。
となっていることから、プリスケーラ6の入力インピー
ダンスが変動すると、VCO5の負荷が変動したことに
なる。このようにVCO5の負荷が変動すると、VCO
5の発振周波数が負荷変動に応じて振られるようになる
ため、この振られた周波数成分がスプリアス成分として
出力に現れるようになる。
【0010】ところで、PLLシンセサイザ回路からス
プリアス成分の含む周波数信号が出力されると、この周
波数信号が送信機や、受信機等の局部発振周波数信号と
して使用された場合に、送信系の隣接チャンネル漏洩電
力等のスプリアス特性が劣化したり、受信系の隣接チャ
ンネル妨害等の妨害特性が悪化するという問題点があっ
た。
プリアス成分の含む周波数信号が出力されると、この周
波数信号が送信機や、受信機等の局部発振周波数信号と
して使用された場合に、送信系の隣接チャンネル漏洩電
力等のスプリアス特性が劣化したり、受信系の隣接チャ
ンネル妨害等の妨害特性が悪化するという問題点があっ
た。
【0011】そこで、本発明はスプリアス成分の低減さ
れたPLLシンセサイザ回路を提供することを目的とし
ている。
れたPLLシンセサイザ回路を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のPLLシンセサイザ回路は、電圧制御発振
器と位相比較器とを少なくとも備えるPLLシンセサイ
ザ回路において、前記電圧制御発振器の出力を前記位相
比較器にフィードバックする経路内にアッテネータ回路
およびバッファアンプを少なくとも設けるようにしたも
のである。また、本発明のPLLシンセサイザ回路は、
前記経路内にプリスケーラおよび/または分周器をさら
に設けるようにしたものである。
に、本発明のPLLシンセサイザ回路は、電圧制御発振
器と位相比較器とを少なくとも備えるPLLシンセサイ
ザ回路において、前記電圧制御発振器の出力を前記位相
比較器にフィードバックする経路内にアッテネータ回路
およびバッファアンプを少なくとも設けるようにしたも
のである。また、本発明のPLLシンセサイザ回路は、
前記経路内にプリスケーラおよび/または分周器をさら
に設けるようにしたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、電圧制御発振器が受ける位相
比較器の入力インピーダンスの変動の影響を低減するこ
とができるため、電圧制御発振器の負荷変動が減少し、
PLLシンセサイザ回路から出力される周波数信号のス
プリアス成分を低減することができる。従って、受信系
の隣接チャンネル妨害特性を改善することができると共
に、送信系の隣接チャンネル漏洩電力等のスプリアス特
性を改善することができる。
比較器の入力インピーダンスの変動の影響を低減するこ
とができるため、電圧制御発振器の負荷変動が減少し、
PLLシンセサイザ回路から出力される周波数信号のス
プリアス成分を低減することができる。従って、受信系
の隣接チャンネル妨害特性を改善することができると共
に、送信系の隣接チャンネル漏洩電力等のスプリアス特
性を改善することができる。
【0014】
【実施例】本発明のPLLシンセサイザ回路の実施例の
回路構成を図1に示す。この図において、1は基準周波
数を発振する発振器、2は基準周波数を分周する分周器
A、3は分周器Aよりの出力信号と、分周器Bよりの出
力信号との位相を比較する位相比較器、4は位相比較出
力を濾波して誤差信号とするローパスフィルタ(LP
F)、5はLPF4よりの出力電圧に応じて発振周波数
が制御される電圧制御発振器(VCO)、6はVCO5
により発振された周波数信号を分周比Pで分周するプリ
スケーラ(P.S.)、7はプリスケーラ6で分周され
た周波数信号を分周比Nでさらに分周する分周器B、8
はVCO5より出力される周波数信号のレベルを減衰さ
せるアッテネータ(ATT)、9は必要な出力レベルを
得るためのバッファアンプである。
回路構成を図1に示す。この図において、1は基準周波
数を発振する発振器、2は基準周波数を分周する分周器
A、3は分周器Aよりの出力信号と、分周器Bよりの出
力信号との位相を比較する位相比較器、4は位相比較出
力を濾波して誤差信号とするローパスフィルタ(LP
F)、5はLPF4よりの出力電圧に応じて発振周波数
が制御される電圧制御発振器(VCO)、6はVCO5
により発振された周波数信号を分周比Pで分周するプリ
スケーラ(P.S.)、7はプリスケーラ6で分周され
た周波数信号を分周比Nでさらに分周する分周器B、8
はVCO5より出力される周波数信号のレベルを減衰さ
せるアッテネータ(ATT)、9は必要な出力レベルを
得るためのバッファアンプである。
【0015】この実施例のPLLシンセサイザ回路の動
作を説明すると、発振器1より発振された基準周波数信
号は分周器Aで分周されて、基準周波数fcの信号とさ
れて位相比較器3の一方の入力信号とされる。また、電
圧制御発振器5より発振された周波数信号foはプリス
ケーラ6により1/Pに分周されてfo/Pの周波数信
号とされ、さらに分周器7により1/Nに分周されてf
o/(N・P)の周波数信号とされ、位相比較器3の他
方の入力信号とされる。
作を説明すると、発振器1より発振された基準周波数信
号は分周器Aで分周されて、基準周波数fcの信号とさ
れて位相比較器3の一方の入力信号とされる。また、電
圧制御発振器5より発振された周波数信号foはプリス
ケーラ6により1/Pに分周されてfo/Pの周波数信
号とされ、さらに分周器7により1/Nに分周されてf
o/(N・P)の周波数信号とされ、位相比較器3の他
方の入力信号とされる。
【0016】位相比較器3に入力された前記2つの入力
信号の位相差に応じた信号が、位相比較器3から出力さ
れてLPF4に入力される。この位相差信号は、LPF
4により濾波されて直流の誤差電圧とされてVCO5に
印加される。VCO5はLPF4より印加されている電
圧に応じた周波数で発振している。さらに、VCO5よ
り出力される周波数信号は、ATT8によりそのレベル
が減衰され、次いでATT8により減衰された周波数信
号はバッファアンプ9に入力され、必要なレベルとなる
よう増幅されて、プリスケーラ6に入力される。
信号の位相差に応じた信号が、位相比較器3から出力さ
れてLPF4に入力される。この位相差信号は、LPF
4により濾波されて直流の誤差電圧とされてVCO5に
印加される。VCO5はLPF4より印加されている電
圧に応じた周波数で発振している。さらに、VCO5よ
り出力される周波数信号は、ATT8によりそのレベル
が減衰され、次いでATT8により減衰された周波数信
号はバッファアンプ9に入力され、必要なレベルとなる
よう増幅されて、プリスケーラ6に入力される。
【0017】このような位相比較器3、LPF4、VC
O5、ATT8、バッファアンプ9、プリスケーラ6、
分周器Bからなるループ回路は、基準周波数信号fcと
周波数信号fo/(N・P)との位相すなわち周波数が
一致するようにVCO5の発振周波数foを制御してい
るため、前記した(1)(2)式が成立する。
O5、ATT8、バッファアンプ9、プリスケーラ6、
分周器Bからなるループ回路は、基準周波数信号fcと
周波数信号fo/(N・P)との位相すなわち周波数が
一致するようにVCO5の発振周波数foを制御してい
るため、前記した(1)(2)式が成立する。
【0018】従って、この実施例のPLLシンセサイザ
回路の出力周波数foは、基準周波数fcのN・P倍の
周波数となる。なお、プリスケーラ6は、一般に2進カ
ウンタあるいはスワローカウンタが用いられており、V
CO5の発振周波数が高く、分周器Bが直接分周するこ
とができない場合、あるいは分周は可能であっても高速
動作させるために分周器Bのコストが高くなってしまう
場合等に前記ループ内に挿入されており、その分周比P
は固定とされている。
回路の出力周波数foは、基準周波数fcのN・P倍の
周波数となる。なお、プリスケーラ6は、一般に2進カ
ウンタあるいはスワローカウンタが用いられており、V
CO5の発振周波数が高く、分周器Bが直接分周するこ
とができない場合、あるいは分周は可能であっても高速
動作させるために分周器Bのコストが高くなってしまう
場合等に前記ループ内に挿入されており、その分周比P
は固定とされている。
【0019】一方、分周器Bは一般にプログラマブルカ
ウンタからなる可変分周器とされており、その分周比N
を任意に設定することにより、前記(2)式で演算され
る所望の出力周波数fcを得ることができる。この分周
比Nは一般に2進コードあるいはBCDコードとして与
えられており、マニュアルで与えることができることは
もちろんのこと、マイクロプロセッサ等の演算装置から
供給することもできる。
ウンタからなる可変分周器とされており、その分周比N
を任意に設定することにより、前記(2)式で演算され
る所望の出力周波数fcを得ることができる。この分周
比Nは一般に2進コードあるいはBCDコードとして与
えられており、マニュアルで与えることができることは
もちろんのこと、マイクロプロセッサ等の演算装置から
供給することもできる。
【0020】次に、ATT8とバッファアンプ9の作用
を説明すると、ATT8はVCO5の出力周波数信号の
レベルを減衰しているため、ATT8の出力側のインピ
ーダンス変動の影響がATT8の入力側に低減されて現
れるようになる。従って、VCO5の負荷変動はATT
8の減衰量に応じて低減されることになる。さらに、バ
ッファアンプ9はATT8で減衰されたレベルを補償し
て必要なレベルまで増幅するために設けられているので
あるが、このためだけではなく、バッファアンプ9の逆
方向アイソレーション特性によりプリスケーラ6の入力
インピーダンスの変動の影響を、バッファアンプ9の入
力側において低減するために設けられている。
を説明すると、ATT8はVCO5の出力周波数信号の
レベルを減衰しているため、ATT8の出力側のインピ
ーダンス変動の影響がATT8の入力側に低減されて現
れるようになる。従って、VCO5の負荷変動はATT
8の減衰量に応じて低減されることになる。さらに、バ
ッファアンプ9はATT8で減衰されたレベルを補償し
て必要なレベルまで増幅するために設けられているので
あるが、このためだけではなく、バッファアンプ9の逆
方向アイソレーション特性によりプリスケーラ6の入力
インピーダンスの変動の影響を、バッファアンプ9の入
力側において低減するために設けられている。
【0021】これにより、VCO5の負荷変動はATT
8の減衰量とバッファアンプ9の逆方向アイソレーショ
ンを加算した分だけ低減されるようになり、VCO5の
出力周波数の振られ方が減少することになる。従って、
VCO5出力すなわちPLLシンセサイザ回路出力のス
プリアス成分のレベルを低減することができるようにな
る。
8の減衰量とバッファアンプ9の逆方向アイソレーショ
ンを加算した分だけ低減されるようになり、VCO5の
出力周波数の振られ方が減少することになる。従って、
VCO5出力すなわちPLLシンセサイザ回路出力のス
プリアス成分のレベルを低減することができるようにな
る。
【0022】なお、発振器1としては一般に周波数安定
度の良好な水晶発振器が用いられ、PLLシンセサイザ
回路の出力周波数の安定度を向上するようにしている。
さらに、アッテネータはT型、π型等の一般的な抵抗減
衰回路を使用することができ、バッファアンプとしては
入力インピーダンスが高く出力インピーダンスの低いア
ンプが好適である。
度の良好な水晶発振器が用いられ、PLLシンセサイザ
回路の出力周波数の安定度を向上するようにしている。
さらに、アッテネータはT型、π型等の一般的な抵抗減
衰回路を使用することができ、バッファアンプとしては
入力インピーダンスが高く出力インピーダンスの低いア
ンプが好適である。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されているた
め、電圧制御発振器が受ける位相比較器の入力インピー
ダンスの変動の影響を低減することができ、電圧制御発
振器の負荷変動が減少するため、PLLシンセサイザ回
路から出力される周波数信号のスプリアス成分を低減す
ることができる。従って、受信系の隣接チャンネル妨害
特性を改善することができると共に、送信系の隣接チャ
ンネル漏洩電力等のスプリアス特性を改善することがで
きる。
め、電圧制御発振器が受ける位相比較器の入力インピー
ダンスの変動の影響を低減することができ、電圧制御発
振器の負荷変動が減少するため、PLLシンセサイザ回
路から出力される周波数信号のスプリアス成分を低減す
ることができる。従って、受信系の隣接チャンネル妨害
特性を改善することができると共に、送信系の隣接チャ
ンネル漏洩電力等のスプリアス特性を改善することがで
きる。
【図1】本発明のPLLシンセサイザ回路の実施例の回
路構成を示す図である。
路構成を示す図である。
【図2】従来のPLLシンセサイザ回路の回路構成を示
す図である。
す図である。
【符号の説明】 1 発振器 2 分周器A 3 位相比較器 4 ローパスフィルタ 5 電圧制御発振器 6 プリスケーラ 7 分周器B 8 アッテネータ 9 バッファアンプ
Claims (2)
- 【請求項1】 電圧制御発振器と位相比較器とを少なく
とも備えるPLLシンセサイザ回路において、 前記電圧制御発振器の出力を前記位相比較器にフィード
バックする経路内にアッテネータ回路およびバッファア
ンプを少なくとも設けるようにしたことを特徴とするP
LLシンセサイザ回路。 - 【請求項2】 前記経路内にプリスケーラおよび/また
は分周器をさらに設けることを特徴とする請求項1記載
のPLLシンセサイザ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16074394A JP3715335B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | Pllシンセサイザ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16074394A JP3715335B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | Pllシンセサイザ回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH088739A true JPH088739A (ja) | 1996-01-12 |
JP3715335B2 JP3715335B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=15721501
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16074394A Expired - Fee Related JP3715335B2 (ja) | 1994-06-21 | 1994-06-21 | Pllシンセサイザ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3715335B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6750708B2 (en) | 2001-03-12 | 2004-06-15 | Alps Electric Co., Ltd. | Miniaturized buffer amplifier and electronic circuit unit using same |
CN105406862A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-03-16 | 扬州海科电子科技有限公司 | 一种低杂散宽带10~20GHz锁相环装置 |
CN116886093A (zh) * | 2023-08-08 | 2023-10-13 | 深圳扬兴科技有限公司 | 一种压电实时时钟振荡器 |
-
1994
- 1994-06-21 JP JP16074394A patent/JP3715335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6750708B2 (en) | 2001-03-12 | 2004-06-15 | Alps Electric Co., Ltd. | Miniaturized buffer amplifier and electronic circuit unit using same |
CN105406862A (zh) * | 2015-12-07 | 2016-03-16 | 扬州海科电子科技有限公司 | 一种低杂散宽带10~20GHz锁相环装置 |
CN105406862B (zh) * | 2015-12-07 | 2019-01-08 | 扬州海科电子科技有限公司 | 一种低杂散宽带10~20GHz锁相环装置 |
CN116886093A (zh) * | 2023-08-08 | 2023-10-13 | 深圳扬兴科技有限公司 | 一种压电实时时钟振荡器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3715335B2 (ja) | 2005-11-09 |
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