JPH0887035A - アクティブマトリクス基板および該アクティブマトリクス基板を用いた液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス基板および該アクティブマトリクス基板を用いた液晶表示装置

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JPH0887035A
JPH0887035A JP24865094A JP24865094A JPH0887035A JP H0887035 A JPH0887035 A JP H0887035A JP 24865094 A JP24865094 A JP 24865094A JP 24865094 A JP24865094 A JP 24865094A JP H0887035 A JPH0887035 A JP H0887035A
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JP
Japan
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insulator
active matrix
matrix substrate
film
liquid crystal
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Application number
JP24865094A
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English (en)
Inventor
Yuuki Nakamura
有希 中村
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 薄膜二端子素子の電極を構成する導体と絶縁
体の剥離を防止した薄膜二端子素子、該薄膜二端子素子
を使用することにより、特性変化がなく、長期安定性や
信頼性の向上したアクティブマトリクス基板及び液晶表
示装置の提供及び該液晶表示装置における対向基板間で
の短絡を防止し、ラビング時の静電気による素子の絶縁
破壊や、機械的損傷を防ぎ、歩留まりを上げ生産性の向
上する。 【構成】 第一導体(下部電極)1と第二導体(上部電
極)4、およびこれら両導体間に介在する第一絶縁体2
を有する薄膜二端子素子をスイッチング素子として配設
したアクティブマトリクス基板において、少なくとも前
記薄膜二端子素子上に第二絶縁体3を有することを特徴
とするアクティブマトリクス基板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリクス基
板に関し、詳しくは、ワードプロセッサやパーソナルコ
ンピュータ、電子ブック等のフラットパネルディスプレ
イ等に好適に使用しうるアクティブマトリクス基板、特
に液晶表示装置のスイッチング素子として有用なアクテ
ィブマトリクス基板とアクティブマトリクス基板を用い
た液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来技術】近年、液晶表示装置は薄型軽量で、消費電
力が小さいという特色をもっていることから、ディスプ
レイとしての市場が急速に大きくなっている。特にOA
機器やTVには大面積液晶ディスプレイ使用の要望が強
く、そのため、アクティブマトリクス方式では各画素ご
とにスイッチング素子を設け電圧を印加するよう工夫さ
れている。前記スイッチング素子の一つとして薄膜二端
子素子が多く使われている。これは薄膜二端子素子がス
イッチングに好適な非線形の電流−電圧特性を示すため
である。従来からの二端子素子はガラスなどの絶縁性基
板上に下部電極としてAl、Ta、Ti、Cr等の金属
電極を設け、その上に前記金属の酸化物、窒化物などの
絶縁膜を設け、更にその上に上部電極としてAl、N
i、Cr等の金属電極を設けたMIM(Metal−I
nsurator−Metal)素子などが知られてい
る。MIM素子は、アクティブマトリクス基板作製時に
第一導体と絶縁体の組合せによっては、所定の形状にパ
ターンを形成した第一導体上に、蒸着法、スパッタリン
グ法、CVD(Chemical Vapor Dep
osition、化学気相成長)法などを用いて絶縁体
を作製する際に、絶縁体の付着力が不足して、膜剥がれ
が起きることがある。あるいは液晶表示装置完成後に、
徐々に微視的な剥離が生じ経時的信頼性が劣る場合があ
る。MIM素子を用いて、液晶表示装置の中間調表示を
行う場合には液晶への印加電圧はあるフレームの走査期
間内で時定数CLC・RON(液晶容量・MIM素子のオン
抵抗)により充電され、これによって液晶が駆動され
る。また特に、絶縁膜に金属酸化物を用いたMIM素子
(特開昭57−196589号、同62−62333号
等の公報に記載)の場合、絶縁膜は下部電極の陽極酸化
または熱酸化により形成されるため、工程が複雑であ
り、しかも高温熱処理を必要とし、また膜の制御性(膜
質及び膜厚の均一性及び再現性)に劣る上、基板が耐熱
材料に限られること、および、絶縁膜は物性が一定な金
属酸化物からなることなどから、素子の材料や特性を自
由に変えることが出来ず、設計上の自由度が狭いという
欠点が有る。これはアクティブマトリクス基板を用いた
液晶表示装置からの仕様を充分に満たすデバイスを設
計、作製することが困難で有ることを意味する。またこ
のように膜制御性が悪いと、素子特性としてのI−V特
性やI−V特性の対称性(プラスバイアス時とマイナス
バイアス時の電流比)のバラツキが大きくなるという問
題も生じる。その他、MIM素子を液晶表示装置に使用
する場合液晶部容量/MIM素子容量比は一般に10以
上が望ましいが、金属酸化物の場合は誘電率が大きいこ
とから素子容量も大きくなり、従って素子容量を減少さ
せること即ち素子面積を小さくするための微細加工を必
要とする。またこの場合、液晶材料封入前のラビング工
程等で絶縁膜が機械的損傷を受けることにより、微細加
工とも相まって歩留まり低下を来すという問題も有る。
ツイストネマチック、スーパーツイストネマチック方式
の液晶表示装置は、電圧による液晶のネマチック相の複
屈折変化を利用する。通常のツイストネマチック液晶表
示装置では、あらかじめ表面に配向層を設け、綿、ナイ
ロン、テトロン製のラビング布などで配向処理を施した
上下の基板の周辺をシールし配向処理面を内側にして貼
りあわせた空セルを作製し、その注入口から液晶を注入
する。一般に液晶表示素子の基板間隔を保持するために
は、球形あるいは棒状のプラスチックまたはガラス製の
スペーサーを配向処理した後の基板上に散布したり、非
画素部に突起を設けるなどしている。従来技術ではアク
ティブマトリクス基板作製時に第一導体と絶縁体の組合
せによっては、所定の形状にパターンを形成した第一導
体上に、蒸着法、スパッタリング法、CVD(Chem
ical Vapor Deposition、化学気
相成長)法などを用いて絶縁体を作製する際に、絶縁体
の付着力が不足して、膜剥がれが起きることがある。あ
るいは液晶表示装置完成後に、徐々に微視的な剥離が生
じ経時的信頼性が劣る場合がある。
【0003】
【発明の目的】本発明は、薄膜二端子素子の電極を構成
する導体と絶縁体の剥離を防止した薄膜二端子素子の提
供、及び該薄膜二端子素子を使用することにより、特性
変化がなく、長期安定性や信頼性の向上したアクティブ
マトリクス基板及び液晶表示装置の提供を目的とする。
さらに液晶表示装置における対向基板間での短絡を防止
し、ラビング時の静電気による素子の絶縁破壊や、機械
的損傷を防ぎ、歩留まりを上げ生産性の向上を目的とす
る。
【0004】
【発明の構成・動作】本発明は、第一導体(下部電極)
と第二導体(上部電極)の間に第一の絶縁体を有する薄
膜二端子素子を配設したアクティブマトリクス基板にお
いて、少なくとも上記素子部上に、第二の絶縁性薄膜を
有することにより、第一絶縁層の内部応力を第二絶縁層
で相殺または緩和することによって、前記目的を達成し
た。本発明の前記アクティブマトリクス基板の1例の製
造法及び構成を図1に基づいて説明する。ガラス、プラ
スチック板、プラスチックフィルム等の基板6上にA
l、Ta、Ti、Cr、Ni、Au、Cu、Ag、W、
Mo、Pt等の導電性薄膜を数十から数百nmの厚さに
成膜し、所定のパターンにエッチングして第1導体(下
部電極)1とする。次に絶縁膜を数十から数百nmの厚
さに製膜し所定のパターンにエッチングし、第一絶縁体
2を形成する。最後に上部電極3としてAl、Ta、T
i、Cr、Ni、Co、Fe、Au、Cu、Ag、W、
Mo、Pt等の導電性薄膜を数十nmから数百nmの厚
さに成膜し、所定のパターンにエッチングし第二導体
(上部電極)4を形成する。引き続き表示用電極5とし
てITO(Indium Tin Oxide)、Zn
O:Al、In23、SnO2等の透明導電性薄膜を数
十から数百nmの厚さに成膜し所定のパターンにエッチ
ングする。最後に第二絶縁体としてAl、Ta、Ti、
Cr、Ni、Au、Cu、Ag、W、Mo、Pt等の金
属の酸化物、窒化物、炭化物やSiNx、SiOx、S
iCx、硬質炭素、ポリイミド、ポリエチレン、ポリス
チレン等の絶縁膜を数nmから数百nmの厚さに形成し
少なくとも下部電極と第一絶縁体が積層される部分を含
むパターンにエッチングし、本発明のアクティブマトリ
クス基板を作製することができる。各薄膜の形成方法と
してはスパッタリング、蒸着法、CVD等の慣用の薄膜
の形成方法が採用できる。このようにして得られたアク
ティブマトリクス基板は、第一導体(下部電極)と第二
導体(上部電極)の間に絶縁体を有し、第二導体を表示
用電極に接続してなるアクティブマトリクス基板におい
て、第一導体と第一絶縁体の積層部に第二絶縁体が形成
されていることを特徴とする。また、本発明のアクティ
ブマトリクス基板の他の例としては、後記実施例2で作
製した図2に示すような構成のもの、および後記実施例
3で作製した図3に示すような構成のものが挙げられ
る。
【0005】本発明のアクティブマトリクス基板の第一
及び第二絶縁体は、SiNx、SiOx、SiCx、A
23、Ta25、硬質炭素、ポリイミド、ポリエチレ
ン、ポリスチレン等を、スパッタリング、蒸着法、陽極
酸化法、プラズマCVD、プラズマ重合法あるいは塗布
法等の方法により形成することが出来る。しかしなが
ら、前記アクティブマトリクス基板における第一絶縁体
は、比較的膜物性(ε、ρ)の制御が自由にできる硬質
炭素膜で形成されているのが有利である。絶縁体として
硬質炭素膜を用いることにより、素子特性制御範囲が広
く、加えて、他の絶縁体と比較して低温でしかも簡単な
工程で形成できる。すなわち、絶縁膜を構成する層とし
て硬質炭素膜を用いた場合この膜は 1)プラズマCVD法等の気相合成法で作製されるた
め、成膜条件によって物性が広範囲に制御でき、従って
デバイス設計の自由度が大きい、 2)硬質でしかも厚膜にできるため、機械的損傷を受け
がたく、また厚膜化によるピンホールの減少も期待でき
る、 3)室温付近の低温においても良質な膜を形成できるの
で、基板材質に制約がない、 4)膜厚、膜質の均一性に優れているため、薄膜デバイ
ス用として適している、 5)誘電率が低いので、高度の微細加工技術を必要とせ
ず、したがって素子の大面積化に有利である、 6)液晶駆動電圧のマージンが広がり多階調表示可能な
液晶表示装置を提供できる、 等の特徴を有し、このような絶縁膜を用いた薄膜二端子
素子は液晶表示用スイッチング素子として好適である。
【0006】図1および図2で表されたアクティブマト
リクス基板上の薄膜二端子素子の電流電圧特性(I−V
特性)を調べてみると、この特性は近似的に以下に示す
ような伝導式で表される。
【数1】 I:電流 V:印加電圧 κ:導電係数 β:プールフ
レンケル係数 n:キャリア密度 μ:キャリアモビリティ q:電子
の電荷量 Φ:トラップ深さ ρ:比抵抗 d:絶縁膜の膜厚 k:ボルツマン定数 T:雰囲気温度 ε:絶縁膜の比
誘電率
【0007】次に本発明において絶縁膜として好適に用
いられる硬質炭素膜について詳しく説明する。この膜
は、炭素および水素原子を主要な組織形成元素として非
晶質及び微結晶の少なくとも一方を含む硬質炭素膜(i
−C膜、ダイヤモンド状炭素膜、アモルファスダイヤモ
ンド膜、ダイヤモンド薄膜とも呼ばれる)からなってい
る。硬質炭素膜の一つの特徴は気相成長膜であるがため
に、後述するように、その諸物性が成膜条件によって広
範囲に制御できることである。従って、絶縁膜といって
もその抵抗値は半絶縁体から絶縁体までの領域をカバー
しており、この意味では本発明の薄膜二端子素子はMI
M素子はもちろんのこと、それ以外でも例えば特開昭6
1−260219号公報で言うところのMSI素子(M
etal−Semi−Insurator)やSIS
(半導体−絶縁体−半導体)であって、ここでの「半導
体」は不純物を高濃度にドープさせたものであるとして
も位置付けられるものである。なお、この硬質炭素膜中
には、さらに物性制御範囲を広げるために、構成元素の
一つとして少なくとも周期律表第III属元素を全構成元
素に対し5原子%以下、同じく第IV属元素を35原子%
以下、同じく第V属元素を5原子%以下、アルカリ土類
金属元素を5原子%以下、アルカリ金属元素を5原子%
以下、窒素原子を5原子%以下、酸素原子を5原子%以
下、カルコゲン元素を35原子%以下、またはハロゲン
元素を35原子%以下の量で含有させても良い。これら
元素または原子の量は元素分析の常法、例えばオージェ
分析によって測定することができる。または、この量の
多少は原料ガスに含まれる他の化合物の量や成膜条件で
調節可能である。こうした硬質炭素膜を形成するために
は有機化合物ガス、特に炭化水素ガスが用いられる。こ
れら炭素原料における相状態は常温常圧において必ずし
も気相である必要はなく、加熱あるいは減圧等により溶
融、蒸発、昇華を経て気化しうるものであれば、液相で
も固相でも使用可能である。炭素原料ガスとしての炭化
水素ガスについては、例えばCH4、C38、C410
のパラフィン系炭化水素、C24等のオレフィン系炭化
水素、ジオレフィン系炭化水素、アセチレン系炭化水
素、さらには芳香族炭化水素など全ての炭化水素を少な
くとも含むガスが使用可能である。本発明における原料
ガスからの硬質炭素膜の形成方法としては、成膜活性種
が、直流、低周波、高周波、あるいはマイクロ波等を用
いたプラズマ法により生成されるプラズマ状態を経て形
成される方法が好ましいが、より大面積化、均一性向上
および/または低温成膜の目的で低圧下で堆積を行わせ
しめるのには磁界効果を利用する方法がさらに好まし
い。また、高温における熱分解によっても活性種を形成
できる。その他にも、イオン化蒸着法、あるいはイオン
ビーム蒸着法等により生成されるイオン状態を経て形成
されても良いし、真空蒸着法、あるいはスパッタリング
法等により生成される中性粒子から形成されても良い
し、さらには、これらの組合せにより形成されても良
い。こうして作製される硬質炭素膜の堆積条件の一例は
プラズマCVDの場合、概ね次の通りである。 RF出力:0.01〜50W/cm2 圧 力:10-3〜10torr 堆積温度:室温〜950℃で行うことができるが、好ま
しくは室温〜300℃。 このプラズマ状態により原料ガスがラジカルとイオンに
分解され反応することによって、基板上に炭素原子Cと
水素原子Hとからなるアモルファス(非晶質)及び微結
晶(結晶の大きさは数nmから数百nm)の少なくとも
一方を含む硬質炭素膜が堆積する。硬質炭素膜の諸特性
を表1に示す。
【0008】
【表1】 注)測定法: 比抵抗(ρ):コプレナー型セルによるI−V特性より
求める。 光学的バンドギャップ(Egopt):分光特性から吸
収係数(α)を求め
【数2】(αhν)1/2=β(hν−Egopt) の関係より決定する。 膜中水素量〔C(H)〕:赤外吸収スペクトルから29
00cm-1付近のピークを積分し吸収断面積Aをかけて
求める。すなわち、
【数3】〔C(H)〕=A・∫α(ν)/ν・dν SP3/SP2比:赤外吸収スペクトルをSP3、SP2
それぞれ帰属されるガウス関数に分解し、その面積比よ
り求める。 ビッカース硬度(H):マイクロビッカース計による。 屈折率(n):エリプソメーターによる。 欠陥密度:ESRによる。
【0009】こうして形成される硬質炭素膜はIR吸収
法およびラマン分光法による分析の結果、それぞれ図4
および図5に示すように炭素原子がSP3の混成軌道と
SP2の混成軌道とを形成した原子間結合が混在してい
ることが明らかになっている。SP3結合とSP2結合の
比率は、IRスペクトルをピーク分離することで概ね推
定できる。IRスペクトルには、2800〜3150c
-1に多くのモードのスペクトルが重なって測定される
が、それぞれの波数に対応するピークの帰属は明らかに
なっており、図6に示したガウス分布によってピーク分
離を行い、それぞれのピーク面積を算出し、その比率を
求めればSP3/SP2を知ることができる。また、前記
の硬質炭素膜は、X線及び電子線回折分析によればアモ
ルファス状態(a−C:H)および/または数nm〜数
百nm程度の微結晶粒を含むアモルファス状態にあるこ
とがわかる。一般に量産に適しているプラズマCVD法
の場合には、RF出力が小さいほど膜の比抵抗値及び硬
度が増加し、また低圧力なほど活性種の寿命が増加する
ために、基板温度の低温化、大面積での均一化が図ら
れ、かつ比抵抗、硬度が増加する傾向にある。さらに、
低圧力ではプラズマ密度が減少するため、磁場閉じ込め
効果を利用する方法は、比抵抗の増加には特に効果的で
ある。さらにまた、この方法(プラズマCVD法)は常
温〜150℃程度の比較的低い温度条件でも、同様に良
質の硬質炭素膜を形成できるという特徴を有しているた
め、薄膜二端子素子製造プロセスの低温化には最適であ
る。従って、使用する基板材料の選択自由度が広がり、
基板温度をコントロールしやすいために均一な膜が得ら
れるという特徴を持っている。硬質炭素膜の構造、物性
は表1に示したように、広範囲に制御可能であるため、
デバイス特性を自由に設計できる利点も有る。さらには
膜の誘電率も3〜5と従来のMIMに使用されていたT
25、Al23、SiNxなどと比較して小さいた
め、同じ電気容量を持った素子を作る場合、素子サイズ
が大きくても済むので、それほど微細加工を必要とせ
ず、歩留まりが向上する(駆動条件の関係からLCDと
MIMの容量比はCLCD/CMIM=10:1程度必要であ
る)。さらに膜の硬度が高いため、液晶材料封入時のラ
ビング工程による素子の損傷が少なく、この点からも歩
留まりが向上する。
【0010】液晶駆動用薄膜二端子素子として好適な硬
質炭素膜は、駆動条件から膜厚が10〜800nm、比
抵抗が106〜1012Ω・cmの範囲であることが有利
である。なお、駆動電圧と耐圧(絶縁破壊電圧)とのマ
ージンを考慮すると膜厚は20nm以上であることが望
ましく、また、画素部と薄膜二端子素子の段差(セルギ
ャップ差)に起因する色ムラが実用上問題とならないよ
うにするには膜厚は600nm以下であることが望まし
いことから、硬質炭素膜の膜厚は20〜600nm、比
抵抗は5×105〜1012Ω・cmであることがより好
ましい。硬質炭素膜のピンホールによる素子の欠陥数は
膜厚の減少にともなって増加し、30nm以下では特に
顕著になること(欠陥数は1%を越える)、及び、膜厚
の面内均一性(ひいては素子特性の均一性)が確保でき
なくなる(膜厚制御の精度は3nm程度が限度で、膜厚
のバラツキが10%を越える)ことから、膜厚は30n
m以上であることがより望ましい。また、ストレスによ
る硬質炭素膜の剥離が起こりにくくするため、及び、よ
り低デューティ比(望ましくは1/1000以下)で駆
動するために、膜厚は400nm以下であることがより
好ましい。これらを総合して考慮すると、硬質炭素膜の
膜厚は30〜400nm、比抵抗は107〜1011Ω・
cmであることが一層好ましい。
【0011】本発明のアクティブ基板の第二絶縁体は第
一絶縁体にくらべ高絶縁性の薄膜がより好ましく、第二
導体、第一絶縁体、画素電極、基板等に良好な付着力を
示すものが好ましい。第二絶縁体を第一絶縁体と概ね同
じ構成元素を用いて作製することによって、フォトリソ
グラフィー法によって所定の形状に加工する際に、一つ
のレジストパターンで連続して、または同時にエッチン
グすることにより、工程数の低減を図り、生産性を向上
することを目的とする。また、画素電極部分を露出さ
せ、他の基板部分を可視光透過率が概ね5%以下、好ま
しくは2%以下の薄膜を第二絶縁体として用いることに
よって、高コントラストな液晶表示装置を作製すること
ができる。あるいは、第二絶縁体として透明な膜を用い
ることにより、前記のように画素上の第二絶縁体を除去
しなくても高い光透過率が得られ、工程の簡略化ができ
る。このアクティブマトリクス基板の第二絶縁体はSi
Nx、SiOx、SiOxNy、PSG(Phosph
orsilicate glass)、Al23、Ta
25、硬質炭素、ポリイミド、ポリエチレン、ポリスチ
レン等を、スパッタリング、蒸着法、陽極酸化法、プラ
ズマCVD、プラズマ重合法あるいは塗布法等の方法に
より形成することが出来る。第二絶縁体は 1)膜生成時に下地の変質、劣化等の影響が少ないこ
と、 2)低温で形成できる、 3)機械的強度が大きい、 4)基板、金属電極、第一絶縁体に対する付着力が大き
い、 5)高絶縁性(第一絶縁体と同等もしくはそれ以上)、 などの特性が要求される。特にプラズマCVDで作製し
た絶縁体膜の物性は、基板温度、原料ガス、ガス流量
比、生成圧力、RFパワー、RF周波数、電極構造、反
応容器構造、排気速度、プラズマ発生方式などの成膜パ
ラメータに大きく依存し、電気抵抗、硬度、内部応力等
を制御することが可能である。プラズマCVDの中でも
プラズマ重合法は、単量体ガスまたはその混合ガスをグ
ロー放電によって活性化しその重合膜を基板上に生成さ
せるものである。第二絶縁体は本発明の構成と作製方法
により、上記物質の中から選択される。特に画素電極上
に第二絶縁体を積層して用いる場合は、可視光透過率が
高いSiOx、PSG、Al23、Ta23などが特に
好適に用いられる。
【0012】以下、本発明の具体的実施態様を示す。 1. 第一導体(下部電極)と第二導体(上部電極)、
およびこれら両導体間に介在する第一絶縁体を有する薄
膜二端子素子をスイッチング素子として配設したアクテ
ィブマトリクス基板において、少なくとも前記薄膜二端
子素子上に第二絶縁体を有することを特徴とするアクテ
ィブマトリクス基板。 2. 前記1のアクティブマトリクス基板において、第
一導体と第一絶縁体の積層部に第二の絶縁体が形成され
ているアクティブマトリクス基板。 3. 前記1のアクティブマトリクス基板において、信
号電極の外部接続部を除く基板全体に、第二絶縁体が形
成されているアクティブマトリクス基板。
【0013】4. 前記1、2または3のアクティブマ
トリクス基板において、第一絶縁体、第二絶縁体あるい
は第一絶縁体と第二絶縁体の両方が硬質炭素膜で構成さ
れているアクティブマトリクス基板。 5. 前記1、2、3または4のアクティブマトリクス
基板において、第二絶縁体は第一絶縁体に比較して高絶
縁性のものであるアクティブマトリクス基板。 6. 前記1、2、3、4または5のアクティブマトリ
クス基板において、第一絶縁体の硬質炭素膜の膜厚が2
0〜600nm、好ましくは30〜400nm、また比
抵抗が5×105〜1012Ω・cm、好ましくは107
1011Ω・cmであるアクティブマトリクス基板。 7. 前記4、5または6のアクティブマトリクス基板
において、硬質炭素膜がプラズマCVD法で形成された
ものであるアクティブマトリクス基板。 8. 前記1、2、3、4、5、6または7のアクティ
ブマトリクス基板において、画素電極を含む部分に形成
された第二絶縁体が無色透明であるアクティブマトリク
ス基板。
【0014】9. 前記1、2、3、4、5、6または
7のアクティブマトリクス基板において、第二絶縁体が
遮光性を有し、かつ画素電極を含む部分が露出している
アクティブマトリクス基板。 10.前記9のアクティブマトリクス基板において、第
二絶縁体の可視光透過率が概ね5%以下、好ましくは概
ね2%以下であるアクティブマトリクス基板。 11.前記1、2、3、4、5、6、7、8、9または
10のアクティブマトリクス基板において、第二絶縁体
がプラズマ重合膜であるアクティブマトリクス基板。 12.前記1、2、3、4、5、6、7、8、9、10
または11のアクティブマトリクス基板において、第一
絶縁体と第二絶縁体が同じ主要構成元素からなるもので
あるアクティブマトリクス基板。 13.対向基板間に液晶層を挾持してなる液晶表示装置
において、前記1、2、3、4、5、6、7、8、9、
10、11または12のアクティブマトリクス基板を用
いたことを特徴とする液晶表示装置。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明する。
【0016】実施例1 図1に示すようにパイレックスガラス基板上にアクティ
ブマトリクスを以下のようにして設けた。まずTiをス
パッタリング法により約50nm厚に堆積後パターン化
して下部電極1を形成した。その後、第一絶縁体2とし
てプラズマCVDを用いて、硬質炭素膜を100nm堆
積した。これをドライエッチングによりパターン化し
た。続いてこの上にCrをスパッタリング法により約1
50nm堆積し、下部電極と交差するパターンでエッチ
ングし上部電極4を形成し、続いてITOをスパッタリ
ング法で約50nmの厚さに堆積し、ウェットエッチン
グして、表示用電極5を形成した。最後にプラズマCV
D法を用いてSiNxを約200nm堆積し第一絶縁体
と同じパターンでエッチングしたところ、絶縁体の剥離
が全く無く、また信頼性の高いアクティブマトリクス基
板を作製することができた。同じ条件でガラス基板上に
堆積した第一、第二絶縁体の応力を表面粗さ計を用いて
基板の変形量から測定したところ、それぞれ約−1GP
aと約0.5GPaで応力は積層部でほぼ打ち消しあっ
ていることがわかった。
【0017】実施例2 図2に示すようにパイレックスガラス基板上にアクティ
ブマトリクスを以下のようにして設けた。最初にITO
をスパッタリング法で約60nmの厚さに堆積し、ウェ
ットエッチングして、表示用電極5を形成した。次にC
rを蒸着法により約50nm厚に堆積後パターン化して
下部電極1を形成した。その上に第一絶縁体2としてプ
ラズマCVDを用いて、硬質炭素膜を100nm堆積し
た。この時の硬質炭素膜の成膜条件は以下の通りであ
る。 圧力 :0.05Torr CH4流量 :50SCCM RFパワー:0.5W/cm2 続いてこの上にNiをスパッタリング法により約120
nm堆積し、下部電極と交差するパターンでエッチング
し上部電極4を形成し、最後に第二絶縁体3として、プ
ラズマ重合ポリエチレン膜を以下の成膜条件で120n
m堆積した。 圧力 :1Torr C24流量 :50SCCM RFパワー:0.1W/cm2 最後にドライエッチング法により、第一、第二絶縁体を
同じパターンで同時にエッチングして、アクティブマト
リクス基板を作製した。本実施例では第二導体の上下に
絶縁体を形成しているために、第二導体の断線が少な
く、欠陥率が低いアクティブマトリクス基板を作製する
ことができた。
【0018】実施例3 上部電極4まで実施例2と同様に作製し、上部電極の外
部接続部をマスクし露出しないようにして、その他の基
板全面に透明で絶縁性の高いSiO2膜を反応性スパッ
タリング法により、約50nm堆積し、アクティブマト
リクス基板を作製した。本実施例では画素上の第二絶縁
層をエッチングする必要がないため、工程を短絡するこ
とができた。また、このアクティブマトリクス基板を用
いて、液晶表示装置を作製したところ、上下基板の配線
が短絡する確立が極めて低く、信頼性が非常に高いもの
であった。
【0019】実施例4 上部電極4まで実施例2と同様に作製し、黒色顔料を含
む感光性ポリイミドを約0.8μmの膜厚にスピン塗布
し、図4のように画素電極が露出するようにフォトリソ
グラフィ法により第二絶縁体を形成し、アクティブマト
リクス基板を作製した。更にこの基板を用いて透過型液
晶表示装置を作製したところ、高コントラストな液晶表
示装置が得られた。
【0020】実施例5 パイレックスガラス上に640×480画素の実施例2
のスイッチング素子を形成したアクティブマトリクス基
板を用いて、ツイストネマティック方式の液晶表示装置
を作製したところ、長期にわたって絶縁体の剥離が無い
ため欠陥が少なく、表示性能の高い液晶表示装置であっ
た。
【0021】
【作用効果】本発明のアクティブマトリクス基板は、長
期にわたって絶縁体及び上下電極の剥離が無いため欠陥
が少なく、また、該素子を使用することにより、表示性
能の高い液晶表示装置が提供された。 1.請求項1および2 少なくとも薄膜二端子素子上に、第二の絶縁性薄膜を有
することにより、第一絶縁層の内部応力を第二絶縁層で
相殺または緩和することによって、導体と絶縁体の剥離
を防止し、長期安定性や信頼性の向上したアクティブマ
トリクス基板が提供される。 2.請求項3 信号電極の外部接続部を除く基板全体に、第二絶縁体を
形成することにより、液晶表示装置における対向基板間
での短絡を防止し、生産性を向上させた。 3.請求項4 硬質炭素膜を用いることにより、素子特性制御の範囲が
広く、加えて、他の絶縁膜と比較して低温でしかも簡単
な工程で形成でき、また、膜制御性および機械的強度に
優れた低誘電率の絶縁膜を使用することにより、広範囲
のデバイス設計が可能となる。さらに液晶駆動電圧のマ
ージンが広がり多階調表示可能な液晶表示装置を提供す
ることができる。 4.請求項5 プラズマ重合法によると、単量体ガスまたはその混合ガ
スをグロー放電によって活性化しその重合膜を基板上に
生成させるものであり、またプラズマ重合膜を第二絶縁
体に用いることにより、無機薄膜と比較して柔らかい重
合膜が、後工程での素子の損傷を防止し、また、化学的
に安定な重合膜はイオン性不純物や汚染物質から素子を
保護し、歩留まりを向上させることができる。
【0022】5.請求項6 第二絶縁体として透明な膜を用いることにより、該アク
ティブマトリクス基板は画素上の第二絶縁体の除去する
ことなしに高い光透過率が得られ、その製造工程の簡略
化ができる。 6.請求項7 アクティブマトリクス基板の画素電極を除く部分に形成
された第二絶縁体の可視光透過率が、概ね5%以下、好
ましくは2%以下の薄膜を用いることによって、高コン
トラストな液晶表示装置を作製することができるアクテ
ィブマトリクス基板が提供される。 7.請求項8 前記各請求項のアクティブマトリクス基板を使用するこ
とにより、欠陥が少なく、かつ表示性能の高い液晶表示
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のアクティブマトリクス基板の構成を
示す図である。 (a)平面模式図 (b)断面模式図
【図2】実施例2のアクティブマトリクス基板の構成を
示す図である。 (a)平面模式図 (b)断面模式図
【図3】実施例3のアクティブマトリクス基板の構成を
示す図である。 (a)平面模式図 (b)断面模式図
【図4】本発明の絶縁体に使用した硬質炭素膜をラマン
分光法で分析した結果を示すスペクトル図である。
【図5】本発明の絶縁体に使用した硬質炭素膜をIR吸
収法で分析した結果を示すスペクトル図である。
【図6】本発明の絶縁体に使用した硬質炭素膜をIRス
ペクトルのガウス分布を示す。
【符号の説明】
1 下部電極 2 第一絶縁体 3 第二絶縁体 4 上部電極 5 画素電極 6 基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一導体(下部電極)と第二導体(上部
    電極)、およびこれら両導体間に介在する第一絶縁体を
    有する薄膜二端子素子をスイッチング素子として配設し
    たアクティブマトリクス基板において、少なくとも前記
    薄膜二端子素子上に第二絶縁体を有することを特徴とす
    るアクティブマトリクス基板。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクティブマトリクス基
    板において、第一導体と第一絶縁体の積層部に第二の絶
    縁体が形成されているアクティブマトリクス基板。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアクティブマトリクス基
    板において、信号電極の外部接続部を除く基板全体に、
    第二絶縁体が形成されているアクティブマトリクス基
    板。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載のアクティブ
    マトリクス基板において、第一絶縁体あるいは第一絶縁
    体と第二絶縁体の両方が硬質炭素膜で構成されているア
    クティブマトリクス基板。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載のアクテ
    ィブマトリクス基板において、第二絶縁体がプラズマ重
    合膜であるアクティブマトリクス基板。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載のア
    クティブマトリクス基板において、画素電極を含む部分
    に形成された第二絶縁体が無色透明であるアクティブマ
    トリクス基板。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    のアクティブマトリクス基板において、第二絶縁体が遮
    光性を有し、かつ画素電極を含む部分が露出しているア
    クティブマトリクス基板。
  8. 【請求項8】 対向基板間に液晶層を挾持してなる液晶
    表示装置において、請求項1、2、3、4、5、6また
    は7記載のアクティブマトリクス基板を用いたことを特
    徴とする液晶表示装置。
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