JPH088616Y2 - 魚釣用スピニングリール - Google Patents
魚釣用スピニングリールInfo
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- JPH088616Y2 JPH088616Y2 JP1989126661U JP12666189U JPH088616Y2 JP H088616 Y2 JPH088616 Y2 JP H088616Y2 JP 1989126661 U JP1989126661 U JP 1989126661U JP 12666189 U JP12666189 U JP 12666189U JP H088616 Y2 JPH088616 Y2 JP H088616Y2
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- JP
- Japan
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- shaft
- housing
- reverse rotation
- ratchet
- state
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、魚釣用スピニングリールに係り、特に、逆
転止め切換機構の構成を改良したものに関する。
転止め切換機構の構成を改良したものに関する。
魚釣用スピニングリールにおいて、釣りの最中に、ロ
ータの逆転止めを掛けたり(以下、アンチオンとい
う)、あるいは外したりする(以下、アンチオフとい
う)操作がなされる。
ータの逆転止めを掛けたり(以下、アンチオンとい
う)、あるいは外したりする(以下、アンチオフとい
う)操作がなされる。
このような操作を可能にしたものとして、例えば、実
公昭61−3324号公報、実公昭61−3325号公報、実開昭60
−67075号公報、実開平1−82766号公報に示すものがあ
る。
公昭61−3324号公報、実公昭61−3325号公報、実開昭60
−67075号公報、実開平1−82766号公報に示すものがあ
る。
上記従来の構成による次のような問題があった。ま
ず、実公昭61−3324号公報に示すものは、操作レバーを
操作することにより、アンチオン、アンチオフの切換を
なすものである。ところが、例えば、アンチオフ状態を
保持したい場合には、レバーを引いてその状態を保持し
ていなければならず、使いがってが悪いという問題があ
った。
ず、実公昭61−3324号公報に示すものは、操作レバーを
操作することにより、アンチオン、アンチオフの切換を
なすものである。ところが、例えば、アンチオフ状態を
保持したい場合には、レバーを引いてその状態を保持し
ていなければならず、使いがってが悪いという問題があ
った。
実公昭61−3325号公報に示すものは、操作レバーの操
作によって回動する摘手が、筺体より突出した構成にな
っているので、この摘手に釣り糸が引っ掛かり易いとい
う問題があった。
作によって回動する摘手が、筺体より突出した構成にな
っているので、この摘手に釣り糸が引っ掛かり易いとい
う問題があった。
実開昭60−67075号公報に示すものは、例えば、アン
チオフ状態を保持する場合には、操作レバーを操作する
他に、摘手の操作が必要となり、操作が繁雑であった。
チオフ状態を保持する場合には、操作レバーを操作する
他に、摘手の操作が必要となり、操作が繁雑であった。
実開平1−82766号公報に示すものは、実公昭61−332
5号公報に示されているものと同様に、筺体より突出し
て配置されたアンチレバーに、釣り糸が引っ掛かり易い
という問題があった。
5号公報に示されているものと同様に、筺体より突出し
て配置されたアンチレバーに、釣り糸が引っ掛かり易い
という問題があった。
本考案はこのような点に基づいてなされたものでその
目的とするところは、簡単な操作によって、アンチオン
又はアンチオフに切換えることができるとともに、別途
操作を要することなくその状態を保持することができ、
かつ、筺体より突出する部分を少なくして、釣り糸の引
っ掛かりを防止することを可能とした魚釣用スピニング
リールを提供することにある。
目的とするところは、簡単な操作によって、アンチオン
又はアンチオフに切換えることができるとともに、別途
操作を要することなくその状態を保持することができ、
かつ、筺体より突出する部分を少なくして、釣り糸の引
っ掛かりを防止することを可能とした魚釣用スピニング
リールを提供することにある。
上記目的を達成するべく本願考案は、操作ハンドル11
のマスターギヤ軸13と連動してローター5を回転させる
回転軸筒3に固着されたラチェット31と、筺体1に軸支
され該ラチェット31に対し係脱自在に設けられ、該操作
ハンドル11の逆転時に該ラチェット31に係合可能な逆転
止め爪33と、該筺体1内にその一端を挿入した状態で回
動可能に設けられた操作レバー39と、アンチオン方向に
付勢され該筺体1内に移動可能に配置され、該操作レバ
ー39と接続されて該操作レバーを回動操作することによ
り該付勢力に抗して移動して該逆転止め爪33を押圧可能
とし該逆転止め爪を回動させて該逆転止め爪とラチェッ
ト31との係合を解除するアンチシャフト43とを有する魚
釣用スピニングリールにおいて、筺体1に移動可能に取
付けられ、該操作レバー39を回動させて該アンチシャフ
ト43をアンチオフ方向に移動したときに該アンチシャフ
ト43と係合可能に設けられてアンチオフ状態を保持する
と共に、移動操作により該アンチシャフト43との係合を
解除して該アンチシャフトをアンチオン方向に戻すアン
チボタン53、53Aを具備する魚釣用スピニングリールを
提供している。
のマスターギヤ軸13と連動してローター5を回転させる
回転軸筒3に固着されたラチェット31と、筺体1に軸支
され該ラチェット31に対し係脱自在に設けられ、該操作
ハンドル11の逆転時に該ラチェット31に係合可能な逆転
止め爪33と、該筺体1内にその一端を挿入した状態で回
動可能に設けられた操作レバー39と、アンチオン方向に
付勢され該筺体1内に移動可能に配置され、該操作レバ
ー39と接続されて該操作レバーを回動操作することによ
り該付勢力に抗して移動して該逆転止め爪33を押圧可能
とし該逆転止め爪を回動させて該逆転止め爪とラチェッ
ト31との係合を解除するアンチシャフト43とを有する魚
釣用スピニングリールにおいて、筺体1に移動可能に取
付けられ、該操作レバー39を回動させて該アンチシャフ
ト43をアンチオフ方向に移動したときに該アンチシャフ
ト43と係合可能に設けられてアンチオフ状態を保持する
と共に、移動操作により該アンチシャフト43との係合を
解除して該アンチシャフトをアンチオン方向に戻すアン
チボタン53、53Aを具備する魚釣用スピニングリールを
提供している。
まず、アンチオン状態では、ハンドル逆転時逆転止め
爪が一方向に弾性付勢されていて、ラチェットに噛合し
た状態にあり、ロータの逆転は規制されている。
爪が一方向に弾性付勢されていて、ラチェットに噛合し
た状態にあり、ロータの逆転は規制されている。
その状態から操作レバーを回動操作すると、アンチシ
ャフトはアンチオン方向の付勢力に抗してアンチオフ方
向に移動し、逆転止め爪を回動させて逆転止め爪をラチ
ェットから離反させる。これによりアンチオフ状態が得
られる。またこのとき、アンチシャフトはアンチボタン
と係合しアンチシャフトのアンチオフの位置はアンチボ
タンによって保持されるので、アンチオフ状態が保持さ
れることになる。
ャフトはアンチオン方向の付勢力に抗してアンチオフ方
向に移動し、逆転止め爪を回動させて逆転止め爪をラチ
ェットから離反させる。これによりアンチオフ状態が得
られる。またこのとき、アンチシャフトはアンチボタン
と係合しアンチシャフトのアンチオフの位置はアンチボ
タンによって保持されるので、アンチオフ状態が保持さ
れることになる。
次にアンチボタンを移動操作すると、アンチシャフト
とアンチボタンとの係合が解除される。そのためアンチ
シャフトに付与されたアンチオン方向への付勢力によ
り、アンチシャフトはアンチオン方向に戻される。その
ことにより、逆転止め爪はアンチシャフトからの押圧を
受けなくなる。よって操作ハンドルを逆転させれば、逆
転止め爪がラチェットに係合して、アンチオン状態が得
られる。それによって、アンチシャフトによる逆転止め
爪の付勢状態も解除されて、アンチオン状態となる。
とアンチボタンとの係合が解除される。そのためアンチ
シャフトに付与されたアンチオン方向への付勢力によ
り、アンチシャフトはアンチオン方向に戻される。その
ことにより、逆転止め爪はアンチシャフトからの押圧を
受けなくなる。よって操作ハンドルを逆転させれば、逆
転止め爪がラチェットに係合して、アンチオン状態が得
られる。それによって、アンチシャフトによる逆転止め
爪の付勢状態も解除されて、アンチオン状態となる。
以下第1図ないし第4図を参照して本考案の一実施例
を説明する。
を説明する。
筺体1の前面側には、回転軸筒3が突出配置されてい
て、該回転軸筒3には、ロータ5が固定されている。
又、上記回転軸筒3内には、スプール軸7が配置されて
いて、このスプール軸7には、スプール9が固定されて
いる。
て、該回転軸筒3には、ロータ5が固定されている。
又、上記回転軸筒3内には、スプール軸7が配置されて
いて、このスプール軸7には、スプール9が固定されて
いる。
上記筺体1の一側には、操作ハンドル11が取付けられ
ており、その操作ハンドル11のマスターギヤ軸13には、
マスターギヤ15(第3図に示す)が固着されている。
ており、その操作ハンドル11のマスターギヤ軸13には、
マスターギヤ15(第3図に示す)が固着されている。
上記回転軸筒3には、ピニオンギヤ17が固着されてい
て、このピニオンギヤ17は上記マスターギヤ15に噛合し
ている。よって、操作ハンドル11を回動操作することに
より、マスターギヤ15、ピニオンギヤ17を介して、回転
軸筒3ひいてはロータ5を回転させることができる。
て、このピニオンギヤ17は上記マスターギヤ15に噛合し
ている。よって、操作ハンドル11を回動操作することに
より、マスターギヤ15、ピニオンギヤ17を介して、回転
軸筒3ひいてはロータ5を回転させることができる。
筺体1内であって、上記スプール軸7の下方には、オ
シレータ機構19が設置されている。すなわち、スプール
軸7の基端部には、オシレータ21が固定されていて、こ
のオシレータ21を貫通するようにトラバースカム23が配
置されている。
シレータ機構19が設置されている。すなわち、スプール
軸7の基端部には、オシレータ21が固定されていて、こ
のオシレータ21を貫通するようにトラバースカム23が配
置されている。
上記トラバースカム23の一端には、オシレートギヤ25
が固着されていて、このオシレートギヤ25には、回転軸
筒3に固着されたオシレートピニオンギヤ27が噛合して
いる。したがってハンドル11の操作によって、ギヤ27、
25、トラバースカム23、オシレータ21を介してスプール
軸7が第1図中左右方向に往復動する。なお図中29はベ
ールアームである。
が固着されていて、このオシレートギヤ25には、回転軸
筒3に固着されたオシレートピニオンギヤ27が噛合して
いる。したがってハンドル11の操作によって、ギヤ27、
25、トラバースカム23、オシレータ21を介してスプール
軸7が第1図中左右方向に往復動する。なお図中29はベ
ールアームである。
回転軸筒3には、ラチェット31が固着されている。一
方、筺体1側には、逆転止め爪33がビス35を支点として
回動可能に取付けられており、マスターギヤ軸13の外周
に装着されたガイドスプリング37によって第2図におい
て反時計方向(一方向)に付勢されている。尚、ガイド
スプリング37は、その摩擦力によってマスターギヤ軸13
の外周に装着されており、逆転止め爪33に対する付勢力
は、この摩擦力によって確保される。
方、筺体1側には、逆転止め爪33がビス35を支点として
回動可能に取付けられており、マスターギヤ軸13の外周
に装着されたガイドスプリング37によって第2図におい
て反時計方向(一方向)に付勢されている。尚、ガイド
スプリング37は、その摩擦力によってマスターギヤ軸13
の外周に装着されており、逆転止め爪33に対する付勢力
は、この摩擦力によって確保される。
逆転止め爪33の一端33aは選択的にラチェット31に係
合可能であり、また他端33bは、後述するアンチシャフ
トの突起51と当接している。
合可能であり、また他端33bは、後述するアンチシャフ
トの突起51と当接している。
操作レバー39はピン41を支点として、筺体1に対して
回動可能に取付けられている。また操作レバー39の内方
端部は筺体1内に挿入されている。一方、筺体1内に
は、アンチシャフト43が図中左右方向にスライド可能に
配置されていて、このアンチシャフト43は、筺体1との
間に介挿されたアンチシャフトスプリング45によって、
図中右方向(一方向)に付勢されている。
回動可能に取付けられている。また操作レバー39の内方
端部は筺体1内に挿入されている。一方、筺体1内に
は、アンチシャフト43が図中左右方向にスライド可能に
配置されていて、このアンチシャフト43は、筺体1との
間に介挿されたアンチシャフトスプリング45によって、
図中右方向(一方向)に付勢されている。
又、上記アンチシャフト43の図中左端に突設された突
起47は、上記操作レバー39の端部に形成された係合部49
に係合している。したがって、操作レバー39を図中時計
方向(アンチオフ方向)に回動させることにより、アン
チシャフト43を、上記アンチシャフトスプリング45の付
勢力に抗して図中左側(他方向)にスライドさせる。
起47は、上記操作レバー39の端部に形成された係合部49
に係合している。したがって、操作レバー39を図中時計
方向(アンチオフ方向)に回動させることにより、アン
チシャフト43を、上記アンチシャフトスプリング45の付
勢力に抗して図中左側(他方向)にスライドさせる。
上記アンチシャフト43の図中右側には、別の突起51が
突設されていて、この突起51は、上記逆転止め爪33の他
端33bに係合している。よって、アンチシャフト43が図
中左側にスライドすることにより、逆転止め爪33は、ガ
イドスプリング37の摩擦力に抗して、図中時計方向(他
方向)に回動する。即ち、ガイドスプリング37はハンド
ル逆転時逆転止め爪33を反時計方向に付勢するものであ
るが、突起51の他端33bに対する付勢力がガイドスプリ
ング37のマスターギヤ軸13に対する摩擦力に打勝ち、逆
転止め爪33は、時計方向に回転し、このときガイドスプ
リング37はマスターギヤ軸13に対して滑ることとなる。
突設されていて、この突起51は、上記逆転止め爪33の他
端33bに係合している。よって、アンチシャフト43が図
中左側にスライドすることにより、逆転止め爪33は、ガ
イドスプリング37の摩擦力に抗して、図中時計方向(他
方向)に回動する。即ち、ガイドスプリング37はハンド
ル逆転時逆転止め爪33を反時計方向に付勢するものであ
るが、突起51の他端33bに対する付勢力がガイドスプリ
ング37のマスターギヤ軸13に対する摩擦力に打勝ち、逆
転止め爪33は、時計方向に回転し、このときガイドスプ
リング37はマスターギヤ軸13に対して滑ることとなる。
筺体1の図中右側には、アンチボタン53が筺体1の端
面に対して略面一の状態で、ピン55を支点として回動可
能に取付けられている。このアンチボタン53は、アンチ
ボタンスプリング57によって、図中反時計方向(一方
向)に回動付勢されている。
面に対して略面一の状態で、ピン55を支点として回動可
能に取付けられている。このアンチボタン53は、アンチ
ボタンスプリング57によって、図中反時計方向(一方
向)に回動付勢されている。
又、上記アンチボタン53の係止部59は、アンチシャフ
ト43より突設された突起61に選択的に係合する関係にあ
り、係合した場合には、アンチシャフト43の図中左側へ
のスライド状態を保持することになる。
ト43より突設された突起61に選択的に係合する関係にあ
り、係合した場合には、アンチシャフト43の図中左側へ
のスライド状態を保持することになる。
以上の構成を基にその作用を説明する。
まず、アンチオン状態から説明する。これは、第1図
及び第2図に示す状態であり、逆転止め爪33は、ハンド
ル逆転時ガイドスプリング37のマスターギヤ軸13に抱き
つきの収縮力から生じる摩擦力によって、図中反時計方
向に回動案内されていて、ラチェット31に噛合してい
る。したがって、ロータ5の逆転は規制された状態にあ
る。
及び第2図に示す状態であり、逆転止め爪33は、ハンド
ル逆転時ガイドスプリング37のマスターギヤ軸13に抱き
つきの収縮力から生じる摩擦力によって、図中反時計方
向に回動案内されていて、ラチェット31に噛合してい
る。したがって、ロータ5の逆転は規制された状態にあ
る。
次に、アンチオン状態からアンチオフ状態に切換える
場合であるが、この場合には、操作レバー39を手前に
(釣竿方向に)引くことにより、図中時計方向に回動さ
せる。この操作レバー39の回動によって、係止部49、突
起47を介して、アンチシャフト43が、アンチシャフトス
プリング45の付勢力に抗して図中左側にスライドする。
場合であるが、この場合には、操作レバー39を手前に
(釣竿方向に)引くことにより、図中時計方向に回動さ
せる。この操作レバー39の回動によって、係止部49、突
起47を介して、アンチシャフト43が、アンチシャフトス
プリング45の付勢力に抗して図中左側にスライドする。
上記アンチシャフト43のスライドによって、突起51を
介して、逆転止め爪33がガイドスプリング37の付勢力に
抗して、図中時計方向に回動する。これによって、逆転
止め爪33とラチェット31の噛合が解除されるので、アン
チオフ状態となる。
介して、逆転止め爪33がガイドスプリング37の付勢力に
抗して、図中時計方向に回動する。これによって、逆転
止め爪33とラチェット31の噛合が解除されるので、アン
チオフ状態となる。
その際、アンチボタン53の係止部59がアンチボタンス
プリング57の付勢力により、突起61に係合するので、ア
ンチシャフト43の図中左側へのスライド状態は保持され
ることになる。つまり、アンチオフ状態が保持されるこ
とになる。これが、第4図に示す状態である。
プリング57の付勢力により、突起61に係合するので、ア
ンチシャフト43の図中左側へのスライド状態は保持され
ることになる。つまり、アンチオフ状態が保持されるこ
とになる。これが、第4図に示す状態である。
次に、アンチオフ状態を解除してアンチオン状態に切
換える場合であるが、この場合には、アンチボタン53を
押圧操作すればよい。アンチボタン53の押圧操作によっ
て、アンチボタン53が図中時計方向に回動し、係止部59
と突起61との係合が解除されるので、アンチシャフト43
がアンチシャフトスプリング45によって、図中右側にス
ライドする。
換える場合であるが、この場合には、アンチボタン53を
押圧操作すればよい。アンチボタン53の押圧操作によっ
て、アンチボタン53が図中時計方向に回動し、係止部59
と突起61との係合が解除されるので、アンチシャフト43
がアンチシャフトスプリング45によって、図中右側にス
ライドする。
これによって、逆転止め爪33は突起51から解放され、
ハンドル逆転時逆転止め爪33もガイドスプリング37のマ
スターギヤ軸への抱きつき収縮力によって反時計方向に
案内回動せられ、ラチェット31に噛合して、アンチオン
状態となる。又、操作レバー39は、アンチシャフト43の
図中右側へのスライドによって、反時計方向に回動せら
れ、第1図及び第2図に示す状態になる。
ハンドル逆転時逆転止め爪33もガイドスプリング37のマ
スターギヤ軸への抱きつき収縮力によって反時計方向に
案内回動せられ、ラチェット31に噛合して、アンチオン
状態となる。又、操作レバー39は、アンチシャフト43の
図中右側へのスライドによって、反時計方向に回動せら
れ、第1図及び第2図に示す状態になる。
上述した実施例では、アンチボタン53の押圧操作によ
って瞬時にアンチオン状態が得られる構成を示したが、
第5図に示すようにアンチボタン53Aをスライド自在に
筺体1に取り付け、アンチボタンスプリング57Aを介し
て常には下方に付勢されるようにしてもよい。アンチボ
タン53Aをアンチボタンスプリング57Aの付勢力に抗して
上方にスライド操作することにより、係止部59Aがアン
チシャフト43の突起61から離反し第5図のようなアンチ
オン状態を得ることができる。この場合であってもアン
チボタン53Aは筺体1の端面に対して、略面一になるよ
うに取付けられている。
って瞬時にアンチオン状態が得られる構成を示したが、
第5図に示すようにアンチボタン53Aをスライド自在に
筺体1に取り付け、アンチボタンスプリング57Aを介し
て常には下方に付勢されるようにしてもよい。アンチボ
タン53Aをアンチボタンスプリング57Aの付勢力に抗して
上方にスライド操作することにより、係止部59Aがアン
チシャフト43の突起61から離反し第5図のようなアンチ
オン状態を得ることができる。この場合であってもアン
チボタン53Aは筺体1の端面に対して、略面一になるよ
うに取付けられている。
更に上述した実施例では、アンチボタン53の係止部59
とアンチシャフト43の突起61とが係合することでアンチ
オフ状態が維持されるよう構成されているが、操作レバ
ー39の内方端部に係止部を設け、アンチボタン53の内方
部を延設させて係止部と係合可能に設けても良い。
とアンチシャフト43の突起61とが係合することでアンチ
オフ状態が維持されるよう構成されているが、操作レバ
ー39の内方端部に係止部を設け、アンチボタン53の内方
部を延設させて係止部と係合可能に設けても良い。
加えて、上述した実施例では、ガイドスプリング37を
マスターギヤ軸13に取り付けているが、コイルスプリン
グを逆転止め爪33と筺体1の内壁面との間に介装させる
こともできる。
マスターギヤ軸13に取り付けているが、コイルスプリン
グを逆転止め爪33と筺体1の内壁面との間に介装させる
こともできる。
以上本実施例によると以下のような効果を奏すること
ができる。
ができる。
まず、アンチオン状態からアンチオフ状態に切換える
には、操作レバー39を手前に引くだけでよく、操作が簡
単である。又、その状態は、アンチボタン53によって自
動的に保持される。したがって、ロータの逆転防止が瞬
時にかつ確実に達成される。
には、操作レバー39を手前に引くだけでよく、操作が簡
単である。又、その状態は、アンチボタン53によって自
動的に保持される。したがって、ロータの逆転防止が瞬
時にかつ確実に達成される。
そして再度アンチオン状態に切換えたい場合には、単
にアンチボタンを押圧またはスライド操作するだけであ
り、この場合にも操作が簡単である。
にアンチボタンを押圧またはスライド操作するだけであ
り、この場合にも操作が簡単である。
更に、アンチボタンは、筺体1の端面に対して、略面
一になるように取付けられているので、筺体1より突出
する部分が殆どなく、よって釣り糸が引っ掛かるような
ことはない。
一になるように取付けられているので、筺体1より突出
する部分が殆どなく、よって釣り糸が引っ掛かるような
ことはない。
以上詳述したように本考案による魚釣用スピニングリ
ールによると、アンチオンとアンチオフとの切換操作が
極めて簡単であり、かつ、その状態が自動的に保持され
るので、逆転釣りがし易くなる等、使いがってが大幅に
向上する。
ールによると、アンチオンとアンチオフとの切換操作が
極めて簡単であり、かつ、その状態が自動的に保持され
るので、逆転釣りがし易くなる等、使いがってが大幅に
向上する。
又、筺体より突出する部分が少ないので、釣り糸の引
っ掛かりに対する懸念も解消される。
っ掛かりに対する懸念も解消される。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を示す図であっ
て、 第1図はアンチオン状態のリールを一部切り欠いて示す
側面図、 第2図は第1図の要部を拡大して示す側断面図、 第3図は第1図のIII−III断面図、 第4図はアンチオフ状態のリールを一部切り欠いて示す
側面図、 第5図はアンチボタンの変形例を示す断面図である。 1……筺体、3……回転軸筒、5……ロータ、11……操
作ハンドル、13……マスターギヤ軸、17……ピニオンギ
ヤ、31……ラチェット、33……逆転止め爪、39……操作
レバー、43……アンチシャフト、53……アンチボタン
て、 第1図はアンチオン状態のリールを一部切り欠いて示す
側面図、 第2図は第1図の要部を拡大して示す側断面図、 第3図は第1図のIII−III断面図、 第4図はアンチオフ状態のリールを一部切り欠いて示す
側面図、 第5図はアンチボタンの変形例を示す断面図である。 1……筺体、3……回転軸筒、5……ロータ、11……操
作ハンドル、13……マスターギヤ軸、17……ピニオンギ
ヤ、31……ラチェット、33……逆転止め爪、39……操作
レバー、43……アンチシャフト、53……アンチボタン
Claims (1)
- 【請求項1】操作ハンドルのマスターギヤ軸と連動して
ローターを回転させる回転軸筒に固着されたラチェット
と、 筺体に軸支され該ラチェットに対し係脱自在に設けら
れ、該操作ハンドルの逆転時に該ラチェットに係合可能
な逆転止め爪と、 該筺体内にその一端を挿入した状態で回動可能に設けら
れた操作レバーと、 アンチオン方向に付勢され該筺体内に移動可能に配置さ
れ、該操作レバーと接続されて該操作レバーを回動操作
することにより該付勢力に抗して移動して該逆転止め爪
を押圧可能とし該逆転止め爪を回動させて該逆転止め爪
とラチェットとの係合を解除するアンチシャフトとを有
する魚釣用スピニングリールにおいて、 該筺体に移動可能に取付けられ、該操作レバーを回動さ
せて該アンチシャフトをアンチオフ方向に移動したとき
に該アンチシャフトと係合可能に設けられてアンチオフ
状態を保持すると共に、移動操作により該アンチシャフ
トとの係合を解除して該アンチシャフトをアンチオン方
向に戻すアンチボタンを具備することを特徴とする魚釣
用スピニングリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989126661U JPH088616Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 魚釣用スピニングリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989126661U JPH088616Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 魚釣用スピニングリール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0365479U JPH0365479U (ja) | 1991-06-26 |
JPH088616Y2 true JPH088616Y2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=31674463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989126661U Expired - Lifetime JPH088616Y2 (ja) | 1989-10-31 | 1989-10-31 | 魚釣用スピニングリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088616Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60194976U (ja) * | 1984-01-11 | 1985-12-25 | リョービ株式会社 | 魚釣用スピニングリ−ルの逆転防止装置 |
JPH0750932Y2 (ja) * | 1987-11-24 | 1995-11-22 | リョービ株式会社 | スピニングリールの制動装置 |
-
1989
- 1989-10-31 JP JP1989126661U patent/JPH088616Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0365479U (ja) | 1991-06-26 |
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