JPH088416Y2 - 熱風配管用オリフィスの取付構造 - Google Patents
熱風配管用オリフィスの取付構造Info
- Publication number
- JPH088416Y2 JPH088416Y2 JP1991030577U JP3057791U JPH088416Y2 JP H088416 Y2 JPH088416 Y2 JP H088416Y2 JP 1991030577 U JP1991030577 U JP 1991030577U JP 3057791 U JP3057791 U JP 3057791U JP H088416 Y2 JPH088416 Y2 JP H088416Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- orifice
- hot air
- air piping
- mounting structure
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、熱風配管用オリフィス
の取付構造に関するものである。
の取付構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、熱風配管の途中に熱風流量を測定
するオリフィスを設ける場合、図３に示すように、配管
１の途中に対向フランジ部２ａ，２ｂを設け、この対向
部分に配管１の外径より大なる耐熱鋼（たとえば、Ｓｕ
Ｓ３１６）製オリフィス３を配設し、前記フランジ部２
ａ，２ｂとオリフィス３との間に、ヤーンロープパッキ
ン４を配し、前記ヤーンロープパッキン４の外方で両フ
ランジ部２ａ，２ｂを取付けボルト５により締め付け固
定するようにしていた。
するオリフィスを設ける場合、図３に示すように、配管
１の途中に対向フランジ部２ａ，２ｂを設け、この対向
部分に配管１の外径より大なる耐熱鋼（たとえば、Ｓｕ
Ｓ３１６）製オリフィス３を配設し、前記フランジ部２
ａ，２ｂとオリフィス３との間に、ヤーンロープパッキ
ン４を配し、前記ヤーンロープパッキン４の外方で両フ
ランジ部２ａ，２ｂを取付けボルト５により締め付け固
定するようにしていた。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記構
成のものでは、取付けボルト５を締め付けると、フラン
ジ部２ａ，２ｂの外方が内方に撓み、パッキン４が内方
に落下しやすくなる。また、鉄鋼用加熱炉等の大型燃焼
炉では、バーナ等の予熱空気として炉からの排ガス熱を
利用しているが、近年、この予熱空気温度は６００℃以
上にもなっている。このように、予熱空気（熱風）が高
温になると、前記パッキン４が熱収縮し、前記パッキン
４の落下傾向と相俟ってパッキン４のシール性が低下し
て熱風が漏れ、空燃比が変化するという問題を有する。
また、前記オリフィス３はフランジ部２ａ，２ｂ間のス
ペーサをも兼用するため、配管１の外径より大径のもの
であり、高価であるという問題をも有する。したがっ
て、本考案は取付けボルトを締め付けてもパッキンの落
下等がなくシール性が良好で、かつ、オリフィスの小型
化が図れる安価な熱風配管用オリフィスの取付構造を提
供することを目的とする。
成のものでは、取付けボルト５を締め付けると、フラン
ジ部２ａ，２ｂの外方が内方に撓み、パッキン４が内方
に落下しやすくなる。また、鉄鋼用加熱炉等の大型燃焼
炉では、バーナ等の予熱空気として炉からの排ガス熱を
利用しているが、近年、この予熱空気温度は６００℃以
上にもなっている。このように、予熱空気（熱風）が高
温になると、前記パッキン４が熱収縮し、前記パッキン
４の落下傾向と相俟ってパッキン４のシール性が低下し
て熱風が漏れ、空燃比が変化するという問題を有する。
また、前記オリフィス３はフランジ部２ａ，２ｂ間のス
ペーサをも兼用するため、配管１の外径より大径のもの
であり、高価であるという問題をも有する。したがっ
て、本考案は取付けボルトを締め付けてもパッキンの落
下等がなくシール性が良好で、かつ、オリフィスの小型
化が図れる安価な熱風配管用オリフィスの取付構造を提
供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記目的を達
成するために、熱風配管用オリフィスの取付構造を、熱
風配管の対向フランジ部間に、配管内径より大で、かつ
外径より小さい耐熱鋼製オリフィスと、該オリフィスの
外周に遊嵌状態で普通鋼製環状スペーサを配設するとと
もに、前記スペーサと各フランジ部の間に、各々ヤーン
ロープパッキンを取付けボルトの内外周側に位置するよ
うに配設したものである。
成するために、熱風配管用オリフィスの取付構造を、熱
風配管の対向フランジ部間に、配管内径より大で、かつ
外径より小さい耐熱鋼製オリフィスと、該オリフィスの
外周に遊嵌状態で普通鋼製環状スペーサを配設するとと
もに、前記スペーサと各フランジ部の間に、各々ヤーン
ロープパッキンを取付けボルトの内外周側に位置するよ
うに配設したものである。
【０００５】
【実施例】つぎに、本考案の一実施例を図１および図２
にしたがって説明する。図３と比較すれば明らかなよう
に、本考案においては、従来のオリフィス３を、安価な
普通鋼製の環状スペーサ６と、このスペーサ６内に遊嵌
され、かつ、配管１の内径より大きい、従来同様の耐熱
鋼製のオリフィス７とで構成し、前記スペーサ６とフラ
ンジ部２ａ，２ｂとの間に、図２に示すように、各々１
本のヤーンロープパッキン４を蛇行状態で配設し、両フ
ランジ部２ａ，２ｂをスペーサ６を介して取付けボルト
５で締め付けることにより、前記オリフィス７を配管
１，１内に取り付けたものである。なお、前記実施例で
は、ヤーンロープパッキン４を蛇行状態で配設したが、
２本のヤーンロープパッキンを取付けボルト５を挟んで
内外２重に配設してもよい。
にしたがって説明する。図３と比較すれば明らかなよう
に、本考案においては、従来のオリフィス３を、安価な
普通鋼製の環状スペーサ６と、このスペーサ６内に遊嵌
され、かつ、配管１の内径より大きい、従来同様の耐熱
鋼製のオリフィス７とで構成し、前記スペーサ６とフラ
ンジ部２ａ，２ｂとの間に、図２に示すように、各々１
本のヤーンロープパッキン４を蛇行状態で配設し、両フ
ランジ部２ａ，２ｂをスペーサ６を介して取付けボルト
５で締め付けることにより、前記オリフィス７を配管
１，１内に取り付けたものである。なお、前記実施例で
は、ヤーンロープパッキン４を蛇行状態で配設したが、
２本のヤーンロープパッキンを取付けボルト５を挟んで
内外２重に配設してもよい。
【０００６】
【考案の効果】以上の説明で明らかなように、本考案に
よれば、従来の高価な材質からなるオリフィスを、安価
な普通鋼製のスペーサと従来より小型のオリフィスとで
構成したため、オリフィスは安価である。しかも、取付
けボルトの内外周側にヤーンロープパッキンが介在して
いるため、取付けボルトを締め付けても平行締め付けと
なり、フランジ部の撓みは少なく、かつ、ヤーンロープ
パッキンとフランジ部とは均一に圧着し、シール性が向
上する。したがって、熱風漏れが軽減され、バーナ等の
予熱空気配管に適用しても、安定した空燃比制御が可能
となる。
よれば、従来の高価な材質からなるオリフィスを、安価
な普通鋼製のスペーサと従来より小型のオリフィスとで
構成したため、オリフィスは安価である。しかも、取付
けボルトの内外周側にヤーンロープパッキンが介在して
いるため、取付けボルトを締め付けても平行締め付けと
なり、フランジ部の撓みは少なく、かつ、ヤーンロープ
パッキンとフランジ部とは均一に圧着し、シール性が向
上する。したがって、熱風漏れが軽減され、バーナ等の
予熱空気配管に適用しても、安定した空燃比制御が可能
となる。
【図１】 図１は本考案にかかる熱風配管用オリフィス
の取付構造を示す断面図である。
の取付構造を示す断面図である。
【図２】 図２は図１のヤーンロープパッキンの取付け
状態を示す図である。
状態を示す図である。
【図３】 図３は従来の熱風配管用オリフィスの取付構
造を示す断面図である。
造を示す断面図である。
１…配管、２…フランジ部、４…ヤーンロープパッキ
ン、５…取付けボルト、６…スペーサ、７…オリフィ
ス。
ン、５…取付けボルト、６…スペーサ、７…オリフィ
ス。
Claims (1)
- 【請求項１】 熱風配管の対向フランジ部間に、配管内
径より大で、かつ外径より小さい耐熱鋼製オリフィス
と、該オリフィスの外周に遊嵌状態で普通鋼製環状スペ
ーサを配設するとともに、前記スペーサと各フランジ部
の間に、各々ヤーンロープパッキンを取付けボルトの内
外周側に位置するように配設したことを特徴とする熱風
配管用オリフィスの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991030577U JPH088416Y2 (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 熱風配管用オリフィスの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991030577U JPH088416Y2 (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 熱風配管用オリフィスの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04126124U JPH04126124U (ja) | 1992-11-17 |
| JPH088416Y2 true JPH088416Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31914125
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991030577U Expired - Lifetime JPH088416Y2 (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 熱風配管用オリフィスの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH088416Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6345484B2 (ja) * | 1981-03-09 | 1988-09-09 | Nissan Motor | |
| JPH0259388B2 (ja) * | 1982-10-18 | 1990-12-12 | Soreretsuku |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4829853U (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-12 | ||
| JPS5922277Y2 (ja) * | 1979-01-26 | 1984-07-03 | 日産デイ−ゼル工業株式会社 | エンジンヘツドカバ−の取付装置 |
| JPS6282487U (ja) * | 1985-11-13 | 1987-05-26 | ||
| JPS6345484U (ja) * | 1986-09-12 | 1988-03-26 | ||
| JPH0259388U (ja) * | 1988-10-24 | 1990-04-27 |
-
1991
- 1991-05-01 JP JP1991030577U patent/JPH088416Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6345484B2 (ja) * | 1981-03-09 | 1988-09-09 | Nissan Motor | |
| JPH0259388B2 (ja) * | 1982-10-18 | 1990-12-12 | Soreretsuku |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04126124U (ja) | 1992-11-17 |
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