JPH0884055A - ハイサイドスイッチ回路 - Google Patents

ハイサイドスイッチ回路

Info

Publication number
JPH0884055A
JPH0884055A JP6220574A JP22057494A JPH0884055A JP H0884055 A JPH0884055 A JP H0884055A JP 6220574 A JP6220574 A JP 6220574A JP 22057494 A JP22057494 A JP 22057494A JP H0884055 A JPH0884055 A JP H0884055A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
power supply
supply voltage
mos transistor
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6220574A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3257277B2 (ja
Inventor
Takashi Kimura
隆志 木村
Takahito Okubo
孝仁 大久保
Yoshio Shimoida
良雄 下井田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP22057494A priority Critical patent/JP3257277B2/ja
Publication of JPH0884055A publication Critical patent/JPH0884055A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3257277B2 publication Critical patent/JP3257277B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、サージ電圧保護機能を維持しなが
ら電源電圧に対して効率的な昇圧を行って低オン抵抗を
実現し、さらに内部素子の耐圧を考慮して安定に動作さ
せることを目的とする。 【構成】 ハイサイドスイッチ等のハイ側MOSトラン
ジスタのゲート電圧を昇圧する第1の昇圧回路10の入
力電源電圧の高低を監視し、電源電圧が低いときは第2
の昇圧回路12を動作させて第1の昇圧回路10の電源
電圧入力ラインに接続されたサージ保護用MOSトラン
ジスタ6のゲート電圧を昇圧させ、電源電圧が高いとき
は第2の昇圧回路12の動作を停止させて当該電源電圧
をサージ保護用MOSトランジスタ6のゲート電圧とす
る電源電圧監視回路20を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車載用等の低オ
ン抵抗のハイサイドスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ハイサイドスイッチ回路はハイサイドス
イッチ又はHブリッジのハイ側のMOSトランジスタの
ゲート電位を(電源電圧+しきい値)以上に昇圧して動
作させるものである。MOSトランジスタのオン抵抗は
ゲートに印加する電圧を高くするほど低下するため、オ
ン抵抗を低くするためにはなるべく高い電圧が必要とな
る。そのため与えられた電源電圧に対して高効率な昇圧
を行う昇圧回路が求められる。また昇圧回路に電源電圧
を供給するときには最大定格電源電圧以上のサージ電圧
対策として保護回路を付加する必要がある。
【0003】図6は、このような最大定格電源電圧以上
のサージ電圧保護機能を備えたハイサイドスイッチ回路
の第1の従来例を示している。電源電圧ライン5からの
電源電圧を入力としてハイサイドスイッチ又はHブリッ
ジにおけるハイ側のMOSトランジスタ9のゲート電圧
を昇圧する昇圧回路10が設けられている。昇圧回路1
0は、発振器1、コンデンサ2、電源電圧ライン5から
コンデンサ2に電荷を供給するパスに接続された第1の
ダイオード3及びコンデンサ2からMOSトランジスタ
9のゲートに電荷を移送するパスに接続された第2のダ
イオード4で構成されている。電源電圧ライン5と昇圧
回路10の間には最大定格電源電圧以上のサージ電圧対
策としてサージ保護用MOSトランジスタ6が接続され
ている。電源電圧ライン5とサージ保護用MOSトラン
ジスタ6のゲートとの間には抵抗7が接続され、そのゲ
ートとグランド電位の間にはスイッチ用MOSトランジ
スタ8が接続されている。スイッチ用MOSトランジス
タ8のゲートには最大定格電源電圧以上のサージ電圧を
検出するサージ電圧検出回路11の出力端子が接続され
ている。サージ電圧検出回路11は、例えば特願平5−
55084号で開示した図7に示すようなものがある。
図7において、電源電圧ライン5にはダイオード111
を通して2つの抵抗112,113が直列に接続されて
いる。2つの抵抗112,113で分割された電圧値を
コンパレータ114で基準電圧115と比較することに
よりある設定値以上の入力がコンパレータ114に入力
されたときに最大定格電源電圧以上のサージ電圧が発生
したと判断するようになっている。そして、従来のハイ
サイドスイッチ回路では、昇圧回路10においてサージ
保護用MOSトランジスタ6と第1のダイオード3を通
して電源電圧ライン5からコンデンサ2に供給される電
荷を発振器1により第2のダイオード4を通して連続的
に一方向に送りだし、MOSトランジスタ9のゲートの
電位を昇圧してる。最大定格電源電圧以上のサージ電圧
が印加された場合にはサージ電圧検出回路11にて出力
される検出信号によりスイッチ用MOSトランジスタ8
をオンし、サージ保護用MOSトランジスタ6をオフし
て昇圧回路10を保護している。
【0004】しかし、上記のような第1の従来例におい
ては昇圧回路10のコンデンサ2に電荷を供給する正味
の電源電圧は、少なくてもサージ保護用MOSトランジ
スタ6のしきい値分の低下が起こる。昇圧回路10の昇
圧レベルの理想的な最大値は(昇圧回路のコンデンサに
電荷を供給する電源電圧値)+(発振器の電圧出力すな
わち発振器出力段の電源電圧)で決まるため、与えられ
た電源電圧に対して十分に効率的な昇圧が行えない。ま
た発振器1の出力段の電源にも同様にサージ電圧保護を
施した電源電圧を用いるとさらに昇圧レベルは低下す
る。このため、MOSトランジスタ9のゲート電位を十
分に昇圧することができず、オン抵抗を所望の値まで低
減することができない。
【0005】これに対し、サージ保護用MOSトランジ
スタのゲート電圧を昇圧する構成とすることで昇圧回路
の電源電圧がサージ保護用MOSトランジスタのしきい
値分だけ低下するのを防止するようにした他の従来技術
がある。次に、この従来技術を説明する。
【0006】図8は、第2の従来例を示している。この
従来例では、電源電圧を入力としてサージ保護用MOS
トランジスタ6のゲート電圧を昇圧する第2の昇圧回路
12が設けられている。13は抵抗である。この構成に
より、サージ保護MOSトランジスタ6のゲートは、第
2の昇圧回路12によって(電源電圧+しきい値)以上
に昇圧される。そのため第1の昇圧回路10の電源電圧
は、サージ保護用MOSトランジスタ6のしきい値分の
低下が起きない。これにより、第2の従来例では、最大
定格電源電圧以上のサージ電圧保護機能を維持しながら
サージ保護用MOSトランジスタ6のゲート電圧を(電
源電圧+しきい値)以上に上げて第1の昇圧回路10で
十分効率的な昇圧が行えるようにしている。
【0007】図9は、第3の従来例を示している。この
従来例では、昇圧回路10の昇圧出力がサージ保護用M
OSトランジスタ6のゲートに、ダイオード14を備え
たフィードバック系15を介してフィードバックされて
いる。この構成により、サージ保護用MOSトランジス
タ6のゲートは昇圧回路10によって(電源電圧+しき
い値)以上に昇圧される。そのため昇圧回路10の電源
電圧は、サージ保護用MOSトランジスタ6のしきい値
分の低下が起きない。これにより、第3の従来例では、
最大定格電源電圧以上のサージ電圧保護機能を維持しな
がら1つの昇圧回路でけでサージ保護用MOSトランジ
スタ6のゲート電圧を(電源電圧+しきい値)以上に上
げることが可能になっている。
【0008】図10は、第4の従来例を示している。こ
の従来例では、昇圧回路10の昇圧出力がコンデンサ2
と第2のダイオード4の接続点から取り出され、その昇
圧出力がサージ保護用MOSトランジスタ6のゲート
に、ダイオード14を備えたフィードバック系16を介
してフィードバックされている。これにより、第4の従
来例では、サージ保護用MOSトランジスタ6のゲート
は昇圧回路10によって(電源電圧+しきい値)以上に
昇圧されている。そのため第4の従来例では昇圧回路1
0の出力の取り出し箇所が第3の従来例とは異なってい
る。サージ保護用MOSトランジスタ6のゲートの電位
は(電源電圧+しきい値)以上に昇圧すればよいが昇圧
回路10の出力において第2のダイオード4の順方向電
圧ドロップの影響を無くしたほうがより確実にサージ保
護用MOSトランジスタ6のゲート電位を昇圧できる。
特に第2のダイオード4の順方向電圧ドロップが大きい
場合には有効である。このようにして昇圧回路10の電
源電圧は、サージ保護用MOSトランジスタ6のしきい
値分の低下が起きない。したがって、第4の従来例にお
いても、最大定格電源電圧以上のサージ電圧保護機能を
維持しながら1つの昇圧回路だけでサージ保護用MOS
トランジスタ6のゲート電位を(電源電圧+しきい値)
以上に上げることが可能になっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、昇
圧回路のコンデンサに電荷を供給する正味の電源電圧
は、少なくてもサージ保護用MOSトランジスタのしき
い値分の低下が起きて昇圧レベルが低下し、また昇圧回
路における発振器の出力段の電源にも同様にサージ電圧
保護を施した電源電圧を用いるとさらに昇圧レベルが低
下してしまう。このため、ハイサイドスイッチ等におけ
るハイ側MOSトランジスタのゲート電圧を十分に昇圧
することができず、オン抵抗を所望の値まで低減するこ
とができないという問題があった。ところで、ハイサイ
ドスイッチ回路を車載する場合、電源電圧はバッテリー
電圧になる。バッテリー電圧は車載バッテリーの場合、
充電状態によって電圧値が変動する。図11は、このバ
ッテリー電圧Vbatの変動に対する昇圧回路10の昇
圧電圧VC及びMOSトランジスタ9のゲート・ソース
間電圧Vgsの電圧変動の関係を示している。電源電圧
としてのバッテリー電圧Vbatの変動に対し、昇圧電
圧VC及びゲート・ソース間電圧Vgsは大きく変動す
る。このため、第2の昇圧回路12の配設又は昇圧回路
10の昇圧出力のフィードバックにより、サージ保護用
MOSトランジスタ6のゲート電圧を昇圧するようにし
た第2〜第4の従来例では、バッテリー電圧Vbatが
低い場合にはMOSトランジスタ9のゲート電圧を高く
するのに有効であるが、バッテリー電圧Vbatが高い
場合には、逆にMOSトランジスタ9のゲート電圧を高
くし過ぎてしまうという問題がある。MOSトランジス
タ9のゲート電圧を高くし過ぎると次のような弊害があ
る。すなわち、第1に、昇圧回路10におけるコンデン
サ2に耐圧の大きなものが必要となる。第2にMOSト
ランジスタ9にゲート耐圧を超えたゲート電圧がかかる
恐れがある。
【0010】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、最大定格電源電圧以上のサージ電
圧保護機能を維持しながら与えられた電源電圧に対して
十分効率的な昇圧を行って低オン抵抗を実現することが
でき、さらに内部素子の耐圧を考慮して安定に動作する
ハイサイドスイッチ回路を提供することを目的としてい
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、電源電圧を入力としてハイ
サイドスイッチ又はHブリッジにおけるハイ側のMOS
トランジスタのゲート電圧を昇圧する第1の昇圧回路
と、該第1の昇圧回路における前記電源電圧の入力ライ
ンに接続されたサージ保護用MOSトランジスタと、電
源電圧を入力として前記サージ保護用MOSトランジス
タのゲート電圧を昇圧する第2の昇圧回路と、最大定格
電源電圧以上のサージ電圧の印加を検出したとき前記サ
ージ保護用MOSトランジスタをオフするサージ電圧検
出回路とを有するハイサイドスイッチ回路において、所
定電圧値に対する前記電源電圧の高低を監視し、電源電
圧が低いときは前記第2の昇圧回路を作動させて前記サ
ージ保護用MOSトランジスタのゲート電圧を昇圧さ
せ、電源電圧が高いときは前記第2の昇圧回路の昇圧動
作を停止させて当該電源電圧を前記サージ保護用MOS
トランジスタのゲート電圧とする電源電圧監視回路を設
けてなることを要旨とする。
【0012】請求項2記載の発明は、電源電圧を入力と
してハイサイドスイッチ又はHブリッジにおけるハイ側
のMOSトランジスタのゲート電圧を昇圧する第1の昇
圧回路と、該第1の昇圧回路における前記電源電圧の入
力ラインに接続されたサージ保護用MOSトランジスタ
と、電源電圧を入力として前記サージ保護用MOSトラ
ンジスタのゲート電圧を昇圧する第2の昇圧回路と、最
大定格電源電圧以上のサージ電圧の印加を検出したとき
前記サージ保護用MOSトランジスタをオフするサージ
電圧検出回路とを有するハイサイドスイッチ回路におい
て、所定電圧値に対する前記第1の昇圧回路の昇圧電圧
の高低を監視し、その昇圧電圧が低いときは前記第2の
昇圧回路を作動させて前記サージ保護用MOSトランジ
スタのゲート電圧を昇圧させ、前記昇圧電圧が高いとき
は前記第2の昇圧回路の昇圧動作を停止させて前記電源
電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電
圧とする昇圧電圧監視回路を設けてなることを要旨とす
る。
【0013】請求項3記載の発明は、電源電圧を入力と
してハイサイドスイッチ又はHブリッジにおけるハイ側
のMOSトランジスタのゲート電圧を昇圧する昇圧回路
と、該昇圧回路における前記電源電圧の入力ラインに接
続されたサージ保護用MOSトランジスタと、前記昇圧
回路による昇圧電圧を前記サージ保護用MOSトランジ
スタのゲートにフィードバックするフィードバック系
と、最大定格電源電圧以上のサージ電圧の印加を検出し
たとき前記サージ保護用MOSトランジスタをオフする
サージ電圧検出回路とを有するハイサイドスイッチ回路
において、所定電圧値に対する前記電源電圧の高低を監
視し、電源電圧が低いときは前記フィードバック系をオ
ン状態として前記昇圧電圧を前記サージ保護用MOSト
ランジスタのゲートにフィードバックさせ、電源電圧が
高いときは前記フィードバック系をオフ状態として当該
電源電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲー
ト電圧とする電源電圧監視回路を設けてなることを要旨
とする。
【0014】請求項4記載の発明は、発振器、コンデン
サ、電源電圧ラインから前記コンデンサに電荷を供給す
るパスに接続した第1のダイオード、前記コンデンサか
らハイサイドスイッチ又はHブリッジにおけるハイ側の
MOSトランジスタのゲートに電荷を移送するパスに接
続した第2のダイオードを備え、電源電圧を入力として
前記MOSトランジスタのゲート電圧を昇圧する昇圧回
路と、前記電源電圧ラインに接続されたサージ保護用M
OSトランジスタと、前記昇圧回路による昇圧電圧を前
記コンデンサと第2のダイオードの接続点から取り出
し、第3のダイオードを介して前記サージ保護用MOS
トランジスタのゲートにフィードバックするフィードバ
ック系と、最大定格電源電圧以上のサージ電圧の印加を
検出したとき前記サージ保護用MOSトランジスタをオ
フするサージ電圧検出回路とを有するハイサイドスイッ
チ回路において、前記昇圧回路における昇圧電圧の取り
出し点と前記フィードバック系における第3のダイオー
ドの間に抵抗を接続し、この接続点と接地電位の間にス
イッチング素子を接続し、所定電圧値に対する前記電源
電圧の高低を監視し電源電圧が低いときは前記スイッチ
ング素子をオフ状態として前記昇圧電圧を前記サージ保
護用MOSトランジスタのゲートにフィードバックさ
せ、電源電圧が高いときは前記スイッチング素子をオン
させて前記フィードバック系をオフ状態とし当該電源電
圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電圧
とする電源電圧監視回路を設けてなることを要旨とす
る。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明においては、電源電圧が所
定値以下の場合、サージ保護用MOSトランジスタのゲ
ート電圧は第2の昇圧回路により(電源電圧+しきい
値)以上に昇圧される。したがって、第1の昇圧回路に
入力する電源電圧はサージ保護用MOSトランジスタの
しきい値分の低下が起きず、十分効率的な昇圧が行われ
る。電源電圧が所定値以上になった場合、第2の昇圧回
路の昇圧動作が停止され、サージ保護用MOSトランジ
スタのゲートには電源電圧が与えられる。このため、第
1の昇圧回路に入力する電源電圧は、サージ保護用MO
Sトランジスタのしきい値分の低下が起き、内部素子に
かかる電圧が制限される。一方、最大定格電源電圧以上
のサージ電圧が印加された場合は、サージ保護用MOS
トランジスタがオフして第1の昇圧回路が保護される。
【0016】請求項2記載の発明においては、第1の昇
圧回路の昇圧電圧そのものが直接監視され、その昇圧電
圧が所定値以下の場合、サージ保護用MOSトランジス
タのゲート電圧は第2の昇圧回路により(電源電圧+し
きい値)以上に昇圧される。したがって、第1の昇圧回
路に入力する電源電圧はサージ保護用MOSトランジス
タのしきい値分の低下が起きず、十分効率的な昇圧が行
われる。電源電圧が高くなって昇圧電圧が所定値以上に
なった場合は、第2の昇圧回路の昇圧動作が停止され、
サージ保護用MOSトランジスタのゲートには電源電圧
が与えられる。このため、第1の昇圧回路に入力する電
源電圧は、サージ保護用MOSトランジスタのしきい値
分の低下が起き、内部素子にかかる電圧が制限される。
【0017】請求項3記載の発明においては、昇圧回路
の昇圧電圧をサージ保護用MOSトランジスタのゲート
にフィードバックするフィードバック系が設けられ、電
源電圧が所定値以下の場合は、そのフィードバック系が
オン状態となって昇圧電圧がサージ保護用MOSトラン
ジスタのゲートにフィードバックされる。このため、昇
圧回路に入力する電源電圧はサージ保護用MOSトラン
ジスタのしきい値分の低下が起きず、十分効率的な昇圧
が行われる。電源電圧が所定値以上になった場合は、フ
ィードバック系がオフ状態となり、サージ保護用MOS
トランジスタのゲートには電源電圧が与えられる。この
ため、昇圧回路に入力する電源電圧は、サージ保護用M
OSトランジスタのしきい値分の低下が起き、内部素子
にかかる電圧が制限される。
【0018】請求項4記載の発明においては、フィード
バック系における昇圧電圧の取り出し点が、昇圧回路に
おけるコンデンサと第2のダイオードの接続点となって
いる。したがって、電源電圧が所定値以下の場合、第2
のダイオードの順方向電圧ドロップの影響の無い昇圧電
圧がサージ保護用MOSトランジスタのゲートへフィー
ドバックされて昇圧回路は、電源電圧に対しより一層効
率的な昇圧を行うことが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例を示す図である。な
お、図1及び後述の第2〜第4の各実施例を示す図にお
いて、前記図6〜図10における回路及び素子等と同一
ないし均等のものは、前記と同一符号を以って示し重複
した説明を省略する。本実施例では、前記第2の従来例
(図8)の構成において、新たに電源電圧監視回路20
を追加し、その出力により第2の昇圧回路12の作動・
非作動を制御できるように、電源電圧監視回路20の出
力端子から第2の昇圧回路12における制御機能付き発
振器17に制御線が接続されている。電源電圧監視回路
20において、分割抵抗21,22で分割された電源電
圧ライン5からの入力電源電圧はコンパレータ23の反
転入力端子に入力される。非反転入力端子には、バンド
ギャップリファレンス回路のような電源に依存しない安
定な基準電圧回路24の出力が与えられている。コンパ
レータ23は電源電圧値の高低を監視し、電源電圧が所
定値より高い場合には出力を反転する。コンパレータ2
3の出力は第2の昇圧回路12における制御機能付き発
振器17に与えられ、電源電圧が高い場合には第2の昇
圧回路12は昇圧を停止して電源電圧を直接出力し、電
源電圧が低い場合には昇圧した電圧をサージ保護用MO
Sトランジスタ6のゲートに出力する。図2は、制御機
能付き発振器17の回路構成例を示している。複数個の
インバータ171、抵抗172、コンデンサ173及び
NANDゲート174で構成されたCR発振回路であっ
て、NANDゲート174の入力端子をハイレベルにす
ると発振し、ロウレベルにすると発振が停止する。
【0020】次に、本実施例の動作を説明する。電源電
圧ライン5には、車両のバッテリーを含む充電系が接続
されている。電源電圧監視回路20は、バッテリー電圧
の変動を常時監視している。電源電圧が所定値以下の場
合、サージ保護用MOSとトランジスタ6のゲート電圧
は第2の昇圧回路12により(電源電圧+しきい値)以
上に昇圧されている。そのため、第1の昇圧回路10の
電源電圧はサージ保護用MOSトランジスタ6のしきい
値分の低下が起きない。これにより、第1の昇圧回路1
0で十分効率的な昇圧が行われる。電源電圧が所定値以
上になった場合は、電源電圧監視回路20は第2の昇圧
回路12に昇圧オフ指令を出す。この昇圧オフ指令によ
り制御機能付き発振器17は発振を停止し、第2の昇圧
回路12は昇圧を停止する。この動作により、サージ保
護用MOSトランジスタ6のゲート電圧は電源電圧にほ
ぼ等しくなる。そのため、第1の昇圧回路10の電源電
圧はサージ保護用MOSトランジスタ6のしきい値分の
低下が起き、昇圧用MOSコンデンサ2、MOSトラン
ジスタ9にかかる昇圧電圧VC、ゲートソース間Vgs
は制限される。これにより、過大な電圧が素子にかかる
ことが防止される。電源電圧監視回路20の判断レベル
は、内部素子の耐圧によるが、例えば12V程度であ
る。一方、最大定格電源電圧以上のサージが印加された
場合にはサージ電圧検出回路11からの検出信号でスイ
ッチ用のMOSとトランジスタ8がオンし、サージ保護
用MOSトランジスタ6がオフして第1の昇圧回路10
が保護される。
【0021】上述のように、本実施例によれば、最大定
格電源電圧以上のサージ電圧保護機能を維持しながら与
えられた電源電圧に対して十分効率的な昇圧が行われて
低オン抵抗を実現することができ、さらに内部素子の耐
圧を考慮した安定な動作が得られる。
【0022】図3には、本発明の第2の実施例を示す。
本実施例は、上記第1の実施例のように、電源電圧の上
昇をみるのではなく、第1の昇圧回路10の昇圧電圧そ
のものを直接監視する昇圧電圧監視回路30が設けられ
ている。そして昇圧電圧監視回路30の出力により第2
の昇圧回路12の作動・非作動を制御できるように、昇
圧電圧監視回路30の出力端子から第2の昇圧回路12
における制御機能付き発振器17に制御線が接続されて
いる。昇圧電圧監視回路30において、第1の昇圧回路
10の昇圧電圧は分割抵抗31,32で分割され、コン
パレータ33の反転入力端子に入力される。非反転入力
端子には基準電圧回路34の出力が与えられている。コ
ンパレータ33は第1の昇圧回路10の昇圧電圧VCの
状態を監視し、昇圧電圧が高い場合には、出力を反転す
る。以後は第1の実施例と同様な動作により、過大な電
圧が生じた場合に第2の昇圧回路12の昇圧動作を停止
する。
【0023】上述のように、本実施例によれば、最大定
格電源電圧以上のサージ電圧保護機能を維持しながら与
えられた電源電圧に対して十分効率的な昇圧が行われて
低オン抵抗を実現することができ、さらに内部素子の耐
圧を考慮した安定な動作が得られる。
【0024】図4には、本発明の第3の実施例を示す。
本実施例では、前記第3の従来例(図9)の構成におい
て、新たに電源電圧監視回路20を追加し、その出力に
より昇圧回路10の昇圧電圧をサージ保護用MOSトラ
ンジスタ6のゲートにフィードバックするフィードバッ
ク系15のオンオフを制御するようになっている。この
制御動作を実現するため、昇圧回路10の出力端子とフ
ィードバック系15におけるダイオード14との間に抵
抗25が接続され、抵抗25とダイオード14の接続点
と接地電位との間に第2のスイッチ用MOSトランジス
タ26が接続されている。そして第2のスイッチ用MO
Sトランジスタ26のゲートに電源電圧監視回路20の
出力端子が接続されている。電源電圧監視回路20の回
路構成及びその電源電圧監視動作は、第1の実施例のも
のと同じである。
【0025】第3の実施例の動作を説明する。電源電圧
が所定値より高い場合は、コンパレータ23の出力はハ
イレベルになり、第2のスイッチ用MOSトランジスタ
26はオンされる。これによりサージ保護用MOSトラ
ンジスタ6のゲートへ昇圧回路10の昇圧電圧VCをフ
ィードバックする作用はなくなり、昇圧回路10の昇圧
電圧はサージ保護用MOSトランジスタ6のしきい値電
圧分低下する。電源電圧が所定値より低い場合は、コン
パレータ23の出力はロウレベルになり第2のスイッチ
用MOSトランジスタ26はオフされる。この結果、サ
ージ保護用MOSトランジスタ6のゲートへ昇圧電圧V
Cをフィードバックする作用が働き、昇圧回路10の昇
圧電圧はサージ保護用MOSトランジスタ6のしきい値
電圧分低下するのが防止される。
【0026】上述のように、本実施例によれば、昇圧回
路は1つだけで、最大定格電源電圧以上のサージ電圧保
護機能を維持しながら与えられた電源電圧に対して十分
効率的な昇圧が行われて低オン抵抗を実現することがで
き、さらに内部素子の耐圧を考慮した安定な動作が得ら
れる。
【0027】図5には、本発明の第4の実施例を示す。
本実施例は、前記第4の従来例(図10)の構成におい
て、新たに電源電圧監視回路20を追加したものであ
る。すなわち、上記第3の実施例の構成に対し、昇圧回
路10の昇圧出力がコンデンサ2と第2のダイオード4
の接続点から取り出されている点のみが異なっている。
このため、電源電圧が低い場合、サージ保護用MOSト
ランジスタ6のゲートへ、第2のダイオード4の順方向
電圧ドロップの影響の無い昇圧電圧がフィードバックさ
れて昇圧回路10は、電源電圧に対しより一層効率的な
昇圧を行うことが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、電源電圧を入力としてハイサイドスイッチ
又はHブリッジにおけるハイ側のMOSトランジスタの
ゲート電圧を昇圧する第1の昇圧回路と、該第1の昇圧
回路における前記電源電圧の入力ラインに接続されたサ
ージ保護用MOSトランジスタと、電源電圧を入力とし
て前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電圧を
昇圧する第2の昇圧回路と、最大定格電源電圧以上のサ
ージ電圧の印加を検出したとき前記サージ保護用MOS
トランジスタをオフするサージ電圧検出回路とを有する
ハイサイドスイッチ回路において、所定電圧値に対する
前記電源電圧の高低を監視し、電源電圧が低いときは前
記第2の昇圧回路を作動させて前記サージ保護用MOS
トランジスタのゲート電圧を昇圧させ、電源電圧が高い
ときは前記第2の昇圧回路の昇圧動作を停止させて当該
電源電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲー
ト電圧とする電源電圧監視回路を設けたため、電源電圧
が所定電圧値以下の場合、第1の昇圧回路に入力する電
源電圧はサージ保護用MOSトランジスタのしきい値分
の低下が起きず十分効率的な昇圧が行われ、電源電圧が
所定電圧値以上の場合は、第1の昇圧回路に入力する電
源電圧はサージ保護用MOSトランジスタのしきい値分
の低下が起き、内部素子にかかる電圧が制限される。し
たがって最大定格電源電圧以上のサージ電圧保護機能を
維持しながら与えられた電源電圧に対して十分効率的な
昇圧を行って低オン抵抗を実現することができ、さらに
内部素子の耐圧を考慮した安定な動作をさせることがで
きる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、電源電圧を
入力としてハイサイドスイッチ又はHブリッジにおける
ハイ側のMOSトランジスタのゲート電圧を昇圧する第
1の昇圧回路と、該第1の昇圧回路における前記電源電
圧の入力ラインに接続されたサージ保護用MOSトラン
ジスタと、電源電圧を入力として前記サージ保護用MO
Sトランジスタのゲート電圧を昇圧する第2の昇圧回路
と、最大定格電源電圧以上のサージ電圧の印加を検出し
たとき前記サージ保護用MOSトランジスタをオフする
サージ電圧検出回路とを有するハイサイドスイッチ回路
において、所定電圧値に対する前記第1の昇圧回路の昇
圧電圧の高低を監視し、その昇圧電圧が低いときは前記
第2の昇圧回路を作動させて前記サージ保護用MOSト
ランジスタのゲート電圧を昇圧させ、前記昇圧電圧が高
いときは前記第2の昇圧回路の昇圧動作を停止させて前
記電源電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲ
ート電圧とする昇圧電圧監視回路を設けたため、第1の
昇圧回路の昇圧電圧そのものが直接監視され、電源電圧
が低く上記昇圧電圧が所定値以下の場合、第1の昇圧回
路に入力する電源電圧はサージ保護用MOSトランジス
タのしきい値分の低下が起きず十分効率的な昇圧が行わ
れる。また、電源電圧が高く上記昇圧電圧が所定値以上
の場合は、第1の昇圧回路に入力する電源電圧はサージ
保護用MOSトランジスタのしきい値分の低下が起き、
内部素子にかかる電圧が制限される。したがって、請求
項1記載の発明の効果と同様の効果が得られる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、電源電圧を
入力としてハイサイドスイッチ又はHブリッジにおける
ハイ側のMOSトランジスタのゲート電圧を昇圧する昇
圧回路と、該昇圧回路における前記電源電圧の入力ライ
ンに接続されたサージ保護用MOSトランジスタと、前
記昇圧回路による昇圧電圧を前記サージ保護用MOSト
ランジスタのゲートにフィードバックするフィードバッ
ク系と、最大定格電源電圧以上のサージ電圧の印加を検
出したとき前記サージ保護用MOSトランジスタをオフ
するサージ電圧検出回路とを有するハイサイドスイッチ
回路において、所定電圧値に対する前記電源電圧の高低
を監視し、電源電圧が低いときは前記フィードバック系
をオン状態として前記昇圧電圧を前記サージ保護用MO
Sトランジスタのゲートにフィードバックさせ、電源電
圧が高いときは前記フィードバック系をオフ状態として
当該電源電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタの
ゲート電圧とする電源電圧監視回路を設けたため、電源
電圧が所定値以下の場合は、昇圧回路の昇圧電圧がサー
ジ保護用MOSトランジスタのゲートにフィードバック
されて昇圧回路に入力する電源電圧はサージ保護用MO
Sトランジスタのしきい値分の低下が起きず十分効率的
な昇圧が行われる。電源電圧が所定値以上の場合は、昇
圧回路の昇圧電圧はサージ保護用MOSトランジスタの
ゲートにフィードバックされず、昇圧回路に入力する電
源電圧はサージ保護用MOSトランジスタのしきい値分
の低下が起き、内部素子にかかる電圧が制限される。し
たがって、昇圧回路は1つだけで最大定格電源電圧以上
のサージ電圧保護機能を維持しながら与えられた電源電
圧に対して十分効率的な昇圧を行って低オン抵抗を実現
することができ、さらに内部素子の耐圧を考慮した安定
な動作をさせることができる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、発振器、コ
ンデンサ、電源電圧ラインから前記コンデンサに電荷を
供給するパスに接続した第1のダイオード、前記コンデ
ンサからハイサイドスイッチ又はHブリッジにおけるハ
イ側のMOSトランジスタのゲートに電荷を移送するパ
スに接続した第2のダイオードを備え、電源電圧を入力
として前記MOSトランジスタのゲート電圧を昇圧する
昇圧回路と、前記電源電圧ラインに接続されたサージ保
護用MOSトランジスタと、前記昇圧回路による昇圧電
圧を前記コンデンサと第2のダイオードの接続点から取
り出し、第3のダイオードを介して前記サージ保護用M
OSトランジスタのゲートにフィードバックするフィー
ドバック系と、最大定格電源電圧以上のサージ電圧の印
加を検出したとき前記サージ保護用MOSトランジスタ
をオフするサージ電圧検出回路とを有するハイサイドス
イッチ回路において、前記昇圧回路における昇圧電圧の
取り出し点と前記フィードバック系における第3のダイ
オードの間に抵抗を接続し、この接続点と接地電位の間
にスイッチング素子を接続し、所定電圧値に対する前記
電源電圧の高低を監視し電源電圧が低いときは前記スイ
ッチング素子をオフ状態として前記昇圧電圧を前記サー
ジ保護用MOSトランジスタのゲートにフィードバック
させ、電源電圧が高いときは前記スイッチング素子をオ
ンさせて前記フィードバック系をオフ状態とし当該電源
電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電
圧とする電源電圧監視回路を設けたため、上記請求項3
記載の発明の効果に加えて、さらに以下のような効果が
得られる。すなわち、電源電圧が所定値以下の場合、第
2のダイオードの順方向電圧ドロップの影響の無い昇圧
電圧がサージ保護用MOSトランジスタのゲートへフィ
ードバックされて、昇圧回路は電源電圧に対しより一層
効率的な昇圧を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るハイサイドスイッチ回路の第1の
実施例を示す回路図である。
【図2】図1における制御機能付き発振器の回路構成例
を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図5】本発明の第4の実施例を示す回路図である。
【図6】ハイサイドスイッチ回路の第1の従来例を示す
回路図である。
【図7】図6におけるサージ電圧検出回路の回路構成を
示す図である。
【図8】第2の従来例を示す回路図である。
【図9】第3の従来例を示す回路図である。
【図10】第4の従来例を示す回路図である。
【図11】電源電圧(バッテリー電圧)の変動と昇圧電
圧等の変動との関係を示す表である。
【符号の説明】
1 発振器 2 コンデンサ 3 第1のダイオード 4 第2のダイオード 5 電源電圧ライン 6 サージ保護用MOSトランジスタ 8,26 スイッチ用MOSトランジスタ 9 ハイサイドスイッチ等におけるハイ側のMOSトラ
ンジスタ 10 第1の昇圧回路 11 サージ電圧検出回路 12 第2の昇圧回路 15,16 フィードバック系 20 電源電圧監視回路 25 抵抗 30 昇圧電圧監視回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02M 3/07 H03K 17/06 C 9184−5K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を入力としてハイサイドスイッ
    チ又はHブリッジにおけるハイ側のMOSトランジスタ
    のゲート電圧を昇圧する第1の昇圧回路と、該第1の昇
    圧回路における前記電源電圧の入力ラインに接続された
    サージ保護用MOSトランジスタと、電源電圧を入力と
    して前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電圧
    を昇圧する第2の昇圧回路と、最大定格電源電圧以上の
    サージ電圧の印加を検出したとき前記サージ保護用MO
    Sトランジスタをオフするサージ電圧検出回路とを有す
    るハイサイドスイッチ回路において、所定電圧値に対す
    る前記電源電圧の高低を監視し、電源電圧が低いときは
    前記第2の昇圧回路を作動させて前記サージ保護用MO
    Sトランジスタのゲート電圧を昇圧させ、電源電圧が高
    いときは前記第2の昇圧回路の昇圧動作を停止させて当
    該電源電圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲ
    ート電圧とする電源電圧監視回路を設けてなることを特
    徴とするハイサイドスイッチ回路。
  2. 【請求項2】 電源電圧を入力としてハイサイドスイッ
    チ又はHブリッジにおけるハイ側のMOSトランジスタ
    のゲート電圧を昇圧する第1の昇圧回路と、該第1の昇
    圧回路における前記電源電圧の入力ラインに接続された
    サージ保護用MOSトランジスタと、電源電圧を入力と
    して前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電圧
    を昇圧する第2の昇圧回路と、最大定格電源電圧以上の
    サージ電圧の印加を検出したとき前記サージ保護用MO
    Sトランジスタをオフするサージ電圧検出回路とを有す
    るハイサイドスイッチ回路において、所定電圧値に対す
    る前記第1の昇圧回路の昇圧電圧の高低を監視し、その
    昇圧電圧が低いときは前記第2の昇圧回路を作動させて
    前記サージ保護用MOSトランジスタのゲート電圧を昇
    圧させ、前記昇圧電圧が高いときは前記第2の昇圧回路
    の昇圧動作を停止させて前記電源電圧を前記サージ保護
    用MOSトランジスタのゲート電圧とする昇圧電圧監視
    回路を設けてなることを特徴とするハイサイドスイッチ
    回路。
  3. 【請求項3】 電源電圧を入力としてハイサイドスイッ
    チ又はHブリッジにおけるハイ側のMOSトランジスタ
    のゲート電圧を昇圧する昇圧回路と、該昇圧回路におけ
    る前記電源電圧の入力ラインに接続されたサージ保護用
    MOSトランジスタと、前記昇圧回路による昇圧電圧を
    前記サージ保護用MOSトランジスタのゲートにフィー
    ドバックするフィードバック系と、最大定格電源電圧以
    上のサージ電圧の印加を検出したとき前記サージ保護用
    MOSトランジスタをオフするサージ電圧検出回路とを
    有するハイサイドスイッチ回路において、所定電圧値に
    対する前記電源電圧の高低を監視し、電源電圧が低いと
    きは前記フィードバック系をオン状態として前記昇圧電
    圧を前記サージ保護用MOSトランジスタのゲートにフ
    ィードバックさせ、電源電圧が高いときは前記フィード
    バック系をオフ状態として当該電源電圧を前記サージ保
    護用MOSトランジスタのゲート電圧とする電源電圧監
    視回路を設けてなることを特徴とするハイサイドスイッ
    チ回路。
  4. 【請求項4】 発振器、コンデンサ、電源電圧ラインか
    ら前記コンデンサに電荷を供給するパスに接続した第1
    のダイオード、前記コンデンサからハイサイドスイッチ
    又はHブリッジにおけるハイ側のMOSトランジスタの
    ゲートに電荷を移送するパスに接続した第2のダイオー
    ドを備え、電源電圧を入力として前記MOSトランジス
    タのゲート電圧を昇圧する昇圧回路と、前記電源電圧ラ
    インに接続されたサージ保護用MOSトランジスタと、
    前記昇圧回路による昇圧電圧を前記コンデンサと第2の
    ダイオードの接続点から取り出し、第3のダイオードを
    介して前記サージ保護用MOSトランジスタのゲートに
    フィードバックするフィードバック系と、最大定格電源
    電圧以上のサージ電圧の印加を検出したとき前記サージ
    保護用MOSトランジスタをオフするサージ電圧検出回
    路とを有するハイサイドスイッチ回路において、前記昇
    圧回路における昇圧電圧の取り出し点と前記フィードバ
    ック系における第3のダイオードの間に抵抗を接続し、
    この接続点と接地電位の間にスイッチング素子を接続
    し、所定電圧値に対する前記電源電圧の高低を監視し電
    源電圧が低いときは前記スイッチング素子をオフ状態と
    して前記昇圧電圧を前記サージ保護用MOSトランジス
    タのゲートにフィードバックさせ、電源電圧が高いとき
    は前記スイッチング素子をオンさせて前記フィードバッ
    ク系をオフ状態とし当該電源電圧を前記サージ保護用M
    OSトランジスタのゲート電圧とする電源電圧監視回路
    を設けてなることを特徴とするハイサイドスイッチ回
    路。
JP22057494A 1994-09-14 1994-09-14 ハイサイドスイッチ回路 Expired - Fee Related JP3257277B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22057494A JP3257277B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 ハイサイドスイッチ回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22057494A JP3257277B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 ハイサイドスイッチ回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0884055A true JPH0884055A (ja) 1996-03-26
JP3257277B2 JP3257277B2 (ja) 2002-02-18

Family

ID=16753124

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22057494A Expired - Fee Related JP3257277B2 (ja) 1994-09-14 1994-09-14 ハイサイドスイッチ回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3257277B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195257A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社デンソー 車載電源装置
WO2023090187A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 モータ駆動装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020195257A1 (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社デンソー 車載電源装置
JP2020157907A (ja) * 2019-03-26 2020-10-01 株式会社デンソー 車載電源装置
US11865984B2 (en) 2019-03-26 2024-01-09 Denso Corporation Vehicle power supply device
WO2023090187A1 (ja) * 2021-11-19 2023-05-25 ヌヴォトンテクノロジージャパン株式会社 モータ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3257277B2 (ja) 2002-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4267865B2 (ja) 負荷駆動装置
JP3639189B2 (ja) 負荷駆動回路
JP3572292B2 (ja) スイッチング電源回路
US20080012542A1 (en) DC-DC converter with over-voltage protection
JP2004173481A (ja) スイッチングレギュレータ及び電源装置
JP2005223399A (ja) 半導体集積回路
JP3427436B2 (ja) 駆動回路
US5822166A (en) DC power bus voltage transient suppression circuit
JPH0695830B2 (ja) 直流―直流変換器
WO2008077439A1 (en) Power supply switching apparatus with severe overload detection
JPH02246740A (ja) 電源バックアップ回路
JPH0538065A (ja) 自動車搭載電子機器の電源装置
US6700765B2 (en) High current series-pass over-voltage protection circuit
JP2005051919A (ja) 電源装置
JP3966099B2 (ja) 電気負荷駆動装置
US5555148A (en) Overvoltage protection device for capacitor externally connected to power IC
JPH0884055A (ja) ハイサイドスイッチ回路
JP3535520B2 (ja) リセット回路
KR101996614B1 (ko) 역기전력 보호 회로
KR101984974B1 (ko) 역기전력 보호 회로
CN113765080A (zh) 抑制电源启动浪涌的电路、方法、充电装置及存储介质
EP0340777B1 (en) Driver Circuit
CN111988022A (zh) 一种汽车pwm输出电路
JP2007193458A (ja) 電源回路
CN213693143U (zh) 功率固态开关的温度补偿短路保护电路

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees