JPH0883982A - 多層プリント配線板の製造方法 - Google Patents

多層プリント配線板の製造方法

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JPH0883982A
JPH0883982A JP21874694A JP21874694A JPH0883982A JP H0883982 A JPH0883982 A JP H0883982A JP 21874694 A JP21874694 A JP 21874694A JP 21874694 A JP21874694 A JP 21874694A JP H0883982 A JPH0883982 A JP H0883982A
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JP
Japan
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resin
wiring board
wiring
multilayer printed
columnar conductor
Prior art date
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Withdrawn
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JP21874694A
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English (en)
Inventor
Minoru Nakakuki
穂 中久木
Yoshiro Takahashi
良郎 高橋
Yutaka Karasuno
ゆたか 烏野
Susumu Ozawa
進 小澤
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続に寄与する柱状導体の断面積を大きくす
ることなく、上層配線と柱状導体との接続面積を増し、
上層配線と下層配線間の良好な接続を得ることができる
多層プリント配線板の製造方法を提供する。 【構成】 信号配線層と樹脂からなる絶縁層を順次形成
し、積み上げる方式を用いるプリント配線板の上層配線
と下層配線間の接続を柱状導体を介して行う多層プリン
ト配線板の製造方法において、柱状導体14を有する下
層配線12を形成し、この下層配線12上に上層配線1
8を形成する前に表面に露出している樹脂全面のエッチ
ングを行い、前記柱状導体14の頭部を樹脂表面に対し
て突出させた突出部14Aを形成し、この突出部14A
に上層配線18を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導体と絶縁層を順次形
成し、積み上げる方式を用いて製造する多層プリント配
線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、「G.MESSNER他“THIN FILM
MULTICHIP MODULES” Inter
national Society for Hybr
id Microelectronics,1992
PP.63〜65」などに記載されるものがあった。
【0003】すなわち、信号配線層と絶縁層を順次形成
し、積み上げる方式を用いて製造する多層プリント配線
板において、絶縁層を挟んだ上層、下層の配線層同士を
接続するために、柱状の導体を下層配線上に形成し、絶
縁層となる樹脂を塗布し、硬化させた後、例えばバフ研
磨などにより、下層配線上に形成した柱状導体の頭部を
露出させる。その後、無電解めっき、電気めっきにより
必要な上層配線を形成し、上層と下層の接続がなされる
ようになっていた。
【0004】図2はかかる従来の方法で形成された多層
プリント配線板の断面図である。この図に示すように、
基材1上に下層配線2を形成し、絶縁樹脂層3内には柱
状導体4を有し、この柱状導体4に上層配線5を接続す
るようにしている。その場合、柱状導体4は絶縁樹脂層
3と画一となっているため、上層配線5は、柱状導体4
と平面部分でしか接触していない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の多層プリント配線板の製造方法では、柱状導体
の頭部平面のみで上層配線との接続を行うため、特に高
密度配線板における極微小な配線においては、接続面積
が小さくなる。したがって、柱状導体の頭部に異物等が
残っていた場合、上層配線との接続不良を起こし、上層
配線と下層配線間の抵抗が高くなり、満足な接続の信頼
性が得られないという問題があった。
【0006】本発明は、上記問題点を除去し、柱状導体
を形成し、絶縁体となる樹脂を塗布・硬化させ、さらに
柱状導体の頭部を露出させるため、研磨を施した後、絶
縁層の樹脂部分に対してエッチングを行い、柱状導体の
頭部を樹脂面に対して突出させることにより、接続に寄
与する柱状導体の断面積を大きくすることなく、上層配
線と柱状導体との接続面積を増し、上層配線と下層配線
間の良好な接続を得ることができる多層プリント配線板
の製造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)信号配線層と樹脂からなる絶縁層を順次形成し、
積み上げる方式を用いるプリント配線板の上層配線と下
層配線間の接続を柱状導体を介して行う多層プリント配
線板の製造方法において、柱状導体を有する下層配線を
形成し、この下層配線上に上層配線を形成する前に表面
に露出している樹脂全面のエッチングを行い、前記柱状
導体の頭部を樹脂表面に対して突出させた突出部を形成
し、この突出部に上層配線を接続するようにしたもので
ある。
【0008】(2)上記(1)記載の多層プリント配線
板の製造方法において、前記柱状導体の頭部を樹脂表面
に対して突出させた突出部を形成する際に、樹脂のエッ
チングを過マンガン酸塩に浸漬して行うようにしたもの
である。 (3)信号配線層と樹脂からなる絶縁層を順次形成し、
積み上げる方式を用いるプリント配線板の上層配線と下
層配線間の接続を柱状導体を介して行う多層プリント配
線板の製造方法において、柱状導体を有する下層配線を
形成し、この下層配線上に上層配線を形成する前に表面
に露出している樹脂の選択的エッチングを行い、前記柱
状導体の頭部のみを樹脂表面に対して突出させた突出部
を形成し、この突出部に上層配線を接続するようにした
ものである。
【0009】(4)上記(3)記載の多層プリント配線
板の製造方法において、前記樹脂の選択的なエッチング
をエキシマレーザにより行うようにしたものである。 (5)上記(1)、(2)又は(3)記載の多層プリン
ト配線板の製造方法において、前記樹脂はエポキシ系樹
脂である。
【0010】
【作用】本発明によれば、上記のように、上層配線と下
層配線間を接続するため、柱状導体の頭部が樹脂面に対
して突き出る突出部を形成するようにしたので、上層配
線を形成する時に、配線密度を低下させることなく、ま
た、平坦性を犠牲にするほどの凹凸を与えることなく、
柱状導体との接続面積を増すことができるとともに、3
次元的に接続することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を参照しな
がら詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示す
多層プリント配線板の製造工程断面図である。 (1)まず、図1(a)に示すように、ベースとなる基
材11上には、既にパターニングされた下層配線12が
設けられており、この下層配線12上に、感光性レジス
トのホトリソ工程と電気めっき(例えば、硫酸銅浴な
ど)を用いて柱状導体14を形成する。
【0012】(2)次に、図1(b)に示すように、樹
脂からなる絶縁層13(例えば、エポキシ樹脂など)を
基板一面に塗布し硬化させる。 (3)次に、図1(c)に示すように、柱状導体14の
頭部を露出させるためバフなどにより研磨を施す。 (4)次に、図1(d)に示すように、絶縁層13部分
のみに対してエッチング性のある薬液(例えば、過マン
ガン酸塩など)で処理すると、柱状導体14の頭部は、
樹脂面に対して1〜3μm突出した突出部14Aが形成
される。
【0013】(5)次に、図1(e)に示すように、無
電解銅めっきでカレントフィルム15を形成する。 (6)次に、図1(f)に示すように、めっきレジスト
16をパターニング後、無電解銅めっきを施し、無電解
銅めっき部17を形成する。 (7)次に、図1(g)に示すように、めっきレジスト
16を剥離する。
【0014】(8)次に、図1(h)に示すように、無
電解銅めっき部17以外のカレントフィルム15を除去
し、上層配線18を形成する。 次に、本発明の第2実施例について説明する。図3は本
発明の第2実施例を示す多層プリント配線板の製造工程
断面図である。
【0015】(1)まず、第1実施例と同様に、図3
(a)に示すように、ベースとなる基材21上には、既
にパターニングされた下層配線22が設けられており、
この下層配線22上に、感光性レジストのホトリソ工程
と電気めっき(例えば、硫酸銅浴など)を用いて柱状導
体24を形成する。 (2)次に、図3(b)に示すように、樹脂からなる絶
縁層23(例えば、エポキシ樹脂など)を基板一面に塗
布し硬化させる。
【0016】(3)次に、図3(c)に示すように、柱
状導体24の頭部を露出させるためバフなどにより研磨
を施す。ここまでは、第1実施例と同様である。 (4)次に、図3(d)に示すように、例えば、エキシ
マレーザにより、絶縁層23を構成している樹脂を炭化
・除去する。つまり、柱状導体24の周囲1〜5μm、
深さ1〜3μmの範囲に限り絶縁層23を除去し、柱状
導体24の頭部を突出させ突出部24Aを形成する。
【0017】(5)次に、図3(e)に示すように、無
電解銅めっきでカレントフィルム25を形成する。 (6)次に、図3(f)に示すように、めっきレジスト
26をパターニング後、無電解銅めっきを施し、無電解
銅めっき部27を形成する。 (7)次に、図3(g)に示すように、めっきレジスト
26を剥離する。
【0018】(8)次に、図3(h)に示すように、無
電解銅めっき部27以外のカレントフィルム25を除去
し、上層配線28を形成する。なお、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて
種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排
除するものではない。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明において、柱状導体を有する
下層配線を形成し、この下層配線上に上層配線を形成す
る前に、表面に露出している樹脂全面のエッチングを行
い、前記柱状導体の頭部を樹脂表面に対して突出させた
突出部を形成し、この突出部に上層配線を接続するよう
にしたので、上層配線を形成する時に、配線密度を低下
させることなく、また、平坦性を犠牲にするほどの凹凸
を与えることなく、柱状導体との接続面積を増すことが
できる。
【0020】更に、3次元的に接続されるため、密着強
度も向上させることができ、上層配線と下層配線間の接
続の信頼性の向上を図ることができる。 (2)請求項2記載の発明において、樹脂のエッチング
を過マンガン酸塩に浸漬して行うようにしたので、樹脂
の面をより粗く形成することができ、カレントフィルム
の密着度を高めることができる。
【0021】(3)請求項3記載の発明において、柱状
導体を有する下層配線を形成し、この下層配線上に上層
配線を形成する前に表面に露出している樹脂の選択的エ
ッチングを行い、前記柱状導体の頭部のみを樹脂表面に
対して突出させた突出部を形成し、この突出部に上層配
線を接続するようにしたので、上層配線を形成するとき
に、配線密度を低下させることなく、また、平坦性を犠
牲にするほどの凹凸を与えることなく、柱状導体との接
続面積を増すことができる。
【0022】更に、3次元的に接続されるため、密着強
度も向上させることができ、上層配線と下層配線間の接
続の信頼性の向上を図ることができる。 (4)請求項4記載の発明において、選択的な樹脂のエ
ッチングをエキシマレーザにより行うようにしたので、
微小な柱状導体の頭部のみを確実に突出させることがで
き、更に接続の信頼性を向上させることができる。
【0023】(5)請求項5記載の発明において、絶縁
層にエポキシ系樹脂を用いることにより、絶縁を確保す
るとともに、エッチング処理を確実にすることができ
る。特に、エポキシ系樹脂のエッチングを過マンガン酸
塩に浸漬して行うことにより、良好なエッチング処理を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す多層プリント配線板
の製造工程断面図である。
【図2】従来の方法で形成された多層プリント配線板の
断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す多層プリント配線板
の製造工程断面図である。
【符号の説明】
11,21 基材 12,22 下層配線 13,23 絶縁層 14,24 柱状導体 14A,24A 突出部 15,25 カレントフィルム 16,26 めっきレジスト 17,27 無電解銅めっき部 18,28 上層配線
フロントページの続き (72)発明者 小澤 進 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号配線層と樹脂からなる絶縁層を順次
    形成し、積み上げる方式を用いるプリント配線板の上層
    配線と下層配線間の接続を柱状導体を介して行う多層プ
    リント配線板の製造方法において、(a)柱状導体を有
    する下層配線を形成し、(b)該下層配線上に上層配線
    を形成する前に表面に露出している樹脂全面のエッチン
    グを行い、前記柱状導体の頭部を樹脂表面に対して突出
    させた突出部を形成し、(c)該突出部に上層配線を接
    続することを特徴とする多層プリント配線板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記柱状導体の頭部を樹脂表面に対して
    突出させた突出部を形成する際に、樹脂のエッチングを
    過マンガン酸塩に浸漬して行うことを特徴とする請求項
    1記載の多層プリント配線板の製造方法。
  3. 【請求項3】 信号配線層と樹脂からなる絶縁層を順次
    形成し、積み上げる方式を用いるプリント配線板の上層
    配線と下層配線間の接続を柱状導体を介して行う多層プ
    リント配線板の製造方法において、(a)柱状導体を有
    する下層配線を形成し、(b)該下層配線上に上層配線
    を形成する前に表面に露出している樹脂の選択的エッチ
    ングを行い、前記柱状導体の頭部のみを樹脂表面に対し
    て突出させた突出部を形成し、(c)該突出部に上層配
    線を接続することを特徴とする多層プリント配線板の製
    造方法。
  4. 【請求項4】 前記樹脂の選択的なエッチングをエキシ
    マレーザにより行うことを特徴とした請求項3記載の多
    層プリント配線板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記樹脂がエポキシ系樹脂であることを
    特徴とした請求項1、2又は3記載の多層プリント配線
    板の製造方法。
JP21874694A 1994-09-13 1994-09-13 多層プリント配線板の製造方法 Withdrawn JPH0883982A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004273495A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Tdk Corp 電子部品の製造方法および、電子部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004273495A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Tdk Corp 電子部品の製造方法および、電子部品

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Effective date: 20011120