JPH0883727A - フライバックトランス及びその製造方法 - Google Patents

フライバックトランス及びその製造方法

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JPH0883727A
JPH0883727A JP7191674A JP19167495A JPH0883727A JP H0883727 A JPH0883727 A JP H0883727A JP 7191674 A JP7191674 A JP 7191674A JP 19167495 A JP19167495 A JP 19167495A JP H0883727 A JPH0883727 A JP H0883727A
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JP7191674A
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Mitsuyoshi Oishi
光良 大石
Takashi Nagamatsu
▲たか▼史 永末
Katsuo Iyama
勝雄 井山
Sadahide Ito
禎英 井藤
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット枠の基板との間で放電が起こり易い
部分が絶縁不良を起こしても高電圧が外部に洩れること
を防ぐことができるフライバックトランス及びその製造
方法を提供することを目的とする。 【構成】 ユニット枠12の内でセラミック基板5との
近接部分をユニットカバー13で覆うようにユニット枠
12を取り付け、ユニットカバー13とユニット枠12
のセラミック基板5との近接部分の間に注型樹脂14を
介在させたという構成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフライバックトランスに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3,図4は従来のフライバックトラン
スを示す斜視図及び側断面図である。図3,図4におい
て、1はギャップを有したコア、2は一次コイル、3は
二次コイル、4は一次コイル2及び二次コイル3を収納
しているケースカバー、5は電気抵抗体が印刷されてい
るセラミック基板、6はセラミック基板5を収納してい
るユニット枠で、ユニット枠6は方形の皿状であり、セ
ラミック基板5は注型樹脂7でユニット枠6の凹部に固
定されている。ユニット枠6には貫通孔6aとリブ6b
が設けられている。8はセラミック基板5の上に印刷さ
れた電気抵抗上を摺動する摺動子、9はセラミック基板
5に取り付けられた回転自在のシャフトで、貫通孔6a
を通してユニット枠6の外壁板の表面に突き出してい
る。又、シャフト9には摺動子8が取り付けられてい
る。シャフト9,摺動子8,電気抵抗体で可変抵抗器を
形成している。10は難燃材を含んだ注型樹脂である。
【0003】以上の様に構成された従来のフライバック
トランスの組立方法及び動作について説明する。
【0004】シャフト9をユニット枠6の凹部から凸部
に向かって貫通孔6aに挿入しセラミック基板5をユニ
ット枠6にはめこんで、注型樹脂7によってセラミック
基板5をユニット枠6に固定する。その時に、注型樹脂
7が摺動子8の部分に流れ込んで固まり摺動子8が動か
なくならない様にリブ6bで注型樹脂7がそれ以上摺動
子8の方に流れて行かないようにしている。次にユニッ
ト枠6をケースカバー4に取り付け、ユニット枠6とケ
ースカバー4に注型樹脂10を流し込む事によって一次
コイル2及び二次コイル3とセラミック基板5の間の絶
縁をするとともにユニット枠6をケースカバー4に固定
していた。フォーカスを調整するときは、シャフト9を
回して摺動子8を動かして、二次コイル3に接続された
回路にかかる電圧を変化させて電子銃から発射された電
子線の焦点を調整していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、ユニット枠6が外壁を構成しており、ユニ
ット枠6のセラミック基板5との間で放電が起こり絶縁
不良を起こした場合、ユニット枠6は外部に露出してい
るので高電圧が外部に放電するおそれがあった。
【0006】本発明は以上の様な従来の問題点を解決す
るもので、ユニット枠に絶縁不良やひび割れや、また熱
によって注型樹脂が絶縁不良を起こしてもユニット枠と
セラミック基板の間の絶縁性能が劣らない様にできるフ
ライバックトランス及びその製造方法を提供する事を目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこの目的を達成
するために、ユニット枠の内で基板との近接部分をユニ
ットカバーで覆うようにユニット枠を取り付け、ユニッ
トカバーとユニット枠の基板との近接部分の間に樹脂を
介在させたという構成を有している。
【0008】
【作用】この構成によりユニット枠の基板との間で放電
を起こし易い部分を直接外部に出さない様にする事がで
きる。
【0009】
【実施例】図1,図2は本発明の一実施例におけるフラ
イバックトランスを示す斜視図及び側断面図である。図
1,図2において1はギャップが設けられているコア、
2は一次コイル、3は二次コイル、5はセラミック基
板、7は注型樹脂、8は摺動子、9はシャフトで、これ
らは図4に示す従来のフライバックトランスの構成と同
じである。11はケースカバーで、ケースカバー11に
は開口部11aが設けられていて、開口部11aの周縁
部に溝11bが設けられている。12はセラミック基板
5が取り付けられるユニット枠で、ユニット枠12に
は、シャフト9が挿入される段付の筒部12aが設けら
れており、筒部12aの中は貫通孔12bが設けられシ
ャフト9が挿入されている。又ユニット枠12にはリブ
12cが設けられている。13はユニット枠12を収納
するユニットカバーで、ユニットカバー13には筒部1
2aが挿入される孔13aがユニットカバー13の端部
に開口しない様に設けられている。
【0010】以上の様に構成された本実施例のフライバ
ックトランスの組立方法及び動作について説明する。
【0011】まず、セラミック基板5に回転自在のシャ
フト9を取り付け、さらにシャフト9に摺動子8を取り
付け、シャフト9を筒部12aに挿入し、シャフト9の
先端部を貫通孔12bから出す。次にセラミック基板5
をユニット枠12に、はめ込んで、その後注型樹脂7で
セラミック基板5をユニット枠12に固定する。この
時、注型樹脂7が摺動子8の部分に流れ込んで固まり摺
動子8が動かなくなるのを防止するためにリブ12cで
注型樹脂7がそれ以上摺動子8の方に流れて行かない様
にしている。次に筒部12aを孔13aに圧入して、ユ
ニットカバー13の内部にユニット枠12の内セラミッ
ク基板5に近接して対向する部分を浮かせた状態で固定
する。筒部12aを孔13aに圧入することで、ユニッ
トカバー13にユニット枠を容易に取り付けることがで
き、かつ、筒部12aと孔13aを密着させることがで
きる。さらに、筒部12aが段付であるので、たとえ筒
部12aと孔13aにがたがあったとしても筒部12a
の段部が孔13aの周縁部に当り、ユニットカバー13
の内部にユニット枠12の内セラミック基板5に近接し
て対向する部分を確実に浮かせた状態で固定することが
できる。次にユニットカバー13の周縁部を溝11bに
挿入してユニットカバー13が開口部11aを塞ぐよう
に取り付け、ケースカバー11及びユニットカバー13
に注型樹脂14を流し込んで固まらせる。この構成によ
り、ユニット枠12のセラミック基板5との近接部分は
ユニットカバー13の内部に浮いた状態で固定され、さ
らに、ユニットカバー13には端部に開口しない様に孔
13aが設けられているので、ユニットカバー13から
外側にでるのはユニット枠12の筒部12aとなってい
る事から、その近接部分とユニットカバー13の間に注
型樹脂14を介在させる事によりもしユニット枠12が
絶縁不良を起こしている時にセラミック基板5とユニッ
ト枠12の間で放電が起こっても電流が外壁となってい
るユニットカバー13まで流れないので、高電圧に対す
る信頼性が向上する。なお本実施例では筒部12aの一
部が外部に露出しているが、筒部12aとセラミック基
板5との間で放電は起こらず、又ユニット枠12の内で
セラミック基板5と近接して対向している部分に放電が
起こってもその電流が筒部12aまではほとんど伝わら
ない。
【0012】
【発明の効果】本発明は、ユニット枠の内で基板との近
接部分をユニットカバーで覆うようにユニット枠を取り
付け、ユニットカバーとユニット枠の基板との近接部分
の間に樹脂を介在させた事によりユニット枠の基板との
間で放電を起こし易い部分を直接外部に出さない様にす
る事ができるので、ユニット枠の基板との間で放電が起
こり易い部分が絶縁不良を起こしても高電圧が外部に洩
れることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるフライバックトラン
スを示す斜視図
【図2】本発明の一実施例におけるフライバックトラン
スを示す側断面図
【図3】従来のフライバックトランスを示す斜視図
【図4】従来のフライバックトランスを示す側断面図
【符号の説明】
1 コア 2 一次コイル 3 二次コイル 5 セラミック基板 7 注型樹脂 8 摺動子 9 シャフト 11 ケースカバー 11a 開口部 11b 溝 12 ユニット枠 12a 筒部 12b 貫通孔 12c リブ 13 ユニットカバー 13a 孔
フロントページの続き (72)発明者 井藤 禎英 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気抵抗体が形成され、前記電気抵抗体上
    を摺動する摺動子を取り付けた回動自在のシャフトを設
    けた基板と、前記基板のシャフトを挿入する筒部を有し
    前記基板を取り付るユニット枠と、前記ユニット枠の筒
    部を挿入する孔を有し前記ユニット枠の内前記基板との
    近接部分を覆う様に取り付けるユニットカバーと、前記
    ユニットカバーで塞がれた開口部とコアに巻き付けられ
    た一次コイル及び二次コイルの収容部とを有するケース
    カバーとを備え、前記ケースカバーおよび前記ユニット
    カバーに樹脂を注入し、前記ユニットカバーと前記近接
    部分との間に樹脂を介在させてなることを特徴とするフ
    ライバックトランス。
  2. 【請求項2】電気抵抗体が形成され、前記電気抵抗体上
    を摺動する摺動子を取り付けた回動自在のシャフトを設
    けた基板と、前記基板のシャフトを挿入する筒部を有す
    るユニット枠と、前記ユニット枠の筒部を挿入する孔を
    有するユニットカバーと、コアに巻き付けられた一次コ
    イル及び二次コイルを収容し開口部を有するケースカバ
    ーとを備え、前記ユニット枠の筒部に前記シャフトを挿
    入し前記ユニット枠に前記基板を固定し、前記ユニット
    枠の筒部を前記ユニットカバーの孔に挿入し前記ユニッ
    ト枠を前記ユニットカバーに前記ユニット枠の内前記基
    板との近接部分を前記ユニットカバーで覆う様に取り付
    け、前記ユニットカバーで前記ケースカバーの開口部を
    塞ぎ、前記ケースカバーおよび前記ユニットカバーに樹
    脂を注入し、前記ユニットカバーと前記近接部分との間
    に樹脂を介在させてなることを特徴とするフライバック
    トランス。
  3. 【請求項3】ユニット枠の筒部が段付であることを特徴
    とする請求項1または請求項2記載のフライバックトラ
    ンス。
  4. 【請求項4】ユニット枠の筒部をユニットケースの孔に
    圧入することを特徴とする請求項1または請求項2記載
    のフライバックトランス。
  5. 【請求項5】ユニットカバーの孔はユニットカバーの端
    部に開口しないことを特徴とする請求項1または請求項
    2記載のフライバックトランス。
  6. 【請求項6】シャフトを回転自在に立設した基板と、前
    記基板を取り付け前記シャフトを挿入する筒部を有する
    ユニット枠と、コイルを収納し前記筒部を挿入する孔を
    設けたケースと、前記ケース内に充填される充填材とを
    備え、前記孔に前記筒部を挿入して前記シャフトを外出
    させる様に前記ケース内に前記ユニット枠を配置させる
    とともに前記ユニット枠と前記ケースの間に隙間を設け
    前記隙間に充填材を介在させたことを特徴とするフライ
    バックトランス。
  7. 【請求項7】ケースの孔はケースの端部に開口しないこ
    とを特徴とする請求項6記載のフライバックトランス。
  8. 【請求項8】電気抵抗体が形成され、前記電気抵抗体上
    を摺動する摺動子を取り付けた回動自在のシャフトを設
    けた基板をユニット枠の筒部に前記シャフトを挿入し前
    記ユニット枠に固定し、前記ユニット枠の筒部をユニッ
    トカバーの孔に挿入し前記ユニット枠の内前記基板との
    近接部分を前記ユニットカバーとの間に隙間を設けて覆
    う様に取り付け、前記ユニットカバーでコアに巻き付け
    られた一次コイル及び二次コイルを収容し側面に開口部
    を有するケースカバーの開口部を塞ぎ、前記ケースカバ
    ーおよび前記ユニットカバーに樹脂を注入し、前記ユニ
    ットカバーと前記近接部分との間に樹脂を介在させてな
    ることを特徴とするフライバックトランスの製造方法。
  9. 【請求項9】シャフトを立設した基板をユニット枠に取
    り付け、前記ユニット枠をコイルを収納したケース内に
    配置した後、ケース内に充填材を流し込むフライバック
    トランスの製造方法であって、ケースにシャフトを前記
    ケース外に突出させる外出部を設け、前記外出部からシ
    ャフトを突出させた状態で前記ユニット枠と前記ケース
    の間に隙間が空く様に前記ユニット枠を前記ケース内に
    配置した後に、前記ケース内に充填材を流し込んで前記
    隙間に充填材を介在させることを特徴とするフライバッ
    クトランスの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100415562B1 (ko) * 2001-07-26 2004-01-24 삼성전기주식회사 플라이 백 트랜스포머의 포커스 커버와 노브 샤프트결합장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01169010U (ja) * 1988-05-18 1989-11-29

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