JPH06310003A - 近接スイッチ - Google Patents

近接スイッチ

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JPH06310003A
JPH06310003A JP11915593A JP11915593A JPH06310003A JP H06310003 A JPH06310003 A JP H06310003A JP 11915593 A JP11915593 A JP 11915593A JP 11915593 A JP11915593 A JP 11915593A JP H06310003 A JPH06310003 A JP H06310003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive cap
coil
case
core
ferrite core
Prior art date
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Pending
Application number
JP11915593A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Otsuka
隆史 大塚
Yasushi Matsuoka
靖 松岡
Arimasa Abe
有正 安部
Tomoshi Motouji
知史 元氏
Shinya Tamino
真也 民野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP11915593A priority Critical patent/JPH06310003A/ja
Publication of JPH06310003A publication Critical patent/JPH06310003A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コイル及びコイルスプールを収納するフェラ
イトコアのシールドを容易に行えるようにすること。 【構成】 フェライトコア11を導電キャップ12内に
収納する。導電キャップ12はコイル線を引き出すため
の開口12a,12b、及び外周にフランジ状の凸部1
2c、中央部にスリット12dを有している。プリント
基板13の凸部13aをこのスリット13dに圧入し凸
部を安定電位に接続しておけば、はんだ付けをすること
なくフェライトコア11をシールドすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は近接スイッチに関し、特
に検出コイル部に特徴を有する近接スイッチに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来前面に検出コイルを有する近接スイ
ッチにあっては、図6に斜視図を示すようにコイル1を
コイルスプール2に巻回しておき、環状の溝を有するフ
ェライトコア3の溝内に収納している。そしてコイル1
をシールドするために、フェライトコア3の外周面及び
背面に、図7(a)に示すように導電性材料を蒸着して
蒸着膜3aを形成し、近接スイッチのアース端に接続し
ている。フェライトコア3の蒸着膜3aと回路基板との
接続時には、図7(b)に示すようにフェライトコア3
の裏面に金属薄膜4をはんだ付けによって接続し、この
金属薄膜4と電子回路部を実装したプリント基板5の接
地パターンとの間をはんだ付けにより接続して、シール
ドを行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのようなコ
イル部を有する従来の近接スイッチによれば、プリント
基板5とフェライトコア3とが固定されていないため、
プリント基板5の接地パターンと金属薄膜4とをはんだ
付けする必要があり、コイル線端部をはんだ付けする際
にプリント基板5が固定されていないため、組立作業に
手間がかかるという欠点があった。又プリント基板5が
外部から応力を受けた場合、フェライトコア3の背面に
施したはんだや金属薄膜4が蒸着膜3aと共に脱落し、
シールド効果をなくしてしまうことがあった。更に従来
の近接スイッチでは、フェライトコア3を筒状のコイル
ケース6の前面に嵌め込み、コイルケース6を円筒形ベ
ース金具7に嵌め込んで近接スイッチを構成している
が、図8に示すようにフェライトコア3がコイルケース
6内に位置決めされておらず、設計時にばらつきを考慮
する必要があった。
【0004】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたものであって、シールド効果が高く製造や位置
決めが容易な検出コイルを有する近接スイッチを提供す
ることを技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、コイルと、コイルがケースの前面に配置され、物体
の近接を検知する近接スイッチであって、コイルが巻回
されたコイルスプールと、コイルスプールを溝内に収納
するコアと、コアを収納する凹部を有し、コアの外周面
を覆うと共にその裏面にスリットが形成された弾性を有
する導電キャップと、導電キャップのスリットに対向す
る位置に安定電位に接続された凸部が一体に形成され、
該凸部が導電キャップのスリットに圧入され、コイルの
両端が接続された電子回路部を実装するプリント基板
と、コアを含む導電キャップ及びプリント基板を収納す
るケースと、を具備することを特徴とするものである。
【0006】本願の請求項2の発明では、導電キャップ
はその外周面に凸部が設けられ、導電キャップをケース
に収納する際、該凸部を変形させてケース内に収納され
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】このような特徴を有する本発明によれば、検出
コイルをコイルスプールを介してコア内に収納し、この
コアを導電キャップ内に収納している。導電キャップに
はスリットを設け、プリント基板の凸部をこのスリット
に圧入している。そうすれば凸部の安定電位のパターン
と導電キャップとが電気的に接続されることとなり、コ
アがシールドされる。又請求項2の発明では、導電キャ
ップの外周面に凸部を設け、この凸部を変形させてケー
ス内に収納することによって導電キャップのケース内で
の位置決めが正確に行えることとなる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例による近接スイッチ
のコイル部分を示す組立構成図である。本図において従
来例と同一部分は同一符号を付して詳細な説明を省略す
る。本実施例においてもコイル1がコイルスプール2に
巻回されている。フェライトコア11は円筒形の部材で
あって、上下には円筒軸に沿ってU字形の溝11a,1
1bが設けられ、前面には図2に示すように環状の溝1
1cが設けられている。このコイルスプール2はフェラ
イトコア11の環状溝11c内に挿入される。フェライ
トコア11の中央部背面には図示のように縦長の微小な
窪み11dが形成されている。本実施例においては、こ
のフェライトコア11は全体が導電キャップ12内に収
納される。導電キャップ12は導電性を有するゴムによ
って構成され、背面が閉じられた円筒形の部材であっ
て、背面側には図示のように上下にコイル線の端部を引
き出すための小さい開口12a,12bが設けられる。
又導電キャップ12の円筒部中央にはフランジ状の凸部
12cが設けられる。更に導電キャップ12は開口12
a,12bの中間に縦方向に細いスリット12dが設け
られている。
【0009】さてこの導電キャップ12の背面には図示
のように近接スイッチの電子回路部を実装したプリント
基板13が固定される。プリント基板13には導電キャ
ップ12側の裏面中央のスリット12dに対向する位置
に凸部13aが形成されている。プリント基板13の凸
部13aには電子回路部の安定電位点、例えば接地パタ
ーン又は電源パターンを形成しておくものとする。そし
てプリント基板13と導電キャップ12とを固定する際
には、この凸部13aは図1に示すように導電キャップ
12のスリット12d及びフェライトコア11の窪み1
1dに嵌め込む。そしてコイル1の両端をプリント基板
13の電子回路部に接続する。この場合にはプリント基
板13の凸部13aを導電キャップ12に圧入するだけ
で、プリント基板13とフェライトコア11及びコイル
1が固定されるため、はんだ付け作業を容易に行うこと
ができる。
【0010】図2はコイル1を巻付けたコイルスプール
2をフェライトコア11の溝11c内に挿入し、導電キ
ャップ12を取付けた状態を示す正面図であり、図3は
導電キャップ12にプリント基板13を圧入した状態を
示す部分断面図である。本図に示すようにプリント基板
13を導電キャップ12のスリット12dに圧入すれ
ば、導電キャップ12のスリット12dが湾曲してプリ
ント基板13が固定されることとなる。そしてプリント
基板13の凸部13aには接地パターンを形成している
ため、導電キャップ12に圧入しただけではんだ付けな
くシールドを行うことができる。又プリント基板13に
圧力が加わっても容易に脱落することはなく、完全にシ
ールド効果を保つことができる。
【0011】図4(a)はこのプリント基板13に導電
キャップ12びフェライトコア11とコイル1を接続し
た状態でコイルケース14及びベース金具15内に収納
し、近接スイッチを組立てた状態を示す断面図、図4
(b)はそのコイル部分の縦断面図である。図2及び本
図に示すように導電キャップ12の外周部にはフランジ
状の凸部12cが設けられるため、コイルケース14に
圧入した状態ではこの凸部12cが押圧されることとな
り、コイルケース14の中心部にフェライトコア11が
配置される。従って位置決めを正確に行うことができ
る。尚通常の近接スイッチには図4(a)においてケー
ス内の空隙部にエポキシ樹脂等が充填され、プリント基
板13がケース内に固定される。しかし高耐熱用の近接
スイッチでは使用温度が例えば200 ℃近くの高温となる
ため、エポキシ樹脂を充填することはない。この場合に
も本発明による近接スイッチによれば、プリント基板1
3の端部がフェライトコア11の中心部に固定されるこ
ととなり、プリント基板13が確実にケース内に保持さ
れシールド効果を確実にすることができる。
【0012】図5(a)は本発明の第2実施例による導
電キャップの形状を示す背面図である。本実施例では導
電キャップ21はフランジ状の凸部に代えて円筒部にそ
の円筒軸に沿った複数の突起21a〜21dを有してい
る。又この導電キャップ21にも第1実施例と同様に、
プリント基板を挿入するためのスリット21eや、コイ
ル端部をプリント基板に接続するための開口21f,2
1gが設けられる。
【0013】図5(b)は本発明の第3実施例による導
電キャップ22にフェライトコアを収納した状態を示す
正面図である。本図に示すように導電キャップ22は第
1実施例と同様に円周に沿ったフランジ状の凸部22a
を有しており、開口12a,12bに代えてフェライト
コアと同様のU字形の溝22b,22cを対称な位置に
設けたものである。こうすれば開口部を設けることなく
コイルの端部をプリント基板13の電子回路部に接続す
ることができる。又本実施例ではケース内にエポキシ樹
脂を充填すれば、この溝22b,22cを介して樹脂を
コイル部分まで浸透させることができる。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1,2の発明によれば、コアが導電キャップに覆われて
いるため、コアの外周面に導電材料を蒸着したり金属薄
膜を接続する必要がなく、製造過程を簡略化することが
できる。そして導電キャップによってコアを覆い、プリ
ント基板の圧入によって導電キャップを安定電位に接続
しているため、シールドのためのはんだ付け作業が不要
となり、組立作業性を向上することができる。更に本願
の請求項2の発明では、導電キャップの外周部に凸部を
設け、これによってコイルケースとの間で位置決めをし
ているため、ケース内でコアが所定位置に固定されるこ
ととなり、位置のばらつきを少なくすることができると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の近接スイッチの主要部を示す組立構成
図である。
【図2】本実施例のフェライトコアと導電キャップを示
す正面図である。
【図3】プリント基板を導電キャップの開口に圧入した
状態を示す部分断面図である。
【図4】(a)は本実施例の近接スイッチの全体構成を
示す断面図であり、(b)はその縦断面図である。
【図5】(a)は導電キャップの第2の実施例を示す背
面図であり、(b)は導電キャップの第3実施例を示し
フェライトコアと一体にした状態を示す正面図である。
【図6】従来のフェライトコアとコイルスプールを示す
斜視図である。
【図7】(a)は従来のフェライトコアに蒸着した状態
を示す斜視図であり、(b)はこのフェライトコアにプ
リント基板を接続した状態を示す一部切欠き斜視図であ
る。
【図8】従来のコイルケースとコアとの位置関係を示す
概略図である。
【符号の説明】 1 コイル 2 コイルスプール 3,11 フェライトコア 11a,11b 溝 11c 環状溝 11d 窪み 12,21,22 導電キャップ 12a,12b,12f,21g 開口 12c,13a,21a〜21d,22a 凸部 12d,21e,22d スリット 13 プリント基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 元氏 知史 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 民野 真也 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイルと、 前記コイルがケースの前面に配置され、物体の近接を検
    知する近接スイッチであって、 コイルが巻回されたコイルスプールと、 前記コイルスプールを溝内に収納するコアと、 前記コアを収納する凹部を有し、前記コアの外周面を覆
    うと共にその裏面にスリットが形成された弾性を有する
    導電キャップと、 前記導電キャップのスリットに対向する位置に安定電位
    に接続された凸部が一体に形成され、該凸部が前記導電
    キャップのスリットに圧入され、前記コイルの両端が接
    続された電子回路部を実装するプリント基板と、 前記コアを含む導電キャップ及びプリント基板を収納す
    るケースと、を具備することを特徴とする近接スイッ
    チ。
  2. 【請求項2】 前記導電キャップはその外周面に凸部が
    設けられ、導電キャップを前記ケースに収納する際、該
    凸部を変形させてケース内に収納されたものであること
    を特徴とする請求項1記載の近接スイッチ。
JP11915593A 1993-04-21 1993-04-21 近接スイッチ Pending JPH06310003A (ja)

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JP11915593A JPH06310003A (ja) 1993-04-21 1993-04-21 近接スイッチ

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000208013A (ja) * 1999-01-12 2000-07-28 Fuji Electric Co Ltd 近接スイッチ
KR20030047264A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 한영수 근접스위치용 보빈의 구조
JP2015176714A (ja) * 2014-03-14 2015-10-05 オムロン株式会社 電子機器

Cited By (3)

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KR20030047264A (ko) * 2001-12-10 2003-06-18 한영수 근접스위치용 보빈의 구조
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