JPH088340B2 - 容量ポリシリコンの形成方法 - Google Patents

容量ポリシリコンの形成方法

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JPH088340B2
JPH088340B2 JP1249858A JP24985889A JPH088340B2 JP H088340 B2 JPH088340 B2 JP H088340B2 JP 1249858 A JP1249858 A JP 1249858A JP 24985889 A JP24985889 A JP 24985889A JP H088340 B2 JPH088340 B2 JP H088340B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体メモリーセルの製造工程における容量
ポリシリコンの形成方法に関する。
〔従来の技術〕
半導体集積回路、特に半導体メモリーの高集積化に伴
い、一つの半導体メモリーセルの占める面積は小さくな
る。そこで、半導体メモリーセルの占める面積を縮小す
ることを目的として実施されている方法としてスタック
ト半導体メモリーセルがある。スタックト半導体メモリ
ーセルはコンデンサーを半導体素子上や素子分離絶縁膜
上に形成できるため、一つの半導体メモリーセルの平面
的な面積を縮小することができる半導体メモリーセルで
あるが、半導体メモリーの高集積化が著しく進に従いコ
ンデンサーの占める面積はますます小さくなり、一定量
以上の電荷を確保するためにコンデンサーとなるポリシ
リコンの膜厚を厚くし表面積を増加させて電荷の蓄積量
を増加させる必要がある。表面積を増加させる構造を第
4図に示す。第4図は従来のスタックト半導体メモリー
セルのコンデンサーとなるポリシリコンを加工形成した
状態を示す模式的断面図である。図において、11は半導
体基板、12は素子分離絶縁膜、13はゲート電極、14は高
濃度不純物拡散領域、15は層間絶縁膜、16はコンデンサ
ーとなる容量ポリシリコンである。また、第5図はさら
に表面積を増加させる方法として提案されたスタックト
トレンチ構造のメモリーセル(1989 SYMPOSIUM ON VLSI
TECHNOLOGY P69−70 LSI R&D Laboratory,Mitsubishi
ElectricCorp.W.Wakamiya等)を示す模式的断面図であ
る。図において、21は半導体基板、22は素子分離絶縁
膜、23はゲート電極、24は高濃度不純物拡散領域、25は
層間絶縁膜、26は容量ポリシリコンである。
〔発明が解決しようとする課題〕
半導体メモリーの高集積化が進むに従いスタックト半
導体メモリーセルが用いられるようになつてきたが、高
集積化がさらに進むに従いコンデンサーとなる容量ポリ
シリコンの膜厚もさらに厚くする必要がある。容量ポリ
シリコンの膜厚が厚くなるということは、その後の工程
で形成される配線が断線や短絡される恐れが大きくな
り、半導体装置の信頼性の低下を招く。また、若宮等に
より提案されたスタックトトレンチ構造では製造工程の
複雑化による半導体装置の信頼性低下を招く恐れがあ
る。
本発明の目的は前記課題を解決した容量ポリシリコン
の形成方法を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するため、本発明に係る容量ポリシリ
コンの形成方法は、一つのトランジスタとポリシリコン
とによって形成される一つのコンデンサーからなる半導
体メモリーセルにおいて、半導体基板上に半導体素子を
形成する工程と、前記半導体素子内の所望の領域にコン
タクトホールを形成する工程と、コンデンサーとなるポ
リシリコンを堆積する工程と、コンデンサーを加工形成
するためのエッチングマスクとなるレジストパターンを
形成する工程と、シリコン,ハロゲン元素及び酸素を含
むエッチングガスを用いレジストパターンの側面にシリ
コンの酸化物を堆積しながらレジストパターンとポリシ
リコンを異方性エッチングする工程とを含むものであ
る。
〔作用〕
本発明によれば、スタックト半導体メモリーセルのコ
ンデンサーとなるポリシリコンをドライエッチング形成
する際のガスにシリコンとハロゲン元素と酸素を含むガ
スを用い、エッチングマスクとなるレジストパターンの
側壁にシリコン酸化物を堆積しながらレジストとポリシ
リコンをエッチングすることにより、レジスト側壁に堆
積したシリコン酸化物がエッチングマスクとなり、ポリ
シリコンはレジストパターンのエッジに相当する部分の
幅約0.15μmのみエッチングされず、その他の部分はエ
ッチングされることによって、第3図(a)に示すよう
に、容量ポリシリコン7内のエッチング部7a形状はカッ
プ型になるので、表面積は増加する。第3図(a)はエ
ッチング形状の例を示す模式図である。また、第3図
(b)はパターン内側のトレンチ部の深さXを変えたと
きの容量ポリシリコンの表面積の変化を示す。図では従
来の容量ポリシリコンに対する本発明の容量ポリシリコ
ンの比で示してある。表面積が増加すると、電荷の蓄積
量も増加し同程度の容量を確保する場合、ポリシリコン
の膜厚を通常のスタックト半導体メモリーセルより薄く
できるため、その後の工程で形成される配線の断線や短
絡の恐れは小さくなり、半導体メモリーセルの信頼性は
上昇する。また、容量ポリシリコンのエッチング条件を
変えるだけで、製造工程は通常のスタックト半導体メモ
リーセルの製造工程をそのまま使用できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細に説明す
る。
第1図(a),(b),(c)は本発明の容量ポリシ
リコンのエッチング方法を用いた半導体メモリーセルの
製造途中を示す模式的断面図である。まず、第1図
(a)に示すように、シリコン基板1上に素子分離絶縁
膜2を形成し、続いてゲート電極3を形成し、n型高濃
度不純物拡散領域4を形成する。続いて、層間絶縁膜5
を形成した後、コンタクトホールを形成するためのレジ
ストパターン6を形成し、CF4とH2ガスを用い13.56MHz
の平行平板型カソードカップルRIE装置で、圧力5Pa,RF
電力1KWで層間絶縁膜5をドライエッチングしコンタク
トホール6aを形成する。次に、第1図(b)に示すよう
に、層間絶縁膜5及びコンタクトホール6aにコンデンサ
ーとなるポリシリコン7を1μmCVD法を用いて堆積し熱
拡散法を用いてポリシリコン7に燐を拡散する。次に容
量ポリシリコンとして残す領域にコンデンサーを加工形
成するためのエッチングマスクとなる容量レジストパタ
ーン8を形成する。次いで、第1図(c)に示すよう
に、SiCl4とO2ガスを用いてレジストパターン8をエッ
チングマスクとして13.56MHzの平行平板型カソードカッ
プルRIE装置を用い、圧力3Pa,RF電力400Wでレジストパ
ターン8の側壁にシリコン酸化物9を堆積させながら、
レジストパターン8とポリシリコン7を異方性エッチン
グする条件でドライエッチングする。次にO2に2%のCF
4を混入したガスをマイクロ波によって放電させること
により、シリコン酸化物9とエッチング後の残留レジス
トパターン8が除去され第2図の構造のものが得られ
る。第2図に示すように本発明によれば、容量ポリシリ
コン7がカップ型にエッチングされることとなり、容量
ポリシリコン7の表面積が増大し、電荷の蓄積量も増大
することとなる。
実施例ではエッチングガスとしてSiCl4とO2を用いて
いるが、シリコンとハロゲン元素と酸素を含んでいれば
SiCl4とO2の混合ガスに限らず、例えばSiF4やSi2F6とO2
の混合ガスを用いることができる。また、実施例ではポ
リシリコン7への燐の拡散に熱拡散法を用いているが、
ポリシリコン7に燐を拡散することができれば熱拡散法
に限らず他の方法を用いることができる。また、実施例
では容量ポリシリコン7のエッチングには平行平板カソ
ードカップルRIE装置を用いているが、レジストパター
ン8の側壁にシリコン酸化物9が堆積しレジストパター
ン8と容量ポリシリコン7がエッチングされる条件が得
られれば平行平板型カソードカップルRIE装置を用いな
くとも実施できる。また、実施例ではレジストパターン
8とシリコン酸化物9はO2に2%のCF4を混入したガス
をマイクロ波を用いて放電させて除去しているが、レジ
ストパターン8とシリコン酸化物9が除去される方法で
あればマイクロ波放電に限らず実施できる。
〔発明の効果〕
本発明を用いてパターンの内側のトレンチ部を例えば
0.9μmエッチングすると、従来と比較すると表面積は
約1.5倍になり、電荷の蓄積量が増加する。また、同程
度の容量を確保しようとした場合コンデンサーとなるポ
リシリコンの膜厚を薄くすることができるので、段差が
低減され、その後形成される配線の断線や短絡の恐れが
低減し半導体装置の信頼性が向上する利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b),(c)は本発明の製造方法を
工程順に示す模式的断面図、第2図は本発明を用いて製
造した半導体メモリーセルを示す模式断面図、第3図
(a)は本発明におけるエッチング形状の例を示す模式
図、第3図(b)はパターン内側のトレンチ部の深さを
変えたときの容量ポリシリコンの表面積の変化を示す
図、第4図,第5図は従来の方法を用いて製造した半導
体メモリーセルを示す模式断面図である。 1……半導体基板、2……素子分離絶縁膜 3……ゲート電極、4……高濃度不純物拡散領域 5……層間絶縁膜、6a……コンタクトホール 7……容量ポリシリコン 8……容量レジストパターン、9……シリコン酸化物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一つのトランジスタとポリシリコンとによ
    って形成される一つのコンデンサーからなる半導体メモ
    リーセルにおいて、半導体基板上に半導体素子を形成す
    る工程と、前記半導体素子内の所望の領域にコンタクト
    ホールを形成する工程と、コンデンサーとなるポリシリ
    コンを堆積する工程と、コンデンサーを加工形成するた
    めのエッチングマスクとなるレジストパターンを形成す
    る工程と、シリコン,ハロゲン元素及び酸素を含むエッ
    チングガスを用いレジストパターンの側面にシリコンの
    酸化物を堆積しながらレジストパターンとポリシリコン
    を異方性エッチングする工程とを含むことを特徴とする
    容量ポリシリコンの形成方法。
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EP0858105A3 (en) * 1997-01-06 2001-10-04 Texas Instruments Inc. Method of forming a stacked capacitor electrode for a DRAM
JP4716959B2 (ja) * 2006-09-05 2011-07-06 三洋電機株式会社 椅子式マッサージ機

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