JPH088324Y2 - 流体圧シリンダ - Google Patents

流体圧シリンダ

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JPH088324Y2
JPH088324Y2 JP1989104594U JP10459489U JPH088324Y2 JP H088324 Y2 JPH088324 Y2 JP H088324Y2 JP 1989104594 U JP1989104594 U JP 1989104594U JP 10459489 U JP10459489 U JP 10459489U JP H088324 Y2 JPH088324 Y2 JP H088324Y2
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rod
guide rod
fluid pressure
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piston rod
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篤志 佐々木
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、流体圧シリンダに関し、特に、ピストンロ
ッドを軸方向に案内するガイドロッドを備えた角形の流
体圧シリンダに適用した有効な技術に関する。
〔従来の技術〕
この種の流体圧シリンダとしては、たとえば、実開昭
64−17005号公報に記載されている角形の流体圧シリン
ダがある。
この流体圧シリンダは、中心にシリンダ室を有すると
ともにこのシリンダ室の両側にそれぞれガイド孔を有す
る断面矩形ブロック状のシリンダチューブを備え、前記
シリンダ室およびガイド孔にピストンロッドおよびガイ
ドロッドを配設し、それぞれの先端を連結する連結プレ
ートを設け、前記シリンダチューブの外周壁の4面に複
数の取付溝をガイド孔に沿って形成し、これらの取付溝
を介してシリンダチューブにソレノイドバルブなどの補
助機器を取り付けた構造としたものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、前記した流体圧シリンダの構造では、シリン
ダチューブは、シリンダ室の両側にガイド孔がピストン
ロッドに沿って形成されている構造であるので、かかる
構造を備えたシリンダチューブを押出し加工により成形
する場合、押出し力が増大する上、アルミ材の流れが不
均衝となるため、シリンダ室およびガイド孔に歪みが発
生してしまう。この歪みを除去するためには、二次加工
として中ぐり加工を行わなければならず、加工コストが
増大するという問題があった。
また、前記シリンダ室およびガイド孔間の肉厚が小さ
いと、シリンダ室およびガイト孔に発生する歪みは著し
いものとなり、二次加工によっても除去することができ
ない。そのためシリンダ室およびガイド孔間の肉厚を大
きくせざるを得ず、その結果、流体圧シリンダは大形化
と重量の増大化とを招来するという問題があった。
さらに、シリンダチューブ内のガイド孔にガイドロッ
ドが摺動自在に設けられている構造であるので、ガイド
ロッドにショックアブソーバなどの補助機器を取り付け
ることができず、そのためストッパをピストンロッドに
取り付け、ショックアブソーバを流体圧シリンダと離れ
た箇所に取り付けるしかなく、補助機器の集中化が困難
であるという問題があった。
本考案は、前記問題点に着目してなされたものであ
り、その目的は、シリンダチューブの押出し加工を容易
にし、二次加工を不要にして加工コストの低廉化を図
り、補助機器の取付けを容易にして取付性を向上させる
ことができるのみならず、補助機器の集中化をも図るこ
とのできる流体圧シリンダを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される考案のうち代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、次の通りである。
本考案の流体圧シリンダの構造は、断面矩形ブロック
状のシリンダチューブと、このシリンダチューブの両端
部に設けられるロッドカバーおよびヘッドカバーとでシ
リンダ室を形成し、このシリンダ室内を摺動するピスト
ンにピストンロッドを突出させて設け、このピストンロ
ッドを軸方向に沿って案内するガイドロッドを備え、前
記ピストンロッドおよびガイドロッドの各端部を連結体
で互いに結合した流体圧シリンダであって、前記シリン
ダチューブは、その両側の少なくとも一側にピストンロ
ッドに沿ってガイドロッドを進退自在に収納するガイド
ロッド収納溝を備え、該ガイドロッド収納溝内のガイド
ロッドにストッパまたはショックアブソーバの一方を取
り付け、他方をロッバカバーまたはヘッドカバーの少な
くとも一方に取り付けると共に、軸方向に延びる波形断
面形状の外面を有し前記ガイドロッド収納溝、ストッパ
およびショックアブソーバを覆うカバーを備えている構
造としたものである。
また、この場合、前記ショックアブソーバおよび該シ
ョックアブソーバを取り付けるためのホルダが少なくと
も1本の締結ねじで同時に前記ロッドカバーまたはヘッ
ドカバーの少なくとも一方に取り付けられる構造とする
ことができる。
また、この場合、前記ホルダは、前記ピストンロッド
の軸方向に沿って形成されたアブソーバ取付用めねじ
と、該めねじと連通し該めねじの一側から前記締結ねじ
の方向に前記めねじの軸方向と直角に延び、当該ホルダ
の外面に至る以前に前記ピストンロッド方向へ折曲して
延びる割スリットを備えている構造とすることができ
る。
また、この場合、前記連結体と前記ピストンロッドと
の連結ねじは軸方向または軸方向の少なくとも一方に対
して遊びを持たせて連結されている構造とすることがで
きる。
〔作用〕
本考案の流体圧シリンダによれば、シリンダチューブ
の両側の少なくとも一側にガイドロッドを収納するガイ
ドロッド収納溝をピストンロッドに沿って形成した構造
としたので、外向きに開放されるガイドロッド収納溝に
より、シリンダチューブの押出し加工に際し、押出し力
を減少させることができ、さらに押出し時のアルミ材の
流れを安定させ、その結果、押出し加工を容易にし、シ
リンダ室やガイドロッド収納溝に歪みを生じさせること
がない。これに伴い、歪みを除去するための二次加工の
不要により加工コストの低廉化を図り、シリンダ室およ
びガイドロッド収納溝間の薄肉により流体圧シリンダの
小形化および重量の減少化を図ることができる。
この場合、前記ガイドロッド収納溝内のガイドロッド
にストッパまたはショックアブソーバの一方を取り付
け、他方をロッドカバーまたはヘッドカバーの少なくと
も一方に取り付けた構造とすれば、ショックアブソーバ
などの補助機器の取付けを容易にして取付性を向上させ
ることができるのみならず、補助機器の集中化をも図る
ことができる。
また、この場合、前記ショックアブソーバおよび該シ
ョックアブソーバを取り付けるためのホルダが少なくと
も1本の締結ねじで同時に取り付けられる構造とすれ
ば、部品点数を減少させ、ショックアブソーバおよびホ
ルダの取付けを容易にし、取付性を向上させることがで
きる。
また、この場合、前記ホルダは、アブソーバ取付用め
ねじの一側から軸方向と直角の方向に延び、途中で折曲
して斜め内側に延びる割りスリットを備えている構造と
すれば、1本の締結ねじによりホルダおよびショックア
ブソーバの取付けを同時に行うことができ、しかも、ご
みの侵入を防止することができるばかりでなく、締結ね
じが外からは見えず、外観の見栄えが良く、意匠的効果
も得られる。
また、この場合、前記連結体と前記ピストンロッドと
の連結ねじは軸方向または軸方向の少なくとも一方に対
して遊びを持たせて連結されている構造とすれば、ピス
トンロッドとガイドロッドとの間にこじれがあっても、
ピストンロッドを円滑に案内することができる。
さらに、この場合、前記シリンダチューブの外面は、
軸方向に延びる波形断面形状よりなる構造とすれば、意
匠的美観を生じさせ、軸方向と直角の方向の曲げ剛性を
増大させることができる。
本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、
本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
〔実施例〕
第1図は本考案の実施例である流体圧シリンダを示す
断面図、第2図は流体圧シリンダを示す正面図、第3図
は第2図のIII−III線断面図、第4図は第2図のIV−IV
線断面図、第5図は通路のシール構造を示す断面図であ
る。
この実施例は2本のガイドロッド1,1によりピストン
ロッド2を軸方向に沿って案内することのできる角形の
流体圧シリンダに適用したものである。
この流体圧シリンダは断面矩形ブロック状のシリンダ
チューブ3を有している。このシリンダチューブ3の中
心に軸孔4が形成され、シリンダチューブ3の開口端部
はロッドカバー5およびヘッドカバー6で覆われてシリ
ンダ室7が形成されている。このシリンダ室7にピスト
ン8が摺動自在に設けられ、このピストン8にピストン
ロッド2が突出して設けられ、このピストンロッド2は
ロッドカバー5に形成したシリンダ孔41を貫通してロッ
ド側に延在している。
前記シリンダ室7はピストン8により第1および第2
のシリンダ室11,12に仕切られており、この第1のシリ
ンダ室11はサイドマウントブラケット13に形成した第1
のポート10に通路15を介して連通されている。通路15は
軸方向に沿って形成される第1の通路16と、この第1の
通路16に直交して第1のシリンダ室11に連通する第2の
通路17とからなる。
なお、前記サイドマウンドブラケット13は必要により
外しておいてもよい。
第5図に示すように、第1の通路16のロッド側端部に
は、ロッドカバー5とシリンダチューブ3との連結を兼
ねた盲ねじ18が座金19を介して螺合により取り付けら
れ、座金19を介して嵌着されるOリング20による第1の
通路16のロッド側端部は気密構造となっている。
前記第2のシリンダ室12はサイドマウントブラケット
13に形成した第2のポート14に連通され,この第2のポ
ート14は前記第1のポート10と並んで軸方向に指向して
いる。
シリンダチューブ3の両側に外向きに開放したガイド
ロッド収納溝21がそれぞれ形成され、このガイドロッド
収納溝21にガイドロッド1が収納され、このガイドロッ
ド1はロッドカバー5に嵌着されたガイドブッシュ40の
内周面を摺動するようになっている。
これらのガイドロッド1およびピストンロッド2の各
ロッド側端部は連結プレート23に固定され、この連結プ
レート23により両ロッド1,2が互いに連結されている。
連結プレート23の固定構造においては、ガイドロッド1
は連結ねじ24で連結されているが、ピストンロッド2は
連結孔25の内径よりも小さい外径を有するめねじ付連結
ねじ26により軸方向および(または)軸方向へのわずか
な遊びを持たせて連結され、この遊びによりピストンロ
ッド2が円滑に案内されつつ往復移動するようになって
いる。
シリンダチューブ3の表側には、2本のセンサ取付溝
27a,27bが軸方向に沿って平行に形成され、センサ取付
溝27aのヘッド側には、ストローク始端位置センサ29が
取り付けられ、このストローク始端位置センサ29はピス
トン8に嵌着したマグネット28の磁力により通電を行う
リードスイッチおよびピストン位置を示すセンサインジ
ケータ46を備えている。センサ取付溝27bのロッド側に
は、ストローク終端位置センサ30が取り付けられてい
る。これらの位置センサ29,30は透明なカバー31で覆わ
れ、外側からセンサインジケータ46を目視することがで
きるようになっている。
ガイドロッド収納溝21内のガイドロッド1のヘッド側
端部にストッパ32が締付ねじ33を介して固定され、この
ストッパ32はガイドロッド収納溝21から突出している。
このストッパ32を受け止めるショックアブソーバ34はロ
ッドカバー5およびヘッドカバー6にホルダ35,35aを介
して固定されている。
ショックアブソーバ34の固定構造においては、第3図
に示すように、ホルダ35,35aはアブソーバ取付用めねじ
36を有し、このアブソーバ取付用めねじ36の一側から軸
方向と直角の方向に延び、途中で折曲して斜め内側に延
びる割りスリット37が形成されている。このようなホル
ダ35,35aを少なくとも1本の締結ねじ38によりロッドカ
バー5およびヘッドカバー6に取り付けるとともにアブ
ソーバ取付用めねじ36と螺合状態のショックアブソーバ
34をも締め付けて固定することができる構造となってい
る。
このような前後側のホルダ35,35a間には、ガイドロッ
ド収納溝21やショックアブソーバ34などを覆うカバー39
が着脱自在に設けられている。
ショックアブソーバ34と反対側のガイドロッド収納溝
21にガハー44が取り付けられ、カバー39、44およびシリ
ンダチューブ3は外側面に軸方向に延びる波形断面形状
を備えていることにより意匠的美観を生じさせ、かつ軸
方向と直角の方向の曲げ剛性を増大させる機能を有する
構造となっている。
なお、ロッドカバー5にサイドマウント孔42が形成さ
れ、このサイドマウント孔42に据付ねじを挿通させて流
体圧シリンダをサイドから据え付けることができるよう
になっている。また45はホルダ35,35aの固定に際し、位
置決めを行う位置決めピンである。
次に、実施例の作用を説明する。
第1または第2のシリンダ室11,12内の流体圧により
ピストン8はシリンダ室7内を摺動し、これに伴い、ピ
ストンロッド2は軸方向に沿って往復移動するが、ガイ
ドロッド1の案内によりピストンロッド2を軸方向に沿
って往復移動させることができる。ピストンロッド2と
ガイドロッド1との間にこじれがあっても、連結プレー
ト23の連結孔25とめねじ付連結ねじ26との間に遊びを持
たせているので、ピストンロッド2を円滑に案内するこ
とができる。
また、ガイドロッド収納溝21内のガイドロッド1に設
けたストッパ32と、ロッドカバー5およびヘッドカバー
6に設けたショックアブソーバ34とによりストロークを
規制するとともに、その始終端に発生する衝撃や騒音を
吸収させることができる。
シリンダチューブ3の押出し加工を行う場合、シリン
ダチューブ3がその両側に外向きに開放されるガイドロ
ッド収納溝21を備えている構造となっているので、押出
し力を減少させることができ、またアルミ材の流れを安
定させることができる。そのため押出し加工を容易に
し、シリンダ室7やガイドロッド収納溝21に歪みを発生
させることがない。したがって歪みを除去するための二
次加工の不要により加工コストの低廉化を図ることがで
き、またシリンダ室7およびガイドロッド収納溝21間の
薄肉により流体圧シリンダの小形化および重量の減少化
を図ることができる。
流体圧シリンダの組付けに際しては、この実施例で
は、ガイドロッド収納溝21内のガイドロッド1にストッ
パ32を取り付け、ロッドカバー5およびヘッドカバー6
にショックアブソーバ34を取り付けることができる。そ
のためショックアブソーバ34などの補助機器の取付けを
容易にして取付性を向上させることができるのみなら
ず、補助機器の集中化を図ることができる。
この場合、ショックアブソーバ34を取り付けるホルダ
35,35aはアブソーバ取付用めねじ36の一側から軸方向と
直角の方向に延び、途中で折曲して斜め内側に延びる割
りスリット37を備えているので、1本の締結ねじ38によ
りホルダ35,35aおよびショックアブソーバ34の取付けを
同時に行うことができ、しかもごみの侵入を防止するこ
とができるばかりでなく、締結ねじ38が外からは見え
ず、外観の見栄えが良く、意匠的効果も得られる。
これに加えて、締結ねじ38を緩めるだけで、たとえば
第1図において中心線43の上下側に示すように、ロッド
側のショックアブソーバ34の位置調整を行うことがで
き、これによりストローク終端の位置調整を容易に行う
ことができる。
以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づ
き具体的に説明したが、本考案は前記実施例に限定され
るものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
たとえば、この実施例では、センサ取付溝に設けたス
トローク始端位置センサおよびストローク終端位置セン
サで説明したが、これに限らず、これらの位置センサに
代えて光センサを使用し、この光センサをガイドロッド
収納溝内のガイドロッドに取り付けることができる。こ
の光センサの光学的検出により、小ストロークの始終端
の位置検出を可能にし、検出精度を向上させることがで
きる。
この場合、光センサとして例えば透過形のものを使用
し、発光素子をガイドロッドに取り付け、透明なカバー
に受光素子を取り付けることができる。また、光センサ
は反射形のものを使用し、ガイドロッドの位置を検出す
ることもでき、また、うず電流を利用した近接センサを
使用することもできる。
また、この実施例では、シリンダチューブの両側にそ
れぞれガイドロッド収納溝を形成したもので説明した
が、これに限らず、シリンダチューブの両側の一方にの
みガイドロッド収納溝を形成することもできる。また、
ガイドロッドの収納溝の開放部は実施例のようにシリン
ダチューブの両側面ではなく、センサ取付面(上面)ま
たは下面に設けることができる。
さらに、開放部は押出し金型の技術的な許容範囲で広
くすることも、狭くすることもできる。
またさらには、この実施例では、連結プレートとピス
トンロッドとの連結ねじに遊びを持たせた場合について
説明したが、これに限らず、連結プレートとガイドロッ
ドとの連結ねじに遊びを持たせることもできる。
以上の説明では、主として本考案者によってなされた
考案をその利用分野である片ロッド形の流体圧シリンダ
で説明したが、両ロッド形の流体圧シリンダにも適用す
ることができる。
〔考案の効果〕
本願において開示される考案のうち、代表的なものに
よって得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおり
である。
(1).シリンダチューブの両側の少なくとも一側にガ
イドロッドを収納するガイドロッド収納溝をピストンロ
ッドに沿って形成した構造としたので、外向きに開放さ
れるガイドロッド収納溝により、シリンダチューブの押
出し加工に際し、押出し力を減少させることができ、ま
た押出し時のアルミ材の流れを安定させ、その結果、押
出し加工を容易にし、シリンダ室やガイドロッド収納溝
に歪みを生じさせることがない。これに伴い、歪みを除
去するための二次加工の不要により加工コストの低廉化
を図り、シリンダ室およびガイドロッド収納溝間の薄肉
により流体圧シリンダの小形化および重量の減少化を図
ることができる。
(2).前記(1)の場合、前記ガイドロッド収納溝内
のガイドロッドにストッパまたはショックアブソーバの
一方を取り付け、他方をロッドカバーまたはヘッドカバ
ーの少なくとも一方に取り付けた構造とすれば、ショッ
クアブソーバなどの補助機器の取付けを容易にして取付
性を向上させることができるのみならず、補助機器の集
中化をも図ることができる。
(3).前記(2)の場合、前記ショックアブソーバお
よび該ショックアブソーバを取り付けるためのホルダが
1本の締結ねじで同時に取り付けられる構造とすれば、
部品点数を減少させ、ショックアブソーバおよびホルダ
の取付けを容易にし、取付性を向上させることができ
る。
(4).前記(3)の場合、前記ホルダは、アブソーバ
取付用めねじの一側から軸方向と直角の方向に延び、途
中で折曲して斜め内側に延びる割りスリットを備えてい
る構造とすれば、1本の締結ねじによりホルダおよびシ
ョックアブソーバの取付けを同時に行うことができ、し
かも、ごみの侵入を防止することができるばかりでな
く、締結ねじが外からは見えず、外観の見栄えが良く、
意匠的効果も得られる。
(5).前記(1)、(2)、(3)または(4)の場
合、前記連結体と前記ピストンロッドとの連結ねじは幅
方向または軸方向の少なくとも一方に対して遊びを持た
せて連結されている構造とすれば、ピストンロッドとガ
イドロッドとの間にこじれがあっても、ピストンロッド
を円滑に案内することができる。
(6).前記(1)、(2)、(3)、(4)または
(5)の場合、前記シリンダチューブの外面は、軸方向
に延びる波形断面形状よりなる構造とすれは、意匠的美
観を生じさせ、軸方向と直角の方向の曲げ剛性を増大さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である流体圧シリンダを示す断
面図、第2図は流体圧シリンダを示す正面図、第3図は
第2図のIII−III線断面図、第4図は第2図のIV−IV線
断面図、第5図は通路のシール構造を示す断面図であ
る。 1……ガイドロッド、2……ピストンロッド、3……シ
リンダチューブ、4……軸孔、5……ロッドカバー、6
……ヘッドカバー、7……シリンダ室、8……ピスト
ン、10……第1のポート、11……第1のシリンダ室、12
……第2のシリンダ室、13……サイドマウントブラケッ
ト、14……第2のポート、15……通路、16……第1の通
路、17……第2の通路、18……盲ねじ、19……座金、20
……Oリング、21……ガイドロッド収納溝、23……連結
プレート、24……連結ねじ、25……連結孔、26……めね
じ付連結ねじ、27a……センサ取付溝、27b……センサ取
付溝、28……マグネット、29……ストローク始端位置セ
ンサ、30……ストローク終端位置センサ、31……カバ
ー、32……ストッパ、33……締付ねじ、34……ショック
アブソーバ、35,35a……ホルダ、36……アブソーバ取付
用めねじ、37……割りスリット、38……締結ねじ、39…
…カバー、40……ガイドブッシュ、41……シリンダ孔、
42……サイドマウント孔、43……中心線、44……カバ
ー、45……位置決めピン、46……センサインジケータ。

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】断面矩形ブロック状のシリンダチューブ
    と、このシリンダチューブの両端部に設けられるロッド
    カバーおよびヘッドカバーとでシリンダ室を形成し、こ
    のシリンダ室内を摺動するピストンにピストンロッドを
    突出させて設け、このピストンロッドを軸方向に沿って
    案内するガイドロッドを備え、前記ピストンロッドおよ
    びガイドロッドの各端部を連結体で互いに結合した流体
    圧シリンダであって、前記シリンダチューブは、その両
    側の少なくとも一側にピストンロッドに沿ってガイドロ
    ッドを進退自在に収納するガイドロッド収納溝を備え、
    該ガイドロッド収納溝内のガイドロッドにストッパまた
    はショックアブソーバの一方を取り付け、他方をロッド
    カバーまたはヘッドカバーの少なくとも一方に取り付け
    ると共に、軸方向に延びる波形断面形状の外面を有し前
    記ガイドロッド収納溝、ストッパおよびショックアブソ
    ーバを覆うカバーを備えていることを特徴とする流体圧
    シリンダ。
  2. 【請求項2】前記ショックアブソーバおよび該ショック
    アブソーバを取り付けるためのホルダが少なくとも1本
    の締結ねじで同時に前記ロッドカバーまたはヘッドカバ
    ーの少なくとも一方に取り付けられることを特徴とする
    請求項1記載の流体圧シリンダ。
  3. 【請求項3】前記ホルダは、前記ピストンロッドの軸方
    向に沿って形成されたアブソーバ取付用めねじと、該め
    ねじと連通し該めねじの一側から前記締結ねじの方向に
    前記めねじの軸方向と直角に延び、当該ホルダの外面に
    至る以前に前記ピストンロッド方向へ折曲して延びる割
    スリットを備えていることを特徴とする請求項2記載の
    流体圧シリンダ。
  4. 【請求項4】前記連結体と前記ピストンロッドとの連結
    ねじは幅方向または軸方向の少なくとも一方に対して遊
    びを持たせて連結されていることを特徴とする請求項
    1、2または3記載の流体圧シリンダ。
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