JPH0883233A - チャネル制御装置 - Google Patents
チャネル制御装置Info
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- JPH0883233A JPH0883233A JP22042694A JP22042694A JPH0883233A JP H0883233 A JPH0883233 A JP H0883233A JP 22042694 A JP22042694 A JP 22042694A JP 22042694 A JP22042694 A JP 22042694A JP H0883233 A JPH0883233 A JP H0883233A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、チャネル制御装置に関し、稼働状
態を維持しつつ所望の論理経路について動的に設定、除
去および状態監視を行うことを目的とする。 【構成】 入出力装置について、個別にその入出力装置
を制御する入出力制御装置の識別子と、その入出力制御
装置が識別する論理アドレスと、その入出力制御装置に
接続されたリンクを論理経路制御手段12が認識する論
理番号と、そのリンクに接続されたパスおよびそのパス
に接続されたチャネル装置を示す識別情報とを保持する
記憶手段14と、識別子、論理アドレス、論理番号およ
び識別情報の組み合わせと共に特定の入出力装置につい
て与えられるチャネルコマンドについて、その態様に応
じてこれらの組み合わせの登録あるいは削除の処理を記
憶手段14に施し、要求に変換してその識別情報で示さ
れるチャネル装置およびパスを介して論理経路制御手段
12に与える制御手段15とを備えて構成される。
態を維持しつつ所望の論理経路について動的に設定、除
去および状態監視を行うことを目的とする。 【構成】 入出力装置について、個別にその入出力装置
を制御する入出力制御装置の識別子と、その入出力制御
装置が識別する論理アドレスと、その入出力制御装置に
接続されたリンクを論理経路制御手段12が認識する論
理番号と、そのリンクに接続されたパスおよびそのパス
に接続されたチャネル装置を示す識別情報とを保持する
記憶手段14と、識別子、論理アドレス、論理番号およ
び識別情報の組み合わせと共に特定の入出力装置につい
て与えられるチャネルコマンドについて、その態様に応
じてこれらの組み合わせの登録あるいは削除の処理を記
憶手段14に施し、要求に変換してその識別情報で示さ
れるチャネル装置およびパスを介して論理経路制御手段
12に与える制御手段15とを備えて構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、計算機システムにおい
て、多重化方式によって形成された論理経路を介して入
出力制御装置に接続される複数のチャネル装置と中央処
理装置とのインタフェースをとるチャネル制御装置に関
する。
て、多重化方式によって形成された論理経路を介して入
出力制御装置に接続される複数のチャネル装置と中央処
理装置とのインタフェースをとるチャネル制御装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】事務用や技術計算用に共用されるメイン
フレームシステムのような高性能の汎用計算機システム
では、多くの入出力装置が接続され、中央処理装置に大
きな負荷を課すことなくこれらの入出力装置が互いに並
行して効率的に動作することが要求される。
フレームシステムのような高性能の汎用計算機システム
では、多くの入出力装置が接続され、中央処理装置に大
きな負荷を課すことなくこれらの入出力装置が互いに並
行して効率的に動作することが要求される。
【0003】図19は、メインフレームシステムの構成
例を示す図である。図において、中央処理装置61はメ
モリ制御装置62を介して主記憶装置63に接続され、
中央処理装置61の入出力バスおよびメモリ制御装置6
2の入出力バスはチャネルサブシステム64に接続され
る。チャネルサブシステム64は複数のチャネル装置6
51、652、…から構成され、これらのチャネル装置の
内、チャネル装置651 は光リンク661 を介してスイ
ッチャ671 の特定のポートに接続され、チャネル装置
652 は光リンク662 を介してスイッチャ672 の特
定のポートに接続される。スイッチャ671 の第一の入
出力ポートは光リンク6611および入出力制御装置(C
U)681 を介して入力装置(DEV)691に接続さ
れ、スイッチャ671 の第二の入出力ポートは光リンク
6612を介して入出力制御装置682 の第一の入出力に
接続される。スイッチャ672 の第一の入出力ポートは
光リンク6621を介して入出力制御装置(CU)682
の第二の入出力に接続され、その入出力制御装置には入
出力装置(DEV)692 に接続される。スイッチャ6
72 の第二の入出力ポートは光リンク6622および入出
力制御装置(CU)683 を介して入力装置(DEV)
693 に接続される。
例を示す図である。図において、中央処理装置61はメ
モリ制御装置62を介して主記憶装置63に接続され、
中央処理装置61の入出力バスおよびメモリ制御装置6
2の入出力バスはチャネルサブシステム64に接続され
る。チャネルサブシステム64は複数のチャネル装置6
51、652、…から構成され、これらのチャネル装置の
内、チャネル装置651 は光リンク661 を介してスイ
ッチャ671 の特定のポートに接続され、チャネル装置
652 は光リンク662 を介してスイッチャ672 の特
定のポートに接続される。スイッチャ671 の第一の入
出力ポートは光リンク6611および入出力制御装置(C
U)681 を介して入力装置(DEV)691に接続さ
れ、スイッチャ671 の第二の入出力ポートは光リンク
6612を介して入出力制御装置682 の第一の入出力に
接続される。スイッチャ672 の第一の入出力ポートは
光リンク6621を介して入出力制御装置(CU)682
の第二の入出力に接続され、その入出力制御装置には入
出力装置(DEV)692 に接続される。スイッチャ6
72 の第二の入出力ポートは光リンク6622および入出
力制御装置(CU)683 を介して入力装置(DEV)
693 に接続される。
【0004】このような構成のメインフレームでは、入
出力装置691、692、693、 …がそれぞれ異なった
時間帯や稼働率で運用されるために、例えば、24時間
連続運転や365日連続運転その他のように停止するこ
となく稼働することが要求される。また、これらの入出
力装置は、必ずしも同じ場所には設置されず、例えば、
中央処理装置61から遠隔の地点に分散して配置され、
かつ上述した業務にかかわる多量の情報を入出力する。
出力装置691、692、693、 …がそれぞれ異なった
時間帯や稼働率で運用されるために、例えば、24時間
連続運転や365日連続運転その他のように停止するこ
となく稼働することが要求される。また、これらの入出
力装置は、必ずしも同じ場所には設置されず、例えば、
中央処理装置61から遠隔の地点に分散して配置され、
かつ上述した業務にかかわる多量の情報を入出力する。
【0005】チャネルサブシステム64は、チャネル装
置651 から光リンク661 、スイッチャ671 および
光リンク6611、6612を介して入出力制御装置6
81 、682 に至る区間と、チャネル装置652 から光
リンク662 、スイッチャ672および光リンク6
621、6622を介して入出力制御装置682 、683 に
至る区間とについて、形成されべき全てのチャネルを定
義したI/O構成定義ファイル(IORSF)を有す
る。このようなチャネルサブシステム64では、チャネ
ル装置651 、652 、…は、それぞれ電源投入と共に
このようなI/O構成定義ファイルを参照し、その内容
(個々の入出力装置に対応した入出力制御装置、その入
出力装置に接続された光リンクの識別情報、その光リン
クに所定の多重化方式に基づいて形成される論理経路
(チャネル)とからなる。)に基づいて、上述した区間
に個別に論理経路を形成する。
置651 から光リンク661 、スイッチャ671 および
光リンク6611、6612を介して入出力制御装置6
81 、682 に至る区間と、チャネル装置652 から光
リンク662 、スイッチャ672および光リンク6
621、6622を介して入出力制御装置682 、683 に
至る区間とについて、形成されべき全てのチャネルを定
義したI/O構成定義ファイル(IORSF)を有す
る。このようなチャネルサブシステム64では、チャネ
ル装置651 、652 、…は、それぞれ電源投入と共に
このようなI/O構成定義ファイルを参照し、その内容
(個々の入出力装置に対応した入出力制御装置、その入
出力装置に接続された光リンクの識別情報、その光リン
クに所定の多重化方式に基づいて形成される論理経路
(チャネル)とからなる。)に基づいて、上述した区間
に個別に論理経路を形成する。
【0006】中央処理装置61は、入出力装置の何れか
(ここでは、簡単のため、入出力装置691 とする。)
と対向して情報を送受する場合には、その入出力装置を
指定してチャネルサブシステム64に要求(チャネルコ
マンド)を与える。
(ここでは、簡単のため、入出力装置691 とする。)
と対向して情報を送受する場合には、その入出力装置を
指定してチャネルサブシステム64に要求(チャネルコ
マンド)を与える。
【0007】チャネルサブシステム64では、このよう
な要求で指定される入出力装置に基づいて上述したI/
O構成定義ファイルその他を参照することにより、その
入出力装置に割り付けられたチャネルを示す論理経路を
求め、該当する論理経路に対応したチャネル装置(ここ
では、簡単のためチャネル装置651 とする。)、光リ
ンク(ここでは、光リンク661 、6611とする。)お
よびスイッチャ(ここでは、簡単のためスイッチャ67
1 とする。)を介して入出力制御装置681 と対向して
情報を送受する。
な要求で指定される入出力装置に基づいて上述したI/
O構成定義ファイルその他を参照することにより、その
入出力装置に割り付けられたチャネルを示す論理経路を
求め、該当する論理経路に対応したチャネル装置(ここ
では、簡単のためチャネル装置651 とする。)、光リ
ンク(ここでは、光リンク661 、6611とする。)お
よびスイッチャ(ここでは、簡単のためスイッチャ67
1 とする。)を介して入出力制御装置681 と対向して
情報を送受する。
【0008】また、このような光リンクは、同軸ケーブ
ルその他のメタリックケーブルを用いて構成されたリン
クに比べて電磁的な外乱の影響を受け難く、かつ近年の
光伝送技術の進展により無中継で伝送可能な距離が長く
なりつつある。
ルその他のメタリックケーブルを用いて構成されたリン
クに比べて電磁的な外乱の影響を受け難く、かつ近年の
光伝送技術の進展により無中継で伝送可能な距離が長く
なりつつある。
【0009】したがって、コストを抑えつつ上述した設
置場所や情報の多様性に柔軟に対応した良好な伝送特性
のチャネルが形成され、かつ入出力制御装置や入出力装
置の増設に対してビルディングブロック方式により適応
することが可能である。
置場所や情報の多様性に柔軟に対応した良好な伝送特性
のチャネルが形成され、かつ入出力制御装置や入出力装
置の増設に対してビルディングブロック方式により適応
することが可能である。
【0010】また、中央処理装置61に複数の仮想計算
機が構成されたメインフレームシステムでは、上述した
ように論理的に形成されたチャネルは、その中央処理装
置に搭載されたモニタの管理の下で個々の仮想計算機に
割り付けられる。
機が構成されたメインフレームシステムでは、上述した
ように論理的に形成されたチャネルは、その中央処理装
置に搭載されたモニタの管理の下で個々の仮想計算機に
割り付けられる。
【0011】なお、チャネルパスがこのような論理経路
に拡張されていない計算機システムでは、上述した複数
の仮想計算機がチャネルを共用するためにこれらの仮想
計算機のモニタが介在する。したがって、一般に、中央
処理装置61の処理効率が低下し、かつ個々の仮想計算
機については、割り付け可能なチャネル装置の台数が分
割損によって減少してアクセス可能な入出力制御装置
(入出力装置)の台数が減少したり、反対に所望の入出
力制御装置(入出力装置)にアクセス可能とするために
は搭載すべきチャネル装置を増設する必要がある。しか
し、上述したようにチャネルパスが論理経路に拡張され
た計算機システムでは、各仮想計算機の識別情報を含む
識別子を用いて論理経路を表すことにより、これらの仮
想計算機はチャネルパスを占有可能となる。
に拡張されていない計算機システムでは、上述した複数
の仮想計算機がチャネルを共用するためにこれらの仮想
計算機のモニタが介在する。したがって、一般に、中央
処理装置61の処理効率が低下し、かつ個々の仮想計算
機については、割り付け可能なチャネル装置の台数が分
割損によって減少してアクセス可能な入出力制御装置
(入出力装置)の台数が減少したり、反対に所望の入出
力制御装置(入出力装置)にアクセス可能とするために
は搭載すべきチャネル装置を増設する必要がある。しか
し、上述したようにチャネルパスが論理経路に拡張され
た計算機システムでは、各仮想計算機の識別情報を含む
識別子を用いて論理経路を表すことにより、これらの仮
想計算機はチャネルパスを占有可能となる。
【0012】また、チャネルサブシステム64は、何れ
かの論理経路に障害が発生した場合には、このような論
理経路の動作と非同期にその論理経路に接続された入出
力制御装置(入出力装置)を再始動してその再始動の処
理が完了するまで待機するが、一定時間にわたって該当
する論理経路にかかわる事象(例えば、割り込み信号)
が発生しないことを認識すると、その論理経路を閉塞し
てシステム構成から切り離す。
かの論理経路に障害が発生した場合には、このような論
理経路の動作と非同期にその論理経路に接続された入出
力制御装置(入出力装置)を再始動してその再始動の処
理が完了するまで待機するが、一定時間にわたって該当
する論理経路にかかわる事象(例えば、割り込み信号)
が発生しないことを認識すると、その論理経路を閉塞し
てシステム構成から切り離す。
【0013】なお、本願に関連する先行技術としては、
例えば、特開平1−255912号公報や特開平4−2
43457号公報に掲載されたものがある。
例えば、特開平1−255912号公報や特開平4−2
43457号公報に掲載されたものがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のメインフレームシステムでは、全ての論理経路が
I/O構成定義ファイルの内容に基づいて一括して電源
投入時に設定される。したがって、特に、中央処理装置
61に複数の仮想計算機が形成された構成では、これら
の仮想計算機の運用形態が(例えば、昼と夜との時間帯
で)変更することが要求される場合には、その中央処理
装置(このような変更に関わりのない全ての仮想計算
機)の運用を停止させてI/O構成定義ファイルを変更
した後に、再度電源を投入したり始動を行わなければな
らず、実際には適用できない場合が多かった。 また、
運用中に多くの仮想計算機やタスクが一部の入出力制御
装置(入出力装置)に集中してアクセスし、その入出力
制御装置(入出力装置)に割り付けられた論理経路が過
負荷状態に陥る可能性がある。しかし、このような事態
に際して該当する論理経路に代わる迂回路を形成して過
負荷の程度を軽減したり優先処理を行うためには、同様
にI/O構成定義ファイルを変更して再度電源を投入し
たり始動を行わなければならなかった。
従来のメインフレームシステムでは、全ての論理経路が
I/O構成定義ファイルの内容に基づいて一括して電源
投入時に設定される。したがって、特に、中央処理装置
61に複数の仮想計算機が形成された構成では、これら
の仮想計算機の運用形態が(例えば、昼と夜との時間帯
で)変更することが要求される場合には、その中央処理
装置(このような変更に関わりのない全ての仮想計算
機)の運用を停止させてI/O構成定義ファイルを変更
した後に、再度電源を投入したり始動を行わなければな
らず、実際には適用できない場合が多かった。 また、
運用中に多くの仮想計算機やタスクが一部の入出力制御
装置(入出力装置)に集中してアクセスし、その入出力
制御装置(入出力装置)に割り付けられた論理経路が過
負荷状態に陥る可能性がある。しかし、このような事態
に際して該当する論理経路に代わる迂回路を形成して過
負荷の程度を軽減したり優先処理を行うためには、同様
にI/O構成定義ファイルを変更して再度電源を投入し
たり始動を行わなければならなかった。
【0015】さらに、入出力制御装置に収容可能な論理
経路の本数がその入出力制御装置にアクセスすべき仮想
計算機の数より少ない場合には、このようなアクセスが
可能な仮想計算機が制約されて所望のシステムを構成す
ることが阻まれた。
経路の本数がその入出力制御装置にアクセスすべき仮想
計算機の数より少ない場合には、このようなアクセスが
可能な仮想計算機が制約されて所望のシステムを構成す
ることが阻まれた。
【0016】また、障害が発生した論理経路が閉塞され
た場合には、チャネルサブシステム64および該当する
チャネル装置は、その論理経路の状態を判断することは
できず、障害の原因に適応した対策をとることはできな
かった。
た場合には、チャネルサブシステム64および該当する
チャネル装置は、その論理経路の状態を判断することは
できず、障害の原因に適応した対策をとることはできな
かった。
【0017】本発明は、稼働状態を維持しつつ所望の論
理経路について動的に設定、除去および状態監視を行う
ことができるチャネル制御装置を提供することを目的と
する。
理経路について動的に設定、除去および状態監視を行う
ことができるチャネル制御装置を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1〜4に
記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の
本発明は、個別に物理的なリンクを介して単一または複
数の入出力制御装置111〜11Mに接続され、かつ入出
力インタフェース方式に基づいて与えられる要求に応じ
てこれらのリンクに対する論理経路の設定および除去を
行う論理経路制御手段12を介して、これらの入出力制
御装置の配下の入出力装置にかかわる入出力制御をチャ
ネルコマンドに基づいて行う複数のチャネル装置131
〜13Nと、そのチャネルコマンドを与える中央処理装
置およびその中央処理装置の主記憶装置とのインタフェ
ースをとるチャネル制御装置において、入出力装置につ
いて、個別にその入出力装置を制御する入出力制御装置
の識別子と、その入出力制御装置が識別する論理アドレ
スと、その入出力制御装置に接続されたリンクを論理経
路制御手段12が認識する論理番号と、そのリンクに接
続されたパスおよびそのパスに接続されたチャネル装置
を示す識別情報とを保持する記憶手段14と、識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報の組み合わせと
共に特定の入出力装置について与えられるチャネルコマ
ンドについて、その態様に応じてこれらの組み合わせに
かかわる登録あるいは削除の処理を記憶手段14に施
し、かつ要求に変換してその識別情報によって示される
チャネル装置およびパスを介して論理経路制御手段12
に与える制御手段15とを備えたことを特徴とする。
記載の発明の原理ブロック図である。請求項1に記載の
本発明は、個別に物理的なリンクを介して単一または複
数の入出力制御装置111〜11Mに接続され、かつ入出
力インタフェース方式に基づいて与えられる要求に応じ
てこれらのリンクに対する論理経路の設定および除去を
行う論理経路制御手段12を介して、これらの入出力制
御装置の配下の入出力装置にかかわる入出力制御をチャ
ネルコマンドに基づいて行う複数のチャネル装置131
〜13Nと、そのチャネルコマンドを与える中央処理装
置およびその中央処理装置の主記憶装置とのインタフェ
ースをとるチャネル制御装置において、入出力装置につ
いて、個別にその入出力装置を制御する入出力制御装置
の識別子と、その入出力制御装置が識別する論理アドレ
スと、その入出力制御装置に接続されたリンクを論理経
路制御手段12が認識する論理番号と、そのリンクに接
続されたパスおよびそのパスに接続されたチャネル装置
を示す識別情報とを保持する記憶手段14と、識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報の組み合わせと
共に特定の入出力装置について与えられるチャネルコマ
ンドについて、その態様に応じてこれらの組み合わせに
かかわる登録あるいは削除の処理を記憶手段14に施
し、かつ要求に変換してその識別情報によって示される
チャネル装置およびパスを介して論理経路制御手段12
に与える制御手段15とを備えたことを特徴とする。
【0019】請求項2に記載の本発明は、個別に物理的
なリンクを介して単一または複数の入出力制御装置11
1〜11Mに接続され、かつ入出力インタフェース方式に
基づいて与えられる要求に応じてこれらのリンクに対す
る論理経路の設定および除去を行う論理経路制御手段1
2を介して、これらの入出力制御装置の配下の入出力装
置にかかわる入出力制御をチャネルコマンドに基づいて
行う複数のチャネル装置131〜13Nと、仮想計算機モ
ードで稼働してそのチャネルコマンドを与える中央処理
装置およびその中央処理装置の主記憶装置とのインタフ
ェースをとるチャネル制御装置において、中央処理装置
に形成された個々の仮想計算機について、入出力装置毎
にその入出力装置を制御する入出力制御装置の識別子
と、その入出力制御装置が識別する論理アドレスと、そ
の入出力制御装置に接続されたリンクを論理経路制御手
段12が認識する論理番号と、そのリンクに接続された
パスおよびそのパスに接続されたチャネル装置を示す識
別情報とを保持する記憶手段21と、送出元の仮想計算
機を示す仮想計算機識別情報、識別子、論理アドレス、
論理番号および識別情報の組み合わせと共に特定の入出
力装置について与えられるチャネルコマンドについて、
その態様に応じてこれらの組み合わせにかかわる登録あ
るいは削除の処理を記憶手段21に施し、かつ要求に変
換してその識別情報によって示されるチャネル装置およ
びパスを介して論理経路制御手段12に与える制御手段
23とを備えたことを特徴とする。
なリンクを介して単一または複数の入出力制御装置11
1〜11Mに接続され、かつ入出力インタフェース方式に
基づいて与えられる要求に応じてこれらのリンクに対す
る論理経路の設定および除去を行う論理経路制御手段1
2を介して、これらの入出力制御装置の配下の入出力装
置にかかわる入出力制御をチャネルコマンドに基づいて
行う複数のチャネル装置131〜13Nと、仮想計算機モ
ードで稼働してそのチャネルコマンドを与える中央処理
装置およびその中央処理装置の主記憶装置とのインタフ
ェースをとるチャネル制御装置において、中央処理装置
に形成された個々の仮想計算機について、入出力装置毎
にその入出力装置を制御する入出力制御装置の識別子
と、その入出力制御装置が識別する論理アドレスと、そ
の入出力制御装置に接続されたリンクを論理経路制御手
段12が認識する論理番号と、そのリンクに接続された
パスおよびそのパスに接続されたチャネル装置を示す識
別情報とを保持する記憶手段21と、送出元の仮想計算
機を示す仮想計算機識別情報、識別子、論理アドレス、
論理番号および識別情報の組み合わせと共に特定の入出
力装置について与えられるチャネルコマンドについて、
その態様に応じてこれらの組み合わせにかかわる登録あ
るいは削除の処理を記憶手段21に施し、かつ要求に変
換してその識別情報によって示されるチャネル装置およ
びパスを介して論理経路制御手段12に与える制御手段
23とを備えたことを特徴とする。
【0020】請求項3に記載の本発明は、請求項1に記
載のチャネル制御装置において、チャネル装置131 〜
13N には、要求に応じて論理経路制御手段12が行う
論理経路の設定および除去の処理の結果を取り込んでそ
の論理経路を示す論理経路識別情報に対応させて蓄積
し、かつ制御手段15が参照可能な蓄積手段311 〜3
1N が個別に含まれ、制御手段15には、特定のチャネ
ル装置および論理経路識別情報を含むチャネルコマンド
が与えられたときに、蓄積手段311 〜31N の内、そ
のチャネル装置に含まれるものからその論理論理経路識
別情報に対応した処理の結果を検索して中央処理装置に
与える手段を含むことを特徴とする。
載のチャネル制御装置において、チャネル装置131 〜
13N には、要求に応じて論理経路制御手段12が行う
論理経路の設定および除去の処理の結果を取り込んでそ
の論理経路を示す論理経路識別情報に対応させて蓄積
し、かつ制御手段15が参照可能な蓄積手段311 〜3
1N が個別に含まれ、制御手段15には、特定のチャネ
ル装置および論理経路識別情報を含むチャネルコマンド
が与えられたときに、蓄積手段311 〜31N の内、そ
のチャネル装置に含まれるものからその論理論理経路識
別情報に対応した処理の結果を検索して中央処理装置に
与える手段を含むことを特徴とする。
【0021】請求項4に記載の本発明は、請求項2に記
載のチャネル制御装置において、チャネル装置131 〜
13N には、要求に応じて論理経路制御手段12が行う
論理経路の設定および除去の処理の結果を取り込んでそ
の論理経路を示す論理経路識別情報と、その要求を発し
た仮想計算機の仮想計算機識別情報とに対応させて蓄積
し、かつ制御手段15が参照可能な蓄積手段411 〜4
1N が個別に含まれ、制御手段23には、特定のチャネ
ル装置、論理経路識別情報および送出元の仮想計算機の
仮想計算機識別情報を含むチャネルコマンドが与えられ
たときに、蓄積手段411 〜41N の内、そのチャネル
装置に含まれるものからその論理論理経路識別情報およ
び仮想計算機識別情報に対応した処理の結果を検索して
中央処理装置に与える手段を含むことを特徴とする。
載のチャネル制御装置において、チャネル装置131 〜
13N には、要求に応じて論理経路制御手段12が行う
論理経路の設定および除去の処理の結果を取り込んでそ
の論理経路を示す論理経路識別情報と、その要求を発し
た仮想計算機の仮想計算機識別情報とに対応させて蓄積
し、かつ制御手段15が参照可能な蓄積手段411 〜4
1N が個別に含まれ、制御手段23には、特定のチャネ
ル装置、論理経路識別情報および送出元の仮想計算機の
仮想計算機識別情報を含むチャネルコマンドが与えられ
たときに、蓄積手段411 〜41N の内、そのチャネル
装置に含まれるものからその論理論理経路識別情報およ
び仮想計算機識別情報に対応した処理の結果を検索して
中央処理装置に与える手段を含むことを特徴とする。
【0022】
【作用】請求項1に記載の本発明にかかわるチャネル制
御装置では、中央処理装置は、新たに論理経路を設定し
ようとする場合には、入出力制御装置の識別子と、その
入出力制御装置が識別すべき入出力装置の論理アドレス
と、その入出力制御装置に接続されたリンクについて論
理経路制御手段12が認識する論理番号と、そのリンク
に接続されたパスおよびそのパスに接続されたチャネル
装置を示す識別情報との組み合わせによりその論理経路
を示すチャネルコマンドを出力する。制御手段15は、
そのチャネルコマンドを認識すると、このような組み合
わせを取り込んで記憶手段14に登録する。さらに、制
御手段15は、これらの組み合わせの内容を論理経路を
設定すべき旨の要求に変換し、その組み合わせに含まれ
る識別情報で示されるチャネル装置およびパスを介して
入出力インタフェース方式に基づき論理経路制御手段1
2に与える。
御装置では、中央処理装置は、新たに論理経路を設定し
ようとする場合には、入出力制御装置の識別子と、その
入出力制御装置が識別すべき入出力装置の論理アドレス
と、その入出力制御装置に接続されたリンクについて論
理経路制御手段12が認識する論理番号と、そのリンク
に接続されたパスおよびそのパスに接続されたチャネル
装置を示す識別情報との組み合わせによりその論理経路
を示すチャネルコマンドを出力する。制御手段15は、
そのチャネルコマンドを認識すると、このような組み合
わせを取り込んで記憶手段14に登録する。さらに、制
御手段15は、これらの組み合わせの内容を論理経路を
設定すべき旨の要求に変換し、その組み合わせに含まれ
る識別情報で示されるチャネル装置およびパスを介して
入出力インタフェース方式に基づき論理経路制御手段1
2に与える。
【0023】論理経路制御手段12は、このようにして
与えられる要求に応じて、その要求に含まれる識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報とに対応した論
理経路を入出力制御装置111〜11Mの該当するものと
の間に設定する。
与えられる要求に応じて、その要求に含まれる識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報とに対応した論
理経路を入出力制御装置111〜11Mの該当するものと
の間に設定する。
【0024】また、中央処理装置は、既に設定された論
理経路を除去しようとする場合には、上述した識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報の組み合わせに
よりその論理経路を示すチャネルコマンドを出力する。
理経路を除去しようとする場合には、上述した識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報の組み合わせに
よりその論理経路を示すチャネルコマンドを出力する。
【0025】制御手段15は、そのチャネルコマンドを
認識すると、このような組み合わせにかかわる記憶手段
14上の登録を削除する。さらに、制御手段15は、こ
れらの組み合わせの内容を論理経路を除去すべき旨の要
求に変換し、その組み合わせに含まれる識別情報で示さ
れるチャネル装置およびパスを介して入出力インタフェ
ース方式に基づき論理経路制御手段12に与える。
認識すると、このような組み合わせにかかわる記憶手段
14上の登録を削除する。さらに、制御手段15は、こ
れらの組み合わせの内容を論理経路を除去すべき旨の要
求に変換し、その組み合わせに含まれる識別情報で示さ
れるチャネル装置およびパスを介して入出力インタフェ
ース方式に基づき論理経路制御手段12に与える。
【0026】論理経路制御手段12は、このようにして
与えられる要求に応じて、その要求に含まれる識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報とに対応した論
理経路を除去する。
与えられる要求に応じて、その要求に含まれる識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報とに対応した論
理経路を除去する。
【0027】したがって、論理経路制御手段12に対し
て要求を与える既存のインタフェース方式に何ら変更を
加えずに、中央処理装置から与えられるチャネルコマン
ドに応じて所望の論理経路を適宜設定したり除去するこ
とができる。
て要求を与える既存のインタフェース方式に何ら変更を
加えずに、中央処理装置から与えられるチャネルコマン
ドに応じて所望の論理経路を適宜設定したり除去するこ
とができる。
【0028】請求項2に記載の本発明にかかわるチャネ
ル制御装置では、中央処理装置は、仮想計算機モードで
稼働して論理経路の設定および除去を要求する場合に
は、送出元の仮想計算機を示す仮想計算機識別情報が付
加された点を除き、請求項1に記載の発明と同じ構成の
チャネルコマンドを発する。記憶手段21には、中央処
理装置に形成された個々の仮想計算機について、請求項
1に記載の発明における記憶手段14と同様に入出力装
置毎に識別子、論理アドレス、論理番号および識別情報
を保持する。制御手段23は、このような記憶手段21
に保持されて仮想計算機識別情報に対応した情報に適応
した演算手順に基づいて、請求項1に記載の発明におけ
る制御手段15と同様にして上述したチャネルコマンド
の態様に応じた登録および削除の処理を記憶手段21に
施すと共に、要求を論理経路制御手段12に与える。
ル制御装置では、中央処理装置は、仮想計算機モードで
稼働して論理経路の設定および除去を要求する場合に
は、送出元の仮想計算機を示す仮想計算機識別情報が付
加された点を除き、請求項1に記載の発明と同じ構成の
チャネルコマンドを発する。記憶手段21には、中央処
理装置に形成された個々の仮想計算機について、請求項
1に記載の発明における記憶手段14と同様に入出力装
置毎に識別子、論理アドレス、論理番号および識別情報
を保持する。制御手段23は、このような記憶手段21
に保持されて仮想計算機識別情報に対応した情報に適応
した演算手順に基づいて、請求項1に記載の発明におけ
る制御手段15と同様にして上述したチャネルコマンド
の態様に応じた登録および削除の処理を記憶手段21に
施すと共に、要求を論理経路制御手段12に与える。
【0029】論理経路制御手段12は、このようにして
与えられる要求に応じて、その要求に含まれる識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報とに対応した論
理経路を設定したり除去する。
与えられる要求に応じて、その要求に含まれる識別子、
論理アドレス、論理番号および識別情報とに対応した論
理経路を設定したり除去する。
【0030】したがって、論理経路制御手段12に対し
て要求を与える既存のインタフェース方式に何ら変更を
加えずに、仮想計算機モードで稼働する中央処理装置か
ら与えられるチャネルコマンドに応じて所望の論理経路
を適宜設定したり除去することができる。
て要求を与える既存のインタフェース方式に何ら変更を
加えずに、仮想計算機モードで稼働する中央処理装置か
ら与えられるチャネルコマンドに応じて所望の論理経路
を適宜設定したり除去することができる。
【0031】請求項3に記載の本発明にかかわるチャネ
ル制御装置では、個々のチャネル装置に含まれる蓄積手
段は、論理経路制御手段12が要求に応じて行った論理
経路の設定および除去の処理の結果を取り込み、その論
理経路を示す論理経路識別情報に対応させて蓄積する。
制御手段15は、中央処理装置からチャネル装置および
論理経路識別情報を含むチャネルコマンドが与えられる
と、そのチャネル装置に含まれる蓄積手段を参照し、そ
の論理経路識別情報に対応した処理の結果を検索して中
央処理装置に与える。
ル制御装置では、個々のチャネル装置に含まれる蓄積手
段は、論理経路制御手段12が要求に応じて行った論理
経路の設定および除去の処理の結果を取り込み、その論
理経路を示す論理経路識別情報に対応させて蓄積する。
制御手段15は、中央処理装置からチャネル装置および
論理経路識別情報を含むチャネルコマンドが与えられる
と、そのチャネル装置に含まれる蓄積手段を参照し、そ
の論理経路識別情報に対応した処理の結果を検索して中
央処理装置に与える。
【0032】したがって、中央処理装置では、所望の論
理経路についてチャネルコマンドを発することにより、
その論理経路の状態を確実に把握することができる。請
求項4に記載の本発明にかかわるチャネル制御装置で
は、個々のチャネル装置に含まれる蓄積手段は、論理経
路制御手段12が要求に応じて行った論理経路の設定お
よび除去の処理の結果を取り込み、その論理経路を示す
論理経路識別情報と、その要求を発した仮想計算機の仮
想計算機識別情報とに対応させて蓄積する。制御手段2
3は、中央処理装置からチャネル装置、論理経路識別情
報および送出元の仮想計算機の仮想計算機番号を含むチ
ャネルコマンドが与えられると、そのチャネル装置に含
まれる蓄積手段を参照し、その論理経路識別情報および
仮想計算機識別情報に対応した処理の結果を検索して中
央処理装置に与える。
理経路についてチャネルコマンドを発することにより、
その論理経路の状態を確実に把握することができる。請
求項4に記載の本発明にかかわるチャネル制御装置で
は、個々のチャネル装置に含まれる蓄積手段は、論理経
路制御手段12が要求に応じて行った論理経路の設定お
よび除去の処理の結果を取り込み、その論理経路を示す
論理経路識別情報と、その要求を発した仮想計算機の仮
想計算機識別情報とに対応させて蓄積する。制御手段2
3は、中央処理装置からチャネル装置、論理経路識別情
報および送出元の仮想計算機の仮想計算機番号を含むチ
ャネルコマンドが与えられると、そのチャネル装置に含
まれる蓄積手段を参照し、その論理経路識別情報および
仮想計算機識別情報に対応した処理の結果を検索して中
央処理装置に与える。
【0033】したがって、中央処理装置に形成された個
々の仮想計算機では、所望の論理経路についてチャネル
コマンドを発することにより、その論理経路の状態を確
実に把握することができる。
々の仮想計算機では、所望の論理経路についてチャネル
コマンドを発することにより、その論理経路の状態を確
実に把握することができる。
【0034】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。図2は、請求項1〜4に記載の発明
に対応した実施例を示す図である。
て詳細に説明する。図2は、請求項1〜4に記載の発明
に対応した実施例を示す図である。
【0035】図において、図19に示す従来例と機能お
よび構成が同じものについては、同じ参照番号を付与し
て示し、ここではその説明を省略する。本実施例と図1
9に示す従来例との相違点は、中央処理装置61に代え
て中央処理装置51が備えられ、かつチャネルサブシス
テム64に代えてチャネルサブシステム52が備えられ
た点にある。なお、チャネルサブシステム52には、従
来のチャネルサブシステム64と同様に複数のチャネル
装置651 、652 、…が含まれる。
よび構成が同じものについては、同じ参照番号を付与し
て示し、ここではその説明を省略する。本実施例と図1
9に示す従来例との相違点は、中央処理装置61に代え
て中央処理装置51が備えられ、かつチャネルサブシス
テム64に代えてチャネルサブシステム52が備えられ
た点にある。なお、チャネルサブシステム52には、従
来のチャネルサブシステム64と同様に複数のチャネル
装置651 、652 、…が含まれる。
【0036】また、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応については、入出力制御装置681 、682 、6
83 、…は入出力制御装置111 〜11M に対応し、光
リンク661 、662 、…およびスイッチャ671 、6
72 、…は論理経路制御手段12に対応し、チャネル装
置651 、652 、…はチャネル装置131 〜13Nに
対応し、チャネルサブシステム52に設定される後述の
SCBおよびPGBは記憶手段14、21に対応し、チ
ャネルサブシステム52からこれらのSCB、PGBお
よびチャネル装置651 、652 、…を除いた部分は制
御手段15、23に対応し、チャネル装置651 、65
2 、…に含まれる後述のLPBは蓄積手段311 〜31
N 、411 〜41N に対応する。
の対応については、入出力制御装置681 、682 、6
83 、…は入出力制御装置111 〜11M に対応し、光
リンク661 、662 、…およびスイッチャ671 、6
72 、…は論理経路制御手段12に対応し、チャネル装
置651 、652 、…はチャネル装置131 〜13Nに
対応し、チャネルサブシステム52に設定される後述の
SCBおよびPGBは記憶手段14、21に対応し、チ
ャネルサブシステム52からこれらのSCB、PGBお
よびチャネル装置651 、652 、…を除いた部分は制
御手段15、23に対応し、チャネル装置651 、65
2 、…に含まれる後述のLPBは蓄積手段311 〜31
N 、411 〜41N に対応する。
【0037】図3は、中央処理装置の動作フローチャー
トである。図4は、チャネルサブシステムの動作フロー
チャート(1) である。以下、本実施例の請求項1に記載
の発明に対応した動作を説明する。
トである。図4は、チャネルサブシステムの動作フロー
チャート(1) である。以下、本実施例の請求項1に記載
の発明に対応した動作を説明する。
【0038】チャネルサブシステム52は、図5に示す
ように、入出力制御装置681 、682 、683 、…を
個別に論理的に示す論理制御装置について、その論理制
御装置と共に配下の入出力装置を論理的に識別するCU
論理アドレス(以下、「CULA」という。)と、その
CULAで識別される論理制御装置に割り付けられた論
理経路が形成される光リンクのリンクアドレス(以下、
「LINK」という。なお、該当するスイッチャのポー
トの番号とそのポートに接続されたリンクの番号とを含
む。)と、その論理経路を形成する物理チャネルのパス
(そのパスを形成するチャネル装置)の識別番号(以
下、「CHPID」という。)と、このようなCUL
A、LINKおよびCHPIDで示される論理経路につ
いて確立されたか否かと、登録の有効性とをそれぞれ示
すeビットおよびvビットとを構成要素とするサイズが
「1」ないし「8」の配列に併せて、これらの配列の
内、内容の有効性と無効性とをそれぞれ論理値「1」、
「0」で示すパスマスクPMと、該当する論理制御装置
に割り付けられた仮想計算機(中央処理装置51に論理
的に形成される複数の仮想計算機VM1 、VM2 、…の
何れか)を示す仮想計算機番号(以下、「VMID」と
いう。)との集合からなる論理経路グループ表(以下、
「PGB(Path Group Block)」という。)を有する。な
お、仮想計算機番号VMIDの論理値については、中央
処理装置51が仮想計算機モードで稼働していない場合
には「0」に設定される。
ように、入出力制御装置681 、682 、683 、…を
個別に論理的に示す論理制御装置について、その論理制
御装置と共に配下の入出力装置を論理的に識別するCU
論理アドレス(以下、「CULA」という。)と、その
CULAで識別される論理制御装置に割り付けられた論
理経路が形成される光リンクのリンクアドレス(以下、
「LINK」という。なお、該当するスイッチャのポー
トの番号とそのポートに接続されたリンクの番号とを含
む。)と、その論理経路を形成する物理チャネルのパス
(そのパスを形成するチャネル装置)の識別番号(以
下、「CHPID」という。)と、このようなCUL
A、LINKおよびCHPIDで示される論理経路につ
いて確立されたか否かと、登録の有効性とをそれぞれ示
すeビットおよびvビットとを構成要素とするサイズが
「1」ないし「8」の配列に併せて、これらの配列の
内、内容の有効性と無効性とをそれぞれ論理値「1」、
「0」で示すパスマスクPMと、該当する論理制御装置
に割り付けられた仮想計算機(中央処理装置51に論理
的に形成される複数の仮想計算機VM1 、VM2 、…の
何れか)を示す仮想計算機番号(以下、「VMID」と
いう。)との集合からなる論理経路グループ表(以下、
「PGB(Path Group Block)」という。)を有する。な
お、仮想計算機番号VMIDの論理値については、中央
処理装置51が仮想計算機モードで稼働していない場合
には「0」に設定される。
【0039】また、チャネルサブシステム52は、図6
に示すように、入出力装置691 、692 、693 、…
について、個別に設定された論理経路を示すPBGのP
BG番号(以下、「PBGN」という。)と、そのPB
Gに含まれる配列のポインタをビットパターンとして示
すパスマスクpmとを示す入出力装置制御表(以下、
「SCB」という。)を有する。
に示すように、入出力装置691 、692 、693 、…
について、個別に設定された論理経路を示すPBGのP
BG番号(以下、「PBGN」という。)と、そのPB
Gに含まれる配列のポインタをビットパターンとして示
すパスマスクpmとを示す入出力装置制御表(以下、
「SCB」という。)を有する。
【0040】さらに、チャネル装置651、652、…
は、図7に示すように、それぞれ配下の入出力制御装置
(入出力装置)との間に形成された個々の論理経路につ
いて、上述したLINKA、CULAおよびVMIDに
併せて、該当する論理経路の状態を示すステータスを示
す論理経路ブロック(以下、「LPB」という。)を有
する。
は、図7に示すように、それぞれ配下の入出力制御装置
(入出力装置)との間に形成された個々の論理経路につ
いて、上述したLINKA、CULAおよびVMIDに
併せて、該当する論理経路の状態を示すステータスを示
す論理経路ブロック(以下、「LPB」という。)を有
する。
【0041】一方、中央処理装置51は、チャネルサブ
システム52を介して入出力装置691 、692 、69
3 、…の何れかとの間の論理経路について、設定、解
除、状態の把握その他の処理を行う場合には、その処理
を識別するオペレーションコードと、図8に示すよう
に、4バイト長の5ワードからなるLOB(Logical Pat
hOperation Block)とを生成する。なお、LOBは、本
願に関わりない機能やオプション機能用として予約され
た第一バイトと、上述したCHPIDを示す第二バイト
と、上述したPBGNあるいはLINKの何れかにより
論理経路を論理的に示す第三バイトおよび第四バイトと
からなる第一ワードと、第三バイトおよび第四バイトが
上述したCHPIDに対応した論理経路(指定方法は後
述の個々の命令で異なる。)を示す第二ワードと、その
論理経路のステータス(ロジカルステータス)が格納さ
れる第三ワードと、後述のGIORSFのアドレスを示
す第四ワードと、後述のGDMのアドレスを示す第五ワ
ードとから構成される。
システム52を介して入出力装置691 、692 、69
3 、…の何れかとの間の論理経路について、設定、解
除、状態の把握その他の処理を行う場合には、その処理
を識別するオペレーションコードと、図8に示すよう
に、4バイト長の5ワードからなるLOB(Logical Pat
hOperation Block)とを生成する。なお、LOBは、本
願に関わりない機能やオプション機能用として予約され
た第一バイトと、上述したCHPIDを示す第二バイト
と、上述したPBGNあるいはLINKの何れかにより
論理経路を論理的に示す第三バイトおよび第四バイトと
からなる第一ワードと、第三バイトおよび第四バイトが
上述したCHPIDに対応した論理経路(指定方法は後
述の個々の命令で異なる。)を示す第二ワードと、その
論理経路のステータス(ロジカルステータス)が格納さ
れる第三ワードと、後述のGIORSFのアドレスを示
す第四ワードと、後述のGDMのアドレスを示す第五ワ
ードとから構成される。
【0042】また、中央処理装置51とチャネルサブシ
ステム52との間には、図9に示すように、相互にハン
ドシェーク可能であり、オペレーションコードとオペレ
ーションデータとの2つのフィールドからなるインタフ
ェースレジスタがバスを介して設けられる。
ステム52との間には、図9に示すように、相互にハン
ドシェーク可能であり、オペレーションコードとオペレ
ーションデータとの2つのフィールドからなるインタフ
ェースレジスタがバスを介して設けられる。
【0043】中央処理装置51は、その内部で行われる
マイクロプログラム制御の下でフェッチされた命令を逐
次デコードし、チャネルサブシステム52を介して論理
経路を形成することを要求する命令(ここでは、「Onli
ne Logical Path 命令」とする。) を認識すると、上述
したインタフェースレジスタのオペレーションコードと
してその命令のインストラクションコードを設定し(図
3(1))、かつオペレーションデータとしてその命令のオ
ペランドに設定されたLOBのアドレスを設定する(図
3(2))。なお、このようなLOBには、上述したOnline
Logical Path命令については、図10に示すように、i
dentifier-1としてPBGNが設定され、CHPIDと
してチャネル装置652 のCHPIDが設定され、iden
tifier-2として入出力制御装置682 のCULAと光リ
ンク6621のポート番号とが付加される。
マイクロプログラム制御の下でフェッチされた命令を逐
次デコードし、チャネルサブシステム52を介して論理
経路を形成することを要求する命令(ここでは、「Onli
ne Logical Path 命令」とする。) を認識すると、上述
したインタフェースレジスタのオペレーションコードと
してその命令のインストラクションコードを設定し(図
3(1))、かつオペレーションデータとしてその命令のオ
ペランドに設定されたLOBのアドレスを設定する(図
3(2))。なお、このようなLOBには、上述したOnline
Logical Path命令については、図10に示すように、i
dentifier-1としてPBGNが設定され、CHPIDと
してチャネル装置652 のCHPIDが設定され、iden
tifier-2として入出力制御装置682 のCULAと光リ
ンク6621のポート番号とが付加される。
【0044】一方、チャネルサブシステム52は、イン
タフェースレジスタを介してこのような命令が与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(チャネル装置6
52 のCHPID、PBGN、光リンク6621のポート
番号、入出力制御装置682 のCULA)を読み出して
制御記憶に記憶する。
タフェースレジスタを介してこのような命令が与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(チャネル装置6
52 のCHPID、PBGN、光リンク6621のポート
番号、入出力制御装置682 のCULA)を読み出して
制御記憶に記憶する。
【0045】また、チャネルサブシステム52は、この
ようにして求められたPBGNに基づいて以下の演算の
対象となるPBGを確定し、そのPBGに含まれる配列
の内、vビットの論理値が「0」であるものを検索する
ことにより空のエントリを決定する。さらに、チャネル
サブシステム52は、制御記憶に格納されたチャネル装
置652 のCHPIDと、光リンク6621のポート番号
と、入出力制御装置682 のCULAとを上述した空の
エントリで示されるPBGに格納し(図4(1))、かつそ
のPBGについて、eビットとvビットとの論理値を共
に「0」に設定すると共に、パスマスクPMを更新す
る。
ようにして求められたPBGNに基づいて以下の演算の
対象となるPBGを確定し、そのPBGに含まれる配列
の内、vビットの論理値が「0」であるものを検索する
ことにより空のエントリを決定する。さらに、チャネル
サブシステム52は、制御記憶に格納されたチャネル装
置652 のCHPIDと、光リンク6621のポート番号
と、入出力制御装置682 のCULAとを上述した空の
エントリで示されるPBGに格納し(図4(1))、かつそ
のPBGについて、eビットとvビットとの論理値を共
に「0」に設定すると共に、パスマスクPMを更新す
る。
【0046】このような処理を完了すると、チャネルサ
ブシステム52は、PBGに格納された光リンク6621
のポート番号と入出力装置692 のCULAとをアドレ
スフィールドに設定し、出所アドレスフィールドとして
チャネル装置652 のリンクアドレスおよびVMIDを
設定することにより論理経路確立フレームELPを生成
し(図4(2))、チャネル装置652 を介してスイッチャ
672 にそのフレームELPを送出する(図4(3))。な
お、上述したチャネル装置652 のリンクアドレスにつ
いては、システムの初期化時に予め設定されるものとす
る。
ブシステム52は、PBGに格納された光リンク6621
のポート番号と入出力装置692 のCULAとをアドレ
スフィールドに設定し、出所アドレスフィールドとして
チャネル装置652 のリンクアドレスおよびVMIDを
設定することにより論理経路確立フレームELPを生成
し(図4(2))、チャネル装置652 を介してスイッチャ
672 にそのフレームELPを送出する(図4(3))。な
お、上述したチャネル装置652 のリンクアドレスにつ
いては、システムの初期化時に予め設定されるものとす
る。
【0047】チャネル装置652 から光リンク662 、
スイッチャ672 および光リンク6621を介して入出力
制御装置682 に至る区間では、上述した論理経路確立
フレームELPに応じて従来例(ESCON I/O Interface
SA22−7202−02、EnterpriseSystem Archtecture /390
IBM 社、(米)、第3章に掲載されたもの)と同様の手順
に基づき論理経路を形成する処理が行われ、スイッチャ
672 はチャネル装置652 を介してチャネルサブシス
テム52にその処理の結果を通知する。
スイッチャ672 および光リンク6621を介して入出力
制御装置682 に至る区間では、上述した論理経路確立
フレームELPに応じて従来例(ESCON I/O Interface
SA22−7202−02、EnterpriseSystem Archtecture /390
IBM 社、(米)、第3章に掲載されたもの)と同様の手順
に基づき論理経路を形成する処理が行われ、スイッチャ
672 はチャネル装置652 を介してチャネルサブシス
テム52にその処理の結果を通知する。
【0048】チャネルサブシステム52では、このよう
な結果を取り込んで解析し、正常に論理経路が形成され
たことを示す「LPE(論理経路確立完了)」を認識し
た場合には、該当するPBGのeビットおよびvビット
の論理値を「1」に設定すると共に、SCBの内、PG
B番号が該当するPBGを示すものの全てのパスマスク
pmについて、上述したパスマスクPMの更新時に論理
値が新たに「1」となったビットの論理値を「1」とす
る更新処理を行った(図4(4))後に、値が「0」の条件
コードを生成してインタフェースレジスタのオペレーシ
ョンデータのフィールドに設定する(図4(5))。したが
って、このように正常に論理経路が確立された場合に
は、図12(a)、(b)および(a′)、(b′)に対比して示す
ように、SCBおよびPGBが更新される。
な結果を取り込んで解析し、正常に論理経路が形成され
たことを示す「LPE(論理経路確立完了)」を認識し
た場合には、該当するPBGのeビットおよびvビット
の論理値を「1」に設定すると共に、SCBの内、PG
B番号が該当するPBGを示すものの全てのパスマスク
pmについて、上述したパスマスクPMの更新時に論理
値が新たに「1」となったビットの論理値を「1」とす
る更新処理を行った(図4(4))後に、値が「0」の条件
コードを生成してインタフェースレジスタのオペレーシ
ョンデータのフィールドに設定する(図4(5))。したが
って、このように正常に論理経路が確立された場合に
は、図12(a)、(b)および(a′)、(b′)に対比して示す
ように、SCBおよびPGBが更新される。
【0049】また、チャネルサブシステム52は、上述
した結果が「LPR(論理経路確立不可)」である場合
には同様にして条件コードを「0」に設定し(図4
(6))、「ビジーフレーム」である場合には条件コードを
「2」に設定し(図4(7))、その他の場合には条件コー
ドを「1」に設定して(図4(8))、同様にインタフェー
スレジスタのオペレーションデータのフィールドに設定
する。
した結果が「LPR(論理経路確立不可)」である場合
には同様にして条件コードを「0」に設定し(図4
(6))、「ビジーフレーム」である場合には条件コードを
「2」に設定し(図4(7))、その他の場合には条件コー
ドを「1」に設定して(図4(8))、同様にインタフェー
スレジスタのオペレーションデータのフィールドに設定
する。
【0050】さらに、チャネルサブシステム52は、こ
のような結果に対応した処理を完了した後には、インタ
フェースレジスタのオペレーションコードのフィールド
に「Operation Complete」を設定して処理を完結する
(図4(9))。
のような結果に対応した処理を完了した後には、インタ
フェースレジスタのオペレーションコードのフィールド
に「Operation Complete」を設定して処理を完結する
(図4(9))。
【0051】なお、チャネル装置652 では、上述した
論理経路確立フレームを取り込むと、論理経路毎に設け
られたLPB(Logcal Path Block) に、そのフレームに
含まれる光リンク6621のポート番号、入出力制御装置
682 のCULAおよびVMIDを格納し、かつ上述し
た応答を示すフレームを取り込むと、該当するLPBに
その応答を示すステータスを付加して保持して論理経路
の更新および管理に用いる。しかし、このようにしてチ
ャネル装置が行う処理については、従来例と同じである
から、ここではその詳細な説明を省略する。
論理経路確立フレームを取り込むと、論理経路毎に設け
られたLPB(Logcal Path Block) に、そのフレームに
含まれる光リンク6621のポート番号、入出力制御装置
682 のCULAおよびVMIDを格納し、かつ上述し
た応答を示すフレームを取り込むと、該当するLPBに
その応答を示すステータスを付加して保持して論理経路
の更新および管理に用いる。しかし、このようにしてチ
ャネル装置が行う処理については、従来例と同じである
から、ここではその詳細な説明を省略する。
【0052】一方、中央処理装置51では、インタフェ
ースレジスタを介して「OperationComplete」が与えら
れると、並行して与えられる条件コードの値が「0」〜
「2」であるとその値をOnline Logical Path 命令の条
件コードとして設定し(図3(3))、反対にその他の値で
あるとOnline Logical Path 命令の条件コードとして
「3」を設定し(図3(4))、何れの場合にもインタフェ
ースレジスタをリセットして(図3(5))処理を完結す
る。
ースレジスタを介して「OperationComplete」が与えら
れると、並行して与えられる条件コードの値が「0」〜
「2」であるとその値をOnline Logical Path 命令の条
件コードとして設定し(図3(3))、反対にその他の値で
あるとOnline Logical Path 命令の条件コードとして
「3」を設定し(図3(4))、何れの場合にもインタフェ
ースレジスタをリセットして(図3(5))処理を完結す
る。
【0053】このように本実施例によれば、論理経路を
形成するために授受すべきフレームの構成に何ら変更を
施すことなく、チャネルサブシステム52は中央処理装
置51の制御下において、論理制御装置毎に論理経路の
形成に介在すべきチャネル装置のCHPID、光リンク
のポート番号および入出力制御装置(入出力装置)のC
ULAが割り付けられ、かつ入出力装置毎にその割り付
けの対応関係を管理できる。
形成するために授受すべきフレームの構成に何ら変更を
施すことなく、チャネルサブシステム52は中央処理装
置51の制御下において、論理制御装置毎に論理経路の
形成に介在すべきチャネル装置のCHPID、光リンク
のポート番号および入出力制御装置(入出力装置)のC
ULAが割り付けられ、かつ入出力装置毎にその割り付
けの対応関係を管理できる。
【0054】したがって、中央処理装置51によって実
行されるソフトウエアの下で、動的に論理チャネルが形
成される。図13は、チャネルサブシステムの動作フロ
ーチャート(2) である。なお、図4との対比において、
同じ処理については同じ番号を付与し、類似した処理に
ついては同じ番号に「′」を付加して示す。
行されるソフトウエアの下で、動的に論理チャネルが形
成される。図13は、チャネルサブシステムの動作フロ
ーチャート(2) である。なお、図4との対比において、
同じ処理については同じ番号を付与し、類似した処理に
ついては同じ番号に「′」を付加して示す。
【0055】以下、図2、図3、図10、図11および
図13を参照して上述した論理経路が除去される過程に
おける本実施例の動作を説明する。中央処理装置51
は、チャネルサブシステム52を介して形成された論理
経路る何れかを除去する場合には、その処理を識別する
オペレーションコードと図10に示すLOBとを生成す
る。
図13を参照して上述した論理経路が除去される過程に
おける本実施例の動作を説明する。中央処理装置51
は、チャネルサブシステム52を介して形成された論理
経路る何れかを除去する場合には、その処理を識別する
オペレーションコードと図10に示すLOBとを生成す
る。
【0056】中央処理装置51は、フェッチされた命令
を逐次デコードし、既に形成された論理経路の除去を要
求する「Offline Logical Path命令」を認識すると、上
述したインタフェースレジスタのオペレーションコード
としてその命令のインストラクションコードを設定し
(図3(1))、かつオペレーションデータとしてその命令
のオペランドに設定されたLOBのアドレスを設定する
(図3(2))。なお、このようなLOBの内容について
は、図10に示すように上述した「Online LogicalPath
命令」の場合と同じであるから、ここではその説明を
省略する。
を逐次デコードし、既に形成された論理経路の除去を要
求する「Offline Logical Path命令」を認識すると、上
述したインタフェースレジスタのオペレーションコード
としてその命令のインストラクションコードを設定し
(図3(1))、かつオペレーションデータとしてその命令
のオペランドに設定されたLOBのアドレスを設定する
(図3(2))。なお、このようなLOBの内容について
は、図10に示すように上述した「Online LogicalPath
命令」の場合と同じであるから、ここではその説明を
省略する。
【0057】一方、チャネルサブシステム52は、イン
タフェースレジスタを介してこのような命令が与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(チャネル装置6
52 のCHPID、PBGN、光リンク6621のポート
番号、入出力制御装置682 のCULA)を読み出して
制御記憶に記憶する。
タフェースレジスタを介してこのような命令が与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(チャネル装置6
52 のCHPID、PBGN、光リンク6621のポート
番号、入出力制御装置682 のCULA)を読み出して
制御記憶に記憶する。
【0058】また、チャネルサブシステム52は、この
ようにして求められたPBGNに基づいて以下の演算の
対象となるPBGを確定し、そのPBGに含まれる配列
の内、除去の対象となるべき論理経路が登録された(例
えば、光リンク6621のポート番号等が等しい)エント
リーを求める。さらに、チャネルサブシステム52は、
制御記憶に格納されたチャネル装置652 のCHPID
と、光リンク6621のポート番号と、入出力制御装置6
82 のCULAとを上述した空のエントリで示されるP
BGに格納する(図13(1))。このような処理を完了す
ると、チャネルサブシステム52は、PBGに格納され
た光リンク6621のポート番号と入出力制御装置682
のCULAとをアドレスフィールドに設定し、出所アド
レスフィールドとしてチャネル装置652 のリンクアド
レスおよびVMIDを設定することにより論理経路除去
フレームRLPを生成し(図13(2′))、チャネル装置
652 を介してスイッチャ672 にそのフレームRLP
を送出する(図13(3′))。なお、上述したチャネル装
置652のリンクアドレスについては、システムの初期
化時に予め設定されるものとする。
ようにして求められたPBGNに基づいて以下の演算の
対象となるPBGを確定し、そのPBGに含まれる配列
の内、除去の対象となるべき論理経路が登録された(例
えば、光リンク6621のポート番号等が等しい)エント
リーを求める。さらに、チャネルサブシステム52は、
制御記憶に格納されたチャネル装置652 のCHPID
と、光リンク6621のポート番号と、入出力制御装置6
82 のCULAとを上述した空のエントリで示されるP
BGに格納する(図13(1))。このような処理を完了す
ると、チャネルサブシステム52は、PBGに格納され
た光リンク6621のポート番号と入出力制御装置682
のCULAとをアドレスフィールドに設定し、出所アド
レスフィールドとしてチャネル装置652 のリンクアド
レスおよびVMIDを設定することにより論理経路除去
フレームRLPを生成し(図13(2′))、チャネル装置
652 を介してスイッチャ672 にそのフレームRLP
を送出する(図13(3′))。なお、上述したチャネル装
置652のリンクアドレスについては、システムの初期
化時に予め設定されるものとする。
【0059】チャネル装置652 から光リンク662 、
スイッチャ672 および光リンク6621を介して入出力
制御装置682 に至る区間では、上述した論理経路除去
フレームRLPに応じて従来例(ESCON I/O Interface
SA22−7202−02、EnterpriseSystem Archtecture /390
IBM 社、(米)、第3章に掲載されたもの)と同様の手順
に基づき論理経路を除去する処理が行われ、スイッチャ
672 はチャネル装置652 を介してチャネルサブシス
テム52にその処理の結果を通知する。
スイッチャ672 および光リンク6621を介して入出力
制御装置682 に至る区間では、上述した論理経路除去
フレームRLPに応じて従来例(ESCON I/O Interface
SA22−7202−02、EnterpriseSystem Archtecture /390
IBM 社、(米)、第3章に掲載されたもの)と同様の手順
に基づき論理経路を除去する処理が行われ、スイッチャ
672 はチャネル装置652 を介してチャネルサブシス
テム52にその処理の結果を通知する。
【0060】チャネルサブシステム52では、このよう
な結果を取り込んで解析し、正常に論理経路が除去され
たことを示す「LPR(論理経路除去完了)」を認識し
た場合には、該当するPBGのeビットおよびvビット
の論理値を「0」に設定すると共に、そのPGBの対応
するパスマスクPMの論理値を「0」に設定する。さら
に、チャネルサブシステム52は、SCBの内、PGB
番号が該当するPBGを示すものの全てについて、パス
マスクpmの該当するビットの論理値を「0」とする更
新処理を行った(図13(4′))後に、値が「0」の条件
コードを生成してインタフェースレジスタのオペレーシ
ョンデータのフィールドに設定する(図13(5))。した
がって、このように正常に論理経路が除去された場合に
は、SCBおよびPGBは、図12(a′)、(b′)に示す
状態から図12(a)、(b)に示す状態に復帰する。
な結果を取り込んで解析し、正常に論理経路が除去され
たことを示す「LPR(論理経路除去完了)」を認識し
た場合には、該当するPBGのeビットおよびvビット
の論理値を「0」に設定すると共に、そのPGBの対応
するパスマスクPMの論理値を「0」に設定する。さら
に、チャネルサブシステム52は、SCBの内、PGB
番号が該当するPBGを示すものの全てについて、パス
マスクpmの該当するビットの論理値を「0」とする更
新処理を行った(図13(4′))後に、値が「0」の条件
コードを生成してインタフェースレジスタのオペレーシ
ョンデータのフィールドに設定する(図13(5))。した
がって、このように正常に論理経路が除去された場合に
は、SCBおよびPGBは、図12(a′)、(b′)に示す
状態から図12(a)、(b)に示す状態に復帰する。
【0061】また、チャネルサブシステム52は、上述
した結果が「ビジーフレーム」である場合には条件コー
ドを「2」に設定し(図13(7))、その他の場合には条
件コードを「1」に設定して(図13(8))、同様にイン
タフェースレジスタのオペレーションデータのフィール
ドに設定する。
した結果が「ビジーフレーム」である場合には条件コー
ドを「2」に設定し(図13(7))、その他の場合には条
件コードを「1」に設定して(図13(8))、同様にイン
タフェースレジスタのオペレーションデータのフィール
ドに設定する。
【0062】さらに、チャネルサブシステム52は、こ
のような結果に対応した処理を完了した後には、インタ
フェースレジスタのオペレーションコードのフィールド
に「Operation Complete」を設定して処理を完結する
(図13(9))。
のような結果に対応した処理を完了した後には、インタ
フェースレジスタのオペレーションコードのフィールド
に「Operation Complete」を設定して処理を完結する
(図13(9))。
【0063】なお、チャネル装置652 では、上述した
論理経路除去フレームを取り込むと、論理経路毎に設け
られたLPBに、そのフレームに含まれる光リンク66
21のポート番号、入出力制御装置682 のCULAおよ
びVMIDを格納し、かつ上述した応答を示すフレーム
を取り込むと、該当するLPBにその応答を示すステー
タスを付加して論理経路の更新および管理に用いる。
論理経路除去フレームを取り込むと、論理経路毎に設け
られたLPBに、そのフレームに含まれる光リンク66
21のポート番号、入出力制御装置682 のCULAおよ
びVMIDを格納し、かつ上述した応答を示すフレーム
を取り込むと、該当するLPBにその応答を示すステー
タスを付加して論理経路の更新および管理に用いる。
【0064】なお、このような「Operation Complete」
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
【0065】このように本実施例によれば、既に形成さ
れた論理経路を除去するために授受すべきフレームの構
成に何ら変更を施すことなく、チャネルサブシステム5
2は、中央処理装置51の制御下において、その論理経
路の設定に介在していたチャネル装置のCHPID、光
リンクのポート番号および入出力制御装置(入出力装
置)のCULAの割り付けが解除される。
れた論理経路を除去するために授受すべきフレームの構
成に何ら変更を施すことなく、チャネルサブシステム5
2は、中央処理装置51の制御下において、その論理経
路の設定に介在していたチャネル装置のCHPID、光
リンクのポート番号および入出力制御装置(入出力装
置)のCULAの割り付けが解除される。
【0066】したがって、中央処理装置51によって実
行されるソフトウエアの下で、動的に論理チャネルが除
去される。ところで、「Offline Logical Path命令」で
は、図12(a′)、(b′)に示す状態から図12(a)、(b)
に示す状態にSCBおよびPGBを更新することにより
論理経路の除去が行われる。しかし、本発明では、チャ
ネルサブシステム52が独自にこのような論理経路を管
理し、かつチャネル装置から入出力制御装置(入出力装
置)に至る区間に対するインンタフェースの方式は従来
例と同じである。したがって、例えば、演算対象となる
PGBが存在してそのvビットおよびeビットの論理値
が共に「1」であり、かつそのPGBのパスマスクPM
の該当するビットの論理値が「1」となっていることを
確認して「Offline Logical Path命令」と同様の処理を
行い、さらに、その処理の下で論理経路の除去が完了し
たときにeビットのみの論理値を「0」に更新する「Sc
ratch Logical Path命令」を別途設けることにより、上
述したパスマスクPMやSCBのパスマスクpmに対す
る更新処理を行うことなく簡単にかつ確実に論理経路の
除去が可能となる。
行されるソフトウエアの下で、動的に論理チャネルが除
去される。ところで、「Offline Logical Path命令」で
は、図12(a′)、(b′)に示す状態から図12(a)、(b)
に示す状態にSCBおよびPGBを更新することにより
論理経路の除去が行われる。しかし、本発明では、チャ
ネルサブシステム52が独自にこのような論理経路を管
理し、かつチャネル装置から入出力制御装置(入出力装
置)に至る区間に対するインンタフェースの方式は従来
例と同じである。したがって、例えば、演算対象となる
PGBが存在してそのvビットおよびeビットの論理値
が共に「1」であり、かつそのPGBのパスマスクPM
の該当するビットの論理値が「1」となっていることを
確認して「Offline Logical Path命令」と同様の処理を
行い、さらに、その処理の下で論理経路の除去が完了し
たときにeビットのみの論理値を「0」に更新する「Sc
ratch Logical Path命令」を別途設けることにより、上
述したパスマスクPMやSCBのパスマスクpmに対す
る更新処理を行うことなく簡単にかつ確実に論理経路の
除去が可能となる。
【0067】また、上述した「Scratch Logical Path命
令」によって除去された論理経路については、演算対象
となるPGBが存在し、かつそのパスマスクPMの該当
するビットとvビットとの論理値が「1」となっている
ことを確認した後に「OnlineLogical Path 命令」と同
様の処理を行うと共に、その処理の下で論理経路の設定
が完了したときにeビットのみの論理値を「1」に更新
する「Setup LogicalPath命令」を設けることにより、
上述したパスマスクPMやSCBのパスマスクpmに対
する更新処理を行う必要がないので、既述の「Online L
ogical Path 命令」に比較して簡単にかつ確実に復元す
ることが可能である。
令」によって除去された論理経路については、演算対象
となるPGBが存在し、かつそのパスマスクPMの該当
するビットとvビットとの論理値が「1」となっている
ことを確認した後に「OnlineLogical Path 命令」と同
様の処理を行うと共に、その処理の下で論理経路の設定
が完了したときにeビットのみの論理値を「1」に更新
する「Setup LogicalPath命令」を設けることにより、
上述したパスマスクPMやSCBのパスマスクpmに対
する更新処理を行う必要がないので、既述の「Online L
ogical Path 命令」に比較して簡単にかつ確実に復元す
ることが可能である。
【0068】なお、上述した「Scratch Logical Path命
令」や「Setup Logical Path命令」に対応したチャネル
サブシステム52の処理では、演算対象のPGBが存在
しないことを認識した場合には条件コードを「1」に設
定して処理を完結することにより、中央処理装置51と
の間のインタフェースについて、「Offline LogicalPat
h命令」や「Online Logical Path 命令」との互換性を
担保することができる。
令」や「Setup Logical Path命令」に対応したチャネル
サブシステム52の処理では、演算対象のPGBが存在
しないことを認識した場合には条件コードを「1」に設
定して処理を完結することにより、中央処理装置51と
の間のインタフェースについて、「Offline LogicalPat
h命令」や「Online Logical Path 命令」との互換性を
担保することができる。
【0069】図14は、チャネルサブシステムの動作フ
ローチャート(3) である。なお、図4と同じ処理につい
ては、同じ番号を付与して示す。以下、図2、図3、図
11および図14を参照して本実施例の請求項2に記載
の発明に対応した動作を説明する。
ローチャート(3) である。なお、図4と同じ処理につい
ては、同じ番号を付与して示す。以下、図2、図3、図
11および図14を参照して本実施例の請求項2に記載
の発明に対応した動作を説明する。
【0070】中央処理装置51は仮想計算機モードで稼
働し、主記憶装置63には、図15に示すように、中央
処理装置51に形成される個々の仮想計算機について、
アクセスすべき論理制御装置毎のPGBエントリーと、
そのPGBエントリのアドレスを示すPGBインデック
スを含むデバイスエントリとの集合からなるI/O構成
定義ファイル(以下、「GIORSF」という。)に併
せて、アクセスすべき個々の入出力装置に対応して、S
CBを示すSCB番号と、GIORSFに含まれるデバ
イスエントリのアドレスを示すデバイスインデックス
と、これらのSCB番号およびデバイスインデックスが
有効に登録されたか否かを示すvビットとを示すゲスト
デバイスマップ(以下、「GDM」という。)が予め形
成される。なお、このようなGIORSFおよびGDM
については、図19に示す従来例においても同様に形成
されていたものであるから、ここでは、詳細な説明を省
略する。また、PGBの構成については、図5に示すも
のと同じであるから、ここではその説明を省略する。
働し、主記憶装置63には、図15に示すように、中央
処理装置51に形成される個々の仮想計算機について、
アクセスすべき論理制御装置毎のPGBエントリーと、
そのPGBエントリのアドレスを示すPGBインデック
スを含むデバイスエントリとの集合からなるI/O構成
定義ファイル(以下、「GIORSF」という。)に併
せて、アクセスすべき個々の入出力装置に対応して、S
CBを示すSCB番号と、GIORSFに含まれるデバ
イスエントリのアドレスを示すデバイスインデックス
と、これらのSCB番号およびデバイスインデックスが
有効に登録されたか否かを示すvビットとを示すゲスト
デバイスマップ(以下、「GDM」という。)が予め形
成される。なお、このようなGIORSFおよびGDM
については、図19に示す従来例においても同様に形成
されていたものであるから、ここでは、詳細な説明を省
略する。また、PGBの構成については、図5に示すも
のと同じであるから、ここではその説明を省略する。
【0071】さらに、中央処理装置51は、仮想計算機
モードで稼働しつつ新たな仮想計算機(ゲスト)を開設
するときに、その開設の処理を識別するオペレーション
コードと図16に示すLOBとを生成する。なお、この
ようなLOBと図10に示すLOBとの相違点は、第一
ワードの第二バイトにはCHPIDが設定されず、第一
ワードの第三バイトおよび第四バイトにはPGB番号に
代えて新たに開設されるべき仮想計算機を示すVMID
が設定され、第二ワードには何も設定されず、第四ワー
ドには開設されるべき仮想計算機のGIORSFのアド
レスが設定され、第五ワードには開設されるべき仮想計
算機のGDMのアドレスが設定された点にある。
モードで稼働しつつ新たな仮想計算機(ゲスト)を開設
するときに、その開設の処理を識別するオペレーション
コードと図16に示すLOBとを生成する。なお、この
ようなLOBと図10に示すLOBとの相違点は、第一
ワードの第二バイトにはCHPIDが設定されず、第一
ワードの第三バイトおよび第四バイトにはPGB番号に
代えて新たに開設されるべき仮想計算機を示すVMID
が設定され、第二ワードには何も設定されず、第四ワー
ドには開設されるべき仮想計算機のGIORSFのアド
レスが設定され、第五ワードには開設されるべき仮想計
算機のGDMのアドレスが設定された点にある。
【0072】また、中央処理装置51は、フェッチされ
た命令を逐次デコードすることにより上述した仮想計算
機の開設に伴って実行すべき「Setup Guest 命令」を認
識すると、上述したインタフェースレジスタのオペレー
ションコードとしてその命令のインストラクションコー
ドを設定し(図3(1))、かつオペレーションデータとし
てその命令のオペランドに設定されたLOBのアドレス
を設定する(図3(2))。
た命令を逐次デコードすることにより上述した仮想計算
機の開設に伴って実行すべき「Setup Guest 命令」を認
識すると、上述したインタフェースレジスタのオペレー
ションコードとしてその命令のインストラクションコー
ドを設定し(図3(1))、かつオペレーションデータとし
てその命令のオペランドに設定されたLOBのアドレス
を設定する(図3(2))。
【0073】一方、チャネルサブシステム52は、この
ような命令がインタフェースレジスタを介して与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(VMID、GI
ORSFのアドレス、GDMのアドレス)と、そのGI
ORSFのアドレスで示されるGIORSFの内容と、
そのGDMのアドレスで示されるGDMの内容とを読み
出して制御記憶に格納する(図14(a))。
ような命令がインタフェースレジスタを介して与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(VMID、GI
ORSFのアドレス、GDMのアドレス)と、そのGI
ORSFのアドレスで示されるGIORSFの内容と、
そのGDMのアドレスで示されるGDMの内容とを読み
出して制御記憶に格納する(図14(a))。
【0074】また、チャネルサブシステム52は、この
ようにして求められたGDMの内、LOBの内容で示さ
れるVMIDに対応したものの内容を参照してデバイス
インデックスの値を求め、その値に基づいてGIORS
F上のデバイスエントリを参照すると共に、そのデバイ
スエントリで与えられるPGBインデックスに基づいて
PBGエントリを求める(図14(b))。
ようにして求められたGDMの内、LOBの内容で示さ
れるVMIDに対応したものの内容を参照してデバイス
インデックスの値を求め、その値に基づいてGIORS
F上のデバイスエントリを参照すると共に、そのデバイ
スエントリで与えられるPGBインデックスに基づいて
PBGエントリを求める(図14(b))。
【0075】さらに、チャネルサブシステム52は、こ
のようなPGBエントリに基づいて演算の対象となるP
GBを確定し(図14(c))、図4(1)〜(9)に示す処理手
順と同じ処理手順(図14(1)〜(9))に基づいて「Onli
ne Logical Path 命令」と同様に論理経路を設定する処
理を行い、かつGIORSFおよびGDMについて、こ
のような処理の過程において更新された制御記憶上の内
容をメモリ制御装置62を介して主記憶装置63に転送
する。
のようなPGBエントリに基づいて演算の対象となるP
GBを確定し(図14(c))、図4(1)〜(9)に示す処理手
順と同じ処理手順(図14(1)〜(9))に基づいて「Onli
ne Logical Path 命令」と同様に論理経路を設定する処
理を行い、かつGIORSFおよびGDMについて、こ
のような処理の過程において更新された制御記憶上の内
容をメモリ制御装置62を介して主記憶装置63に転送
する。
【0076】なお、このような「Operation Complete」
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
【0077】このように本実施例によれば、論理経路を
形成するために授受されるフレームの構成に何ら変更を
施すことなく、中央処理装置51は、開設すべき仮想計
算機について、所望の入出力制御装置(入出力装置)と
の間に適宜論理経路を形成することができる。
形成するために授受されるフレームの構成に何ら変更を
施すことなく、中央処理装置51は、開設すべき仮想計
算機について、所望の入出力制御装置(入出力装置)と
の間に適宜論理経路を形成することができる。
【0078】図17は、チャネルサブシステムの動作フ
ローチャート(4) である。なお、図13との対比におい
て、同じ処理については同じ番号を付与して示す。以
下、図2、図3、図11および図17を参照して上述し
た論理経路が除去される過程における本実施例の動作を
説明する。
ローチャート(4) である。なお、図13との対比におい
て、同じ処理については同じ番号を付与して示す。以
下、図2、図3、図11および図17を参照して上述し
た論理経路が除去される過程における本実施例の動作を
説明する。
【0079】また、中央処理装置51は、仮想計算機モ
ードで稼働しつつ既に開設されている仮想計算機(ゲス
ト)の何れかを閉塞するときに、その閉塞の処理を識別
するオペレーションコードと図16に示すLOBとを生
成する。
ードで稼働しつつ既に開設されている仮想計算機(ゲス
ト)の何れかを閉塞するときに、その閉塞の処理を識別
するオペレーションコードと図16に示すLOBとを生
成する。
【0080】中央処理装置51は、フェッチされた命令
を逐次デコードすることにより上述した仮想計算機の閉
塞に伴って実行すべき「Scratch Guest 命令」を認識す
ると、上述したインタフェースレジスタのオペレーショ
ンコードとしてその命令のインストラクションコードを
設定し(図3(1))、かつオペレーションデータとしてそ
の命令のオペランドに設定されたLOBのアドレスを設
定する(図3(2))。
を逐次デコードすることにより上述した仮想計算機の閉
塞に伴って実行すべき「Scratch Guest 命令」を認識す
ると、上述したインタフェースレジスタのオペレーショ
ンコードとしてその命令のインストラクションコードを
設定し(図3(1))、かつオペレーションデータとしてそ
の命令のオペランドに設定されたLOBのアドレスを設
定する(図3(2))。
【0081】一方、チャネルサブシステム52は、この
ような命令がインタフェースレジスタを介して与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(VMID、GI
ORSFのアドレス、GDMのアドレス)と、そのGI
ORSFのアドレスで示されるGIORSFの内容と、
そのGDMのアドレスで示されるGDMの内容とを読み
出して制御記憶に格納する(図17(a))。
ような命令がインタフェースレジスタを介して与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(VMID、GI
ORSFのアドレス、GDMのアドレス)と、そのGI
ORSFのアドレスで示されるGIORSFの内容と、
そのGDMのアドレスで示されるGDMの内容とを読み
出して制御記憶に格納する(図17(a))。
【0082】また、チャネルサブシステム52は、GI
ORSFに含まれるPGBエントリの内、上述したVM
IDと同じVMIDが含まれるものを検索し、その検索
によって求められたPGBエントリーを示すPGB番号
が含まれるSCBを全て検索すると共に、このようにし
て検索された個々のSCBの番号とVMIDとに対応し
た全てのGDMを求める(図17(b),(c))。
ORSFに含まれるPGBエントリの内、上述したVM
IDと同じVMIDが含まれるものを検索し、その検索
によって求められたPGBエントリーを示すPGB番号
が含まれるSCBを全て検索すると共に、このようにし
て検索された個々のSCBの番号とVMIDとに対応し
た全てのGDMを求める(図17(b),(c))。
【0083】さらに、チャネルサブシステム52は、こ
のようにして求められたGDMとこれらのGDMに対応
するPBGエントリおよびSCBの組み合わせの全てに
ついて、図13(2′)〜(3′)に示す処理手順と同じ処理
手順に基づいて、「OfflineLogical Path命令」の場合
と同様に論理経路除去フレームを生成して送出する(図
17(2′)〜(3′))。
のようにして求められたGDMとこれらのGDMに対応
するPBGエントリおよびSCBの組み合わせの全てに
ついて、図13(2′)〜(3′)に示す処理手順と同じ処理
手順に基づいて、「OfflineLogical Path命令」の場合
と同様に論理経路除去フレームを生成して送出する(図
17(2′)〜(3′))。
【0084】また、チャネルサブシステム52は、上述
した論理経路除去フレームに応じた結果が与えられる
と、その結果を取り込んで解析し、その結果に応じて図
13(4′) に示す処理手順と同じ処理手順に基づいてP
GBやSCBの内容を更新したり(図17(4′))、図1
3(5)〜(8)に示す処理手順と同じ処理手順に基づいて条
件コードの値を設定する。ただし、SCBについては、
チャネルサブシステム52は、図17(4′) に示す処理
を行った後に、そのSCBが示すPBGNに対応したP
BGエントリーに含まれる全てのvビットの論理値が
「0」となったことを確認した時点で、そのPBGエン
トリーと共に削除する(図17(d))。
した論理経路除去フレームに応じた結果が与えられる
と、その結果を取り込んで解析し、その結果に応じて図
13(4′) に示す処理手順と同じ処理手順に基づいてP
GBやSCBの内容を更新したり(図17(4′))、図1
3(5)〜(8)に示す処理手順と同じ処理手順に基づいて条
件コードの値を設定する。ただし、SCBについては、
チャネルサブシステム52は、図17(4′) に示す処理
を行った後に、そのSCBが示すPBGNに対応したP
BGエントリーに含まれる全てのvビットの論理値が
「0」となったことを確認した時点で、そのPBGエン
トリーと共に削除する(図17(d))。
【0085】さらに、チャネルサブシステム52は、G
IORSFおよびGDMについて、上述した処理の過程
において制御記憶上で更新された内容をメモリ制御装置
62を介して主記憶装置63に転送した後に、インタフ
ェースレジスタのオペレーションコードのフィールドに
「Operation Complete」を設定して処理を完結する(図
17(9))。
IORSFおよびGDMについて、上述した処理の過程
において制御記憶上で更新された内容をメモリ制御装置
62を介して主記憶装置63に転送した後に、インタフ
ェースレジスタのオペレーションコードのフィールドに
「Operation Complete」を設定して処理を完結する(図
17(9))。
【0086】なお、このような「Operation Complete」
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
【0087】このように本実施例によれば、論理経路を
除去するために授受されるフレームの構成に何ら変更を
施すことなく、中央処理装置51は、閉塞すべき仮想計
算機がアクセスし得た入出力制御装置(入出力装置)に
かかわる論理経路を適宜除去することができる。
除去するために授受されるフレームの構成に何ら変更を
施すことなく、中央処理装置51は、閉塞すべき仮想計
算機がアクセスし得た入出力制御装置(入出力装置)に
かかわる論理経路を適宜除去することができる。
【0088】図18は、チャネルサブシステムの動作フ
ローチャート(5) である。以下、図2、図3、図11お
よび図18を参照して本実施例の請求項3、4に記載の
発明に対応した動作を説明する。
ローチャート(5) である。以下、図2、図3、図11お
よび図18を参照して本実施例の請求項3、4に記載の
発明に対応した動作を説明する。
【0089】チャネル装置には、上述した6つの命令の
何れが実行された場合にも、図7に示すように、これら
の命令の実行結果を示すステータスがLPRとして保持
される。
何れが実行された場合にも、図7に示すように、これら
の命令の実行結果を示すステータスがLPRとして保持
される。
【0090】一方、中央処理装置51は、上述したステ
ータスを参照する場合には、例えば、図10に示すLO
Bを生成した後に、「Store Logical Path Status 命
令」を実行する。
ータスを参照する場合には、例えば、図10に示すLO
Bを生成した後に、「Store Logical Path Status 命
令」を実行する。
【0091】中央処理装置51は、フェッチされた命令
を逐次デコードすることによりこのような「Store Logi
cal Path Status 命令」を認識すると、上述したインタ
フェースレジスタのオペレーションコードとしてその命
令のインストラクションコードを設定し(図3(1))、か
つオペレーションデータとしてその命令のオペランドに
設定されたLOBのアドレスを設定する(図3(2))。
を逐次デコードすることによりこのような「Store Logi
cal Path Status 命令」を認識すると、上述したインタ
フェースレジスタのオペレーションコードとしてその命
令のインストラクションコードを設定し(図3(1))、か
つオペレーションデータとしてその命令のオペランドに
設定されたLOBのアドレスを設定する(図3(2))。
【0092】一方、チャネルサブシステム52は、この
ような命令がインタフェースレジスタを介して与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(チャネル装置6
52 のCHPID、PBGN、光リンク6621のポート
番号、入出力制御装置682 のCULA)を読み出して
制御記憶に記憶する。
ような命令がインタフェースレジスタを介して与えられ
ると、図11に網かけをして示すように、オペレーショ
ンコードとLOBのアドレスとを制御記憶に記憶する。
さらに、チャネルサブシステム52は、このようなアド
レスに基づいてメモリ制御装置62を介して主記憶装置
63にアクセスし、そのLOBの内容(チャネル装置6
52 のCHPID、PBGN、光リンク6621のポート
番号、入出力制御装置682 のCULA)を読み出して
制御記憶に記憶する。
【0093】また、チャネルサブシステム52は、この
ようにして求められたPBGNに基づいて以下の演算の
対象となるPBGを確定し、かつ同様にして求められた
CHPIDに基づいてステータスを参照すべきチャネル
装置652 を特定する(図18(1))。
ようにして求められたPBGNに基づいて以下の演算の
対象となるPBGを確定し、かつ同様にして求められた
CHPIDに基づいてステータスを参照すべきチャネル
装置652 を特定する(図18(1))。
【0094】ところで、チャネルサブシステム52は、
所定のインタフェースを介して全てのチャネル装置に個
別に蜜に結合し、何れのチャネル装置に含まれるLPR
も直接参照することができる。
所定のインタフェースを介して全てのチャネル装置に個
別に蜜に結合し、何れのチャネル装置に含まれるLPR
も直接参照することができる。
【0095】チャネルサブシステム52は、このように
して特定されたチャネル装置652に保持されるLPR
の内、光リンク6621のポート番号がLINKとして格
納されたものを検索する(図18(2))。さらに、チャネ
ルサブシステム52は、このような検索により該当する
LPRが存在することを認識した場合には、そのLPR
に含まれるステータス(論理経路の状態)を読み出して
LOBの第三ワードに格納する(図18(3))と共に、条
件コードを「0」に設定し(図18(4))、反対に存在し
ないことを認識した場合には条件コードを「1」に設定
する(図18(5))。さらに、チャネルサブシステム52
は、これらの何れの場合にも、インタフェースレジスタ
のオペレーションコードのフィールドに「Operation Co
mplete」を設定して処理を完結する(図18(6))。
して特定されたチャネル装置652に保持されるLPR
の内、光リンク6621のポート番号がLINKとして格
納されたものを検索する(図18(2))。さらに、チャネ
ルサブシステム52は、このような検索により該当する
LPRが存在することを認識した場合には、そのLPR
に含まれるステータス(論理経路の状態)を読み出して
LOBの第三ワードに格納する(図18(3))と共に、条
件コードを「0」に設定し(図18(4))、反対に存在し
ないことを認識した場合には条件コードを「1」に設定
する(図18(5))。さらに、チャネルサブシステム52
は、これらの何れの場合にも、インタフェースレジスタ
のオペレーションコードのフィールドに「Operation Co
mplete」を設定して処理を完結する(図18(6))。
【0096】なお、このような「Operation Complete」
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
に対する中央処理装置51の動作については、上述した
「Online Logical Path 命令」の場合と同じであるか
ら、ここではその説明を省略する。
【0097】このように本実施例によれば、中央処理装
置51は、所望の論理経路について適宜状態を把握する
ことができる。なお、上述した例では、中央処理装置5
1が非仮想計算機モードで稼働している場合に論理経路
について状態の把握がなされている。しかし、本発明は
このような場合に限定されず、中央処理装置51が仮想
計算機モードで稼働している場合には、例えば、図10
に示すLOBに代えて図16に示すLOBを用いて、チ
ャネルサブシステム52が上述したSetup Guest 命令と
同様にして論理経路を示す情報を得ることにより、その
論理経路について状態を把握することも可能である。
置51は、所望の論理経路について適宜状態を把握する
ことができる。なお、上述した例では、中央処理装置5
1が非仮想計算機モードで稼働している場合に論理経路
について状態の把握がなされている。しかし、本発明は
このような場合に限定されず、中央処理装置51が仮想
計算機モードで稼働している場合には、例えば、図10
に示すLOBに代えて図16に示すLOBを用いて、チ
ャネルサブシステム52が上述したSetup Guest 命令と
同様にして論理経路を示す情報を得ることにより、その
論理経路について状態を把握することも可能である。
【0098】また、上述した例では、中央処理装置51
は、LOBに各パラメータを設定することにより状態を
把握すべき論理経路を特定しているが、本発明はこのよ
うな方法に限定されず、例えば、Online Logical命令や
Setup Guest 命令によって形成された論理経路を示す識
別情報がスイッチャ等により中央処理装置51に返され
る場合には、その識別情報を用いて特定することもでき
る。
は、LOBに各パラメータを設定することにより状態を
把握すべき論理経路を特定しているが、本発明はこのよ
うな方法に限定されず、例えば、Online Logical命令や
Setup Guest 命令によって形成された論理経路を示す識
別情報がスイッチャ等により中央処理装置51に返され
る場合には、その識別情報を用いて特定することもでき
る。
【0099】さらに、上述した例では、論理経路の状態
がLOBの第三ワードに返されているが、本発明はこの
ような方法に限定されず、確実に伝達することができる
ならば、専用のバスや通信リンクあるいはインタフェー
スレジスタを介して中央処理装置51にその状態を与え
てもよい。
がLOBの第三ワードに返されているが、本発明はこの
ような方法に限定されず、確実に伝達することができる
ならば、専用のバスや通信リンクあるいはインタフェー
スレジスタを介して中央処理装置51にその状態を与え
てもよい。
【0100】また、上述した各実施例では、PGBおよ
びSCBがチャネルサブシステム52に保持され、かつ
GIORSF、GDMおよびLOBが主記憶装置63に
保持されるが、本発明はこのような構成に限定されず、
その主記憶装置とチャネルサブシステム52との間の結
合が密であるならば、例えば、これらが主記憶装置63
あるいはチャネルサブシステム52の何れに保持される
構成としてもよい。
びSCBがチャネルサブシステム52に保持され、かつ
GIORSF、GDMおよびLOBが主記憶装置63に
保持されるが、本発明はこのような構成に限定されず、
その主記憶装置とチャネルサブシステム52との間の結
合が密であるならば、例えば、これらが主記憶装置63
あるいはチャネルサブシステム52の何れに保持される
構成としてもよい。
【0101】さらに、SCBやPGBに保持される情報
については、システムの立ち上がり時には上述した実施
例に示す処理の手順に基づいて設定する必要はなく、例
えば、IORSF等の設定内容に基づいて所定の初期値
(デフォルト値)が設定されれば十分である。
については、システムの立ち上がり時には上述した実施
例に示す処理の手順に基づいて設定する必要はなく、例
えば、IORSF等の設定内容に基づいて所定の初期値
(デフォルト値)が設定されれば十分である。
【0102】また、上述した各実施例では、論理チャネ
ルの設定、除去および状態把握を行うために必要なパラ
メータがLOBとして生成されているが、本発明はこの
ようなLOBに限定されず、通常の入出力制御にかかわ
るチャネルコマンドと同様にしてチャネルサブシステム
52やチャネル装置651 、652 、…に確実に与えら
れるならば、中央処理装置51とチャネルサブシステム
52との間のインタフェースの方式は如何なるものであ
ってもよい。
ルの設定、除去および状態把握を行うために必要なパラ
メータがLOBとして生成されているが、本発明はこの
ようなLOBに限定されず、通常の入出力制御にかかわ
るチャネルコマンドと同様にしてチャネルサブシステム
52やチャネル装置651 、652 、…に確実に与えら
れるならば、中央処理装置51とチャネルサブシステム
52との間のインタフェースの方式は如何なるものであ
ってもよい。
【0103】さらに、上述した各実施例では、チャネル
装置651 、652 、…がそれぞれ光リンク661 、6
62 、…を介してスイッチャ671 、672 、…に接続
されているが、本発明はこのような構成に限定されず、
例えば、これらの間が直結されてもよい。
装置651 、652 、…がそれぞれ光リンク661 、6
62 、…を介してスイッチャ671 、672 、…に接続
されているが、本発明はこのような構成に限定されず、
例えば、これらの間が直結されてもよい。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の本
発明では、論理経路制御手段に対して要求を与える既存
のインタフェース方式に何ら変更を加えずに、中央処理
装置から与えられるチャネルコマンドに応じて所望の論
理経路を適宜設定したり除去することができる。
発明では、論理経路制御手段に対して要求を与える既存
のインタフェース方式に何ら変更を加えずに、中央処理
装置から与えられるチャネルコマンドに応じて所望の論
理経路を適宜設定したり除去することができる。
【0105】また、請求項2に記載の発明では、仮想計
算機モードで稼働する中央処理装置において、同様にチ
ャネルコマンドに応じて所望の論理経路を適宜設定した
り除去できる。
算機モードで稼働する中央処理装置において、同様にチ
ャネルコマンドに応じて所望の論理経路を適宜設定した
り除去できる。
【0106】さらに、請求項3に記載の発明では、中央
処理装置が所望の論理経路についてチャネルコマンドを
発することによりその論理経路の状態を確実に把握する
ことができる。
処理装置が所望の論理経路についてチャネルコマンドを
発することによりその論理経路の状態を確実に把握する
ことができる。
【0107】また、請求項4に記載の発明では、中央処
理装置に形成された個々の仮想計算機が、同様にチャネ
ルコマンドを発することにより所望の論理経路の状態を
把握することができる。
理装置に形成された個々の仮想計算機が、同様にチャネ
ルコマンドを発することにより所望の論理経路の状態を
把握することができる。
【0108】すなわち、中央処理装置は、従来例のよう
に初期設定を行うことなく、動的に論理経路について設
定や除去を行ったり状態を把握することができるので、
本発明を適用した計算機システムでは、入出力装置や入
出力制御装置の稼働状態に応じてチャネル制御の最適化
と効率化とがはかることができる。
に初期設定を行うことなく、動的に論理経路について設
定や除去を行ったり状態を把握することができるので、
本発明を適用した計算機システムでは、入出力装置や入
出力制御装置の稼働状態に応じてチャネル制御の最適化
と効率化とがはかることができる。
【図1】請求項1〜4に記載の発明の原理ブロック図で
ある。
ある。
【図2】請求項1〜4に記載の発明に対応した実施例を
示す図である。
示す図である。
【図3】中央処理装置の動作フローチャートである。
【図4】チャネルサブシステムの動作フローチャート
(1) である。
(1) である。
【図5】PGBの構成を示す図である。
【図6】SCBの構成を示す図である。
【図7】LPRの構成を示す図である。
【図8】LOBの構成の一般形を示す図である。
【図9】インタフェースレジスタの構成を示す図であ
る。
る。
【図10】Online Logical Path 命令のLOBの内容を
示す図である。
示す図である。
【図11】制御記憶の構成を示す図である。
【図12】Online Logical Path 命令によって更新され
たPGBおよびSCBを示す図である。
たPGBおよびSCBを示す図である。
【図13】チャネルサブシステムの動作フローチャート
(2) である。
(2) である。
【図14】チャネルサブシステムの動作フローチャート
(3) である。
(3) である。
【図15】GDMおよびGIORSFの構成を示す図で
ある。
ある。
【図16】Setup Guest 命令のLOBの内容を示す図で
ある。
ある。
【図17】チャネルサブシステムの動作フローチャート
(4) である。
(4) である。
【図18】チャネルサブシステムの動作フローチャート
(5) である。
(5) である。
【図19】メインフレームシステムの構成例を示す図で
ある。
ある。
11 入出力制御装置 12 論理経路制御手段 13,65 チャネル装置 14,21 記憶手段 15,23 制御手段 31,41 蓄積手段 51,61 中央処理装置 52,64 チャネルサブシステム 62 メモリ制御装置 63 主記憶装置 66 光リンク 67 スイッチャ 68 入出力制御装置(CU) 69 入出力装置(DEV)
Claims (4)
- 【請求項1】 個別に物理的なリンクを介して単一また
は複数の入出力制御装置に接続され、かつ入出力インタ
フェース方式に基づいて与えられる要求に応じてこれら
のリンクに対する論理経路の設定および除去を行う論理
経路制御手段を介して、これらの入出力制御装置の配下
の入出力装置にかかわる入出力制御をチャネルコマンド
に基づいて行う複数のチャネル装置と、そのチャネルコ
マンドを与える中央処理装置およびその中央処理装置の
主記憶装置とのインタフェースをとるチャネル制御装置
において、 前記入出力装置について、個別にその入出力装置を制御
する入出力制御装置の識別子と、その入出力制御装置が
識別する論理アドレスと、その入出力制御装置に接続さ
れたリンクを前記論理経路制御手段が認識する論理番号
と、そのリンクに接続されたパスおよびそのパスに接続
されたチャネル装置を示す識別情報とを保持する記憶手
段と、 前記識別子、前記論理アドレス、前記論理番号および前
記識別情報の組み合わせと共に特定の入出力装置につい
て与えられるチャネルコマンドについて、その態様に応
じてこれらの組み合わせにかかわる登録あるいは削除の
処理を前記記憶手段に施し、かつ前記要求に変換してそ
の識別情報によって示されるチャネル装置およびパスを
介して前記論理経路制御手段に与える制御手段とを備え
たことを特徴とするチャネル制御装置。 - 【請求項2】 個別に物理的なリンクを介して単一また
は複数の入出力制御装置に接続され、かつ入出力インタ
フェース方式に基づいて与えられる要求に応じてこれら
のリンクに対する論理経路の設定および除去を行う論理
経路制御手段を介して、これらの入出力制御装置の配下
の入出力装置にかかわる入出力制御をチャネルコマンド
に基づいて行う複数のチャネル装置と、仮想計算機モー
ドで稼働してそのチャネルコマンドを与える中央処理装
置およびその中央処理装置の主記憶装置とのインタフェ
ースをとるチャネル制御装置において、 前記中央処理装置に形成された個々の仮想計算機につい
て、前記入出力装置毎にその入出力装置を制御する入出
力制御装置の識別子と、その入出力制御装置が識別する
論理アドレスと、その入出力制御装置に接続されたリン
クを前記論理経路制御手段が認識する論理番号と、その
リンクに接続されたパスおよびそのパスに接続されたチ
ャネル装置を示す識別情報とを保持する記憶手段と、 送出元の仮想計算機を示す仮想計算機識別情報、前記識
別子、前記論理アドレス、前記論理番号および前記識別
情報の組み合わせと共に特定の入出力装置について与え
られるチャネルコマンドについて、その態様に応じてこ
れらの組み合わせにかかわる登録あるいは削除の処理を
前記記憶手段に施し、かつ前記要求に変換してその識別
情報によって示されるチャネル装置およびパスを介して
前記論理経路制御手段に与える制御手段とを備えたこと
を特徴とするチャネル制御装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載のチャネル制御装置にお
いて、 チャネル装置には、 要求に応じて論理経路制御手段が行う論理経路の設定お
よび除去の処理の結果を取り込んでその論理経路を示す
論理経路識別情報に対応させて蓄積し、かつ制御手段が
参照可能な蓄積手段が個別に含まれ、 制御手段には、 特定のチャネル装置および論理経路識別情報を含むチャ
ネルコマンドが与えられたときに、前記蓄積手段の内、
そのチャネル装置に含まれるものからその論理論理経路
識別情報に対応した処理の結果を検索して中央処理装置
に与える手段を含むことを特徴とするチャネル制御装
置。 - 【請求項4】 請求項2に記載のチャネル制御装置にお
いて、 チャネル装置には、 要求に応じて論理経路制御手段が行う論理経路の設定お
よび除去の処理の結果を取り込んでその論理経路を示す
論理経路識別情報と、その要求を発した仮想計算機の仮
想計算機識別情報とに対応させて蓄積し、かつ制御手段
が参照可能な蓄積手段が個別に含まれ、 制御手段には、 特定のチャネル装置、論理経路識別情報および送出元の
仮想計算機の仮想計算機識別情報を含むチャネルコマン
ドが与えられたときに、前記蓄積手段の内、そのチャネ
ル装置に含まれるものからその論理論理経路識別情報お
よび仮想計算機識別情報に対応した処理の結果を検索し
て中央処理装置に与える手段を含むことを特徴とするチ
ャネル制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22042694A JPH0883233A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | チャネル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22042694A JPH0883233A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | チャネル制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0883233A true JPH0883233A (ja) | 1996-03-26 |
Family
ID=16750934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22042694A Withdrawn JPH0883233A (ja) | 1994-09-14 | 1994-09-14 | チャネル制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0883233A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002530778A (ja) * | 1998-11-24 | 2002-09-17 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | 複数の仮想ダイレクトメモリアクセスチャネルをサポートするためのダイレクトメモリアクセスエンジン |
-
1994
- 1994-09-14 JP JP22042694A patent/JPH0883233A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002530778A (ja) * | 1998-11-24 | 2002-09-17 | アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド | 複数の仮想ダイレクトメモリアクセスチャネルをサポートするためのダイレクトメモリアクセスエンジン |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011120 |